JPH0352398B2 - - Google Patents

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JPH0352398B2
JPH0352398B2 JP59040744A JP4074484A JPH0352398B2 JP H0352398 B2 JPH0352398 B2 JP H0352398B2 JP 59040744 A JP59040744 A JP 59040744A JP 4074484 A JP4074484 A JP 4074484A JP H0352398 B2 JPH0352398 B2 JP H0352398B2
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JP
Japan
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sprocket
guide pulley
guide
spring
chain
Prior art date
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JP59040744A
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English (en)
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JPS60185689A (ja
Inventor
Masashi Nagano
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shimano Industrial Co Ltd filed Critical Shimano Industrial Co Ltd
Priority to JP4074484A priority Critical patent/JPS60185689A/ja
Publication of JPS60185689A publication Critical patent/JPS60185689A/ja
Publication of JPH0352398B2 publication Critical patent/JPH0352398B2/ja
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  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の分野) 本発明はフロントスプロケツト装置と、多段リ
ヤスプロケツト装置とを備えた自転車用リヤデイ
レーラー、詳しくは、固定部材、ベース部材と2
本のリンク部材及び可動部材から成り変形可能な
リンク機構、ガイドプーリーとテンシヨンプーリ
ーとをもつチエンガイドを備え、ワイヤ操作によ
り前記リンク機構を変形させて、前記チエンガイ
ドを往復動させ、該チエンガイドにより案内する
チエンを、多段リヤスプロケツト装置における一
つのスプロケツトに掛換えて変速するようにした
自転車用リヤデイレーラーに関する。 (従来技術) 従来、自転車用リヤデイレーラーにおいて、そ
の変速性を向上するため次の構造が採用されてい
る。 その一つは、前記チエンガイドと可動部材との
間に第1ばねを介装すると共に、前記ベース部材
を、1本の横軸を介して前記固定部材に揺動自由
に支持し、該ベース部材と固定部材との間に第2
ばねを介装し、これらの第1及び第2ばねにより
前記チエンに所定のテンシヨンを与えると共に、
前記第1、第2ばねのバランスで前記チエンガイ
ドの位置、詳しくは、該チエンガイドにおけるガ
イドプーリーの多段リヤスプロケツト装置におけ
る各スプロケツトに対する位置を設定するごとく
構成されている。 所が、この従来構造の場合、前記第2ばねの付
勢方向は前記リンク機構を固定部材に対し時計方
向に、換言するとガイドプーリーが多段リヤスプ
ロケツト装置の半径方向外方としているため、換
言すると、前記第2ばねの作用により、チエン掛
換時、前記チエンガイドは前記ガイドプーリーと
多段リヤスプロケツト装置の小径スプロケツトと
の間の間隔がガイドプーリーと大径スプロケツト
との間の間隔より大きくなる傾向で作動するた
め、前記ガイドプーリーと前記多段リヤスプロケ
ツト装置の各スプロケツトとの間隔は、大径スプ
ロケツトとの間隔を適正間隔に設定した場合、小
径スプロケツトとの間隔ぎ広くなる問題があつ
た。 そして、特に、前記小径スプロケツトの大径ス
プロケツトとの径差が大きいスプロケツト構成の
場合、前記ガイドプーリーと小径スプロケツトと
の間の間隔が大きくなり過ぎて、変速性が悪くな
る問題があつた。 しかして、以上の問題を解決するため、前記第
2ばねのばね力を弱くし、前記小径スプロケツト
とガイドプーリーとの間隔が小さくなるように設
定することが考えられるが、この場合、前記チエ
ンを大径スプロケツトに掛換えたとき、前記大径
スプロケツトとガイドプーリーとの間隔が小さく
なり過ぎ、場合によつては、ガイドプーリーが大
