JPH03502651A - 反復カーボネート単位を含むホモポリマーおよびコポリマーから製造された医療用具 - Google Patents

反復カーボネート単位を含むホモポリマーおよびコポリマーから製造された医療用具

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −1・・−′)   ホモボ17−お  コボ腎マーか  1 れた 、 光涯Fとた野一 本発明は生物学的に無害な成分に分解しうる、全体的および部分的に生物吸収性 の(bioresorbable)用具、ならびに血液および/または生体系と の接触に適した生物耐久性(biodurable)医療用具に関する。より詳 細には本発明は全体または一部が、反復カーボネート部分を含むコポリマーおよ びホモポリマーから作成された用具に間する。
1吸α1東 ポリカーボネートは以前から知られている。米国特許第3.301,824号明 細書にはカーボネートのホモポリマー、および環状ラクトンとのランダムコポリ マーの製法が記載されている。この明細書には一般的にこれらのポリマーが成形 、塗布、繊維および可塑化の分野で用いられると記載されているが、全体または 一部がポリカーボネートから構成される生分解性および/または生物吸収性用具 については全く認識されていない。
非−生物吸収性の合成永久血管移植片は得られており、ダクロン(D acro n 、登録商標)(ポリエチレンテレフタレート)または微孔質テフロン(Te flon、登録商標)(ポリテトラフルオロエチレン)製である。各種のプロテ ーゼ、たとえば移植片、特に冠血管バイパス処置に用いられる小径のものは、一 定の特性を備えていなければならない、これらの特性は、それらが結合される血 管との物理的および機械的適合性、縫合性、コンプライアンシー、圧力および圧 力変動に対する耐用性、ならびに柔軟性が含まれる。要求される特性には生物適 合性、滅菌性、ならびに低い毒性、アレルゲン性および突然変異誘発性も含まれ る。
さらに要求される他の特性には製造後の“貯蔵寿命”および移植後の適度な耐久 性の双方の意味での耐久性が含まれる。天然血管とプロテーゼの不整合により生 じる問題には、動脈瘤形成および吻合性過形成をひき起こす拡張、よじれなどが 含まれる。
内径81以上を有し、生物耐久性材料で作成された血管移植片が、生じる血液学 的障害が最小の状態で連続血流を維持する導管を提供するために現在までのとこ ろ唯一の有効なプロテーゼであった。現在臨床的に用いられている血管移植片は ダクロン繊維の編物または織物で構成され、この布帛の開放細孔は移植前に予備 凝血により閉鎖または減少されなければならない、この種のプロテーゼは代用血 管として用いられているが、比較的大きな動脈用にすぎない。
生物吸収性ポリマーは生体組織における移植用具の製造にここ数十年間用いられ ている。この種のポリマーの医療における用途にはたとえば吸収性縫合糸、止血 用具、ならびに最近では骨内移植組織および制御放出型ドラッグデリバリ−シス テムが含まれるが、わずかである、この種のポリマーの用途は組織再生用具、た とえば神経溝、血管移植片、精管溝、卵管ダクトまたは渭などにまで拡張されて いる。有効であるためには、これらの用具は広範な生物学的、物理的および化学 的前提条件に適合する材料で製造されなければならない、この材料は少なくとも 一部は生物吸収性であり、無毒性、非発癌性、非抗原性でなければならず、かつ 好まし、い機械的特性、たとえば柔軟性、場合により縫合性を示し、注文製作し やすくなければならない。
生物吸収性医療用具の製造用として各種のポリマーが提示された。神経修復用の 吸収性材料の例にはクライン(D、G、KIine)およびヘイズ(GJ、ヘイ ズ〉”末梢神経修復用の再吸収性ラッパーの使用、チンパンジーにおける実験研 究”、止ひ罰旺姐[江ユ21.737<1964)により示されるコラーゲンが 含まれる。アルタンディらの米国特許第3.272.204号明細書(1966 )には非吸収性布帛で強化されたコラーゲン製プロテーゼの使用につき報告され ている。これらの物品は人体内に永久的に配置されることを意図したものである 。しかしコラーゲン系材料に固有の欠点の1つは、単独で用いる場合、または生 物耐久性材料と併用する場合のいずれであっても、それらの潜在的抗原性である 。
米国特許第4.033.938および3,960,152号明細書には非対称的 に置換された1、4−ジオキサン−2,5−ジオンの生物吸収性ポリマーが示さ れ、該明細書はこれらが外科修復、たとえば神経および鍵の重ね継ぎのためにチ ューブまたはシートとして用いられると大まかに述べている。米国特許第4.0 74,366号明細8中の同様な記載はポリ(N−アセチル−D−グルコサミン )、すなわちキチンに関する。
移植用として特に重要な他の生分解性ポリマーはグリコール酸およびyL酸のホ モポリマーおよびコポリマーである。平滑な硬質チューブ状の神経カフが乳酸お よびグリコール酸のコポリマーから製造されている[The  Hand;10 (3)259(1978>]、]欧州特許出願第118−458−A号明細には 、器官プロテーゼまたは人工皮膚に用いられる、ポリ−L−乳酸および/または ポリ−L−乳酸ならびにポリエステルまたはポリエーテルウレタンを基礎とする 生分解性材料が示されている。
米国特許第4.481.353号明細書には生物吸収性ポリエステルポリマーお よびこれらのポリマーを含む複合材料が示されており、これらもα−ヒドロキシ カルボン酸をクレブスサイクルのジカルボン酸および脂肪族ジオールと組合わせ たものがら構成される。これらのポリエステルは神経ガイド渭ならびに他の外科 用品、たとえば縫合糸および結紮糸の製造に有用である。
米国特許第4,243,775号(1981)および4,429゜080号(1 984)明細書にはポリカーボネート含有ポリマーを特定の医療用に、特に縫合 糸、結紮糸および止血用具として用いることが示されている。しかしこの記載は 明らかに“AB”および“ABA”型ブロンクコポリマーのみに限定され、ここ で“B”ブロックのみがポリ(トリメチレンカーボネート)、またはグリコリド とトリメチレンカーボネートのランダムコポリマーを含み、“A”ブロックは必 然的にグリコリドに限定される。この明細書のコポリマーの場合、ポリマーの主 要部分はグリコリド成分である。
免叫何灸扛 本発明は下記の一般構造IおよびHの反復モノマ一単位少なくとも1種を含むホ モポリマーまたはコポリマーよりなる群から選ばれるバイオポリマーINまたは 2種以上により全体Jたは一部が形成される生物吸収性または生物耐久性の医療 用具に関する。
R,R,001(、R2 Z バー[C(R5Ra)コ−,−[NRs]−、−04たは(−れらの11わ せであり、その際Zは隣接異種原子が無いように選ばれ;nは1〜約8であり; 論は1〜約8であり: R+ 、 R2、R3およびR4はそれぞれの出現箇所において同一がまたは異 なり、水素原子、アリールオキシアルキル、アルコキシアリール、アリールオキ シアリール、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、アリールアルキル アリール、アルキルアリール、アリールカルボニルアルキル、アルキル、アリー ル、アルキルカルボニルアルキル、シクロアルキル、アリールカルボニルアリー ル、アルキルカルボニルアリール、アルコキシアルキル、または生物学的に適合 性の置換基たとえばアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキジ、ジアル キルアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ置換基1個もしくは2 個以上により置換されたアリールもしくはアルキルであり: RsおよびR6は同一が、または異なり、R,、R,R,、R,、ジアルキルア ミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキ シ、アルカノイルまたはアリールカルボニルであるか、あるいはR1〜R,のう ちいずれか2個が一緒になって、3.4.5.6.7.8または9員の脂環式、 縮合、スピロ、二環式および/または三環式の環系を完成するアルキレン鋳を形 成してもよく、これらの系は所望により1個または2個以上の非隣接カルボニル 、オキサ、アルキルアザまたはアリールアザ基を含んでもよく;なだし、上記バ イオポリマーがトリメチレンカーボネートから誘導される構造■の反復単位を含 むコポリマーである場合、コポリマーの他の反復上ツマ一単位はグリコリドまた はグリコール酸から誘導されず、さらにまた上記バイオポリマーがエチレンカー ボネートまたはプロピレンカーボネートから誘導される構造Hの反復単位を含む ホモポリマーである4き、鶴は1以外のものである。
本発明を実施する際に用いられるバイオポリマーは、多数の医療用具の製造に際 してそれらを使用しうるものにする各種の物理的および形態学的特性を示す、た とえば本発明の実施に際し用いられるバイオポリマーは結晶質ないしは半結晶質 ないしは非晶質であり、種々のモジュラスおよび引張り強さを備えている。高い モジュラス、高い引張り強さおよび比較的遅い生物吸収速度を示す本発明の特定 のバイオポリマーは、適宜処理して、高い強度および遅い生物吸収速度が用具の 有効性にとって重要である高強度医療用具および各種デニールの繊維を製造する ことができる。この用具はヒトに移植して組織の再生、増殖および/または治ゆ を助成するか、または身体の外側に、ただし生体の組織、体液および/または血 液と接触した状態で用いることができ、これらの組織、体液および/または血液 に過度の不都合な衝撃を与えることはない0本発明の実施に際し用いられる他の バイオポリマーは比較的速い生物吸収速度をもつ非晶質、軟質および可視性の材 料であり、これらは柔軟性および可視性が用具の有効性にとって必要条件である 中実の医療用具、薄膜、被膜などに加工することができる0本発明に用いられる さらに他のバイオポリマーは中程度または比較的遅い生物吸収速度をもつ強靭か つ弾性の可視性材料であり、これらは神経溝、血管移植片本体、縫合糸、鍵また は靭帯置換品など、弾性、強度、可視性、および中程度または遅い生物吸収性が 用具の有効性にとって必要条件である用具に加工される0本発明に用いられるさ らに他のバイオポリマーは、一定の弾性が有効性にとって重要である弾性繊維お よび医療用具、被膜、フィルムなどの製造に用いることができるエラストマーで ある。
本発明の用具の製造に用いられるバイオポリマーは、制御可能な生物吸収性およ び生分解速度、血液適合性、ならびに生体組織との生物適合性を示す、これらの バイオポリマーが誘発する組織炎症反応も最小である0本発明の生分解性用具の 製造に用いられるバイオポリマーの生分解によって、通常は生理学的に中性また は比較的中性の98をもつ分解生成物が生成する。
本発明を実施する際に用いられるバイオポリマーの種々の特性によって、これら のバイオポリマーから製造される用具は下記を含めた医療用として特に好適なも のとなるが、これらに限定されない、生物吸収性および生物耐久性医療用具、た とえば血管移植片、ステント、卵管、輸精管、創傷および皮膚のカバー、縫合糸 、止血用具、鍵または靭帯の修復材、骨または歯科修復材、生体系の血液、体液 および/または組織と接触することを意図したチューブおよび部品、たとえば体 外ループに用いるチューブおよび部品、ならびに生体系に移植しうる生物耐久性 チューブおよび部品の製造。
ここで用いる“生体系(living  system)”は、生存する細胞、 動物または植物など、植物界または動物界のいずれかの系統発生段階にあるもの である。
ここで用いる“生物学的に無害の成分(biologic−allyinnoc uous  component)”は、不都合な反応を誘発することなく生体 系と接触させ、もしくはそれに移植することができる成分、および/または生体 系により代謝されうる成分である。
ここで用いる“生分解性(biodegradable)”という語は、生体系 により物質に分解されうろことを意味する。
ここで用いる“ホモポリマー”は、その構造全体に同一の反復モノマ一単位を含 むポリマーであり、その単位は前記の構造lまたは■のものである。
ここで用いる“コポリマー”は、その構造全体に少なくとも2種の反復モノマ一 単位を含むポリマーであり、それらがランダムに、またはブロック様で分布し、 それらのうち少なくとも1種が構造Iまたは■のものである。
ここで用いる“医療用具(medical  device)″は、ヒトまたは 動物の体内または体外に、特定の医学的利益または目的を達成するために用いら れる用具である。
ここで用いる”生物吸収性(bioresorbable)″は、生体系によっ て分解および代謝されうろことである。
ここで用いる“バイオポリマー(biopolymer)”という語は、ホモポ リマーおよび/またはコポリマーの総称である。
ここで用いる“生物適合性(biocompatible)”は、生体系の内側 に、または生体系と密着して、その系に不都合な作用を及ぼすことなく存在また は共存しうろことである。
ここで用いる“生物耐久性(biodurable)″とは、その用具が問題と なる期間中、実質的に生分解または生物吸収されないことを意味する。
光重!4u」r説朋一 本発明は医療用具を目的とする0本発明の医療用具は生物耐久性であるか、また は全体的もしくは部分的に生物吸収性および/または生分解性である9本発明の 用具は全体的または部分的に、本発明のバイオポリマー少なくとも1種またはそ れらの組合わせにより製造される。バイオポリマーは用具全体を製造するために 用いられるか、あるいは用具の一部のみを製造するために、被膜もしくは層状で 、または他の材料との混合物として用いることができる。唯一の必要条件は、そ の用具の全体または一部が、−殻構造Iまたは■の反復モノマ一単位少なくとも 1種からなるバイオポリマーの少なくとも1種で製造されることである。
本発明の用具は熱可塑性ポリマーから部品を製造するための常法、たとえば射出 成形、溶融押出し、溶液押出し、ゲル押出しなどにより中実品として加工するこ とができる0本発明の繊維性用具は、合成ポリマー製の繊維から織物、編物など の物品を製造するための常法により、本発明の繊維から加工することができ、こ れらの繊維は通常の繊維形成法、たとえば溶融紡糸、ゲル紡糸、溶液紡糸、乾式 紡糸などの方法により製造することができる。これらの常法は当技術分野で周知 であり、ここでは特に詳述しない。
本発明の用具は多様な形態をとることができ、意図する用途に応じて種々の程度 の生物吸収性および/または生分解性を備えている。たとえば本発明の用具は中 実品であるか、または本発明のバイオポリマーから形成された繊維で製造した織 布もしくは不織布で構成される繊維性用具であるか、または中実部品と繊維性部 品の組合わせである。たとえば本発明の用具は常法により各種構成の布帛に製織 、編組および/または編成された繊維および/または糸から加工することができ 、これらの布帛を用いて次いで創傷用カバー、ガーゼおよび血管移植片を製造す ることができる。この用具は熱可塑性プラスチックから部品を製造するための常 法、たとえば押出し、成形および溶液塗布により目的の形状に加工された中実部 品、たとえば押出し中空管状神経溝もしくは押出し中空血管移植片、または血管 形成術に用いるステントであってもよい、この用具は絹布からなる本体または中 実部品(これらは本発明のバイオポリマー1種または2種以上から形成されてい てもよく、そうでなくてもよい)を常法により、たとえば成形、溶液浸漬および 溶液被覆により本発明のバイオポリマー1種または2種以上で被覆した複合用具 であってもよく;あるいはこの用具は1層または2層以上が本発明のバイオポリ マーから形成される積層用具であってもよい0本発明の有用な用具の例は整形少 目4用および骨折固定用具、たとえば顎顔面415復用移植組織、骨内移植組織 、ビン、クランプ、ねじおよびプし・−ト;血管移植組織、たとえば血管移植片 ;傷口閉鎖用具、たとえば縫合糸、ファスナー、クリップおよびステーブル;神 経講;血管ステントなどである0本発明の範囲に含まれるさらに他の用具は、健 および靭帯置換用具、胸部プロテーゼ、創傷および火傷のカバー、歯科修復用具 、スポンジ、頚部置換具、ヘルニアパッチ、吸取りスワブ、卵管および輸精管、 ドラッグデリバリ−用具などである。
