JPH03505447A - アミオダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビト二硝酸と、必要に応じてさらにβ―遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物 - Google Patents

アミオダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビト二硝酸と、必要に応じてさらにβ―遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物

Info

Publication number
JPH03505447A
JPH03505447A JP89502588A JP50258889A JPH03505447A JP H03505447 A JPH03505447 A JP H03505447A JP 89502588 A JP89502588 A JP 89502588A JP 50258889 A JP50258889 A JP 50258889A JP H03505447 A JPH03505447 A JP H03505447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amiodarone
pharmaceutical composition
composition according
blocker
blockers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP89502588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2957618B2 (ja
Inventor
バリガドゥー,ソーリアナレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH03505447A publication Critical patent/JPH03505447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2957618B2 publication Critical patent/JP2957618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • A61K31/34Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having five-membered rings with one oxygen as the only ring hetero atom, e.g. isosorbide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/04Inotropic agents, i.e. stimulants of cardiac contraction; Drugs for heart failure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アミ、オダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビトニ硝酸と、必要に応じてさ らにβ−遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物発明の分野 本発明は、冠状動脈機能不全の治療と、不意の心筋梗塞または急死の予防に用い られる心臓保護効果を有する医薬の製剤方法と、その使用方法に関するものであ る。
本発明の方法では、アミオダロンと、ニトロ誘導体と、β−1遮断薬が同時に使 われる。
発□明の背景 冠状動脈機能不全、特に重度の冠状動脈機能不全では、最終的に不意の心筋梗塞 に至って急死する可能性が高頻度でみられる。
急死の多くは冠状動脈機能不全に起因する不整脈と関係しているので、患者には 、酸素消費量を減すと同時に心筋の潅注を増大させ、しかも、不整脈の予防に効 果のある手段を施すのが望ましい。
冠動脈血栓は心臓の長期の虚血に起因する“心筋聾症候群(syndrome  myocerdial 5ourd)”と呼ばれる現象を誘発することは知られ ている。この現象は再潅注という最良の効果の達成を妨害する。
ニトロ誘導体の使用は心筋梗塞の初期には必要と思われる。
本発明では、梗塞による重度の冠動脈虚血の治療、心筋梗塞のボーダーおよび梗 塞の恐れのある領域の虚血の治療におけるニトロ誘導体の有用性が立証されてい る。
本発明者の研究では、ニトロ誘導体の投与に密接に関連した望ましくない作用が 比較的大きい患者群が存在するということが立証された。従って、この副作用を 抑止し、抗虚血作用を増幅し、しかも臨床で横面可能な相乗作用を実現し得るよ うな長期にわたって抗虚血効果を発揮し得る組成物を投与するのが望ましい。
本発明は冠動脈虚血患者に対して心臓保護作用を示すと同時に、患者が不意に心 筋梗塞を引き起こす危険性を減らす方法に関するものである。この方法ではアミ オダロン(amiodarone)と、少なくとも1つのニトロ基を有する冠状 動脈血管拡張剤およびβ−遮断剤からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含 む保護剤を患者の心臓保護に充分な量だけ投与する。好ましくは少なくとも1種 の上記血管拡張剤と少なくとも1種のβ−遮断剤とを使用する。
上記の少なくとも1つのニトロ基を有する冠状動脈血管拡張剤はトリニドリン( trinitrine)およびイソソルビド硝酸(isosorbidedin itrate)からなる群から選び、上記β−遮断剤はアセブトロール(ace butolol)、メトプロロール(metoprolol)およびアテノロー ル(iceno lo 1)からなる群から選ぶのが好ましい。
血管拡張剤およびβ−遮断剤は上記のものに限定されるものではない。
本発明の保護剤は個別または配合した形式で経口、舌下、静脈内、皮下および経 呼吸器の各経路から選ばれる少なくとも1  ′つの投与経路で投与される。
アミオダロンとニトロ基を含む冠状動脈血管拡張剤との重量比は100:1〜1 0:8〜25であり、投与量は約2〜30■/kg/日の範囲内である。
実際には、上記保護剤を激しい心臓機能不全の発作のあった後の初めの30分間 に投与し、最初の投与後30〜60分間の間隔で少なくとも1回投与を繰返すの が好ましい。
本発明はさらに上記のような患者が不意に心筋梗塞を引き起こす確率を減らすた めの冠動脈虚血患者に投与する心臓保護剤に関するものである。この心臓保護剤 は、心臓の保護に十分な量のアミオダロンと、少なくとも1つのニトロ基を有す る冠血管拡張剤とを製薬上許容される担体と組み合せたものである。
