JPH0368843A - 分光光度計用セル - Google Patents
分光光度計用セルInfo
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- JPH0368843A JPH0368843A JP20624789A JP20624789A JPH0368843A JP H0368843 A JPH0368843 A JP H0368843A JP 20624789 A JP20624789 A JP 20624789A JP 20624789 A JP20624789 A JP 20624789A JP H0368843 A JPH0368843 A JP H0368843A
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Landscapes
- Optical Measuring Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
童栗上曵田亙公盟
本発明は、分光光度計用セルに関する。
′、 のa題古
原子または分子が電磁波の一種である光を吸収または発
光する際のスペクトルを研究対象とする分光学は、物性
研究の手段として、広く利用されている。分光学で使用
する電磁波は、分析の対象に応じて、マイクロ波・ミリ
波などの電波から、赤外・可視・紫外などの光、X線・
γ線などの放射線領域にまで及ぶ。この様な広範な電磁
波の中でも、分子のエネルギー準位に対応させることに
より、電子の状態による吸収・発光現象の測定をするこ
とになる光領域の分光が、最も広く使用されている。特
に、医学領域での生化学検査の大部分は、この光領域の
測定により行われている。
光する際のスペクトルを研究対象とする分光学は、物性
研究の手段として、広く利用されている。分光学で使用
する電磁波は、分析の対象に応じて、マイクロ波・ミリ
波などの電波から、赤外・可視・紫外などの光、X線・
γ線などの放射線領域にまで及ぶ。この様な広範な電磁
波の中でも、分子のエネルギー準位に対応させることに
より、電子の状態による吸収・発光現象の測定をするこ
とになる光領域の分光が、最も広く使用されている。特
に、医学領域での生化学検査の大部分は、この光領域の
測定により行われている。
分光光度分析では、ランペルトルベールの法則に従って
、セル中の試料を同定する。より具体的には、発光の場
合には、セルからの光を検出して、光の波長・強度など
から、試料を同定する。臨床生化学検査では、蛍光など
も利用される。
、セル中の試料を同定する。より具体的には、発光の場
合には、セルからの光を検出して、光の波長・強度など
から、試料を同定する。臨床生化学検査では、蛍光など
も利用される。
分光光度分析に際しては、広い波長領域での測定が可能
であれば、検体のより正確な同定が可能となる。一般に
、生化学検査においては、遠赤外から紫外領域までの非
常に広い範囲の波長領域が使用されており、また、最近
は光センサの検出感度も著しく向上しているので、極く
低濃度の物質も容易に検出される様になってきている。
であれば、検体のより正確な同定が可能となる。一般に
、生化学検査においては、遠赤外から紫外領域までの非
常に広い範囲の波長領域が使用されており、また、最近
は光センサの検出感度も著しく向上しているので、極く
低濃度の物質も容易に検出される様になってきている。
セル材料としては、赤外・可視領域の光に対しては、ア
クリル樹脂などのプラスチック材料が使用できるが、紫
外領域の光に対しては、現在のところ石英クリスタルの
みが使用可能であるに過ぎない。これは、プラスチック
材料の大部分が400nm以下の紫外領域の光を殆ど透
過しないため、紫外領域を含む分光分析用のセル材料と
なり得ないからである。一方、石英クリスタルは、高価
であり、かつ壊れやすいという問題点を有している。
クリル樹脂などのプラスチック材料が使用できるが、紫
外領域の光に対しては、現在のところ石英クリスタルの
みが使用可能であるに過ぎない。これは、プラスチック
材料の大部分が400nm以下の紫外領域の光を殆ど透
過しないため、紫外領域を含む分光分析用のセル材料と
なり得ないからである。一方、石英クリスタルは、高価
であり、かつ壊れやすいという問題点を有している。
最近の臨床検査では、測定項目が著しく増加しており、
特に紫外領域での測定は、酵素反応・免疫反応を利用す
