JPH0353109B2 - - Google Patents
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Description
本発明は、熱プレスにより軟質ポリウレタンフ
オームの片面又は両面に面材を積層一体化する積
層体の製造方法に関し、特に凹凸形状を有する積
層体を好適に製造する方法に関する。
従来より、軟質ポリウレタンフオームの片面又
は両面に熱可塑性樹脂のフイルム,レザー,織
布,不織布等を融着、一体化して凹凸状の模様を
付与した2層乃至3層の積層体が車輛内装材,家
具の材料,壁材,床材等として使用されている。
現在、このような積層体は、主に高周波ウエルダ
ー法により製造されているが、この方法は非常に
高コストの特殊フオームを必要とし、また高価な
ウエルダーマシンを要し、更に表側面材が塩化ビ
ニル等に限定されるなどという欠点を有してい
る。これに対し、高周波ウエルダー法以外にも特
殊な発泡性硬化樹脂をフオーム表面に塗布した
後、熱プレスして形付け成形する方法が提案され
ているが、この方法は発泡性硬化樹脂を発泡硬化
せしめるという複雑な工程を要するうえ、塗布工
程と形付け工程とを連続して行なわなければなら
ないなどという制約がある。
本発明者らは、上記事情に鑑み、コスト的に有
利な熱プレス法を用い、しかも何ら特殊なフオー
ム,工程を要することなく、簡単かつ確実に軟質
ポリウレタンフオームと面材とを凹凸模様を形成
して積層一体化し得る方法につき種々研究を行な
つた結果、軟質ポリウレタンフオームと面材とを
凹凸の形状を有する型により熱プレスして軟質ポ
リウレタンフオームの片面又は両面に面材を積層
一体化する方法において、軟質ポリウレタンフオ
ームとして通気性がJIS−L1004−1972の綿織物
試験方法に基づくフラジール型試験機による通過
空気量で40cm3/cm2/秒以上のものを用い、かつ上
記面材を積層すべき軟質ポリウレタンフオームの
面に熱可塑性樹脂組成物を1積層面当り40〜150
g/m2の塗工量で軟質ポリウレタンフオーム表面
より内部に1mm以上浸透させるようにあらかじめ
面状に塗工しておくと共に、熱プレス温度を熱可
塑性樹脂組成物の軟化点より10℃以上高く、表側
面材の溶融温度より10〜70℃低く、しかも軟質ポ
リウレタンフオームの熱プレス可能温度の−40℃
〜+50℃の範囲の温度とすることにより、上記目
的が達成されることを知見し、本発明をなしたも
のである。
即ち、本願においては軟質ポリウレタンフオー
ムにあらかじめ熱可塑性樹脂組成物を塗工してお
き、この軟質ポリウレタンフオームと面材とを例
えば凹凸部を有する鋳型により熱プレスすること
により、溶融した熱可塑性樹脂組成物がフオーム
内部に浸透し、その鋳型、特にその凸部によりプ
レスされたフオーム部分(ウエルダー部分)の熱
成形性を非常に高め、しかもこの場合ポリウレタ
ンフオームの熱成形性の高さとも相俟つて、鋳型
を高温で取り去つた直後においてもフオームの復
元力による成型形状のくずれが防止され、明瞭な
ウエルダーラインが得られるものである。また、
本願においては、軟質ポリウレタンフオームとし
てその通気性がJIS−L1004−1972の綿織物試験
方法に基づくフラジール型試験機による通過空気
量(cm3/cm2/秒)で40以上のものを用いたことに
より、熱可塑性樹脂組成物を塗工する場合に組成
物がフオームの内部にまで入り込み、接着強度が
向上すると共に、熱可塑性樹脂組成物の軟質ポリ
ウレタンフオームへの塗工量を1積層面(片面)
当り40〜150g/m2とし、しかも熱可塑性樹脂組
成物をフオーム表面より1mm以上浸透させるよう
に面状に塗工したことにより、明瞭なウエルダー
ラインを簡単かつ確実に形付け成形でき、しかも
コスト的に有利に、かつフオームを硬くすること
なく確実な熱融着性を得ることができる。
更に、本願においては、熱プレス温度を熱可塑
性樹脂組成物の軟化点より10℃以上高く、かつ表
側面材の溶融温度より10〜70℃低く、しかも軟質
ポリウレタンフオームの熱プレス可能温度の−40
℃〜+50℃の範囲の温度とするものであるが、こ
のように熱プレス温度と熱可塑性樹脂組成物の軟
化点、表側面材の溶融温度、軟質ポリウレタンフ
オームの熱プレス可能温度との相互関係を規則す
ることにより、明瞭なウエルダーラインを低温か
つ短時間の形付け成形で得ることができ、しかも
ポリウレタンフオームと面材との一体熱プレスに
おける最大の問題点である熱による面材の溶融、
伸縮等を防止できる。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明において、軟質ポリウレタンフオームと
しては、エーテル系軟質ポリウレタンフオーム又
はエステル系軟質ポリウレタンフオームが使用さ
れる。この場合、軟質ポリウレタンフオームは、
その通気性がJIS−L1004−1972の綿織物試験方
法に基づくフラジール型試験機による通過空気量
(cm3/cm2/秒)で40以上、望ましくは80以上のフ
オームを用いるもので、この種のフオームを用い
ることにより、熱可塑性樹脂組成物を塗工す場合
に組成物がフオーム表面のみでなく、より内部に
まで入り込み易く、接着強度が更に向上する。ま
た、熱融着性を高めるため発泡体原料に熱融着性
向上成分として塩化ビニール樹脂や可塑剤等を添
加して発泡させたものや、軟質ポリウレタンフオ
ームに塩化ビニール樹脂ペースト、塩化ビニリデ
ン樹脂ラツクス等の熱融着性向上剤を含浸させた
ものを使用してもよい。
なお、軟質ポリウレタンフオームとしては、通
常のセル膜のあるポリウレタンフオームも使用し
得るが、セル膜のない網状化フオームが特に好適
に使用し得、この網状化フオームを用いることに
より熱可塑性樹脂組成物がフオーム内部にまで入
り込み易く、接着強度が更に向上する。
更に、軟質ポリウレタンフオームとしては、見
掛け密度が0.014〜0.05のものが好適に使用され
る。
また、軟質ポリウレタンフオームとしては、熱
プレス可能温度(20mm厚さのウレタンフオームを
4mmに圧縮して120秒間保持し、プレス解放後24
時間後のフオーム厚さが4.5mm以下であるための
最低プレス温度をそのフオームの熱プレス可能温
度という)が200℃以下、特に180℃以下のものが
好適に使用し得、これによつて、より低温で熱プ
レスを行なうことが可能になる。
なお、熱可塑性樹脂組成物としては、積層体の
耐熱性を向上させるため、かつより低温で熱プレ
スを行なうため、その軟化点が60〜180℃、特に
80〜150℃であるものが好ましく、例えばポリア
ミド樹脂系、ポリエステル樹脂系等のホツトメル
ト接着剤が使用し得、具体的にはエバーグリツプ
(セール・チルニー(ジヤパン)リミテツド製)
等が挙げられる。
また、本発明の実施に際し、熱可塑性樹脂組成
物の軟質ポリウレタンフオームへの塗工量は、1