この心臓保護でのアミオダロン対ニトロ基含有冠血管拡張剤の重量比は10〜4 0:1であり、ニトロ基含有冠血管拡張剤はトリニドリンおよびイソソルビド硝 酸からなる群から選択するのが好ましい。これらの成分は経口、舌下、静脈内、 皮下または経呼吸器の各経路で投与するのに適した適当な混合物にする。
他の実施態様では、上記各医薬をアミオダロンとβ−遮断剤とで構成してもよい 。この場合のアミオダロンとβ−遮断剤との重量比は100:8〜25とし、全 投与量は約2〜約30■/ kg(体重)7日の範囲内にするのが好ましい。
本発明はさらに、上記医薬組成物と一緒にストレプトキナーゼ(Strepto kinase) 、ウロキナーゼ(uroquinase)、エミナーゼ(em inase) 、RTPAおよびこれらに類似なフィブリン溶解剤と共に用いる 方法にも関する。
いくつかの心臓保護剤の有効性を調べるために臨床上のアッセイを行った。
第1シリーズのアッセイでは、継続的に激しい心筋梗塞を引き起こす50名の患 者に対してイソソルビド硝酸を静脈内投与した効果をみるために、投与量を2. 5〜7.5■/時の範囲で変えて研究を行った。
同様に、静脈内にアミオダロンのみを10mg/24時間の投与量で24時間投 与しtこ効果を、継続的に心筋梗塞を引き起こす50名の患者について調べた。
第2シリーズの研究では、アミオダロンとイソソルビド硝酸とを組合せて患者を 治療した。これら2種の医薬は30名の患者に梗塞初期に投与した。
インソルビド硝酸は、望ましくない静脈血圧降下をさせずにイソソルビド硝酸の 最適効果が得られるように予め定められた2〜10 mg /時の投薬量で、ア ミオダロンを静脈内投与する前に投与した。
このアッセイでは、下記の例で示されるように、上記の組合せが特に有利な患者 群が存在することが認められた。
すなわち、極めて頻繁に激しい動脈血圧エピソードが上昇する前に心室の細動が 突発する周辺虚血を伴う梗塞の場合には、インソルビド硝酸を静脈内に投与する ことによって虚血の減少と心室細動頻度の降下があることがE、 C,Gにより 確認された。アミオダロンを加えると心室細動のエピソードは殆ど停止し、心電 図で観察される虚血は大幅に減衰する。
動脈血圧の上昇エピソードは止まり、患者は助かった。
この条件では、急死に至るエピソードは止まる。
この有効性の証拠は付随する不整脈を生じなかった4例において明らかにされた が、このことは全く驚くべき事実である。
また、イソソルビド硝酸を予備投与した後にアミオダロンを静脈投与した場合に は虚血が大幅に減少することは、心高部のカルトゲラフイーと、30名の患者中 の21例の臨床上の徴候と、その他臨床上症状によって明らかに観察された。
4名の患者では、心筋の激しい虚血の電気信号が完全に消えるのが確認された。
このことは梗塞に至る過程が消失したことを示唆している。イソソルビド硝酸は 極めて迅速に上記諸効果をもたらすが、虚血に対するアミオダロンの有効性は数 時間後に観察され、時間と共に増大する。
上記のアッセイを逆の順序で繰返した。即ち、静脈内経路でアミオダロンを投与 した後にイソソルビド硝酸を投与した。10名の臨床研究における6例で心筋の 虚血の電気信号が著しく減少するのが観察された。
本発明の投与量でインソルビド硝酸を投与後15〜20分後に2例において心臓 虚血の電気信号は完全に消失した。
2例の対照の観察では、重度のプリンツメタルの異型狭心症と考えることができ る静止期アンギナ(angor de repos)が1日に極めて頻繁に現れ た。この場合、平均投与量6■/時でイソソルビド硝酸を潅注することによって 不意の危機を防いだ。イソソルビド硝酸の量を減じた場合には苦痛が再び増大し た。
そこで、アミオダロンの投与アッセイを試みた。100■のアミオダロンを直接 注射した後、インソルビド硝酸を平均投与量20■/時で潅注することによって アンギナの危険性が阻止された。このイソソルビド硝酸の潅注を停止すると虚血 を示す電気信号が再度現れ、苦痛が再発した。
この実験は、2名の患者において明らかに相乗作用の存在を示しており、アミオ ダロンとの併用によって、必要なニトロ誘導体の投与量を減らすことができた。
次に、48名の患者からなる3群の対照について以下の臨床アッセイを行った: (1)イソソルビド硝酸のみを先ず静脈経路で、次いで錠剤として与えた群 (2)アミオダロンを与えた群 (3)2種の物質の混合物を投与した群。
これら2種の物質を併用する効果は、死亡率、ECGのST上セグメント増加、 梗塞による苦痛の強さ、心高部のカルトゲラフイーでの高いSTセグメン部位の 数の増加および左心室の不意の発作等を含む種々のパラメータの分析によって観 測された。これらの結果はこの2種の医薬を混合使用することの重要性を確証し ている。
上記の実験を、静脈経路でアミオダロンを、静脈経由でニトログリセリンを、2 通りの順序で6名の患者からなる2群に投与することにより繰返した。この新た な組合せの虚血の電気信号の減衰における相乗効果を記録した。
アミオダロンとイソソルビド硝酸でみられた相乗効果と、アミオダロンとニトロ グリセリンを静脈内投与した時の相乗効果から、一般にニトロ基含有誘導体全て に共通な作用様式があると結論付けることができる。
これら医薬の投与により観測された相乗効果の強さは予想外のものであり、しか も細胞レベルではこれまで知られていなかった機構によるものと思われる。本発 明者によるアミオダロンの投与と併用した場合にのみみられるこの相乗効果の観 測から、初期投与量を大幅に減らすためのアミオダロンと他の医薬との相乗効果 の別の研究も必要であると考えられる。
本発明者は、ジピリダモール、カルシウム遮断剤およびβ遮断剤を含む多数の医 薬について研究したが、与えられた投与量では単にアミオダロンとβ−遮断剤と の組合せのみで明らかな相乗効果が観測されたにすぎなかった。臨床および電気 的に明らかに重度のアンギナが反復する高頻度のエピソードを伴う重度アンギナ の2例の患者において、インソルビド硝酸の場合には24■、アミオダロンの場 合には25■、プロパノロールの場合には1■を投与することによってこれらの エピソードが止まることが観測された。しかし、アミオダロンとβ−遮断剤の組 合せは禁じられており、かつフランスの辞典並びにフランスでの医師用注意書に も述べられている。従って、この組合せは従来の研究によ−っては示唆されてお らず、本研究によってはじめて明らかにされたものである。
第3シリーズの実験では、アミオダロンの効果がβ−アドレナリン作用性レセプ タに対する特有な作用によるものであるかどうかを理解するためと、この相乗効 果が出現する用量範囲およびこの禁止の限界を調べるために、アミオダロン/β −遮断剤の組合せの効果を調べた。安定的に慢性のアンギナをわずらっている患 者に2通りの異る投薬順序で徐々にアミオダロンおよびβ−遮断剤の投与量を増 して投与した。
以下の予想外の観測結果が得られた。
a)β−遮断剤を先ず投与し、次いでアミオダロンを投与すると、殆ど有意な望 ましからぬ効果なしに、β−遮断剤単独の場合に比較して、これら医薬の混合物 により統計的に優れた有効性が達成されることが確認された。
