JPH0351490Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0351490Y2 JPH0351490Y2 JP8236084U JP8236084U JPH0351490Y2 JP H0351490 Y2 JPH0351490 Y2 JP H0351490Y2 JP 8236084 U JP8236084 U JP 8236084U JP 8236084 U JP8236084 U JP 8236084U JP H0351490 Y2 JPH0351490 Y2 JP H0351490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- groove
- circumferential
- fitted
- axial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002459 sustained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、錠やハンドル等の本体に収容したロ
ータを脱落しないように所定位置に保持する構造
に関するものである。
ータを脱落しないように所定位置に保持する構造
に関するものである。
[従来の技術]
従来、錠等の本体にロータを取付けるにはC形
止め輪が使用されており、該止め輪の直径を縮少
させて錠本体に嵌め入れ、錠本体内周面に設けた
環状受溝に止め輪を嵌め入れていた。しかし、扉
等を密閉するためには、錠側の止め金と固定枠体
側の受部が相当強力に密着されなければならず、
この反作用としてロータには相当大きな回転モー
メントが働いている。
止め輪が使用されており、該止め輪の直径を縮少
させて錠本体に嵌め入れ、錠本体内周面に設けた
環状受溝に止め輪を嵌め入れていた。しかし、扉
等を密閉するためには、錠側の止め金と固定枠体
側の受部が相当強力に密着されなければならず、
この反作用としてロータには相当大きな回転モー
メントが働いている。
また、ロータには施錠軸に関する止め金の偏位
重量又は止め金に連動する施錠棒の偏位重量によ
つても回転モーメントが働いている。前記回転モ
ーメントはロータと当接する止め輪に対して径を
縮少させたり、歪曲変形させる外力として作用す
るため、止め輪が環状受溝から外れる事故が少な
からずあつた。この傾向は単発的または持続的な
振動や衝撃が付与される使用条件下では、一段と
強まつた。
重量又は止め金に連動する施錠棒の偏位重量によ
つても回転モーメントが働いている。前記回転モ
ーメントはロータと当接する止め輪に対して径を
縮少させたり、歪曲変形させる外力として作用す
るため、止め輪が環状受溝から外れる事故が少な
からずあつた。この傾向は単発的または持続的な
振動や衝撃が付与される使用条件下では、一段と
強まつた。
[考案が解決しようとする課題]
従つて本考案の目的は、偏位重量による回転モ
ーメントや振動等の大きな力が加えられても錠本
体からロータがはずれない、錠等におけるロータ
の取付構造を提供することである。
ーメントや振動等の大きな力が加えられても錠本
体からロータがはずれない、錠等におけるロータ
の取付構造を提供することである。
[課題を解決するための手段]
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と、本考案の錠等におけるロータの取付構造で
は、本体1のロータ収容筒部2の内周面2aに、
ロータ収容筒部2の後端面部2bに開口した複数
個の軸方向溝3と、一つの軸方向溝3の前端部に
直角に連通し、隣りの軸方向溝3に連通していな
い複数個の円周方向溝4とを設ける。
と、本考案の錠等におけるロータの取付構造で
は、本体1のロータ収容筒部2の内周面2aに、
ロータ収容筒部2の後端面部2bに開口した複数
個の軸方向溝3と、一つの軸方向溝3の前端部に
直角に連通し、隣りの軸方向溝3に連通していな
い複数個の円周方向溝4とを設ける。
ロータ収容筒部2に嵌め込まれ、ロータ5の本
体後端面5aに当接するロータ抜止め円板6の外
周面6aに、前記軸方向溝3を経て前記円周方向
溝4に嵌め込まれて内側端面壁4aに当接する外