積層面(片面)当り40〜150g/m2とするもので、
40g/m2より少ない塗工量では十分な熱融着性が
得られず、明瞭なウエルダーラインの成形の点で
問題が生じ、また150g/m2以上使用することは
コスト的に不利であり、またフオームが硬くな
る。
更に、熱可塑性樹脂組成物は、ポリウレタンフ
オーム表面より内部に1mm以上、特に2mm以上浸
透していることが必要で、これにより確実な熱融
着性を得てウエルダーラインの明瞭性を確保する
ことができる。また、この場合ポリウレタンフオ
ームの熱可塑性樹脂組成物の非浸透部分は厚さが
30mm以下、特に20mm以下とすることが好ましく、
これにより熱プレス成型後にウエルダー部分が浮
き上がるというような不都合が確実に防止され
る。
なお、熱可塑性樹脂組成物はウレタンフオーム
全面に塗工しても面材と融着する部分のみに塗工
してもよい。
また、熱可塑性樹脂組成物は、ロールコーター
方式、スプレー方式、カーテンフローコーター方
式により均一塗工するか、グラビアコーター方式
により点塗工することが好ましく、更に塗工後熱
ローラーをかけることによりフオームへの浸透度
をいつそう高めることができる。
なお、熱可塑性樹脂組成物は、塗布後、固化す
る前に面材を接着して固化させてもよく、或いは
面材を接着せずに固化させてもよい。
更に、本発明においては熱可塑性樹脂組成物を
塗工直後、接着性を保持している間に塩化ビニー
ル樹脂粉末、塩化ビニリデン樹脂粉末、アクリル
樹脂粉末、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー等
の熱可塑性樹脂粉末を熱可塑性樹脂組成物上に散
布し、固着せしめることもでき、これにより熱融
着性を一層高めることができる。
また、本発明においては前記熱可塑性樹脂粉末
に代えて、或いは散布と共に熱可塑性樹脂の薄膜
を熱可塑性樹脂組成物上にラミネートすることも
できる。
また、本発明においては熱融着性をより向上さ
せるために面材のウレタンフオームと接する面に
熱可塑性樹脂組成物を塗工することもできる。こ
の場合、熱可塑性樹脂組成物は面材のウレタンフ
オームと接する面の全面に塗工してもウレタンフ
オームと融着する部分にのみ塗工してもよい。な
お、熱可塑性樹脂組成物としては前記と同様のも
のが使用し得る。
更に、面材に塗工した熱可塑性樹脂組成物が接
着性を保持している間に塩化ビニール樹脂粉末、
塩化ビニリデン樹脂粉末等の熱可塑性樹粉末を散
布し、固着せしめてもよく、これによりさらに熱
融着性を向上させることができる。なお、面材に
熱可塑性樹脂を塗工する代りに溶液タイプ又はエ
マルジヨンタイプの接着剤を塗工してもよく、ま
た熱可塑性樹脂粉末を散布する代りに前記と同様
の熱可塑性樹脂薄膜をラミネートすることもでき
る。
本発明は、上述したように軟質ポリウレタンフ
オームの面材を積層すべき面に熱可塑性樹脂組成
物をあらかじめ塗工しておき、この軟質ポリウレ
タンフオームと面材とを凹凸形状を有する型によ
り熱プレスして融着するもので、面材の種類に特
に制限はないが、本発明においては表側面材とし
て天然繊維の織布もしくは不織布或いは軟質塩化
ビニル樹脂,ポリアミド樹脂,アクリル樹脂,塩
化ビニリデン樹脂等の合成樹脂のフイルム,レザ
ー,織布もしくは不織布が、裏側面材として表側
面材と同様のもの、或いはレジンボード,ハード
ボード,合板,木板,ダンボール板,金属板,合
成樹脂板等の自立性を有する板材が好適に用いら
れる。
この場合、表側面材としては、片軸又は両軸方
向に50%以上、特に100%以上の伸び率であるも
のを用いることが好ましく、これによりクツヨン
性に富み、かつウエルダーラインの明瞭な積層体
を得ることができる。なお、表側面材は溶融温度
が160〜240℃であるものが好適に使用される。更
に、表側面材としては表面に起毛或いは植毛した
ものを用いてもよい。
また、裏側面材としてフイルム,レザー,織布
もしくは不織布を用いる場合は、片軸又は両軸方
向に10%以下、特に2%以下の伸び率であるもの
を用いることが好ましく、これにより加工適性等
に優れた積層体を得ることができる。
本発明においては、上述した表側面材のみ、或
いは表側面材及び裏側面材の両方を用い、表側面
材の側から熱プレスするものがあるが、特に表側
面材及び裏側面材の両方を用いる場合は自動車の
内装材等として好適に使用し得るサンドイツチ構
造の積層体を得ることができる。
このように、サンドイツツチ構造の積層体を製
造す場合は、裏側面材側への熱可塑性樹脂組成物
の塗工量を表側面材側への塗工量より多くするこ
とにより、裏側面材と軟質ポリウレタンフオーム
との融着性を向上させることができる。
なお、本発明においては、ウエルダー部分の厚
さが元のポリウレタンフオーム厚さの20%以下と
なるように熱プレスすることが好ましく、これに
より明瞭なウエルダーラインを得ることができ
る。
また、本発明においては、熱プレス温度を熱可
塑性樹脂組成物の軟化点より10℃以上、好ましく
は20℃以上高く、かつ表側面材の溶融温度より10
〜70℃、好ましくは20〜50℃低く、しかも軟質ポ
リウレタンフオームの熱プレス可能温度の−40℃
〜+50℃、好ましくは−20〜+30℃の範囲の温度
とするものである。
即ち、熱プレス温度が熱可塑性樹脂の軟化温度
より低すぎると熱プレスによつて熱可塑性樹脂が
軟化せず、従つて熱可塑性樹脂が接着剤及び熱プ
レスによる凹凸形状形成補助剤として作用しない
ため、熱プレスによつて良好な形付け成形を行な
うことができないが、熱プレス温度を熱可塑性樹
脂の軟化温度より10℃以上高くすることにより、
かかる不都合を防止できる。
また、熱プレス温度が面材の溶融温度と較べて
高すぎると面材の外観が熱的損傷によつて損なわ
れ、著しい場合には面材が溶けて破れてしまい、
商品価値が全くなくなつてしまう。一方、面材の
溶融温度と比べて熱プレス温度が低すぎると面材
が軟化せず、熱プレス時に凹凸刃型によるはつき
りした押し型が面材につかないため、明瞭なウエ
ルダーラインを得ることができない。これに対
し、熱プレス温度を面材の溶融温度より10〜70℃
低くした場合は、上述した問題は生じない。
更に、本願においては熱可塑性樹脂が凹凸形状
形成補助剤として作用するため、熱可塑性樹脂を
使用しない通常の凹凸熱プレスに比べて熱プレス
温度を低くすることができるが、熱プレス温度が
フオームの熱プレス温度に比べて低すぎると熱に
よるフオームの形付けが殆んど行なわれず、熱可
塑性樹脂による補助効果のみによつて凹凸形状の
形成が行なわれるため、明瞭なウエルダーライン
を得ることができないと共に、熱プレス成形直後
にプレス型を上げたときに凹凸形状がくずれるこ
とがある。一方、熱プレス温度がフオームの熱プ
レス可能温度に比べて高すぎる場合、明瞭なウエ
ルダーラインや凹凸形状を得る点では問題はない
が、ポリウレタンフオームが熱によつて劣化し、
