JPH0353946Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0353946Y2
JPH0353946Y2 JP1985038182U JP3818285U JPH0353946Y2 JP H0353946 Y2 JPH0353946 Y2 JP H0353946Y2 JP 1985038182 U JP1985038182 U JP 1985038182U JP 3818285 U JP3818285 U JP 3818285U JP H0353946 Y2 JPH0353946 Y2 JP H0353946Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
air bag
sliding body
valve rod
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985038182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61153652U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985038182U priority Critical patent/JPH0353946Y2/ja
Publication of JPS61153652U publication Critical patent/JPS61153652U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0353946Y2 publication Critical patent/JPH0353946Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車など車輛の衝突時に高圧ガス
によつて瞬時にエアバツグを膨ませ、乗員の安全
保護をはかるエアバツグ装置作動弁に関するもの
である。
(従来技術) 本願考案者は既にこの種バルブとして、エアバ
ツグに通ずる流出口を備えた弁筐に連通された高
圧ガス容器のガス体圧力によつて常時閉鎖される
球弁を設けると共に該球弁を突押し開弁させる突
弁棒が設けられ、該突弁棒を、それに関連装備さ
れた爆薬の爆発力によつて突押し作動させるよう
にしたことを特徴とするエアバツグ装置用バルブ
を研究考案した。
しかるにこのバルブでは、爆薬の爆発力によつ
て突押し開弁させるようにしたものであるから、
車輛衝突時の衝撃力を利用して突弁棒を作動せし
めて開弁させるバルブ装置と違つて衝突センサー
の入力信号に対応して速やかに応動開弁でき、か
つその感度が長期に亘つて劣化しないなどの長所
がある反面、爆薬を使用するだけに法規制も厳し
く、安全性及び維持管理に大きな問題があり、爆
薬による副次的災害の危険性もあつた。
(技術的課題) 従つてこの考案は、安全性及び鋭敏性に優れ、
かつ衝撃力が直接突弁棒に付与される従来の機構
式のものと違つて安定性と確動、円滑性とが保証
されることを技術的課題とする。
(技術的手段) この考案は上記の技術的課題を解決するために
なされたもので、以下図面実施例について詳しく
説明すると、1は弁室2に開口する流入口3及び
その後部で直角に分岐した流出口4を有する弁筐
で、該弁筐1には弁室2内に連通部7を経て連通
する高圧ガス容器12が設けられている。そして
上記弁室2内には上記高圧ガス容器12のガス体
圧力によつて流入口3の弁座5が常時閉鎖される
球弁6が設けられている。8は、上記流入口3の
中心に、弁筐1の外部から摺動自在に挿通され
た、上記球弁6を突押し開弁させるための突弁棒
である。なお流出口4はゴムホース27によつて
図示されていないエアバツグに通じている。また
11はoリングである。そして以上はすでに公知
の前記エアバツグ装置用バルブの弁機構である。
そこでこの考案のエアバツグ装置作動弁は、上記
のエアバツグ装置用バルブの弁機構において、先
ず前記突弁棒8先端に、先端面外周縁の一部に楔
状爪部10を有する突頭9が設けられている。1
4は支版13を介して前記弁筐1と一体並設の鞘
管で、14aはその後端の内鍔である。15は後
部外周面に切込み16を有する摺動体である。ま
た19は、上記鞘管14と一体の支持板18に枢
軸22で枢着された係止レバーで、一端に鉤部2
0がまた他端側に慣性重量体21が夫々設けられ
ている。そして前記鞘管14内には、それの内鍔
14aと前端鍔部15aとの間で強圧縮状態のコ
イルばね17を介装した前記摺動体15が嵌装さ
れ、該摺動体15は、その切込み16に鉤部20
が係嵌されて上記係止レバー19によつて係止さ
れている。なお23は一端がフレーム24に、ま
た他端が係止レバー19の他端側に夫々固着され
た支持ばねであつて、車輛が予め設定された速
度、例えば時速30粁以上で走行中に衝突した際、
慣性重量体21の慣性力が支持ばね23を圧縮し
て係止レバー19を回動させるようにしてある。
また25は、一端側を突弁棒8後端に他端側を摺
動体15先端に夫々対応させて前記支版13に枢
着された作動レバーである。そして上記構成の作
動弁は自動車の進行方向、図面太矢印方向に図示
のように車体に設けられ、衝撃慣性力による係止
レバーの摺動体係止解除に伴う摺動体の瞬発動に
よる作動レバー作用で瞬時に弁体の突押し開弁が
行われるようにしたものである。
次に図面によつて作用状態を説明すると、今自
動車が設定速度(時速30粁)以上で走行していて
衝突などの事故を起すと、慣性重量体21の慣性
力で係止レバー19が回動し、鉤部20が切込み
16から脱外して係止解除となり、ばね17の弾
力で摺動体15が強い勢いで矢印方向に飛出し、
作動レバー25を回動させる。従つて突弁棒8が
押され、球弁6を押して開弁し、高圧ガス容器1
2からの高圧ガスがエアバツグを瞬時に膨ませ
る。
(考案の効果) この考案作動弁は、叙上のように突弁棒による
突押し開弁機構の弁筐と、該突弁棒を押し作動さ
せる慣性力作動機構部とを別体としたから、取付
調整及び維持管理の安全性が得られる。そして特
に衝撃慣性力が突弁棒用作動レバーを作動させる
ばね介装摺動体の係止レバーに作用するようにし
たから、従来の衝撃慣性力が突弁棒に直接付加さ
れる場合のように、突弁棒に偏倚した不規則なベ
クトルの作用力が付与される心配がなく、常に安
定した確実な開弁が円滑に行える優れた効果があ
る。
また衝撃慣性力による係止レバーの摺動体係止
解除に伴う摺動体の瞬発動による作動レバー作用
で瞬時に球弁の突押し開弁を行うようにしたか
ら、狂いのない鋭敏な開弁作用が期待できるもの
である。さらに突弁棒先端に、先端面外周縁の一
