JPH0351711A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

Info

Publication number
JPH0351711A
JPH0351711A JP1187082A JP18708289A JPH0351711A JP H0351711 A JPH0351711 A JP H0351711A JP 1187082 A JP1187082 A JP 1187082A JP 18708289 A JP18708289 A JP 18708289A JP H0351711 A JPH0351711 A JP H0351711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
angular velocity
omega1
vibrating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1187082A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
Masahiro Fushimi
正弘 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1187082A priority Critical patent/JPH0351711A/ja
Publication of JPH0351711A publication Critical patent/JPH0351711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、音叉型振動子を用いて角速度を検出する角速
度センサに関するものである。
(発明の背景) 物体の姿勢、動き、速度等の情報を得る為に物体の方位
を検出するものとして、ジャイロが知られている6例え
ば従来、慣性航法装置として船舶や飛行機のような移動
する物体の方位を知る方法に使われているが、これは初
期値入力が正確であれば安定した絶対位置が得られ、又
、初期位置入力なしでも相対位置が検出できる。しかし
、一方では機械式であることから装置が大がかりであり
、コスト高であるという欠点がある。近年、ナビゲーシ
ョンシステム、ロボットの方向検出、カメラなどの防振
装置などのセンサとして、小型で高性能なこの種の角速
度センサの応用が必要となっている。
ところで、回転力を使わずに音叉などを振動させて角速
度が音叉などの振動子に加わった時に起こるコリオリの
力から角速度を検出する振動ジャイロが考えられた。こ
の振動ジャイロは小型且つ低コストで高性能でありセン
サなどの応用に期待されている。
以下に図面を用いて上述した振動ジャイロの角速度セン
サを説明する。
第6図は従来の音叉型振動子を用いた振動ジャイロの斜
視図である。
該図において、1.2は基台9に固定された振動片で、
7.8は振動片1.2にそれぞれに取付けられた固定部
材、3,4は固定部材7.8に取付けられた検出用振動
片である。又、11及び12は振動片1,2を図中X方
向に振動させる駆動用圧電素子であり、13及び14は
駆動用圧電素子11.12で振動する振動片1.2の実
際の振幅をモニタするモニタ用圧電素子であり、15及
び16は振動片3.4に取付けられて、角速度を検出す
るための検出用圧電素子である。
この振動ジャイロにおいて、振動片1.2を共振周波数
ω、でX方向に互いに逆向きに振動している状態にして
おいて、Z軸の回りに角速度Ωが生じると、振動片3.
4に角速度Ωに比例したコリオりの力FcがY軸方向に
作用する。この時、X方向の振動片3.4の速度νは、
振幅をA1時間をtとすると、次式で表される。
ν=Alω1 ・cosωt−tlll・・・−・−・
・(1)尚ω1は、振動片1.2の共振周波数である。
ここで、振動片3.4の質量なMとすると、フリオリの
力Fcは次式で表される。
FC:Z−A−M−Ω・ω1 1Cosω寡・t・−・…(2) 上記(2)式で明らかなように、コリオリの力Fcが作
用し7た時、振動片3.4はY方向に振動し、その振幅
は角速度Ωに比例することから、振動片3.4の振幅を
検出することにより角速度Ωを求めることができる。
次に第7図において、振動片1.2の駆動と角速度検出
について説明する。
該図において、!1,12,13,14,1516は圧
電素子であり、これは第6図中に示した駆動用圧電素子
11,12、モニタ用圧電素子13.14、検出用圧電
素子15.16と同一のものである。21,27.29
は増幅器であり、増幅器21はモニタ用圧電素子13.
