JPH0352034Y2 - - Google Patents

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JPH0352034Y2
JPH0352034Y2 JP1985159659U JP15965985U JPH0352034Y2 JP H0352034 Y2 JPH0352034 Y2 JP H0352034Y2 JP 1985159659 U JP1985159659 U JP 1985159659U JP 15965985 U JP15965985 U JP 15965985U JP H0352034 Y2 JPH0352034 Y2 JP H0352034Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁性体にリード線を貫通した複数
組のフイルタが、一体としてまとめられたフイル
タブロツクに関する。
〔従来の技術〕
デジタル信号処理回路等において、雑音を吸収
するフイルタとして、磁性体を使用したインダク
タンス素子が使用されている。このフイルタは、
通常、磁性体1として、いわゆるフエライトビー
ズと呼ばれるフエライト製の円筒体が1個または
2個使用され、これにリード線2を通したもので
ある。
上記フイルタは、リード線2がコの字形に曲げ
られ、その先端が配線基板3の通孔4,4に挿入
され、この状態で半田付けによつて固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のフイルタには、次のような問題があ
つた。
第一に、デジタル信号処理回路では、複数桁の
信号を同時に処理する関係から、普通は複数の信
号処理配線が組み合わせられている。このため、
複数組のフイルタが配線基板3の上に並べて装着
されることが多い。この場合に、従来のフイルタ
では、配線基板3に1個ずつ個別的に装着しなけ
ればならず、装着作業に手数がかかる。
第二に、自動挿入機によつて、フイルタを配線
基板の上に装着する場合は、チヤツクの先端を挿
入するための余裕として、各フイルタのリードピ
ツチを少なくとも3.5mmの間隔にとらなければな
らない。このため、高い密度でフイルタを装着す
ることができない。
第三に、配線基板3への装着に際しては、磁性
体1の脱落防止のため、磁性体1を接着剤でリー
ド線2に固定することが行われている。ところ
が、接着剤で固定されたフイルタは、使用しない
ものに比べて、インピーダンス特性が20〜30%程
劣化してしまい、好ましい特性が得られない。
この考案は、従来のフイルタにおける上記の問
題を解決するためになされたもので、接着剤を使
用せずに、フイルタを配線基板に高い密度で能率
よく装着できるフイルタブロツクを提供すること
を目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
すなわち、本考案では、前記目的を達成するた
め、磁性体11,11…に設けられた貫通孔1
3,13…にリード線12,12…を貫通させた
複数組のフイルタ10,10…を備えるものにお
いて、複数個または複数組の磁性体収納部17,
17…を有すると共に、該収納部17,17…の
底部にリード線挿入孔18,18…を有する絶縁
性の箱形のケース14の本体15と、該本体15
の上面を閉じるケース14の蓋体16と、上記収
納部17,17…に収納された磁性体11,11
…と、少なくとも一方の端部が前記磁性体1,1
1…に挿入されると共に、両端部がリード線挿入
孔18,18…に通して本体15から導出された
コ字形のリード線12,12…とを有し、前記本
体15には、その収納部17,17…の間に同収
納部17,17…に収納される磁性体11,11
…より高さの高いリード線支持部20,20…を
有し、前記蓋体16は該リード線支持部20,2
0…に対応する位置に突起22,22…を有し、
該突起22,22…が収納部17,17…の上部
に挿入されて、前記リード線支持部20,20…
との間にリード線12,12…の中間部を挟持す
ると共に、その一部が収納部17,17…の上部
にきつく嵌合されることにより、前記本体15の
上面に蓋体16が固定されていることを特徴とす
るフイルタブロツクを提供する。
〔作用〕 このフイルタブロツクでは、複数組のフイルタ
