JPH03503428A - 電子蛇口部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電子蛇口部品 本発明は、電子蛇口部品、特に、水分配手段からの水流を制御する電子蛇口制御 装置に関する。

手を触れずに水道蛇口を操作することのできる設備に対する需要が高まってきて いるが、これは、蛇口の取手を介して病気が伝染する危険、身体障害者や体の弱 い人や老人が蛇口を操作する際に経験する困難、また、水をもフと効率的に使用 することにより水を節約することによってえられる利益に対する認識が高まって いることによるものである。

従フて、このような設備は、特に、ｆｒ５院、医療センター、病院やレストラン の調理場などの衛生的であるべぎ場所、より一般的には、老人ホーム、身体障害 者施設、学校、スポーツセンター、公衆便所、家庭などに設置されることが望ま しい。

最近、電子制御を備えた装置が利用できるようになってきている。かかる装置の 代表的なものは、使用者が蛇口の下に手を置くと、それを感知し、これに反応し て水を消し始める光センサや他の感知装置から構成されている。そして、水流は 、手が蛇口の下から除かれたときに止まる。

このような装置には、明白な欠点がいくつかある。まず、蛇口の下に手など、何 か物体を置かないと、水流が開始しないということである。しかし、最初に人の 手や他の物体を濡らすことなく水流を開始することが望ましい場合が多い。次に 、このような装置は、ある一定温度でしか水を流すことができないという点があ げられる。かかる従来装置では、熱湯、給水、温水を選択することはできない。

本発明は、使用者が蛇口の取手を操作する必要がなく、二つ以上の温度で水流を 選択できるようにした、改良型の電子蛇口制御装置を提供するという観点でなさ れたものである。

また本発明には、該制御装置を用いて水流を制御する方法と装置が含まれる。

本発明の一側面によれば１．第１及び第２給水線からそれぞれ第１及び第２のあ らかじめ選択した温度（前選択温度）で、水分配手段への水流を制御する電子蛇 口制御装置を提供している。この装置は、使用に際し′〔は、水分配手段から離 れたところにあり、使用者制御入力を検出し、これに反応する出力信号を発生さ せる手段と、 該出力信号に反応し、それぞれ該第１及び第２給水手段にある第１及び第２バル ブ手段を制御する出力（ｇ号に反応する論理制御手段であって、該出力信号に反 応し該第１及び第２のバルブ手段の一方または他方を起動させ、使用に際しては 、使用者は該使用者制御入力を該検出手段に人力することにより、該第１または 第２の前選択温度のいずれかで該水分配手段からの水流を選択することができる 論理制御手段とを有していることを特徴とするものである。

望ましくは、該論理制御手段はタイミング手段を有しており、これにより該第１ または第２バルブ手段がある所定時間起動され、使用に際して、該所定時間、該 水分配手段からの水流を選択できるようにした方がよい。

該制御手段はさらに、使用者が該検出手段に供給する使用者制御スカに応答して 第１温度または第２温度が選択されたかどうかを示す表示手段を備えていること が望ましい。

該論理制御手段は第２のタイミング手段を有し、これにより該第１または第２の バルブ手段が、第２の異なる所定時間間隔で起動さね、使用に際して、該検出手 段から使用者制御入力を供給することにより、該′ｓ１または第２前選択温度の いずれかで、該第１または第２の所定時間、該水分配手段からの水流を選択する ことができることが望ましい。

該検出手段は近接センサを有し、また該使用者制御人力は、使用者が、該検出手 段に非常に近いところに物体を置いたかまたはそこから取り去ったかということ についての情報も含んでいることが望ましい。

該論理制御手段は、該使用者制御入力に応答し、該第１所定時間・該第１前選択 温度と、該第１所定時間・該第２前選択温度と、該第２所定時間・該％１前選択 温度と、該第２所定時間・該’Ｈ２前選択温度とを、逐次選択する逐次選択手段 を有していることが望ましい。

該表示手段は、使用者が該検＄手段に使用者制御人力を行〕たのに応答し、該第 １または第２所定時間が選択されたことを表示することができるようにしである ことが望ましい。

本発明の他の側面によれば、水分配手段への水流を制御する電子蛇口制御装置が 設けられている。該電子蛇口制御装置は、 該第１及び第２給水線にそれぞれ連結し、該第１及び第２前選択温度でそれぞれ 給水する第１及び第２の引入口と該水分配手段に連結する引出口とを有する給水 多岐管体であフて、該第１及び第２の引入口はそれぞれ、該第１及び第２給水線 から該多岐管引出口への水流を制御する第１及び第２バルブ手段を有している給 水多岐管体と、使用者制御入力に応答して該第１及び第２バルブ手段の一方また は他方を起動する制御信号を発生し、これにより、使用時に、該使用者制御入力 を行うことにより、使用者が該水分配手段からの水流と、該第１及び第２前選択 温度を選択できるようにした制御装置とを備えていることを特徴とするものであ る。