14からの信号を増幅するもの、増幅器27は駆動用圧
電素子11.12に駆動信号を供給するもの、増幅器2
9は検出用圧電素子15.16からの角速度検出用信号
を増幅するものである。22は増幅器21で増幅された
モニタ用信号に応答し、この信号を移相させる移相回路
、23は同様に増幅器21からの信号に応答し、この信
号を整流し、整流電圧を発生する整流回路、24は基準
電圧発生回路で、増幅器21からの増幅電圧を一定にす
べく駆動用圧電素子11.12への入力電圧を制御する
ための基準電圧を発生する。
25は整流回路23からの整流電圧と基準電圧発生回路
24からの基準電圧との差を増幅し、差動増幅電圧を発
生する差動増幅器、26は移相回路22からの移相電圧
に前記差動増幅器25からの差動増幅電圧を乗じ、この
乗算結果を前記増幅器27を通して駆動用圧電素子11
.12に印加する乗算回路、30は増幅器29で増幅さ
れた検出用圧電素子15.16からの信号を振動片3゜
4の共振周波数ω1の帯域成分を通過させる電気的フィ
ルタであるところのバンドパスフィルタであり、該バン
ドパスフィルタ30からの信号は同期検波回路31にお
いて、移相回路28からの移相電圧により同期検波され
、同期検波電圧となる。32は同期検波回路31からの
同期検波電圧の低周波成分を通過させ、フィルタ電圧を
発生させるローパスフィルタ、33はローパスフィルタ
32からのフィルタ電圧を増幅し、この増幅結果を角速
度Ωを表す角速度電圧として出力する出力増幅回路であ
る。
上記構成において、先ず、音叉部振動片1.2の駆動時
の動作について説明する。
振動片1.2はそれぞれに取付けられた駆動用圧電素子
11及び12との協働により、X方向に振動し共振する
。これにより振動片1.2に取付けられた検出用振動片
3.4も同様にX方向に振動する。この時、モニタ用圧
電素子13.14は振動片1.2及び3.4のX方向の
振動の振幅に応答したモニタ電圧を出力する。増幅器2
1はかかるモニタ電圧を増幅し、これを受ける移相回路
22は増幅器21からの増幅電圧に応答し、該増幅電圧
を90°移相して移相電圧を発生する。同時に整流回路
23は増幅器21からの増幅電圧を整流し、整流電圧を
発生する。そこで、差動増幅器25は整流回路23から
の整流電圧と基準電圧発生回路24からの基準電圧との
差を差動増幅電圧として増幅して乗算回路26へ出力す
る。すると、乗算回路26は移相回路22からの移相電
圧に前記差動増幅器25からの差動増幅電圧を乗じて帰
還電圧を発生し、増幅器27を通して駆動用圧電素子1
1.12に付与する。
以上のことは、モニタ用圧電素子13.14の各圧電変
換作用、即ち、各振動片1,2の振動が乗算回路26か
らの帰還電圧により増幅器21からの増幅電圧を一定に
すべく帰還制御されることを意味する。
次に、角速度検出時の動作について説明する。
第6図2軸の回りに加わった角速度Ωにより振動片3.
4はそのコリオりの力Fcを受け、第6図中Y方向に角
速度に比例して変位する。即ち、上記(2)式に表した
ように、X方向の共振周波数ω1の振動速度νに入力角
速度Ωが乗算されて検出用圧電素子15.16により検
出される。増幅器29は検出用圧電素子15.16から
の検出電圧を増幅検出電圧として出力する。この増幅検
出電圧の信号は振動片1.2の共振周波数ω、を入力角
速度Ωにより強度変調された信号である。ゆえに、バン
ドパスフィルタ30は振動片1.2の共振周波数ωlを
通過させるフィルタである。このバンドパスフィルタ3
0からの信号は、同期検波回路31により移相回路28
からの移相電圧に基き同期検波され、同期検波信号を発
生する。即ち移相回路28はモニタ用圧電素子13.1
4からの信号を90°移相したものであり、同期検波信
号は入力角速度Ωに比例したものである。同期検波信号
はローパスフィルタ32により低周波成分だけ通過され
、出力増幅回路33よりシステムに合った電圧として出
力される。
しかしながら、上記従来例の振動ジャイロに、振動や音
など角速度以外の外乱が入った場合、その外乱により検
出用振動片3.4はその振動片自身が持つ振動モードに
より振動をしてしまう。多くの場合、固定部材7.8を
支点とした振動片の1次の共振周波数で振動する。即ち
、第6図増幅器29の出力には、入力角速度により強度
変調された音叉共振周波数の信号に検出用振動片3.4
の共振周波数の信号が加えられた信号が表れる。
ところで、従来の振動ジャイロにおいては、検出用振動
片3.4は固定部材7.8の支点からの長さは、音叉を
構成する振動片、即ち音叉駆動用振動片1.2及び検出
用振動片3.4の長さより短く、その1次の共振周波数
は音叉共振周波数より高く、それほど離れていない、即
ち、増幅器29からの出力は、バンドパスフィルタ30
が高次のフィルタで音叉共振周波数と検出用振動片3.
