JPH0350554B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0350554B2 JPH0350554B2 JP10220484A JP10220484A JPH0350554B2 JP H0350554 B2 JPH0350554 B2 JP H0350554B2 JP 10220484 A JP10220484 A JP 10220484A JP 10220484 A JP10220484 A JP 10220484A JP H0350554 B2 JPH0350554 B2 JP H0350554B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- applicator
- antenna
- heating device
- microwave heating
- microwaves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 14
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 5
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 12
- 201000011510 cancer Diseases 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
- 230000005404 monopole Effects 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 208000002495 Uterine Neoplasms Diseases 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000004377 microelectronic Methods 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
- 206010046766 uterine cancer Diseases 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はマイクロ波加温装置に係り、特に悪性
腫瘍の治療に用いるのに好適な医療用マイクロ波
加温装置に関する。
腫瘍の治療に用いるのに好適な医療用マイクロ波
加温装置に関する。
最近では、ガン等の悪性腫瘍の治療法の一つと
して治療部位にマイクロ波を照射し、加温する方
法が用いられている。治療部位へのマイクロ波の
照射の方法として、例えば子宮ガン等の生体体腔
に比較的近い治療部位の場合には体腔からアプリ
ケータを直接挿入し、当該アプリケータからマイ
クロ波を放射する方法が採られる。すなわち、ア
プリケータはマイクロ波発生源から供給されるマ
イクロ波を放射するアンテナを有している。また
アプリケータはガン腫瘍の各種形状、大きさ、分
布等に対応できるよう、広い範囲でかつ、均一に
マイクロ波を放射できるものであること要する。
して治療部位にマイクロ波を照射し、加温する方
法が用いられている。治療部位へのマイクロ波の
照射の方法として、例えば子宮ガン等の生体体腔
に比較的近い治療部位の場合には体腔からアプリ
ケータを直接挿入し、当該アプリケータからマイ
クロ波を放射する方法が採られる。すなわち、ア
プリケータはマイクロ波発生源から供給されるマ
イクロ波を放射するアンテナを有している。また
アプリケータはガン腫瘍の各種形状、大きさ、分
布等に対応できるよう、広い範囲でかつ、均一に
マイクロ波を放射できるものであること要する。
従来用いられているアプリケータとしては、ダ
イポール型アンテナ、モノポール型アンテナ、ヘ
リカル型アンテナ等を用いたものがある。これら
は第1共振状態(fundamental)の周波数のマイ
クロ波で使用されているのが普通である。しか
し、第1共振状態の周波数では有効に加温しうる
範囲が狭く、アプリケータの給電点付近が最も加
温され易く、アプリケータの先端に向うほど加温
されにくいという欠点があつた。
イポール型アンテナ、モノポール型アンテナ、ヘ
リカル型アンテナ等を用いたものがある。これら
は第1共振状態(fundamental)の周波数のマイ
クロ波で使用されているのが普通である。しか
し、第1共振状態の周波数では有効に加温しうる
範囲が狭く、アプリケータの給電点付近が最も加
温され易く、アプリケータの先端に向うほど加温
されにくいという欠点があつた。
すなわち、例えば第3図に示すように、モノポ
ール型アンテナを用いたアプリケータの場合、ア
ンテナ長aの第一共振点の周波数を使用して励振
すると、アンテナ表面上の電流分布Iがbに示す
ように先端に向つて急激に減衰するようなパター
ンとなる。このように、給電点1が最も放射電力
が強く、アンテナ先端2でわずかな電力しか放射
し得ないこととなり、均一な加温特性が得られな
いという欠点があつた。
ール型アンテナを用いたアプリケータの場合、ア
ンテナ長aの第一共振点の周波数を使用して励振
すると、アンテナ表面上の電流分布Iがbに示す
ように先端に向つて急激に減衰するようなパター
ンとなる。このように、給電点1が最も放射電力
が強く、アンテナ先端2でわずかな電力しか放射
し得ないこととなり、均一な加温特性が得られな
いという欠点があつた。
本発明の目的は、アプリケータの軸方向全体に
わたつて均一な放射電力を放射し、広範囲にわた
つて一様に加温しうるマイクロ波加温装置を提供
することにある。
わたつて均一な放射電力を放射し、広範囲にわた
つて一様に加温しうるマイクロ波加温装置を提供
することにある。
上記目的を達成するために、本発明による加温
装置は、アプリケータを可撓性を有する導電体に
よりヘリカル状に形成し、このヘリカリ状アプリ
ケータに第n次の高次の共振周波数のマイクロ波
を与えて励振するようにした点に特徴を有する。
装置は、アプリケータを可撓性を有する導電体に
よりヘリカル状に形成し、このヘリカリ状アプリ
ケータに第n次の高次の共振周波数のマイクロ波
を与えて励振するようにした点に特徴を有する。
次に、本発明によるマイクロ波加温装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。
施例を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の原理を説明する。アプリケータ