80名の患者からなる群についてのこのアッセイは以下のように実施した: 3週間に亘りβ−遮断剤を投与し、次いで患者の半数にはβ−遮断剤を、かつ他 の半数にはβ−遮断剤の用量を減じたアミオダロンとの混合物としてこれを第2 の6週間の期間に亘り投与し、一方で=3週間々隔で有意パラメータを測定した 。これら医薬の組合せの有利さは、患者全体についての症状およびエルゴグラフ ィック心電図に関る電気パラメータで、また12名の患者についての24時間に 及ぶ動的ECGによるモニタに関する電気パラメータの統計的解析によって得ら れた。このことは、臨床上および統計的観点から重要であり、しかも拡アドレナ リン作用とは異っている薬理作用の存在を示唆している。使用したβ−遮断剤は 35例でアテノロール、10例でアセブトロール、10例でメトプロロール、1 0例でソタロール、6例でテルタトロールおよび10例でプロパノロールであっ た。
b)30例について、先ず初めにアミオダロンを投与し、次いでβ−遮断剤を投 与した場合、心拍、動脈血圧および房室の状態における一般には緩かな増大に対 する補助的な大きな効果が、通常の投与量よりも低いβ−遮断剤の投与量でこれ を与えた後に見られた。これらの観測した効果の増加は、初めにβ−遮断剤を投 与した時から迅速に起こった。周期的なテストの評価期間は、その評価が予めア ンギナとST上セグメント変化によって限定された場合には、思い切って大幅に 増大させた。評価能力における増加は、検知し得る極めて大きな組合せ使用によ る抗虚血効果の強度と関連している。このような効果はアテノロール、プロパノ ロールおよびアセブトロールについてみられた。
患者が先ずβ−遮断剤の投与を受け、かつ該患者が強心レベルのβ−遮断剤に耐 えられ、また房室伝導作用が異常な増加を示さないことが明らかであるような条 件の下で、アミオダロンとβ−遮断剤との組合せは臨床的に極めて重要である。
かくして、アミオダロンとβ−遮断剤との組合せによるいくつかの望ましからぬ 作用は、大きなβ−遮断剤の作用に耐え得ない、数人の患者に見られるβ−遮断 剤の作用の増大によるものであると思われる。
β−遮断剤に対し異常な感受性を示さない患者についてのβ−遮断剤の実験は本 発明者により規定された投与量での、上述の如きβ−遮断剤とアミオダロンとの 組合せの使用を可能ならしめる。
β−遮断剤の最初の投与についてみられた伝導期間の増大は、これら医薬の各投 与量を保ったままではより以上に経時増加しない。かくして、上記組合せの有利 な高い効果が一般に、同時にアミオダロンに特異的かつβ−遮断剤の作用とは別 異の作用様式と、通常の投与量よりも著しく低いβ−遮断剤の投与量で著しく大 きなβ−遮断剤投与効果が得られるという事実と相関をもつと結論付けることが できる。
このことは、一方でβ−遮断剤の投与量を減することを容易にし、他方ではアミ オダロンの投与量を減することをも容易にする。この事実は、同様にアミオダロ ンとβ−遮断剤との併用による全ての副作用をも制限するという結果をもたらす 。従って、アミオダロン/β−遮断剤の併用は、β−遮断剤単独で使用した場合 に比較して冠動脈機能不全患者の生存権を改善する。
2つの大きなファクタがアンギナ患者の生存権の総合的作用に影響をもつ。即ち 、運動の際の生理的能力およびセックス機能不全が影響する。これら2つのパラ メータは、上記の臨床的研究と同時に行われた生存権の研究において、標準的な 投与量での(P<0.001)β−遮断剤単独の場合と比較して、本発明で用い た投与量でのこれら医薬の組合せにより、統計的には太きな影響を受けない。
静脈内経路の投与によりアミオダロン/β−遮断剤の併用の効果を研究した。こ の研究は6人の患者について、アミオダロンおよびプロパノロール(臨床的に速 効作用をもつ一種のβ−遮断剤)の投与量を徐々に増大することの効果を比較す るために計画した。この研究では、プロパノロールを漸増量で含むプロパノロー ル/アミオダロン混合物の効果と比較した。その結果、以下の事実が見出された 。
l:1〜5■という少量のプロパノロールの投与により、少量のアミオダロンの 臨床上の効果が大幅に増大した。
2:1■のプロパノロールと25■のアミオダロンとの組合せの即座の注射によ る速効作用は50■のアミオダロンで認められた速効作用よりも速く、かつ4■ のプロパノロールによる遅延作用をも越えた。
これらの実験をもとに、1■のプロパノロールと25■のアミオダロンとを含む 組成物を開発したが、このものは少なくともいくつかのパラメータについては5 0■のアミオダロンの効率よりも強く、かつ同様なパラメータに対する3■のプ ロパノロールの効力よりも大きな効果を示すことがわかり、また臨床的に有効な 投与量でのこれら2種の医薬の別々の使用によりみられるよりも少ない副作用を もつことが示された。
静脈内経路での投与によるアミオダロンの効果を増強する上記のβ−遮断剤の投 与量は、不安定なアンギナ状態による8人の患者からなる2群についてのアッセ イ中に見出され、またアミオダロンとの併用の際に相乗効果を示した。抗虚血効 果に関連して、いくつかの虚血に関るパラメータ、心筋による酸素消費およびS T上セグメント変化に関して、この併用はアミオダロン単独で使用した場合より も著しく早い効果を示した。2時間でST上セグメント上昇の20%を減するの に要するアミオダロンの量は、1■のプロパノロールおよび2■のアテノロール を付随的に投与した場合には大幅に減少される。
更に、50■のアミオダロン、1■のプロパノロールおよび2■のイソソルビド 硝酸を含む溶液(iv経路での投与)は20人の患者に対し成功裏に使用された 。これらの患者は重度の冠動脈機能不全に冒されているものであり、また投与は 1単位/時を12時間繰返すことによった。
同様に、プロパノロールの代りに5■のアセブトロールを含む類似の溶液を12 人の患者に用いた。これらの結果と比較用対照とを比較した場合、この新規組成 物で得た結果は極めて満足なものと思われ、特に心筋梗塞、重度の不整脈および 急死の僅かな発生を伴うのみであった。
C)次いで、アミオダロン/β−遮断剤とニトレートとの組合せのiv経路での 投与につき研究した。
アッセイは重度の心筋梗塞のある5人の患者における重度の冠動脈機能不全の場 合について、1■のプロパノロールと25■のアミオダロンとを含む組成物の一 連の投与量を用いて行い、別途使用された2■のイソソルビド硝酸を含む組゛成 物の結果と比較した。イソソルビド硝酸とβ−遮遮断剤/アミオワロン組合せと の間には相乗作用が存在することを確認した。研究したすべての患者において、 前もってプロパノロールとアミオダロンとを投与した後、iv経路でイソソルビ ド硝酸(2〜3■/時)を投与すると、虚血の大幅な減少がみられ、かつ2例に おいてはこれら3種の医薬を同時に用いた時点から虚血が完全に消失した。
第4の一連のアッセイでは、梗塞および梗塞症々候群における上記の薬理組成物 の経口投与による効果の検討を行った。
