JPH0354440B2 - - Google Patents

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JPH0354440B2
JPH0354440B2 JP56155419A JP15541981A JPH0354440B2 JP H0354440 B2 JPH0354440 B2 JP H0354440B2 JP 56155419 A JP56155419 A JP 56155419A JP 15541981 A JP15541981 A JP 15541981A JP H0354440 B2 JPH0354440 B2 JP H0354440B2
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corona discharge
cylinder
pipe
electrode
discharge electrode
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管路内を走行する粉体または液体の静
電気を中和するための除電器に関するものであ
る。
電気抵抗の高い各種粉体ないし液体の管路輸送
に当つて、これら物体の管路内壁とのまさつによ
り、おびただしい静電気が発生し、その結果、
種々の障災害がひきおこされることはよく知られ
ている。これに対して管路輸送の途中において静
電気を中和する除電器を設けることが出来れば、
輸送過程を変更せず特別な場所も不要で極めて経
済的であるが、従来この様な除電器は存在せず、
したがつて管路輸送の出口において公知の除電器
をもつて静電気の中和が行われて来た。したがつ
て管路の途中に著るしく帯電せる粉体等が電気力
で附着して輸送を妨げ、また粒径の大きな団塊と
して剥離排出され品質上の問題をおこすことも少
くなかつた。これに対して管路の途中に絶縁性パ
イプを挿入し、その内周面に対をなす導体を面一
露出状態で配設すると共に該パイプの外周面に上
記導体のいずれか一方に対向して導電部材を配置
形成し、これと上記導体の他方との間に交流高電
圧を印加してパイプ内周面の両導体露出部分から
コロナ放電を発生させ、この放電により生じたイ
オンにより管路内を走行する粉体の静電気を除電
する除電装置が実公昭49−33192号公報において
提案されているが、この場合両導体露出部分間の
パイプ内面上に粉体が付着するとコロナ放電から
火花放電に移行し、粉体あるいはガスが可燃性の
場合着火して火災や爆発を発生する恐れがある。
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、管路
の途中にその一部として挿入し、たとえ粉体ある
いはガスが可燃性であつても安全に通過物体の除
電を行うことの出来る管路式除電器を提供するに
ある。
しかして本発明は、この目的を管路と同一内側
断面を有し、その内壁に正負イオンより成るいか
なる場合も火花に移行する恐れのない無電極交流
沿面コロナ放電により形成せしめた管状プラズマ
源をもつて除電器を構成、この中を通過する帯電
物体の電荷と逆極性のイオンを該面状プラズマか
らクーロン力の作用で供給除電せしめることによ
り達成する。しかして本発明は、この除電器を安
全、かつ簡単に構成するため、管路と同一内側断
面を有する絶縁物筒体の内部に、その内壁に接し
て軸と平行方向に少なくとも1個の電気的に導通
のコロナ放電極要素よりなるコロナ放電極を設
け、該筒体の外部に該コロナ放電極と対向して誘
導電極を設け、両電極対の間に適当な交流高電圧
を印加して該コロナ放電極から上記の放電を発生
せしめる。この場合該コロナ放電極から発生する
コロナ放電は、上記絶縁物筒体内面に沿つて進展
する交流の沿面コロナ放電であるが、該コロナ放
電極と該誘導電極が該絶縁物筒体壁に遮られてい
るので放電は該誘導電極に達する事が出来ず、該
筒体内面上で終端するのが特徴で、特に無電極交
流沿面コロナ放電と呼ばれ、火花に移行すること
が原理的に不可能である。
すなわち本発明による所の新規の管路式除電器
は、管路中に挿入接続するための入口接続部、出
口接続部を有する管状本体ケーシングと、その内
部に配設された所の絶縁物筒体と、該筒体の内壁
に接して配設せる少なくとも1個の電気的に導通
のコロナ電極要素よりなるコロナ放電極、および
該筒体の外壁に接しかつ該コロナ放電極と相対向
する部位の該筒体外面全体をおおう如くに設けら
れた面状誘導電極の2種類の電極よりなる電極対
と、該電極対間に交流高電圧を印加するための交
