JPH0357359B2 - - Google Patents

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JPH0357359B2
JPH0357359B2 JP58205719A JP20571983A JPH0357359B2 JP H0357359 B2 JPH0357359 B2 JP H0357359B2 JP 58205719 A JP58205719 A JP 58205719A JP 20571983 A JP20571983 A JP 20571983A JP H0357359 B2 JPH0357359 B2 JP H0357359B2
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valve
hole
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valve seat
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、流れの阻止が生じるのを防止する機
構に関し、特に、雌カツプラー内に真空が生じた
場合に該雌カツプラー内に挿入された雄カツプラ
ーが閉止され、雄カツプラーを通り雌カツプラー
から外へ向う液流が一時的に阻止されるのを防止
するための機構が設けられている雌カツプラーに
関する。
技術的背景 加圧状態かまたは非加圧状態にある雄カツプラ
ーに連結されたり外されたりする多くの雌カツプ
ラーが最近市販されている。そのようなカツプラ
ーは、農業用や工業用車輌において使用されてい
るように、液圧機器接続具において広く使用され
ている。米国特許第4303098号はそのようなカツ
プラーを開示している。一方のカ急プラーが加圧
液源からの液を液圧シリンダの一端に供給するよ
うにし、他方のカツプラーが液圧シリンダの他の
端部からの液を受けて液溜へ流すようにした一対
の上述したようなカツプラーを使用する場合に
は、それらのカツプラーの雌カツプラーを通る液
流が、第2の雌カツプラーに関連した方向制御弁
を閉じることによつて意図的に阻止された場合に
問題が生じる。そのような状態においては、液圧
シリンダに出入りする液流はないが、シリンダ内
のピストンは小さく変動できる。シリンダ内での
ピストンのそのような変動は、当該シリンダが取
り付けられている機器が凹凸のある地面上で作動
されることによつて生じる。ピストンが変動する
と、ピストンの一側にある液は圧縮され、他側に
ある液には圧力低下または真空が生じる。圧力低
下や真空は各雌カツプラーに伝えられ、その中の
液が液圧シリンダに向けて外方に流れることにな
る。これにより、雌カツプラー内の主空所内に真
空が生じる。この真空が生じると、雌カツプラー
内に位置決めされた雄カツプラーは動いて該雄カ
ツプラー内のチエツクボールが液圧シリンダから
の液の急激な衝撃により閉じることができるよう
になる。チエツクボールが閉じられると、液圧シ
ステム内に流れ阻止が生じ、これは方向制御弁が
再び開かれると問題を呈する。例えば、方向制御
弁が再開放されると、加圧液が第1雌カツプラー
を通り液圧シリンダのヘツド側端部に流れること
ができるようになる。しかし、シリンダ内のピス
トンは、ピストンのロツド側端部の液が閉止した
雄チエツクボールのために第2雌カツプラーを通
つて流れるのを阻止されているために、動くこと
ができない。現在まで、この問題を修正すること
ができる唯一の方法は、初めに流れを逆にして液
圧シリンダのロツド側端部に関連した雄チエツク
ボールを開き、それから再び流れを逆にし、液圧
シリンダのヘツド側端部に向けるのである。
発明の摘要 本発明は以上の点に鑑み、雌カツプラーから液
が流出するのを一時的に阻止されているときに、
雌カツプラー内に真空が生じた場合、該カツプラ
ー連結されている雄カツプラーが閉止されのを防
ぐための流れ阻止防止手段を備えた雌カツプラー
を提供することにある。
すなわち、本発明に係る雌カツプラーは、ハウ
ジングと;該ハウジング内に移動可能に取り付け
られた受入部材で、その内部に主空所及び当該受
入部材の一端に雄カツプラーを受け入れる係合
孔、並びに主空所と係合孔とを連通する通路を有
し、また、上記空所に連通された第1及び第2孔
を有する受入部材と;上記通路を通る液流を制御
するための主弁手段で、内部に上記第1及び第2
孔の間を連通するための内部通路を有し、また、
当該主弁手段が閉位置にあるときに受入部材の上
記通路を通り上記係合孔内に伸びるシステムを備
