JPH0356053B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は勃起虚弱を処置するための男性ペニス
の１つ又はそれ以上の海綿体内に移植可能な一般
に膨脹可能なペニス勃起装置に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 これまで種々のペニス勃起装置が開発されてい
る。これらの装置は体の面から外方に伸長するペ
ニスの一部分に設けた加圧室内の流体を加圧する
ことにより膨脹するようになつている。この膨脹
可能な室は加圧されることにより、装置を曲がつ
た弛緩状態から直立した勃起状態まで変形させて
いる。これらの装置のあるものは実際に加圧する
ことにより膨脹しこれによつて移植された装置を
取巻いている使用者の身体組織を応圧し緊張させ
ている。特にある装置は半径方向寸法が拡大し、
これにより海綿体を取まく繊維組織である白膜が
応圧され緊張状態におかれこうして勃起として知
られている正常な生体的現象を擬態する。

白膜を膨脹させる装置が有する１つの好ましく
ない問題は、被膜に弱い部分が存在することがあ
りこれが部分的異常拡張を発生することである。
この被膜で勃起装置を構成した場合、該装置はそ
の弱い部分を介して被膜を膨脹させその部分を風
船状にする。このような状態は装置の圧力損失を
発生する。幸いにもかかる事故はまれであるが、
白膜内の弱化点により生じるかかる偏膨脹の可能
性に対し保護を加えることが非常に望ましいので
ある。

問題点を解決するための手段 本発明の重要な特徴はペニス勃起装置を加圧し
ている間中白膜内の部分的膨脹を制限することで
ある。また本発明はかかる装置を効率的かつ経済
的に使用出来るように改良している。更に本発明
のある具体例では装置が非常に容易に膨脹しかつ
勃起後効率的に収縮する。

本発明のこれらの特徴は、加圧可能室が弾性係
数遷移領域前よりも後において著るしく少ない膨
脹をなすような高弾性係数遷移領域を有する加圧
可能室即ち膨脹室を備えたペニス勃起装置を抵抗
する工程を含む勃起擬態方法により得られる。こ
のペニス勃起装置内の室は加圧され、該室か緊張
し直立するまで該装置が半径方向への比較的低い
弾性係数にもとずく弾性膨脹を受ける。

本発明の別の視点によれば、１つ又はそれ以上
の海綿体内に移植可能なペニス勃起装置は加圧流
体源へ接続される管状の膨脹可能ハウジングを含
んでいる。このハウジングは膨脹時に比較的低い
弾性係数を有する壁を備えた加圧可能室即ち圧力
膨脹室を形成している。この壁は周辺組織のリラ
ツクスした非直立時の直径を越える直径まで膨脹
でき、かつその後かなり高い弾性係数を示すもの
である。

更に別の視点によれば、１つ又はそれ以上の海
綿体内に移植可能なペニス勃起装置は加圧流体源
へ接続可能な管状の膨脹可能ハウジングを含んで
いる。このハウジングは高弾性係数遷移領域まで
半径方向に弾性的に膨脹させる壁を備えた加圧可
能室即ち圧力膨脹室を形成している。

また別の視点によれば、１つ又はそれ以上の海
綿体内へ移植可能なこのペニス勃起装置は加圧流
体源へ接続可能な管状の膨脹可能ハウジングを含
んでいる。このハウジングは高弾性係数遷移領域
まで半径方向に弾性的に膨脹しかつハウジング内
圧が減じたときに半径方向に弾性的に収縮する壁
を備えた加圧可能室即ち圧力膨脹室を形成してい
る。

更にまた別の視点によれば、自然のペニス勃起
擬態方法がペニス勃起装置内の膨脹可能室即ち圧
力膨脹室を加圧する工程を含み、該勃起装置の半
径方向寸法を増大させかつ弛緩状態から勃起状態
まで該勃起装置を変形する。異常拡張から生じる
部分的膨脹は、室の弾性的膨脹をなす比較的低い
弾性係数の大きさを制限することにより防止され
ている。