4の共振周波数を十分に分離出来なければ、画周波数の
信号共通過してしまう、この信号を音叉共振の信号で同
期検波し、出力するとその出力は大きく変動をきたす。
前述したようにバンドパスフィルタ30を音叉共振周波
数近辺だけを通過させる様な高次のフィルタとしたとし
ても、そのフィルタの位相特性は音叉共振周波数近辺で
急激に変化するものであ、す、音叉共振周波数が温度な
どの外的要因で変化してしまうと、同期検波用の信号と
の位相がずれてしまい、信号出力にオフセットが生じて
しまう。又、調整も難しくなる問題点がある。
以上の様に、従来の振動ジャイロでは、角速度に関係の
ない外乱により角速度信号出力が大きく変動してしまう
、即ち、外乱に非常に弱いという問題点があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、外乱の影響
をなくし、安定した角速度の検出を行うことのできる角
速度センサを提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、検出用部材の第
1次の共振周波数を、音叉型振動子の共振周波数の略1
/2以下に設定し、以て、検出用部材の第1次の共振周
波数と音叉型振動子の共振周波数とを分離し、以後の回
路にて前記第1次の共振周波数のみを取り除けるように
したことを特徴とする特 (発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の第1の実施例の振動ジャイロを表した
ものであり、該図において従来例と同一機能のものには
同一の番号を付しである。従来例と異なる部分は、振動
片3及び4の各々に重り5及び6が取付けられたところ
である。
また、第2図は第7図に示した従来の同期検波回路31
に対応する、第1の実施例における同期検波回路34の
具体的構成を示す回路図であり、他の回路部分は第7図
と全く同様である。
該図において、35は差動増幅器、36は移相回路28
からの2値化された信号が人力するFETである。又、
図中R,,R2及びR3は抵抗器を表し、それぞれの抵
抗値はR1=R3=2R2の関係にある。
上記構成において、第1図の振動ジャイロに2軸の回り
に角速度Ωが生ずると、振動片3及び4に角速度Ωに比
例したコリオリの力FcがY軸方向に作用する。この振
動片3及び4に作用したコリオリカFcは圧電素子15
及び16により検出され、従来例で示した様に角速度Ω
に比例した検出信号が得られる。
ここで、第1図の振動ジャイロに角速度Ωとは無関係な
振動やショックや音などの外乱が加わったとしよう、こ
の外乱により、音叉の振動は一時的に不安定になるが、
第7図に示した駆動系(増幅器21から増幅器27まで
及び圧電素子11〜14)にて駆動している為、その不
安定な時間はごく僅かで問題とはならない。
しかし、角速度検出部の振動片3及び4は先端が自由な
為、固定部材7及び8を支点として振動片3及び4の1
次の振動モードにて長時間振動してしまう、この1次の
振動周波数をω2とすると、第7図中増幅器29の出力
信号は、角速度Ωにより強度変調されたω鴬の周波数の
信号とω2の周波数の信号の加えられたものとなってい
る。
この2つの周波数の信号は、位相特性を合せやすい低次
のバンドパスフィルタ30を通過して同期検波回路34
に入力される。ここで、ω2の周波数は第1図中の重り
5及び6を加えたことにより、ω1の1/2よりも十分