える弁部材を有する主弁手段と;上記第2孔を閉
じる位置と開く位置との間で可動で、第2孔を通
る液流を制御するための副弁手段と;上記ハウジ
ング内で受入部材を直線的に動かし、また、上記
副弁を閉位置から開位置へ動かすためのレバー動
作カム手段と;上記第1孔及び第2孔の間で主空
所内に位置決めされ、液圧が作用する第1面と、
主弁手段の一部と接触する第2面とを有し、雄カ
ツプラー内の過大な圧力に抗して主弁手段を動く
のを助勢するピストン手段と;主弁手段の上記第
2孔へ向う動きを制限するため主空所内に位置決
めされたストツパ手段と;上記ピストン手段の第
1面に作用する液圧が、主空所内の他の部分内の
液圧に比較し、常に等しいか又は大きくなるよう
にピストン手段の第1面に作用する液圧を制御
し、それにより、上記主空所内に真空が生じたと
きに雌カツプラーと雄カツプラーとの間の連通開
口を閉じるのを防止する流れ阻止防止手段とを備
えている。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳細
に説明する。
第1図には、雄カツプラー12に連結された雌
カツプラー10が示されている。このようなカツ
プラー10,12は、農業用トラクタ等におい
て、加圧液源と作動シリンダの両端との間の流体
接続を行うために、対にして取り付けられるのが
普通である。
雌カツプラー10は、孔16が内部に設けられ
たハウジング14を有している。好ましくは、孔
16は両端で開いている。孔16内には受入部材
18が移動可能に設けられており、該部材は、主
空所20と通路22とを有しており、該通路22
は係合孔24に連通している。好ましくは、主空
所20は部材18の中心に設けられており、係合
孔24は右端部に設けられている。流体は第1孔
26及び第2孔28を通して、主空所20に出入
りする。第1穴26は導管30に連通されてお
り、導管30はその中に設けられた方向制御弁3
2を有している。方向制御弁32は、主空所20
に入り、また時にはそれから出る加圧流体の流れ
る調整する。第1図及び第2図に示すように、第
1孔26は受入部材18の周囲に形成された単一
又は複数の孔とすることができる。第1孔26は
両方向での流れを許容するが、第2孔28は主空
所20から(図示しない)液溜に液が流れるのを
許容する出口孔として主に作用する。液溜に入る
液は再循環して液圧回路内で使用できる。
雄カツプラー12は係合孔24内に挿入可能で
あり、雄逆止弁部材34を有している。逆止弁部
材34は、チエツクボール36、圧縮ばね38、
ストツパ40、弁座42を有しており、チエツク
ボールは弁座42とストツパ40との間に位置決
めされ、通常はばね38によつて弁座42に当接
した閉位置に偏倚されている。逆止弁部34は液
圧ホースの端部に取り付けられており、該ホース
は、内部にピストンを有している液圧シリンダの
一端のような液圧機関に接続されている。シリン
ダ内でのピストンの動きによりホース内を通る液
流を生じる。ストツパ40はチエツクボール36
の右方への動きを制限する作用をなす。
主空所20内には、好ましくはポペツト弁とさ
れる可動主弁46が設けられている。弁46の右
端にはステム48が設けられており、主弁46が
第2図に示す閉位置にあるとき、該ステムは通路
22を通り係合孔24内に伸びている。ステム4
8のすぐ左で、主弁46の周囲には傾斜面50が
設けられており、該傾斜面は、通路22の左周面
に隣接した内部弁座52と係合するようになつて
いる。傾斜面50が弁座52に当接しているとき
は、通路22は閉じられている。この閉位置にお
いて、主弁46は第2図に示す最も右側の位置に
ある。主弁46はまた、内部通路54を有してお
り、該通路は第1孔26と第2孔28との間を連
通する。
主弁46の左には第2孔28があり、該孔は好
ましくは断面円形とされ、受入部材18の長手方
向中心軸線と整合されている。第2孔(出口孔)
28は端部部材56内に設けられている。該部材
56は環状の傾斜外面57を有し、該面はスナツ
プリング60によつて受入部材18の同様に傾斜
の付けられた内面58に当接して保持される。端
部部材56を受入部材18に締め付ける他の方法
も使用することができる。第2孔28は2つの異
る内径62,64を有し、それらは傾斜面66に
よつて接続されている。
副弁68は第2孔28の中に位置決めされ、開
位置と閉位置との間で可動とされている。好まし
くはポペツト弁とされる副弁68は第3図及び第
4図に最も良く示されている。図示のように、副
弁68の右端部は平らな面70を有するヘツドの