10,10…がケース14によつてまとめられて
いるため、配線基板へはこれらを一体にまとめて
装着することができる。また、各フイルタ10,
10…を個別的に配線基板に装着する場合のよう
に、その間に自動挿入機のチヤツクが挿入される
余裕をとる必要がないため、ケース14の磁性体
収納部17,17…の間隔を細かくとることによ
つて、フイルタ10,10…を高い密度で配列す
ることができる。
また、磁性体11とリード線12とがケース1
4の蓋体16の突起22,22…によつて押さえ
られていると共に、蓋体16の突起22,22…
が蓋体16と本体15とを固定する部材を兼ねて
いるため、接着剤で磁性体11をリード線12に
固定する必要がなく、また本体15と蓋体16と
を固定する手段を別に設ける必要がない。従つ
て、ケース14の横寸法を抑え、コンパクトなフ
イルタブロツクが得られる。
さらに、リード線12の中間部を挟持するリー
ド線支持部20,20の高さが、収納部17,1
7に収納される磁性体11,11…の高さより高
いため、第3図から明かなように、リード線12
のコーナー部が磁性体11,11…の端面から離
れて保持される。このため、突起22,22…で
リード線12の中間部を押さえたときに、リード
線12のコーナー部が磁性体11の貫通孔13の
中に入り込んで、同貫通孔13を押し広げるよう
なことがない。よつて、磁性体11の貫通孔13
の開口部に割れや欠けが生じない。
しかも、磁性体11,11…に比べてリード線
支持部20,20の高さが高い分だけ、寸法に余
裕が出来る。このため、磁性体11,11…の寸
法に多少のバラツキがあつても、これが吸収でき
るので、磁性体11,11…の寸法のバラツキに
影響されずに、蓋体16と本体15とを確実に嵌
合することができる。
〔実施例〕
次に、図面を参照しながらこの考案の実施例に
ついて説明する。
まず、第1図〜第3図で示された実施例につい
て説明すると、通常、磁性体11,11…には、
いわゆるフエライトビーズと呼ばれる軸方向に貫
通孔13,13…が設けられたフエライト製の円
筒体が使用される。この他、後に述べるような、
立方体形の磁性体11や、1つの磁性体11に、
貫通孔13を2つ以上開けたもの等も使用され
る。磁性体11,11…の貫通孔13,13…に
は、コ字形に曲げられたリード線12,12…が
挿入されている。なお、この実施例では、1本の
リード線12の両側に、合計2つの磁性体11,
11が嵌め込まれている。
ケース14は、立方体の本体15と、この上面
側を覆うように嵌め込まれた蓋体16とからなつ
ており、これらは何れも合成樹脂製の成型物であ
る。
本体15には、上面側に開口し、かつ磁性体1
1,11…の形状に適合した磁性体収納部17,
17…が設けられている。通常、この磁性体収納
部17,17…は、2つ1組のもの、または個々
のものが本体14に規則正しく配置される。例え
ば、第1図〜第3図で示された実施例では、横に
2つ並んだ円形の磁性体収納部17,17が、本
体14の長手方向に一定の間隔で並んでいる。各
組の磁性体収納部17,17の間には、リード線
支持部20が設けられている。
本体14の底部には、上記磁性体収納部17,
17…から、底面側に開口するリード線挿入孔1
8,18…が、本体14の長手方向に一定の間隔
で開設されている。このリード線挿入孔18,1
8の径は、リード線12,12…の線径よりやゝ
太く作られている。
一方、蓋体16の下面には、本体14の上記リ
ード線支持部20,20…に対応して、突起2
2,22…が設けられている。蓋体16を本体1
4の上面に嵌め込んだとき、上記突起22,22
…の一部は、磁性体収納部17,17…の開口部
ときつく嵌り合う。また、これら突起22,22
…と、本体14側のリード線支持部20,20…
の間に形成される間隙は、リード線12,12…
の線径に対応している。
各フイルタ10の2つの磁性体11,11は、
それぞれリード線支持部20の両側の磁性体収納
部17,17に収納されると共に、リード線12
の両端は、リード線挿入孔18,18に通され、
本体14の底部から突出している。また、両側の
磁性体11,11の間のリード線12の中間部
は、リード線支持部20の上に支持されている。
蓋体15が本体14の上面に嵌め込まれ、その
リード線支持突起22,22…と、本体14側の
リード線支持部22,22…の間に、リード線1