低く設定されている。
よって、同期検波回路34への入力信号はω、の周波数
の信号及びω2の周波数の信号がバンドパスフィルタ3
0により多少減少された信号とが加え合された信号とな
っている。
第2図に示す同期検波回路34において、バンドパスフ
ィルタ30よりの入力信号aが上記説明したω、及びω
2の周波数を含む信号であり、移相回路28よりの入力
信号すは上記人力aのω。
の周波数の信号と同期したω1の周波数の2値化された
信号である。ここで、該同期検波回路34の出力信号C
はω2の周波数がω1の周波数の172より十分低いこ
とにより、ω2の周波数の成分が完璧に除去されたもの
となっている。
以下に第2図の同期検波回路34の出力信号Cを第3図
を用いて説明する。
第3図[IIは同期検波回路34へのバンドパスフィル
タ30からの入力信号aであり、一定角速度(ωl)が
入力しており、且つ外乱による信号(ω2)が重畳され
ているものである。第3図[II ]は同期検波の為の
同期信号となる移相回路28よりの入力信号すである。
第3図[1113は上記[IIの入力信号aを反転した
ものである。
第3図[IV]は上記[IIの信号中、第3図[111
の信号が“1“の時には上記[IIの信号の2倍の値を
出力しており、“O”の時は「0」を出力した信号であ
る。第3図[V]は上記[I11]と上記[TV]を加
えた信号であり、これは該同期検波回路34の出力信号
Cにあたる。
第3図[11の入力信号aは、一定の入力角速度におい
て振幅変調されたω鳳の周波数の信号と、外乱によって
検出振動片3.4が持つ振動モードによって振動してい
るω2の周波数の信号とが加わっている信号である。こ
の入力信号aはバンドパスフィルタ30を通過した信号
で、ω2の周波数の信号がω、の周波数より十分に遠く
離れていれば、該バンドパスフィルタ30で十分減衰す
るが、このバンドパスフィルタ30はDCな減衰させる
程度のものであり、ω2の周波数は完全に除去できない
、この[IIの入力信号aを[II ]に示す同期検波
信号であるところの入力信号すで同期検波をするが、第
2図の回路によれば、[IIの入力信号aの反転信号(
第3図中[■])と[1Fの入力信号aにおいて、[1
1]の信号すが“1“の時にその信号の2倍の値、“0
”の時には「0」を加えたもの(第3図中[■])であ
る、又第3図中[V]は上記信号[I11]及び[rV
]を加えたもので、該回路の出力信号Cとなっている。
即ち上記出力信号Cはもはや周波数を含んでいない一定
入力角速度による信号である。この出力信号Cはその実
効値が第7図に示したローパスフィルタ32により得ら
れ、第3図出力増幅器33により入力角速度に比例した
出力が得られることになる。
以上説明したように、第2図の同期検波回路34を使用
して、2つの周波数が含まれる信号を同期検波すれば、
同期検波する周波数より低い他の周波数成分は除去され
る。
ところで、第7図のローパスフィルタ32は音叉駆動の
周波数ω1を完全に除去するもので、かつ角速度の検出
帯域により決定されるものである為、該ローパスフィル
タ32からは音叉駆動周波数ω、が入力角速度により強
度変調された成分だけが出力される。
前述したように、外乱により重畳する検出用振動片3.
4の1次の振動信号は音叉振動周波数の1/2以下であ
れば、外乱による出力信号の変動は低く押えられ、安定
した出力が得られる。
また、上記第1の実施例においては、検出用振動片3.
