JPH0354153Y2 - - Google Patents

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JPH0354153Y2
JPH0354153Y2 JP1987143894U JP14389487U JPH0354153Y2 JP H0354153 Y2 JPH0354153 Y2 JP H0354153Y2 JP 1987143894 U JP1987143894 U JP 1987143894U JP 14389487 U JP14389487 U JP 14389487U JP H0354153 Y2 JPH0354153 Y2 JP H0354153Y2
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JP
Japan
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cocoon
strings
seed
spacer
hole
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JP1987143894U
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JPS6451688U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、広くはのれんに関するものであり、
特に繭の特性を利用したのれんに関するものであ
る。
就中、種繭出殻を使用した繭のれんに関するも
のである。
[従来の技術] のれんは従来より種々のものがあり、縄のれん
を始めとして、布製とかビーズを使用したものと
かその材料も多種にわたる。
また、繭を使ったものは、これから糸を取りそ
れを布にし、種々なものに加工した絹製品が一般
的である。一方、繭をそのまま使用した製品とし
ては、実公昭46−8623号や実願昭62−100090号さ
らには実開昭53−102823号などが存在する。
[考案が解決しようとする問題点] のれんは、住居や店舗その他部屋の入口等に使
用される。したがつて、手や整髪料のついた頭髪
により大変に汚れやすい。
一方、繭は絹の原料として大変に貴重なもので
あるが、種をとるための種繭出殻はそのさなぎに
その繭の一部が食い破られているゆえに、そこか
ら絹糸を取ることはできず上記の考案を除いては
種繭出殻は無駄に廃棄処分されていた。
また、上記の実開昭53−102823号は、種繭出殻を
使用せずに絹糸製造用の繭を使用し、その上に全
てが繭のみであるゆえに非常に高価なものとなつ
て実用的でなかつた。さらに、繭を一つ一つ接着
部6で止める構成のためにその製作手数も大きく
なつた。
その上に、その繭がこすれてほどけた糸は、そ
の接着部6により剥がれずに残つているゆえにす
ぐ汚く見苦しくなる。
[問題点を解決するための手段] 本考案にかかる繭のれんは、以上の問題点に鑑
みてこの無駄に捨てられていた種繭出殻を、繭と
しての特徴を生かしてのれんとして有効な理容が
なせるように図つたものである。
さらには、スペーサーで各繭を保持すると同時
に、このスペーサーの使用により繭の使用量も半
分にし、その上に見た目にもそのスペーサーによ
る彩りの変化が生じておもしろみを増したものと
すると同時に、製作上の省力化もはかつたものと
した。
その上に、その繭がこすれてほどけた糸は、そ
のスペース穴で短く切断されていて容易に脱落す
るように成した。
以下に、本考案にかかる繭のれんの具体的な構
成を詳細に述べる。
まず、スペーサーがある。つぎに、上端に紐を
通す穴があいておりその下端に上記のスペーサー
を通す穴のあいた多数の種繭出殻がある。さら
に、この種繭出殻と上記のスペーサーを交互に一
連につなげる複数の紐がある。そして、この複数
の紐の下端にそれぞれ設けられた種繭出殻落下防
止手段がある。最後に、上記の複数の紐の上端に
設けられたものてのあつてこの複数の紐を吊す紐
吊手段がある。
しかして、上記のスペーサー穴は、その径がそ
の繭の内径に近い程の大きさのものである。
[作 用] 本考案にかかる種繭出殻のれんは、以上のごと
き構成にしたゆえに以下のごとき作用が生じた。
まず、複数の紐が、種繭出殻の両端の穴を通し
て多数の種繭出殻とスペーサーを交互にそれぞれ
一連につなげるゆえに、種繭出殻がそのスペーサ
ーにより間隔を保つて保持される。そして、この
複数の紐の下端には、それぞれ落下防止手段があ
るゆえに、一連の種繭出殻はそれぞれこれで支え
られる。
一方、上記のスペーサー穴は、その径がその繭
の内径に近い程の大きさのものであるゆえに、そ
の繭を構成する糸を短く切断する。最後に、上記
の複数の紐の上端に設けられた紐吊手段が、この
種繭出殻をそれぞれ一連につなげた複数の紐を保
持する。
[実施例] 以下に、本考案にかかる繭のれんを、その一実
施例用いて添付の図面と共に詳細に説明する。
第1図は、本考案にかかる繭のれんを一実施例
の正面図である。
第2図は、第1図ののれんの一部分の拡大図で
ある。
まず、種繭出殻10が多数ある。この種繭出殻
10の両端には、それぞれ下記の紐20を通す穴
が11,12がある。この種繭出殻10の上端の
穴11は上記の紐のみが通る大きさであり、その
下端のスペーサー穴12はスペーサーたる芽30
が通る大きさとなつていて、その芽30がそこに
挿入されている。このスペーサー30は何でもよ
いが、芽にすると素朴で軽くてよい。
しかして、上記のスペーサー穴12は、第2図
に示すごとくにその径がその繭10の内径に近い
程の大きさのものである。
つぎに、この種繭出殻10を上記の芽30と共
に一連につなげる複数の紐20がある。そして、
この複数の紐20の下端21には、それぞれ繭落
下防止手段たる鈴40が設けられている。この落
下防止手段も何でもよいが、鈴にすると音色が楽
