JPH0358722A

JPH0358722A - 植物栽培システム

Info

Publication number: JPH0358722A
Application number: JP1191330A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Oka; 洋岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-07-26
Filing date: 1989-07-26
Publication date: 1991-03-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、新しい植物栽培のシステムに関する。

（従来の技術）近年、植物を土壌なしで栽培する水耕栽培法が注目され
る様になった。

水耕栽培法は、自然環境条件に左右される度合が小さく
、植物の育成を人為的にコントロールし易い事、単位面
積当りの生産性が高い事、さらに清潔な作業環境が実現
できる事等から、将来の植物生産方式として期待されて
いる。

この様な社会背景を受けて、数多くの水耕栽培方式が提
案され、そのいくつかは実用化されている。

水耕栽培に於で、植物の根に水及び必要な栄養分を供給
すると同時に、根系に十分な酸素を供給する事が、極め
て重要である、根系への酸素の供給が不足すると根腐れ等の障害を生ず
る。

この為、従来の水耕栽培方式に於でも、この酸素供給の
為、いろいろな工夫が威されている。例えば、培養液を
間欠的に温排水したり、循環培養液中に強制的に空気を
入れ培養液中の溶存酸素量を増したシ、培養液をシャワ
ー又は霧状にして植物の根に吹きかけたりする方法を採
っている。

（発明が解決しようとする問題点）（２）これらの従来の方法は、設備が犬がかりなものとなり、
又、水をポンプで循環する等の為、多量のエネルギーが
必要で、経済性に問題があり、水耕栽培普及の障害にな
っていた。

本発明者は、かかる問題点を解決すべく鋭意検討（一た
結果、培養液に高分子量の界面活性物質を加え、培養液
を泡立たせ、泡の部分に植物の根を位置させる事により
、簡単な装置で、エネルギー消費も少なく、植物の根に
十分な水、栄養分、酸素を供給できる事乞見出し本発明
に到達した。

（問題点を解決する為の手段）本発明は、上部に、植物体金固定する器具と、下部から
上がってくる泡を切る多孔性の蓋を設けた容器の内部に
、水と必要な栄養分及び高分子量の非イオン性界面活性
物質とから或る水溶液を入れ、この水溶液に空気を吹き
込むか、あるいは水溶液を攪拌する事により泡立たせ、
容器内を泡で満たし、泡の部分に植物の根が存在する様
に植物を固定して、植物を育成する植物栽培シスデムを
提供するものである。

本発明の重要な要素の一つは、培養液を十分に泡立たせ
る界面活性物質にちり、高分子量の非イオン性界面活性
物質が選ばれる。

界面活性物質の分子量が小さいと、植物の根から界面活
性物質が吸収され、植物体の生育に悪影響を与える。又
、イオン性の界面活性物質は、植物の根系と培養液のイ
オノバランスをくずし、植物の栄養分吸収に悪影響を与
える。

界面活性物質の最低分子量は、植物の種類により一概に
規定できないが、少なくとも分子量ｉｏｏｏ以上が必要
である。界面活性物質の分子量は、大きい程、植物の根
から吸収されにくく、又、同一添加量の場合、培養液の
浸透圧が大きくならないので好甘しい。

界面活性物質の添加量は、界面活性物質の種類、分子量
、発泡させる為の動力により一概に規定できないが、一
般に０．　１％から５％の範囲が適当である。

本発明に用いられる高分子量の非イオン性界面活性物質
の具体例として、メチルセルロース、エチルセルロース
の様なセルロースエーテル類、アクリルアミド誘導体の
重合物、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類等があげられる，，特に、セルロース
エーテル類が、安全性、界函活性能の点から推奨される
。

本発明に用いられる栄養分と１〜では、植物の生育に必
要々元素を含む肥料であれば何でもよいが、一般の水耕
栽培用市販肥料金用いる事が、実用的である。

（発明の効果）本発明による植物栽培システムは、以上説明した様に、
簡単な装置で、低エネルギー消費で、植物金水耕栽培で
きる為、従来の水耕栽培の問題点であった経済性の問題
金犬幅に改善できる。

又、使用する水の量も少ないので、移動車中にセットす
る事も可能で、生鮮植物を生産地から消費地まで、生き
たまま届ける事を可能にする。

さらに、鑑賞用植物を、一般家庭内等に釦いて生育させ
るコンパクＩｆ装置ともなり、新しい観賞用植物の形態
を可能にする。

（　５）この様に、本発明は、従来の水耕栽培の問題点を解決し
、大規模な農業から、家庭用の観賞用植物まで、広範な
用途に利用できる。

（実施例）以下、実施例により本発明金具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。

又、実施例中、Ｆ部」とあるのは重量部を表わす。

実施例１微粉ハイボネックス〔発売元：■ハイポネックスジャバ
ン〕１部、メチルセルロース２部金、４００部の水に溶
解した。

この水溶液を深さ２５ｃｍの容器に深さ５ｃｍまで入れ
た。

容器に、多孔性の蓋をし、蓋部に開花前の若いキクを根
をつけた状態で固定しｆｃｏ容器の底部より空気を吹き込み、水溶液を発泡させ、容
器内を泡で満たし、キクの根が泡につつ１れる状態にし
た。

その後、ｌ日１回、吸収又は蒸発により減少した分量の
水を補給し、同時にｐ　Ｈ　ｋ　５．　５〜６．５の（
６）範囲に調整した。

さらに、１週間に１回、水溶液を新しいものと交換した
。

この様にする事で、キクは順調に生育し、開花した。

実施例２キクの代りに、発芽後１０日のコマツナを用い、実施例
１と同様にしてコマツナを生育した。

３０日程度、食用になるまで生長した。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上部に、植物体を固定する器具と、下部から上が
ってくる泡を切る多孔性の蓋を設けた容器の内部に、水
と必要な栄養分及び高分子量の非イオン性界面活性物質
とから成る水溶液を入れ、この水溶液に空気を吹き込む
か、あるいは水溶液を攪拌する事により泡立たせ、容器
内を泡で満たし、泡の部分に植物の根が存在する様に植
物を固定して、植物を育成する植物栽培システム。
（２）高分子量の非イオン性界面活性物質が分子量１０
００以上の、セルロースエーテル類である、特許請求の
範囲第１項に記載の植物栽培システム。