る検査においても、非常に盛んに行なわれている。例え
ば、酵素反応で良く利用されているNADPHにコチン
アミド アデニンジヌクレオチド ホスフェート)は、
340nmでの吸光度の変化を調べる検査の対象となる
が、この反応は、非常に安定しており、各種の酵素反応
にも応用できる。従って、これらの酵素反応が安価に且
つ簡単に測定できる様になれば、臨床検査でもより多く
利用され、より精度の高い病状診断が可能となる。
特に紫外領域での測定は、酵素反応・免疫反応を利用す
る検査においても、非常に盛んに行なわれている。例え
ば、酵素反応で良く利用されているNADPHにコチン
アミド アデニンジヌクレオチド ホスフェート)は、
340nmでの吸光度の変化を調べる検査の対象となる
が、この反応は、非常に安定しており、各種の酵素反応
にも応用できる。従って、これらの酵素反応が安価に且
つ簡単に測定できる様になれば、臨床検査でもより多く
利用され、より精度の高い病状診断が可能となる。
。題占を パ るための ・几
本発明者は、上記の如き従来技術の問題点に鑑みて研究
を重ねた結果、透明固体状フッ化ピッチが、分光光度計
用セルの素材として、極めて優れた性能を備えているこ
とを見出し、本発明を完成するにいたった。
を重ねた結果、透明固体状フッ化ピッチが、分光光度計
用セルの素材として、極めて優れた性能を備えているこ
とを見出し、本発明を完成するにいたった。
即ち、本発明は、透明固体状フッ化ピッチを素材とする
分光光度計用セルに係る。
分光光度計用セルに係る。
本発明で使用する透明状フッ化ピッチは、ピッチ(等方
性ピッチ、メソフェーズピッチ、水素化メソフェーズピ
ッチ、メンカーボンマイクロビーズなど)を例えば0〜
350℃でフッ素ガスを使用してフッ素化することによ
り、製造される。より具体的には、例えば特開昭62−
275190号公報に開示されたものを使用することが
できる。
性ピッチ、メソフェーズピッチ、水素化メソフェーズピ
ッチ、メンカーボンマイクロビーズなど)を例えば0〜
350℃でフッ素ガスを使用してフッ素化することによ
り、製造される。より具体的には、例えば特開昭62−
275190号公報に開示されたものを使用することが
できる。
フッ化ピッチは、一般に下記の様な構造または性質を備
えている。
えている。
(a)実質的に炭素とフッ素とがらなっている;(b)
フッ素化縮合シクロヘキサンリングを含む層が積層構造
を形成するように積層された構造を有している; (c)F/Cが0.5〜1.8の範囲にある;(d)粉
末X線回折において、 ・約13° (2θ)に最大強度を有する1つのピーク
を有し、 ・約40’ (2θ)において、約13゜(2θ)に
現れる前記ピーク強度よりも低い強度の1つのピークを
有し、且つ ・■3° (2θ〉より低回折角側にピークを有しない
; (e)化学分析用電子分光スペクトルにおいて、・約2
90.0±t、oeV付近にCF基による1つのピーク
を有し、 ・約292.5±0.9eV付近にCF2基による1つ
のピークを有し、且つ ・CF 2基によるピークのCF基によるピークに対す
る強度比が0.■5〜1.5である: (f>真空蒸着により薄膜を形成することが出来る。
フッ素化縮合シクロヘキサンリングを含む層が積層構造
を形成するように積層された構造を有している; (c)F/Cが0.5〜1.8の範囲にある;(d)粉
末X線回折において、 ・約13° (2θ)に最大強度を有する1つのピーク
を有し、 ・約40’ (2θ)において、約13゜(2θ)に
現れる前記ピーク強度よりも低い強度の1つのピークを
有し、且つ ・■3° (2θ〉より低回折角側にピークを有しない
; (e)化学分析用電子分光スペクトルにおいて、・約2
90.0±t、oeV付近にCF基による1つのピーク
を有し、 ・約292.5±0.9eV付近にCF2基による1つ
のピークを有し、且つ ・CF 2基によるピークのCF基によるピークに対す
る強度比が0.■5〜1.5である: (f>真空蒸着により薄膜を形成することが出来る。
なお、上記のフッ化ピッチを空気、窒素ガスまたは不活
性ガス雰囲気中で約250〜600℃で熱分解して得ら
れる物質も該フッ化ピッチと同様な性質を有しているの
で、分光光度計用セルに使用できる。本明細書において
は、“フッ化ビッチパという用語は、この様な熱分解物
質をも包含するものである。
性ガス雰囲気中で約250〜600℃で熱分解して得ら
れる物質も該フッ化ピッチと同様な性質を有しているの