強度が低下したり、使用時の繰り返し圧縮によつ
てへたり易くなつたりする。これに対し、熱プレ
ス温度をポリウレタンフオームの熱プレス温度の
−40℃〜+50℃の範囲の温度とすることにより、
上記不具合を解消できるものでる。
なお、熱プレスは形付けロール又は形付けコン
ベアーにより連続的に行なつてもよく、或いは熱
プレス機によりバツチ式に行なつてもよい。
更に、本発明においては、熱プレスの型を取り
去つた後、熱可塑性樹脂組成物が硬化する前に熱
可塑性樹脂組成物の軟化点より低温の鋳型によつ
て更に押圧することができ、これによりウエルダ
ー模様が型くずれするのを確実に防止し得る。
上述したように、本発明に係る積層体の製造方
法によれば、簡単,確実かつ安価に明瞭なウエル
ダーラインを有する積層体を得ることができる。
更に、本発明方法によれば、ウレタンフオーム
と面材とを従来の熱プレス法により一体化する場
合に比べて低温かつ短時間で型付け成形すること
ができ、これによりウレタンフオームと布地等と
の一体熱プレスにおける最大の問題点である熱に
よる布地等の溶融,伸縮等を防止することができ
る。
また、本発明によれば、熱可塑性樹脂塗工後、
同一ライン上で直ちに形付け成形することもで
き、或いは熱可塑性樹脂を塗工する際に面材を積
層して2層乃至3層の積層品を作つておき、これ
を随時形付け成形することもできる(形付け装置
のみ必要)など種々の利点を有するものである。
以下実施例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
〔実施例 1〜5〕
第1表に示す軟質ポリウレタンフオーム,表側
面材,裏側面材,熱可塑性樹脂組成物,熱プレス
条件により、第1図及び第2図に示す装置を用い
て第1表に示す実施例1〜5の積層体をそれぞれ
製造し、この積層体のウエルダー部分の厚さ
(t1)及び非ウエルダー部分の厚さ(t2)を測定
し、フオームの元厚さ(t0)と比較した。結果を
第2表に示す。なお、第2表において段差とはウ
エルダー部分と非ウエルダー部分の厚さの差のこ
とで、浮き及びフオームの硬さと関連する。浮き
及び段差が大きいほどウエルダーラインが明瞭に
なる。
装置の説明
第1図は本実施例の積層体を製造した装置を示
すもので、この装置においては、まず矢印方向に
移動する軟質ポリウレタンフオーム1の表面及び
裏面にホツトメルト塗工用アプリケーター2,3
により熱可塑性樹脂組成物をそれぞれ塗工し、そ
の直後に圧着ロール4,5によりフオーム1の表
面及び裏面に表側面材6及び裏側面材7をそれぞ
れ積層し、次いでフオームの移動を停止し、熱プ
レス装置8により熱プレスして積層体を製造する
ものである。この熱プレス装置8は、平板状のプ
レス台8aと凹凸形状を有する型板8bにより熱
プレスを行なうもので、型板8bは第2図に示す
ように田字状の凸部を有するものである。また、
図中aは5mm、bは20mm、cは70mm、dは50mm、
e及びfはそれぞれ5mmである。
なお、実施例4においては、表面だけにEVA
を塗工し、表側面材のみを積層した。
The present invention relates to a method for manufacturing a laminate in which a face material is laminated and integrated on one or both sides of a flexible polyurethane foam by hot pressing, and particularly to a method for suitably manufacturing a laminate having an uneven shape. Traditionally, two- or three-layer laminates have been used as vehicle interior materials by fusing and integrating thermoplastic resin films, leather, woven fabrics, non-woven fabrics, etc. on one or both sides of a soft polyurethane foam to give an uneven pattern. , used as furniture materials, wall materials, floor materials, etc.
Currently, such laminates are mainly manufactured by high-frequency welding, but this method requires very high-cost special forms, expensive welding machines, and the surface material is chlorinated. It has the disadvantage of being limited to vinyl, etc. In addition to the high-frequency welding method, a method has been proposed in which a special foamable hardening resin is applied to the foam surface and then heat-pressed to form the shape. In addition to requiring a complicated process of applying the material, there are restrictions such as the need to perform the coating process and the shaping process in succession. In view of the above circumstances, the present inventors used a cost-effective heat press method to easily and reliably form an uneven pattern on a soft polyurethane foam and a face material without requiring any special form or process. As a result of conducting various studies on methods for laminating and integrating the soft polyurethane foam, we found that the soft polyurethane foam and the face