JPH0357209Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0357209Y2 JPH0357209Y2 JP1986152565U JP15256586U JPH0357209Y2 JP H0357209 Y2 JPH0357209 Y2 JP H0357209Y2 JP 1986152565 U JP1986152565 U JP 1986152565U JP 15256586 U JP15256586 U JP 15256586U JP H0357209 Y2 JPH0357209 Y2 JP H0357209Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- flexible tube
- clamp
- needle
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、試験採血における全血比重の測定、
血液型の事前検査等に使用される採血器の改良に
関する。
血液型の事前検査等に使用される採血器の改良に
関する。
［従来の技術］
現在、第２図に示すように、採血針１２を有す
る針基１３と、内部に空気フイルター１５を備え
かつ後方に開口部を有する可とう性プラスチツク
製のチユーブ１４からなる採血器１１が使用され
ている。
る針基１３と、内部に空気フイルター１５を備え
かつ後方に開口部を有する可とう性プラスチツク
製のチユーブ１４からなる採血器１１が使用され
ている。
この採血器１１は、献血者の腕静脈より血圧に
よる自然採血で約1.0mlの血液が採血される。こ
の場合、内径約３mmのチユーブでは、チユーブ長
の約３分の２から２分の１程度の位置まで血液が
流入され、これに要する時間は通常５〜６秒であ
るが、採血針の静脈針の静脈血管内の位置、血
圧、凝固等の要因により採血時間にバラツキがあ
る。
よる自然採血で約1.0mlの血液が採血される。こ
の場合、内径約３mmのチユーブでは、チユーブ長
の約３分の２から２分の１程度の位置まで血液が
流入され、これに要する時間は通常５〜６秒であ
るが、採血針の静脈針の静脈血管内の位置、血
圧、凝固等の要因により採血時間にバラツキがあ
る。
とりわけ、血液は異物面に接触すると凝固する
傾向があり、採血針１２内に血液が入つてくると
きチユーブ１４内の採血針１２に近い側で凝固傾
向が高まり、血液のチユーブ１４へ流入速度が遅
くなり、５〜10秒の時間を要する場合がある。
傾向があり、採血針１２内に血液が入つてくると
きチユーブ１４内の採血針１２に近い側で凝固傾
向が高まり、血液のチユーブ１４へ流入速度が遅
くなり、５〜10秒の時間を要する場合がある。
さらに、２〜３ml必要とする血液検査（赤血
球、白血球数の検査、ヘマトクリツト値の検査）
の検体を採血するには明らかに容量不足で、採血
時間を要し、凝固が始まり試験採血に適さない。
球、白血球数の検査、ヘマトクリツト値の検査）
の検体を採血するには明らかに容量不足で、採血
時間を要し、凝固が始まり試験採血に適さない。
また実開昭58−108809号公報には、プラスチツ
ク製チユーブの途中に膨出部を形成した採血器が
開示されているが、採血操作の際あらかじめ膨出
部を押さえて、プラスチツク製チユーブの後端を
折り曲げて徐々に膨出部を放すという煩わしい作
業が必要なので、不便であつ。
ク製チユーブの途中に膨出部を形成した採血器が
開示されているが、採血操作の際あらかじめ膨出
部を押さえて、プラスチツク製チユーブの後端を
折り曲げて徐々に膨出部を放すという煩わしい作
業が必要なので、不便であつ。
そこで、本考案者らは以上の課題を解決するた
めに鋭意検討を重ねた結果次の考案に到達した。
めに鋭意検討を重ねた結果次の考案に到達した。
［問題点を解決するための手段］
本考案は、
採血針２を有する針基３に短い可撓性チユーブ
４を接続し、該可撓性チユーブ４の後方に血液貯
留室６を形成した弾性回復力を有するスポイド部
５を接続し、 前記可撓性チユーブ４の途中に該可撓性チユー
ブ４の装着溝９および挟持部１０と、係合突起１
１と係合溝１２を有するクランプ８を装着したこ
とを特徴とする採血器。
４を接続し、該可撓性チユーブ４の後方に血液貯
留室６を形成した弾性回復力を有するスポイド部
５を接続し、 前記可撓性チユーブ４の途中に該可撓性チユー
ブ４の装着溝９および挟持部１０と、係合突起１
１と係合溝１２を有するクランプ８を装着したこ
とを特徴とする採血器。
［作用］
スポイド部５を押圧して血液貯留室６の空気を
排出し、クランプ８を閉じて可撓性チユーブ４の
血液流路を閉塞する。その後、採血針２を供血者
へ穿刺し、クランプ８を開放して血液流路を開口
するとスポイド部５の血液貯留室６は陰圧になつ
ているので、血液は可撓性チユーブ４を経て血液
貯留室６へ流入する。
排出し、クランプ８を閉じて可撓性チユーブ４の
血液流路を閉塞する。その後、採血針２を供血者
へ穿刺し、クランプ８を開放して血液流路を開口
するとスポイド部５の血液貯留室６は陰圧になつ
ているので、血液は可撓性チユーブ４を経て血液
貯留室６へ流入する。
［実施例］
第１図は、本考案の採血器の概略図を示す。採
血器１は、採血針２を有する針基３と短い可撓性
チユーブ４と血液貯留室６を形成した弾性回復力
を有するスポイド部５から構成される。７は採血
針２に被冠するキヤツプである。
血器１は、採血針２を有する針基３と短い可撓性
チユーブ４と血液貯留室６を形成した弾性回復力
を有するスポイド部５から構成される。７は採血
針２に被冠するキヤツプである。
採血器１は次のように使用される。
スポイド部５を指で押圧して血液貯留室６の空
気を排出し、クランプ８を閉じて可撓性チユーブ
４の血液流路を閉塞する。採血針２を供給者の静
脈に穿刺して、血液が針基３まで流入してきた事
を確認して、クランプ８を開放する。
気を排出し、クランプ８を閉じて可撓性チユーブ
４の血液流路を閉塞する。採血針２を供給者の静
脈に穿刺して、血液が針基３まで流入してきた事
を確認して、クランプ８を開放する。
可撓性チユーブ４の血液流路を開口すると血液
貯留室５は陰圧になつているので、血液は可撓性
チユーブ４を経てスポイド部５内の血液貯留室６
に流入する（当初血液貯留室６から排出した空気
量と同容量の血液を採血することができる）。
貯留室５は陰圧になつているので、血液は可撓性
チユーブ４を経てスポイド部５内の血液貯留室６
に流入する（当初血液貯留室６から排出した空気
量と同容量の血液を採血することができる）。
本考案のスポイド部５は、ポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエチレン
等のプラスチツク性又は、シリコーンゴム、天然
ゴム等のゴム性の弾性回復力のある材質が好適で
