JPH0350502Y2 - - Google Patents

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JPH0350502Y2
JPH0350502Y2 JP1982025568U JP2556882U JPH0350502Y2 JP H0350502 Y2 JPH0350502 Y2 JP H0350502Y2 JP 1982025568 U JP1982025568 U JP 1982025568U JP 2556882 U JP2556882 U JP 2556882U JP H0350502 Y2 JPH0350502 Y2 JP H0350502Y2
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frame
top plate
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breast
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JP1982025568U
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JPS58131052U (ja
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、女性の乳房をX線写真撮影するの
に使用するフイルムカセツテに関する。
(従来の技術) 女性の乳房のX線写真撮影は、たとえば乳がん
の診断を行う場合に必要となる。しかして、この
乳房撮影は、通常、第1図や第2図に示すような
方法で行われている。
すなわち、被検者を、第1図に示すような立位
や、第2図に示すような横位の状態におき、その
被験者の乳房の下側に、X線フイルムを入れたカ
セツテ1を、その表板がX線源2側を向くように
して、前枠または側枠が胸壁に密着するように強
く押し付け、乳房の深部から乳首までを撮影して
いる。その場合、乳がんは乳房の深部に発生する
ことも多いので、撮影は少しでも深い部分まで行
えるのが好ましい。この要求は、前枠や側枠の厚
みが薄いほど満たされるが、従来のカセツテは、
かかる要求を十分に満足してはいない。
すなわち、従来のカセツテは、表板に対して裏
蓋を閉止するための、裏蓋に設けた係止爪と係合
する係止爪受を前枠や側枠に設けている。しか
も、閉止を確実に行い、撮影中や運搬中に裏蓋が
開いてフイルムが露光するのを防止するために、
係止爪受の深さを深くしている。したがつて、前
枠や側枠の厚みも係止爪受の深さに応じてかなり
厚くなつており、その分だけ撮影可能範囲が狭く
なつてしまつている。
(考案が解決しようとする課題) この考案の目的は、従来のカセツテの上述した
問題点を解決し、前枠や側枠の厚みが大変薄く、
乳房の一層深い部分までも撮影することができる
カセツテを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案において
は、写真撮影時に乳房が載置される表板と、上記
表板の前縁部に設けた前枠と、上記表板の後縁部
に設けた後枠と、上記表板の各側縁部に設けた側
枠と、上記表板に対して開閉自在に上記後枠に取
り付けた裏蓋と、上記前枠と各上記側枠との境界
隅部にそれぞれ設けた係止爪受と、上記裏蓋で、
かつ上記係止爪受と対応する位置に設けた係止爪
とを有し、かつ上記表板、前枠、後枠および各側
枠を一体成形による炭素繊維強化樹脂で構成して
なることを特徴とするX線写真用フイルムカセツ
テが提供される。すなわち、この考案は、X線フ
イルムのコーナーには必ず丸みが付けられるこ
と、換言すれば、前枠と側枠との境界隅部には、
フイルムが位置しない、撮影には何らの意味もも
たない部分が存在することに着目し、その部分に
係止爪受を設けることによつて前枠や側枠の厚み
を薄くし、もつて上述した目的を達成しているも
のである。
次に、この考案をその一実施態様に基いてさら
に詳細に説明する。
第3図は、カセツテをその裏蓋側からみた概略
平面図であり、第4図〜第6図は、上記第3図の
それぞれA−A断面図、B−B断面図、C−C断
面図である。
第3図〜第6図において、カセツテ1は表板3
を有している。この表板3の前縁部には前枠4
が、又後縁部には後枠5が、さらに各側縁部には
上記前枠4および後枠5と一体であるように側枠
6,7が、それぞれ設けられている。これら前枠
4、後枠5および側枠6,7は、また、上記表板
3とも一体であるように設けられていて、表板3
とともに全体として箱体を構成している。一方、
裏蓋8は、丁番9によつて上記後枠5に取り付け
られている。したがつて、この裏蓋8は、丁番9
を支えとして、上記表板3に対して開閉すること
ができる。また、上記裏蓋8は、端縁から中央部
に向かつて徐々に厚くなるように作られていて、
その凸面には、裏蓋8よりもやや大きい、軟質ポ
リウレタン製のクツシヨン13が増感紙11とと
もに貼着されている。フイルム12は、上記増感
紙11と表板3との間に入れられ、裏蓋8の上記
凸面とクツシヨン13の作用によつて、表板3と
良好な密着状態の下に保持される。なお、裏蓋8
には、裏蓋8を開閉しやすいよう、丁番9または
後枠5に当接する板ばね10が取り付けられてい
る。
上記前枠4と側枠6との境界隅部および前枠4
と側枠7との境界隅部には、それぞれ上記箱体の
内方に向かつて突出した係止爪受14が設けられ
ている。また、裏蓋8には、上記係止爪受14と
対応する位置に係止爪15が設けられている。こ
の係止爪15は、コイルばね16によつて、上記
係止爪受14に対して出入自在に、かつ裏蓋8を
閉止した状態では係止爪受14に向かつて押し出
されるように設けられている。したがつて、それ
らの係合を解く場合には、係止爪15をコイルば
ね16を圧縮する方向に移動させればよい。
上記のようなカセツテ1は、第1図および第2
図で説明したのと同様、表板3をX線源に向け、
その上に乳房を載置するとともに、前枠4、側枠
6または側枠7を人体に押し付けて写真撮影を行
う。
この考案のカセツテは、表板、前枠、後枠およ
び各側枠を一体成形による炭素繊維強化樹脂で構
