JPH0367182A - 電力量誤差測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被検査計器である電力量計の誤差を測定する
電力量誤差測定装置に関し、更に詳しくは、電力量誤差
測定装置の内部回路、具体的には電力量誤差測定装置の
計量試験用電力量計（以下、標準器と称す）以外のマイ
コン回路およびソフトウェア等を自己検査し得る電力量
誤差測定装置に関する。

（従来の技術） 従来、電力量誤差測定装置の標準器以外のマイコン回路
およびソフトウェアの自己検査は、予め測定誤差の判明
している標準器と予め測定誤差が判明している電力量計
を誤差測定装置で誤差測定し、所定の誤差値が正しく出
力されるか否かζ行っていた。

この場合において、電力量計（無効電力量計も同様）の
誤差測定は第２図に示す結線図で行われる。すなわち、
この誤差測定方法では、検査すべき電力量計１および予
め測定誤差が判明している標準器２の入力端を虚負荷試
験器３に接続するとともに、電力量計１および標準器２
の出力端を計数装置４に接続している。虚負荷試験器３
は所望の電圧値、電流値および電圧−電流間の位相を任
意に設定出力できるものであり、これにより電流値以外
の例えば電圧値、位相、周波数等の電気値条件を同一に
した信号を電力量計１および標準器２に供給できるとと
もに、また電力量計１に対しては任意の負荷電流、例え
ば定格電流、定格電流の２分の１．５分の１を供給でき
るようになっている。なお、虚負荷試験器３の端子ＳＯ
，Ｓｌ。

Ｓ２は電源端子である。

以上のように接続した後、虚負荷試験器３から電圧およ
び電流を供給すると、電力量計１および標準器２はそれ
ぞれ電力量を計量するとともに、この計量値に比例した
パルス信号を計数装置４にそれぞれ供給する。計数装置
４はこれらのパルス信号を計数して表示する。ここで、
所定期間計量動作１７て、その計数値により電力量計１
から１−ＩＪ力されたパルス数がｎで、標準器２から出
力されたパルス数がＮであるとすると、次式により標準
器２に対する電力量計１の誤差ε１が求められる。

ε１＝　（（Ａｎ−Ｎ）／ＮＩ　Ｘ１００　［％］但し
、 Ａ−（（標準器の発信パルス定数） ÷（電力量計の発信パルス定数）） Ｘ（標準器側印加電流） ÷（電力量計側印加電流）） そして、この誤差ε１に対して標準器２の誤差ε２を加
算することにより電力量計１の誤差εｔが次式のように
得られる。

εを一ε１＋ε２　　［％］ 以上のようにして、被検査計器である電力量計の誤差を
測定した後、電力量誤差測定装置の有効電力部（無効電
力部も同じ）に対する被検査計器である電力量計の誤差
を判明させ、電力量誤差測定装置で誤差演算した結果と
等しいかどうかによって電力量誤差測定装置のマイコン
回路およびソフトウェアの自己検査を行っている。

（発明が解決しようとする課題） 以上説明した従来の誤差測定方法では、電力量計１の測
定誤差を得るために多大の手間と時間を必要とし、煩雑
で非経済的であるという問題がある。

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、簡単かつ適確に自己検査を行うことができ
る電力量誤差測定装置を提供することにある。

〔発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明の電力量誤差測定装置
は、被検査計器の誤差を測定する電力量誤差測定装置で
あって、前記被検査計器に供給する前記電気信号と同じ
電気信号を供給され、被検査計器に対し基準値となる基
準電力信号を発生する基準信号発生手段と、被検査計器
から出力され計量信号および前記基準信号発生手段から
発生する基準電力信号を供給され、両信号に基づいて被
検査計器の誤差を測定する誤差測定手段と、被検査計器
から出力される計量信号の代わりに前記基準信号発生手
段からの前記基準電力信号を前記誤差測定手段に供給し
て検査する検査手段とを有することを要旨とする。

（作用） 本発明の電力量誤差測定装置では、被検査計器から出力
される計量信号の代わりに基準電力信号を誤差測定手段
に供給して検査している。

（実施例） 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る電力量誤差測定装置の
構成を示すブロック図である。同図に示す電力量誤差測
定装置は、例えば三相３線式用の電力量計または無効電
力量計に使用されるものであり、図示しない虚負荷試験
器からの電圧および電流がそれぞれ供給される変圧回路
１１．１３および変流回路１５．１７を有し、これらの
回路でそれぞれ変圧、変流された電圧および電流はそれ
ぞれ有効電力−パルス変換回路１９および無効電力−パ
ルス変換回路２１に供給されている。

有効電力−パルス変換回路１９から出力される有効電力
パルス信号Ｐおよび無効電力−パルス変換回路２１から
出力される無効電力パルス信号Ｑはそれぞれ誤差演算制
御部２３に供給されるとともに、パルス出力回路２５を
介して外部出力端子４１．４３から外部に出力されるよ
うになっている。なお、このように有効電力パルス信号
Ｐおよび無効電力パルス信号Ｑを外部出力端子４１，４
３を介して外部に出力する理由は有効電力部および無効
電力部の校正を行うためである。