本発明の用具が示す生物吸収および/または生分解の速度はその用具の目的とす る寿命に応じて異なるであろう、たとえば本発明の用具の構成に用いられるバイ オポリマーと生体系の血液および組織との適合度がかなり高いので、本発明のあ る用具は血液または生体組織と接触する通常の部品、たとえば体外ループまたは 他の型の血液貫流体システムのチューブ、心臓弁などである。これらの場合、用 具は比較的遅い生物吸収および/または生分解速度をもつか、または比較的生物 耐久性ですらあるバイオポリマーから形成されるか、あるいは少なくとも血液お よび/または生体組織と接触する面がこのバイオポリマーで被覆されていなけれ ばならない、他方、本発明の他の用具は比較的生物耐久性の材料、たとえばダク ロン、または比較的遅い生物吸収速度を示す生物吸収性バイオポリマーから構成 される布帛から形成される血管移植片であって、特にその移植片の内側が比較的 速い生物吸収速度のバイオポリマーで被覆されたものである。速い生物吸収速度 を示す被膜の使用によって高度の開存性および比較的遅い血栓形成と示す再生血 管が得られる。
本発明の好ましい一形態においては、これらの用具はバイオポリマーから常法に より、たとえば射出成形、ゲルまたは溶融押出しなど、熱可塑性ポリマーから中 実品を製造するための方法によって製造される中実品からなる。これらの方法は 当技術分野で周知であり、ここでは詳述しない、たとえばこの種の方法はPol ymer  5cience  and  Technology、(インター サイエンス、ニューヨーク)に記載されている0本発明の好ましい中実用具は生 体系の血液または組織と接触する比較的生物耐久性のチューブおよび被膜、生物 吸収性および/または生分解性の整形性利用ビンおよびプレート、押出しによる 創傷および火傷用カバー、押出しによる神経増殖溝、駐および靭帯修復用の押出 し繊維である。
本発明の他の好ましい形態においては、用具は全体が本発明のバイオポリマーか ら構成される繊維から製造される繊維性用具である。これらの繊維も本発明の用 具であるが、これらはいずれか適宜な繊維形成法により製造され、次いでこれら の繊維が常法によって有用な医療用具に加工される。たとえばバイオポリマー製 繊維は常法により、たとえば溶融、溶液、乾式およびゲル紡糸法を含む紡糸法に より製造される。適切な紡糸法および溶融紡糸法、ならびにこれらの方法を実施 するための装置の例は以下に記載されている。“Man  Made  F 1 bersScience  and  Technology″、Vol、   1 3.マーク(H,F。
Mark)ら、−インターサイエンス、ニューヨーク、1968;Encycl opedia  of  Polymer   5cience   and    Technology″。
Vol 3; Funclamentals of Fiber Forvat ionアンドロセジ3ヅイアブケ(A ndroze j  Z i abuk e) 、ワイリー・アンド・サンプ。
ニューヨーク州ニューヨーク(1976) ;および“E ncyeloped iaof   Polymer   5cience   and   Tec hnology”、Vo、  13.pps。
326−381゜ 繊維の物理的特性は目的とする用途に応じて大幅に異なるであろう。たとえば繊 維はいかなる断面形状を備えていてもよく、円形、卵型、長方形、7字形、ドツ グボーン(dog−bone)形、口裏葉形、三裂葉形、長円形、半円環形、半 球形、半弓形などである0円形または卵形の断面をもつ繊維は創傷閉鎖用として 有用であり;多裂葉状断面をもつ繊維は体外ループその他の血液フィルタ一部材 として有用である。また、繊維の他の断面寸法、たとえば葉裏の数、多孔度、繊 維が中実であるか中空であるか、および表面特性、たとえば粗面度、平滑度、長 軸に沿った縦じわ、ならびに円周上の稜線および谷も目的とする用途に応じて異 なるであろう。たとえば中実の断面をもつ平滑な繊維は血管移植片などの用具の 製造に重要であり二縦じわ付き繊維は靭帯または鍵のプロテーゼなどを製造する 際に一定の細胞配列を助成するために用いられ;中空繊維および多裂葉繊維は吸 収性が必要な用具の製造に有用であろう。
繊維のサイズは重要ではなく、これも目的とする用途に応じて大幅に異なるであ ろう、たとえば繊維のサイズはデニール以下からリボンおよびテープにまで及ん でもよい0m維の有効直径は通常は約0.003〜約6゜〇−鎗であろう、有効 直径約0 、003〜約4.0m−が好ましい。
本発明の繊維は、少なくとも1成分が1種または2種以上のバイオポリマーから なる多成分構造をもつものであってもよい。
これらの繊維には鞘−コアおよび多材繊維、多層テープ状繊維、中空繊維、およ び多成分層構造をもつチューブなどが含まれるが、これらに限定されない、これ らの多成分繊維は通常は2種以上のバイオポリマー、またはバイオポリマー1種 と他の材料の共押出しにより製造される。この種の共押出し法は当技術分野で知 られているので、詳述しない。
本発明の繊維は多孔質であってもよい、これらの繊維は、繊維の製造前または製 造中にバイオポリマーに添加される充填材、結合剤、添加物および成分を添加し 、これらをある段階でこれらの繊維から除去または浸出させて、多孔質または半 多孔質の系となすことにより製造することができる。さらに繊維の押出しに際し て気体発泡剤、たとえばNz、He、Ar、Ne、空気など、または化学発泡剤 による発泡法を採用して、多孔質またはある程度多孔質の構造を得ることもでき る。
本発明の繊維はモノフィラメント状でたとえば縫合糸として、または中空繊維状 で押出された神経溝として用いることができる。あるいは本発明のモノフィラメ ント繊維を1種または2種以上の繊維からそろえ、編組し、または加熱し、これ らを次いで製織、編組および/または編成して、本発明の各種医療用具、たとえ ばブレード布、編布、織布もしくはフェルト布またはフィブリル製品となすこと もできる。これらの繊維性用具はそのままで用いられるか、まl:は使用前に他 のポリマーまたはバイオポリマーで被覆される。
繊維の他の特性、たとえば繊度、モジュラス、柔軟性、引張り強さなどは、繊維 の最終用途に依存する。たとえば創傷用包帯、スワブ、創傷または火傷のカバー 、血管移植片など特定の用途の場合、柔軟処理した繊維が好ましい、ポリマー組 成ならびに物理的および機械的特性が異なるか、または同一であり、ただし繊度 の異なる繊維を得て、これらを用いて織布、絹布、ベルベット、ベロア、メツシ ュまたはブレードを製造することができる。ステーブルファイバーを得て、これ らをフェルト、マットなどの布帛に加工することもできる。たとえばフェルト生 地は皮膚または創傷のカバー、外科処置における縫合の強化材、および止血用品 として、またはその一部として用いられる。
ベルベット生地は小径血管代用品として用いるのに特に好適である。マット生地 もたとえばスワブとして用いられる。
本発明の繊維は好ましくは移植用の生物吸収性医療用具、たとえば血管移植片、 神経溝;火傷および創傷のカバー;顔面代用品;骨または骨修復用の整形外科用 代用品;胸部プロテーゼ;鍵および靭帯代用品;ヘルニアバッチなどの製造に用 いられ、あるいは縫合糸および留め具として用いられる。必ずしも移植用でない 他の用具も本発明の繊維から製造することができる。これらの用具には細胞培養 支持体、吸収材またはスワブ、薬剤付き包帯、ガーゼ、布シート、フェルトまた はスポンジ(止血用)、歯科用パックなどが含まれる。特に有用な用具は織布ま たは編布を種々の形状、長さおよび直径のチューブ状にしたものである。これら の用具の例は、チューブ状プロテーゼ、たとえば血管移植片、神経ガイド清なと である。これらのチューブの個々の形状は修復すべき器官の大きさおよび形状、 ならびに目的とする修復がヒトの外科処置、または他の動物種の外科処1のいず れにおいて行われるかに応じて異なるであろう。
本発明の特に好ましい用具は中実の、押出しによる、および繊維性の血管修復用 移植片である。これらの移植片は常法により、たとえば押出し、製織、編成など により通常の形状、たとえば中空チューブ、および布帛から形成されたチューブ 状用具などとして加工される。血管移植用としては、一般に有用であることが認 められた内径は約1.0〜約30−箇である。
本発明の好ましい形態、特に血管移植用としては、これらの用具により満足でき るプロテーゼを得るために前処理される。
いずれかの常法を採用することができる。好ましい前処理の1つはクリンプ加工 である。有用なりリンプ加工法の例は米国特許第3,337.673号明細書に 記載された方法である。この方法においては間隔および高さを制御することがで きる。市販のダクロン製血管移植片(織物および編物の双方を含む)のクリンプ 加工は、移植片の平均直径から約1−一高く、がっ1鋤−低いものであった。こ のようなりリンブ加工は生物吸収性移植片についてこの方法で達成しうる。血管 移植片を好ましくは本発明の生物吸収性バイオポリマーで被覆して(特に内表) 移植片の開存性を改良する。この被膜は通常は移植片本体を形成するポリマーま たはバイオポリマーに対する非溶剤である溶剤に若干溶解する非晶質の生物吸収 性バイオポリマーまたはバイオポリマーブレンドである。この被膜は、被膜用バ イオポリマーまたはバイオポリマーブレンドを、移植片用ポリマーまたはバイオ ポリマーに対する非溶剤に溶解し、次いで移植片本体をこの溶液に浸漬すること により施すことができる。
本発明の他の好ましい用具は、靭帯および鍵の置換品として有用なものである。
これらの用具は通常は、1種または2種以上の生物吸収性または生分解性バイオ ポリマーで被覆された、比較的生物耐久性の材料、たとえばグラファイト、ポリ エチレン、または比較的持久性であるが生物吸収性である本発明のバイオポリマ ーからなる繊維様本体から構成される0本発明の複合材料の使用によって有機的 な組織形成が促進され、これによって靭帯および鍵の再生が助成される。
本発明のさらに他の好ましい用具は、歯科および整形外科修復に用いられるもの である。この用途においては、これらの歯科および整形外科修復用具はカルシウ ムヒドロキシアパタイト、バイオグラス(B ioglass)、三リン酸カル シウム、薬物などとの複合構造物として、またはそれらを用いずに使用される。
さらに他の好ましい形態は、ドラッグデリバリ−システムとして用いられる用具 である。これらの薬物には身体の機能を調節する薬物、たとえば妊娠調節その他 の薬物が含まれる。これらの形態において、薬物は目的量の薬物が時間の関数と して体内へ放出される生物吸収速度を備えた生物吸収性バイオポリマーマトリッ クスに分散させることができる。
本発明の他の好ましい用具は、切断された神経を修復するための神経溝として用 いるのに特に好適な中空繊維である。神経溝の直径は修復すべき神経の大きさお よび形状に応じて異なるであろう、米国特許第3.833.002号明細書に、 使用しうる種々のサイズおよび形状が示されている。中空繊維またはチューブの 長さ、ならびにそれらの内径および肉厚も、目的とする用途に応じて異なるであ ろう、中空繊維またはチューブの長さは、通常は修復すべきギャップの寸法を架 橋し、かつ神経断端を挿入しうる余分なチューブを残すのに十分なものである。
特に有用な内径は一般に約0.13〜約5.00mmである。特に有用な肉厚は 通常は約0.01〜約3.Olであり、好ましくは約0.05〜約1.5−輸で ある。
好ましい中空繊維製神経溝は、バイオポリマーから常法により、たとえばマンド レル上での溶液浸漬、溶融押出し、溶液押出し、ゲル押出しなどにより製造する ことができる。しかし押出し法を用いるのが特に好ましく、この場合中空繊維ま たはチューブの寸法が押出しダイの寸法、チューブの内側と外側のガスの差圧、 溶融引落し率、およびこれに続く配向処理によって慎重に制御することができる 。ダイ寸法は、神経溝の内径および外径、ダイスエル、押出し速度、ならびに溶 融状態およびゴム状態での配向を考慮して、容易に選定できる。目的とする寸法 および均一性を備えた神経溝を得るための常法は、チューブに不活性ガスを圧入 して圧潰を防止するものである。ガスの差圧は好ましくは約0〜約0.02気圧 、より好ましくはO〜約0.004気圧に維持される。溶融引落し率はダイから の平均排出速度と引取り速度との比により制御することができる。一定のダイお よびポリマー溶融物粘度につき、排出速度は押出圧力により制御される。配向は 2組のロールの速度比によって行うのが好ましい。
配向処理を安定化させるために、ロール間に延伸ピンまたは加熱面が存在する場 合が多い。
本発明の用具は一般構造Iまたは■の反復モノマ一単位少なくとも1種を含むバ イオポリマーから、全体または一部が製造式中、Z 、 Rl、 R2、Rs  、 R−、nおよび−は前記のものである。
有用なR,、R2,R3およびR4基の例は下記のものである:水素原子;アル キル、たとえばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、オクチル、ノニ ル、t−ブチル、ネオペンチル、イソプロピル、5ec−ブチル、ドデシルなど ;シクロアルキル、たとえばシクロヘキシル、シクロペンチル、ジクロオクチル 、シクロヘプチルなど:アルコキシアルキル、たとえばメトキシメチレン、エト キシメチレン、ブトキシメチレン、10ボキシエチレン、ペントキシブチレンな どニアリールオキシアルキルおよびアリールオキシアリール、たとえばフェノキ シフェニレン、フェノキシメチレンなど:ならびに各種の置換アルキルおよびア リール基、たとえば4−ジメチルアミノブチルなど。
他のR1−R2基の例は2価の脂肪族鎖であり、これには所望により下記のもの が含まれ:1種または2種以上の非隣接カルボニル、オキサ、アルキルアザまた はアリールアザ基、たとえば−(CH2) 2−、−C)l 2C(0)Cl  2−、− (CH2) 3−、−C)I 2−C11(CH3)−、−(CH2 )、−B −(C)12 )S −、−C120CR2−、−(CH2)2−N(C1,) C)l、−、−CH2C(0)CH2−。
−(CHz)2−N(C)Is)−(CHzh−、1,4−シクロヘキサンジイ ル、1,5−シクロオクタンジイル、1.3−シクロペンタンジイル、1.3− シクロヘキサンジイル、2.2−ジメチル−1,5−シクロペンタンジイルなど :これらは縮合したスピロ、二環式および/または三環式の環系などを形成する 。
有用なR5およびR6基の例は上記の代表的なR2−R4基であり、これには下 記のものが含まれる。 JCH2C(0)CHz−、−(CH2)2−N)1− 、−0C11,C(0)C[12−、−0−(CI(2)2−0−など;アルコ キシ、たとえばプロポキシ、ブトキシ、メトキシ、イソプロポキシ、ペントキシ 、ノニルオキシ、エトキシ、オクチルオキシなど;ジアルキルアミノ、たとえば ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノなど; アルキルカルボニル、たとえばアセチルなど;アリールカルボニル、たとえばフ ェニルカルボニル、p−メチルフェニルカルボニルなど;ならびにジアリールア ミノおよびアリールアルキルアミノ、たとえばジフェニルアミノ、メチルフェニ ルアミノ、エチルフェニルアミノなど。
本発明を実施するために好ましいものは、構造IまたはHの反復単位少なくとも 1種からなるホモポリマーまたはコポリマーから全体または一部が形成される用 具であり、その際式中のZは−[C(R2H,)]−、−0−またはそれらの組 合わせであり;その際Zは隣接する異種原子が無いように選ばれ;瞳は1,2. 3または4であり; nは142または3であり:そして R1−R6は前記のものであり、好ましくはR1〜R,に含まれる脂肪族部分は 約10個までの炭素原子を含み、アリール部分は約16個までの炭素原子を含む 。
本発明の好ましい用具の製造に用いられるバイオポリマーの例は、nが1であり 、Zが次式のものである構造Iの反復モノマ一単位少なくとも1種からなるもの である:これらの式中ニ ーC−は2が−[C(R2H,)]−である場合のZの中心炭素原子を表わし: R2は同一かまたは異なり、3〜16員環楕遣−縮合したスピロ、二環および/ または二環構造などを含む−を完成するアリール、アルキルまたはアルキレン鑓 てあり;R1およびR1はそれぞれの出現箇所において同一かまたは異なり、R 5または水素原子であり;そしてSはそれぞれの出現箇所において同一かまたは 異なり、0〜約3であり、開放された原子価は水素原子で置換されている。
同様に本発明の好ましい用具は次式の反復単位少なくとも1種からなるバイオポ リマーから全体または一部が形成されたものである。