部に楔状爪部を有する突頭を設けてあるから、突
弁棒が作動レバーで押された場合、高圧ガス体の
圧力で弁座に強圧されている球弁を先ず上記楔状
爪部が楔作用でこじ明けるようにし、続いて突頭
が突押し作用を行うもので、瞬時の作用である
が、きわめて合理的で確実な突押し開弁が迅速か
つ円滑に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案作動弁の要部横縦平面図であ
る。 1……弁筐、2……弁室、3……流入口、4…
…流出口、5……弁座、6……弁体、7……連通
部、8……突弁棒、9……突頭、10……爪部、
11……Oリング、12……高圧ガス容器、13
……支版、14……鞘管、14a……内鍔、15
……摺動体、15a……鍔部、16……切込み、
17……ばね、18……支持板、19……係止レ
バー、20……鉤部、21……慣性重量体、22
……枢軸、23……支持ばね、24……フレー
ム、25……作動レバー、26……支軸、27…
…ゴムホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアバツグに通ずる流出口を備えた弁筐に連通
    された高圧ガス容器のガス体圧力によつて常時閉
    鎖される球弁を設けると共に該球弁を突押し開弁
    させる突弁棒が設けられたエアバツグ装置用バル
    ブの弁機構において、突弁棒先端に、先端面外周
    縁の一部に楔状爪部を有する突頭を設け、支版を
    介して上記弁筐と一体並設の鞘管内に、ばねが強
    圧縮状態で介装された摺動体を嵌装し、該摺動体
    を係止させた慣性重量体付き係止レバーを設け、
    また前記支版に、一端側を突弁棒後端に他端側を
    摺動体先端に夫々対応させた作動レバーが枢着さ
    れ、衝撃慣性力による係止レバーの摺動体係止解
    除に伴う摺動体の瞬発動による作動レバー作用で
    瞬時に球弁の突押し開弁が行われるようにしてな
    るエアバツグ装置作動弁。
JP1985038182U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0353946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985038182U JPH0353946Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985038182U JPH0353946Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61153652U JPS61153652U (ja) 1986-09-24
JPH0353946Y2 true JPH0353946Y2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=30544946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985038182U Expired JPH0353946Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0353946Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61153652U (ja) 1986-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5490706A (en) Safety system for occupant of an automotive vehicle
US4536008A (en) Vehicle safety restraint device
US5472231A (en) Retrofit airbag system for vehicles
US4955638A (en) Deceleration sensor having safety catch means
US5253906A (en) Linkage for vehicle door latch
US20060102402A1 (en) Device to raise a body component of a motor vehicle and method to operate such a device
US6234525B1 (en) Driver restraint device for an industrial truck
GB2284393A (en) Mechanism to tilt car seat backwards during a collision
US4928902A (en) Vehicle seat belt retractor
JPS6021096B2 (ja) シ−トベルト引込装置
JPS63103749A (ja) エアバツグ装置用衝撃検出作動機構
US6655626B2 (en) Belt retractor for a vehicle safety belt
JPH0353946Y2 (ja)
US6279949B1 (en) Protective device comprising a gas bag for motor vehicle occupants
US4298214A (en) Vehicle safety restraint device
GB1367876A (en) Restraining device for a vehicle occupant
US3712319A (en) Release valve for a compressed gas container
JPH022683Y2 (ja)
US4007948A (en) Release for safety belt tension-relieving apparatus
US3844580A (en) Protection installation for the passengers of vehicles especially motor vehicles
US3289782A (en) Safety automobile door locking device
GB1592539A (en) Compressed air brake systems
JPH0569771A (ja) アームレストのロツク装置およびロツク方法
JPH05139246A (ja) シートベルト自動解除システム
US5335758A (en) Anti-theft vehicle brake supervising device