の長手方向に一様な放射電力分布を得るには、ア
プリケータのアンテナ有効長を長くすればよい。
しかし、第1共振状態の周波数のままでは依然と
して第3図に示すように先端部2の放射電力の減
衰は改善されない。そこで、先端の放射電力分布
を大きなものとするためには、第2,3,…n次
の高次の共振状態の周波数を用いればよく、高次
共振周波数を用いた場合の放射電力の分布は第4
図のように凹凸状になつて先端の分布が上昇す
る。しかしながら、このような分布のままでは各
山と山との間隔が広がり過ぎ、またアプリケータ
は生体の体腔内に挿入するものであるからそう長
くすることはできない。このようなことから、高
次共振周波による凹凸分布をアプリケータの長手
方向に圧縮することにより密な分布を得ることが
できる。圧縮するために、アンテナの形状をヘリ
カル状に形成することが考えられる。しかも、ヘ
リカル状とし、その材料に可撓性を有するものを
用いることによりアプリケータに可撓性をもたせ
ることができ、使用する場合に都合が良い。加え
て、アンテナ部分をそのまま露出した場合、生体
は損失性媒質であるから直接接触させると表面上
の電流の減衰が大きく、給電点から先端に充分な
電力が伝搬されない。そこで、低損失誘導体のチ
ユーブによりアンテナ部を覆つてやることに上述
の問題は解決される。
の長手方向に一様な放射電力分布を得るには、ア
プリケータのアンテナ有効長を長くすればよい。
しかし、第1共振状態の周波数のままでは依然と
して第3図に示すように先端部2の放射電力の減
衰は改善されない。そこで、先端の放射電力分布
を大きなものとするためには、第2,3,…n次
の高次の共振状態の周波数を用いればよく、高次
共振周波数を用いた場合の放射電力の分布は第4
図のように凹凸状になつて先端の分布が上昇す
る。しかしながら、このような分布のままでは各
山と山との間隔が広がり過ぎ、またアプリケータ
は生体の体腔内に挿入するものであるからそう長
くすることはできない。このようなことから、高
次共振周波による凹凸分布をアプリケータの長手
方向に圧縮することにより密な分布を得ることが
できる。圧縮するために、アンテナの形状をヘリ
カル状に形成することが考えられる。しかも、ヘ
リカル状とし、その材料に可撓性を有するものを
用いることによりアプリケータに可撓性をもたせ
ることができ、使用する場合に都合が良い。加え
て、アンテナ部分をそのまま露出した場合、生体
は損失性媒質であるから直接接触させると表面上
の電流の減衰が大きく、給電点から先端に充分な
電力が伝搬されない。そこで、低損失誘導体のチ
ユーブによりアンテナ部を覆つてやることに上述
の問題は解決される。
次に、以上の諸点を考慮した本発明によるマイ
クロ波加温装置のアプリケータの構成例を第1図
に示し、給電点の詳細構造を第2図に示す。
クロ波加温装置のアプリケータの構成例を第1図
に示し、給電点の詳細構造を第2図に示す。
第1図において、符号3は図示しないマイクロ
波発生装置に接続するためのコネクタを示してお
り、このコネクタ3から取入れられたマイクロ波
は同軸ケーブル4を介してアプリケータに供給さ
れる。このマイクロ波は第2,,3…n次の高次
共振周波数であり、アプリケータの適用する部位
に応じて適宜可変できるものとする。同軸ケーブ
ル4の先端は給電部5においてアンテナ6に接続
されている。アンテナ6は可撓性(場合によつて
は弾性)を有する導体(例えば、タングステン)
によりヘリカル状に形成されている。このヘルカ
ルの直径および長さは当該アプリケータの用途に
よつて異なるから適宜使用目的等に応じ、かつ使
用周波数に応じて設定すればよい。以上の給電部
5およびアンテナ6は、可撓性(場合によつては
弾性)を有する低損失誘電体材料(例えば、テフ
ロン(商品名)、ポリプロピレン等)からなるチ
ユーブ7によつて一体に覆われている。
波発生装置に接続するためのコネクタを示してお
り、このコネクタ3から取入れられたマイクロ波
は同軸ケーブル4を介してアプリケータに供給さ
れる。このマイクロ波は第2,,3…n次の高次
共振周波数であり、アプリケータの適用する部位
に応じて適宜可変できるものとする。同軸ケーブ
ル4の先端は給電部5においてアンテナ6に接続
されている。アンテナ6は可撓性(場合によつて
は弾性)を有する導体(例えば、タングステン)
によりヘリカル状に形成されている。このヘルカ
ルの直径および長さは当該アプリケータの用途に
よつて異なるから適宜使用目的等に応じ、かつ使
用周波数に応じて設定すればよい。以上の給電部
5およびアンテナ6は、可撓性(場合によつては
弾性)を有する低損失誘電体材料(例えば、テフ
ロン(商品名)、ポリプロピレン等)からなるチ
ユーブ7によつて一体に覆われている。
第2図に、アプリケータの給電部5の拡大断面
図を示す。第2図において、8は本アプリケータ
6と生体とが接触して生じうる漏電流の発生を防
止するためのチヨーク9は同軸ケーブル4の外
被、10は外側導体、11は内被、12は内側導
体を示している。
図を示す。第2図において、8は本アプリケータ
6と生体とが接触して生じうる漏電流の発生を防
止するためのチヨーク9は同軸ケーブル4の外
被、10は外側導体、11は内被、12は内側導
体を示している。
以上述べた如く、本発明によれば、アプリケー
タのアンテナ部をヘリカル状とし、かつ、可撓性
を有する導電材料により形成したので、使用に際
しては体腔経路が多少変形したものであつても円
滑に挿入することができ、加温すべき部位に適切
な状態で適用が可能である。また、アンテナ部は
高次共振周波数のマイクロ波で励振され、しかも
ヘリカル状に形成されているため、アンテナ表面
の放射電力の分布を先端までほぼ均一な状態とす
ることができ、従来の欠点を解消することができ
る。このように、ヘルカル状にすることと高次共
振周波数で励振することによる相乗効果を有して
優れたマイクロ波加温装置を提供することができ
る。
タのアンテナ部をヘリカル状とし、かつ、可撓性
を有する導電材料により形成したので、使用に際
しては体腔経路が多少変形したものであつても円
滑に挿入することができ、加温すべき部位に適切
な状態で適用が可能である。また、アンテナ部は
高次共振周波数のマイクロ波で励振され、しかも
ヘリカル状に形成されているため、アンテナ表面
の放射電力の分布を先端までほぼ均一な状態とす
ることができ、従来の欠点を解消することができ
る。このように、ヘルカル状にすることと高次共
振周波数で励振することによる相乗効果を有して
優れたマイクロ波加温装置を提供することができ
る。
第1図は本発明によるマイクロ波加温装置のア