また、該バルブ手段は、ソレノイドバルブであり、また、該制御手段は、使用時 には、該水分配手段から離れた場所に位置するとともに、該使用者制御入力を検 出し、これけ応答する出力信号を発生させる検出手段を有していることが望まし い。

該制御装置はさらに、該制御信号に応答して該ソレノイドバルブの一方または他 方を起動する論理制御手段を備えていることが望ましい。ここにおいて、該論理 制御手段は、タイミング手段を有しており、これにより該第１またζコ第２のソ レノイドバルブは所定時間起動され、使用者は、使用時に、該使用者制御入力を 該検出手段に供給するごとにより、該前選択温度のうちのいずれかで該所定時間 、該水分配手段からの水流の選択ができるようになっている。

本発明のさらに他の側面によれば、使用者制御入力に応答する電子蛇口制御手段 を用い、それぞれ該第１及び第２の給水線にある第１及び第２のバルブ手段を起 動しつつ、該第１及び′Ｍ２前選択温度でそれぞれ該第１及び第２の給水線から 水分配手段までの水流を制御する方法において、該使用者制御入力を検出し、こ れに応答して該第１前選択温度を、次に該第２前選択温度を逐次選択する工程と 、該使用者制御入力の変化を検出し、これに応答し該第１前選択温度が選択され た場合には第１の制御信号を発生し、また該第２前選択温度が選択された場合に は第２の制御信号を発生する工程と、 該′ｓ１の制御信号に応答して該第１のバルブ手段を、または、該３４２の制御 信号に応答して該第２のバルブ手段を起動することにより該使用基！ＩＪ御入力 を供給することにより、該第１または第２の前設定温度で、該水分配手段からの 水流を選択できるようにり、た工程とを有することを特徴とする方法を提供して いる。

望ましくは、該方法はさらに、該使用者ｍＪ御大入力変化の該検出に応答して逐 次選択する工程を終了させる工程を含んでいる方がよい。

また、該使用者制御入力を検出する工程は、使用者が、該水分配手段から遠く離 れた位置にある検出手段に近接する場所に物体を置いたか否かを検出し、また、 該使用名人力の変化を検出する工程は、使用者が該検出手段の近傍から該物体を 除去したごとを検出する工程を有することが望ましい。

ａ第１及び第２の前選択温度を逐次選択する工程は、第１の所定時間該第１前選 択温度を逐次選択する工程と、該第１の所定時間該第２の前選択温度を選択する 工程と、第２の異なる時間該第１の前選択温度を選択する工程と該第２の所定時 間該第２の前選択温度を選択する工程とを有することが望ましい。

また、該第１の所定時間は比較的短く、該第２の所定時間は比較的長いことが望 ましい。

発明の理解の便宜のために、発明の実施例を、単なる例示として、添付図面を参 照しつつ以下に記載される。ここにおいて、 第１図は、電子蛇口制御装置の一実施例を概念的に示している。

第２図は、第１図の装置に使用される給水多岐管の平面図を示している。

第３図は、第１図の装置に使用される検出手段の一実施例のブロック回路図であ る。

第４図は、第１図の装置の論理制御手段の一実施例の論理図である。

第５図は、該蛇口制御装置の論理制御手段の他の実施例のブロック回路図である 。

第６図は、蛇口制御装置の論理制御手段の好適な制御シーケンスを示すフローチ ャートである。

第１図は、該電子蛇口制御装置の好適な実施例を概念的に示している。該装置は 使用者制御人力を検出し、これに応答する圧力信号を発生する検出手段１２と、 検圧手段１２からの出力信号に応答し、水分配手段２０からの水流を制御する論 理制御回路１４とを有している。本実施例においては５核検出手段１２は、赤外 線（ＩＲ）近接センサを有しているが、使用者制御入力を検出するのに適したも のであればいかなる検出手段も利用可能である。