形状とされており、面70からは細長いピン71
が右方へ伸びている。副弁68のヘツドの右半分
は好ましくは第4図に示すように三角断面であ
り、丸い角部72を有している。ヘツドからは円
形断面のテーパ部分74で、細長い三角断面ステ
ム76に伸びている。テーパ部分74は端部56
に形成された傾斜面と係合する面をなしている。
ステム76及び平らな右端部70は三角形状とさ
れているが、他の形状とすることもできる。
第1孔26及び第2孔28間で主空所20内に
は可動ピストン78が設けられている。ピストン
78は、主弁46の外面及び受入部材18の内面
に接して動くスリーブ状にされている。ピストン
78は左端面80と右端面82とを有している。
ピストン78の内周面には、傾斜面84及び肩部
86がある。液が主弁46の内部通路54を通つ
て流れると、液はピストン78の左端面80に当
り、それによりピストン78が右へ動く。ピスト
ン78の右方への動く範囲は、受入部材18の内
面の段部88によつて制限され、一方、ピストン
78の左方への動きは端部部材56との接触によ
り制限される。
主空所18内には、主弁46の一部を囲むカラ
ー部材90が設けられている。カラー部材90は
右端面92と左端面94を有している。右端面9
2は、主弁46の一部を囲む圧縮ばね96と常に
接触している。圧縮ばね96は環状シール100
に隣接して位置決めされたリテーナリング98と
当接している。リテーナリング98及びシール1
00は好ましくは主弁のステム48の基部に隣接
して位置決めされる。カラー90の左端面94
は、受入部材18の内面に形成された溝104内
に設けられたリテーナリング102に当接してい
る。圧縮ばね96とリテーナリング102とは、
カラー部材90の動きを制限する。更に、圧縮ば
ね96は主弁46を右方へ付勢し、該弁の傾斜面
50を第2図に示すように弁座52に着座させ
る。圧縮ばね96は、雄カツプラー12が係合孔
24内に挿入されないとき、主弁46を閉位置に
保持し、受入部材18の通路22を通る流れを阻
止する。
第1図及び第2図に示すように、カラー部材9
0の左側の受入部材18内に逃し孔106が設け
られている。この逃し孔106はピストン78と
カラー部材90との間の液を逃す。好ましくは、
逃し孔106を通して逃された液体は(図示しな
い)液溜に戻り、再使用される。
雌カツプラー10は、第1孔26及び第2孔2
8間における主空所20内に位置決めされた、流
れの阻止を防止する弁108を有している。弁1
08は中空ポペツト弁110を有しており、該ポ
ペツト弁はその一端に、ピストン78に形成され
た傾斜面84と係合する第1弁座112を有して
いる。弁108はまた他端に、第2の弁座114
を有している。チエツクボール116は、中空ポ
ペツト弁110の内部を通つて主空所20の左端
から液が外へ流れないように、第2弁座114に
係合可能である。この流出作用は、主空所20の
左端部内の液の圧力が熱膨張により所定値以上に
なつたときにのみ生じる。弁108は主空所20
内で第1及び第2ばね118,120によつて偏
倚されている。第1ばねより大きいばね力を有す
る第1ばね118は、中空ポペツト弁110の内
部肩122と副弁68の右端面70との間に挟ま
れている。第1ばね118は、副弁68から伸び
ている細長いピンによつて、また、中空ポペツト
弁110の内面によつて撓むのを防止されてい
る。第2ばね120は主弁46の内部通路54内
に位置決めされ、通路54の端面124とチエツ
クボール116との間に挟まれている。弁108
は通常、第1弁座112が傾斜面84と係合し、
チエツクボール116が第2弁座114と係合し
て、液の流れを阻止する閉位置に偏倚される。
弁108は、ピストン78の左端面80に作用
する圧力が、常に主空所20の他の部分内の圧力
に等しいかまたはそれより大きくなるように作用
する。これは、液が主弁46の通路54を通り空
所20の左端に流れるのを許容し、それからその
液を保溜して、通路22が開放された後に、主弁
46の左方への動きを制限することにより行われ
る。空所20の左端内の液の圧力が熱膨張のため
に増大すると、チエツクボール116が弁座11
4から外れ、いくらかの加圧液が逃れるようにす
る。チエツクボール116を開くために必要とさ
れる力は、単に主弁46を左方へ動かすことによ
つて主空所の左端部内で増大できる力よりかなり
大きい。これは、熱膨張による加圧液の圧力増大
を逃すのを確実にする。
熱膨張すなわち一時的圧力の衝撃が所望の圧力
限度以上になつた場合にチエツクボール116が
主空所20の左端部から加圧液を逃す機能は、レ