material were heat-pressed using a mold having an uneven shape, and the face material was laminated and integrated on one or both sides of the soft polyurethane foam. In the method, a soft polyurethane foam with an air permeability of 40 cm 3 /cm 2 /second or more in a Frazier type tester based on the cotton fabric test method of JIS-L1004-1972 is used, and the above surface material is laminated. A thermoplastic resin composition is applied to the surface of the soft polyurethane foam at a concentration of 40 to 150 per laminated surface.
Coat the soft polyurethane foam in advance so that it penetrates 1 mm or more into the interior of the soft polyurethane foam at a coating weight of g/ m2 , and heat-press at a temperature 10°C or more higher than the softening point of the thermoplastic resin composition. , 10 to 70 degrees Celsius lower than the melting temperature of the surface material, and -40 degrees Celsius, the temperature at which soft polyurethane foam can be hot-pressed.
The present invention was made based on the finding that the above object can be achieved by setting the temperature in the range of ~+50°C. That is, in the present application, a thermoplastic resin composition is coated on a soft polyurethane foam in advance, and the soft polyurethane foam and a face material are hot-pressed using, for example, a mold having uneven parts, thereby forming a molten thermoplastic resin composition. The material penetrates into the foam, greatly improving the thermoformability of the mold, especially the pressed foam part (welder part) by the convex part, and in this case, this also goes hand in hand with the high thermoformability of the polyurethane foam. Even immediately after the mold is removed at high temperature, the molded shape is prevented from collapsing due to the restoring force of the foam, and a clear weld line can be obtained. Also,
In this application, we used a soft polyurethane foam whose air permeability was 40 or more in terms of passing air volume (cm 3 /cm 2 /sec) using a Frazier type tester based on the cotton fabric testing method of JIS-L1004-1972. When applying a thermoplastic resin composition, the composition penetrates into the inside of the foam, improving adhesive strength, and reducing the amount of the thermoplastic resin composition applied to the soft polyurethane foam by one lamination side (single side).
By applying the thermoplastic resin composition to a surface of 40 to 150 g/m 2 and permeating the foam surface by 1 mm or more, a clear weld line can be formed easily and reliably, and at a low cost. It is possible to obtain reliable heat fusion properties advantageously and without hardening the foam. Furthermore, in the present application, the heat press temperature is set to be 10°C or more higher than the softening point of the thermoplastic resin composition, 10 to 70°C lower than the melting temperature of the surface material, and -40°C lower than the hot pressable temperature of the flexible polyurethane foam.