本実施例においては、制御装置１０は、水分配手段２０カ）らの水流について、 いずれの温度と継続時間が選択されたかを使用者に対して示す表示手段１６を有 している。表示手段ＩＳは、５個の発光ダイオード（ＬＥＤ）を有する発光ダイ オードディスプレイを有している。そのうち３個は、冷水、温水、熱湯のいずれ が選択されたかを示す発光ダイオード（緑、琥珀色、赤）であり、２個は、比較 的短い時間と、比較的長い時間のいずれの水流持続時間が選択されたかを示す発 光ダイオードである。

検出手段１２と表示手段１６は、洗面台やその近債にある他の水分配設備の上方 の目線の位置にたいていは取り付けられている単一の壁面パネル１７内で組み合 わせることができる。また制御装置１０は、水分配手段（蛇口の排水口）２０に つながる取水パイプ内にある超過温度センサ１８などの、１個または２個以上の 感知装置を備えていてもよい。センサ１８は、水温が１または２以上の所定温度 レベルをいつ超えたかを検出するのに使用してもよく、この検出はたとえば、や けどなどをさけるために、該論理制御手段１４によって、該水分配手段２０への 水流を制御することに用いられる。第１図には、水分配手段２０が車−の共通蛇 口排水口として、示されている。しかし、水分配手段２０は、数個の蛇口排水口 、すなわちシャワーヘットやトイレの水槽などの他の水分配装置を包含していて もよい。

本実施例においては、該蛇口排水口２０には、′ｆ％１、第２、第３の引入口２ ４，２６．２８　（熱湯、温水、冷水の給水線に連結するためのものである）と 、蛇口排水口２０に連結する引出口３０とを有する多岐管体２２から水が供給さ れる。多岐管体２２にはさらに、該引入ロ２４，２６．２８内に配設され、該熱 湯、温水、冷水供給線それぞれから、多岐管引出口３０へ、さらには該蛇口排水 口２０へ流れる水を制御する第１、第２、第３のバルブ手段（第１図には図示さ れていない）が配設されている。第２図を参照しつつ、以下に該多岐管体２２の 実施例を説明する。

該温水は、熱湯給水線及び冷水供給線からの水を混合することによって供給され る。混合バルブ３２はこの目的のために設けられているものである。該混合水の 温度は、取付の際、２個の混合バルブ３２を手動設定することによって選択され る。該温水温度を手動調整する混合バルブ３２は、普段は一般の使用者は使用で きず、配管工や許可された人が手を触れる場所、たとえば洗面台の下の壁の裏な どに備えられている。熱湯・冷水分離バルブ３４は、通常は、Σ管の他の部分か ら、該装置を分離するようにするものである。次に給水多岐管体２２の好適な実 施例を、第２図を参照しつつ説明する。

第２図において、該給水多岐管体２２は容器３８を有しており、容器３８は銅管 からできているバイブ多岐管４０を収納している。パイプ多岐管４０は、給水多 岐管体２２の引出口３０となる銅管出口４２と、可撓管４６によって、それぞれ のバルブ手段４８，５０．５２に連結する３個の鋼管入口４４を有する。バイブ 多岐管４０は、該熱湯・冷水・温水引入口を、箪１図における蛇口排水口２０の ような共通水分配手段に連結する阜−の引出口に切り替えるためのものである。

該バルブ手段４．８．５０及び５２は、駆動制御信号に応答し迅速な開閉動作を 行う常閉型であって、典型的には２４ボルトの低電圧コイルを有するソレノイド バルブであることが望ましい。ソレノイドバルブ４８．５０及び５２が給水多岐 管体２２の入口２４．２６及び２８内に配設されており、これにより該熱湯、温 水、冷水の各給水線からバイブ多岐管４０へ流れ込む水流を制御している。次に 、￥Ｓ１図及び第２図を参照しつつ、電子蛇口制御装置１０を用いて該多給水線 から蛇口２０までの水流を様々な温度で制御する方法の好適な実施例を説明する 。

第１図において、使用者が蛇口排水口２０からの水を得たい場合には、使用者は 手もしくは他の物体を検出手段１２の上に置く。検出手段１２は、制御手段１０ の論理制御手段１４内にある逐次選択手段（図示せず）を起動するのに用いられ る圧力信号を発生させる。そして次に論理制御手段１４は、使用者が検出手段１ ２上に手を置くことによって与えられる使用者制御入力に応答して得られる利用 可能な種々の水流選択を逐次自動的に行う。この実施例では、論理制御手段１４ は自動的に次の手順で、種々の選択肢の選択を行う。その手順とは、冷水−短時 間水流、温水−短時間水流、熱湯−短時間水流、冷水−長時間水流、温水−長時 間水流、及び熱湯−長時間水流である。該手順が終わると、論理制御手段１４は リセットするので、使用者制御入力を行い、該手順を再開させるために、手を取 り去り再度検出手段１２の前に手を置かなければならない。