これらの式中: R+ 、 R2、R3およびR4はそれぞれ出現箇所において同一かまたは異な り、下記のものである:水素原子、アルキル、たとえばメチル、エチル、n−プ ロピル、ノニル、イソプロピル、n−ブチル、5ee−ブチル、t−ブチル、ネ オペンチルなど;フェニル;フェニルアルキル、たとえばベンジル、フェネチル など;1個または2個以上のアルキルまたはアルコキシ基で置換されたフェニル 、たとえばトリル、キシリル、p−メトキシフェニル、鶴−エトキシフェニル、 p−プロポキシフェニル、1−メトキシ−4−メチルフェニルなど;およびアル コキシアルキル、たとえばメトキシメチル、エトキシメチルなど;R6およびR 6は同一・か、または異なり、R1−・R4、アルコキシ、アルカノイル、アリ ールカルボニルまたはジアルキルアミノであるか;あるいはR1−R6が一緒に なつ°ζ、4.5,6,7゜8または9員のスピロ、二環式および/または三環 式の環楕遣を完成するアルキレン鎖を形成してもよく、これらの構造は所望によ り1個または2個以上の非隣接2価カルボニル、オキサ、アルキルアザまたはア リールアザ基を含んでもよく;ただし、上記バイオポリマーがトリメチレンカー ボネートから誘導される構造Iの反復単位を含むコポリマーである場合、コポリ マーの他の反復モノマ一単位はグリコール酸またはグリコリドから誘導されず、 さらにまた上記バイオポリマーがエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボ ネートから誘導される構造■の反復単位を含むホモポリマーである場合、鵡は1 以外のものであり; nは1,2または3であり;そして 鴎は1〜約6である。
本発明を実施する際に特に好ましいものは、次式の反復単位少なくとも1種から なるバイオポリマーから、全体または一部が製造された用具である。
R5へR4は同一かまたは異なり、アルキル、水素原子、アルコキシアルキル、 フェニルアルキル、アルコキシフェニルまたはアルキルフェニルであり、ここで 脂肪族部分は1〜約9個の炭素原子を含み; R3およびR,はそれぞれの出現箇所において同一か、または異なり、R1〜R 1置換基、アリールオキシおよびアルコキシであるか、あるいはR1とR6が一 緒になって、約3〜約10員のスピロ、二環式および/または三環式の構造を有 する脂肪族鎖を形成してもよく、これらは1個または2個の非隣接カルボニル、 オキサ、アルキルアザまたはアリールアザ基を含んでもよく;ただし、上記バイ オポリマーがトリメチレンカーボネートから誘導される構造■の反復単位を含む コポリマーである場合、コポリマーの他の反復モノマ一単位はグリコール酸また はグリコリドから誘導されず、さらにまた上記バイオポリマーがエチレンカーボ ネートまたはプロピレンカーボネートから誘導される構造■の反復単位を含むホ モポリマーである場合、論は1以外のものであり; nは1〜約3であり; 輸は1く約6である。
本発明のきわめて好ましい形態においては、これらの用具は構造■または■の反 復モノマ一単位少なくとも1種からなるバイオポリマーから全体または一部が形 成される:nは1〜約3であり: 鴎は1〜約4であり; R,、R,、R,、R,、R,およびR,は同一かまたは異なり、水素原子、ア リール、アルキルアリール、アリールアルキルまたはアルキルであるか、あるい はR6とR6は一緒になって約3〜10員のスピロ、二環式および/または三環 式の環構造を形成する2価の連鎖を形成し、これらは1個または2個の非隣接カ ルボニル、オキサ、アルキルアザまたはアリールアザ基を含んでもよく;ただし 、上記バイオポリマーがトリメチレンカーボネートから誘導される構造Iの反復 単位を含むコポリマーである場合、コポリマーの他の反復モノマ一単位はグリコ ール酸またはグリコリドから誘導されず、さらにまた上記バイオポリマーがエチ レンカーボネートまたはプロピレンカーボネートから誘導される構造■の反復単 位を含むホモポリマーである場合、曽は1以外のものである。
より好ましくは、前記用具は構造■または■の反復モノマ一単位において、R1 −R1がそれぞれの出現箇所において同一がまたは異なり、水素原子、アルキル 、アルキルアリール、アリールアルキルまたはアリールであるか;あるいはR5 とR6が一緒になって約3〜約10員、好ましくは約5〜約7員の脂環式、スピ ロおよび/または二環式の環系を形成する2価の連鎖を形成してもよく、これら の環系は1個または2個以上の非隣接オキサ、カルボニル、アルキルアザまたは アリールアザ官能基を含んでもよい単位少なくとも1種を含むバイオポリマー1 種または2種以上により全体または一部が形成される。特に好ましくは、これら の用具は構造■または■の反復モノマ一単位において、R3,R2、Rs 、  R4、RsおよびR8が同一がまたは異なり、水素原子、アリールもしくはアル キル、アルキルアリール(7〜約14個の炭素原子を含むもの、たとえばトリル またはフェニル):または1〜約7個の炭素原子を含む低級アルキル、たとえば メチル、エチル、プロピル、イソプルピル、n−ブチル、t−ブチル、ペンチル 、ネオペンチル、ヘキシルおよび5ee−ブチルである単位を含むバイオポリマ ー1種または2種以上により全体または一部が形成される。
本発明のきわめて好ましい形態においては、前記用具の製造に用いられるバイオ ポリマーは構造■または■の反復単位において、nが1.2または3であり;曽 が1または2であり、そしてR,〜R8が同一かまたは異なり、水素原子、また は約1〜約7個の炭素原子を含む低級アルキルであって、互いに炭素原子4個以 上異ならないもの、好ましくは炭素原予約3個以上異ならないものである単位を 含む、これらの形態において特に好ましいものは、R1−R1およびR2−R8 が同一がまたは異なり、水素原子、または約1〜約4個の炭素原子を含むアルキ ルであり;nが1,2または3であり;そして―が1または2であり;きわめて 好ましいものは、R3−R6がメチル、エチルまたは水素原子であり;nが1. 2または3であり;そして鶴が1または2である。
本発明の用具は1種のバイオポリマーがら製造されるか、またはブレンドもしく は複合材料も使用しうる。これらのブレンドおよび複合材料を用いると、種々の 特性、たとえば用具の生物吸収速度、用具の靭性、用具の可視性または弾性など を操作することができる。
本発明の用具は構造1および■の反復単位を含むホモポリマーから製造すること ができる。あるいはこれらの用具は構造Iおよび7才たは■の反復単位1種また は2種以上、および少なくとも1種の他の型の反復単位−これは生物吸収性また は非−生物吸収性のいずれであってもよい−を含むブロックまたはランダムコポ リマーから製造することもでき:あるいはこれらの用具は構造Iまたは構造■の 反復モノマ一単位2種以上を含むランダムまたはブロックコポリマーから製造す ることもできる。
これらのコポリマーは個々の用途に必要なポリマー特性に応じてランダムコポリ マーであってもよく、ブロックコポリマーであってもよい、有用なコポリマーの 例は、構造Iまたは■のモノマ一単位1種または2種以上からなり、かつ1種ま たは2種以上の他の型の生物吸収性モノマ一単位、たとえばα−ヒドロキシカル ボン酸、ジオキセバノン類、ジオキサノン類などから誘導される単位、あるいは 構造■および/または■の反復モノマ一単位のうち他の型のもの1種または2種 以上からなるランダムコポリマーである。同様に本発明の用具の製造に有用なコ ポリマーの例は、構造Iおよびnの反復単位から形成される“A”ブロック1個 もしくは2個以−L、ならびに他の型の生物吸収性反復上ツマ一単位から形成さ れるか、または構造Iおよび■のうち他の型の反復単位1種もしくは2種以上か ら形成される“B”ブロック1個もしくは2個以上からなるブロックコポリマー である。各”A”ブロック、および各“B”ブロックは同一でも異なってもよい 、ここで用いる“ブロック”という語は、少なくとも約5モノマ一単位の長さの 単一の型の七ツマ一単位の配列、または2以上の型の反復モノマ一単位がこのよ うな配列中にランダムに分布するか、もしくはこのような配列中にブロック様に 分布した配列を意味する。各“A”ブロックおよび“B”ブロックが単一の型の 反復モノマ一単位からなっていてもよい。
あるいは各ブロックは2以上の型の反復モノマ一単位が各ブロック全体にランダ ムに分布したものからなっていてもよい、たとえば上記ブロックコポリマーはA B、ABA、BAB、ABAB。
ABABA、BABABなどの反復ブロック単位を含み、その際各“A”ブロッ クおよび各“B”ブロックは同一かまたは実質的に同一の型の反復モノマ一単位 を含み、および/または各プロ・ンクは同一かまたは実質的に同一の数の反復単 位を含む、あるいはブロックコポリマー中に含まれる種々の“A”および“B” ブロックは2以上の型の“A”ブロックまたは“B”ブロックを含み、それらが それぞれ異なる1または2以上の型の反復モノマ一単位を含んでもよく;あるい は各ブロックは同一かまたは異なる型の反復単位を含み、ただし各ブロック中に 異なる数の反復単位を含んでもよい0反復ブロックA(複数)およびB(複数) に関して、それらがそれぞれ同一でも異なってもよい、たとえばABABAが事 実MNOPQTあッテもよく、ABAがMNQであってもよく、またはABAが MNOPQであってもよい、ここでM、N、O,PおよびQは同一かまたは異な り、ただしM、N、O。
PおよびQのうち少なくとも1個は構造IまたはHの反復単位である。特に好ま しいものは構造ABおよびABAのブロックコポリマーであり、ABAがきわめ て好ましい。
本発明の好ましい形態において、優れたバイオポリマーはコポリマーであり;ブ ロックコポリマーが特に好ましい0選ばれたモノマ一単位の使用およびポリマー 鎖中におけるそれらの配列様式により、バイオポリマーおよびそれらのバイオポ リマーから製造される用具の熱履歴、機械的加工および処理、バイオポリマーの 特性、たとえば弾性、モジュラス、可撓性、硬度、柔軟性および結晶性、ならび にバイオポリマーの生物吸収速度をいかなる個々の用途にも合わせて最適化する ことができる。
コポリマー中に含まれる他の型の反復モノマ一単位は広範に及び、生物吸収性ま たは非−生物吸収性のいずれであってもよい0本発明の好ましい形態において、 他の型の反復モノマ一単位は生物吸収性である。他の型の反復モノマ一単位の例 は、開環重合により重合するモノマー、たとえば置換および非置換ベータ、ガン マ、デルタ、オメガその他のラクトン、たとえば次式のものに由来するものであ る。
これらの式中、R3゜はアルコキシ、アルキルまたはアリールであり、qは0〜 約5であり、ここで開放された原子価は水素原子により置換されている。この種 のラクトンには下記のものが含まれる。カプロラクトン、(dまたは1)3−メ チルプロピオラクトン、(dまたは1)3−エチル−1−プロピオラクトン、ビ バロラクトン、バレロラクトン、ブチロラクトン、プロピオラクトン、ならびに ヒドロキシカルボン酸、たとえば3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸、3 −ヒドロキシ−3−フェニルプロパン酸、4−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロ キシブタン酸、3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸、4−ヒドロキシペンタン 酸、5−ヒドロキシペンタン酸、3−ヒドロキシ−4−メチルへブタン酸、4− ヒドロキシオクタン酸などのラクトン;ならびにラクチド類、たとえばl−ラク チド、d−ラクチドおよびd、1−ラクチド;グリコリド;ならびにジラクトン 、たとえば次式のもの: 式中、R1゜およびqは前記のものであり、開放された原子価は水素原子で置換 されている。この種のジラクトンには2−ヒドロキシカルボン酸、たとえば2− ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸、2−ヒドロキシ− 3−メチルブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシ−4−メチル ペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシオクタン酸などのジラ クトンが含まれる。
さらに他の有用な反復単位の例はジオキサノン類から誘導されるもの、たとえば 米国特許第4,052,988号および英国特許第1,273,733号明細書 に記載のものである。この種のジオキセバノン類には下記のものが含まれる。次 式のアルキルおよびアリール置換ならびに非置換ジオキセバノン類:ならびにジ オキサノン類から誘導されるモノマ一単位、たとえば米国特許第3,952,0 16.4,052,988.4,070,375.および3.959,185号 明細書に記載のもの、たとえば次式のアルキルまたはアリール置換および非置換 ジオキサノン類:式中、qは前記のものであり;RIoはそれぞれの出現箇所に おいて同一かまたは異なり、ヒドロカルビル基、たとえばアルキルおよび置換ア ルキル、ならびにアリールまたは置換アリールであり;開放された原子価は水素 原子により置換されている。好ましくはRIoは同一かまたは異なり、1〜6個 の炭素原子、好ましくは1または2個の炭素原子を含むアルキル基であり、qは Oまたは1である。
この種のコポリマーに用いるのに適したものは、下記のエーテル類から誘導され るモノマ一単位である。たとえば2.4−ジメチル−1,3−ジオキサン、1. 3−ジオキサン、1.4−ジオキサン、2−メチル−5−メトキシ−1,3−ジ オキサン、4−メチル−1,3−ジオキサン、4−メチル−4−フェニル−1, 3−ジオキサン、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロビラン、ヘキ サメチレンオキシド、ヘプタメチレンオキシド、オクタメチレンオキシド、ノナ メチレンオキシドなど。
同様に有用なものは、下記のエポキシド類から誘導されるモノマ一単位である: たとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、アルキル置換エチレンオキシ ド、たとえばエチル、プロピルおよびブチル置換エチレンオキシド、種々の内部 オレフィンのオキシド、たとえば2−ブテン、2−ペンテン、2−ヘキセン、3 −ヘキセンのオキシド、これらに類するエポキシド類。
さらに他の有用なモノマ一単位は下記のものである:エポキシド類/二酸化炭素 、たとえばエチレンオキシド/Co□およびそのエチレンカーボネート同族体、 ならびにプロピレンオキシド/Co、およびそのプロピレンカーボネート同族体 から誘導されるもの:ならびにオルトエステルおよびオルトカーボネート、たと えば非置換アルキルまたはアリールで置換されたオルトエステル、オルトカーボ ネート、ならびに次式の環状酸無水物(所望により1個または2個以上のオキサ 、アルキルアザ、アリールアザおよびカルボニル基を含む)から誘導されるモノ マ一単位: 式中、qおよびR8゜は前記のものであり、rは0〜約10であり、R13はそ れぞれの出現箇所において同一かまたは異なり、アルキルまたはアリールであり 、R8およびRI2は同一かまたは異なり、水素原子、アルキルまたはアリール である。
ラクチド類、ラクトン類、ジオキサノン類、オルトエステル類、オルトカーボネ ート顕、酸無水物およびジオキサノン類の前駆物質および誘導体から誘導される モノマ一単位、たとえば各種のヒドロキシカルボン酸、置換または非置換ジ酸、 たとえばオキサ、アザ、アルキル、アリール、置換ジ酸、ヒドロキシ置換オキサ カルボン酸、官能化エステル、および酸ハロゲン化物誘導体などもコポリマーの 他のモノマー成分として用いることができる。
本発明の用具の製造に用いられる好ましいコポリマーは、構造Iおよび■の範囲 の反復モノマ一単位2種以上を含むもの、あるいは構造Iおよび■の反復単位1 種才たは2種以上、ならびにラクトン類、ラクチド類およびそれらの前駆物質; オルトエステル類;ジオキセパノン類;構造Iおよび■以外のカーボネート類; ジオキサン類;ならびにオルトカーボネート顕から誘導される他の型の生物吸収 性反復モノマ一単位1種または2種以上を含むものである0本発明の実施に際し 特に好ましいものは。
