JPH035656Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、目かくしフエンスに関する。

〈従来技術〉 従来の目かくしフエンスは、第１図の如く、複
数の平板状フエンス本体１は、複数の支柱５間に
縦長矩形状縦枠３、ボルト・ナツト６、突出支体
７により支持されたものであつた。なお８はフエ
ンス本体１の上下部に嵌合された横枠である。ま
た、６ａは、突出支体７のない箇所でフエンス本
体１と縦枠３を締付けるボルト・ナツトである。

〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記の構成では、組立性を考慮する
と、支柱５と縦枠３の端縁との間には隙間Ａを形
成せざるを得ず、この隙間Ａが目かくしフエンス
の内部を透視可能とするので、目かくし機能が不
完全となる欠点があつた。

そこで、本考案は、組立性が良くしかも目かく
し機能を完全にできる目かくそフエンスの提供を
目的としている。

〈実施例〉 以下、第２，３図により、本考案の実施例を説
明すると、これにおいては、平板状フエンス本体
１の側端部２と、該側端部２を表裏両面から挾み
付ける一対の縦長矩形状で補強突条付縦枠３との
間に左右移動・固定自在に縦長矩形平板状隙間防
止片４が介装され、基礎に植立される支柱５の上
下部および中間部（換言すれば、少なくても上下
部）に突出支体７が固定されている。そして、前
記隙間防止片４の端縁４ａが円柱又は角柱製支柱
５と当接した状態で該隙間防止片４、フエンス本
体１および縦枠３はこれらを貫通したボルト・ナ
ツト６により前記突出支体７に共締め固定されて
いる。

なお、隙間防止片４におけるボルト用孔４ｂは
左右方向に長い長孔とされている。また、フエン
ス本体１、内外一対の縦枠３および突出支体７の
ボルト用孔１ａ，３ａ，７ａは円孔であつても長
孔であつてもよい。９はボルト・ナツト６が突出
支体７と共締めされる場合に使用するスペーサー
である。また、６ａは、突出支体７のない箇所で
フエンス本体１と縦枠３と隙間防止片４とを相互
に締付けるボルト・ナツトである。

したがつて、上記においては、例えば、支柱５
の左右に位置するフエンス本体１同志が第２図の
如く平面視で互いに傾斜していても、ボルト・ナ
ツト６の仮止め状態で隙間防止片４の端縁４ａを
支柱５に当接させるまで移動した後に本締めする
ことにより、隙間防止片４により、第１図の隙間
Ａを完全に防ぐことができる。しかも隙間防止片
４は一対の縦枠３の表面より窪んだ位置に存在す
るので、外観を損うことがない。

〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案は、平板
状フエンス本体の側端部と、該側端部を表裏両面
から挾み付ける一対の縦長矩形状縦枠との間に縦
長矩形平板状隙間防止片が介装され、基礎に植立
される支柱の少なくても上下部に突出支体が固定
され、前記隙間防止片の端縁が支柱と当接した状
態で該隙間防止片、フエンス本体および縦枠はボ
ルト・ナツトにより前記突出支体に締付け固定さ
れてなるものである。

したがつて、本考案によると、隙間防止片の利
用でもつて、組立性が良くしかも目かくし機能を
完全にできる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来目かくしフエンスの正面図、第２
図は本考案目かくしフエンスの実施例における横
断面図、第３図はその部品の分解正面図である。 １……フエンス本体、２……側端部、３……縦
枠、４……隙間防止片、４ａ……端縁、５……支
柱、６……ボルト・ナツト、７……突出支体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平板状フエンス本体１の側端部２と、該側端部
   ２を表裏両面から挾み付ける一対の縦長矩形状縦
   枠３との間に縦長矩形平板状隙間防止片４が介装
   され、基礎に植立される支柱５の少なくても上下
   部に突出支体７が固定され、前記隙間防止片４の
   端縁４ａが支柱５と当接した状態で該隙間防止片
   ４、フエンス本体１および縦枠３はボルト・ナツ
   ト６により前記突出支体７に締付け固定されたこ
   とを特徴とする目かくしフエンス。