作 用 このペニス勃起装置は、弛緩状態から勃起状態
まで加圧することにより膨脹可能なペニス勃起装
置の使用を含むものである。この装置は膨脹時に
は低弾性係数を示すが最終時に弾性係数遷移領域
に達しその後高弾性係数を示しそれ以上の膨脹に
抵抗する。この勃起装置はまた弛緩状態から勃起
状態まで弾性的に膨脹しその後、弾性的に収縮す
る材料で作られる。勃起状態ではこの装置は緊張
し、周辺組織が同様に緊張し当該装置の半径方向
の膨脹のために加圧される。もし弱化が周辺組織
内に発生すると、ペニスの部分的な膨脹を生じる
傾向は、限定される。なぜなら弾性係数遷移領域
を越えて容易に膨脹することが出来ないためであ
る。

実施例 同様の部品には同様の参照番号を付している添
付図面において、第１図に示す男性ペニスＡの海
綿体内へ移植された状態を示す膨脹可能なペニス
勃起装置１０は、弛緩状態時に海綿体内へ嵌合す
る寸法を有する膨脹可能なほぼ管状の本体１２を
有する。この膨脹可能な管状本体１２は陰のうＢ
内の位置へ図示した手動流体ポンプ１６へチユー
ブ１４によつて接続されている。

管状本体１２は、前端部１８と、後端部２０
と、中間部即ち加圧可能室又は圧力膨脹室２２
と、を含む。望ましくはこの前端部１８はかなり
剛性を有し性交の間中曲がることがないようにな
つている。前端部１８は勃起時にも弛緩時にも剛
性を有している。第３Ａ図に示すようにこの前端
部１８は比較的厚いシリコンゴムのような可撓性
材料で作られている。更にこの前端部１８は縫合
孔１９を有している。同様に後端部２０はこの装
置の残部に関しかなり剛性を有している。後端部
２０は比較的厚いシリコンゴムのような可撓性材
料で作られている。望ましくはこの本体１２の全
ての外表面はシリコンのような生体適合材料で作
られる。

本実施では加圧流体源として本体１２の外部に
あるポンプ１６を示しているが、ある実施例では
本体１２内に収納されたポンプ１６を提供するこ
とが望まれるかもしれない。更に本発明では陰の
う内に位置づけられたポンプ１６について述べて
いるが当業者においては、皮下に植付けられるポ
ンプを含む他の外的ポンプが使用されうることが
理解されよう。

流体ポンプ１６は望ましくは手動で圧縮される
可撓性の男性材料で作られる。ポンプ１６内に形
成されるリザーバから、消毒した通常の食塩水の
ように流体が管状本体１２内の室内へ送給され
る。適当な弁装置２４が設けられ、患者が希望す
る方向へポンプ１６と本体１２との間で流体流を
生起している。この目的に適合する弁の例として
は米国特許第4224934号に示す引張弁がある。

これまでは異なつた海綿体内に位置づけた一対
の独立した管状本体１２を作動するために１個の
ポンプ１６が用いられていた。しかしこの発明で
は双方の海綿体を満たす単一本体１２を提供して
いる単一の装置と共に使用することができるもの
である。

第３Ａ図及び４図を参照するに、加圧可能室又
は圧力膨脹室として中間部２２は、複数の層を含
む管状ハウジング２６によつて形成されている。
このハウジング２６は低弾性係数にて高弾性係数
遷移領域まで膨脹し、その後、このハウジング２
６は非常な高弾性係数を示し、このため実用目的
上それ以上の膨脹が禁止され又は少なくとも実質
的に非常に困難となるようになつている。この装
置が高弾性係数遷移領域に達した後は、かなり高
い内圧に応答して単に半径方向における限定され
た膨脹のみが可能となる。

中間部即ち加圧可能室又は圧力膨脹室２２のこ
の膨脹機能は、内部液体圧の増大に応答する直径
増大の量により特徴づけられている。本発明の例
示として第６図に示すように、中間部２２は、比
較的低い傾き領域Ｅとその後の著しく高い傾き領
域Ｆとを有している。中間部２２の膨脹機能は異
なる情況下で種々の弾性係数を呈するが中間部の
形状などのような他の要素もまた内圧増大に応答
する直径増大量に影響を与えるのである。中間部
２２の圧力対直径の特性に関するこの高弾性係数
遷移領域の用語は著るしく低い傾き領域から著し
く高い傾き領域までの遷移領域を一般的に言及す
るものである。

