JPH0351995Y2 - - Google Patents

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JPH0351995Y2
JPH0351995Y2 JP1985038268U JP3826885U JPH0351995Y2 JP H0351995 Y2 JPH0351995 Y2 JP H0351995Y2 JP 1985038268 U JP1985038268 U JP 1985038268U JP 3826885 U JP3826885 U JP 3826885U JP H0351995 Y2 JPH0351995 Y2 JP H0351995Y2
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fixing
circuit board
fixing screw
inorganic
coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は無機質ベース上に回路を構成した基
板の固定構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、無機質ベース上に回路を構成した基
板、例えばガラス基板、アルミナ基板、石英基板
等(以下無機質回路基板という)は硬質でかつ脆
性が大きく、線膨張係数が小さいので金属等のシ
ヤーシに固定するには単にねじで締付けるだけで
は締付力が大きいとすぐ割れてしまい、また低
温・高温の温度試験にかけると金属シヤーシなど
の線膨張率の違いからやはり割れてしまうことが
あつた。
第3図aは従来の無機質回路基板の固定構造を
示す固定前の斜視図で、bは固定後を示す主要断
面図である。図において、1は無機質回路基板、
2は固定ねじ、3は概U字形をした緩衝ばね、4
は回路特性上必要な無機質回路基板1の裏面との
接触を得る導通板、5は無機質回路基板1を収容
するケースである。図に示すように導通板4はケ
ース5を固着されており、無機質回路基板1はそ
の裏面を導通板4に接触しながら緩衝ばね3を介
して固定ねじ2によつてケース5に固定される構
造になつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の固定構造では、概U
字形をした緩衝ばね3のばね定数の算出が困難
で、その上、導通板4の厚みとの寸法関係により
固定ねじ2の締付力が大き過ぎたり、逆に弱過ぎ
て導通板4との接触が不十分になるなど適切な締
付力を得るばね形状の決定が非常に困難である。
また固定ねじ2の締付トルク規制の必要がありか
つ緩衝ばね3の製作工数が大きくなるという欠点
があつた。
したがつて、この考案の目的は前記従来技術が
持つていた欠点である緩衝ばねのばね定数の算出
が困難で適切な固定ねじの締付力が得られない点
と緩衝ばねの製作工数が多大な欠点を除去し、希
望する固定ねじの締付力の算出が簡単で、かつ形
状が簡易で安価な圧縮コイルばねが使用できる無
機質回路基板の固定構造を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 前記目的達成のため、この考案は無機質回路基
板と固定ねじとの間に緩衝ばねとして圧縮コイル
ばねを配し、一方、導通板には固定ねじと螺合す
るねじ穴を設け、かつケース底面と所定の間隔を
設けて固着され、固定ねじのねじ込み深さを規制
すると同時に圧縮コイルばねの圧縮幅を規制する
ようにしたものである。
(作用) このように固定ねじのねじ込み深さを規制する
と同時に圧縮コイルばねの圧縮幅を規制したか
ら、固定ねじは自動的に圧縮コイルばねに必要な
圧縮を与えて停止する。
(実施例) 第1図は本考案固定構造の一実施例を示し、a
はその斜視図、bはその側面図である。図に示す
ように、無機質回路基板1はケース5に間隔l3
もつて前記ケース5に固着された導通板6の上に
裏面を接触させながら圧縮コイルばね7を介して
長さl4なる固定ねじ2により前記導通板6に固定
される。第2図a,bはその固定前と固定後の圧
縮コイルばね7の状態を示す簡略図で、l1は固定
前の自由高さ、l2は固定後の圧縮高さ(但し許容
限界内)を示す。
このように無機質回路基板1を圧縮コイルばね
7を介して固定ねじ2により導通板6に固定する
際、圧縮コイルばね7は締付前は自由高さl1を持
つが、固定ねじ2と導通板6との螺合が進み、最
終的に固定ねじ2の先端がケース5の底面に当接
して螺合が完了した状態では圧縮された長さl2
なる。ここで、固定ねじ2の1本当りの締付力は
圧縮コイルばね7のばね定数がkなるものを選定
したとすれば1本当りの締付力Wは W=(l1−l2)×k となる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば緩
衝ばねに圧縮コイルばねを用い、無機質回路基板
の裏面全体が導通板と接触し、固定ねじは自動的
に圧縮コイルばねに必要な圧縮を与えて停止する
ので、無機質回路基板の材質、大きさなどに合わ
せて必要な固定ねじの締付力の決定が容易で、無
機質回路基板裏面と導通板との接触が良好で、か
つ固定ねじの締付トルク規制が不要になる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案無機質ベース回路基板の固定構
造の一実施例を示し、aはその斜視図、bは同じ
く側面図、第2図は圧縮コイルばねの簡略図で、
aは固定前、bは固定後の状態を示す図、第3図
は従来の固定構造を示しaは固定前の斜視図、b
は固定後の主要断面図である。 1……無機質回路基板、2……固定ねじ、5…
…ケース、6……導通板、7……圧縮コイルば
ね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 硬質でかつ脆性の大きい無機質回路基板の固定
    構造において、 導通板をケースに対し、一定間隔を置いて取付
    け、 前記導通板に無機質回路基板の裏面を導通がと
    れるように当接させ、 固定ネジで無機質回路基板を圧縮コイルバネを
    介して導通板を蝶着すると共に固定ネジの先端を
    ケースに当接して停止させる構造とすることを特
    徴とする無機質ベース回路基板の固定構造。
JP1985038268U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0351995Y2 (ja)

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JP1985038268U JPH0351995Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JPS61156285U JPS61156285U (ja) 1986-09-27
JPH0351995Y2 true JPH0351995Y2 (ja) 1991-11-08

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ID=30545112

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599998A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 株式会社日立製作所 耐震形プリント基盤支持構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599998A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 株式会社日立製作所 耐震形プリント基盤支持構造

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Publication number Publication date
JPS61156285U (ja) 1986-09-27

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