論理制御手段１４は、連続する水流選択肢を一つずつ選択しつつ、表示手段１６ の適当な発光ダイオードの発光も行う、したがって、たとえば、冷水−短時間水 流の選択がなされた場合、「冷水ｊ及び「短時間」と表示された発光ダイオード が点灯する。所望の水流を選択するには、使用者は適当な発光ダイオードが点灯 したとき、該検出手段に非常に近い位置から、手を除去するだけでよい。該論理 制御手段１４が該手順を自動的に経由していく間に、各水流選択用発光ダイオー ドは、それぞれ約１または２秒点灯し、使用者が手を除去する決定を下すのに十 分な時間を与えるようにしている。使用者が、検出手段１２に非常に近い位置か ら手を取り除いた際、制御手段１４は、使用者制御入力の変化を検出し、該逐次 選択手段の連続周期を終了させ、適当なソレノイドバルブを起動することにより 、多種類の制御信号を発生させ、所望の水流選択を可能とする。論理制御手段１ ４はさらにタイミング手段（図示せず）を有し、使用者が短期及び長期の水流の 選択ができるよう、該給水多岐管体２２内のソレノイドバルブが、第１または第 ２の所定時間だけ起動される。

使用者が、適当な使用者制御入力を供給することによって、熱湯−短時間水流を 選択したと想定しよう。表示手段１６のディスプレイ内の「熱湯」及び「短期Ｊ 発光ダイオ・−ドが点灯し続け、論理制御手段１４は、たとえば５秒の時間を提 供する第１タイミング手段を起動する。同時に、論理制御手段１４は、制御信号 をソレノイドバルブ４８へ送り（第２図参照）、該バルブを開き、該熱湯給水線 から流れてくる熱湯を給水多岐管体２２のバイブ多岐管４０へ流す、そして、そ こから引出口３０を介して水分配蛇口排水口２０へ流れるようにしている。該所 定時間の終了時に、該論理制御手段４０内の第１タイミング手段によって与えら れているように、ソレノイドバルブ４８への制御信号が終了し、該バルブが閉ま り、蛇口排水口２０への水流が停止する。

該熱湯選択が不定期的に使用された場合には、該熱湯給水線のお湯がかなり冷め ていることもなくはない。このため、少なくとも短時間水流を選択した場合には 、蛇口２０から流れ出る水は、はじめて出したときには、実際にはそれほど熱く はない。この問題を解決するために、論理制御手段１４は、温度センサ１８によ フて与えられる出力信号を供給し、いつ該熱湯給水線からの熱湯が許容しつる温 度まで上昇したかを決め、そして該時点より第１タイミング手段を起動する。そ して、熱湯が該短時間水流時間の間、実際に供給される。熱湯が、該必要な温度 まで上昇しつつある短時間の間、論理制御手段１４は、「熱湯」発光ダイオード を点滅させ、該使用者が熱湯を望む場合には、蛇口からでる水を少し待ってから 使用すべきだということを示す。

＠過温度センサ１８が、該論理手段１４によって用いられ、たとえば長時間水流 が選択されている場合、いっ該蛇口排水口２０へ流れている熱湯が安全温度を超 え、これがため、使用者がこの下に手を置くとやけどをする危険性があるかを検 出してもよい。この場合、論理制御手段１４は、表示手段１６のディスプレイ用 の熱湯発光ダイオードを同時に点滅させながら、ソレノイドバルブ４８を閉じる 。また、ソレノイドバルブ５２を任意に開き、すぐに冷水を流し、使用者の手の やけど効果を相殺するようにしてもよい。この安全装置は、該装置が病院や家庭 などのやけどの危険が特に高いところで使用された場合に特に有効である。水を 分配する時間の間に、検出手段１２が使用者制御入力を検出した場合（使用者が 検出手段１２の前に手を再び置いた場合）、論理制御手段１４は、該ソレノイド バルブの作動を停止することにより分配サイクルを終了させ、初期状態にリセッ トする。

