JPH0365127A - 清浄水耕栽培法 - Google Patents

清浄水耕栽培法

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JPH0365127A
JPH0365127A JP1198033A JP19803389A JPH0365127A JP H0365127 A JPH0365127 A JP H0365127A JP 1198033 A JP1198033 A JP 1198033A JP 19803389 A JP19803389 A JP 19803389A JP H0365127 A JPH0365127 A JP H0365127A
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JP
Japan
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water culture
planting
aggregate
hydroponic
roots
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JP1198033A
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English (en)
Inventor
Masayasu Kobayashi
小林 正泰
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KOBAYASHI KANKYO KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KOBAYASHI KANKYO KAGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 最近、詠菜園芸は従来の土壌栽培から葉菜、果菜、花舟
類を中心に水耕栽培が注目され、年々その栽培面積が増
大しており、土壌栽培に比べて、栽植密度の増大、管理
の容易さ、単位面積当たりの収量の増加、生育の大幅な
促進等の効果が期待されているが、現実は施設費に多額
の出費を必要とし、さらに、消耗資材費、播種、定植の
問題、特に培養液の汚染による病気の発生、これの防除
のための農薬の使用等による清浄野菜といえない栽培管
理等、問題が多い。
本発明は、これらの問題点を一挙に解決する清浄水耕栽
培法に関するものである。
(従来の技術) 現在の水耕栽培は、液面上下法、環流法、通気法、落し
込み法、噴霧法により、水耕栽培の隘路である水耕液中
の作物に必要な溶存酸素(Do)の供給保持を図ってお
り、それぞれ多大の経費が必要とされる。また、作物の
定植用には、一般に発泡スチロールパネル、ロックウー
ル等を用いて、水耕槽の植え面にベット保持体として浮
遊させ、播種用にはウレタンブロック、ロックウールキ
エーブ等を用いており、これらはいずれも、一般に一回
限りの使い棄ての消耗資材であり、また、作業には相当
の労力を消費する。
現在量も普及している給排水系のベット・タンク循環式
を始めほとんどが、根の酸素のとり方は、液中に根を伸
ばし、液中の溶存酸素を吸収するもので、この水中根は
、根毛が全く発達せず長く太く伸びる。もう一つは、根
が湿気中にあって空気中の酸素を吸収するもので、この
湿気生根は、根毛が発達し、酸素の吸収量は、水中根の
3〜4倍で、根量が少ないが、温度適応性幅が大きく、
有用な根圏細菌も多く、病害も少なくなる。従来法のも
のは、はとんど水中根であり、病気の発生も多く、これ
を防除するために、清浄培養で忌避される農薬を使用し
ているのが実情である。
(発明が解決しようとする課B) 前記のように、従来の水耕栽培は、播種、定植に当たっ
て特殊な支持具を必要とし、この作業のため、多大の労
力と消耗資材に関する経費を必要とし、さらに、生育後
段には、葉の横方向への伸長による日陰ができるため、
間引を必要とし、培養液中の溶存酸素の保持には水中根
のため、それぞれの形式に応じ多大の経費のかかる施設
を必要とする。また、無機肥料によ・ってスタートした
培養液も、第1回の収穫後には、切除した水中根の分解
有機物、根より分泌される炭水化物類、アミノ酸類、有
機酸類、ビタミン、核酸、酵素類等により有機性となり
、そのため病源性の微生物が発生し、清浄栽培とはいえ
ない農薬を使用するか、使用しない場合には、毎回培養
液を廃棄更新するという大きな隘路を常にかかえている
本発明は、上記のそれぞれの問題を解決し、水耕栽培の
簡易化を図ると共に、全くの無農薬の清浄栽培を可能に
し、同時に生産コストダウン、増収可能な水耕栽培法を
提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、上記の課題を解決するため鋭意研究の結果
、鉱石を高熱焼成発泡した無機超軽量粒状骨材と光合成
細菌を使用することにより、簡易な方法で無農薬の清浄