構造■または■の反復単位1種または2種以上、ならびに下記より誘導される反 復モノマ一単位1種または2種以上からなるコポリマーである二ガンマ、デルタ およびオメガラクトン、ならびにそれらの前駆物質である酸、たとえばカプロラ クトン、バレロラクトン、ブチロラクトン、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒド ロキシブタン酸、プロピオラクトン、(dまたは!)3−メチルブロビオラクト ンなど;ラクチド類およびそれらの前駆物質である酸、たとえば!−ラクチド、 −一ラクチド、d、l−ラクチド、2−ヒドロキシイソ酪酸、2−ヒドロキシ− 2−フェニルプロパン酸など;ジオキセパノン類;ジオキサノン類;構造■およ び■以外のカーボネート;オルトエステル;ならびにオルトカーボネート、本発 明を実施すi際に用いられる他の特に好ましいコポリマーは構造■および■の反 復単位2種以上、たとえば2.2−ジメチルトリメチレンカーボネート/トリメ チレンカーボネートコポリマーからなるものである。
本発明を実施する際にきわめて好ましいものは、構造■の反復モノマ一単位(R SおよびR・は同一かまたは異なり、水素原子、メチルまたはエチルである)1 sまたは2種以上および下記より誘導される他の型の反復モノマ一単位1種また は2種以上からなるランダムまたはブロックコポリマーである:ラクトン類(好 ましくはバレロラクトン、カプロラクトン、非置換およびアルキル置換プロピオ ラクトン、およびビルロラクトン);ラクチド類またはそれらの前駆物質;なら びに構造Iおよび■以外のカーボネート、ラクチド類から誘導される単位が好ま しい他のモノマ一単位である0本発明の他のきわめて好ましい用具は、構造■の 反復モノマ一単位2種以上、特に下記のものからなるブロックまたはランダムコ ポリマーから全体または一部が形成されるものである:nが1であり、R5およ びR1がアルキルである構造■の反復モノマ一単位少なくとも1種(たとえばジ メチルトリメチレンカーボネートから誘導される単位)、ならびにnが1〜約3 であり、R5およびR,Gが水素原子である構造■の反復モノマ一単位少なくと も1種、たとえばトリメチレンカーボネート、テトラメチレンカーボネートおよ びペンタメチレンカーボネート。
本発明の用具の製造に用いられるコポリマーにおける反復モノマ一単位の種類、 およびバイオポリマーの分子量、ならびに反復モノマ一単位それぞれの相対的割 合は、個々の用具、およびコポリマーおよびホモポリマーの目的とする特性に応 じて大幅に異なるであろう。反復単位の種類および量ならびに分子量はバイオポ リマーの物理的特性、たとえば引張り強さ、モジュラス、硬度、弾性、柔軟性、 靭性、可視性、結晶性、生物吸収速度など、用具の最適な、または少なくとも許 容しうる性能を得るために必要なものに影響を与える。これらの特性が今度は用 具の特性、ならびにいずれかの用途に用いるための適性および有効性の決定因で あろう、いずれかの用具に要求される望ましい特性を最適なものとすべくコポリ マーの特性を調整するために、種々の種類および量の反復モノマ一単位を適宜選 ぶことができる。
いずれかの理論により拘束されることを望まないが、ランダムもしくはブロック コポリマーまたはホモポリマーに関係なく、構造1または■(式中、R3−R4 は水素原子であり、Zは[C(RsRs)]であり、ここでR9およびR6は水 素原子であり、nは1〜5であり;−は1〜5である)のモノマ一単位の含量が 高いほど、バイオポリマーは可視性かつ柔軟性になるであろう。
逆にこれらのランダムもしくはブロックコポリマーまたはホモポリマーにおいて 、構造■(式中、−は1であり、R1−R4は水素原子である);および構造I (式中、R3−R4は水素原子またはアルキルであり、Zは[C(Rs Ra) ]であり、ここでR6およびR6は同一かまたは異なり、アルキルもしくはフェ ニルであるか、またはR3とR6は一緒になってアルキレン鎖を形成し、これら は所望によりスピロ環構造を完成するオキサ基1個または2個以上を含む)のモ ノマ一単位の含量が高いほど、バイオポリマーは硬質かつ結晶質になる。たとえ ばダクロン製血管移植片上の被膜としてたとえば比較的速やかに生物吸収される コポリマーが要求される場合、たとえば構造■のものく式中、nは1〜3であり 、R6およびR8は水素原子である)を選び、コポリマーに土量で含有させる。
同様にトリメチレンカーボネートのホモポリマー、トリメチレンカーボネートと ラクチド(9〇二10)のランダムコポリマー、トリメチレンカーボネートとラ クチド(95:5)のブロックコポリマー、ならびにジメチルトリメチレンカー ボネートとトリメチレンカーボネート(56:44)のランダムおよびブロック コポリマーからも柔軟かつ可視性の被膜が得られる。
靭性および比較的遅い生物吸収速度が望まれる他の場合、たとえばステント、口 または靭帯置換用具、整形外f4用プレートおよびビンの場合、i造■(式中、 nは1であり、R3およびR6はアルキル、たとえばメチルである)のモノマ一 単位などを選び、コポリマー中に土量で含有させ、弐■(式中nは1であり、R 9およびR6は水素原子である)のモノマ一単位などは調量とする。たとえば硬 質かつ結晶質の用具は下記のものから得られる。ジメチルトリメチレンカーボネ ートのホモポリマー、またはジメチルトリメチレンカーボネートとトリメチレン カーボネート、ジメチルトリメチレンカーボネート/カプロラクトン、ジメチル トリメチレンカーボネート/テトラメチレンカーボネートのランダムコポリマー 、ならびにジメチルトリメチレンカーボネート/トリメチレンカーボネート/ジ メチルトリメチレンカーボネート、ジメチルトリメチレンカーボネート/ラクチ ド類/ジメチルトリメチレンカーボネート、ジメチルトリメチレンカーボネート /ラクチド類、トリメチレン′カーボネート/ジメチルトリメチレンカーボネー ト、および!−ラクチド/トリメチレンカーボネート/1−ラクチドのABAブ ロックコポリマー。
各穫反復単位の相対量は広範に変えられるが、本発明の好ましい形態においては 、構造■、構造■または構造■の反復単位が“土量”である、ここで用いる“土 量(纏ajor  amount)”はそのコポリマー中のすべての反復モノマ 一単位の全重量に対し約50重量%より多いことである0本発明の好ましい形態 においては、構造I、槽構造および構造■の反復単位の量はコポリマー中の反復 単位の全重量に対し約50重量%より多い量から約100重量%まで、より好ま しくは約80〜約100重量%、きわめて好ましくは約85〜約99重1%であ る。
いずれか個々の場合に用いるバイオポリマーの有用な平均分子量範囲はバイオポ リマーの目的特性に応じて異なるであろう。
一般に物理的特性、たとえばモジュラス、引張り強さ、結晶化度などは一定の最 低分子量を必要とし、これはバイオポリマー毎に異なるであろう、この最低値を 越えると、これらの特性は必ずしも分子量に大幅に依存しない、溶融粘度および 溶液粘度は個々のポリマーにつき分子量の増大と共に増大する。このため、通常 はポリマーを常法により目的物品に加工するのが困難であるという理由から最大 実用分子量がある。有用分子量の範囲内では生物吸収速度は分子量および結晶化 度に応じ−ご異なるであろう0分子量が高く、結晶化度の高い、または低いバイ オポリマーの方が、分子量の低いバイオポリマーより生物吸収されるのに長時間 を要するであろう、その用具の目的期間によって分子量の選択が指示されるであ ろう。
さらに特定の用途についてはバイオポリマーの末端キャッピングが望ましい場合 がある。たとえばアセチル化剤、アルキル化剤、シリル化剤などによる末端キャ ッピングは本発明の範囲に含まれる。また種々の他のモノマー、オリゴマーまた はポリマーなと他の種々の単位の連鎖延長およびグラフトその他も包含される。
これらはポリマー技術の分野で周知の方法であり、ここでは詳述しない。
一般に本発明の用具は低分子量からきわめて高い分子量に及ぶ構造Iまたは■の バイオポリマーから全体または一部が形成される0本発明を実施する際に用いら れるバイオポリマーの分子量は通常は約s、ooo以上である。好ましい平均分 子量範囲は約7.000〜約5,000,000であり、約i、o、ooo〜約 500,000の範囲が特に好ましく、約15,000〜約250,000の範 囲がきわめて好ましい。
他の成分を上記バイオポリマーが本発明の用具に形成される前にこれと組合わせ るか、あるいはそれらが形成される途中または形成後に添加、被覆などすること ができる。これらの成分にはバイオポリマーの目的特性、すなわちそれらが生体 系にとって生物学的に無害である成分に分解しうるという特性を妨害しない物質 が含まれる。考慮されるこの種の物質群には可塑剤、UVまたは温度に対する安 定剤、着色剤、潤滑剤および酸化防止剤が含まれる0本発明の医療用具に含有さ れる添加物がいずれもFDAの許可を得たものでなければならないことは当業者 には自明であろう。
他の任意の高分子成分、たとえば繊維、充填材及び結合剤を用具の製造前および 製造中、またはそれらの製造後に上記バイオポリマーと組合わせることができる 。これらには下記のものよりなる群から選ばれるポリマーおよびコポリマーが含 まれるが、これらに限定されない:ポリエステル、たとえばポリ(ブチレンテレ フタレート)およびポリ(エチレンテレフタレート):ポリ(ビニルアルコール );ポリ(酢酸ビニル)およびその部分加水分解形;ヒドロゲル型ポリマー、た とえばポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルメ タクリレート)など;ポリスルホン、たとえばポリ(フェニレンスルホン);カ ーボン;炭化クイ素:ハロボリマー、たとえばポリ(テトラフルオロエチレン) 、エチレン/テトラフルオロエチレンコポリマー−ポリ(ジオキサノン);ポリ (グリコリド−co−)リメチレンカーボネート顕);ポリ(ラクチド類);ポ リ(d−ラクチド);ポリ(1−ラクチド);ポリ(ラクチド−co−カプロラ クトン);ポリ(d、l−ラクチド);ポリ(カプロラクトン類);ポリ(ヒド ロキシエチルー)g);ポリ(ヒドロキシバレレート類);ポリ(ヒドロキシブ チレート−co−ヒドロキシバレレート類);ポリ(グリコリド);ポリ(ウレ タン類);セグメント型ポリ(ウレタン類);ポリ(エーテルウレタン類);ポ リ(ウレタンウレア頚);シリコーンゴム;ならびにフィブリンおよびその粉末 などの物質;天然または加エコラーゲン;単糖頚、三糖類、三糖類および多糖類 ;ポリ(エチレン);ポリ(アミド);ポリ(プロピレン);ペプチド、たとえ ば神経増殖因子、骨増殖因子、ラミニンなど;ポリ(カーボネート);ポリ(フ ッ化ビニル);ポリ(フッ化ビニリデン);ポリ(ビニルブチラール);セルロ ース、たとえばカルボキシメチルセルロース、酢酸セルロース、エチルセルロー スなど;エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ならびにその加水分解形およ び部分加水分解形;ポリ(アクリロニトリル);ポリ(ビニルメチルエーテル) ;ならびにそれらの誘導体、コポリマー、ブレンド、複合材料など。
高分子成分以外の他の生物適合性成分を本発明の用具に形成される途中もしくは 前のポリマーと組合わせ、またはそれらの形成後に添加、被覆などすることがで きる。これらの成分にはバイオポリマーから製造される用具の特定の目的特性を 高める物質が含まれる。この種の物質の例は可塑剤、潤滑剤、酸化防止剤、あら ゆる種類の安定剤、たとえば紫外線、熱、湿度などに対する安定剤、ならびに特 定の障害または疾病の処置に用いる薬物、ならびに増殖因子、たとえば神経およ び骨に対するもの、ならびに成長ホルモン一般である。リン酸カルシウム塩、セ ラミック、生物吸収性材料その他、たとえばカルシウムヒドロキシアパタイト、 バイオグラス、ならびに三リン酸カルシウムなどの材料もバイオポリマーと組合 わせることができる。それを用いて形成された用具を放射線不透過性にする成分 、たとえば特定のバリウム塩も本発明において考慮される。これらの充填材、結 合剤、添加物および成分のうちあるものをこれらのバイオポリマー製用具からあ る段階で除去または浸出させ、これにより多孔質または半多孔質の系を得ること ができる。
本発明の用具は全体を構造Iもしくは■のバイオポリマーから製造するか、また は一部を他の生物吸収性材料から、もしくは生分解に対して比較的抵抗性である 生物耐久性材料から製造することができる0本発明の用具の製造に用いられる生 物耐久性材料の例はシリコーン、シリコーンゴム、ポリ(エチレン)、ポリ(エ チレンテレフタレート)、ポリ(フルオロエチレン)、ポリ(ホスファゼン)、 ポリ(ウレタン)、セグメント型ポリ(ウレタン)などである、同様に有用なも のは、生物耐久性金属系物質、たとえばチタン、ステンレス鋼、および合金、た とえばクロム−コバルト−モリブデン合金、チタン−アルミニウムーバナジウム 合金などである。
以下は本発明の各種形態のより詳細な例であり、本発明の限定と考えるべきでは ない。
涯−り 一ジ ルー  −ジ  ンー9− ンジ ル1メ レン −ボネートDMTMC のΔ3Lの三日丸底フラスコに機械的撹拌機、約30.5c+*(12(ンf) のビグローカラム−蒸留ヘッドおよび温度計付き−を取り付けた。フラスコに2 ,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール838 g(8,05鵬of)およ びジエチルカーボネート1098m(9,07+*ol)を装入した。混合物を 油浴に浸漬し、加熱を開始し、撹拌機を始動させた。温度が約90℃に達する時 点までにジオールは融解し、カーボネートに溶解した。温度計用に用いた口から 粉末状の乾燥ナトリウムメトキシド(21,69,0,41101)を添加した 。
浴温を160℃に高めたところ、エタノールが留出し始めた。
約3時間にわたって、約600g(理論値の80%)の留出物を採取した。これ は主としてエタノールであり、若干のジエチルカーボネートを含んでいた0反応 混合物は徐々にきわめて濃厚になった。乾燥キシレン(200mL)を蒸留塔頂 から添加し、浴温を170〜180℃に高めた。添加量の留出物を採取し、ポッ ト温度は徐々に約150℃に上昇した;留出速度が1分間につきわずか数滴にま で低下した時点で系に慎重に真空を施し、キシレンおよび過剰のジエチルカーボ ネートが留出するのに伴い、徐々に高めた。
真空が約2〜5+msHgに達した時点で、生成物カーボネートが約125〜1 35℃で留出し始めた。この時点で乾燥窒素により真空を解除し、油浴を降下さ せた。ビグローカラムおよび蒸留ヘッドを取り除き、縮小型蒸留ヘッドと交換し た。さらに粉末状ナトリウムメトキシド(5,4g、0.1mol)を温度計の 入口から速やかに追加した。
系に真空を施し、約3〜5mseHgに調整した。加熱を再開し、生成物が留出 し始めた。オリゴマーが生成物モノマーを生じる解重合速度を維持するために、 浴温を徐々に210〜220℃に高めた。蒸留が急激に進行せず、二量体および オリゴマーの解重合が起こりうるように注意を払わなければならなかった。
さもなければ二量体が留出し始めるであろう、最終的にはボット残渣が粉末で覆 われたガム質塊となり、蒸留が停止した。留出物の全収量は8529(理論値の 81%)であった。
生成物は少量の不純物、たとえばキシレン、ジエチルカーボネート、原料油およ び環状二量体による汚染のため、わずかに粘稠な固体であった。これは下記によ り再結晶された。粗DMTMC全量(SSZ、、)をテトラヒドロフラン430 yalに溶解し、無水ジエチルエーテルを慎重に添加した。この溶液を室温に約 半時間放置し、次いで4°Cの冷蔵庫に一夜入れた。結晶をr取し、冷エーテル (1,2L) 、ヘキサン(1,21)で洗浄し、次いで濾過ゲータに空気を約 1時間通した。i&終乾燥は35〜40℃(0,1mmHg)の真空オーブン内 で行われた。精製されたDMTMCの全収量は730g(全収率7(8’)テア ツタ−鮭−1 13−ン   ンー2− ン 1メ レン −2、・−1L戸!目【或、  1 eめ三日丸底フラスコに機械的撹拌機および約30.5cm(12C4)のビグ ローカラム−還流比を制御するためのストップコックを備えた蒸留ヘッドを乗せ たもの−を取り付けた。フラスコに1.3−プロパンジオール(228、3y  、 3mo I )およびジエチルカーボネート(454a+L、3.75mo l)を装填し、窒素でフラッシュし、次いで油浴に浸漬した。加熱を開始し、温 度が約80℃に達した時点でナトリウムメトキシド(1,62y 、 30wn o I )を第30のろうとを通して添加した。油の温度が155〜・160℃ に達すると直ちにエタノールが還流し始めた。