理解されるべきことはこの高弾性係数遷移領域
は単一の点又は間欠的又は連続的に変化する傾き
の領域をなす。望ましくは付与された内圧と直径
との関係を示す曲線の傾きは、高弾性係数遷移領
域に到達した後に300％よりも高くなる。最適に
はこの傾きは高弾性係数遷移領域後約1000％も高
くなる。

管状ハウジング２６は中間部２２を少なくとも
二重安定状態に作つてある。なぜなら該ハウジン
グは第１の比較的弾性係数の膨脹状態と、第２の
比較的緊張した非膨脹即ち膨脹していない状態と
を保有するからである。材質はこの二重安定性を
達成するようなものを使用する。例えばハウジン
グ２６は折込まれた即ち波状の非膨脹性の材料で
完全に広がり、かつ弾性係数遷移領域に至るまで
基本的に第１の膨脹状態に広がる材料で作られ
る。この装置としての適切な材料は、デユポン社
のダクロン（商標名）のようなポリエステルの織
合せフアイバーである。また初期の小容積直径を
得るため組付の間中しわがよつている組合せた非
膨脹情フアイバーが長手方のひだを持つ織合せた
非膨脹性フアイバー同様使用出来る。

しかし望ましくはこの管状ハウジング２６は、
弾性係数遷移領域まで膨脹するように拡張する材
料で作られる。弾性係数遷移領域まで拡張する装
置は広げることの必要性を減じている。これらの
折曲げはねじれ即ち閉塞を生じ非効率的作動をも
たらしかつ膨脹の間中組織の刺激を発生すのであ
ろう。

弾性係数遷移領域まで伸長する装置を満たす適
当な材料は、“ニツト”として知られている伸張
自在なポリマ繊維を含む。時に半径方向と長手方
向との伸長性間のバランスで構成したニツト繊維
は、長手方向伸長が許容されるにも拘らず半径方
向膨脹が制限されるようになつている。加えて非
膨脹性及び膨脹性の糸から成る織られたフアイバ
ーが使用出来る。応力と歪みとの間に特定の最終
直径が得られるまで弾性係数が低くなりその後に
弾性係数が高くなるような相対関係を有するポリ
マーもまた使用されうる。弾性係数遷移領域点に
おいて、ポリマの応力は永久変形が発生するよう
な歪の著しく低いを値をなす。また織つた即ちよ
つたヤーン即ちフアイバーを有する織合せた繊維
も使用できる。

最も望ましくは本発明は低弾性係数状態にて高
弾性係数遷移領域まで弾性的に膨脹する管状ハウ
ジング２６によつて満たされる。高弾性係数遷移
領域点に達した後このハウジング２６は非常に高
い弾性係数を有する。このハウジングは膨脹状態
から非膨脹状態まで弾性的に収縮する。

弾性的ち膨脹しかつ収縮する高弾性係数遷移領
域点を有する実施例を満たすためには種々の材料
が使用できる。スパンデツクスとして広く知られ
ている一つの材料は比較的非膨脹性のポリエステ
ルフアイバのコイルで包囲された高い弾性ポリウ
レタンエラストマコアを使用した織合せた布であ
り、前記ポリエステルフアイバは弾性係数遷移領
域点を提供するため膨脹のブレセツトレベルを越
える複合体の伸びを防止している。ハウジング２
６を形成するスパンデツクス布を使した具体例の
圧力対直径の特性が第６図に示してある。

半径方向における最終伸びが長手方向における
最終伸びより少ないような異方性特性を持つ材料
を提供することは多くの場合に望しいことであ
る。かかる要求は長手方向における係数より高い
半径方向の係数を有する材料の使用により達成さ
れる。例えば発泡ポリテトラフルオロエチレン
（EPTFE）は、低弾性係数だが限られた半径方
向膨脹をなしこの目的に使用できる。