バー156のカム作用により副弁68を開くのを
保証する。主空所20の左端部内の圧力が熱膨張
により増大し、また、増大した圧力を逃す手段が
ないとすると、副ポペツト弁68は開かず、雄カ
ツプラー12は圧力により係合孔24から押し出
される。
雌カツプラー10内に流れ阻止防止弁108を
設け、該弁が右方へ液が流れるのを許容する圧力
より低い圧力における液の左方への流れを阻止す
るように構成することにより、雄チエツクボール
が雌カツプラーに連結されている間、雄チエツク
ボール36が圧力の波動によつて閉じられないよ
うにする。このことは、通路22が開放されてい
る間で雌カツプラー10の主空所20内に真空が
生じるときで方向制御弁32が一時的に閉じられ
ているとき、主チエツクボール36が弁座42に
着座しないことを意味するので重要である。雄カ
ツプラーと雌カツプラーとの間の通路22は、雄
チエツクボール36がピストン78の左端面80
にかかる圧力によつて主弁46を左方へ動かすこ
とができないので、開いたままにされる。雌カツ
プラーの各対の中の弁108を用いることによつ
て、各雌カツプラー10のための方向制御弁32
が開位置に動かしたときに、液の流れの方向に関
係なしに、液を液圧機関に出し入れすることがで
きる。
受入部材18の右端部の周囲には、取付装置1
26が設けられている。この装置は、雄カツプラ
ー12を係合孔24内に保持する作用をなす。装
置126は、内側レース130を有するスリーブ
128を備える。レース130の側部は傾斜が付
けられ、受入部材18の右端部にあるソケツト1
34内に設けられた係合ボール132の受入れを
容易にしている。スリーブ128は、肩部136
とスナツプリング138とによつてハウジング1
4内にしつかり保持されている。
圧縮ばね140は、スリーブ128とリテーナ
リング142との間に挟まれている。リテーナリ
ング142は受入部材18の外面に形成された溝
144内に保持されている。リテーナリング14
2は、圧縮ばね140の力により、ハウジング1
4内に形成された肩部146に当接している。
受入部材18を圧縮ばね140の力に抗して右
方へ動かすため、レバー作動カム148が設けら
れている。カム148はピン150によつてハウ
ジング14に枢着されており、第1及び第2カム
ローブ152,154及びレバーアーム156を
有している。説明を簡単にするため、レバーアー
ム156は初めて水平面内に位置するものとして
説明する。レバーアーム156を第1図に示す点
線で示す位置に持ち上げると、第1カムローブ1
52が受入部材18の左端部に接触するようにな
る。第1カムローブ152が受入部材18を右方
へ動かすと、係合ボール132がソケツト134
から部分的に出てレース130内に入る。係合ボ
ール132がレース130内に位置決めされる
と、雄カツプラーに対する障害のない路が形成さ
れて、該雄カツプラー12が係合孔24内に挿入
できる。この状態において、圧縮ばね140は圧
縮されて、リテーナリング142を介して受入部
材18に左方への力を加える。従つて、受入部材
18は、レバーアーム156が下げられると、初
めての位置に戻される。
レバーアーム156が更に持ち上げられると、
第2カムローブ154が副弁68のステム部分7
6と接触し、それを開位置に向けて右の方へ動か
す。好ましくは、副弁68は係合ボール132が
レース130内に動く前に開放される。副弁の第
2孔28が開かれると、チエツクボール116の
左側にある液はそこから流出できる。これは、少
量の非加圧液がチエツクボール116の左側に残
り、従つて雄カツプラー12が係合孔24内に挿
入されると主弁46が左方へ動くのを可能とす
る。オペレータは一方の手でレバーアーム156
を上方に保持しながら、他方の手で雄カツプラー
12を雌カツプラー内に挿入できる。オペレータ
がレバーアーム156を下げると、カムローブ1
52,154が受入部材18及び弁ステム76か
ら離れる。同時に、圧縮ばね140の力により受
入部材18が左方へ動く。受入部材18が左へ動
くと、幅弁68がばね118,120の力により
閉まり、係合ボール132がレース130から出
てソケツト134に戻る。係合ボール132は雄
チエツク部材34の外周に形成されたリツプ15
8と係合し、雄カツプラー12を係合孔24内に
保持する。
レバー作動カム149の他の実施例が第2図に
示されており、この実施例では4つのカムローブ
152,154,160,162が設けられてい
る。この実施例では、2つの雌カツプラー(その
うちの一方のみを図示してある)10がただ1つ