エタノールを部分還流下に約3.5時間にわたって徐々に除去した。留出物がジ エチルカーボネートに富む状態になるのに伴って温度が約80℃より上昇するの で、取出しを過度に早めることはできない0合計2682の留出液を採取し、N MRによれば約80〜85%はエタノールであり、残部がカーボネートであった 。この時点でナトリウムメトキシド(0,40g、7.4mmol)を慎重に追 加し、さらに30分間加熱を続けた。わずかな真空を慎重に施し、追加量の留出 液を採取した。圧力が約11IIIに低下するまで真空を徐々に高め、この時点 までに残存ジエチルカーボネートは大部分が取出された。
油浴を降下させ、約15分間撹拌を続けたく温度は監視しなかった)、塩酸トリ エチルアミン(5,21?、38mmol)を添加し、加熱せずに45分間撹拌 を続けた。オクタン酸第1スズ(15滴、約0.2g)を添加し、加熱を再開し く浴は最初150℃、200℃に高める)、約0.5mmになるまで徐々に真空 を施した。70〜125℃で沸騰する初留分(251?)を排除し、一方125 〜135℃(0,5躊蒙)で採取された主留分(245y)はNMRによれば約 85%の純度であった。蒸留残渣をクロロホルムに溶解し、r過し、球部付き管 (K ugelrohr)中160〜220℃(0,1mm)で蒸留してさらに 25gのジオキサノンを得た。
主画分を1:1エーテル:THF (4+aL/IF>から再結晶して高純度の ジオキサノン168gを得た。P液を蒸発させ、エーテル:THF(約4:1) で摩砕処理し、さらに45I?の粗生成物を得た。これを残渣のクラッキングに より得た253と合わせた。
エーテル−THFから再結晶して純粋なジオキサノン46.51?を得た。合計 214.5.のジオキサノンを球部付き管中120〜130℃(0,1mm)で 蒸留して、ポリマー用生成物209.h(理論値の68z)を得た。
己−」− 以Mユ」四m色 精製および乾燥したばかりのジメチルトリメチレンカーボネートの試fl (1 2,11?、90w+nol)を15mLの重合試験管に装填した。
試験管をゴムチューブおよびストップコックを介して真空ラインに接続し、排気 し、ヒートガンによりD M T M Cを慎重に溶融した。試験管を氷水中で 冷却し、再び排気し、再度溶融し、水中で冷却した。アルゴンにより真空を解除 し、ストップコックをはずし、トルエン中のオクタン酸スズ(II)溶液(10 0)L、3.OXlo−2M溶液、0.003mmol)を添加した。ストップ コックを再び取り付け、試験管を数分間排気してトルエンを除去し、次いでトー チでシールした。試験管の内容物を融解し、十分に混和し、次いで試験管を16 0℃の油浴に18時間浸漬し、冷却し、破壊した。ポリマーをクロロホルム25  C)+Lに溶解し、プロパツール2L中に沈殿させ、追加量の2−プロパツー ルで洗浄し、50℃の真空オーブン内で乾燥させた。得られた粉末状ポリマー( Joy、83$)は還元粘度3.0dL/y(ジオキサン中)0.1$溶液)を 示した。
鍔−二L ボ巳8コ”xl、  蒸留したばかりのトリメチレンカーボネートの試料(10 ,9fI、107mmol)を丸底フラスコ内でアルゴン下に溶融し、注射器に より15−Lの重合試験管に移した。ゴムチューブおよびストップコックを介し て試験管を真空ラインに接続し、排気した。試験管を氷水中で冷却し、再び排気 し、再び溶融し、そして水中で冷却した。真空をアルゴンにより解除し、ストッ プコックをはずし、■・ルエン中のオクタン酸スズ(n)溶液(250)L、1 .3x10−2M、0.003mmol)を添加した。ストップコ’7りを再び 取り付け、試験管を数分間排気してトルエンを除去し、次いでトーチでシールし た。試験管の内容物を溶融し、十分に混合し、次いで試験管を160℃の油浴に 18時間浸漬し、冷却し、破壊した。ポリマーをクロロホルム250mLに溶解 し、2−プロパツール2L中に沈殿させ、追加量の2−プロパツールで洗浄し、 50℃の真空オーブン内で乾燥させた。得られたゴム状ポリ? −(101?  、83$)は還元粘度2.1.3dL/9(ジ、t キサン中の0.1z溶液) を示した。ポリスチレン基準と対比したG P C分析はおおよその重量平均分 子量91.000を示した。
例3のDMTMCホモポリマーを160℃で溶融紡糸して70デニールのフィラ メントにした。この材料はきわめて速やかに結晶化するように見えた。糸の断片 を手で引張って約30デニールとなL、試験した。布帛および中空繊維用として 満足すべき繊維特性が得られた。繊維特性二デニール数(55);引張りモジュ ラス(59fI/デニール);引張り強さく3yメゾニール);極限伸び(26 1)。
河−L− ボ’  TMC−co−1−処理、 蒸留したばかりのトリメチレンカーボネー ト(12,95LIZ7mmol)を乾燥および再結晶したl−ラクチド(2, 031F、14.1m5ol)と共に溶融し、次いで混合物を15mLの重合試 験管に注射器で装入した。触媒(73)L 、3.0×10−28.)ルエン中 のオクタン酸スズ(■))を添加し、次いで試験管を2回の凍結、ボンピングお よび融解により脱泡した。真空下にシールしたのち試験管を160℃の油浴に6 0時間浸漬した。試験管を破壊し、粗製ポリマー101?をクロロホルム(25 0mL)に溶解し、次いでインプロパツール中に沈殿させた。乾燥:f: !J  7−8.6gg、を還元粘度1.53dL/g(ジオキサン中)0.1!溶液 )を示した。
他の実験においては、蒸留したばかりのトリメチレンカーボネート(12,95 g) 、再結晶したし一ラクチド2.03g、およびトルエン中の1.ONオク タン酸ズス(II)、7.5)Lを160℃の油浴内に16時間装いた。アンプ ルを破壊し、テトラヒドロフラン(THF)溶液から2回再結晶したのち最終収 量は12.9.であった、THF中でのGPCによる重量平均分子量は87,0 00、数平均分子Iは13,760であった。G P Cシステムはポリスチレ ン基準により検量された。
涯−L シール t・・   にお+ 7DMTMCお   1メ レンーボネート T MCの丑 Δ 97.5:2.5   精製および乾燥したばかりのD M T  M C(14,64y、112.5+mmol) 、T M C(378B。
3.7mmol)、および2,2−ジメチルプロパンジオール0、116mmo l)の混合物を重合試験管中で混和し、排気し、試験管にアルゴンを満たした. オクタン酸スズ(II )(6 5 )L 、3×10−28。
トルエン中の溶液)を添加し、試験管を数分間排気した.試験管をトーチでシー ルし、内容物を溶融させ、十分に混合し、次いで160℃の油浴に一夜浸漬した .液体窒素中で冷却したのち試験管を破壊し、内容物をジオキサン(250mL )に溶解し、氷水IL中に沈殿させた.ポリマーを水(2×500mL)で洗浄 し、真空中で一夜、50℃において乾燥させた.収量:13.1y(871)  ;還元粘度0.68dL/g(ジオキサン中0.1$)、[試料9,第1表]。
涯−凡 Δフースコ におG  DMTMCおよびTMCの丑 ム97、5:2.5    オーブン乾燥したシラン処理ガラス製の150m1重合フラスコに、機械的撹 拌機、ならびにテフロン製パドル(櫂)、アルゴン導入口、一方の入口にシーラ ムキャップ(serum  cap)、残りの入口にガラス栓を取り付けた.こ のフラスコに乾燥および精製したばかりのD M T M C (29.25g .225m+moり−T M C (0.75y,7.4mmol)、およびジ メチルプロパンジオール(12B,0.12m鎗of)を添加した.フラスコを 排気し、アルゴンを数回充填し、次いで120℃の油浴に浸漬してモノマーを溶 融させた.温度を10分以内に145℃に上昇させ、トルエン中の3X10−2 Mオクタン酸スズ(I[)溶液125μLを添加した。
温度をさらに10分以内に160°Cに上昇させた.さらに10分以内に材料は きわめて濃厚になり、1時間後に反応を停止し、ポリマーをクロロホルムに溶解 し、2−プロパツール中に沈殿させた.収量:24.4y(81$) ;還元粘 度0.80dL/9(ジオキサン中0.12)、[試料10,第■表]。
匠−y 、、’  DMTMC −co−TMC  97.5:2.5  上記の例と同 様に、ただし下記の点を変更して重合を行った.重合がまはIL容であり,29 2.5gのDMTMC、7.59のTMCおよび105myのジメチルプロパン ジオールを用いた.最初の加熱は140℃で行い、触媒はトルエン中の1.OM オクタン酸スズ(II)160μしてあった。4時間後に合計277gのポリマ ーをフラスコから分離し;THFを用いたゲル透過クロマトグラフィー(G P  C )はポリマービークにつき重量平均分子量89,000および分散度2、 4を示した(少量のオリゴマーを含む)、紡糸するためにポリマーをジオキサン に溶解し、水中に沈殿させた.[試料22,第DMTMCお   ブロー  ン の丑 ム 98.2:1.8D M T M C (26.34y,202m− ol)、蒸留したばかりのカプロラクトン(、475mL, 、489I?,4 .3mmol)、2 、 2−ジメチル−1.3−プロパンジオール(0.2m mol)およびオクタン酸スズ(If )(150μf,)ルエン中の0.1M 溶液)の混合物を3本の重合試験管に分割した。
試験管を真空下にシールし、160℃に一夜加熱した.得られたポリマーを合わ せてテトラヒドロフランに溶解し、水中に沈殿させた.収量+38.8g(87 g) 、重量平均分子量=89,000、G P C(T H F )による、 [試料29,第■表]。
たシラン比処理IL重合フラスコ内でD M T M C (313.7,、2 .41mol)、蒸留カプロラクトン(5 、621?, 49ml+o l  >および2.2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(63tag 、 0  、60s+mo I )を混和しな.アルゴンでパージしたのたちフラスコを油 浴中で160℃に加熱した.混合物が均質になった時点でオクタン酸スズ(If )(155μZ,)ルエン中の1.0M溶液)を添加した.混合物は徐々にきわ めて濃厚になった。2.5時間後に撹拌を停止し、さらに3,5時間後に反応を 停止した.ポリマーをより小規模の2回の操作で得たものと合わせてテトラヒド ロフランに溶解し、水中に沈殿させた。
収量:6 5 0y(921)、重量平均分子量=89,300.G P C  (T H F )ニよる。[試料30,第■表]。
匠りえ DMTMCと種々の量のTMC(第1,■表)およびラクチド類、またはカプロ ラクトン(第■,■表)の一連のコポリマーにつき評価した.これらのうちある ものを約70デニールのフィラメントに紡糸した.これらのポリカーボネートコ ポリマーは温度範囲150〜190℃で容易に溶融し、一定の溶融粘度に示され るように良好な溶融安定性を示した.延伸試料、たとえば4Aおよび4B(第1 表)は布帛および中空繊維、または神経溝に用いるチューブ用として満足すべき 繊維引張り強さを示した。
倒」二と 比較的高分子量の還元粘度1.1、DMTMCおよびTMC(97.5:2.5 >のポリカーボネート樹脂を例12と同様にして、ただし溶融温度195℃によ り押出した.使用した約0.76m+m(0.030インチ)のダイは出口溶融 物速度的9.IC−7分(0.3ft/分)、を備え、約9.1m/分(30f t/分)で引取られた.繊維は一組の延伸ゴデツトへ連続し、延伸比が増大され た.試験結果、15A〜15E(第■表)は多種の布帛および中空チューブ用と して良好な繊維特性を示した。
匠L± DMTMCおよびカプロラクトンの98.2:1.8(重量比)のコポリマー( 試料29.第■表)を例12と同様に紡糸した0種々の延伸比による繊維は良好 な引張り特性、および中空繊維またはチューブ特性を示した(例29A−、−D 参照、第■表)。
鮭15 マルチフィラメント紡糸条件に関する情報を得るために、DMTMCとT M  C(97,5:2.5重量%)のコポリマーの300gバッチ試料を調製した。
材料を例12と同様に、溶融温度180℃を用いて溶融紡糸した0次いで繊維を 延伸し、第■表に試料22として挙げた引張り特性を得た。布帛および中空繊維 またはチューブ用として満足すべき特性が示される。
鮭り房 例15で採取し、溶解および再沈殿させたポリカーボネートポリマーを180℃ で、より低い溶融物引落し率において紡糸し、配向させて、第■表に試料22A として挙げる満足すべきwIIvL特性を得た。
第」」( DMTHC(D)およびTMC(T)のランダムコポリマー試料 DOT          分離し 収率 還元し、       ム ゛  t−z   1 エ1 95:5     例7  11.3g   79  0.762 95 :5     例7   9.3.  62  0.773 97.5・2.5    例7  11.9g   83  0.664 97.5:2.5    例7  24.0g82  0.535 97.5:2.5   例7  24 .3g   82  0.576 97.5:2.5   例7  24.0g    80  0.717 97.5:2.5   例7  37.5g    82  4.98 97.5:2.5   例7  48.5g   83   5.69 97.5:2.5   例7  13.1g   87  0.68 10 97.5:2.5   例8  24.4g   81  0.80!1  97.5:2.5   gA7  26.6g   89  0.8312  25ニア5     例7   7.8.  89  0.8613 97.5 :2.5   例8  25.0g83  0.3814 97.5:2.5    例7  10.4g   87  1.46t5 97.5:2.5    gA7  10.4g   87  1.1016 97.5:2.5   例 8   5.1g   85  0.9117 97.5:2.5   例7    5.3g88  1.3018 97.5:2.5   例9  90.0 g   90  0.4319 97.5:2.5   例7.  8.36   8320 97.5:2.5   例9  90.0g   9021 97 .5:2.5   例9   282g9422 97.5+2.5   例9    277g   9223 97.5:2.5   例9   291g9 724 96.8:3.2   例7   9.889425 56.0:44     例7   8.6g   8726 30.0ニア0    例7     e、eg   7327 79.0:21    例7   6.4g    94第」」11υ 試料    GPC主ビーク      GPC全般No、       −声     −声14         150.000 18.8015          115.000  7.9316   64.300 3.10      62,000 10.2018   35.100 4.00 19   62.500 2.88     80,500 13.4020    85.600 4.36     86,700 29.3021  14 2.000 3.57    127,000 37.6022   88.7 00 2.38     82,500 17.8023  113.000  3.60    108,000 18.4024  257.000 3.4 8    257,000 28.2025  148.000 2.06     148,600  2.0726   41.800 2.00      41,800  2.0127  202.360 3.16    219, 000 34.60第n DMTNC(D)/カプロラクトン(CL)およびD14TMC(D)/d、l −ラクチドのランダムコポリマー 試料 No、   D:CL     ム ゛    した     227  98 .2+1.8    例11   54.3g     8428  9S、2 :1.8   例11   62.0g9529  98.2:1.8     例10   38.8g     8730  98.2:1.8    例1 1   650g     9231  95.6:4.4    例10    9.4g9532  77.4+22.6   例10   9.6g      963353゜3:46.7   例10   8.8g     933 4  91.1:8.9    例10   8.3g     8835   87.8:12.2”   例10   8.6g     86” 87.8 =D:12.2=d、1−ラクチド第」J11υ− 試料  GPC主ビーク       cpc全般No、     −− 2746,5002゜03 28  124.000   2.50  150,000   16.302 9  99.500   1.34   89,000   29.5330   91.500   2.42   89,300    4.7931  1 32.000   2.36  156,000   11.5032  10 4.100   1.63  170,200    2.8533  14. 800   2.06   14,900    2.0734  10.10 0   2.39   88,900   29.5035  88.900    2.54   87,000    6.65バイ ボ1マー  のための − ゛ これらのバイオポリマーのランダムコポリマー、たとえばDMTMC/TMCお よびDMTMC/CLを下記の装置および方法により紡糸した: 2個の調製可能な電気加熱帯域および加熱ブロックアセンブリー−電気加熱され た金属ブロックおよびNo、2のゼニス(Zenith)ギヤーポンプからなる ーを備えたブラベンダー約19mmCへインチ)押出し機のホッパーに装填した 。紡糸口金はステンレス鋼(316)ダイからなり、直径約0.53(0,02 1”)の孔8個および200メツシユのスクリーンパックを備えていた。