流高圧電源とを有し、これによつて該絶縁物筒体
の内壁に沿つて、該コロナ放電極より無電極交流
沿面コロナ放電を発生せしめて面状プラズマイオ
ン源を形成、上流側管路から該絶縁筒体内に進入
する帯電物体にその電荷と逆極性のイオンをクー
ロン引力の作用で該面状プラズマイオン源より供
給し、これにより該帯電物体の電荷を中和の上、
該出口接続部を介して下流側管路に排出すること
を特徴とする。
かくすことによつて管路式除電器を構成でき、
かつコロナ放電極と誘導電極との間に絶縁物筒体
を介在させることにより、両者間に火花が発生し
着火爆発を生ずる危険性を完全に除去することが
できる。この場合、コロナ放電極としては、らせ
ん状、線状、ストリツプ状、その他如何なる形
状、構造のものでもよいが、特に一般に線状ない
しストリツプ状の長形電極とし、かつ軸と平行方
向に該筒体内壁面に沿つて、等間隔に配設するこ
とにより、その製作が著るしく簡易化し、安価と
なる。
この場合、上記入口および出口接続部はフラン
ジをもつて構成することが出来る。また本体ケー
シングは金属製の函体をもつて構成の上、接地す
ると好適である。また該絶縁物筒体は一般にガラ
ス筒体等の無機材料をもつて構成するのが寿命の
点で好適である。また該長形コロナ放電極は金属
細線、金属テープその他如何なる長形コロナ電極
を用いてもよい。また該誘導電極は該筒体の外面
全体をおおう面状電極としたことによつて、上記
交流沿面コロナ放電の進展が大きく強化され、イ
オン供給能力が著しく大きくなる。該誘導電極
は、これを金属箔ないし導電性塗料、蒸着金属膜
等をもつて形成してもよい。また一般に該コロナ
放電極を接地するのが安全上好適であるが、この
時は該誘導電極を絶縁物等のモールド内に埋入の
上これに交流高電圧を印加するのがよい。また本
発明に用いる該交流高電圧は商用周波数の交流高
電圧の他、これよりも高い高周波交流電圧、パル
ス高電圧等適当な任意の交流高電圧を用いうる。
いま本発明の特徴を実施例および図面により更
に詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図。そのX
−X断面における横断面図を第2図に示す。図に
おいて1は本発明の管路式除電器で2は接地せる
円筒形の金属本体ケーシング、3,4は、それぞ
れ入口および出口接続部をなすフランジで、それ
ぞれ上流側管路5および下流側管路6のフランジ
7,8とボルト・ナツト9,10によりパツキン
グ11,12を介して接続されている。13は絶
縁物筒体で、管路5,6の内側断面と同一の内側
断面形状、本例ではいづれも円筒形であるので同
一内径を有しており、その両端において円環平皿
状の金属つば14,15に固定支持されて、該本
体ケーシング2の内部に、これと同軸に収納配設
されている。16は該筒体13の内面に接して互
に等間隔に、かつ軸に平行な方向に設けられた複
数個の長形コロナ放電極で、本例では6本のタン
グステン細線より成り、その両端において、該円
環平皿状つば14,15の凹んだ周縁部17,1
8において、それぞれ6ケのネヂ19,20によ
り固定張架され、これにより同時に接地されてい
る。21は該筒体13の外壁面上に左右各1部を
残して塗布せる導電性塗料により構成せる面状誘
導電極で、その両端にコロナ防止用の円環電極2
2,23を備え、22,23と共に絶縁物24の
内部にモールドされ、かつ交流高圧電源25より
導線26、ブツシング27を介して交流高電圧を
印加されている。その結果、接地された該コロナ
放電極16と該面状誘導電極21との間には絶縁
物筒体13を介して交流高電圧が加わり、コロナ
放電極16から該筒体13の内壁面28に沿つて
交流沿面コロナ放電を生じ、豊富な正負イオンよ
り成る面状プラズマイオン源が筒体13の内壁面
28全体にわたつて形成される。いま上流側管路
より帯電物体、たとえば正に帯電せるプラスチツ
ク粉体雲が気流に同搬されて該管路式除電器1の
絶縁物筒体13の内部に矢印29の方向に進入す
ると、該帯電粉体雲の作る空間電荷電界によつて
該面上プラズマイオン源より選択的に負イオンの
みが吸引されて正に帯電せる該粉体雲に射突し、
その電荷を中和・除電する。したがつて粉体は完
全に除電された状態で下流側管路6へと排出され
る。この場合、絶縁物モールド24の外壁には導
電性塗料等による膜状電極30を設け、これが接
地せる本体ケーシング1に接して大地電位になる
様にすることにより絶縁物モールド24の外壁と
ケーシング1の間の空隙で放電がおこるのを防止
し、これによる絶縁物モールド24の劣化を防ぐ
必要がある。
また云うまでもなく帯電物体としては帯電せる