図示の中間部２２には異なる材質から成る３層
材料が使用されている。外部層２８は管状をなし
かつ生体に適合する弾性の組織に喰込むことを防
止される材料で形成される。この外部層２８とし
て適切な材料はシリコンエラストマーである。中
間層３０は低弾性係数膨脹の間の後に弾性係数遷
移領域を生じる材料で作られる。この中間層３０
として適切な材料は上述の二重安定性材料であ
る。内部層３２は望ましくは中間部２２内に流体
含有域を形成するための流体バリヤを提供してい
る。外部層２８のように内部層３２は望ましくは
弾性を有し勃起状態まで膨脹し、そして直ちに流
体圧力の停止によりもとの位置に戻るのがよい。
もし望まれるなら適当な潤滑剤が各層間に配設さ
れ相互に円滑な滑動運動をなすようにする。

第３Ａ〜３Ｃ図に示すように各層２８，３０，
３２は前端部１８と後端部２０とに取付けてあ
る。量端部間においては各層は互いに非連結状態
となつている。望ましくは中間部２２の一部は前
端部１８及び後端部２０の内方に伸び、勃起の間
中勃起装置１０の内部の少なくとも一部を加圧す
るようにしている。第３Ｂ図に示すように外部層
２８は、その左端を受入れるように形成した段部
３４上で前端部１８へ糊付けされている。管状の
フランジ３６が前端部１８から外方へ伸びており
中間層３０に衝接しこれを糊付けしている。同時
にこのフランジ３６はテーパ付フランジ３８との
間に内部層３２をはさみ込んでいる。量フランジ
３６，３８間の内部層３２をはさみ込みは流体の
密なシールを達成させている。中間層３０は必要
ならその端部を内部層３２の端部へ糊付けしても
よい。

管状ハウジング２６は基本的に同一の形態にて
後端部２０へ固定されている。しかし中間層３０
及び内部層３２は一諸にはさみこまれ一対の重な
りフランジ４２，４４の間に形成される溝４０内
に固定されている。外部層２８は上側のフランジ
４２の上面上に糊付けされている。この取付方法
は非常に勝れたシールを提供している。チユーブ
１４が中間部２２内部へ伸長している管４６の比
較的剛性の部分へ糊付けされている。スリーブ４
８が該管４６を包囲し摩滅から保護している。

補綴体１０が公知の外科手法により移植され
る。後端部２０は第１図において恥坐骨枝
（puboischiatic rami）“Ｇ”下部の海綿体の後方
に位置づけられる。

操作時には、流体ポンプ１６を手動的に圧縮し
弁２４からの流体を中間部２２へ強制送給する。
ポンプ１６が開放されたとき流体は弁２４の作用
によりポンプ１６内へ戻ることは出来ない。こう
して使用者はポンプ１６を作動し続け管状ハウジ
ング２６を膨脹する。

膨脹の初期モードでは、管状ハウジング２６が
低弾性係数を有しこのため該ハウジング２６は圧
力増加に応答し比較的迅速に膨脹する。第４図に
示すように弛緩状態ではハウジング２６が海綿体
Ｃを満たしているが周辺組織をある著しい程度に
まで緊張させていない。ハウジング２６が増大し
た内部流体圧力に応答して膨脹すると、周辺組
織、時に第４及び５で“Ｄ”で示す白膜が膨脹し
緊張状態となる。

ハウジング２６は、比較的高弾性係数遷移領域
に達するまで膨脹を続けその後は連続的膨脹が特
に困難となる。操作時にはハウジング２６の内部
をこの弾性係数遷移領域に十分達するよう加圧す
ることは必要である。しかし勃起状態においてこ
の勃起装置の直径は、弾性係数遷移領域が得られ
るとき直径の90％以上となることが一般に望まし
い。

望ましくはこの管状ハウジング２６は十分に加
圧され緊張し勃起する。特にこの装置は、第１図
に示すように中間部２２に沿つて曲がつている形
状から第２図に示すように中間部２２が十分加圧
されることによる直立した加圧形状まで変形す
る。第５図に示すような加圧状態下では管状ハウ
ジング２６が比較的緊張し白膜を含む周辺組織が
引張られかなり緊張している。このため非常に自
然な勃起が得られる。

もし部分的に弱い点が白膜内に形成した場合、
この装置１０は部分的な膨脹を形成するというこ
とはない。なぜなら中間層３０は弾性係数遷移領
域が得られるときの点まで膨脹するからである。
一旦この弾性係数遷移領域が得られると、それ以
上の膨脹は通常発生せず、こうして部分的なふく
らみは発生しないのである。この弾性係数遷移領
域は、勃起装置の外径が約14ミリメータから20ミ
リメータの範囲のときに発生するのが好ましい。