周突片7を半径方向に突設する。軸方向溝3の側
面壁3aに当接する回転止め突起8をロータ抜止
め円板6に1個設ける。
体後端面5aに当接するロータ抜止め円板6の外
周面6aに、前記軸方向溝3を経て前記円周方向
溝4に嵌め込まれて内側端面壁4aに当接する外
周突片7を半径方向に突設する。軸方向溝3の側
面壁3aに当接する回転止め突起8をロータ抜止
め円板6に1個設ける。
[作用]
本体1のロータ収容筒部2の軸方向溝3にロー
タ抜止め円板6の外周突片7が嵌まるようにし
て、ロータ抜止め円板6をロータ収容筒部2に嵌
め入れ、ロータ抜止め円板6を円周方向に回転さ
せて、外周突片7を軸方向溝3に連通した円周方
向溝4に嵌め込む。この外周突片7を円周方向溝
4の内側端面壁4aに当接させて、ロータ抜止め
円板6のそれ以降の回転を阻止する。
タ抜止め円板6の外周突片7が嵌まるようにし
て、ロータ抜止め円板6をロータ収容筒部2に嵌
め入れ、ロータ抜止め円板6を円周方向に回転さ
せて、外周突片7を軸方向溝3に連通した円周方
向溝4に嵌め込む。この外周突片7を円周方向溝
4の内側端面壁4aに当接させて、ロータ抜止め
円板6のそれ以降の回転を阻止する。
次に、ロータ抜止め円板6の1個の回転止め突
起8を軸方向溝3の側面壁3aに当接させて、ロ
ータ抜止め円板6の逆回転を阻止し、ロータ抜止
め円板6を外周突片7が円周方向溝4に嵌め込ま
れた状態に固定する。
起8を軸方向溝3の側面壁3aに当接させて、ロ
ータ抜止め円板6の逆回転を阻止し、ロータ抜止
め円板6を外周突片7が円周方向溝4に嵌め込ま
れた状態に固定する。
[実施例]
図示の実施例では、それぞれ3個設けた軸方向
溝3と円周方向溝4はいずれも円弧状溝に形成さ
れ、これらの中心角は3個設けた扇形状の外周突
片7の中心角と等しくなつている。
溝3と円周方向溝4はいずれも円弧状溝に形成さ
れ、これらの中心角は3個設けた扇形状の外周突
片7の中心角と等しくなつている。
回転止め突起8は、ロータ抜止め円板6の後面
であつて前記外周面6aより内側の部位に設けて
ある。ロータ抜止め円板6は中央透孔9にてロー
タ後端軸部5bに嵌合される。回転止め突起8は
外側に斜めに折曲げたとき、軸方向溝3の側面壁
3aに当接する。
であつて前記外周面6aより内側の部位に設けて
ある。ロータ抜止め円板6は中央透孔9にてロー
タ後端軸部5bに嵌合される。回転止め突起8は
外側に斜めに折曲げたとき、軸方向溝3の側面壁
3aに当接する。
ロータの後端軸部5bに嵌合された止め金10
は、ボルト11によつてロータ5に固着されてい
る。
は、ボルト11によつてロータ5に固着されてい
る。
[考案の効果]
以上のように本考案の錠等におけるロータの取
付構造では、本体1のロータ収容筒部2の内周面
2aに、ロータ収容筒部2の後端面部2bに開口
した複数個の軸方向溝3と、一つの軸方向溝3の
前端部に直角に連通し、隣りの軸方向溝3に連通
していない複数個の円周方向溝4とを設け、ロー
タ抜止め円板6の外周面6aに突設した半径方向
の外周突片7を、前記軸方向溝3を経由させて前
記円周方向溝4に嵌め込んで、円周方向溝4の内
側端面壁4aに当接させた後、1個の回転止め突
起8を軸方向溝3の側面壁3aに当接させること
によつて、ロータ抜止め円板6の逆回転を阻止
し、ロータ抜止め円板6を外周突片7が円周方向
溝4に嵌め込まれた状態に固定するので、従来の
振動衝撃や偏位荷重による回転モーメントに対し
て弱いC形止め輪を使用するロータ取付構造と比
較して、ロータの抜止め機能は格段に強化され
る。
付構造では、本体1のロータ収容筒部2の内周面
2aに、ロータ収容筒部2の後端面部2bに開口
した複数個の軸方向溝3と、一つの軸方向溝3の
前端部に直角に連通し、隣りの軸方向溝3に連通
していない複数個の円周方向溝4とを設け、ロー
タ抜止め円板6の外周面6aに突設した半径方向
の外周突片7を、前記軸方向溝3を経由させて前
記円周方向溝4に嵌め込んで、円周方向溝4の内
側端面壁4aに当接させた後、1個の回転止め突
起8を軸方向溝3の側面壁3aに当接させること
によつて、ロータ抜止め円板6の逆回転を阻止
し、ロータ抜止め円板6を外周突片7が円周方向
溝4に嵌め込まれた状態に固定するので、従来の