2,12…が挟まれ、固定されている。また、一
部の突起22は、磁性体収納部17の開口部にき
つく嵌り合い、蓋体15が抜けるのを防止してい
る。
次に、第4図の実施例について説明すると、こ
の実施例では、磁性体11,11…として、上記
のような円筒形のフエライトビーズの代わりに、
立方体形のフエライトブロツクが使用されてい
る。これに対応して、ケース14の磁性体収納部
17,17…は、上記磁性体11,11…の形状
に合わせて立方体形に形成されている。
上記磁性体11,11…には、1個当たり2つ
の通孔13,13…が設けられ、2つ1組の磁性
体11,11に2本のリード線12,12が通さ
れている。磁性体11の長さを長くすることによ
つて、通孔13,13を3つ、或いはそれ以上設
けることもできる。
次に、第5図の実施例について説明すると、こ
の実施例では、磁性体11として円筒形のいわゆ
るフエライトビーズが使用され、これがリード線
12の一方の端部のみに嵌め込まれている。これ
に対応して、ケース14の本体15の片側にのみ
磁性体収納部17,17…が形成され、他方に
は、リード線挿入孔18,18…だけが形成され
ている。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案では、複数組のフ
イルタ10,10…を配線基板へ一体のものとし
てまとめて装着することができるので、フイルタ
を個別的に装着していた従来の場合に比べて、装
着の手数を省くことができる。しかも、ブロツク
における各フイルタ10,10…の間隔を、細か
くとることが可能なため、配線基板への装着密度
を高くすることができる。また、接着剤で磁性体
11をリード線12に固定する必要がないので、
インピーダンス特性を劣化させることもなく、好
ましい特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示すもので、同
図イはフイルタブロツクの分解斜視図、同図ロ
は、同ブロツクのケースの蓋体を裏面側から見た
斜視図、第2図は、第1図のフイルタブロツクに
おけるA−A位置の一部断面図、第3図は、第2
図のB−B線断面図、第4図は、他の実施例を示
す一部分解斜視図、第5図は、他の実施例を示
す、フイルタブロツクの縦断正面図、第6図は、
従来のフイルタブロツクの配線基板への装着状態
を示す斜視図である。 10……フイルタ、11……磁性体、12……
リード線、13……磁性体の貫通孔、14……ケ
ース、15……ケースの本体、16……ケースの
蓋体、17……磁性体収納部、18……リード線
挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体11,11…に設けられた貫通孔13,
    13…にリード線12,12…を貫通させた複数
    組のフイルタ10,10…を備えるものにおい
    て、複数個または複数組の磁性体収納部17,1
    7…を有すると共に、該収納部17,17…の底
    部にリード線挿入孔18,18…を有する絶縁性
    の箱形のケース14の本体15と、該本体15の
    上面を閉じるケース14の蓋体16と、上記収納
    部17,17…に収納された磁性体11,11…
    と、少なくとも一方の端部が前記磁性体1,11
    …に挿入されると共に、両端部がリード線挿入孔
    18,18…に通して本体15から導出されたコ
    字形のリード線12,12…とを有し、前記本体
    15には、その収納部17,17…の間に同収納
    部17,17…に収納される磁性体11,11…
    より高さの高いリード線支持部20,20…を有
    し、前記蓋体16は該リード線支持部20,20
    …に対応する位置に突起22,22…を有し、該
    突起22,22…が収納部17,17…の上部に
    挿入されて、前記リード線支持部20,20…と
    の間にリード線12,12…の中間部を挟持する
    と共に、その一部が収納部17,17…の上部に
    きつく嵌合されることにより、前記本体15の上
    面に蓋体16が固定されていることを特徴とする
    フイルタブロツク。
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