径スプロケツトに干渉することになるのである。 このように、前記第1及び第2ばねのバランス
により前記ガイドプーリーの位置を制御する構造
において、その制御キヤパシテイが小さく、この
ため前記各ばねのばね力は、小径スプロケツトと
大径スプロケツトとの歯数差に対応して設定する
必要があり、しかも、前記小径スプロケツトに対
する大径スプロケツトの歯数が増大するに伴なつ
て、換言すると歯数差が大きくなるに伴なつて前
記第1ばねのばね反力は大径スプロケツトにおい
て大きくなるため、前記第2ばねのばね力を大き
くし、前記チエンの大径スプロケツトへの掛換
時、前記ガイドプーリーが大径スプロケツトと接
触するのを防ぐようにする必要があり、この結
果、前記第1ばね及び第2ばねを前記ガイドプー
リーと大径スプロケツトとの間の間隔が所定間隔
となるように設定した場合、チエンの小径スプロ
ケツトへの掛換時、ばね力を大きくした前記第2
ばねの力によりガイドプーリーと小径スプロケツ
トとの間の間隔が大きくなり過ぎることになる問
題は回避できないのである。 又、フロントスプロケツト装置と多段リヤスプ
ロケツト装置とを備えた自転車において、前記フ
ロントスプロケツト装置において用いられるフロ
ントスプロケツトの径が変るとき、チエンテンシ
ヨンが変つて、前記第1及び第2ばねのバランス
が崩れることになるため、前記ガイドプーリーの
位置が大きく変ることになる問題もある。 又一方、従来、特公昭42−23485号公報に示さ
れている通り、前記リンク部材のベース部材への
連結ピン及び前記可動部材のリンク部材への連結
ピンをそれぞれ前記リヤスプロケツト装置の軸心
と直交する平面に対し傾斜させて、前記チエンガ
イドを多段リヤスプロケツト装置の軸心と平行す
る平面内を前記リヤスプロケツト装置の半径方向
に強制的に移動させるごとく構成したデイレーラ
ーが知られている。 所が、この従来構造の場合は、前記チエンガイ
ドの移動方向が特定されていて、その移動方向を
変えることができない構造であるため、多段リヤ
スプロケツト装置のスプロケツト構成が変わつた
場合、ガイドプーリーと各スプロケツトとの間の
間隔に広狭個所ができ、変速性が悪くなる問題が
あつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、フロントスプロケツト装置及
び多段リヤスプロケツト装置を用いた自転車に適
用する場合、前記リヤスプロケツト装置のスプロ
ケツト構成が変わつたり、或いはフロントスプロ
ケツト装置の径が変わつた場合でも、二つのばね
を用いた従来例や連結ピンを傾斜させる従来例に
比較して前記チエンガイドのガイドプーリーとリ
ヤスプロケツト装置における各スプロケツトとの
間の間隔を許容範囲に保つことができ、良好な変
速ができる範囲を広げられるようにする点にあ
る。 (発明の構成) フロントスプロケツト装置と、多段リヤスプロ
ケツト装置Sとを備えた自転車用リヤデイレーラ
ーであつて、固定部材1及びベース部材2と2本
のリンク部材3,4及び可動部材5とから成り、
変形可能なリンク機構Aと前記可動部材5に支持
され、前記チエンを前記多段リヤスプロケツト装
置Sに案内するガイドプーリー61とテンシヨン
プーリー62とを備えたチエンガイド6とから成
り、前記リンク機構Aは、前記固定部材1に第1
横軸7により揺動可能に支持され、また、前記チ
エンガイド6は、前記可動部材5に第2横軸12
により揺動可能に支持されていて、前記チエンガ
イド6と可動部材5との間には、前記チエンにチ
エンテンシヨンを与える第1ばね13を、また、
前記固定部材1とリンク機構Aとの間には、前記
リンク機構Aを、前記ガイドプーリー61が前記
リヤスプロケツト装置Sの軸心に対して遠去かる
方向に付勢する第2ばね14をそれぞれもつてお
り、更に、前記リンク機構Aには、該リンク機構
Aの変形時、前記ガイドプーリー61を前記リヤ
スプロケツト装置Sに軸心方向で、かつ、前記軸
心と直交する平面内において半径方向に移動させ
る強制移動機構を備え、かつ、前記ガイドプーリ
ー61は、前記チエンガイド6の可動部材5への
支持位置中心に対し偏位した位置に設けて天秤形
式としており、そして、この強制移動機構を、該
機構と前記チエンガイド6の揺動による前記ガイ
ドプーリー61の動きとの総合により前記ガイド
プーリー61が多段リヤスプロケツト装置Sにお
ける小径側スプロケツトS1と大径側スプロケツト
S2との間を移動するとき、前記大径側スプロケツ
トS2における、該大径側スプロケツトS2と、前記
ガイドプーリー61との間隔l2が、小径側スプロ
ケツトS1における該小径側スプロケツトS1と前記
ガイドプーリー61との間隔l1より大きくなるよ
うに成し、そして、前記第1ばね13に対する前
記第2ばね14のバランスで前記リンク機構Aを
揺動させて、前記ガイドプーリー61を大径側ス
プロケツトS2に近づけるようにして、前記ガイド
プーリー61の前記リヤスプロケツト装置Sにお
けるスプロケツトとの間隔を許容範囲に設定する
と共に、前記チエンガイド6の支持装置中心とガ
イドプーリー61の回転中心との天秤長さを、前