第６図には、論理制御手段１４の好適な制御手順を示すフローチャートが示しで ある。

第１図の装置に使用しうる検出手段１２の一実施例を第３図を参照しつつ以下に 説明する。第３図の検出手段１２は、駆動回路６２によりて駆動される赤外線送 出発光ダイオード６０を有する比較的単純な赤外線近接検出器から構成されてい て、発信器回路６４によつて供給される、典型的には１キロヘルツの周波数を有 する赤外線パルス信号を発射する。送出発光ダイオード６ｏの前に物体が置かれ た場合、送出発光ダイオード６０の近傍に配設された受取発光ダイオード６６が 反射パルス信号を検出し、プレアンプ回路６８によって増幅され比較器回路７０ に送られる。比較器回路７０は、発信器６４の閾値及び周波数と、該反射入力パ ルス信号のレベル及び周波数とを比較する。そして、該必要とされるレベル及び 周波数を有する連続反射パルスの数が、所定数、たとえば１００と検出された場 合には、比較器回路７０の出力は論理的「高」の値となり、反射パルスが検出さ れなくなるまで、ｒ高」を維持する。該物体が、送出発光ダイオード６０の前か ら取り除かれた場合（使用者が手をどけた場合）もはや反射パルスが検出される ことはなく、比較器７０の出力信号は、論理的「砥」となる。該赤外線近接セン ナの代表的なものは、該検出手段１２の前面から約２００ｍｍの範囲内にある物 体を検出できる。

次に、論理制御手段１４の一実施例を、第４図を参照しつつ説明する。第４図は 、制御手段１４に必要な論理制御機能を達成するための、多種類の論理ゲートと 他のデジタル部品との内部連結を示している。第４Ａ図は、該入力線上の論理的 「高」　（検出手段１２が使用者制御入力を検出する）は、フリップフロップ１ 　（ＦＦＩ）に、状態を変化せしめ、その出力Ｑが「高」となり、逐次選択手段 ７２を起動せしめる。

逐次選択手段７２は、縦接続された８個のフリップフロップから構成されている 。各フ・、゛ツブフロップは、使用者が利用できる水流選択の一つを示している 。かかる水流選択とは、冷水−短時間水流（ＣＷ−５Ｆ）、温水−短時間水流（ ＷＷ−５Ｆ）、熱湯−短時間水流（ＨＷ−３Ｆ）、冷水−長時間水流（ＣＷ−Ｌ Ｆ）、温水−長時間水流（ＷＷ−ＬＦ）及び、熱湯−長時間水流（ＨＷ−ＬＦ） である。

逐次選択手段７２は、ＦＦ１の出力が「高」であり続ける限り、左から右へ図示 されている順序で、これらの水流選択の各々を逐次選択する。シーケンサ７２内 のフリップフロップ各々の出力Ｑを連続する各フリップフロップを通って１秒刻 まれると、「高」になりそして再び「低」になる。

ＦＦ１の出力Ｑが「低」　（検出手段１２が使用者制御入力の変化を検出する） になった場合、該シーケンスが停止し、（ＡＮＤゲート７４の出力が「低」とな る）、論理的「高」の６カを有するシーケンサ７２内のいずれのフリップフロッ プも「高」を維持する。

シーケンサ７２内の各フリップフロップの出力端子は、それぞれ第４Ｂ図内のＯ Ｒゲートの各々につながっており、種種の水流選択を提供するとともに、表示手 段１６の適当なディスプレイ発光ダイオードを発光させる。したがって、たとえ ば、シーケンサ７２がＣＷ−ＬＦラフリップフロップ上停止した場合、第４Ｂ図 の「冷水」及びｒ長時間水流」のＯＲゲートはいずれも、それぞれの入力端子の 一方が論理的「高」となり、その結果語出力が論理的「高」となる。しかし、「 冷水ＪＯＲゲートの出力端子は、ＡＮＤゲートの入力端子の一つに連結していて 、光連結駆動回路７６を介して、冷水ソレノイド５２の制御信号を提供している 。従って、制御信号はこのＡＮＤゲートへの他の入力も「高」になるまで、発生 されることはない。他の入力端子は、ＦＦ２の出力によって発生された「分配」 信号を受けとり、ＦＦＩの信号が「低」になったとき、すなわち、該検出手段１ ２が該使用者制御入力の変化を検出したときは、「高」になる。従って、使用者 が手をどけたとき、該分配信号が発生し、冷水ソレノイドが起動せしめられる０ 分配位相の終了は、それぞれ短期水流時間及び長期水流時間を提供する第１及び 第２のタイミング手段７８と８０によフて決定される（ＭＪＢ図参照）。第４Ｂ 図には、適当な時間を提供し、該短期水流時間または長時間水流時間が開始する 前に、熱湯または温水の流水が所望の温度まで上がるようにしている第３のタイ ミング装置が示しである。該分配位相が生じている間、使用者が検出手段１２の 前面に手を戻すと、フリップフロップ３の反転ａ力が「高」となり、フリップフ ロップ１の出力とともに、３個のフリップフロップすべてがリセットされること となり、このようにして、分配位相と、シーケンサ周期が終了する。