供給速度、押出し温度および圧力を例17および18に示す。
フィラメントを空冷し、約441m/分(1448ft/分)に設定された定速 ゴデツトに引取った。第2ゴデツトは約870m/分(2854ft/分)に設 定され、その結果延伸比2:1が得られた。リーゾナ(Leesona)ワイン ダーを用いて糸の引取りを行った。
材料:97.5$D M T M C−2,5$T M C、ランダムコポリマ ー、試料21〜23(第1表)。
押出t11:約19mm(”/、”)ブラベンダー加熱: 帯域1(供給)200℃ − 帯域2(計量)212℃ 帯域3(ダイおよびブロック)215℃スクリーンバック 200メツシユ ダイ 8孔、直径約0,53−曽(,021”)スクリュー RPM  6 ポンプ RPM  (パーセント)22バレル圧力 約84 kg/ cwt2 (1200ps i)ダイ圧力的42 kg/ cm2(600psi)引取り : ロール1/温度 約441m/分(1488ft/分)、室温ロール2/温度  約870m/分(2854ft/分)、室温最終処理量0.49/孔/分 最終延伸比2:1 繊度5DPF、200/40にトウ処理区1足 i生パ1A二久二 材料:98.2$DMTMC−1,8$CL、ランダムコポリマー、試料30( 第1表) 押出機:約19mm(’/4”)ブラベンダー加熱: 帯域1(供給)190℃ 帯域2(計量)200℃ 帯域3(ダイおよびブロック)210℃スクリーンパック 200メツシユ ダイ 8孔、直径約0.53m5(,021”)スクリューRPM  ゝ6 ポンプRPM(パーセント)ゝ22 バレル圧力 約84 ky/cm2(1200psi)ダイ圧力 約42kg/ e輸2(600ps i )引取り: ロール1/温度約441fi/分(1448ft/分)、室温ロール2/温度約 870m/分(2854ft/分)、室温最終処理量0.4g/孔/分 最終延伸比2:1 繊度5DPF、200/40にトウ処理11民 の   ・ 、 引張りモジュラス 引張り強さ 極限伸び;  −二−ル     d       d    z4^  10      90      5.5    1 64B   13      70.      3.4    2410   198      22      0.3    715^  33       37      1.4    2415B   19      41       1.5    2915CI7      51      2.5     2615D   !7      57      2.7    2 315E   4      82      4.0    1729^   13      45      3.4    5029B   13       43      3.7    5329C13503,749 29D   11      88      4.4    2022  1 2      62      4.5    2722^  48       45      4.8    3024  29      43       2.9    43倒」」と シレン   ゛のDMTMCお  TMCの  ムオーブン乾燥した1 00e eLの重合フラスコ内で、DHTMC(7,81g、60mmol)、T M  C(6,13y、60+*mol)およびジメチルプロパンジオール(3論g) を混和した。フラスコを10分間で0.1論mf1gに排気し、乾燥アルゴンを 充填した。金属ナトリウムから蒸留することにより乾燥させたキシレン(15m L)を注射器でフラスコに添加し、次いでフラスコを150℃の油浴に浸漬した 。5分間撹拌したのち、オクタン酸スズ(25μL、)ルエン中の1.ON溶液 )を添加した。溶液は2時間できわめて粘稠になった。試料(約200B)を採 取し、テトラヒドロフラン5mLで希釈した。GPCによる分析は重量平均分子 量142,000を示した。ポリマー溶液をメタノール中に沈殿させ、ポリマー をメタノールで洗浄し、乾燥させた。沈殿した試料のNMR分析はTMC含量5 1%およびDMTMC含量49含金49%、100MHz炭素スペクトルのカル ボニル炭素領域から、ポリマーのカーボネート基は27%DMTMC−DMTM C結合、28%TMC−TMC結合および45%DMTMC−TMC結合からな ると判定された。
匠1止 55−ジメ ルー13−ジ   ン−2−ンDHTMCお   プロー  ンC LのABAプロ・・ コボーマー・B二に1DMTMC:CL A=すMTMC A:B=80:20゜オーブン乾燥したシラン処理ガラス製の150mL重合フ ラスコに、機械的撹拌機、ならびにテフトン製パドル、アルゴン導入口、一方の 入口にシーラムキャップ、および残りの入口にガラス栓を取り付けた。このフラ スコに乾燥および精製したばかりのD MTMC<4.15L31.9+uso 1)、カプロラクトン(3,64g、31.9euao I ) 、および2, 2−ジメチルプロパンジオール@so I )を添加した.フラスコを排気し、 これにアルゴンを数回充填し、次いで160℃の油浴に浸漬した.撹拌を開始し 、5分後にトルエン中の1、OMオクタン酸スズ(II)溶液25μL(触媒溶 液)を添加した.約20分以内に認められるほどの増粘が起こり,1.5時間後 に油浴を降下させ、フラスコを短時間排気して、フラスコ頂部に濃縮していた若 干の未反応モノマーを除去した。
加熱を再開し、D M T M C (6.64y,51m+*ol)を添加し 、次いでさらに25μLの触媒溶液を添加した.さらに10分後に追加量のD  M T M C (26.57y,204.2mmol)を添加し、混合物を1 60℃に加熱しながら撹拌した.約30分以内で温き物は撹拌できないほど濃厚 になったが、さらに1時間加熱を続け、この時点で重合を停止した。
粘稠なポリマーをフラスコからすくい出しく回収量37.h) 、ジオキサン( 300mL)に溶解し、ブレンダー内で水(1200sL)中に沈殿させた.次 いでポリマーをブレンダー内で2回水洗し、濾過し、真空中で・15℃において 一夜乾燥させた.収量:32.99<801)。
GPC(THF溶剤)による重量平均分子量= 121 、000,[試料3。
第■表]。
@I上 D MT M Cお ( プロー トンCLのABAブロッ コボ+ ?−・B =1:I  IυV口VC:CL A=DMTMC A二B=70:30.   例20と同様な重き反応をILの重合フラスコ内で行った.第1(Bブロック) 段階では39 、04g (300mmo l )D M T M C 、34 .249(300+mol)カプロラクトン3 0 my(0.29mmol) 2、2−ジメチルプロパンジオール、およびトルエン中のIMオクタン酸スズ( II)150μLを用いた.160℃で2時間加熱したのち、反応器を短時間排 気し,、残りすべてのDMTMC(182.2g,1400w+ol)を一度に 添加した.さらに150μLの触媒溶液を添加し、ポリマーが粘稠になりすぎて 撹拌できなくなるまで2.5時間撹拌を続けた.160℃での加熱を一夜続け、 次いでポリマーをフラスコから除去し、ジオキサン2.5Lに溶解し、バッチ式 で水(約1OL)中に沈殿させた.前記と同様に洗浄および乾燥させたのち、ポ リマーの重量は2 2 6 fI(89$)であった。
GPC(THF)による重量平均分子量−110,000.’ H − N M  Rによるカプロラクトン含量−17%(理論値15%)、[試料8。
第■表]。
同様にこれらのDMTMCおよびカプロラクトンのブロックコポリマーの他の例 を製造し、第■表に報告する。
蝕えl DMTMCお  トlメ k之プーボネー TMCのABAプロ・・ コボ)マ ー・B=TMC A=DM’lυ≧J口J−=80:20。 例20と同様にし てポリマーを製造し、ただし初期装填材料はT M C (6.12g,60m mol)および2,2−ジメチルプロパンジオール コを160℃の油浴に浸漬し、次いで5分後にIMオクタン酸スズ(If)25 μLを添加した.30分以内にTMCは重合して粘稠な材料となり;これ含サン プリングし、次いでDMTMC<31.129,240111101)を一度に 添加した.ポリ(T M C )プレポリマーが徐々にDMTMCに溶解し、混 合物が均質になり、最終的にきわめて粘稠になった.合わせて3.5時間後に、 反応を停止し、例20と同様に仕上げ処理した.収Ji :27.71?(74 $) 、’ H −N M Rによるトリメチレンカーボネート含量−23.6 $(理論値20$)、GPC(THF)4:る重量平均分子量ニア’し,l?l ,17ーー37,000、最終ポリマー−1.05,000。最終ポリマーの差 動走査熱量測定(DSC)はガラス転移温度(Tg)0℃および融点(Tm)7 1℃を示した.[試料20,第V表]。
同様にこの種のDMTMCとTMC,またはDMTMCとT M C 、/ラク チドのブロックコポリマーの他の例を製造し、第七Σに之菩股坦ーc廷tLLW qΔ Lジェ又共1i オーブン乾燥した100@l,の重合フラスコ内で、DMTMC(7.819. 60+n+ol)、T M C (6.13i?,60mmol)およびジメチ ルプロパンジオール(3my)を混和した。フラスコを10分間で0.1mJH に排気し、次いで乾燥アルゴンを充填した.金属ナトリウムから蒸留することに より乾燥させたキシレン(151IIN)を注射器でフラスコに添加し、次いで フラスコを150℃の油浴に浸漬した。
5分間撹拌したのち、オクタン酸スズ(トルエン中の1.OH溶液25μL)を 添加した.溶液は2時間できわめて粘稠になった。試料(約200B)を採取し 、THF5+*fで希釈した.GPCによる分析は重量平均分子量142,00 0を示した.溶液をメタノール中に沈殿させた.ポリマーをメタノールで洗浄し 、乾燥させた.沈殿試料のNMR分析はTMC含量51%およびDMTMC含量 49含金49%.100MHzの炭素スペクトルのカルボニル炭素領域から、こ のポリマーのカーボネート基は27%のDMTMC−DMTMC結合、28%の TMC−TMC結合および45%のDMTMC−TMC結合からなると判定され た。
追加量のDMTMC(10.41.1F,80mmol)をフラスコに添加し、 混合物を150℃でさらに3,5時間撹拌した.ポリマーをジオキサン350m Lに溶解し、メタノール(1100輸L)中に沈殿させ、追加量のメタノールで 洗浄し、乾燥させた。収量:19.oFI(78$)。
GPC(THF)による重量平均分子量== 168,000,プロトンNMR によるTMC含量−32%(理論値=30%)、スペクトルのカルボニル領域は 48%DMTMC−DMTMC結合、36%DMTMCーTMC結合および16 %TMCーTMC結合を示し:第2段階でDMTMC−DMTMC結合のみが形 成されたと推定した場合の計算値は50%DMTMC−DMTMC。
31%DMTMC−TMC,および19%TMC−TMCである。
偲3二し 第■表に試f12として挙げたDMTMCおよびカプロラクトンのブロックコポ リマーを195℃で溶融押出ししてモノフィラメント繊維にした。これらの繊維 を室温で延伸して、第■表に試f12A〜2Gとして示すとおり良好な繊維特性 を得た。
涯よシ 第■表に試料3として挙げたDMTMCおよびカブロラクトンのブロックコポリ マーを溶融押出しし、引張りモジュラスを制限すべく緩和に延伸した。第4表に 見出し3A〜3Bとして示すように良好な強度および高い伸びを示す低モジユラ ス繊維が得られた。
匠1[ 第■表に試料5として挙げたDMTMCおよびカプロラクトンのブロックコポリ マーを溶融紡糸し、モジュラスを制限すべく室温で各種の低延伸比において延伸 した。第4表に5A〜5Eとして示されるようにこれらの低モジュラスにおいて 良好な繊維強度が得られた。
匠^L 第4表の繊維5Dを74〜77℃に加熱されたブロック上で約30.5s/分( 100ft/分)においてオーバードラフト2%、ならびに延伸比1.06,1 .22,1.3および1.42でヒートセットした。これらの繊維を第4表にそ れぞれ5D−1〜5D−5として挙げる。
剃り民 カプロラクトン(CL)およびジメチルトリメチレンカーボネート(DMTMC )のブロックコポリマー試料  八   B    ^:B  分離し 収率第 1j!」す 試料  GPC主ビーク     GPC全般2  118.000    3 .70   181,000  47.605  132.000    2. 80   152,000  14.306   67.100    1.9 0   67.000   1.907   83.800    1.68    83,800   1.688  110.000    2.90    113,000  19.509   89.600    2.90   1 12,500  16.50亀■表 トリメチレンカーボネート(TMC>、d、l−乳酸(LA)およびジメチルト リメチレンカーボネート(DMTMC>のABAブロックコポリマー 試料 八    B      ^:B 分離し 収率11    DNTMC TMC:DMTMCI:1  35:65  33.4g     7512”   DMTMCTMC:DMTMCI:1 65:35 35.8g   80 13  DMTNCTMC:DMTMCI:1 40:60 36.Og    8214  DMTMCTMC:DMTMCI:1 50:50 30.5g    83f5    DMTMCTMC:dj!−LA  1 二!  80: 20  29.8g    8216  DMTMCTMC:DMTNCI:1  60:40 17.3g   4617  DNTMCTNC:DMTMCI :1 60:40 29.9g   8018  DMTNCTMC60:40  30.Og   8419  DMTMCTMC80:20 27.7g74 20  DMTMCTMC70:30 30.3g   838試料12はBA Bブロックコポリマーである。