心筋梗塞症の8人の患者につき比較を行い、苦痛の発生後30〜60分の間に検 査を行い、以下のような医薬の投与による効果を調べた。
・組合せA: 錠剤としてのイソソルビド硝酸20■と一服の舌下錠としての5■のイソソルバ イドジニトレート;・組合せB: 経口投与用の以下のような処方物から形成したもの:a)アミオダロン          400■b)アテノロール          50■C)イソソル ビド硝酸        20■d)イソソルビド硝酸        5■( 舌下経路で投与) 上記組合せ“B”を用いて、虚血の電気的指標および酸素消費の通常の指標によ り決定した優れた明瞭な有用な効果を確認した。この組合せ“B”は更に大きな 望ましからぬ効果を何等示さなかった。
上記のアッセイを、50■のアテノロールに代えて100■のアセブトロールま たは20■のプロパノロールを用いて繰返した。
再度、上記のような組合せ“A”の効果と類似の有益な効果がこの組合せ“B” についてもみられた。これらは同一の基準に基いて評価された。
アミオダロン/アテノロール、アミオダロン/アセブトロールまたはアミオダロ ン/プロパノロールの組合せの経口投与により、2種の臨床上の症候群(慢性ア ンギナ、重度梗塞症々候群)について観測された有益な効果は、一方ではアミオ ダロンの効果と他方ではβ−遮断剤の効果との相乗効果を立証しているものと思 われる。
一方では、組合せアミオダロン/アセブトロールの、他方ではアミオダロン/ア テノロールまたはアミオダロン/プロパノロールの有益な効果はβ−遮断剤の一 般的な群にまで拡張できる。
d)第5の一連のアッセイでは、1日当たりの単位投与剤形状のアミオダロン、 β−遮断剤およびニトロ誘導体の組合せによる慢性胸部アンギナの管理療法の効 果を観測した。
β−遮断剤(アテノロール、アセブトロール、メトプロロール、ソタロールおよ びアルタトロール)を各々6人の患者に投与した。同一の患者につき、同一の期 間において以下の効果がみられた。
1 運動およびE、 C,Gの変更により誘発されるアンギナにおける運動によ り誘発されるアンギナ;2 アンギナ症候群の日々の不意の発生;3 副作用; 43週間々隔での生存権の判断基準。
アミオダロンよりも、経口によるニトレートよりも、舌下経路でのニトレートよ りも少量のβ−遮断剤の組合せを投与した。
得られた効果を別々に用いた各医薬の効果および徐々に一種の医薬を増して3人 分の医薬を含む組成物の効果と比較した。このニトロ誘導体は2種の形式即ち経 口および舌下経路で、別々に混合物として用いた。
これらのアッセイは、2種の化合物の組合せおよび別々に用いられた単一の化合 物と比較して、3種の医薬の併用の明らかな有利性を立証した。この有利さは、 同時に実施したテストおよび症状の不意の発生両者について認められた。3種の 化合物の併用は生存権の大きな改善をもたらした。この効果は使用したすべての β−遮断剤について、および使用した3形態のニトレート、即ちイソソルビドニ 硝酸、ニトログリセリンおよびイソソルビドー硝酸について一般的にみられた。
投与方法及び治療での使用 a)経口路による継続的投与 治療では、原則的に、経口投与に適した形態の新規な薬理組成物中に3つの有効 成分アミオダロン/イソソルビド硝酸/アテノロールを15:2:5の重量比( 重量の近似値)、特に、好ましくは150■=20■:50■の割合で使用する 。
β−遮断剤の効果に対する鋭敏な感受性の存在下、及び、主に初期の心律動が遅 い患者では、β−遮断剤の投薬量をより少なく、例えば、アテノロールを50■ ではなり25■にすることができる。この場合、アミオダロン/イソソルビド硝 酸/アテノロールの重量比は、15:2:2.5になる。
β−遮断剤に対する過度の感受性及び/またはβ−遮断剤に対する反適応がある 場合、使用される組成物は、有効成分のアミオダロン/l5DNの重量比(近似 値)が10:1〜5: 1の範囲で変えられ、好ましくは、?、5:1、特に、 重量150■/20■である1投薬量単位、好ましくは、錠剤の一部分をなす。
イソソルビドニ硝酸は、グリセリルトリニトレートにトログリセリン)、イソソ ルビドー硝酸、ペンタエリトリチルテトラニトレート、エリトリチルテトラチト レートに置換できる。
b)経口投与−緊急治療 激しい冠動脈不全等の緊急治療では、好ましい組成物は、1単位に上記の有効物 質を含むが、経舌下経路で急速に放出されるまたは急速に吸収されるニトレート 誘導体、好ましくは、ニトログリセリンまたはl5DNの形態のものと一緒に投 与される。この混合物は、1単位量の一部分であるが、使用上の理由と開発コス トのため、2単位量を使用することができる。それによって、1単位を経口投与 し、もう1つの単位を経舌下、吸入、経皮路によって投与される。β−遮断剤へ の過度の感受性が観察される時、好ましくは、1単位投与量にアミオダロンとニ トレート誘導体、特に好ましくは、アミオダロンとイソソルビド硝酸(ISDN )が重量比(近似値から正確な値で)20:1〜5:1の範囲で、より好ましく は、400■=20■で含まれる。この400■=20■でアミオダロンとイソ ソルビド硝酸(ISDN)を含むものは、激しい急性冠動脈不全及び/または激 しい不整脈のエピソードのために用意される。
錠剤は、例えば、アミオダロン、アセブトロール、イソソルビド硝酸、または、 アミオダロン、アテノロール及びイソソルビド硝酸から製造され、賦形剤として 、ラクトース、とうもろこし澱粉、ポリビニルポビドン、ステアリン酸マグネシ ウム、マンニトール、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ナトリウムカル ボキシメチル澱粉またはコロイド状シリカを含む。
C)静脈内投与 静脈内投与方法は、冠動脈不全の場合、特に、梗塞が悪化する場合、患者の状態 に最も適した方法であるので、この新規な組成物の好ましい投与方法である。こ の投与方法は、治療の進行や患者の感受性に応じて変更することができる。この 方法では、2つまたは3つの成分を同時に投与することができ、最も好ましいの は3つの成分を同時に投与することができる組成物である。
2つの有効物質、例えば、溶液中のアミオダロン及びニトレートを投与する時、 その比は、100 : 1〜5:1の範囲で変えることができるが、好ましくは 、丸薬としての投与量では25:2、維持投与量では7:1であり、β−遮断剤 を使用する時使用される。また、アミオダロン/β−遮断剤の比は、プロパノロ ールの場合25:1〜25:4、アテノロールの場合50:1〜5〇二10、ア セブトロールの場合25:2〜25:10及びメトプロノールの場合25:2〜 25 : 15である。