The temperature should be in the range of ℃ to +50℃, and the interrelationship between the heat press temperature and the softening point of the thermoplastic resin composition, the melting temperature of the surface material, and the hot pressable temperature of the flexible polyurethane foam is as follows. By regulating the above, a clear weld line can be obtained by shaping and forming at a low temperature and in a short time, and it also avoids the melting of the face material due to heat, which is the biggest problem in integral heat pressing of polyurethane foam and face material.
Can prevent expansion and contraction. The present invention will be explained in more detail below. In the present invention, an ether-based flexible polyurethane foam or an ester-based flexible polyurethane foam is used as the flexible polyurethane foam. In this case, the flexible polyurethane foam is
The air permeability of this type of foam is 40 or more, preferably 80 or more in terms of air passing rate (cm 3 /cm 2 /sec) using a Frazier type tester based on the cotton fabric testing method of JIS-L1004-1972. By using a foam, when applying a thermoplastic resin composition, the composition can easily penetrate not only onto the surface of the foam, but also into the inside of the foam, further improving adhesive strength. In addition, in order to improve thermal adhesion, foam raw materials are foamed by adding vinyl chloride resin, plasticizers, etc. as thermal adhesion improving ingredients, and soft polyurethane foam is made of vinyl chloride resin paste or vinylidene chloride resin lattice. It is also possible to use a material impregnated with a heat fusion improver such as . As the soft polyurethane foam, a normal polyurethane foam with a cell membrane can be used, but a reticulated foam without a cell membrane can be particularly preferably used, and by using this reticulated foam, a thermoplastic resin composition can be formed. easily penetrates into the foam, further improving adhesive strength. Furthermore, as the flexible polyurethane foam, one having an apparent density of 0.014 to 0.05 is preferably used. In addition, as a soft polyurethane foam, heat pressable temperature (20 mm thick urethane foam is compressed to 4 mm and held for 120 seconds, and after releasing the press
The minimum pressing temperature at which the foam thickness is 4.5 mm or less after a certain period of time is referred to as the heat-pressable temperature of the foam is preferably 200°C or less, particularly 180°C or less, and thereby, It becomes possible to perform heat pressing at a lower temperature. In addition, in order to improve the heat resistance of the laminate and to perform heat pressing at a lower temperature, the thermoplastic resin composition has a softening point of 60 to 180°C, especially
It is preferable that the temperature is 80 to 150°C, and for example, hot melt adhesives such as polyamide resin and polyester resin can be used.
etc. Further, when carrying out the present invention, the coating amount of the thermoplastic resin composition on the flexible polyurethane foam is 1
40 to 150 g/ m2 per laminated surface (single side),
If the coating amount is less than 40 g/m 2 , sufficient thermal adhesion will not be obtained, causing problems in forming clear weld lines, and if it is used in excess of 150 g/m 2 , it will be disadvantageous in terms of cost. , and the foam becomes stiffer. Furthermore, the thermoplastic resin composition must penetrate 1 mm or more, especially 2 mm or more, into the interior of the polyurethane foam surface, thereby ensuring reliable thermal fusion properties and ensuring clarity of the weld line. I can do it. In addition, in this case, the thickness of the non-permeable part of the thermoplastic resin composition of the polyurethane foam is
It is preferably 30 mm or less, especially 20 mm or less,
This reliably prevents inconveniences such as the welded portion lifting up after hot press molding. The thermoplastic resin composition may be applied to the entire surface of the urethane foam, or may be applied only to the portion that will be fused to the face material. The thermoplastic resin composition is preferably uniformly coated using a roll coater method, spray method, curtain flow coater method, or spot coated using a gravure coater method. When can you increase your penetration level? In addition, the thermoplastic resin composition may be solidified by adhering the face material before solidifying after application, or may be solidified without adhering the face material. Furthermore, in the present invention, immediately after coating the thermoplastic resin composition, while maintaining adhesive properties, thermoplastic resins such as vinyl chloride resin powder, vinylidene chloride resin powder, acrylic resin powder, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, etc. The powder can also be spread on the thermoplastic resin composition and fixed thereon, thereby further improving the heat fusion properties. Further, in the present invention, a thin film of a thermoplastic resin may be laminated onto the thermoplastic resin composition instead of the thermoplastic resin powder, or in addition to being sprayed. Furthermore, in the present invention, a thermoplastic resin composition can be applied to the surface of the face material that comes into contact with the urethane foam in order to further improve the heat fusion properties. In this case, the thermoplastic resin composition may be applied to the entire surface of the face material that is in contact with the urethane foam, or may be applied only to the portion that is fused to the urethane foam. In addition, as the thermoplastic resin composition, those similar to those mentioned above can be used. Furthermore, while the thermoplastic resin composition coated on the face material maintains its adhesive properties, the vinyl chloride resin powder,
Thermoplastic resin powder such as vinylidene chloride resin powder may be sprinkled and fixed, thereby further improving the heat fusion properties. Note that instead of coating the face material with a thermoplastic resin, a solution type or emulsion type adhesive may be applied, and instead of spraying thermoplastic resin powder, a thermoplastic resin thin film similar to the above may be applied. It can also be laminated. As described above, in the present invention, a thermoplastic resin composition is applied in advance to the surface on which the soft polyurethane foam face material is to be laminated, and the soft polyurethane foam and the face material are hot pressed using a mold having an uneven shape. There are no particular restrictions on the type of surface material, but in the present invention, natural fiber woven fabric or non-woven fabric, soft vinyl chloride resin, polyamide resin, acrylic resin, vinylidene chloride resin, etc. are used as the surface material. Synthetic resin film, leather, woven fabric, or non-woven fabric as the back side material, or the same as the front side material, or self-supporting resin board, hardboard, plywood, wood board, cardboard board, metal plate, synthetic resin board, etc. A plate material having the following properties is preferably used. In this case, it is preferable to use a material with an elongation rate of 50% or more, especially 100% or more in one or both axial directions as the surface material. You can get a body. Note that the surface material having a melting temperature of 160 to 240°C is preferably used. Further, as the surface material, a material whose surface is brushed or flocked may be used. In addition, when using film, leather, woven fabric, or non-woven fabric as the back side material, it is preferable to use a material with an elongation rate of 10% or less, especially 2% or less in one or both axial directions. It is possible to obtain a laminate having excellent properties such as: In the present invention, only the above-mentioned front surface material or both the front surface material and the back surface material are used, and hot pressing is performed from the front surface material side, but in particular, both the front surface material and the back surface material are used. When used, it is possible to obtain a laminate having a sandwich structure that can be suitably used as an interior material for automobiles. In this way, when manufacturing a laminate with a sandwich structure, the amount of the thermoplastic resin composition applied to the back side material side is greater than the amount applied to the front side material side. It is possible to improve the fusion properties between the material and the soft polyurethane foam. In the present invention, it is preferable to heat press so that the thickness of the welded portion is 20% or less of the original thickness of the polyurethane foam, thereby making it possible to obtain a clear welded line. Further, in the present invention, the hot press temperature is set to be 10°C or more higher than the softening point of the thermoplastic resin composition, preferably 20°C or more higher than the melting temperature of the surface material.