振動衝撃や偏位荷重による回転モーメントに対し
て弱いC形止め輪を使用するロータ取付構造と比
較して、ロータの抜止め機能は格段に強化され
る。
第1図は本考案の一実施例に係る本体とロータ
抜止め円板の斜視図であり、第2図は該ロータ抜
止め円板を本体に嵌め込み、外周突片を円周方向
溝に係合させ、回転止め突起を折曲げた状態にお
いてロータの後端軸部を水平面に沿つて切断した
断面図であり、第3図は第2図のA−A線断面図
である。 1……本体、2……ロータ収容筒部、2a……
ロータ収容筒部の内周面、2b……ロータ収容筒
部の後端面部、3……軸方向溝、3a……軸方向
溝の側面壁、4……円周方向溝、4a……円周方
向溝の内側端面壁、5……ロータ、5a……ロー
タの本体後端面、5b……ロータの後端軸部、6
……ロータ抜止め円板、6a……ロータ抜止め円
板の外周面、7……外周突片、8……回転止め突
起、9……中央透孔、10……止め金、11……
ボルト。
抜止め円板の斜視図であり、第2図は該ロータ抜
止め円板を本体に嵌め込み、外周突片を円周方向
溝に係合させ、回転止め突起を折曲げた状態にお
いてロータの後端軸部を水平面に沿つて切断した
断面図であり、第3図は第2図のA−A線断面図
である。 1……本体、2……ロータ収容筒部、2a……
ロータ収容筒部の内周面、2b……ロータ収容筒
部の後端面部、3……軸方向溝、3a……軸方向
溝の側面壁、4……円周方向溝、4a……円周方
向溝の内側端面壁、5……ロータ、5a……ロー
タの本体後端面、5b……ロータの後端軸部、6
……ロータ抜止め円板、6a……ロータ抜止め円
板の外周面、7……外周突片、8……回転止め突
起、9……中央透孔、10……止め金、11……
ボルト。
Claims (1)
- 本体1のロータ収容筒部2の内周面2aに、ロ
ータ収容筒部2の後端面部2bに開口した複数個
の軸方向溝3と、一つの軸方向溝3の前端部に直
角に連通し、隣りの軸方向溝3に連通していない
複数個の円周方向溝4とを設け、ロータ収容筒部
2に嵌め込まれ、ロータ5の本体後端面5aに当
接するロータ抜止め円板6の外周面6aに、前記
軸方向溝3を経て前記円周方向溝4に嵌め込まれ
て内側端面壁4aに当接する外周突片7を半径方
向に突設し、軸方向溝3の側面壁3aに当接する
回転止め突起8をロータ抜止め円板6に1個設け
て成る錠等におけるロータの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236084U JPS60194058U (ja) | 1984-06-02 | 1984-06-02 | 錠等におけるロ−タの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236084U JPS60194058U (ja) | 1984-06-02 | 1984-06-02 | 錠等におけるロ−タの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60194058U JPS60194058U (ja) | 1985-12-24 |
JPH0351490Y2 true JPH0351490Y2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=30630002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8236084U Granted JPS60194058U (ja) | 1984-06-02 | 1984-06-02 | 錠等におけるロ−タの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60194058U (ja) |
-
1984
- 1984-06-02 JP JP8236084U patent/JPS60194058U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60194058U (ja) | 1985-12-24 |
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