急性冠動脈不全の最初の時間、非経口投与でアミオダロン2〜6 mg / k g及びイソソルバイトを1時間につき2.5〜7.5■の投与量で投与するのが 望ましい。治療期間は、12時間が適当である。最適制限と梗塞の効果的な予防 のために必要なアミオダロン及びイソソルビド硝酸の量は、70kgの患者に1 2時間内に各々平均400〜50mgで投与される。投与量は、特に、アミオダ ロン/l5DNの重最比について、治療の進行にあわせなければならない。この 比は20:1〜5:1の範囲で変えられるが、好ましくは、7:1であり、特に 好ましい方法では、アミオダロン700■及びインソルビド硝酸100■を含む ものを24時間内に投与する。
急性冠状動脈炎の治療に最も適した投与単位量は、実験結果から、2つの物質を 最適比25:1〜25:2の割合で含むものであり、より好ましい比は25:2 である。正常な動脈圧、正常な全身性動脈抵抗及び正常な肺圧を示す患者では、 高い肺毛細血管圧力、高い動脈圧または高い虚血細動脈抵抗を示す患者の場合よ り、必要量が少ない。同様に長期間の心臓虚血症では前の梗塞より下の梗塞の方 が、また、最近冠状動脈症が起きた患者や若い患者より年長の患者の方が、有効 及び必要投与量は少ない。
また、急性冠動脈不全の存在下で、冠動脈不全の再発を防ぎ、梗塞の大きさの最 適な限定と場合によっては梗塞の予防を得るためには、より長期間投与するのが 好ましいことが発見された。
梗塞症または不安定なアンギナの強さによって、経静脈的投与は、アミオダロン 400■及びl5DN50■の総投与量で12時間に、あるいは、アミオダロン 700■及びl5DN100■の総投与量で24時間に延長される。
また、β−遮断剤を必要とする投与の場合、経静脈的投与の処方で、アミオダロ ン:β−遮断剤の好ましい比は、プロパツールの場合25:1、アテノロールの 場合25:2である。
従って、急性の緊急治療の場合に新規な組成物を投与する装置の理想的な形態は 、以下の2つである;(1)使用されるように用意された2及び3つの活性物質 を含む2つ及び3つの区画を備える注射器 (2)3つまたは4つの進路を備える調節装置に固定されるようの進路の1つは 使用されるように準備された針に固定されており、他の2つまたは3つの進路は アミオダロン/l5DNの比によって既に投与量が決定された有効物質を含む注 射器に固定されている。この比は、治療の最初の5分間の間の最初の注射の場合 は25:1〜100:1の範囲であり、梗塞症候群の最初の期間の間にすぐに注 射するためには約100■:4■である。この組成物は、β−遮断剤、例えば、 アテノロールを1区画中に2〜10■の範囲で既に決定された量を含む。
これらの組成物は、アテノロール、アセブトロール、サトロール、メトプロロー ル以外のβ−遮断剤、例えば、タータトーロール及びラベトロールを含むことが できる。
アテノロール2■に変えることのできる経静脈的投与されるβ−遮断剤の好まし い投与量は、大体、プロパツールの場合1■、メトプロロールの場合8■(緩慢 な注射)及びアセブトロールの場合5■である。
組成物中でアテノロール50■に変えることのできるβ−遮断剤の好ましい投与 量は、以下の通りである。
−アセブトロールの場合、すぐに放出される形態の製品で約100■及びゆっく りと放出されるように調製された場合は250■−メトプロロールの場合、約1 00■ −タータトロールの場合、約2.2■ これらの組成物は、本発明の発明者によって使用されたイソソルビド硝酸すなわ ちニトログリセリン以外の硝酸塩誘導体を含むことがある。
研究の対象である、トリニトレートを含む組成物は、1時間につキ2.5〜7. 5■のイソソルビド硝酸を経静脈的投与される1分間につき15〜300■のニ トログリセリンに置換すると、上記の組成物と類似のものになる。経口投与の場 合、組成物は、イソソルビド硝酸20mgを経口路によってニトログリセリン5 〜7.5■に置換すると、イソソルビド硝酸を使用したものに類似のものである 。また、イソソルビドー硝酸、エリトリチルテトラニトレートまたはペンタエリ トリチルテトラニトレートをインソルビド硝酸20mgに変えておおよその景ま たは正確な量で各々10〜20111g12〜10■または40〜11001n で使用することができる。
人命が危険になる、極めて激しい冠動脈不全の場合は、本発明の好ましい最終形 態は、非経口投与によって投与されるのに適した液体状に調製させたものである 。
実施例1:経静脈的投与のための薬理組成物形態:各々の容量が3rdの小ビン を含む箱内の注射できる溶液 病院または救急車用冠状動脈治療ユニット形態=20個の小ビンの箱 調製される溶液の組成を、以下に示す:イソソルビド硝酸           2■アミオダロン           25■プロパツール            1■マンニトール            3■グリシン              17.5■塩化ナトリウム           30■酢酸                 0.12  ■水/水酸化ナトリウムの十分量は 、pH7で3rnlである。
調製される溶液の組成を、以下に示す:イソソルビド硝酸           2■アミオダロン           25mg塩化ナトリウム            30■酢酸                0.12■水/水酸化 ナトリウムの十分量は、p)17で3dである。
実施例3:錠剤組成物 錠剤は、以下の3つの成分と割合で製造される:アミオダロン            150■アテノロール             50■イソソルビド硝 酸          20■その他の成分、賦形剤をを以下に示す:ラクトー ス              275■コーンスターチ             80■ポビドン賦形剤            6■ステアリン酸マグネシ ウム       11■コロイド状シリカ           2.5mg 実施例4:2つまたは3つの区画を備えるカプセル1、カプセルは、以下の有効 成分及び不活性賦形剤を含む3つの区画を備え、1つの区画はイソソルビドー硝 酸を含み、長時間に渡って放出されるための不活性成分と配合されている。
有効成分        不活性成分 (おおよその組成)    (おおよその組成)(■)アミオダロン       ラクトース        0.025クロロヒトレート    コーンスタ ーチ0.075g     ポビドン賦形剤     0.002無水コロイド 状シリカ   0.0009ステ”rリン酸マグネシウム0.0017精製水          0.022 アセブトロール     ラクトース        0.15クロロヒトレー ト    コーンス9−1      0.450.200g     ポビド ン        0.13ステアリン酸マグネシウム0.004 タルク          0.001アエロジル200      0.00 1イソソルバイト−5ラクトース        0.090−モノニトレート     サッカロースmm子0.0330.030g     コーンスターチ       0.011メタアクリルン酸及び メタアクリル酸エステル (EUDRAGIT) L       0.006ゴム            0.0902.2つの区画を備えるカプセル 一第1の区画は、アミオダロン100■及び上記の不活性賦形剤及びニトログリ セリン5■またはイソソルビド硝酸10■のどちらかを含む。