第４図の回路によって、他にも種々の論理制御機能が実行されつるということは 、当業者にとって自明のことである。

この回路もしくはこの均等物が、集積回路の形で入手できる、対応する別僅のゲ ート回路とフリップフロップ回路の内部連結によって実現することがで診る。し かし、はとんどの論理制御機能がソフトウェアの制御によって実行されるマイク ロプロセッサに基礎を置く論理制御回路を使用することがより望ましい。かかる マイクロプロセッサに基礎をおく論理制御回路の実施例を、第５図を参照しつつ 説明する。

第５図には、第１図の制御装置内に使用されうるマイクロプロセッサを基礎とす る論理制御手段１４の実施例のブロック図である。論理制御手段１４はマイクロ プロセッサ８４を有している。マイクロプロセッサ８４には、Ｎａｔｉｏｎａｌ のＭＣＥ−１０プロセツサ類のＩＮＳ　８０４８またはＩＮＳ　８０４９などが 利用できる。マイクロプロセッサ８４はＲＯＭ８６とＲＡＭ８８を含む記憶装置 を有しており、それぞれ制御プログラム用の記憶空間とマイクロプロセッサの作 業空間のための記憶空間を有している。マイクロプロセッサ８４は、検出手段１ ２に連結する１本の入力線と、表示手段１８に連結する５本の出力線を有し、該 「冷水」、「温水」、「熱湯」、「短時間」及びｒ長時間」の発光ダイオードを 必要に応じて制御している。

’ｆｓ１及び第２のタイミング手段７８及び８０は、デジタル・カウンタ／タイ マからなり、それぞれ、マイクロプロセッサ８４に短期及び長期の水流時間を提 供している。センサ１８は、マイクロプロセッサ８４に、分配手段２０において の熱湯及び温水温度の超過温度感知を提供している。該マイクロプロセッサ８４ からの３木の出力線は、各「熱湯」「温水」「冷水」ソレノイドバルブ用の制御 信号を提供している。スイッチ手段８０は、該論理制御手段１４用の種々の制御 選択肢の中から予め選択することを可能としている。典型的には、スイッチ手段 ９０は、マイクロプロセッサ８４と同一のプリント基板に配設されている５個の 個別スイッチを有するディップ（ＤＩＰ）スイッチ装置から構成されている。

各スイッチは、ある特徴や選択肢を予め選択することを可能ならしめる。

たとえば、 １　短期水流時間 ２　長期水流時間 ３　温水／熱温タイマ ４　冷水のみ ５　蛇口／水槽 である。

短期及び長期水流時間 水流時間は、ディップスイッチ選択によって選択することができる。水流時間に は、それぞれ２つの択一的選択肢がある。

すなわち、 短期　１．　８秒　　　長期　１．　１０分２、１６秒　　　　　２．２０分 である。

温水／熱湯タイマ 第３のディップスイッチによって、水温を許容レベルまで上昇させる温水／熱湯 タイマの選択が可能となる。２つの択一的選択肢として、 １、水流タイミングが許容しつる水温が達成された時点で開始する。

２、水流タイミングが水流の設定から開始する、とがある。

ただし、熱湯または温水が使えないため、水温が許容レベルまで上昇しない場合 には、選択１のばあいであっても、マイクロプロセッサ８４は予め定めた時間（ たとえば、１分間）経過すれば時間切れとなることに注意しなければならない。

そして、マイクロプロセッサ８４は、制御装置をリセツ冷水のみを選ぶディップ 選択によって、冷水のみの操作の選択、または３つの水温すべてを用いる選択の いずれかが可能となる。冷水のみのモードでは、水流タイマは短時間持続にのみ 利用可能である。短時間タイマは、８秒または１６秒に調節することができる。

蛇口／水槽 木暑択は、たとえば、トイレの水槽など、特殊な用途をもつものに通している。

使用者入力の検出をすると、マイクロプロセッサ８４は、使用者制御入力が少な くとも５秒間維持されていることを照合する。かかる照合の後、名目３０秒タイ マが起動され、その後冷水ソレノイドが、選択された短時間の間起動される。こ の周期のうちに、使用者制御入力がさらに検出されても、無視される。該周期完 了後、該手続が繰り返される。