-70°C, preferably 20 to 50°C lower, and -40°C, which is the temperature at which flexible polyurethane foam can be hot-pressed
The temperature is in the range of ~+50°C, preferably -20~+30°C. That is, if the heat press temperature is too lower than the softening temperature of the thermoplastic resin, the thermoplastic resin will not be softened by the heat press, and therefore the thermoplastic resin will not act as an adhesive or an auxiliary agent for forming uneven shapes by hot press. , it is not possible to perform good shaping by hot pressing, but by increasing the hot pressing temperature by 10°C or more higher than the softening temperature of the thermoplastic resin,
Such inconvenience can be prevented. In addition, if the heat press temperature is too high compared to the melting temperature of the facing material, the appearance of the facing material will be damaged by thermal damage, and in severe cases, the facing material will melt and tear.
The product value will be completely lost. On the other hand, if the heat press temperature is too low compared to the melting temperature of the face material, the face material will not soften and the sharp stamping die created by the uneven blade will not stick to the face material during heat pressing, resulting in a clear weld line. I can't. On the other hand, the heat press temperature is 10 to 70℃ higher than the melting temperature of the face material.
If it is made lower, the above-mentioned problem will not occur. Furthermore, in the present application, since the thermoplastic resin acts as an auxiliary agent for forming the uneven shape, the heat press temperature can be lowered compared to the normal uneven heat press that does not use a thermoplastic resin. If the temperature is too low compared to the heat press temperature, the form will hardly be shaped by heat, and the uneven shape will be formed only by the auxiliary effect of the thermoplastic resin, making it impossible to obtain a clear weld line. In addition, when the press mold is raised immediately after hot press molding, the uneven shape may collapse. On the other hand, if the heat press temperature is too high compared to the heat pressable temperature of the foam, there will be no problem in obtaining clear weld lines or uneven shapes, but the polyurethane foam will deteriorate due to heat.
Its strength may decrease or it may become more prone to weakening due to repeated compression during use. On the other hand, by setting the heat press temperature to a temperature in the range of -40℃ to +50℃ of the heat press temperature of polyurethane foam,
There is something that can solve the above problem. The heat pressing may be performed continuously using a shaping roll or a shaping conveyor, or may be performed in batches using a heat press machine. Furthermore, in the present invention, after the hot press mold is removed and before the thermoplastic resin composition is cured, it is possible to further press the thermoplastic resin composition using a mold having a temperature lower than the softening point of the thermoplastic resin composition. This can reliably prevent the welder pattern from losing its shape. As described above, according to the method for manufacturing a laminate according to the present invention, a laminate having clear weld lines can be obtained easily, reliably, and inexpensively. Furthermore, according to the method of the present invention, molding can be carried out at a lower temperature and in a shorter time than when the urethane foam and the face material are integrated by the conventional heat press method, thereby making it possible to form the urethane foam and the fabric etc. It is possible to prevent melting, expansion and contraction of fabrics, etc. due to heat, which is the biggest problem in integral heat presses. Further, according to the present invention, after coating the thermoplastic resin,
It is possible to shape and mold immediately on the same line, or it is possible to laminate face materials when applying thermoplastic resin to create a two- or three-layer laminate product, which can be shaped and molded at any time. It has various advantages, such as being able to do the same thing (only a shaping device is required). EXAMPLES The present invention will be specifically explained below with reference to Examples. [Examples 1 to 5] Using the soft polyurethane foam, front side material, back side material, thermoplastic resin composition, and hot press conditions shown in Table 1, the first press was carried out using the apparatus shown in FIGS. The laminates of Examples 1 to 5 shown in the table were manufactured, the thickness of the welded part (t 1 ) and the thickness of the non-weldered part (t 2 ) of the laminate were measured, and the original thickness of the foam ( t 0 ). The results are shown in Table 2. Note that in Table 2, the level difference refers to the difference in thickness between the welded portion and the non-welded portion, and is related to the float and the hardness of the foam. The larger the float and step, the clearer the weld line. Description of the Apparatus FIG. 1 shows an apparatus for manufacturing the laminate of this example. In this apparatus, hot melt coating applicators 2 and 3 are first applied to the front and back surfaces of a flexible polyurethane foam 1 that moves in the direction of the arrow.