栽培が可能であることを知り、本発明を完成するに至っ
たのである。
すなわち、本発明は、水耕栽培用の播種、定植保持材と
して、鉱石を高熱焼成発泡した無機超軽量粒状骨材を用
い、光合rli、wl菌を水耕液に加え、あるいはさら
に葉面撒布剤として用い栽培を行うことを特徴とする清
浄水耕栽培法である。
本発明において、水耕栽培用の播種、定植保持材として
使用する鉱石は、約1000 ’Cの高熱で焼成するこ
とにより発泡状態となるもので、黒曜石、頁岩、絹雲母
などがある。これらの鉱石は、高熱焼成により、発泡し
た超軽量(比重0.1〜0.4)の粒状骨材(以下、骨
材と言う)となり、粒度1〜10m/m、含水量50〜
80%、含水時比重0.2〜0.8で、常に20〜50
%の空気を保持しており、フヨーライト工業■製のフヨ
ーライト(黒曜石より焼成)の化学成分の一例を挙げる
と、次のとおりである。
Stow     77.3   % A1.tO+     12.3   ”Feze3 
    o、74  ttTiOz      0.1
0  ” CaO0,50〃 MgOO,05〃 KtO4,56〃 Nato      4.16  〃 H7 さらに、付着水はミネラル水となり、イオン反応がある
本発明において使用する光合成細菌は、ロドスピリルア
エーシエ(Rhodospirj 1laceae)科
のロドスピリラム(Rhodospirillum) 
、ロドシュードモナス(Rhodopseudomon
as)、ロドビラー(Rhodopila) 、ロドバ
クタ−(Rhodobacter) 、ロドξクロビュ
ーム(Rhodomicrobium)、ロドシクラス
(Rhod。
(yclus)等の各層、エクトチオロドスビルアエー
シエ(Ectothiorhodospiraceae
)科のエクトチオロドスピラア(L’ctothior
hodospira)属、クロロフレキシエーシエ(C
hloroflexaceae)科のクロロフレキサス
(Chloroflexus)属、クロネマア(Chl
oronema)属等であり、有機物資化性の強い菌種
の混合株を使用する。これは、本発明者が30余年来研
究した有機性廃水処理に使用するものと同様である。
本発明の清浄水耕栽培法においては、まず、1〜2 m
 / mの粒状骨材を、深さ10〜20CI11の播種
容器に0.2〜2cm厚に入れ、水耕液はEC(電気型
導度)0.2〜0.311Is/CIfi(ミリ・シー
メンス・パー・センチメーター)のものを、上記容器に
深さ5〜10cm入れる。これにより含水時比重0.2
〜0.8の骨材は、水面に浮遊する状態となるので、こ
れに適当な間隔で葉菜類、果菜類あるいは花卉類の種子
を播く。葉菜類のサニーレタスの種子の場合について述
べると、20°C前後で1〜2日で発芽するが、骨材は
20〜50%の空気を保有するので、通気の必要はなく
、1週間前後で良く発根して生長し、木葉2〜5葉とな
る。
この状態になれば、水槽(巾1〜1.5m、深さ20〜
30cm)にEC0,8〜1.0ms/cmの濃度の水
耕液を深さ15〜20C11作り、さらに、これに光合
成細菌を水耕液量の0.05〜0.1%添加し、この上
面に3〜7m/mの骨材を厚さ1.5〜3 cmに投入
浮遊させ、下部よりブロアーで散気通気をする。このよ
うな状態にした水槽に、前記7〜10日生育した菌をビ
ンセット等で採り、5〜7×5〜7cm間隔(従来法は
通常15X10cm)に定植する。従来法に比べ2〜3
倍の密度の定植が可能な理由は、厚さ1.5〜3cT1
1の骨材の部位の発根は、空気20〜50%、水分80
〜50%の骨材含水量のため湿気生根となり、良く発達
した根毛が骨材をだき込んで、サニーレタスを固定しな
がら生長する。水中は水中根となり長い状態で、上記湿
気生根と水耕液中の光合成細菌の栄養生理、ビタミンB
群等の相乗作用により、サニーレタスの葉が一般に四方
に開いて生長するのに対し、直立型の生長となるからで
ある。
従来法は生育が進むにつれ、水耕液は根からの分泌物の
増加等により、無機培養液が有機化し、フザリューム、
ビシューム、フィトフィトラ菌等の病源菌による障害が
発生してくるが、光合成細菌が共存するため、水耕液中
の有機物は瞬時に資化され、病源菌の発芽を不能にして
防除する。また、生育中葉面に夕方100〜500倍希
釈の光合底線菌液を噴霧することにより、葉面よりビタ
ミン、酵素等の生育促進物質が取り込まれ、生育が促進
されると共に、葉面における病源菌障害を防除する。ま
た、通気と骨材の特性により、水耕液の溶存酸素の欠乏
が全くないため、根圧は高く、根圧低下によるCa欠症
(チップバーン)の発生は皆無であった。
定植後30〜40日で収穫可能な状態になるが、1株の
葉数は13〜15枚(従来法では11〜12枚)で、重
量も55〜65g(従来法では45〜55g)で、それ
ぞれ従来法に比べ増収となり、密植と併せると大巾な増
収となる。
なお、上記サニーレタス以外の葉菜類、果菜類および花
卉類の種子も、上記サニーレタスと同様の方法で播種し