上記制御の特徴または選択は、車なる例示であり、制御装置１０に与えられる選 択を制限するものではない。電子工学技術分野における当業者にとって、上記回 路構成をわずかに変更した形の多数の他の特徴や選択が含まれることは明らかで ある。

明細書全体を通して、「冷水」　「温水」　「熱湯」と、わずかに３つの水温が 必要とされる場合を想定してきた。明らかに、上述の装置は、かかる３つより多 くまたは少ない数の温度が必要である場合にも、応用可能である。また、必要に 応じて、該装置は表示手段１６を点灯する発光ダイオードやソレノイドバルブを 必要数装備するよう変形してもよい。同様に、短時間及び長時間の水流時間も、 実際の使用に適するように変形することができる。さらに、使用者がスライドメ モリで時間を実際に指定するなどして、基礎的短期及び長期時間以外の時間間隔 を指定してもよい。

検圧手段１２は、前記赤外線近接センサのような近接センサであることがもっと も望ましい。その理由は、使用者がどの制御にも身体的に接触し、使用者制御入 力を投入する必要がないからである。しかし、場合によっては、該使用者制御入 力用の操作スイッチとして、足操作スイッチや車なる押しボタンなど、体で操作 する装置を用いてもよい。検出手段１２は、上述の赤外線近接センサなどの遠隔 感知手段に限定されるものではない、！＃にＯＮ／　ＯＦＦするだけの使用者制 御入力を検出しつるものであわばいかなる装置でもよい。

本発明の基本的概念から逸脱しない限り、特定してすでに述べられた実施例以外 でも、他の多くの種々の変形や改良が上述の装置及び方法についてなしうること は、関連技術分野の当業者にとって明らかである。こうした変形や改良のすべて は、本発明の範囲内にあるものと考えられ、その本質は上記記載より決定される べきである。