記フロントスプロケツト装置において用いられる
フロントスプロケツトの径が変わるとき、前記ガ
イドプーリー61の前記リヤスプロケツト装置S
におけるスプロケツトとの間隔が、前記設定間隔
に対し変動の少ない長さに設定したことにより、
チエン掛換時、前記強制移動機構により前記チエ
ンガイドを多段リヤスプロケツト装置の軸心と平
行に移動させると共に、前記軸心と直交する平面
内を前記リヤスプロケツト装置の半径方向に強制
的に移動させ、前記チエン掛換時に揺動する前記
チエンガイドの揺動によるガイドプーリーの動き
との総合により前記ガイドプーリーを移動させる
と共に、このガイドプーリーの移動により設定さ
れる位置を、前記第1及び第2ばねのバランスに
より修正し、多段リヤスプロケツト装置のスプロ
ケツト構成が変わつた場合でも、またフロントス
プロケツト装置の径が変わつた場合でも、前記ガ
イドプーリーと多段リヤスプロケツト装置の各ス
プロケツトとの間隔を許容範囲に保つことがで
き、良好な変速が得られる範囲を広げられるよう
にしたのである。 本発明における前記強制移動機構は、前記リン
ク機構において、リンク部材をベース部材及び可
動部材に連結する連結ピンを、多段リヤスプロケ
ツト装置の軸心と直交する平面に対し傾斜させる
所謂スラスト構造のものと、変速段数に対応した
複数の第1係合部をもつた第1制御体とこの第1
係合部に係合する第2係合部をもつた第1制御体
とを組合わせた送り構造のものなどがある。 そして、これらの強制移動機構は、何れの場合
でも、前記リンク機構の変形時、前記ガイドプー
リーを、前記多段リヤスプロケツト装置の軸方向
に移動させるだけでなく、前記リヤスプロケツト
装置の軸心と直交する平面内をその半径方向に移
動させるようにするものであつて、その構造は特
に限定されるものでない。 (実施例) 本発明の第1実施例は第1図乃至第6図に示し
た通り自転車におけるクランクに装着されるフロ
ントスプロケツト装置(図示せず)と後輪ハブに
装着される多段リヤスプロケツト装置Sとの備え
た自転車に適用するためのリヤデイレーラーであ
つて、その基本構造は、第1,2図から明らかな
通り、固定部材1と、ベース部材2と2本のリン
ク部材3,4及び可動部材5から成る変形可能な
リンク機構Aと、ガイドプーリー61とテンシヨ
ンプーリー62とをもつチエンガイド6とにより
構成されるものである。前記固定部材1は、第1
図に示した通り自転車のホークエンドHに固定さ
れるのであり、また、前記リンク機構Aのベース
部材2は、前記固定部材1に、第1横軸7を介し
て支持されるのである。 又、前記ベース部材2は、一方側に1対の取付
片が相対向して設けられていて、これら取付片
に、1対のピン8,9を介して、前記リンク部材
3,4を枢着するのであり、また前記リンク部材
3,4の遊端に、1対のピン10,11を介して
前記可動部材5を枢着するのである。 この可動部材5は、前記ベース部材2に似た形
状で、その一方側に取付片が相対向して設けら
れ、この取付片に前記した2本のピン10,11
を取付けてリンク部材3,4と互に揺動可能に枢
支するのであり、他方側には前記第1横軸7と同
方向に延びる第2横軸12を取付け、この第2横
軸12を介して前記チエンガイド6が一定範囲の
み回転可能に取付けられている。 又、以上の如く構成するリンク機構Aには、例
えば前記リンク部材3,4の何れか一方と、可動
部材5又はベース部材2との間にリターンスプリ
ング(図示せず)を設けて、前記チエンガイド6
を、多段リヤスプロケツト装置Sの軸方向、即ち
小径スプロケツト側又は大径スプロケツト側、通
常は小径スプロケツトS1側に付勢している。 第1実施例は、以上の如く構成するデイレーラ
ーにおいて、前記リンク機構Aのベース部材2に
前記固定部材1に、前記ガイドプーリー61が前
記リヤスプロケツト装置Sの軸心に対し遠近方向
(第1図矢印Z方向)に往復動するごとく前記第
1横軸7を介して揺動可能に支持するとともに、
前記チエンガイド6のガイド枠63と可動部材5
との間に、前記チエンガイド6を可動部材5に対
し第1図時計方向に付勢する第1ばね13を設
け、前記固定部材1とリンク機構A、図面ではベ
ース部材2との間に前記ガイドプーリー61が前
記スプロケツト装置Sの軸心に対し遠ざかる方向
(第1図時計方向)に付勢する第2ばね14を設
け、そして更に、前記リンク機構Aの変形時、前
記ガイドプーリー61を、前記多段リヤスプロケ
ツト装置Sの軸心方向で、かつ、前記軸心と直交
する平面内において半径方向に移動させる強制移
動機構を設けたのである。 第1実施例における前記強制移動機構は、前記
リンク部材3,4をベース部材2に連結する前記
ピン8,9と、前記可動部材5をリンク部材3,
4に連結する前記ピン10,11とを前記リヤス
プロケツト装置Sの軸心と直交する平面に対し傾
斜させて構成したもので、前記リンク機構Aの変
形時には、前記チエンガイド6を多段リヤスプロ
ケツト装置Sの軸心と平行に移動させると共に前
記軸心と直交する平面内を前記リヤスプロケツト
装置Sの半径方向に移動させることができるので
ある。 また、この第1実施例における前記チエンガイ