また、図示しない被検査計器は外部入力端子４５．４７
に接続され、この被検査計器からの計量パルス信号には
外部入力端子４５．４７から波形整形回路２７を介して
誤差演算制御部２３に供給される。

更に、誤差演算制御部２３には、表示部２つ、データ記
憶部３１、操作部３３、演算手順記憶部３５が接続され
ている。表示部２９は装置の動作状態や誤差結果を表示
し、データ記憶部３１は設定値や誤差の測定値等を記憶
し、操作部３３は測定に係わる各種条件等を人力し、演
算手順記憶部３５は演算の手順等を記憶しているもので
ある。

また、本電力量誤差測定装置は電源として電源回路３７
を有し、この電源回路３７は外部からの商用電源から内
部回路に必要な各種定電圧を形成し、各内部回路に供給
している。

以上のように構成されたものにおいて、虚負荷試験器か
ら供給される電圧および電流はそれぞれ変圧回路１１．
１３および変流回路１５．１７において内部処理できる
電圧に変換されて、有効電力−パルス変換回路１９およ
び無効電力−パルス変換回路２１に供給され、電力量に
比例した有効電力パルス信号Ｐおよび無効電力量に比例
して無効電力パルス信号Ｑにそれぞれ変換されて誤差演
算制御部２３に供給される。

一方、虚負荷試験器からは同時に被測定計器である電力
量計に電圧および電流が供給されて電力量が計量され、
この計量値に比例した計量パルス信号Ｋが外部入力端子
４５．４７から波形整形回路２７を介して誤差演算制御
部２３に供給される。

また、無効電力量計について同様である。

誤差演算制御部２３は、演算手順記憶部３５に記憶され
ている演算および各種制御を操作部３３から人力される
被検査計器の種類データに基づいて実行し、有効電力パ
ルス信号Ｐまたは無効電力パルス信号Ｑのいずれか一方
と被検査計器からの５１量パルス信号Ｋを計数し、表示
部２９に表示する。

この計数表示の結果、計量パルス信号にの計数値がｎと
なったときの有効電力パルス信号Ｐの計数値をＮとする
と、電力量誤差測定装置の標準器に対する電力量計の誤
差ε１を次式により演算する。

この結果はデータ記憶部３１に記憶されるとともに、表
示部２９に表示される。

次に、電力量誤差測定装置の自己検査、すなわち電力量
誤差測定装置の標準器以外のマイコン回路およびソフト
ウェアの自己検査を行うには、外部出力端子４１．４３
を外部入力端子４５．４７に外部接続し、外部出力端子
４１．４３からの有効電力パルス信号Ｐおよび無効電力
パルス信号Ｑを計量パルス信号にの代わりに外部人力端
子４５゜４７から波形整形回路２７を介して誤差演算制
御部２３に供給する。この結果、誤差演算制御部２３は
、有効電力−パルス変換回路１９および無効電力−パル
ス変換回路２１からそれぞれ供給される有効電力パルス
信号Ｐおよび無効電力パルス信号Ｑと、外部入力端子４
５．４７からら計量パルス信号にの代わりに供給される
有効電力パルス信号Ｐおよび無効電力パルス信号とを上
述した場合と同様に計数測定する。この結果、計数パル
ス信号にの代わりに供給された有効電力パルス信号Ｐの
計数値がｎとなったときの有効電力パルス信号ＰをＮと
すると、電力量誤差測定装置が正常の場合には、ｎ−Ｎ
となり、上式で演算した誤差ε１は０％となり、表示部
２９に表示されるのである。

なお、上記実施例は外部出力端子４１．４３と外部入力
端子４５．４７とを外部で接続する方法であるが、これ
に限定されるものでなく、スイッチ等を設け、自己検査
する場合のみ、このスイッチを介して有効電力パルス信
号Ｐを誤差演算制御部２３に内部で供給するようにして
もよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、被検査計器から出
力される計量信号の代わりに基準電力信号を誤差測定手
段に供給し゛Ｃ検査しているので、簡単かつ適確に電力
量誤差測定装置を自己検査することができ、手間および
時間が低減されるとともに、設定ミス等による動作異常
を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる電力量誤差測定装置
の構成を示すブロック図、第２図は電力量計の誤差測定
用の結線図である。 １１．１３・・・変圧回路 １５．１７・・・変流回路 １９・・・有効電力−パルス変換回路 ２１・・・無効型カーパルス変換回路 纂１図 ３・・・誤差演算制御部 １．４３・・・外部出力端子 ５．４７・・・外部入力端子 ９・・・表示部 １、・・・データ記憶部 ３・・・操作部 ５・・・演算手順記憶部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被検査計器の誤差を測定する電力量誤差測定装置であっ
   て、 前記被検査計器に供給する前記電気信号と同じ電気信号
   を供給され、被検査計器に対して基準値となる基準電力
   信号を発生する基準信号発生手段と、 被検査計器から出力される計量信号および前記基準信号
   発生信号から発生する基準電力信号を供給され、両信号
   に基づいて被検査計器の誤差を測定する誤差測定手段と
   、 被検査計器から出力される計量信号の代わりに前記基準
   信号発生手段からの前記基準電力信号を前記誤差測定手
   段に供給して検査する検査手段とを有することを特徴と
   する電力量誤差測定装置。