しめてよい。
最後に、上記の複数の紐20の上端21には、
これらの複数の紐20を吊す紐吊手段50があつ
て、ここにこれら複数の紐20を取り付け保持し
ている。
なお、上記の種繭出殻10は、2分して使用し
てもよい。特に大きな繭の場合は、他の繭との釣
合上そうした方がよいし、デザインとの関係で大
小取り入れる意味でそのようにしてもよい。さら
には、その種繭出殻10の下端は、2分の場合は
もちろん、そうでない場合でも斜め等揃えないで
切ると素朴な味が出てよい。
[考案の効果] 本考案にかかる繭のれんは、以上のごとき構成
にしたゆえに、絹のもつ高貴さを繭の持つ素朴さ
で表したばかりでなく、以下のごとき大きな効果
を与えた。
すなわち、上述したごとくに、のれんは頭髪や
手により大変汚れ易いものである。大衆酒場なら
ばそれも悪くないが、家庭や高級料理店ではその
汚れは非常に不快感を与える。そこで、クリーニ
ングが必要となるが、布製のものならとにかく素
朴な材料ののれんではクリーニングが不可能なの
もが圧倒的である。また、来客の多いところでは
クリーニングもままならない。
そこで、繭であるが、これは糸の層であつて外
から順々にほどける性質がある。本考案は実にこ
の性質を巧みに利用したものである。すなわち、
こののれんが頭髪や手等何かに接触するとその繭
はその接触物によりこすられることになる。する
とこの繭の糸は徐々にほどけてゆく。もちろんこ
の繭の糸は、ちょつと位こすられてもそう簡単に
ほどけるものではない。そこで、何度もこすられ
て汚れ始めたころほどける。そして、この繭は、
紐やスペーサー用の穴でその糸が随所で切断され
ているゆえに、際限なくほどけるのでなく、その
切断点ではがれ落ちる。したがつて、その繭は常
に新しい表面を表わすゆえに、常に清潔度が保て
ることになる。
また、種繭出殻は、そのさなぎに食い破られた
穴があいているが、その穴を紐20用の穴に利用
できる。それゆえに、この種繭出殻をこの考案に
そのまま使用できる。したがつて、廃物利用で大
変に経済的なものとなる。
斯様にして、繭の持つ風味ばかりでなく、その
技術的性質を巧みに生かしたという効果を本考案
は与えた。
その上に、そのスペーサーにより種繭出殻が間
隔を保つて保持されるゆえに、種繭出殻の大きな
節約になると同時にその製造上において非常に省
力になつた。
また、そのスペーサー穴は大きいゆえに、その
繭を構成する糸を随所で短く切断することにな
る。したがつて、そのほどけた糸は容易に脱落し
てその美観を保つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる繭のれんの一実施例
の正面図である。 第2図は、第1図ののれんの一部分の拡大図であ
る。 10……種繭出殻、11……穴、12……スペ
ーサー穴、20……紐、30……芽、40……
鈴、50……紐吊手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スペーサー、上端に下記の紐を通す穴があい
    ておりその下端に上記のスペーサーを通すスペ
    ーサー穴のあいた多数の種繭出殻、該種繭出殻
    と上記のスペーサーを交互に一連につなげる複
    数の紐、該複数の紐の下端にそれぞれ設けられ
    た種繭出殻落下防止手段、および上記の複数の
    紐の上端に設けられたものであつて該複数の紐
    を吊す紐吊手段、より構成されることを特徴と
    した繭のれん。 上記のスペーサー穴は、その径がその繭の内
    径に近い程の大きさのものである。 (2) 種繭出殻が、2分されているのものであるこ
    とを特徴とした実用新案登録請求の範囲1に記
    載の繭のれん。 (3) スペーサーが、芽であることを特徴とした実
    用新案登録請求の範囲4に記載の繭のれん。 (4) 種繭出殻落下防止手段が、鈴よりなるもので
    あることを特徴とした実用新案登録請求の範囲
    1に記載の繭のれん。
JP1987143894U 1987-09-22 1987-09-22 Expired JPH0354153Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987143894U JPH0354153Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987143894U JPH0354153Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6451688U JPS6451688U (ja) 1989-03-30
JPH0354153Y2 true JPH0354153Y2 (ja) 1991-11-28

Family

ID=31411124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987143894U Expired JPH0354153Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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JP (1) JPH0354153Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102823U (ja) * 1976-08-30 1978-08-18

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Publication number Publication date
JPS6451688U (ja) 1989-03-30

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