JPH0367575A - 葉たばこ乾燥機における湿度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、葉たばこ乾燥機において、乾燥工程の終わっ
た葉たばこの取り扱いを容易にするために葉たばこに適
度な湿度を与える湿度制御装置に関する。

〔従来の技術〕

タバコの乾燥というのは、−膜層産物でみられるような
単なる脱水乾燥ばかりでなく、それ以前の段階で内容成
分の化学的な変化を図る「キユアリング」という過程を
経ることが重要であり、このキユアリングを経ながら脱
水乾燥されてはじめて、たばこの原料である「葉たばこ
」になる（村岡洋三編著「タバコの乾燥法」社団法人農
山漁村文化協会、昭和４５年ｌＯ月１５日、第２版発行
〉このような、たばこの原料としての「葉たばこ」にな
るように乾燥する設備が葉たばこ乾燥機であり、近年で
は、複雑な温度、湿度管理を行う操作を自動化するため
に、コンピュータが使用されてきている。

現在使用されているコンピュータ制御乾燥機は、概略第
３図に示すような乾燥プログラムが数種〜１０種程皮紐
み込まれており、これを適宜選択して乾燥する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このようにして乾燥を終了した時点での乾葉は、含有水
分が例えば数％程度と極めて少ないため、手で扱うと粉
砕したり損傷がひどく、従ってこれを取り下ろし貯蔵す
るに適した葉の状態にするためには、取り扱いに支障の
ない程度まで、空気中の水分を適当に吸湿させなければ
ならない。

しかし、夏場晴天時は、空気の相対湿度の高くなる時間
帯（午前０時〜午前６時頃迄）を除いては効果が少なく
、そのため、担当者が夜中に起きて乾燥機の操作をして
いるのが現状である。特に数棟から、数十棟を管理する
共同乾燥場では、この作業が連日にわたるので、大変な
労力負担になる。また、１湿作業の時間帯を逸すると、
１日後の同時間帯まで待つか、散水等の措置を講するこ
とになり、乾燥機の次の葉たばこの運転にも支障をきた
していた。

本発明の目的は、前記従来の問題を解決しようとするも
のであり、この吸湿作業を無人化することにより深夜労
働の負担を解消し、乾燥機の回転率を高めコストダウン
を図ることにある。

〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本発明の葉たばこ乾燥機にお
ける湿度制御装置は、コンピューター制御葉たばこ乾燥
機において、乾燥工程終了後に、相対湿度の比較的高い
空気を乾燥室内に設定時間導入するプログラムを備えた
ことを特徴とする。

この葉たばこ乾燥機の湿度制御装置において、乾燥工程
終了後に、外気の相対湿度が比較的高くなる時刻から所
定の時間、乾燥室内に外気を導入するプログラムを備え
たものとすることができる。

〔作用〕

本発明においては、第３図に示した乾燥プログラムに、
次の第１表のような湿度制御のためのプログラムを付加
し、第１図に示したフローチャートに基づいて乾燥後の
吸湿操作を自動化する。

このプログラムは、時限装置の役割をなし、夜中に自動
的に運転再開し所期の効果を得ることができる。

第　　１　　表 〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。第
２図は本発明に係るコンピュータ制御乾燥機の概略構成
を示すものである。同図おいて、■は乾燥室であり、葉
たばこＴが室内に吊り下げられている。２は温度制御用
のバーナー　３は送風機、４は外気取入弁を示している
。これらのバーナー２、送風機３及び外気取入弁４は、
乾燥室ｌ内に設置された温度センサ６、湿度センサ７か
らの信号に基づいて、コンピュータ５により制御される
。８は設定温度や時間等を人力するための入力装置であ
る。

このコンピュータ制御により、バーナー２は設定温度に
到達すると消火し、設定温度以下で点火する。送風機は
、通常は全期間で運転される。空気取入弁４は、設定湿
球温度以上で開き、それ以下では閉じる。あるいは、設
定湿球温度を保つように開度を調節される。

コンピュータ５では、第３図に示すような乾燥プログラ
ムを実行した後、第１図のプログラムに従って湿度制御
を行う。

たとえば、午後５時に乾燥終了した乾葉を午前２時より
３時間吸湿させて、明朝８時から取下ろし貯蔵をする場
合、第１表の付加プログラムを利用し、第１工程の時間
設定を９時間（午後５時より午前２時迄）、第２工程の
時間設定を３時間にセットし、運転スイッチを入力すれ
ば、９時間休止した後午前２時に自動的に運転再開し、
３時間比較的相対湿度の高い外気を吸入し、乾葉に吸湿
させることができる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上の構成よりなるため、以下の効果を奏す
る。

■　乾燥工程終了後の吸湿制御を人手によらず自動的に
行うことができるため、深夜の作業を解消することがで
き、作業者の負担が軽減される。

■　プログラム通りの時間に吸湿操作が行われるため、
人手の時のように時間を逸することがなく、次の葉たば
この運転に支障を来すことがなくなるため、効率的な乾
燥機の運用ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る吸湿制御のプログラムの手順を示
すフローチャート、第２図は本発明に係る乾燥機制御装
置の構成を示す概略図、第３図はコンピューター制御装
置に入力されている乾燥プログラムの１例を示す乾燥工
程図である。 第３図において、実線は乾球温度経過、破線は湿球温度
経過、（〉内数字は設定時間を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コンピューター制御葉たばこ乾燥機において、乾燥
   工程終了後に、相対湿度の比較的高い空気を乾燥室内に
   設定時間導入するプログラムを備えたことを特徴とする
   葉たばこ乾燥機における湿度制御装置。 ２、乾燥工程終了後に、外気の相対湿度が比較的高くな
   る時刻から所定の時間、乾燥室内に外気を導入するプロ
   グラムを備えたことを特徴とする請求項１記載の葉たば
   こ乾燥機における湿度制御装置。