て栽培することができる。
(発明の効果) (1)骨材の粒度を変えることにより、同じ材料で播種
、定植ができ、洗浄により、半永久的に使用が可能であ
る。
(2)作物の播種、定植が容易で、作物の保持性もよい
(3)湿気生根が発達し、水中根と共に生育が促進され
、骨材の性状により溶存酸素の不足の心配が皆無である
(4)光合成細菌の添加により、湿気生根との共同作業
で生育は促進され、さらに、生長は垂直型となり、3倍
の密植が可能となった。
(5)光合成細菌の添加により、病源菌の発生を防止し
、完全な無農薬性状栽培ができる。
(6)労力、経費が大巾に節減される。
(7)従来の水耕栽培で不可能な長ネギの栽培を可能に
した。
(8)骨材の使用により、溶存酸素を充分確保し、根圧
が高いので、チップバーンの発生が防止される。
(9)一般家庭で小規模、僅かな経費での水耕栽培を行
うことができる。
00)光合成細菌の葉面撒布により、生育促進と葉面に
おける病源菌の発生を防止できる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を挙げて説明する。
実施例1 サラダ菜を用い、播種には35X20XHIOCmの容
器を2個、定植にはF社のパネル水槽Ll。
42mXW0.98mXH0,22m  2基を用い、
そのうち1基は従来法とし、すなわち、播種にはウレタ
ンブロック、定植には発泡スチロールベットを用い、通
気法で行い対照区とし、1基は本発明の骨材として、フ
ヨーライト工業■製のフヨーライトを用い、播種にはフ
ヨーライト2号(粒度2m/m)、定植にはフヨーライ
ト5号(5m/m)を使用した。光合成細菌はロドシュ
ードモナス・バラストリス、ロドバクタ−・スフェロイ
デスの混合菌を用い、定植水耕液に当初0゜05%、1
5日後さらに0.05%入れて0. 1%とし、通気を
行った。
葉面撒布は定植後、毎日PM5に300倍希釈液を葉面
が僅かにぬれる程度噴霧した。播種のフヨーライト2号
は厚さIC11、定植のフヨーライト5号は厚さ3c1
1とした。ECは共に播種槽0. 2ms/cm、定植
槽は0.9〜1.0ms/cmで、水温は15〜26°
Cであった。
その結果は次のとおりである。
上記のように、本発明の方法は、1株当たり20%の増
収で、定植は対照区15X10CI11に対し、骨材区
は7X7C1で行ったので、約2倍の増収であり、対照
区に3株のチップバーンがあったのに対し、骨材、光合
或細菌区は皆無であった。
実施例2 長ネギ(下仁田ネギ)を用い、播種容器は35X20X
H10cn+のポリ容器、定植はF社パネルL1.1m
XW0.75mXH0,8mを使用して行った。従来法
では定植栽培困難なため、対照区は行わなかった。
骨材は播種用には粒度1 m / mのバーミキュライ
ト(蛭石)を用い、厚さ5 cmにして播種し、10日
間で長さ6CI11まで生長した。定植用にはF社のフ
ヨーライト3号(粒度3m/m)を用い、定植当初は厚
さ10cmとし、1ケ月後は厚さ20cmとした。光合
成細菌は実施例1と同じで、ECI。
2IIIs/CI+の定植用水耕液に液量の0.05%
を添加し、下部より通気した、定植間隔は2.5cmX
2.5CIllとし、光合成細菌による葉面撒布は、3
日に1回200倍希釈用で行った。
水温は18〜 25°Cで、 60日間栽培して収穫した。
その結果は次のとおりであった。
(平均1本) 光合成細菌使用により、 ベト病、 サビ病は皆無 であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水耕栽培用の播種、定植保持材として、鉱石を高熱焼成
    発泡した無機超軽量粒状骨材を用い、光合成細菌を水耕
    液に加え、あるいはさらに葉面撒布剤として用い栽培を
    行うことを特徴とする清浄水耕栽培法。
JP1198033A 1989-08-01 1989-08-01 清浄水耕栽培法 Pending JPH0365127A (ja)

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JP1198033A Pending JPH0365127A (ja) 1989-08-01 1989-08-01 清浄水耕栽培法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108017471A (zh) * 2017-12-20 2018-05-11 江西瑞博特生物科技有限公司 一种土壤调节剂及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232321A (ja) * 1986-04-02 1987-10-12 エーザイ生科研株式会社 水耕栽培装置
JPS634659B2 (ja) * 1980-11-17 1988-01-29 Shimadzu Corp

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