ある。
リプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエチレン
等のプラスチツク性又は、シリコーンゴム、天然
ゴム等のゴム性の弾性回復力のある材質が好適で
ある。
可撓性チユーブ４は、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、シリコーンゴム等の材質が好適である。
チレン、シリコーンゴム等の材質が好適である。
また本考案では、スポイド部５の血液貯留等６
の容量を適宜変更する事により所望の採血が実施
できる。
の容量を適宜変更する事により所望の採血が実施
できる。
スポイド部５と可撓性チユーブ４は、同質の材
料で一体に成形することもできる。
料で一体に成形することもできる。
また本考案では、可撓性チユーブ４に装着する
クランプ８は、可撓性チユーブ４にあらかじめ装
着できて、可撓性チユーブ４の血液流路を強い力
で閉塞できその反面可撓性チユーブ４の血液流路
の開口がワンタツチで行うことができる。
クランプ８は、可撓性チユーブ４にあらかじめ装
着できて、可撓性チユーブ４の血液流路を強い力
で閉塞できその反面可撓性チユーブ４の血液流路
の開口がワンタツチで行うことができる。
すなわちクランプ８は、可撓性チユーブ４の装
着溝９および挟持部１０と、係合突起１１と係合
溝１２を有し、係合突起１１と係合溝１２を係合
したときに挟持部１０が可撓性チユーブ４の血液
流路を閉塞し、係合突起１１と係合溝１２の係合
をはずしたときに挟持部１０が可撓性チユーブ４
からはずれて、可撓性チユーブ４の血液流路を開
口することができる。
着溝９および挟持部１０と、係合突起１１と係合
溝１２を有し、係合突起１１と係合溝１２を係合
したときに挟持部１０が可撓性チユーブ４の血液
流路を閉塞し、係合突起１１と係合溝１２の係合
をはずしたときに挟持部１０が可撓性チユーブ４
からはずれて、可撓性チユーブ４の血液流路を開
口することができる。
また、本考案で短い可撓性チユーブ４とは、前
記クランプ８装着できる長さであれば良く、最長
でも５cmで十分である。必要以上に長いと採血に
時間がかりすぎるので好ましくない。
記クランプ８装着できる長さであれば良く、最長
でも５cmで十分である。必要以上に長いと採血に
時間がかりすぎるので好ましくない。
［考案の効果］
以上説明したように本考案によれば、短い可撓
性チユーブ４の途中に装着したクランプ８を片手
で把持して、可撓性チユーブ４の血液流路の閉塞
と開口を容易に行えるので、前記可撓性チユーブ
４により血液の流入のリードタイムをとりなが
ら、弾力性のあるスポイド部５のゆるやかな回復
力を利用してスムーズな採血ができ、溶血、凝固
がなく血液検査に適した検体の採血が可能であ
る。
性チユーブ４の途中に装着したクランプ８を片手
で把持して、可撓性チユーブ４の血液流路の閉塞
と開口を容易に行えるので、前記可撓性チユーブ
４により血液の流入のリードタイムをとりなが
ら、弾力性のあるスポイド部５のゆるやかな回復
力を利用してスムーズな採血ができ、溶血、凝固
がなく血液検査に適した検体の採血が可能であ
る。
第１図は、本考案の採血器を示す概略図、第２
図は、従来の採血器を示す概略図を示す。 図中、１は採血器、２は採血針、３は針基、４
は可とう性チユーブ、５はスポイド部、６は血液
貯留室、７はキヤツプ、８はクランプである。
図は、従来の採血器を示す概略図を示す。 図中、１は採血器、２は採血針、３は針基、４
は可とう性チユーブ、５はスポイド部、６は血液
貯留室、７はキヤツプ、８はクランプである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 採血針２を有する針基３に短い可撓性チユーブ
４を接続し、該可撓性チユーブ４の後方に血液貯
留室６を形成した弾性回復力を有するスポイド部
５を接続し、 前記可撓性チユーブ４の途中に該可撓性チユー
ブ４の装着溝９および挟持部１０と、係合突起１
１と係合溝１２を有するクランプ８を装着したこ
とを特徴とする採血器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986152565U JPH0357209Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986152565U JPH0357209Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6359604U JPS6359604U (ja) | 1988-04-20 |
| JPH0357209Y2 true JPH0357209Y2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=31070661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986152565U Expired JPH0357209Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0357209Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56136528A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-24 | Shinpei Majima | Serum sampling apparatus |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5034284U (ja) * | 1973-07-24 | 1975-04-12 | ||
| JPS58108809U (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-25 | 川澄化学工業株式会社 | 比重針 |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP1986152565U patent/JPH0357209Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56136528A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-24 | Shinpei Majima | Serum sampling apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6359604U (ja) | 1988-04-20 |
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