のオフセツトバーアーム156で作動されるよう
になつている。水平位置より上方ヘレバーアーム
156を動かすことにより、下方雌カツプラー
(図示のもの)を作動し、一方、同レバーアーム
を水平位置よりも下方へ動かすことにより、上方
カツプラー(図示せず)を作動する。レバー動作
カム148や149の主要な目的は、雌カツプラ
ー10と雄カツプラー12とを連結及び連結解除
をしやすくすることにある。カム148や149
は、雄カツプラー12が加圧された状態にあると
きに、特に重要となる。
多数のOリング等のシール部材が、雌カツプラ
ー10内に設けられ、種々のエレメント間の液洩
れを防ぐ。それらのシール部材に関しては当業者
には周知のことなので、詳細な説明はしない。
操 作 加圧された、また、加圧されていない雄カツプ
ラーを雌カツプラー10に連結する操作について
説明する。この説明は、一対の雌カツプラー10
が液圧ホースによつて液圧ピストン・シリンダ装
置の両端に接続されているものとして行う。連結
操作は、シリンダ装置のロツド端部に接続された
雌カツプラーに関するものを説明する。液体は液
圧シリンダ装置のロツド端部から雌カツプラー1
0を通り液溜へ流れるものとする。
非加圧状態での連結 加圧されていない雄カツプラー12を雌カツプ
ラー10に連結するための操作は、次の通りであ
る。初めに、主弁46が第2図に示すように閉位
置にあり、方向制御弁32が閉じ、主空所20か
らは液が流れ出ることができない状態にあり、オ
ペレータがレバーアーム156を持ち上げるもの
とする。このレバーアームの操作により、カムロ
ーブ152は受入部材18の左端部に接触してそ
れを右方へ押すようになる。レバーアーム156
が更に持ち上げられると、第2カムローブ154
が副弁68のステム76と接触し、それを右方へ
動かして開位置とする。これにより、主空所20
内の液は液溜に流れ出ることができるようにな
る。更にレバーアーム156を持ち上げると、レ
ース130がソケツト134と整合して、係合ア
ーム132がレース130内に部分的に入り、雄
カツプラー12が係合孔24内に入れるようにな
る。この時点で、ばね140は受入部材18の右
方への動きによつて圧縮され、従つて、受入部材
18に左方への力を加える。
そこで、オペレータは、レバーアーム156を
一方の手で持ち上げた位置に保持しながら、他方
の手で雄カツプラー12を係合孔24内に挿入す
る。雄カツプラーが挿入されると、オペレータは
レバーアーム156を初めの位置に下げる。これ
によりカムローブ152,154が受入部材18
及び副弁68から離れる。同時に、ばね140は
受入部材を左方へ動かす。受入部材18が左方へ
動くと、係合ボール132はソケツト134内に
戻り、逆止弁部材34の外周面にリツプ158の
すぐ右側で圧接する。これにより、雄カツプラー
は係合孔24内に保持される。
雄カツプラー12が係合孔24内に挿入される
際、ばね96によつて右方へ付勢されている主弁
46のステム48は雄チエツクボール36と接触
し、それを右方へ動かして弁座42から離す。雄
チエツクボール36は、それがストツパ40と接
触するまで、ばね38を圧縮しながら右方へ動か
す。雌カツプラー10の主弁46に作用するばね
96の力は雄チエツクボール36に作用するばね
38の力よりかなり大きい。
チエツクボール36がストツパ40に当接する
と、雄カツプラー12の係合孔24内への挿入
は、主弁46を左方に動かしてばね96,11
8,120を圧縮することになる。主弁46のこ
の左方への動きは、その傾斜面50を内側弁座5
2から離し、それにより通路22を開放する。従
つて、方向制御弁32が開くと、液が通路22を
通つて流れることができる。
方向制御弁32が開くと、液は雄カツプラー1
2から第1孔26を通り液溜へ流れ、また、通路
54を通つて主空所20の左端部へ流れる。主空
所20の左端部へ流れる液は、副弁68がばね1
18,120によつて閉じられているので出口孔
28から外へ出ることはできない。このことは、
該左端部内の液圧が、ピストン78を右方へ付勢
して段部88と接触させる所望の圧力まで増大す
ることを意味する。流れ阻止防止弁108は内側
肩部122に作用するばね118の力によつて右
方へ偏倚されている。該弁108が傾斜面84に
その傾斜部分112において係合すると、液が主
空所20の左端部へ流れることはできなくなる。
この時点から、雄カツプラー12からの全ての液
は雌カツプラー10を通り液溜へ流れる。従つ
て、この連結操作は完了する。
非加圧状態での連結解除 加圧されていない状態での連結を解除するため
