JPH0355169Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は情報デイスクプレーヤのデイスク押圧
装置の改良に関する。

（従来の技術） 第３図は従来のデイスク保持装置を示す断面図
である。図においてターンテーブル３１はネジ３
３によりスピンドル３２に固定され、該ターンテ
ーブル３１にデイスク２０が保持される。このタ
ーンテーブル３１と同軸上でデイスク２０を押え
るデイスク押圧装置が用いられる。該デイスク押
圧装置１は、アーム４を有し、アーム４の基部は
支軸５によりデイスク周辺の図示せぬ回動中心孔
に上下方向に回動自在に保持される。アーム４の
頭部にはデイスク押圧ユニツト１０がその鍔部１
１により上側及び下側保持部７及び８の間で揺動
自在に保持されており、押圧ユニツト１０内には
リング状マグネツト１２が固定されている。押圧
ユニツト１０の底部の中心には突起１３が設けら
れ、ターンテーブル３１の上部中心に設けられた
凹部３４内に挿入されて上記押圧ユニツト１０を
ターンテーブル３１に対して同心に且つ回動自在
に保持する。

以上のデイスク押圧装置では、ターンテーブル
側に図示せぬ磁性体を設けてマグネツト１２の吸
着力によりデイスク２０を固定する。又、アーム
４を支軸５により上方に回動させると、デイスク
押圧ユニツト１０がデイスク２０から離れ、デイ
スク２０をターンテーブル３１から取り出すこと
が出来る。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、上述の様にターンテーブル３１
からデイスク２０を排出する為に、デイスク押圧
ユニツト１０をマグネツト１２の磁力に抗してデ
イスク２０から離すと、押圧ユニツト１０が、上
下の保持部７，８の間であばれて、鍔部１１がこ
れら保持部７，８に当り衝突音が発生する。従つ
て本考案はこの様な衝突音を減少させることを目
的とするものである。

（実施例） 第１図及び第２図は本考案に用いる押圧ユニツ
トの一実施例で、図において、鍔部２１には４つ
のＬ字状切り込み２４が設けられて、４つのスプ
リング部２３が形成される。該スプリング部２３
の表裏にはそれぞれ突起２２が形成される。他の
部分については第３図と同様であるから同一符号
を付して詳細な説明を省略する。

以上の構成によれば、アーム４をデイスクから
引き離した場合に、押圧ユニツト１０があばれて
も、スプリング部２３に取付けられた突起２２の
みが当るので、衝突音はスプリング作用により弱
められる。以上の実施例において、切欠きの形状
については必ずしもＬ字状に限る必要はなく、要
は突起の近傍に切欠きを設ければよい。又、突起
２２についてもスプリング部２３の１部を折り曲
げ加工して形成してもよい。

（効果） 以上の様に本考案によれば、ターンテーブルか
らデイスクを開放するさいにデイスク押圧装置で
生ずる衝突音を、簡単な構成により軽減すること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の要部を示す見取図、第２図は
その断面図、第３図は従来例を示す断面図であ
る。 １……デイスク押圧装置、７，８……保持部、
１０……デイスク押圧ユニツト、４……アーム、
１２……マグネツト、３０……ターンテーブル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周辺に鍔部を有するデイスク押圧ユニツトと、
   デイスク側に開放部を有し外開放部の周辺に上記
   鍔部により上記デイスク押圧ユニツトを揺動可能
   に保持する保持装置と、該保持装置をデイスクの
   押圧位置と開放位置との間で移動可能にする手段
   とを有するものにおいて、上記鍔部に複数の切込
   みを設け、該切込みの近傍にそれぞれ突起を設け
   たことを特徴とするデイスク押圧装置。