ド6のガイド枠63は、前記可動部材5に揺動可
能に支持している。 又、以上の構成において、前記強制移動機構
は、該機構と前記リンク機構の変形時揺動する前
記チエンガイドの揺動によるガイドプーリーの動
きとの総合により前記ガイドプーリー61が前記
多段リヤスプロケツト装置Sにおける小径スプロ
ケツトS1と大径スプロケツトS2との間を移動する
とき、その移動軌跡を、第3図及び第4図に示し
たごとく前記大径スプロケツトS2における該大径
スプロケツトS2とガイドプーリー61との間隔l2
が、小径スプロケツトS1における該小径スプロケ
ツトS1とガイドプーリー61との間隔l1より大き
くなるように構成して、前記ガイドプーリー61
が大径スプロケツトS2に対応するときの前記第2
ばね14の反力を、第5図実線に示したごとく小
径スプロケツトS1に対応するときの反力より強く
なるように構成するのである。 また、前記第1及び第2ばね13,14は、前
記ピン8〜11の傾斜による強制移動機構と前記
チエンガイド6の揺動によるガイドプーリーの動
きとの総合により設定される前記ガイドプーリー
61の多段リヤスプロケツト装置Sに対する半径
方向位置を、第1、第2ばね13,14のバラン
スで修正するものである。前記第1ばね13は、
前記チエンにチエンテンシヨンを与えるためのも
ので、前記第2ばね14より弱くするのであつ
て、前記リンク機構Aの変形時、前記チエンガイ
ド6の揺動により第5図点線で示したごとく、ガ
イドプーリー61が大径スプロケツトS2に対応す
るときのばね反力は、小径スプロケツトS1に対応
するときのばね反力に対し強くなり、前記チエン
に一定のチエンテンシヨンを与えるのである。 また、前記第2ばね14は、前記リンク機構
A、詳しくは前記リンク機構Aを介して前記チエ
ンガイド6を可動部材5に対し第1図時計方向
に、換言すると前記ガイドプーリー61を前記多
段リヤスプロケツト装置Sの軸心に対し遠ざかる
方向に付勢するにも拘わらず、前記ガイドプーリ
ー61が大径スプロケツトS2に対応するときのば
ね反力が小径スプロケツトS1に対応するときのば
ね反力より強くなるのは、前記ガイドプーリー6
1が大径スプロケツトS2に位置するとき、前記強
制移動機構と前記チエンガイド6の揺動によるガ
イドプーリーの動きとの総合により、前記ガイド
プーリー61が大径スプロケツトS2に対し離れる
方向に強制的に移動させられるため、前記第1ば
ね13とのバランスで前記リンク機構Aが第1図
において反時計方向に揺動させられることになる
からであり、また、このリンク機構Aの反時計方
向の揺動により前記ガイドプーリー61は第3,
4図点線で示したごとく大径側スプロケツトに対
し近接することになり、このガイドプーリー61
の前記リヤスプロケツト装置Sにおけるスプロケ
ツトとの間隔が許容範囲となるように設定するの
である。 又、前記第1及び第2ばね13,14は、主と
してコイルスプリングを用い、その中間巻回部分
を前記横軸12,7に巻装して、第1ばね13の
一端を前記チエンガイド6に、他端を前記可動部
材5にそれぞれ掛止し、また第2ばね14の一端
を前記固定部材1に、他端を前記ベース部材2に
それぞれ掛止するのである。 又、前記チエンガイド6は、前記ガイドプーリ
ー61及びテンシヨンプーリー62と、これらプ
ーリー61,62を支持するガイド枠63とから
構成するものであつて、前記ガイドプーリー61
を、前記チエンガイド6の可動部材5への支持位
置中心に対し偏位した位置に設けて、三角天秤形
式となし、かつ、前記チエンガイド6の支持位置
中心とガイドプーリー61の回転中心との天秤長
さを、前記フロントスプロケツト装置において用
いられるフロントスプロツトの径が変わるとき、
前記ガイドプーリー61の前記リヤスプロケツト
装置Sにおけるスプロケツトとの間隔が、前記設
定間隔に対し変動の少ない長さに設定するのであ
る。即ち、前記チエンガイド6は、前記ガイド枠
63の前記第2横軸12による可動部材5への枢
支位置を中心として三角形を形成する位置に、前
記ガイドプーリー61とテンシヨンプーリー62
とが支持される構造、つまり、所謂三角天秤式と
している。そして、これらプーリー61,62に
は第1図鎖点で示したごとく駆動チエンCを逆S
字状に掛設して歯数の異なる複数枚(図面では5
枚)のスプロケツトを備えた多段リヤスプロケツ
ト装置Sの一つのスプロケツトに前記チエンCを
案内できるようにするのである。 尚、図中Wは前記ピン10に設ける固定具15
を介して取付ける操作ワイヤ、OはこのワイヤW
を案内するアウター筒であつて、前記ピン9を取
付けた支持具16に支持している。 次に、以上の如く構成したリヤデイレーラーの
作動を説明する。 第1,2図に示した状態は、前記チエンガイド
6が、多段リヤスプロケツト装置Sの小径スプロ
ケツトS1に対応する位置にある状態である。この
状態から大径スプロケツトS2にチエンCを掛換え
るには、操作ワイヤWを牽引操作することにより
行なうのであつて、前記操作ワイヤWの牽引操作
により、リンク機構Aが変形し、このリンク機構
の変形時、チエンガイド6はピン8〜11の傾斜