プリケータの構成を示す断面図、第2図は給電部
の詳細構成を示す部分拡大断面図、第3図は従来
のアプリケータと電流分布を示す説明図、第4図
は高次共振周波数で励振した場合の電流分布を示
す説明図である。 1…給電点、2…先端、3…コネクタ、4…同
軸ケーブル、5…給電部、6…アンテナ、7…チ
ユーブ。
プリケータの構成を示す断面図、第2図は給電部
の詳細構成を示す部分拡大断面図、第3図は従来
のアプリケータと電流分布を示す説明図、第4図
は高次共振周波数で励振した場合の電流分布を示
す説明図である。 1…給電点、2…先端、3…コネクタ、4…同
軸ケーブル、5…給電部、6…アンテナ、7…チ
ユーブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アプリケータを生体の体腔内に挿入した状態
で加温用マイクロ波を放射し、生体内の治療部位
を加温するマイクロ波加温装置において、前記ア
プリケータのアンテナ部を可撓性を有する導電体
によりヘリカル状に形成し、このアンテナ部を第
n次の高次共振周波数のマイクロ波で励振するよ
うにしたことを特徴とするマイクロ波加温装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のマイクロ波加温
装置において、前記アプリケータは可撓性を有す
る低損失誘電体により覆れていることを特徴とす
るマイクロ波加温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220484A JPS60246772A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | マイクロ波加温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220484A JPS60246772A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | マイクロ波加温装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60246772A JPS60246772A (ja) | 1985-12-06 |
JPH0350554B2 true JPH0350554B2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=14321133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10220484A Granted JPS60246772A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | マイクロ波加温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60246772A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6362156U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-25 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP10220484A patent/JPS60246772A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60246772A (ja) | 1985-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5026959A (en) | Microwave radiator for warming therapy | |
JP3520120B2 (ja) | マイクロ波による組織加熱用アンテナおよびこれらのアンテナを含むゾンデ | |
JP3905313B2 (ja) | 放射線適用装置 | |
US10772682B2 (en) | Radiation applicator for microwave medical treatment | |
US4825880A (en) | Implantable helical coil microwave antenna | |
US4583556A (en) | Microwave applicator/receiver apparatus | |
KR100622760B1 (ko) | 마이크로파 애플리케이터 | |
JPH11505157A (ja) | マイクロ波アンテナカテーテル | |
US9549778B2 (en) | Adjustable tuning of a dielectrically loaded loop antenna | |
JPH0649081B2 (ja) | マイクロ波加熱プローブ | |
JP2010194317A (ja) | 医療用途のための漏洩波アンテナ | |
US10492860B2 (en) | Microwave ablation antenna system with tapered slot balun | |
US20210244469A1 (en) | Microwave apparatus, system and method | |
US10707581B2 (en) | Dipole antenna for microwave ablation | |
US7180307B2 (en) | Coaxial probe | |
JPH0350554B2 (ja) | ||
JPH0311012Y2 (ja) | ||
US4817635A (en) | Interstitial applicator with cancellation/enhancement gap | |
JPH0317885Y2 (ja) | ||
JPS6133961Y2 (ja) | ||
JP2852084B2 (ja) | 医療用マイクロ波プローブ | |
Wu et al. | Design and analysis of an asymmetrically fed insulated coaxial slot antenna with enhanced tip-heating performance | |
JPH0647028B2 (ja) | 電磁波加温装置 | |
JPS59105464A (ja) | 温熱療法用電磁波発生器 | |
JPS629351B2 (ja) |