4に重り5.6を付加することによって、該検出用振動
片3,4の共振周波数を音叉共振周波数の1/2以下に
下げる設計法について述べたが、振動片の1次共振周波
数は一般的に振動片の長さ、厚さ、材質などにより決定
されるものであり、例えば、検出用振動片の厚さを変え
ることにより、該検出用振動片の周波数を音叉共振周波
数の1/2以下にすることも可能であるし、又駆動用振
動片の材質を変えることにより、音叉共振周波数を検出
用振動片の周波数の2倍以上に設定することも可能であ
る。
第4図は本発明の第2の実施例を表す振動ジャイロの構
成図であり、第1の実施例と同一の機能のものには同一
の番号を付しである。
該図において、音叉振動ジャイロは振動片3及び4と基
部41とにより構成され、42.43.44及び45は
該音叉振動ジャイロを基台9に支持する支持部材である
。又、該実施例では第1の実施例と同様の回路にて音叉
の駆動、角速度の検出を行うが、第4図に示すように該
実施例では音叉基台41にて音叉を駆動する為、駆動用
圧電素子11及びモニタ用圧電素子13は各々1枚づつ
である。
第4図において、基部41は1次の共振での節にて基台
9に支持部材42,43.44及び45にて支持されて
いる。圧電素子11は振動片3及び4と基部41で構成
される音叉をその1次の共振周波数にて駆動し、振動片
3及び4をY軸方向に振動させる。モニタ用圧電素子1
3の出力は音叉の振動振幅を一定にすべく基部41の振
幅をモニタする。この音叉を一定振幅で駆動する回路は
第1の実施例回路と同じものである。
次に、第4図2軸の回りに角速度Ωが生じると、振動片
3及び4に角速度Ωに比例したコリオりの力FcがX軸
方向に作用する。この振動片3及び4からの角速度Ωに
比例した信号は検出用圧電素子15及び16により電気
信号として検出され、第2図に示した回路系を経て出力
信号Cが、つまり角速度信号が再生される。
第4図において、基部41を支点とした振動片3及び4
の1次の共振周波数ω2は振動片3及び4と基部41で
構成される音叉の振動周波数ω1の1/2以下に、振動
片の長さ、厚さ、材質等により設定されている。
以上の様に構成された振動ジャイロに角速度に無関係な
外乱が作用した場合、音叉の振動は一時的に不安定にな
るが、その時間はごく僅かで問題とはならないが、振動
片3及び4は基部41を支点として、その1次の共振周
波数にて長時間振動する。ここで、この振動片3及び4
の1次の共振周波数ω2は音叉振動周波数ω1の1/2
以下に設定されている為、第1の実施例で述べた理由に
より、その外乱による影響は非常に少ない。
第5図は本発明の第3の実施例を表す振動ジャイロの構
成図であり、第1の実施例と同一の機能のものには同一
の番号を付しである。
該図において、振動片l及び2で音叉は構成され、この
振動片1.2は検出用振動片を兼ねる支持部材50によ
り基台9に支持されている。又、該実施例においても第
1の実施例と同様の回路にて音叉の駆動及び角速度の検
出を行う。又、検出用圧電素子15及び16は支持部材
50に図に示すように取付けられており、Z軸の回りに
加わった角速度Ωは支持部材50のねじれを検出するこ
とにより行われる。
以上の様に構成された振動ジャイロに角速度に無関係な
外乱が作用した場合、音叉の振動は一時的に不安定にな
るが、その時間はごく僅かで問題とはならないが、支持
部材50は基台9を支点としてその1次の共振周波数に
て長時間振動する。
この振動は、支持部材50の1次の共振というより支持
部材50を支持とした音叉の副共振としてみることもで
きる。ここで、この支持を含めた音叉の副共振の共振周
波数は音叉の共振周波数の1/2以下に設定(例えば支
持部材50の長さ、厚さ、材質等により)しである。よ
って、第1の実施例で述べた理由によりその外乱による
影響は非常に少ないものとなる。
本実施例によれば、振動片3.4の各々に重り5.6を
取り付けたり、振動片3.4等の厚さ、長さ、材質を変
えたりして、角速度を検出する部材の第1次の共振周波
数を音叉の振動周波数の!/2以下に設定する構成とし
ているため、角速度に無関係な外乱の影響を小さくでき
る効果がある。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、検出用部材の第
1次の共振周波数を、音叉型振動子の共振周波数の略1
/2以下に設定し、以て、検出用部材の第1次の共振周
波数と音叉型振動子の共振周波数とを分離し、以後の回
路にて前記第1次の共振周波数のみを取り除けるように
したから、外乱の影響をなくし、安定した角速度の検出
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
本発明の第1〜3の実施例における同期検波回路の構成
を示す回路図、第3図は第2図図示同期検波回路のタイ
ミングチャート、第4図は本発明の第2の実施例を示す
斜視図、第5図は本発明の第3の実施例を示す斜視図、
第6図は従来の構成を示す斜視図、第7図はこの種の角
速度センサの回路構成を示すブロック図である。 3.4・・・・・・検出用振動片、9・・・・・・基台