による強制移動機構と前記チエンガイド6の揺動
によるガイドプーリーの動きとの総合により多段
リヤスプロケツト装置Sの軸心と平行に大径スプ
ロケツトS2側に移動すると同時に、前記軸心と直
交する平面内を前記リヤスプロケツト装置Sの半
径方向外方に移動する。 そしてこのときで、第1及び第2ばね13,1
4のバランスで前記リンク機構Aが固定部材1に
対し、又、チエンガイド6が可動部材5に対しそ
れぞれ作動して、前記チエンガイド6におけるガ
イドプーリー61の多段リヤスプロケツト装置S
に対する半径方向位置が第3,4図点線に示す如
く前記強制移動機構と前記チエンガイド6の揺動
によるガイドプーリーの動きとの総合による場合
の位置に対し修正されるのである。 即ち、前記リンク機構Aの変形時、前記チエン
ガイド6は前記可動部材5とともに前記強制移動
機構と前記チエンガイド6の揺動によるガイドプ
ーリーの動きとの総合により、前記多段リヤスプ
ロケツト装置Sの軸方向即ち大径スプロケツトS2
側に移動させられると同時に前記大径スプロケツ
トS2の半径方向外方に移動させられるのであり、
しかも、前記ガイドプーリー61の大径スプロケ
ツトS2との間隔l2が、小径スプロケツトS1との間
隔l1より大きくなるのである。 このため、前記チエンCにチエンテンシヨンを
与える作用をする前記第1ばね13がそれだけ多
く撓むことになり、そのばね反力が大きくなると
共に、前記第2ばね14に打勝つて前記リンク機
構Aを第1図に示した位置から第6図に示した位
置まで反時計方向に揺動させるのであつて、この
揺動により、前記ガイドプーリー61は前記大径
スプロケツトS2に近づき、この結果、第3,4図
のごとく前記ガイドプーリー61の大径スプロケ
ツトS2に対する位置が修正されることになるので
ある。前記リンク機構Aの揺動時、前記第2ばね
14は撓み、そのばね反力が増大するのであつ
て、前記リンク機構Aの揺動は前記第1ばね13
と第2ばね14とのバランスで決定されるのであ
る。 又、以上の如く駆動チエンCを大径スプロケツ
トS2に掛換えた状態から小径スプロケツトS1側に
掛換える場合には前記操作ワイヤWを緩めること
により行なうのであつて、このワイヤWの弛緩操
作により、リンク機構Aに設けたリターンばねの
復元力で前記リンク機構Aが第1図の位置に復元
するごとく変形するのである。そしてこの変形に
より、チエンガイド6がピン8〜11の傾斜によ
る強制移動機構を基に多段リヤスプロケツト装置
Sの軸心と平行に小径スプロケツトS1側に移動す
ると同時に、前記軸心と直交する平面内を前記リ
ヤスプロケツト装置Sの半径方向内方に移動す
る。 この場合も、前記第1及び第2ばね13,14
のバランスで前記リンク機構Aが固定部材1に対
し作動すると共に、前記チエンガイド6が可動部
材5に対し作動するのである。 即ち、前記リンク機構Aの小径スプロケツトS1
側への変形時、前記した場合とは逆に、前記強制
移動機構により、前記ガイドプーリー61が小径
スプロケツトS1側に行く程近づくことになる。 このため、前記第1ばね13の撓み量が少なく
なり、前記第2ばね14が打勝つて、前記リンク
機構Aは固定部材1に対し時計方向に復帰揺動す
るのである。 このリンク機構Aの揺動は、前記ガイドプーリ
ー61を小径スプロケツトS1から遠ざけることに
なるが、前記強制移動機構と前記チエンガイド6
の揺動によるガイドプーリーの動きとの総合によ
り前記ガイドプーリー61を前記小径スプロケツ
トS1に対し必要最小間隔に設定できるのである。 尚、前記第1及び第2ばね13,14にばね力
を変更することにより前記ガイドプーリー61が
小径スプロケツトS1に対応して位置するとき、即
ちトツプ位置においても前記リンク機構Aを第1
図に示した位置より反時計方向に揺動させて前記
ガイドプーリー61を小径スプロケツトS1により
近接させることもできる。 この場合も、前記ガイドプーリー61が大径ス
プロケツトS2に対応して位置するとき、即ちロー
位置においては、前記第1ばね13の反力が増大
するため、このロー位置における前記リンク機構
Aの反時計方向の揺動が大きくなることは云うま
でもない。 何れの場合でも、強制移動機構と前記チエンガ
イド6の揺動によるガイドプーリーの動きとの総
合により前記チエンガイド6を特定の方向に向か
つて強制的に移動させることができながら、しか
も、第1及び第2ばね13,14のバランスによ
り、前記リンク機構Aを固定部材1に対し揺動さ
せ、前記ガイドプーリー61を多段リヤスプロケ
ツト装置のスプロケツト構成に対応して作動させ
ることができるのである。従つて、前記ガイドプ
ーリーの移動方向を、多段リヤスプロケツト装置
における実施可能なスプロケツト構成に対応し
て、大径スプロケツトS2に対するガイドプーリー
61の間隔l2が、小径スプロケツトS1に対するガ
イドプーリー61の間隔l1より大きくなるように
設定することにより、多段リヤスプロケツト装置
のスプロケツト構成が変わつても、また、フロン
トスプロケツトの径が変わつても、ガイドプーリ
ー61と各スプロケツトとの間隔を許容範囲に保
つことができ、良好な変速が得られる範囲を広げ