成しているが、炭素繊維強化樹脂は、比強度、比
弾性率が大きいために上記各部分を薄くでき、し
かもX線の透過率が高いために写真撮影時のX線
強度を低くすることができて、被験者の被曝線量
を大きく低減することができるようになる。上記
以外の部分は、アルミニウムのような比重の小さ
な金属でもよいが、軽量化して持ち運びを容易に
するため、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂
などの熱可塑性樹脂で構成するか、またはこれら
の熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂などの熱硬化性樹脂をビニロン繊維、ガ
ラス繊維、炭素繊維等の織物やマツトで強化して
なるような繊維強化樹脂で構成するのが好まし
い。
係止爪受は、樹脂で構成されているのが好まし
いが、金属製とすることも可能である。この係止
爪受は、通常、上記境界隅部に接着によつて取り
付けられる。
丁番は、金属や、合成ゴム、ポリプロピレンな
どの弾性部材で構成されている。後枠および裏蓋
との結合は、接着やねじ止めによつて行われてい
る。
(考案の効果) この考案のカセツテは、フイルムが位置しない
ために撮影に支障のない、前枠と各側枠との境界
隅部に係止爪受を受け、一方、やはり写真撮影に
は支障のない裏蓋で、かつ上記係止爪受と対応す
る位置に係止爪を設けており、従来のカセツテの
ように前枠や側枠に係止爪受を設けるものではな
いので、表板、前枠、後枠および側枠を比強度、
比弾性率に優れた炭素繊維強化樹脂によつて、し
かも一体成形していることと相まつて、前枠や側
枠の厚みを大変薄くできる。そのため、撮影可能
範囲が広くなつて乳房のより深い部分までも写真
撮影することができるようになり、乳がん等の診
断が大変容易になる。また、写真撮影時に乳房が
載置され、X線が透過する表板を、X線透過性が
格段に優れた炭素繊維強化樹脂で構成しているか
ら、撮影時におけるX線強度を低くでき、被験者
の被曝線量を大きく低減することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、女性の乳房をX線写真
撮影している様子を示す概略斜視図、第3図は、
この考案の一実施態様に係るカセツテをその裏蓋
側からみた概略平面図、第4図〜第6図は、上記
第3図のそれぞれA−A断面図、B−B断面図、
C−C断面図である。 1……カセツテ、2……X線源、3……表板、
4……前枠、5……後枠、6……側枠、7……側
枠、8……裏蓋、9……丁番、10……板ばね、
11……増感紙、12……フイルム、13……ク
ツシヨン、14……係止爪受、15……係止爪、
16……コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 写真撮影時に乳房が載置される表板と、前記表
    板の前縁部に設けた前枠と、前記表板の後縁部に
    設けた後枠と、前記表板の各側縁部に設けた側枠
    と、前記表板に対して開閉自在に前記後枠に取り
    付けた裏蓋と、前記前枠と各前記側枠との境界隅
    部にそれぞれ設けた係止爪受と、前記裏蓋で、か
    つ前記係止爪受と対応する位置に設けた係止爪と
    を有し、かつ前記表板、前枠、後枠および各側枠
    を一体成形による炭素繊維強化樹脂で構成してな
    ることを特徴とするX線写真用フイルムカセツ
    テ。
JP2556882U 1982-02-26 1982-02-26 X線写真用フイルムカセツテ Granted JPS58131052U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2556882U JPS58131052U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 X線写真用フイルムカセツテ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2556882U JPS58131052U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 X線写真用フイルムカセツテ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58131052U JPS58131052U (ja) 1983-09-05
JPH0350502Y2 true JPH0350502Y2 (ja) 1991-10-29

Family

ID=30037539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2556882U Granted JPS58131052U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 X線写真用フイルムカセツテ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3401577C1 (de) * 1984-01-18 1985-05-30 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Roentgenblattfilmkassette fuer Aufnahmen von abgewinkelten Koerperteilen

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891989A (ja) * 1972-03-07 1973-11-29

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JPS4891989A (ja) * 1972-03-07 1973-11-29

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JPS58131052U (ja) 1983-09-05

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