液体であつてもその除電の機構と効果は変るとこ
ろがない。また該誘導電極21を接地し、該コロ
ナ放電極を大地から絶縁して両者の間に交流高電
圧を印加しても良い。また本例では筒体状の絶縁
物13を用いたが、これを可撓性の絶縁物として
もよいことは云うまでもない。
また粉体の電気抵抗が著るしく高い時は、その
表面で電荷が移動しないため、単にプラズマイオ
ン源の方に面した部分のみが除電されることが明
らかとなつた。この時は、本発明による管路式除
電器の入口に帯電物体にかくはん作用を与える作
用をもつ、固定翼、回転翼、固定プロペラ、その
他適当なかくはん体を設けると有効である。また
本発明による管路式除電器は、ユニツト構成と
し、必要に応じて多数のユニツトを接続使用する
と便利であり、この時には各ユニツトの間にかく
はん体を挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図
はそのX−X断面における横断面図である。図に
おいて 1……本発明の管路式除電器、2……本体ケー
シング、3……入口接続部、4……出口接続部、
5……上流側管路、6……下流側管路、7,8…
…フランジ、9,10……ボルト・ナツト、1
1,12……パツキング、13……絶縁物筒体、
14,15……円環平皿状金属つば、16……長
形コロナ放電極、17,18……金属つば凹状周
縁物、19,20……ネヂ、21……誘導電極、
22,23……コロナ防止用円環電極、24……
絶縁物モールド、25……交流高圧電源、26…
…導線、27……ブツシング、28……絶縁物筒
体内壁、29……矢印、30……接地用膜状電
極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 管路中に挿入接続するための入口接続部およ
    び出口接続部を有する管状本体ケーシングと、そ
    の内部に配設された所の絶縁物筒体と、該筒体の
    内壁に接して配設せる少なくとも1個の電気的に
    導通のコロナ放電極要素よりなるコロナ放電極、
    および該筒体の外壁に接しかつ該コロナ放電極と
    相対向する部位の該筒体外面全体をおおう如くに
    設けられた面状誘導電極の2種類の電極よりなる
    電極対と、該電極対間に交流高電圧を印加するた
    めの交流高圧電源とを有し、これによつて該絶縁
    物筒体の内壁に沿つて、該コロナ放電極より交流
    沿面コロナ放電を発生せしめて面状プラズマイオ
    ン源を形成、上流側管路から該絶縁物筒体内に進
    入せる帯電物体にその電荷と逆極性のイオンをク
    ーロン引力の作用により該面状プラズマイオン源
    より供給し、これにより該帯電物体の電荷を中和
    の上、下流側管路に排出することを特徴とする所
    の管路式除電器。
JP15541981A 1981-09-30 1981-09-30 管路式除電器 Granted JPS5857296A (ja)

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JP15541981A JPS5857296A (ja) 1981-09-30 1981-09-30 管路式除電器
US06/421,729 US4472756A (en) 1981-09-30 1982-09-23 Duct type charge eliminator
DE3235874A DE3235874C2 (de) 1981-09-30 1982-09-28 Ladungsableiter für eine Rohrleitung

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JPS5857296A JPS5857296A (ja) 1983-04-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918906U (ja) * 1982-07-30 1984-02-04 田代 三雄 フアスナ−切断装置
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JPS4933192U (ja) * 1972-06-26 1974-03-23
JPS5478698A (en) * 1977-12-05 1979-06-22 Senichi Masuda Antistatic device

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