不活性な賦形剤の組成を以下に示す: ポビドン賦形剤          6■ステアリン酸マグネシウム    1 1■コロイド状シリカ         2.5■−第2の区画は、長期間に渡 って放出される形態のアセブトロールを含む。
実施例5:経舌下及び経胃腸投与用の錠剤イソソルビド硝酸 急速な舌下放出の場合     2.5mg胃腸放出の場合        2 5  ■アミオダロン         150  mgメトプロロール          50  ■賦形剤: ポビドン賦形剤          6■ステアリン酸マグネシウム      15 mgココロイドシリカ         2.5■実施例6:緊急の場合 の経ロ投与用調製物イソソルビド硝酸 急速な舌下放出の場合     2.5■胃腸放出の場合        15   ■アミオダロン         400  ■アテノロール           50  ■賦形剤: ラクトース           300■コーンスターチ          100■ポビドン賦形剤          6■ステアリン酸マグネシウム     15mgコロイド状シリカ         2゜5■実施例3〜6では アテノロールであるが、この組成物は、他のβ−遮断剤、特に、アセブトロール 、メトプロロール、ソタロール、ターテトロールまたはプロパツールを使用する ことができる。直ぐに放出される形態では100■、ゆっくりと放出される形態 では50■のアセブトロールで、この組成物中のアテノロール50■に変えるこ とができる。また、メトプロロール100■、ソタロール40■、ターテトロー ル2.5■、または、プロパツール20mgで、経口用組成物中のアテノロール 50mgに変えることできる。
実施例7:使用準備された注射器、キット及び緊急の場合の治療方法 個々の場合に応じて投与量を合わせ、突然の死を防ぐために、1つのユニットに 以下のものを備える装置が使用される。
1)既に用意された注射液は、1つの区画に1回の注射によって投与されるアミ ダオロン25■、もう1つの区画に最初の注射後2〜5分の期間で投与されるア ミオダロン100mgを含み、さらに第3の区画に第2の注射後15〜60分遅 延させて投与されるアミオダロン200■を含む。
2)イソソルビド硝酸2■を含む注射液区画及びイソソルビド硝酸4■を含む別 の区画。
実施例8:以下の組成物を含むあらかじめ充填された注射器・実施態様1:同時 投与のために分離された区画中で複数の分室された、あらかじめ充填された注射 器a)イソソルビド硝酸        2■水                    2d酢酸              0.12  ■b)アミオダ ロン         25 mgベンジルアルコール      15■ポリ ソルベート8050■ 水                   015dC)プロパノロール          1■クエン酸            20■水                     1rnl・実施態様2−個々の分画に以下のものを含 む、あらかじめ充填された注射器 a)イソソルビド硝酸        8■酢酸               0.48■グリシン           70■マンニトール          12■b)アミオダロン         100■ベンジルアルコール        60■ポリソルベート80       200■水                    2献C)アテノロール          8■ク エン酸           20■水                    1ml注射器は、プログラミングされたミクロポンプによって作動化され、各 々、調製物の量を調節して放出する。
実施例9:急性冠状動脈不全の治療用キット装置すなわちキットは、実施例8( 実施態様1)に記載された注射器を備え、実施例8(実施態様2)に記載した経 静脈的投与の場合のl5DNの代わりに、経世下投与の場合はニトロゲンの東及 び/またはl5DN5■及び/またはニトレート誘導体、例えば、l5DN(投 与i11.5mg)またはニトログリセリンまたはイソソルビドー硝酸の吸入器 を備える。
このキットを使用できることによって、治療者は、すぐに適切な治療を開始して 、突然の死を防ぎ、梗塞の大きさを制限することができる。
実施例10:様々な等価投与量 本発明で使用される種々のニトレート及びβ−遮断剤は、その単位量で効力が異 なるのは、当業者には理解できよう。したがって、ある範囲の量のアミオダロン の場合、本発明の組成物及び方法で使用できる他の有効成分の等価の投与量を以 下に示した: ニトログリセリン      2.5 〜10■      0.1 〜2■     15〜150g/mn=0.9〜9■ プロバットL        20〜40■        1〜5■ソタロー ル         40〜80■        2〜40■アセブトトIL        100〜500 ■      5〜25■アテノロール         25〜100  ■      1〜5 ■メトプロロール        25〜100 ■      1〜5 ■ピントドL          5〜100  ■タークロール         2.5〜5 ■実施例11: 生活品質を改良し、突然死の再発を防ぐための慢性冠動脈不全の治療方法 β−遮断剤に対する感受性は、まず、β−遮断剤の試験投与量、例えば、第18 目に経口投与でアテノロール50■及び第28目にアテノロール100■を投与 することによって、決定しなければならない。β−遮断剤の投与後に通常と異な る高い徐脈、低血圧、または、房室の遮断などが全く見られないと、3つの有効 成分を含む本発明による組成物を使用することができる。
本発明による組成物の1つ、例えば、実施例3の組成物は、6〜10日間の間、 1日に2回、心律動が最適に減少するまで、すなわち、60〜70の平常の心律 動が実現されるまで投与する。
このように投与量は、得られた結果に合わせられ、通常の方法では、1日につき 1錠/2回から11錠/2回の範囲で変更することができる。
実施例12:心筋梗塞の発作を予防し、その大きさを制限し、突然死を防ぐため の心筋症及びアンギナ中に存在する急性冠動脈不全の治療方法 実施例6の組成物の経口投与は、救急車が到着する前に且つ心臓の痛みが始まる と可能な限り早く、患者によって実施される。
医師またはCPRチームによって、実施例1の組成物の経静脈的投与が実施され る。医療チームは、血圧、鼓動、その他の診療の徴候を観察した結果に応じて、 注射による投与を繰り返し実施する。この治療後、2つまたは3つの有効成分を 含む調製薬剤を連続的に注入する。
国際調査報告

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有効成分としてアミオダロンと、少なくとも1つのニトロ基を有する冠状動 脈血管拡張剤である有機化合物およびβ−遮断剤からなる群の中から選択された 少なくとも1つの別の有効成分とを、薬理学的に許容可能な非毒性の不活性賦形 剤と配合または混合して含むことを特徴とする冠動脈不全とその併発症の治療の ための新規な医薬組成物。