m■栽y CPC主ビーク   GPC全般          NMRによ試料 重量平 均    重量平均          るTHolNO,J”        F’TTm”10  48.400 6.20 48,500 3.20           (38)11 112.000 8.06 92,000 2. 30          (33)12 124.000 4.34 159, 000 5.48          (18)13 196.000 4.9 0 194,00020.80          (30)14  64.5 00 3.60 65,10022.00          (25)15  102.000 2.40 101,700 4.28          ( 10)16  64.000 4.70 83,10022.40 −2℃71 ℃31.6  (20)17  87.000 4.80 99,00023. 00 3℃60℃22.0  (20)18  53.100 3.36 61 ,80010.50 −12℃  44.0  (40)19 113.000  3.60 105.00022.60 0°C71℃23.6  (20)2 0  51.500 4.10 84,80024.30 −3℃59℃31    (30)第11! モノフィラメント繊維の引張り特性(23℃、50π+’tn、1oos伸び率 において、12.7c輪(5インチ)ゲージ長さの糸試料につき試験、10回以 上の測定値の平均) 2B    12    83     4.9    192C14904, 824 2D    18    98     3.6    342E    15     77     3.9    252F    12    89      4.6    162G    16    76     4.1     383^   74    26     3.6    663B     60    31     4.2    615八     49        33          4.6       305B    59     13     3.9    665C53224,654 5D    55    10     4.0    495E    46     19     4.4    545E−15294,357 5E−248154,449 5E−342305,234 5E−441265,231 5E−547325,223 匠λ比 1メ レン −71、−  TMCdl−dl−LAお  /−t’−LAのA BAプロ・・ ツボ1マー、 オーブン乾燥したシラン処理ガラス製の100端 り重合フラスコに、機械的撹拌機ならびにガラス製パドル、アルゴン導入口、一 方の入口にシーラムキャップ、および残りの入口にガラス栓を取り付けた。フラ スコに乾燥および精製したばかりのT M C(19,80g、194mwao 1)、d、1−ラクチド(2,20y、15.3mmol)、および2.2−ジ メチル−1,3−プロパンジオール(27B、0.26mmol)を添加した。
フラスコを排気し、アルゴンを数回充填し、次いで150℃の油浴に浸漬した。
撹拌を開始し、5分後にトルエン中の1.OMオクタン酸スズ(II)溶液40 μLを添加した。
1時間後に粘稠なポリマーの試料を取り出し、!−ラクチド(9,431J、6 5.4mmol)を一方の入口から添加した。1時間後に撹拌を停止し、次いで さらに1時間後に加熱を停止した。ポリマーをフラスコから取出し、テトラヒド ロフラン(250輸L)に溶解し、メタノール(750mL)中に沈殿させ、真 空下に50℃で乾燥させた。
収量・23.2g(74%) 、重量平均分子量(ポリスチレン基準に対比して ):プレボリマー=57,000.最終ポリマー=107.OOO,fi終ポリ マーのプロトンNMR分析はTMC含150モル%(理論値−55%)を示す、 プロトンNMRのメチン領域から、全ランダムBブロンクおよび全ホモポリマー Aブロックに関する理論値89.5$と比較して、約74%の乳酸単位が他の乳 酸単位に結合していると推定できる。
同様にこの方法により2回の実験を行い、この種の他のブロックコポリマーを製 造した。
トリメチレンカーボネート(TMC)、d、1−乳酸(d、1−LA)おびl− f−LA のABAブOッ :r$1?−一□試料  八    B        ^:B  分離し  収率;4o、  ブロック ブロック      」 」1  1−LA   TMC:d、l−LA9:1 30ニア0 21.2g     782    1−LA     THC:d、1−LA 7.3+1  36:64  22.Og      72GPC主ヒ−りGPC全般           TMC($)試料 重量平均    重量平均           NMRによるNo、        庁        T  Tm     ラ1  94.000  2.64 120,90024.8 −5℃150 ℃ 63(63)2   B6.800  1.72  80,8001.72  −10℃156℃ 56(55)1、 ランダムコポリマー組成: 繊維“A”=97.5$ DMTMC/2.5$ TMCおよび繊維”B″=9 8.2$ DMTMC/1.8%h7”0ラクトン。
2、 繊維“A”および“B”:例17および18で得たもの。
3、 製織:200デニールの繊維を再パッケージする際に、モノフィラメント が互いに保持されるようによこ糸およびたて糸用として約2.805回/cm( 7,125回/(:4)の撚りをかけた。布帛はたて糸およびよこ糸方向の双方 に同一の繊維を用いた平繊りチューブであり、1インチ当たりたて糸総数(to ta!  body  ends)120本×よこ糸120本の構造のものであ った(すなわち完全に正方形の密w1)、全周は用いた各繊維につき18.8お よび25.2aImであり、これはそれぞれ直径6および8II−に相当する。
よこ糸ボビンの張りがわずかに変化するため、またトウ状繊維のつなぎ節のため 、時折若干の明らかな欠陥箇所が見られた。
4  この平らな布帛をガラスマンドレルにより60〜90°Cにおいてヒート セットして丸め(断面)、50%エタノール−水中の0.05$トライトンX− 100洗剤で洗浄し、次いで水で6回すすぎ、最後に無水エタノールですすいだ 、操作はこの用具を滅菌用パウチに包装することのできるクラス100の層流フ ード内で行われた。
5、 室温のエチレンオキシドを用いてこれらの完全生物吸収性血管移植片を滅 菌した。
6、 これらのプロテーゼをヒートセットしたのち120mmF1gの圧力にお ける透水度は500 cc/ eIl’ /分量下であった。
これらを予備凝血処理せずにヒツジに頚動脈宜換品として両側移植した0合併症 は起こらなかった。
同様にたとえば上記のブロックコポリマーがら製造され、例40に用いられた糸 も生物吸収性移植片に加工することができた。
例」aと ろ         のζ    お          −1例2つ、1〜3 節に記載したように繊維“A”および“B”から完全生物吸収性の6++m血管 移植片を製織した。ジエケル(米国特許第3.337,673号明細書)の−膜 性によろけん縮性と用いた。ガラス製マンドレルを内腔に挿入した状態で布帛製 移植片本体に巻きつけた木綿ひもによりスペーサーを施した。けん縮の形状は移 植片の両端を中央へ向かって徐々に押しつけることにより形成された。けん縮は 0.51上昇、0.1〜0.2mm下降程度に小さく設定することができ、これ によって内表はほぼ平滑に見えるが、なおねじれに対しては抵抗性である。ヒー トセットしたのち例29の4節に従って洗浄を行った。
被覆用ポリマー、たとえば91%TM C−9%!−ラクチドのランダムコポリ マー2〜3%を含有する溶液を溶剤ジメチルスルホキシド(DMSO)を用いて 調製した。清浄な生物吸収性移植片を溶液に6回浸漬し、各回の間で反転して、 10%増量させた。他の例では4.5zの塗布溶液を用いた場合、9回の浸漬後 に25%の増量が得られた。浸漬処理はクラス100層流フード内で行われた。
2、 標準室温の循環エチレンオキシドを用いてこれらの完全生物吸収性の被覆 およびけん線処理した血管移植片を滅菌した。
3、 これらのプロテーゼの120mm)(εの圧力における透水度は約400 cc/cm2・分であった。これらを予備凝血処理せずにヒツジに預動脈置換品 として両側移植した0合併症は起こらなかった。これらの61111、全生物吸 収性のけん縮および被覆処理した血管移植片についての開存度は12週目に10 0%に維持された(6移植片中6個)。
燵1P バード(C,R,Bard)により製造された4個の長さ8cm、人体移植用、 けん線処理use rサラベージ・バイオニット(Sauvage  B 1o nit)、血管移植片(直径6 mm)を1=1アルコール/水中の0.05$ )ライドンX−100により室温で60分間、超音波洗浄した。これらの血管プ ロテーゼを次いで脱イオン水により数回すすいだのち、95%エタノールで2回 すすぎ、高性能エアフィルター付き層流フード内で乾燥させた。乾燥した血管移 植片をテトラヒドロフラン(THF)14C)eL中の2回沈殿ポリTMC(重 量平均分子量約91.Zooダルトン)1.40gの溶液に浸漬した。血管移植 片を各回の浸漬後に反転させ、乾燥させ、目的とする増量が得られるまで秤量し た。25%増量につき合計7回の浸漬を行った。浸漬および包装を層流フード内 で行った。これらのプロテーゼを室温エチレンオキシド滅菌した。
被覆後に透水度は1.500から200cc/c+a2−分以下にまで低下した 。
麻酔下に軽度の抗凝血処理(移植中)および無菌の手術室条件下で2個の血管移 植片を予備凝血処理せずに、端々吻合方式で、体重的50kgの混合、成体、家 畜、雌ヒツジ2頭それぞれの左右外側預動脈に移植した。留置の12週後、すべ ての移植片は血流に対し開放されており、この時点で動物を抗凝血処理し、各動 物を安楽死により死亡させた。移植片を切除した。生物吸収性被膜で再被覆した 4個の移植片はすべて開存し、その内腔の血液接触面に1い平滑な偽似新生血管 内膜層(pseudo −neointimal  1ayer) を示した。
対照実験、比較のため、サラベージ・パイオニ・7ト移植片を入手したままで被 覆せずtこ用いて同じ処置を行った。ただし移植片は挿入直前に予備凝血処理さ れた。これは出血を減少させるために用いられる、製造業者により指示される標 準法である。
開存度は18中15であった(83.33$)、移植片の内腔表面はすべて、上 記の被覆処理移植片と比べてはるかに厚い内鞘の層および血栓で覆われていた。
匠lよ 例31に記載したものと同じ手術法および被覆法で、合計8個の長さ8cm、直 径6+a輸のサラベージ・バイオニット血管移植片を91%TMCおよび9%L −ラクチドのランダムコポリマー(重量平均分子量約87,000ダルトン)で 被覆し、成体雌ヒツジ4頭に両側頂動脈置換品として移植した。
7週間後に4頭巾1頭のヒツジを選択的に終結させた0両移植片とも開存し、真 球様の新生血管内膜表面を示した。残り3頭の動物は12週目まで維持したのち 、例31に記載した対照と比較しうるように12週目まで維持し、選択的に終結 させた。
切除された6個の移植片はすべて開存しており、血液接触面は平滑な半透明の偽 似新生血管内膜層を示した。
匠33 例32と同様に4個の同様な長さ8CM、直径61のサラベージ・バイオニット 血管移植片−同一の被覆ポリマーを含むが、ただし50%の増量−を成体ヒツジ 2頭に両側頚動脈置換品として移植した。1頭は7週目に選択的に終結させ、他 方は12週目に終了させた。切除した4個の移植片はすべて終結時に開存してお り、真球様の血液接触面を備えていた。
鮭l先 例17で押出された繊維(すなわち97.5$D M T M Cおよび2.5 $TMC(重量)のランダムコポリマー)を180デニールのトウとなし、たて 糸総数120本/インチ×よこ糸120本/インチの6++mチューブ状布帛に 製織した。まずマンドレルとしてのパイレックスガラス棒で支持されたチューブ 状布帛の周りにらせん状に本綿糸を巻きつけ、次いで押しつけて約80℃でヒー トセットすることにより、布帛をけん縮させた。実験用移植片を前記と同様に洗 浄した。これらの移植片をさらに91%TMCおよび9%L−ラクチドのランダ ムコポリマーで、このコポリマーを溶解するが布帛の繊維を溶解しないジメチル スルホキシド中の2重量%溶液から被覆した。透水度は被覆後に300cc/c 1112・分からほぼゼロに低下した0合計14個の長さ8c+n、直径6−階 の完全生物吸収性血管移植片−けん縮し、10%増量に被覆したちの−を例31 に記載したと同様に成体ヒツジに両側頚動脈置換品として移植した。IMのヒツ ジは急死したく麻酔からさめなかった)0両移植片および縫合線はすべて無傷で あったので、これは移植片とは無間係の理由による。
5頭は術後12週目まで維持され、選択的に終結された。切除された10個の血 管移植片はすべて開存していた。最後の1頭は24週後に選択的に終結され、切 除された移植片は双方とも開存していた。
匠11 例34と同様に、直径6an+の血管移植片を95%DMTMCおよび4,4z カプロラクトンのランダムコポリマーから押出した糸で製織した。これを前記と 同様にけん縮、洗浄、被覆および滅菌した。これらの移植片1対−10%被膜( 91%TMCおよび9%L−ラクチド)と備えたちの−を前記と同様に無菌条件 下で両側頂動脈置換品として成体ヒツジに移植した。8週間の留置後に動物を選 択的に終結させ、切除された移植片は開存しており、新生血管内膜表面は薄く、 真球様であった。
涯1影 ウィーブニット・ダクロン(Weavenit  D aeron)(メト・ン クス・メディカル)、けん縮、人体移植用血管移植片(直径4輪輪、長さ4 c si) 6個を91%TMCおよび9%L−ラクチドのランダムコポリマーによ りテトラヒドロフラン溶液中で10%増量まで被覆した。被膜が初期重量の10 %である場合、透水度は15.000cc/ce+2・分から175cc/as ’ ・分に低下した。この透水度は予備凝血処理なしで許容できると考えられた 。これらを滅菌後にそれぞれ体重的22Scgの雑種犬3頭に頚動脈置換品とし て移植した3手術の作用を最小限に抑えるためにそれぞれのイヌに術前48目に 開始して術後2週間継続してジビリダモール(25IIg)およびアスピリン( 325mg)を投与した。3頭すべてを術後4週目に選択的に終結した(すなわ ち被験体は2週間の抗血小板処理を施されたのち2週間はこの処理を施されなか った)、6個の移植片中4個は開存していることが認められた。
涯37 例36と同様に、4個の直径4mmのウィーブニット移植片を91%TMCおよ び9%L−ラクチドのコポリマーで25%増量となるまで被覆した。透水度は1 500ee/Cm2・分からほぼゼロにまで低下した。術前および術後期間中、 同じ抗血小板処理を施した雑種犬2頭にこれらの移植片を移植した。術後4週目 に2頭を選択的に終結させ、切除された4個の移植片は開存していることが認め られた。
伝」」ト PA37と同様に2個の直径4輪−のウィーブニット血管移植片をホモポリマー 、ポリTMCで25%増量となるまで被覆した。
透水度は150cc/am2・分からほぼゼロにまで低下した。これらの移植片 を雑種犬に両側頚動脈置換品として移植した。術後4週後に動物を選択的に終結 させ、両移植片は開存していることが認められた。
可11 ダイシワ」−まl                の            のお   1 ボ〉′の  告 1、  ABAブロックコポリマー[A:8 70:30.A=ポリDMTMC ,B=1.:I  DMTMC:TMCランダムコポリマー]を220℃で改良 インストロン押出機によりまず直径ト■のダイによって清浄なりロムプレート上 に押出した。未延伸、丸棒型押出物をプレート上でコイル状に巻いた。製品を層 流フード内に置き、コポリマーを結晶させた。2日後に棒材の外見は完全な透明 かられずかな混濁状態に変化した。約1)mの棒材を6倍延伸し、次いで長さ5 IIII纏のまっすぐな4m−のウィーブニット編成ダクロン製血管移植片(メ ドックス・メディカル社。
カタログNo、07UOO4,ロットNo、237012)にらせん状に取り付 け、20°毎に7−0ブロレン(P rolene)縫合糸により留め付けた。
これらのプロテーゼを50150水/エタノール中の0.05$ )ライドンX −100により超音波洛中において1時間洗浄し、脱イオン水で6回、95%エ タノールで2回洗浄したのち、これを層流フード内につるして風乾した。清浄な 乾燥した外径4−のパイレックスガラス棒を移植片に挿入し、これによって被覆 液を施す際の付着を増すための編布と外部らせん状支持体との良好な接触がなさ れた。被覆溶液はジメチルスルホキシド中に2重量%の91%トリメチレンカー ボネートおよび9%L−ラクチドのランダムコポリマー(重量平均分子量−87 K)を含有していた。全増量が10%に達するまで合計8回の浸漬を行った。ブ ロレン縫合糸はのちに除去された。この移植片は折り曲げた際にねじれまたは圧 潰されなかった。
2、 上記ブロックコポリマーを同様に、ただし寸法4.0mm×1.0e+m の長方形のオリフィスを備えたダイを用いた。押出された棒材がわずかに乳白色 に変化した時点で、約15.24cm(6(ンチ)の断片をそれらのもとの長さ の6.5倍にそれぞれ延伸し、固体表面上で安定化して、延伸されたプラスチッ クを硬化させた。
最終寸法は2.0mm×0.5m−であった。これを同様に4mIIIのまっす ぐなウィーブニット・ダクロン血管移植片に取付けた。移植片を上記と同様に被 覆した。ねじれず圧潰されないという利点が同様に達成された。