国際調査報告

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．第１及び第２の給水線から水分配手段へ、それぞれ第１及び第２前選択温度 で、該水分配手段への水流の制御を行う電子蛇口制御装置において、 使用時には、該水分配手段から離れてたところにあり、使用者制御入力を検出し 、これに応答する出力信号を発生させる検出手段と、 該出力信号に応答し、該第１及び第２給水線にそれぞれ設けられていて第１及び 第２のバルブ手段を制御する論理制御手段であって、該出力信号に応答し該第１ 及び第２のバルブ手段の一方または他方を起動することにより、使用時には、使 用者の該使用者制御入力を該検出手段に入力することによって、該第１及び第２ の前選択された温度のいずれかで、該水分配手段からの水流を選択することがで きる論理制御手段とを有することを特徴とする電子蛇口制御装置。
2. ２．前記論理制御手段は、タイミング手段を有し、これにより該第１または第２ のバルブ手段は所定時間起動され、使用時には、使用者は、該所定時間該水分配 手段からの水流を選択することができることを特徴とする請求項第１項記載の制 御装置。
3. ３．前記制御装置はさらに、使用者が該検出手段に対して使用者制御入力を供給 したことに応じて該第１温度または第２温度のいずれが選択されたかを表示する 表示手段を有することを特徴とする請求項第１項記載の制御装置。
4. ４．前記論理制御手段は、第２タイミング手段を有しており、これにより第２の 異なる所定時間の間、該第１または第２バルブ手段が起動され、使用時には、該 使用者制御入力を該検出手段に入力することによって、使用者が該第１または第 ２の前選択温度のいずれかで、該第１または第２所定時間の間、該水分配手段か らの水流を選択することができることを特徴とする請求項第１項記載の制御装置 。
5. ５．前記検出手段は、近接センサを有し、また該使用者制御入力は、該検出手段 にきわめて近い箇所に物体を置いたことまたは該箇所から物体を取り去ったこと についての情報を含んでいることを特徴とする請求項第１項記載の制御装置。
6. ６．前記論理制御手段はさらに、該制御入力に応答し、該第１所定時間該第１前 選択温度と、該第１所定時間該第２前選択温度と、該第２所定時間該第１前選択 温度、及び該第２所定時間該第２前選択温度とを、逐次選択する逐次選択手段を 有していることを特徴とする請求項第１項記載の制御手段。
7. ７．前記表示手段は、使用者が該検出手段に使用者制御入力を入力したことに応 答して、第１及び第２の所定時間のいずれが選択されたかを表示することも可能 であることを特徴とする請求項第７項記載の制御装置。
8. ８．前記制御手段は、ある所定の手順に従って、該第１及び第２のバルブ手段を 制御し該第１及び第２バルブ手段を所定量開き、ある所定時間、給水のための複 数の選択された温度と時間を提供し、また該検出手段は該出力信号を受けるとす ぐに、該論理制御手段に該所定手順を開始させ、該使用者制御入力が該検出手段 の近傍から除かれたときには、該手順が該選択された温度と時間のうちの所望の １つで止まるようにせしめることを特徴とする請求項第１項記載の制御装置。
9. ９．前記水分配手段への水流を制御する電子蛇口制御装置において、 第１及び第２の給水線にそれぞれ連結し、該第１及び第２の前選択温度で給水す る第１及び第２の引入口と、該水分配手段に連結する引出口とを有する給水多岐 管体であって、該第１及び第２の引入口はそれぞれ該第１及び第２の給水線から 該多岐管体引出口までの水流を制御する第１及び第２のバルブ手段を有している 給水多岐管体と、使用者制御入力に応答し、第１及び第２のバルブ手段の一方ま たは他方を起動する制御信号を発生させることにより、使用時に、使用者が該使 用者制御入力を供給することにより、該水分配手段からの水流と該第１及び第２ の前選択温度のいずれかを選択することができるようにした制御装置とを有する ことを特徴とする電子蛇口制御装置。
10. １０．前記バルブ手段はソレノイドバルブであり、また該制御装置は、使用時に は、該水分配手段から遠い位置にあるとともに、該使用者制御入力を検出し、こ れに応答する出力信号を発生させる検出手段を有していることを特徴とする請求 項第８項記載の装置。
11. １１．前記制御装置は、該制御信号に応答し、該ソレノイドバルブの一方または 他方を起動する論理制御手段を有し、また該論理制御手段はタイミング手段を有 しており、該第１または第２のソレノイドバルブが所定時間起動され、使用時に 使用者が該使用者制御入力を該検出手段に加えることにより、該所定時間の間、 該第１または第２の前選択温度で、該水分配手段からの水流を選択することがで きることを特徴とする請求項第９項記載の装置。
12. １２．前記論理制御手段は、所定の手順に従って該第１及び第２のバルブ手段を 制御することにより該第１及び第２バルブ手段を所定量開き、かつある所定時間 の間に、給水のために複数の選択された温度と時間を提供し、また該検出手段は 、該出力信号を受信するとすぐに、該論理制御手段に該所定手順を開始させ、か つ該使用者制御入力が該検出手段の近傍より除去された場合に、該所定手順が該 選択された温度と時間の一つで停止させることを特徴とする請求項第１項記載の 制御装置。
13. １３．使用者制御入力に応答する電子蛇口制御装置を用いて、第１及び第２の給 水線から水分配手段への水流を、それぞれ該第１及び第２前選択温度で制御し、 第１及び第２給水線上にある第１及び第２バルブ手段の一方または他方をそれぞ れ起動する方法において、 該使用者制御入力を検出し、これに応答して該第１前選択温度を、次に該第２前 選択温度を逐次選択する工程と、該使用者制御入力の変化を検出し、これに応答 信号、該第１前選択温度が選択された場合には第１制御信号を発生させ、第２前 選択温度が選択された場合には第２制御信号を発生させる工程と、 該第１制御信号に応答して該第１バルブ手段を起動し、または該第２の制御信号 に応答して該第２のバルブ手段を起動する工程を有するとともに、 該使用者制御入力を供給することにより、該第１または第２前選択温度のいずれ か該水分配手段からの水流を選択することができることを特徴とする水流制御方 法。
14. １４．前記方法は、該使用者制御入力の変化の該検出に応答し逐次選択する工程 を終了させる工程をさらに有することを特徴とする請求項第１３項記載の方法。
15. １５．前記使用者入力を検出する工程は、使用者が該分配手段から離れた場所に ある検出手段にきわめて近い場所に物体をおいたかを感知する工程を有し、また 、該使用者制御入力の変化を検出する工程は、使用者が、該検出手段にきわめて 近い場所から該物体を除去したか感知する工程を有することを特徴とする請求項 第１３項記載の方法。
16. １６．前記第１及び第２の前選択温度を逐次選択する工程は、第１所定時間該第 １前選択温度を選択する工程と、該第１所定時間該第２前選択温度を選択する工 程と、該第２所定時間該第１前選択温度を選択する工程と、該第２所定時間該第 ２前選択温度を選択する工程とを逐次実行することを特徴とする請求項第１３項 記載の方法。
17. １７．前記第１の所定時間は比較的短く、該第２の所定時間は比較的長いことを 特徴とする請求項第１６項記載の方法。