  2. 2.上記アミオダロンが、冠状動脈血管拡張剤化合物とβ−遮断剤と組み合わさ れていることを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 3.上記各有効成分が同時にまたは別々に投与されることを特徴とする請求項1 または2に記載の医薬組成物。
  4. 4.上記有効成分が、経口、経舌下、経静脈内、経皮および吸入によって投与さ れることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  5. 5.上記有効成分の1つが経静脈内投与によって投与され、1つおよび/または もう1つの有効成分が経舌下、経口または吸入によって投与されることを特徴と する請求項1〜4のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  6. 6.上記有効成分が多数の区画内に存在することを特徴とする請求項1〜4のい ずれか1項に記載の医薬組成物。
  7. 7.アミオダロンが少なくとも1つの他の有効成分と組み合わされた区画に存在 し、他の区画には上記β−遮断剤が放出計画に合わせた形態で存在することを特 徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  8. 8.アミオダロンと、上記のその他の有効成分の少なくとも1つが非経口投与用 の水性賦形剤中に溶解していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に 記載の医薬組成物。
  9. 9.アミオダロンが遊離塩基の形態で存在するか、または、無機または有機酸に よって塩化されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の医 薬組成物。
  10. 10.上記冠状動脈血管拡張剤化合物がイソソルビド二硝酸、イソソルビド一硝 酸、ペンタエリトエチルテトラニトレート及びトリニトログリセリンからなる群 から選択されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の医薬組成 物。
  11. 11.上記β−遮断剤は、アセトブトロール、プロパノロール、メトプロロール 、タータトロール、ソトロール、アテノロール及びビンドロールからなる群から 選択されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の医薬組成物 。
  12. 12.上記のアミオダロン及びニトロ系冠状動脈血管拡張剤の重量比か40:4 〜40:1.5の範囲で変えられることを特徴とする請求項1〜11のいずれか 1項に記載の医薬組成物。
  13. 13.上記のアミオダロン及びβ−遮断剤の重量比が、100:10〜100: 300の範囲で変えられることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記 載の医薬組成物。
  14. 14.上記β−遮断剤がすぐに放出される形態とゆっくりと放出される形態の両 方で同時に存在することを特徴とする請求項1〜13のいずれが1項に記載の医 薬組成物。
  15. 15.上記のアミオダロン及びβ−遮断剤が経口投与に適した薬理形態で存在し 、上記ニトロ系冠状動脈血管拡張剤が経舌舌投与に適した形態で存在することを 特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  16. 16.上記有効成分は、使用準備された溶液の形態で複数の区画を備えた注射器 中に分配されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の医薬組 成物。
  17. 17.アミオダロン150mgと、ニトロ系冠状動脈血管拡張剤20mgと、2 5〜50mgの範囲の量で変えられるβ−遮断剤とを含む長期間の経口投与用の 請求項1〜16のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  18. 18.アミオダロン450mgと、ニトロ系冠状動脈血管拡張剤20mgとを含 む緊急の場合の経口投与用の請求項1〜17のいずれか1項に記載の医薬組成物 。
JP1502588A 1989-02-20 1989-02-20 アミオダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビト二硝酸と、必要に応じてさらにβ―遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物 Expired - Lifetime JP2957618B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/FR1989/000065 WO1990009171A1 (fr) 1989-02-20 1989-02-20 Preparations medicamenteuses cardio-protectrices comprenant l'amiodarone, un derive nitre, notamment le dinitrate d'isosorbide et facultativement un beta-bloqueur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03505447A true JPH03505447A (ja) 1991-11-28
JP2957618B2 JP2957618B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=9377480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1502588A Expired - Lifetime JP2957618B2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 アミオダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビト二硝酸と、必要に応じてさらにβ―遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0413694B1 (ja)
JP (1) JP2957618B2 (ja)
AT (1) ATE89164T1 (ja)
DE (1) DE68906539D1 (ja)