Immediately after, the front side material 6 and the back side material 7 are respectively laminated on the front and back surfaces of the form 1 using pressure rolls 4 and 5, and then the movement of the form is stopped, A laminate is produced by hot pressing using a hot press device 8. This heat press device 8 performs heat pressing using a flat press table 8a and a mold plate 8b having an uneven shape. be. Also,
In the figure, a is 5mm, b is 20mm, c is 70mm, d is 50mm,
e and f are each 5 mm. In addition, in Example 4, EVA was applied only to the surface.
was coated, and only the surface material was laminated.
【表】【table】
【表】
第2表の結果より、本発明方法によればウエル
ダーラインの明瞭な積層体が得られることが認め
られた。即ち、通常の軟質ポリウレタンフオーム
を用いた3層構造の実施例1〜3においては、6
〜10mm、2層構造の実施例4においては3mm以上
の段差を有する積層体が得られ、特にセル膜のな
い網状のフオームを用いた3層構造の実施例5に
おいては15mm以上の段差を有する積層体が得られ
るものであつた。[Table] From the results in Table 2, it was confirmed that a laminate with clear weld lines could be obtained according to the method of the present invention. That is, in Examples 1 to 3 of the three-layer structure using ordinary flexible polyurethane foam, 6
~10 mm, and in Example 4 with a two-layer structure, a laminate with a step of 3 mm or more was obtained, and especially in Example 5 with a three-layer structure using a net-like foam without a cell membrane, a step with a step of 15 mm or more was obtained. A laminate was obtained.
第1図は実施例の積層体の製造に使用した装置
を示す一部断面概略図、第2図は同装置の熱プレ
ス装置の型板を示す裏面図である。
1……軟質ポリウレタンフオーム、6……表側
面材、7……裏側面材、8……熱プレス装置。
FIG. 1 is a partially cross-sectional schematic diagram showing the apparatus used for manufacturing the laminate of the example, and FIG. 2 is a back view showing a template of the hot press apparatus of the same apparatus. 1... Soft polyurethane foam, 6... Front side material, 7... Back side material, 8... Heat press device.
Claims (1)
形状を有する型により熱プレスして軟質ポリウレ
タンフオームの片面又は両面に面材を積層一体化
する方法において、軟質ポリウレタンフオームと
して通気性がJIS−L1004−1972の綿織物試験方
法に基づくフラジール型試験機による通過空気量
で40cm3/cm2/秒以上のものを用い、かつ上記面材
を積層すべき軟質ポリウレタンフオームの面に熱
可塑性樹脂組成物を1積層面当り40〜150g/m2
の塗工量で軟質ポリウレタンフオーム表面より内
部に1mm以上浸透させるようにあらかじめ面状に
塗工しておくと共に、熱プレス温度を熱可塑性樹
脂組成物の軟化点より10℃以上高く、表側面材の
溶融温度より10〜70℃低く、しかも軟質ポリウレ
タンフオームの熱プレス可能温度の−40℃〜+50
℃の範囲の温度とすることを特徴とする積層体の
製造方法。 2 軟質ポリウレタンフオームとしてセル膜のな
い網状のものを用いた特許請求の範囲第1項記載
の製造方法。 3 軟質ポリウレタンフオームとして熱プレス可
能温度(20mm厚さの軟質ポリウレタンフオームを
4mmに圧縮して120秒間保持し、プレス解放後24
時間のフオーム厚さが4.5mm以下であるための最
低プレス温度)が200℃以下のものを用いた特許
請求の範囲第1項又は第2項記載の製造方法。 4 熱可塑性樹脂組成物として軟化点が60〜180
℃の範囲にあるものを用いた特許請求の範囲第1
項乃至第3項いずれか記載の製造方法。 5 軟質ポリウレタンフオームの熱可塑性樹脂組
成物の非浸透部分が厚さ30mm以下になるようにし
た特許請求の範囲第1項乃至第4項いずれか記載
の製造方法。 6 表側面材として天然繊維の織布もしくは不織
布又は合成樹脂のフイルム,レザー,織布もしく
は不織布を用い、表側面材側より熱プレスを行
い、軟質ポリウレタンフオームの片面に面材を積
層するようにした特許請求の範囲第1項乃至第5
項いずれか記載の製造方法。 7 表側面材として天然繊維の織布もしくは不織
布又は合成樹脂のフイルム,レザー,織布もしく
は不織布を用い、裏側面材として天然繊維の織布
もしくは不織布,合成樹脂のフイルム,レザー,
織布もしくは不織布又は自立性を有する板材を用
い、表側面材側より熱プレスを行ない、軟質ポリ
ウレタンフオームの両面に面材を積層するように
した特許請求の範囲第1項乃至第6項いずれか記
載の製造方法。 8 表側面材として伸び率が少なくとも片軸方向
に対して50%以上のものを用いた特許請求の範囲
第6項又は第7項記載の製造方法。 9 表側面材として伸び率が両軸方向に対して50
%以上のものを用いた特許請求の範囲第8項記載
の製造方法。 10 表側面材として溶融温度が160〜240℃のも
のを用いた特許請求の範囲第6項乃至第9項いず
れか記載の製造方法。 11 表側面材として表面に起毛もしくは植毛が
されたものを用いた特許請求の範囲第6項乃至第
10項いずれか記載の製造方法。 12 裏側面材として伸び率が両軸方向に対して
10%以下のフイルム,レザー,織布もしくは不織
布を用いた特許請求の範囲第7項記載の製造方
法。 13 積層体のウエルダー部分の軟質ポリウレタ
ンフオームの厚さが元の軟質ポリウレタンフオー
ムの厚さの20%以下になるようにした特許請求の
範囲第1項乃至第12項いずれか記載の製造方
法。 14 熱プレスの型を取り去つた後、熱可塑性樹
脂組成物が硬化する前に熱可塑性樹脂組成物の軟
化点より低温の鋳型によつて更に押圧するように
した特許請求の範囲第1項乃至第13項いずれか
記載の製造方法。[Claims] 1. A method in which a soft polyurethane foam and a face material are heat-pressed using a mold having an uneven shape to laminate and integrate the face material on one or both sides of the soft polyurethane foam, wherein the soft polyurethane foam has air permeability. The amount of air passing through a Frazier type tester based on the JIS-L1004-1972 cotton fabric testing method is 40cm 3 /cm 2 /second or more, and the surface of the soft polyurethane foam on which the above surface material is to be laminated is made of thermoplastic material. 40 to 150 g/m 2 of resin composition per laminated surface
The coating is applied in advance so that it penetrates 1 mm or more into the inside of the soft polyurethane foam surface with a coating amount of 10 to 70℃ lower than the melting temperature of polyurethane foam, and -40℃ to +50℃ lower than the hot pressable temperature of soft polyurethane foam.