で、分光光度計用セルに使用できる。本明細書において
は、“フッ化ビッチパという用語は、この様な熱分解物
質をも包含するものである。
また、フッ化ピッチには、透明なものと透明度の低い或
いは不透明なものとがある。透明なフッ化ピッチの場合
には、これをセルの形状に切り出し、表面を研磨するこ
とにより、セルを製造する。
いは不透明なものとがある。透明なフッ化ピッチの場合
には、これをセルの形状に切り出し、表面を研磨するこ
とにより、セルを製造する。
一方、透明性の低い或いは不透明なフッ化ピッチの場合
には、これをフッ素雰囲気中で140〜400℃程度の
温度で1〜↓2時間程度熱処理して、無色透明状の固体
状フッ化ピッチとし、セルの形状に切り出し、表面を研
磨することにより、セルを製造する。
には、これをフッ素雰囲気中で140〜400℃程度の
温度で1〜↓2時間程度熱処理して、無色透明状の固体
状フッ化ピッチとし、セルの形状に切り出し、表面を研
磨することにより、セルを製造する。
因みに、本発明で使用する透明状フッ化ピッチの光透過
度(A>を石英クリスタル光透過度(B)および通常の
プラスチックの光透過度(C)と対比して、模式的に示
すと第1図の様になる。第1図は、それぞれの材料の最
大光透過率を100とした場合の光透過率と波長(nm
)との関係を示している。
度(A>を石英クリスタル光透過度(B)および通常の
プラスチックの光透過度(C)と対比して、模式的に示
すと第1図の様になる。第1図は、それぞれの材料の最
大光透過率を100とした場合の光透過率と波長(nm
)との関係を示している。
第1図から明らかな様に、通常のプラスチックの場合に
は、可視光の最短波長である400nm近辺で透過度が
低下してしまうのに対して、本発明で使用する透明状フ
ッ化ピッチの場合には、紫外領域をほぼカバーし得る2
0Onm付近まで光透過度が低下しない。従って、本発
明の透明状フッ化ピッチは、非常に安価でありながら、
石英グリスタルに近い優れた紫外領域での透過特性を有
する分光光度計用セル材料として、有用である。
は、可視光の最短波長である400nm近辺で透過度が
低下してしまうのに対して、本発明で使用する透明状フ
ッ化ピッチの場合には、紫外領域をほぼカバーし得る2
0Onm付近まで光透過度が低下しない。従って、本発
明の透明状フッ化ピッチは、非常に安価でありながら、
石英グリスタルに近い優れた紫外領域での透過特性を有
する分光光度計用セル材料として、有用である。
第2図は、分光光度計のセルの一般的な形状を示す斜面
図であり、4枚の板状体が接着されてセルを形成してい
る。本発明においては、セルを形成する4枚の板状体を
透明状フッ化ピッチにより構成しても良い。
図であり、4枚の板状体が接着されてセルを形成してい
る。本発明においては、セルを形成する4枚の板状体を
透明状フッ化ピッチにより構成しても良い。
或いは、価格をより一層低下させるために、第3図に示
す様に、光透過用の透過窓(3)、(3)のみを透明状
フッ化ピッチにより構成し、そ”の他の部分(5)を安
価なプラスチックにより構成して、画部分を接着しても
良い。
す様に、光透過用の透過窓(3)、(3)のみを透明状
フッ化ピッチにより構成し、そ”の他の部分(5)を安
価なプラスチックにより構成して、画部分を接着しても
良い。
及−咀一り一勲一逮
本発明によれば、下記の如き顕著な効果が達成される。
(a)セル材料として使用する透明状フッ化ピッチは、
非常に安価でありながら、石英クリスタルに近い優れた
紫外領域での透過特性を有している。
非常に安価でありながら、石英クリスタルに近い優れた
紫外領域での透過特性を有している。
(b)従って、いわゆる“ディスポーザブルタイプ′°
の分光光度計用セルとして使用することが可能である。
の分光光度計用セルとして使用することが可能である。
(c)また、分光光度計としては、従来の機器をそのま
ま使用することができる。
ま使用することができる。
大−旌一舅
以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより
一層明確にする。
一層明確にする。
実施例1
コールタールピッチ(QI=O%)に等量のアントラセ
ン油を加え、窒素雰囲気下450°Cで1時間熱処理し
て、水素化メソフェーズピッチを得た。
ン油を加え、窒素雰囲気下450°Cで1時間熱処理し
て、水素化メソフェーズピッチを得た。
この水素化メソフェーズピッチを70℃、1気圧で1.