WO (1) WO1990009171A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991004026A1 (en) * 1989-09-14 1991-04-04 Australian Commercial Research & Development Limited Drug delivery compositions
US5234949A (en) * 1992-04-01 1993-08-10 Academic Pharmaceuticals, Inc. Parenteral solutions containing amiodarone in acetate buffer solution
WO1995009625A1 (en) * 1993-10-04 1995-04-13 Handforth Investments Ltd. Use of amiodarone for the treatment of heart failure
US6030998A (en) * 1997-06-27 2000-02-29 Academic Pharmaceuticals, Lp Methods for treating arrhythmia using acetate buffer solutions of amiodarone
ZA989356B (en) * 1997-10-16 1998-11-16 Isis Pharma Gmbh Pharmaceutical preparations
CA2484089A1 (en) * 2002-04-26 2003-11-06 Altana Pharma Ag Novel use of guanylate cyclase activators for the treatment of respiratory insufficiency

Also Published As

Publication number Publication date
WO1990009171A1 (fr) 1990-08-23
EP0413694B1 (fr) 1993-05-12
DE68906539D1 (de) 1993-06-17
JP2957618B2 (ja) 1999-10-06
ATE89164T1 (de) 1993-05-15
EP0413694A1 (fr) 1991-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0904097B1 (en) Combinations of vasopressin and adrenergic agents for the treatment of cardiac arrest
KR101653071B1 (ko) 선별적 s1p₁ 수용체 작동약에 대한 투약 섭생
US2937118A (en) Aminopyridine compositions
TWI508726B (zh) 治療心房纖維性顫動之方法
US8148398B2 (en) Intermediate duration neuromuscular blocking agents and antagonists thereof
Abrams Nitroglycerin and long-acting nitrates in clinical practice
JPH0649651B2 (ja) 心筋虚血治療用医薬組成物
JP2011518785A (ja) 心血管入院または死亡の予防に用いる薬剤を調製するためのドロネダロンの使用
EP1139753A1 (en) Formulations for treating disease and methods of using same
US5175187A (en) Synergistic compositions for the treatment of coronary insufficiency and methods of use thereof
US5981552A (en) Sublingual and buccal compositions of droperidol and method for treating migraine
JP2011518147A (ja) 血中カリウム濃度を調節する薬剤を調製するためのドロネダロンまたは医薬的に許容されるこの塩の使用
Knight et al. Potassium channel openers: clinical applications in ischemic heart disease—overview of clinical efficacy of nicorandil
JPH03505447A (ja) アミオダロンと、ニトロ誘導体、特にイソソルビト二硝酸と、必要に応じてさらにβ―遮断薬とを含む心臓保護効果のある医薬組成物
TW201002314A (en) Use of dronedarone for the preparation of a medicament for use in the prevention of cardioversion
JP3253302B2 (ja) 3−ジアルキルアミノエトキシベンゾイル−ベンゾフランを含有する非経口溶液
Anderson et al. Current concepts in treatment of hypertensive urgencies
CA2493208A1 (en) Use of cilobradine or the pharmaceutically acceptable salts thereof for the treatment or prevention of heart failure
EP1190714A2 (en) Method for the treatment of thromboembolic disorders in patients with aspirin resistance
CA1334169C (en) Synergistic compositions for the treatment of coronary insufficiency and methods of use thereof
US5455269A (en) Synergistic compositions of amiodarone and beta blockers
US5252600A (en) Synergistic compositions for the treatment of coronary insufficiency and methods of use thereof
Thaulow et al. Role of calcium channel blockers in experimental exercise-induced ischemia
US3932652A (en) Antidepressant compositions
Knudsen et al. Effects of naloxone and verapamil in experimental amitriptyline poisoning in rats