A method for manufacturing a laminate, characterized in that the temperature is in the range of °C. 2. The manufacturing method according to claim 1, in which a mesh-like flexible polyurethane foam without a cell membrane is used. 3 Temperature at which a soft polyurethane foam can be hot-pressed (a 20 mm thick soft polyurethane foam is compressed to 4 mm and held for 120 seconds, after releasing the press 24
3. The manufacturing method according to claim 1 or 2, using a material having a minimum pressing temperature of 200° C. or less for a foam thickness of 4.5 mm or less. 4 Softening point as a thermoplastic resin composition is 60 to 180
Claim 1 using a temperature range of ℃
The manufacturing method according to any one of items 1 to 3. 5. The manufacturing method according to any one of claims 1 to 4, wherein the non-permeable portion of the thermoplastic resin composition of the flexible polyurethane foam has a thickness of 30 mm or less. 6. Use natural fiber woven or non-woven fabric or synthetic resin film, leather, woven fabric, or non-woven fabric as the surface material, heat press from the surface material side, and laminate the surface material on one side of the soft polyurethane foam. Claims 1 to 5
The manufacturing method described in any of the paragraphs. 7 A woven fabric or non-woven fabric made of natural fibers or a synthetic resin film, leather, woven fabric or non-woven fabric is used as the front side material, and a woven fabric or non-woven fabric made of natural fiber, a synthetic resin film, leather, etc. is used as the back side material.
Any one of claims 1 to 6, in which a woven fabric, a non-woven fabric, or a self-supporting plate material is used, and the face material is laminated on both sides of the soft polyurethane foam by hot pressing from the front side material side. Manufacturing method described. 8. The manufacturing method according to claim 6 or 7, wherein the surface material has an elongation rate of at least 50% or more in one axial direction. 9 As a surface material, the elongation rate is 50 in both axial directions.
% or more of the manufacturing method according to claim 8. 10. The manufacturing method according to any one of claims 6 to 9, using a surface material having a melting temperature of 160 to 240°C. 11. The manufacturing method according to any one of claims 6 to 10, using a material whose surface is brushed or flocked. 12 As a back side material, the elongation rate is in both axial directions.
The manufacturing method according to claim 7, using 10% or less of film, leather, woven fabric or non-woven fabric. 13. The manufacturing method according to any one of claims 1 to 12, wherein the thickness of the flexible polyurethane foam in the welded portion of the laminate is 20% or less of the thickness of the original flexible polyurethane foam. 14 After removing the hot press mold, the thermoplastic resin composition is further pressed by a mold having a temperature lower than the softening point of the thermoplastic resin composition before it hardens. The manufacturing method according to any one of Clause 13.
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JP58053211A JPS59187844A (en) | 1983-03-29 | 1983-03-29 | Manufacture of laminate |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59187844A JPS59187844A (en) | 1984-10-25 |
JPH0353109B2 true JPH0353109B2 (en) | 1991-08-14 |
Family
ID=12936508
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP58053211A Granted JPS59187844A (en) | 1983-03-29 | 1983-03-29 | Manufacture of laminate |
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JP (1) | JPS59187844A (en) |
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JPS61104837A (en) * | 1984-10-26 | 1986-05-23 | 倉敷紡績株式会社 | Grooved watting material |
JP6658092B2 (en) * | 2016-02-29 | 2020-03-04 | 東洋紡株式会社 | Non-woven fabric for reinforcing foam molded products |
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JPS5076181A (en) * | 1973-10-09 | 1975-06-21 | ||
JPS5258775A (en) * | 1975-11-08 | 1977-05-14 | Ikuta Kougei Yuugen | Method for adhering foamed elastomer with cloth |
JPS57156242A (en) * | 1981-03-21 | 1982-09-27 | Nordson Kk | Foamed laminated sheet consisting of joining medium of foaming type hot melt and its manufacture |
-
1983
- 1983-03-29 JP JP58053211A patent/JPS59187844A/en active Granted
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JPS59187844A (en) | 1984-10-25 |
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