には、オペレータは方向制限弁32を閉じ、レバ
ーアーム156を持ち上げる。レバーアーム15
6を持ち上げると、受入部材18が副弁68が開
口されると一緒に右方へ部分的に動かされ、それ
により、加圧液を主空所20から逃がす。液が主
空所20から流出すると、主弁46はピストン7
8とともに左方へ動き、雄チエツクボール36が
弁座42に着座するのを可能にする。更にレバー
アーム156を持ち上げると、係合ボール132
がレース130内に入り、雄カツプラー12を係
合孔24内に保持していた力を逃がす。オペレー
タが一方の手で雄カツプラー12を右方へ引つ張
ると、雌カツプラー10の主弁46はばね96,
118,120の力によつて閉位置に動かされ
る。そこで、オペレータはレバーアーム156を
下げて出口孔28を閉じ、連結解除の操作は完了
する。
加圧状態での連結 雌カツプラー10を加圧されている雄カツプラ
ー12に連結する場合には、雄カツプラー12内
の増大した液圧によりチエツクボール36が初め
に弁座42から離れるのを阻止されるという点
で、前述の非加圧状態での連結と異る。
この場合の操作は、以下の通りである。オペレ
ータは初めに方向制御弁32を閉じ、レバーアー
ム156を持ち上げ、それにより受入部材18を
部分的に右方へ動かし、同時に副弁68を開く。
副弁の出口孔28が開くと、液が主空所20から
流出する。更にレバーアーム156を持ち上げる
と、雄カツプラー12が係合ボール132に邪魔
されることなしに係合孔24内に挿入されるよう
になる。
雄チエツクボール36が主弁46に係合される
と、該ボールは弁座42に着座したまま、主弁4
6を左方に押す。従つて、雄カツプラー12は、
チエツクボール36が弁座42に着座した状態の
まま係合孔24内に完全に挿入される。同時に、
主弁46は左方へ動かされ、ピストン78の肩部
86に当接し、それを左へ動かす。雄チエツクボ
ール36を開くためには、受入部材18内の圧力
を増大しなければならない。これは、オペレータ
がレバーアーム156を下げて方向制御弁を開く
ことにより行われる。そこで流入する液は通路5
4を通り、弁108の第1弁座112のまわりを
通つて主空所20の左端部へ流れる。この左端部
内の液圧は、増大してピストン78の全面80に
作用する。圧縮ばね96,118,120の力と
ともに面80にかかる液圧が、チエツクボール3
6の右側にかかる液圧、ばね38の力及び主弁4
6の右端部にかかる液圧の合計以上になると、主
弁46は右の方へ動き始め、チエツクボール36
を弁座42から離す。これにより通路22は開放
されて、雌カツプラー10からの液が雄カツプラ
ー12へ流れるようになる。
上記の作用を生じるために雌カツプラー10内
で必要とされる圧力は、雄カツプラー12内の内
部圧力よりかなり小さい。
加圧状態での連結解除 加圧状態にある雄カツプラーを外すためには、
上述した非加圧状態での連結解除操作と同じ操作
を行う。
雄カツプラーのチエツクボールの閉止防止 流れ阻止防止弁108の操作を、その初めの状
態として、液圧シリンダのロツド端部が雌カツプ
ラー10に接続され、方向制御弁32が一時的に
閉止している位置にあるものとして説明する。そ
のような状態は通常、液圧シリンダに向けられる
液が遮断されて、同シリンダ内のピストンが休止
している状態のときに生じる。そのような状態に
おける液圧シリンダが接続されている機械の動き
は、シリンダ装置内のピストンをわずかだけ動か
す。そのような動きはシリンダのロツド側端部に
真空を生じ、それは雌カツプラー10内に真空を
生じる。液圧シリンダのヘツド側端部に関連した
方向制御弁32を開くと、圧力の振動がロツド側
端部に生じ、それは雄カツプラー12へ伝えら
れ、雄チエツクボール36が再び弁座42へ着座
しようとする。しかし、これは、本発明において
弁108が主空所20の左端部から加圧液が逃げ
出るのを許容しないので不可能である。逃げ出る
ことができる唯一の流体は熱膨張による圧力増大
によるものである。熱膨張による圧力増大は、主
弁46を左方へ押す雄カツプラー12内に生じ得
る最大圧力の5乃至8倍である。主空所20の左
端部内には常に等しいかより大きい圧力が存在す
るので、主弁46は第1図に示す位置から左方へ
動くのを本質的に阻止される。すなわち、雄チエ
ツクボール36が弁座32へ着座するのは不可能
であり、従つて通路22は、雄カツプラー12が
雌カツプラー10に連結されると閉じられること
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、雄カツプラーが連結された状態での