られるのである。 因みに、1つのスプロケツト構成として小径ス
プロケツトS1の歯数を13丁とし、大径スプロケツ
トS2の歯数を18丁としたもの(第1スプロケツト
構成という)と、他のスプロケツト構成として小
径スプロケツトS1の歯数を13丁とし、大径スプロ
ケツトS2の歯数を28丁としたもの(第2スプロケ
ツト構成という)について説明する。 この場合、前記強制移動機構と前記チエンガイ
ド6の揺動によるガイドプーリーの動きとの総合
による前記チエンガイド6、詳しくは前記ガイド
プーリー61と小径スプロケツトS1との間隔は前
記各スプロケツト構成における最小径の小径スプ
ロケツトS1即ち、13丁の小径スプロケツトS1に合
わせて最小間隔l1とし、また、前記ガイドプーリ
ー61の大径スプロケツトS2との間隔は前記各ス
プロケツト構成における最大径の大径スプロケツ
トS2、即ち、第1スプロケツト構成における28丁
の大径スプロケツトS2に合わせて、前記間隔l1
り大きな間隔l2となるように設定するのである。 これらの間隔l1,l2となるように前記ガイドプ
ーリー61を強制移動させる場合、前記した実施
例は前記連結ピン8〜11の傾斜角によつて設定
できるが、前記チエンガイド6を三角天秤とした
場合、前記チエンガイド6を可動部材5に枢着す
る前記第2横軸12と前記ガイドプーリー61と
回転中心との天秤長さに基因し、前記多段リヤス
プロケツト装置Sに対応し、フロント側スプロケ
ツトの歯数によつて影響を受けることになる。 以上の実施例において、前記ピン8〜11の傾
斜角は例えば30゜〜40゜とし、また、前記天秤長さ
は19〜22mmとするのである。 今、前記傾斜角を40゜とし天秤長さを22mmとし、
かつ前記第1及び第2ばね13,14を組合わせ
て形成したリヤデイレーラーを用いた場合、前記
間隔l1,l2は次の表のごとくなる。尚、前記第1
ばね13はフロント側スプロケツトの歯数を52丁
とした場合、小径スプロケツトS1(歯数13丁)に
おいては0.85Kgとなり、大径スプロケツトS2(歯
数28丁)においては1.0Kgとなるものを用い、ま
た、第2ばね14は、同じくフロント側スプロケ
ツトの歯数を52丁とした場合、小径スプロケツト
S1(歯数13丁)においては0.95Kgとなるものを用
いた。この第2ばね14は、大径スプロケツトS2
(歯数28丁)においては前記した理由で1.15Kgと
なる。又、前記チエンガイド6における第2枢軸
12とテンシヨンプーリー62の回転中心との天
秤長さは63mmであり、また、前記第1横軸7と第
2横軸12との長さは58mmである。
【表】 このように、前記ガイドプーリー61と多段リ
ヤスプロケツト装置Sにおける小径及び大径スプ
ロケツトS1,S2との間隔l1,l2は、特に小径スプ
ロケツトS1における間隔l1が、従来において12mm
以下にできなかつたのを6.3mmにまで狭めること
ができるのであり、又、フロントスプロケツト装
置におけるフロントスプロケツトの径が変るとき
であつても、前記間隔l1,l2が前記設定間隔に対
し変動するのは少ないのである。これは、前記フ
ロントスプロケツトの径が変ると、チエンテンシ
ヨンが変り、前記第1及び第2ばね13,14の
バランスが崩れ、前記ガイドプーリー61の位置
が変動することになるが、前記チエンガイド6の
三角天秤形式とし、このチエンガイド6の可動部
材5への支持位置中心と前記ガイドプーリー61
の回転中心との天秤長さを所定長さに設定してい
るため、前記フロントスプロケツトの径が変るこ
とにより前記第1及び第2ばね13,14のバラ
ンスが崩れたとしても、このバランスの崩れによ
る前記ガイドプーリー61の位置変動を、前記三
角天秤形式及び前記天秤長さと、前記第1及び第
2ばね13,14のバランス作用とにより修正で
きからである。 尚、大径スプロケツトS2とガイドプーリー61
との間隔l2は、従来のものに比し顕著な差がない
が、前記間隔l1を狭くしても、前記間隔l2が過度
になることはないのである。このことは、前記間
隔l2を最小間隔としても前記間隔l1が過度に広く
なり過ぎないことでもあるのである。 尚、以上説明した実施例では、チエンガイド6
の強制移動機構として、リンク機構Aにおけるピ
ン8〜11を利用し、これらピン8〜11を多段
リヤスプロケツト装置Sの軸心と直交する平面に
対し傾斜させたが、その他例えば第7〜10図に
示す如く前記固定部材1に、変速段数に対応した
複数個の第1係合部17aをもつた第1制御体1
7を枢着すると共に、前記リンク機構Aに、前記
第1制御体17の第1係合部17aに係合する第
2係合部18aをもつた第2制御体18を設け
て、これら第1及び第2制御体17,18により
前記強制移動機構を形成してもよい。 この場合、前記第1制御体17と固定部材1と
の間に、前記リンク機構Aを、前記チエンガイド
6が前記多段リヤスプロケツト装置Sの軸心に対
し遠ざかる方向に付勢する前記第2ばね14を介
装すると共に、前記第1制御体17に、前記操作
ワイヤWとアウター筒Oとの一方(図面ではアウ
ター筒O)を支持し、他方(図面では操作ワイヤ