、11〜16・・・・・・圧電気素子、42〜45.5
0・・・・・・支持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)音叉型振動子と、該振動子を振動させる駆動手段
    と、前記音叉型振動子に固着される角速度を検出するた
    めの検出用部材とを備え、前記音叉型振動子の主振動方
    向に直角な方向の変位を検知して角速度を検出する角速
    度センサにおいて、前記検出用部材の第1次の共振周波
    数を、前記音叉型振動子の共振周波数の略1/2以下に
    設定したことを特徴とする角速度センサ。
JP1187082A 1989-07-19 1989-07-19 角速度センサ Pending JPH0351711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187082A JPH0351711A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 角速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187082A JPH0351711A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 角速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0351711A true JPH0351711A (ja) 1991-03-06

Family

ID=16199813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1187082A Pending JPH0351711A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 角速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351711A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42359E1 (en) 1992-10-13 2011-05-17 Denso Corporation Dynamical quantity sensor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42359E1 (en) 1992-10-13 2011-05-17 Denso Corporation Dynamical quantity sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9846055B2 (en) Continuous mode reversal for rejecting drift in gyroscopes
US9869552B2 (en) Gyroscope that compensates for fluctuations in sensitivity
US6445195B1 (en) Drive feedthrough nulling system
US5747961A (en) Beat frequency motor position detection scheme for tuning fork gyroscope and other sensors
JP2010505102A (ja) 振動センサを用いてヨーレートを測定するための装置
JP2009025283A (ja) 一体型加速度計・角速度計システム
JP2005521036A (ja) マイクロ電子機械システム
JPWO2005068939A1 (ja) 検波回路、検波方法および物理量測定装置
JPH06300567A (ja) ジャイロ出力検出方法
JP2005249646A (ja) 角速度センサ用音叉型振動子、この振動子を用いた角速度センサ及びこの角速度センサを用いた自動車
JPH02129514A (ja) 角速度センサー
JPH0351711A (ja) 角速度センサ
EP0720002B1 (en) Vibrating gyroscope
JP2006010408A (ja) 振動ジャイロ
JPH02198315A (ja) リング状振動ジャイロ
JPH03172711A (ja) 角速度センサ駆動・検出装置
JPH04297874A (ja) 角速度センサ駆動装置
JP2548679B2 (ja) 振動ジャイロスコープ
JPH03172712A (ja) 角速度センサ駆動・検出装置
EP0683381B1 (en) Vibrating gyroscope
JPH067298Y2 (ja) 振動ジャイロ
JP3783893B2 (ja) 圧電振動角速度計
JPH09203639A (ja) 角速度検出装置
JP2005055255A (ja) ジャイロ出力検出方法及びジャイロ出力検出装置
JP2571893B2 (ja) 振動ジャイロ