本発明に係る雌カツプラーの断面図;第2図は、
第1図の雌カツプラーから雄カツプラーが外され
ている状態を示す断面図;第3図は、副弁の拡大
側面図;第4図は、同副弁の側面図;である。 10……雌カツプラー;12……雄カツプラ
ー;18……受入部材;20……主空所;22…
…通路;24……係合孔;26……第1孔;28
……第2孔;32……方向制御弁;46……主
弁;56……副弁;78……ピストン手段;84
……第1弁座;90……ストツパ手段;108…
…流れ阻止防止機構(手段);112……傾斜
面;114……第2弁座;116……チエツクボ
ール;118……第1ばね;120……第2ば
ね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端に入口孔を有し、他端に出口孔を有する
    ハウジングで、当該ハウジングの中心軸線に向け
    て内方へ伸びる内部傾斜面を有するハウジング
    と; 上記傾斜面と係合可能な第1弁座を一端に隣接
    して有し、他端に第2弁座を有する、上記ハウジ
    ング内に位置決めされた中空スリーブと; 第2弁座に係合可能なチエツクボールと; 流体が第2弁座を通り入口孔へ向う方向へ流れ
    るのを許容する圧力よりも低い圧力において流体
    が第1弁座を通り出口孔へ向う方向へ流れるのを
    許容するために、上記ハウジング内で出口孔と中
    空スリーブとの間に設けられた第1ばね及び入口
    孔と上記チエツクボールとの間に設けられた第2
    ばねと; を有する流れ阻止防止機構。 2 第1ばねが、第2ばねよりも高いばね力を有
    している特許請求の範囲第1項に記載の機構。 3 上記チエツクボールを第2弁座から外すため
    に必要とされる力が、第1弁座を上記傾斜面から
    外すのに必要とされる力よりも大きくされている
    特許請求の範囲第1項に記載の機構。 4 上記チエツクボールを第2弁座から外すため
    に必要とされる力が、第1弁座を上記傾斜面から
    外すのに必要とされる力よりも少くとも5倍の大
    きさを有している特許請求の範囲第3項に記載の
    機構。 5 雌カツプラーから液が流出するのを一時的に
    阻止されているときに、雄カツプラー内に真空が
    生じた場合に、該雌カツプラーに連結された雄カ
    ツプラーが閉止されるのを防ぐための流れ阻止防
    止機構を備える雌カツプラーにおいて、 ハウジングと; 該ハウジング内に移動可能に取り付けられた受
    入部材で、その内部に主空所及び当該受入部材の
    一端に雄カツプラーを受け入れる係合孔並びに主
    空所と係合孔とを連通する通路を有し、また、上
    記空所に連通された第1及び第2孔を有する受入
    部材と; 上記通路を通る液流を制御するための主弁手段
    で、内部に上記第1及び第2孔の間を連通するた
    めの内部通路を有し、また、当該主弁手段が閉位
    置にあるときに受入部材の上記通路を通り上記係
    合孔内に伸びるステムを備える弁部材を有する主
    弁手段と; 上記第2孔を閉じる位置と開く位置との間で可
    動で、第2孔を通る液流を制御するための副弁手
    段と; 上記ハウジング内で受入部材を直線的に動か
    し、また、上記副弁を閉位置から開位置へ動かす
    ためのレバー作動カム手段と; 上記第1孔及び第2孔の間で主空所内に位置決
    めされ、液圧が作用する第1面と、主弁手段の一
    部と接触する第2面とを有し、雄カツプラー内の
    過大な圧力に抗して主弁手段を動くのを助勢する
    ピストン手段と; 主弁手段の上記第2孔へ向う動きを制限するた
    め主空所内に位置決めされたストツパ手段と; 上記ピストン手段の第1面に作用する液圧が、
    主空所内の他の部分内の液圧に比較し、常に等し
    いか又は大きくなるようにピストン手段の第1面
    に作用する液圧を制御し、それにより、上記主空
    所内に真空が生じたときに雌カツプラーと雄カツ
    プラーとの間の開口を閉じるのを防止する流れ阻
    止防止手段と;を備える雌カツプラー。 6 上記流れ阻止手段が、一端に隣接して形成さ
    れた上記ピストン手段と係合可能な第1弁座と、
    他端に形成された第2弁座とを備える中空スリー
    ブ、第2弁座に係合可能なチエツクボール及び第
    1弁座をピストン手段に当接するように偏倚する