W)を前記リンク機構A又は該リンク機構Aに支
持する部材に支持するのである。以上の構成にお
いて、第6図の状態から前記ワイヤWを牽引操作
として、前記リンク機構Aを変形させると、前記
アウター筒Oに作用する押圧力により第1制御体
17を第2ばね14が撓む方向(第7図反時計方
向)に回動し、前記第1制御体17の第1係合部
17aと第2制御体18の第2係合部18aとの
係合位置が変更することになる。そして、この係
合位置の変更後、前記第1制御体17とリンク機
構Aとが一体化すると、前記第2ばね14による
復元力で、前記リンク機構Aが前記固定部材1に
対し、第7図時計方向に揺動し、この揺動に伴な
い前記チエンガイド6が、多段リヤスプロケツト
装置Sの軸心と直交する平面内を前記リヤスプロ
ケツト装置Sの半径方向外方に強制的に移動し、
このチエンガイド6の多段リヤスプロケツト装置
Sに対する半径方向位置が設定されるのである。
そして、第1及び第2ばね13,14のバランス
で前記リンク機構Aが固定部材1に対し、またチ
エンガイド6が可動部材5に対しそれぞれ作動し
て、前記チエンガイド6におけるガイドプーリー
61の多段リヤスプロケツト装置Sに対する半径
方向位置が、前記強制移動機構と前記チエンガイ
ド6の揺動によるガイドプーリーの動きとの総合
による位置に対し前記した第1実施例と同様、修
正されるのである。 尚、第7〜10図において、前記第1制御体1
7は、第8図に示す如く前記固定部材1に螺着す
る前記第1横軸7にスリーブ19を介して回転自
由に支持するのであつて、前記第1横軸7を受入
れる貫通孔を中心として、その半径方向一側に、
変速段位数に対応した複数個(図面では6個)の
第1係合部17aを設け、また他側に前記操作ワ
イヤWとアウター筒Oとの一方を支持する支持部
17bを設けている。前記第1係合部17aは、
第1制御体17の一側に、前記第1横軸7と同方
向に延び、かつ、前記第1横軸7を中心とする円
弧状の立上片17cを立設して、この立上片17
cの端縁を傾斜させ、その端面に、階段状に連続
して例えば6個形成するのであつて、各係合部1
7aと段の高さにより前記チエンガイド6の軸方
向の移動量を、また段間のスライド面の長さによ
り、前記チエンガイド6の半径方向の移動量をそ
れぞれ規制している。 又、前記第2制御体18は、前記リンク機構A
とは別部材により形成して、前記リンク部材4を
支持するピン9により、前記リンク部材4と相対
運動可能に支持するのであつて、前記ピン9を受
入れる貫通孔をもつたU字形の基体18bと、該
基体18bの一端から前記第1係合部17aの方
向に延びる爪状の第2係合部18aと、前記基体
18bの他端から前記可動部材5の方向に延びる
ホーク部片18cとから成り、前記基体18bを
前記ピン9に支持して前記第2係合部18aを前
記第1係合部17aの一つに係合させ、この係合
により前記第2ばね14の撓み量を変化させ、こ
の第2ばね14の作用により前記チエンガイド6
の前記多段リヤスプロケツト装置Sに対する位置
を設定するのであり、又、前記ホーク部片18c
と前記リンク部材4との間に調整体20を設け、
この調整体20により、前記第2制御体18を前
記リンク部材4に対し所定位置に保持するのであ
る。 尚、第7〜10図に示した実施例の場合、第1
制御体17に、変速段数に対応した複数個の第1
係合部17aを設け、第2制御体18に爪状の第
2係合部18aを設けたが、その反対であつても
よいし、又、第1、第2制御体17,18に、変
速段数に対応した複数個の係合部を設けてもよい
し、又、変速段数に対応して設ける係合部は、図
示した如く階段状に列設することなく、直線状に
列設して傾斜面としてもよい。 又、前記第1制御体17は、固定部材1に枢着
する他、該固定部材1に支持する部材に枢着して
もよい。 又、前記第2制御体18は、リンク部材4を支
持するピン9に支持する他、このピン9以外のピ
ン8,10,11の何れか一つに支持してもよい
し、又ベース部材2、リンク部材3又は4、可動
部材5の何れか一つに支持してもよい。 又、固定部材1と第1制御体17との間に介装
する第2ばね14は、前記固定部材1に支持する
部材と第1制御体17又は該第1制御体17に支
持する部材との間、或いは前記固定部材1と前記
第1制御体17に支持する部材との間に設けても
よい。 又、前記リンク機構Aに支持する操作ワイヤW
又はアウター筒Oは、リンク部材3,4の何れか
一方又は可動部材5に支持すればよい。以上の如
く本発明によれば、ガイドプーリー61を前記チ
エンガイド6の可動部材5への支持位置中心に対
し偏位した位置に設けると共に、リンク機構Aに
前記強制移動機構を装備して、リンク機構Aの変
形時、前記強制移動機構と前記チエンガイドの揺
動によるガイドプーリー61の動きとの総合によ
り前記ガイドプーリー61の移動方向を設定する
ようにし、しかも、前記第1及び第2ばね13,
14のバランスにより前記ガイドプーリー61の
位置を修正するようにする一方、前記チエンガイ
ド6の支持位置中心とガイドプーリー61の回転
中心との天秤長さをフロントスプロケツト装置の