0時間フッ素化反応に供して、固体状フッ化ピッチを生
成させた。
0時間フッ素化反応に供して、固体状フッ化ピッチを生
成させた。
次いで、この固体状フッ化ピッチをさらに250℃、1
気圧で5時間フッ素化反応に供して、無色透明のフッ化
ピッチ74.9重量%と無色透明の液状フルオロカーボ
ン15.1重量%とを得た。
気圧で5時間フッ素化反応に供して、無色透明のフッ化
ピッチ74.9重量%と無色透明の液状フルオロカーボ
ン15.1重量%とを得た。
得られた透明状フッ化ピッチの一部(0,8■〉をKB
r300■と混合して、ディスクとし、積分球の前に保
持して、透過率を測定した。結果は、第4図に示す通り
である。透過率は、混合物の値からKBrの値を引いた
もので表わしている。
r300■と混合して、ディスクとし、積分球の前に保
持して、透過率を測定した。結果は、第4図に示す通り
である。透過率は、混合物の値からKBrの値を引いた
もので表わしている。
使用した装置および測定条件は、下記の通りである。
*装置:日立自記分光光度計330型(日立製作所(製
)〉 測定波長=200〜850 nm 検知器:フォトマル(200〜850nm)光源:D2
ランプ(200〜350nm)WIランプ(350〜8
500m) 付属装置:60mmφ積分球 *条件:走査速度:120nm/分 スリット:6nm(200〜850nm)レスポンス;
4秒 スケール:0〜100%(透過率〉 第4図から明らかなように、上記で得られた透明状フッ
化ピッチは、分光光度計用セルの素材として優れた性質
を備えている。
)〉 測定波長=200〜850 nm 検知器:フォトマル(200〜850nm)光源:D2
ランプ(200〜350nm)WIランプ(350〜8
500m) 付属装置:60mmφ積分球 *条件:走査速度:120nm/分 スリット:6nm(200〜850nm)レスポンス;
4秒 スケール:0〜100%(透過率〉 第4図から明らかなように、上記で得られた透明状フッ
化ピッチは、分光光度計用セルの素材として優れた性質
を備えている。
第1図は、本発明で使用する透明固体状フッ化ピッチの
光透過率を通常のプラスチックおよび石英クリスタルの
光透過率と対比して模式的に示すグラフである。 第2図は、分光光度計用セルの一般的な形状を示す斜面
図である。 第3図は、本発明による分光光度計用セルの一例を示す
断面図である。 第4図は、本発明で使用する透明固体状フッ化ピッチの
一例の光透過率を示すグラフである。 (1)・・・分光光度計用セル (3)・・・透過窓 (5)・・・プラスチック部分 (以 上〉 第 図 光波長 (nm) 第 図 第 図 流失(nm)
光透過率を通常のプラスチックおよび石英クリスタルの
光透過率と対比して模式的に示すグラフである。 第2図は、分光光度計用セルの一般的な形状を示す斜面
図である。 第3図は、本発明による分光光度計用セルの一例を示す
断面図である。 第4図は、本発明で使用する透明固体状フッ化ピッチの
一例の光透過率を示すグラフである。 (1)・・・分光光度計用セル (3)・・・透過窓 (5)・・・プラスチック部分 (以 上〉 第 図 光波長 (nm) 第 図 第 図 流失(nm)
Claims (1)
- (1)透明固体状フッ化ピッチを素材とする分光光度計
用セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20624789A JPH0368843A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 分光光度計用セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20624789A JPH0368843A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 分光光度計用セル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368843A true JPH0368843A (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=16520174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20624789A Pending JPH0368843A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 分光光度計用セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0368843A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053985U (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-22 | 株式会社堀場製作所 | 比色計用測定セル |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP20624789A patent/JPH0368843A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053985U (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-22 | 株式会社堀場製作所 | 比色計用測定セル |
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