    第1ばね並びにチエツクボールを第2弁座に当接
    するように偏倚する第2ばねを有する特許請求の
    範囲第5項に記載の雌カツプラー。 7 上記第1ばねが、第2ばねより大きいばね定
    数を有している特許請求の範囲第6項に記載の雌
    カツプラー。 8 上記第1ばねが、副弁手段と中空スリーブと
    の間に設けられている特許請求の範囲第7項に記
    載の雌カツプラー。 9 上記流れ阻止防止手段が、上記受入部材内に
    共軸状にして設けられている特許請求の範囲第5
    項に記載の雌カツプラー。 10 上記流れ阻止防止手段が、所定値以上の圧
    力においで一方向への流れを許容し且つ同所定値
    未満の圧力において反対方向への流れを阻止する
    ようにしてある特許請求の範囲第5項に記載の雌
    カツプラー。 11 上記流れ阻止防止手段が、上記ピストンと
    副弁手段との間の主空所内で熱膨張のために十分
    圧力増大した流体を逃すようにしてある特許請求
    の範囲第10項に記載の雌カツプラー。 12 上記ハウジングが両端で開口している孔を
    有し、上記受入部材が上記ハウジングの孔内に可
    動なるように設けられ、上記主弁手段の弁部材が
    主空所内に設けられたポペツト弁とされ、上記副
    弁手段が上記第2孔内に位置決めされたポペツト
    弁とされ、上記流れ阻止防止手段が上記第1孔及
    び第2孔の間に設けられている特許請求の範囲第
    6項に記載の雌カツプラー。 13 上記ストツパ手段が、上記主弁手段の一部
    のまわりで上記ピストン手段と上記受入部材の通
    路との間の上記主空所内に位置決めされたカラー
    部材を有し、該カラー部材と主弁手段の一端との
    間に位置決めされたばねを有している特許請求の
    範囲第5項に記載の雌カツプラー。
JP58205719A 1982-11-01 1983-11-01 流れ阻止防止用機構を備える雌カツプラ− Granted JPS59175692A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US43812082A 1982-11-01 1982-11-01
US438120 1982-11-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59175692A JPS59175692A (ja) 1984-10-04
JPH0357359B2 true JPH0357359B2 (ja) 1991-08-30

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ID=23739311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58205719A Granted JPS59175692A (ja) 1982-11-01 1983-11-01 流れ阻止防止用機構を備える雌カツプラ−

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JP (1) JPS59175692A (ja)
AU (1) AU567308B2 (ja)
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ZA (1) ZA838108B (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2955613A (en) * 1960-10-11 A buock
US4303098A (en) * 1980-04-14 1981-12-01 Deere & Company Female coupler
US4373551A (en) * 1981-01-12 1983-02-15 Deere & Company Dripless coupler

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JPS59175692A (ja) 1984-10-04
ZA838108B (en) 1985-06-26
CA1229104A (en) 1987-11-10
AU2063783A (en) 1984-05-10
AU567308B2 (en) 1987-11-19
BR8306009A (pt) 1984-06-05

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