スプロケツト径が変わるとき、前記ガイドプーリ
ー61の多段リヤスプロケツト装置Sにおけるス
プロケツトとの間隔が、前記設定間隔に対し変動
の少ない長さに設定しているから、前記リヤスプ
ロケツト装置Sのスプロケツト構成が変わつて
も、また、前記フロントスプロケツト装置のスプ
ロケツト径が変わつても、前記ガイドプーリー6
1と前記リヤスプロケツト装置Sの各スプロケツ
トとの間隔を許容範囲に保つことができ、良好な
変速が得られる範囲を広げられるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明リヤデイレーラーの第1実施例
を多段リヤスプロケツト装置と共に自転車のフレ
ームに取付けた状態を示す正面図、第2図は同じ
く側面図、第3,4図は作動説明図、第5図は第
1及び第2ばねのばね特性の説明図、第6図は第
1図に対応した1部省略の正面図、第7図乃至第
10図は第2実施例を示すもので、第7図は第1
図に対応した正面図、第8図は一部を省略した一
部切欠底面図、第9図は一部を省略した背面図、
第10図は作動説明図である。 1……固定部材、2……ベース部材、3,4…
…リンク部材、5……可動部材、6……チエンガ
イド、13……第1ばね、14……第2ばね、6
1……ガイドプーリー、A……リンク機構、S…
…多段リヤスプロケツト装置、S1……小径スプロ
ケツト、S2……大径スプロケツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フロントスプロケツト装置と、多段リヤスプ
    ロケツト装置Sとを備えた自転車用リヤデイレー
    ラーであつて、固定部材1及びベース部材2と2
    本のリンク部材3,4及び可動部材5とから成
    り、変形可能なリンク機構Aと前記可動部材5に
    支持され、前記チエンを前記多段リヤスプロケツ
    ト装置Sに案内するガイドプーリー61とテンシ
    ヨンプーリー62とを備えたチエンガイド6とか
    ら成り、前記リンク機構Aは、前記固定部材1に
    第1横軸7により揺動可能に支持され、また、前
    記チエンガイド6は、前記可動部材5に第2横軸
    12により揺動可能に支持されていて、前記チエ
    ンガイド6と可動部材5との間には、前記チエン
    にチエンテンシヨンを与える第1ばね13を、ま
    た、前記固定部材1とリンク機構Aとの間には、
    前記リンク機構Aを、前記ガイドプーリー61が
    前記リヤスプロケツト装置Sの軸心に対し遠去か
    る方向に付勢する第2ばね14をそれぞれもつて
    おり、更に、前記リンク機構Aには、該リンク機
    構Aの変形時、前記ガイドプーリー61を前記リ
    ヤスプロケツト装置Sの軸心方向で、かつ、前記
    軸心と直交する平面内において半径方向に移動さ
    せる強制移動機構を備え、かつ、前記ガイドプー
    リー61は、前記チエンガイド6の可動部材5へ
    の支持位置中心に対し偏位した位置に設けて天秤
    形式としており、そして、この強制移動機構を、
    該機構と前記チエンガイド6の揺動による前記ガ
    イドプーリー61の動きとの総合により前記ガイ
    ドプーリー61が多段リヤスプロケツト装置Sに
    おける小径側スプロケツトS1と大径側スプロケツ
    トS2との間を移動するとき、前記大径側スプロケ
    ツトS2における、該大径側スプロケツトS2と、前
    記ガイドプーリー61との間隔l2が、小径側スプ
    ロケツトS1における該小径側スプロケツトS1と前
    記ガイドプーリー61との間隔l1より大きくなる
    ように成し、そして前記第1ばね13に対する前
    記第2ばね14のバランスで前記リンク機構Aを
    揺動させて、前記ガイドプーリー61を大径側ス
    プロケツトS2に近づけるようにして、前記ガイド
    プーリー61の前記リヤスプロケツト装置Sにお
    けるスプロケツトとの間隔を許容範囲に設定する
    と共に、前記チエンガイド6の支持位置中心とガ
    イドプーリー61の回転中心との天秤長さを、前
    記フロントスプロケツト装置において用いられる
    フロントスプロケツトの径が変わるとき、前記ガ
    イドプーリー61の前記リヤスプロケツト装置S
    におけるスプロケツトとの間隔が、前記設定間隔
    に対し変動の少ない長さに設定したことを特徴と
    する自転車用リヤデイレーラー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156882A (ja) * 1983-02-23 1984-09-06 株式会社シマノ 自転車用デイレ−ラ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59156882A (ja) * 1983-02-23 1984-09-06 株式会社シマノ 自転車用デイレ−ラ−

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