このペニス勃起装置１０が男性器官の種々の寸
法的変動に適合できるように、管状本体１２の初
期直径は最小の半径方向寸法を有するペニスが適
切寸法の装置を移植されうるようになつている。
第２図に示すようにこの装置の通常の膨脹時直径
は、通常膨脹時の男性のものの最大直径と少なく
とも等しくなるようにしてある。異なる勃起装置
の寸法のための必要性を少なくするためこれまで
の後端伸長部を用いることもできよう。

勃起装置の収縮は弁を開放し流体ポンプ１６内
へもどすことにより得られる。例えば上述米国特
許に示す弁によれば該弁を手で押すことにより開
くことができる。

本発明は勃起時に直径寸法が増大しこれにより
ペニス自体の周辺組織の直径寸法を増大すること
ができる膨脹可能な勃起装置を提供する。しかし
部分的ふくらみの可能性は、著るしい組織膨脹を
防止するのに十分な程速くに高弾性係数遷移領域
に達する材料の使用によつて防止されている。

本発明は多層材料から成る中間部２２を使用し
た装置について述べているが、当業者においては
上述特性を有する単層管状ハウジング２６によつ
ても本発明が得られることは理解できよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を使用した弛緩時における一実
施例の側立面図、第２図は勃起時における第１図
の実施例の側立面図、第３Ａ図は第１図の線３−
３に沿つてみた拡大断面図、第３Ｂ図は第３Ａ図
の実施例の左端部の拡大図、第３Ｃ図は第３Ａ図
の実施例の右端部の拡大図、第４図は第１図の線
４−４に沿つてみた拡大断面図、第５図は第２図
の線５−５に沿つてみた拡大断面図、第６図は第
１図に示す本発明の具体例の中間部における内圧
と内径とを示すものである。 符号の説明、１０：勃起装置、１２：本体、１
４：チユーブ、１６：ポンプ、１８：前端部、２
０：後端部、２２：中間部、２４：弁装置、２
６：ハウジング、２８：外部層、３０：中間層、
３４：段部、３６：フランジ、３８：テーパ付フ
ランジ、４０：溝、４２，４４：フランジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ １つ又はそれ以上の海綿体内に移植可能なペ
   ニス勃起装置１０であつて、加圧流体源１６へ接
   続可能な管状の膨脹可能なハウジング２６を有
   し、該ハウジングが周辺組織の弛緩時直径を越え
   る直径までは比較的低い弾性係数で膨脹しその後
   はかなり高い弾性係数で膨脹する材料から成る壁
   面を有する圧力膨脹室を形成しているペニス勃起
   装置。 ２ 該壁面が高弾性係数遷移領域まで弾性的に膨
   脹出来かつ前記室内の圧力減少に応じて弾性的に
   収縮できる特許請求の範囲第１項に記載のペニス
   勃起装置。 ３ 該壁面がスパンデツクス（spandex）材料で
   作られている特許請求の範囲第１又は２項に記載
   のペニス勃起装置。 ４ 前記ハウジングが勃起状態時に前端部が比較
   的剛くなつている特許請求の範囲第１又は２又は
   ３項に記載のペニス勃起装置。 ５ 人間の組織に適合する材料から成る外部層２
   ８と、流体バリヤを提供する内部層３２と、を有
   する多層体を有している特許請求の範囲第１又は
   ２又は３又は４項に記載のペニス勃起装置。 ６ 前記室か約14〜20mmの外径部に高弾性係数遷
   移領域を有している特許請求の範囲第１又は２又
   は３又は４又は５項に記載のペニス勃起装置。 ７ 前記ハウジングが膨脹した白膜の最大直径に
   少なくとも等しい直径まで膨脹できる特許請求の
   範囲第１又は２又は３又は４又は５又は６項に記
   載のペニス勃起装置。 ８ 前記室が前記弾性係数遷移領域前よりも後に
   おいて少なくとも300％以上の内径に相当する内
   圧比を示す特許請求の範囲第１又は２又は３又は
   ４又は５又は６又は７項に記載のペニス勃起装
   置。