3、 同一のブロックコポリマーを同様に押出し、ただし寸法を4.0mm×0 .50m−に変更した。エージングおよび延伸後に、リボンの最終寸法は2.0 mmx0.25mmであった。これを直径4m餉のまっすぐなウィーブニット・ ダクロン血管移植片に上記と同様に取付け、被覆した。この10テーゼは折り曲 げた際にも開存状態と保ち、ねじれまたは圧潰が避けられた。
4、 同様に上記の棒材またはリボンを完全生物吸収性移植片に施すこともでき る。完全生物吸収性移植片の製造に用いられる生物吸収性糸がジメチルスルホキ シド溶剤による作用を受けなかったからである。
匠先止 縫治」巨生設り一 1、 0.762mm(0,030”)丸孔ダイ、ABAブロックコポリマー[ A:B=70:30=DMTMC:(1:1=DMTMC:TMC)]および押 出機として改良インストロンを用いて、220℃で繊維を全延伸5.5および5 .8において押出した。繊維を72時間貯蔵し、次いで5:1に延伸しく最大値 に近い)、この長さに72時間保持した。最終繊維のサイズは米国薬局方6−0 合成縫合糸の明細に適合した。
2、 1.524mm(0,060”)人里ダイ、およびABAプロ・ンクコボ リマ−[A:B=70:30=DMTMC:(1:1=DMTMC:TMC)] および改良インストロンを押出機として用いて、繊維を220℃で全延伸40. 6.22および6.66において押出した。繊維を層流フード内で48時間貯蔵 した。 6.66延伸の繊維をさらに5:1で延伸しくR大であった)、この長 さに72時間保持した。R経繊維のサイズは米国薬局方5−0合成繊維の明細に 適合した。
3、 0.762mm(0,030”)丸孔ダイ、押出機として改良インストロ ン、!−ラクチドA−ブロック、およびT M C/d、1−ラクチド(90/ 10) BブロックのABAブロックコポリマー(AおよびB、約50%)を用 いて、220℃で繊維を押出した。繊維をさらに最大値近くまで延伸し、この長 さに保持して硬化させた。
この繊維は合成縫合糸として用いることができる。
4、 前記各側で得た縫合糸および繊維を、より高い機械的強度、より柔軟なテ キスチャー、またはより良好なつなぎ節保持能が望まれる領域に用いるために、 被覆、積層または編組することもできる。
λ支り 神mグ押」J。
ABAまたはBAB)リブロック構造のDMTMCと7MC5またはカプロラク トンもしくは!−ラクチドとTMCの型のコポリマーを基礎とするポリカーボネ ート−AはDMTMCまたは!−ラクチドの硬質ブロックであり、Bすなわちゴ ム質ブロックはDMTMCと7MC5またはDMTMCとカプロラクトン、また はラクチド顕を含むか、もしくは含まないコポリマーである−を神経溝、チュー ブ、または中空繊維に加工し、インストロンレオメータ−をラム押出機として用 いて評価し、チューブをオリフィス型ダイにおいて製造した。中空繊維またはチ ューブの寸法はダイ寸法、チューブの白衣と外表のガス差圧、溶融物引落し率、 および後続の配向処理によって制御された。直径の範囲は内径的0.5〜約九− であり、動物または人体に移植するために剛性および強度を与えうる肉厚を備え ていた。
約1.5mmの中心チューブ外径および2.5〜3.511111のオリフィス を備えたダイを、認めうるほどの圧力差を施さずに用いた。押出し中に有意のダ イ膨張が生じ、これによってチューブ内径は3mm以上となった。他の目的直径 は延伸によって容易に得られた。
匠±1 第V式の試料10、すなわちDMTMC(Aブロック)および50150DMT MCおよびTMCのランダムコポリマー(Bブロック)のA−B−Aブロックコ ポリマーをチューブ−イン−オリフィスダイにより、直径0.5〜2−一の中空 繊維またはチュ。
−ブに押出した。チューブは乾燥時にはなお若干粘着性であったが、湿潤時には 容易に取扱うことができた。11111の内径につき0.2論論の肉厚チューブ は互いに圧迫されると反発開存する。
4先1 第V式の試料1211DMTMC(Aブロック)オよびDMTMCおよびTMC の50150コポリマー(Bブロック)のB−A−Bブロックコポリマーであっ た。高分子量であり、これに関連する高い溶融粘度のため、ポリマー溶融物は押 出された際に破断する。しかし220℃では満足すべきチューブが押出される。
このBAB構造の溶融強度は例11のA−B−A構造より有意に低い、またこの 材料はABA構造より粘着性である。しがしピンチ閉じしたチューブは再開放し 、これはAブロックの分子量が望ましいこと3示す、チューブの内径0.5〜3 +*mが達成された。
舅A」ユ A−B−Aブロックコポリマーを製造した。試料13.第V式、ここでA−ブロ ックはDMTMCであり、B−ブロックはDMTMCとTMCの50150ラン ダムコポリマーであり、Bブロックの分子量はこのDMTMCとTMCのA−B −Aポリマーの系列中では最大であった。この材料は180’Cで良好に押出さ れ、内径0.5〜3−輪のチューブサイズが達成された。上記各側より粘着性が 低く、乾燥チューブをピンチ閉めした場合、再開放した。
涯支1 ・ ゛ による   のJ゛口 この方法により、神経溝として用いるための内径0.5鋤輪×外径0.75m− から内径3.0−輪X外径3.50+論に及ぶ試料を製造した。
a、 マンドレル材料にはたとえばパイレックスガラスチューブまたは棒、ステ ンレス鋼(316)チューブまたは棒、白金線、およびタングステン線または棒 が含まれていた。それらが選ばれた理由は、一部はそれらの表面エネルギーが比 較的高く、従ってポリマー溶液がそれらの表面に均一に展延されるためであり、 一部はそれらが比較的不活性であり、従ってそれらを容易に洗浄し、再使用しう るなめである。
b、 溶剤:通常はテトラヒドロフラン、および数滴のメチルエチルケトンまた はメチルイソブチルゲトン。場合により、ポリマー系の溶解度に応じてクロロホ ルムまたは1,4−ジオキサンを主溶剤として使用した。
c、  1〜15重量%(対溶剤容量比)のポリマー溶液を用い、8〜20回の 浸漬で目的とする肉厚が得られるように濃度を調整した。(第1原則は、直径が 大きいほど、圧潰を避けるためにより厚い壁面を必要とするということである。
従ってより多数回の浸漬が必要になるか、またはわずかにより濃厚な溶液を用い ることができる)。
d、 各浸漬の間隔は通常は10〜30分間である。数種のポリマー系について は、−夜の乾燥後に壁面が収縮した。従って翌朝、すなわち15〜16時間後に さらに1回または2回の浸漬を行わなければならなかった。
e、 用いたポリマーの分子量(重量平均)はテトラヒドロフラン中のGPCに より測定し、ポリスチレン基準により検量して一般にio、ooo〜250,0 00であった。加工の前後で、用いたポリカーボネートにつき有意の、または検 出しうる分子量変化は記録されなかった。
f、 大部分のプロテーゼはまだマンドレル上にある間に目的の長さに切断され た。マンドレルをはずす前にプロテーゼをメタノール、またはメタノール/水、 または水に冷蔵庫内で1時間浸漬した。これによりプロテーゼをマンドレルから はずすのが容易になった。マンドレルの取りはずしはクラス100層流フード内 で行われ、クリーンルーム用手袋を用いて操作された。
g、 滅菌は一般にエチレンオキシドにより室温で行われた。
この方法でホモポリマー、ランダムまたはブロックコポリマーから神経溝が製造 された。
4先i おび戸 aおよび靭帯置換用具はこれらのバイオポリマー繊維から下記の方法で製造する ことができる。
A、 −軸トウ状繊維用具 はぼ断面寸法5〜61111X0.4〜0.5+o−および長さ45cmの十分 にひきそろえた繊維の束を外科用縫合針2本に固定する。この用具を50%エタ ノール−水中の0.051 )ライドンX−100で洗浄し、次いで水で6回す すぎ、最後に無水アルコールですすぐ、用具の洗浄から用具を滅菌用バッグに包 装するまで、操作はクラス100層流フード内で行われる。これらの用具を滅菌 するために室温のエチレンオキシドを用いる。
このサイズの用具は小動物の鍵または靭帯置換用具、たとえば家兎のアキレス灯 に有用である。
B、 被覆した一軸トウ状繊維性用具 繊維F(引張り強さ2.83g/dであり、98%DMTMC−2%TMCラン ダムコポリマーから紡糸された5デニール/フイラメントの繊維から製造した2 20デニールの糸)44本の束を水−エタノール中の0.051)ライドンX− 100溶液を用いて超音波浴により洗浄した。これを脱イオン水中で十分にすす ぎ、次いで無水アルコールですすいだ0層流フード内で風乾したのち、分子量ゝ 87,000の91%TMC/9%!−ラクチドランダムコポリマーの7%D  M S O溶液で糸を被覆した。溶液に浸漬することにより糸を被覆した。風乾 後(7時間にわたって)、これを反転し、再度浸漬被覆した。被膜増量は6%で あると判定された。プロテーゼの両端を外科用縫合針の目に通すために、これら 両端を各フィラメントが容易には分離しないようにさらに4回、上記溶液で被覆 した。プロテーゼを十分に風乾したのち滅菌用パックに装入し、エチレンオキシ ドで滅菌した。製造されたプロテーゼは家兎アキレス鍵置換にそのまま用いられ る状態であった。
C1被覆された無軸トウ状繊維性用具 同様に、高強度(長鎖)ポリエチレン繊維を被覆した91%TMC−9%!−ラ クチドの被覆された用具を製造した。14本のスペクトラ(S pectra) 1000医療用長鎖ポリエチレン糸(650デニールの糸)の束を上記と同様に 洗浄し、乾燥させた。91%TMC−9%l−ラクチドコポリマーの0.3zテ トラヒドロフラン溶液を浸漬被覆に用いた。2回の浸漬被覆で3%の増量が得ら れ、これは大部分のフィラメントが互いに接着するのには十分であったが、プロ テーゼは十分に被覆されておらず、剛性であり、ねじれた、これらの両端も針に 容易に挿入できるように余分に被覆された。風乾およびエチレンオキシドによる 滅菌ののち、製造されたプロテーゼは家兎アキレス鍵の置換にそのまま用いられ る状態であった。
D、 編組およびかぎ1編布帛製用具 6本の撚糸を編組みし、長さ451、断面寸法1m論X6m−の布帛ストランド と作成した。同様に糸をかぎ針編みし、最終用途に応じて種々の断面直径および 長さの用具を作成した。これらの布帛は前記と同様に洗浄され、小動物の靭帯お よび口の置換用具として用いられるものであった。
4土1 訃lt丘二 各種の生物吸収性繊維から製造された右型材料を用いることができる。これには 織布および不織布、たとえばメツシュ、フェルト、クロス、ニットなどが含まれ る。洗浄後にこれらの材料を特定のバリヤーに付着させることが望ましい、たと えば1層状の医療用シリコーンフィルムを用いることができる。
あるいは一方の表面が密である、これらのバイオポリマーからなる非対称膜を、 上記のバリヤーフィルムと共に、またはそれ無しで用いることができる。
匠正比 生U マウス坐骨神経の再生 坐骨神経が離断された麻酔したC 57 B L/6 Jマウス成体の近位断端 および遠位断端双方を1本の10−〇ナイロン縫合糸で固定し、長さ5〜61の ポリトリメチレンカーボネート(分子量〜90,000)製神経渭チューブに挿 入し、最終ギヤ・ンブ長さ3〜4−一とした。術後6通口に動物の坐骨神経(組 織試験のため適宜潅流)を再び露出し、神経ガイドチューブに対し3−一遠位に おいて再び離断した。再生した神経を内包する神経ガイドを次いで解剖し、2% 酸化オスミウム(■)中に固定し、プラスチック包埋処理した(D E R、テ ッド・ベラ社)、包埋直前に組織を多数の断面位置でサンプリングするために常 法により数個の切片に分割した。大部分の移植片につき5位置で1ミクロンの切 片をサンプリングした。これらの位置は下記のとおりであった:移植片に対し1 〜2I近位における近位坐骨神経断端;当初のギャップを通るチューブ内の3か 所(近位、中央、遠位)、および移植片に対し1〜2+1111遠位における遠 位断端、中央切片において得たデータを比較のために用いた。
これらの結果はこれらの神経溝が実際に生物吸収されること、およびそれらが癲 痕を形成しないことを示す。これらはポリd、l−ラクチド製神経溝と同程度ま たはそれ以上に血管栄養性(vasotropic)である、さらにこれらの神 経ガイドを用いて再生された神経の神経上膜は上記ラクチド製ガイドを用いた場 合より大幅に1く、無傷の神経の大きさと近似する。
1上l プロツクツボ1マー の   、 ABAブロックコポリマーを用いて非対称膜を製造した;Bブロックは1:1ジ メチルトリメチレンカーボネート(DMTMC) ニトリメチレンカーボネート (T M C)であり、BブロックはDMTMCホモポリマーであり、A:B比 は70:30であった。
重量平均分子量(MW)は約180,000であった。ポリマー試料(5g)を テトラヒドロフラン(35■L)とジグライム(5mL)の混合物に溶解し、ド ラフトを防いだ、溶剤を約4時間蒸発させたのち、プレートを45〜50℃のオ ーブンに入れた。得られたフィルムをプレートからはずし、走査電子ま微鏡によ る分析にかけた。
これにより、フィルムは密な平滑かつ非多孔性の側(ガラス側)および高多孔性 の反対側を備えていることが示された。フィルムの断面は密な皮膜側を除いてフ ィルムを全体に多数の細孔および溝があることを示した。この方法で厚さが80 〜約350μ−の異なるフィルムを製造しな、同様に例28、試料NO12のA BAブロックコボリマーブから非対称膜を製造した。
匠Σ主 バルーン  5      れ         の  3よU辺Jp舒冒【嚢 ABAブロックコポリマー[A:B=80+20.A=DMTMC。
B=1:9=DMTMC:TMCコを、丸形または角形ダイを備えた改良インス トロン押出機により押出した。製造された棒材またはリボンはクラス100層流 フード内に冷却するまで48時間貯蔵され、それぞれ8および6の全延伸比を与 えた。製品をマンドレルとしての直径2Iのガラス棒にらせん状に巻きつけ、両 端を固定した。マンドレルを水平位でモーターにより5RPMで回転させながら 、ジメチルスルホキシドを“らせん”に滴加した。7日後に製品をマンドレルか らはずした。製品のマンドレル形状は保持された。この型の完全生物吸収性“ス プリングをバルーン血管形成術と併用し、再開放した血管の開存性を維持する補 助として、ステンレス鋼その他の材料で作成されたクリップまたはスプリングの 代わりに用いることができる。
匠51 例28で得た試料2はABAブロックコポリマーであり、A:B比30ニア0. ならびにト化A(Aブロック)およびMTCとd、1−ラクチドの9=1コポリ マー(Bブロック)であった、神経溝、卵管置換品として有用な弾性チューブが 例41と同様に200℃で押出された。チューブを慎重にピンチ閉めした場合常 に、それらは直ちに再開放した。チューブ内径0.5〜3++nが達成された。
但52− バイ ボ1マー   たボ1ウレ ン制コンファダーム(Co+ifaDerm )KM−142200(セメマウス・メディカルにより入手、米国ペンシルベニ ア州モールバーン)、片側に医療用感圧接着剤を塗布された医療用発泡軟質ポリ ウレタンの他方側を、90%TMC/10%!−ラクチドランダムコポリマーの 4%DMSO溶液で被覆した。溶液を表面に均一に施し、エアオーブン内で11 0℃に加熱すると、溶液はフオーム全体に飽和し、従ってこの系を数分以内に被 覆した。12時間以上十分に乾燥させることにより、均一に被覆された軟質の発 泡ポリウレタン系用具が得られた。
同様に、ジメチルアセトアミド溶液流延されたポリウレタン薄膜または厚膜、た とえばベレタン(Pellethane) 2103−80AEおよびベレタン XO119−70A(アップジョーン社から入手)も、4%のバイオポリマーD MSO被覆溶液によって容易に被覆された。流延ポリウレタンフィルムの流延お よび120℃のオーブン内での乾燥ののち、フィルムがまだ高温の状態でDMS O被覆溶液をフィルムに添加した。溶液は不均一に付着する傾向を示したが、溶 液の展延に際して注意を払い、系をオーブン内で加熱し、この展延および加熱の サイクルを一定期間、たとえば1時間にわたって数回反復することによって、均 一に被覆された表面が得られた。ビン刺しおよび摩擦により証明されるように強 固な付着が得られ、これらによって2枚のフィルムは剥離しなかった。
伝5」− ト1メ レン −ボ・−トl−−ド9010−ン ムユオコしてニー 機械的撹拌機およびアルゴン導入口を備えた100+eLの反応フラスコ内でト リメチレンカーボネー)−(51,45g、504m輪of)J−ラクチド(8 、07g 、 56mmo I )および1,6−ヘキサンジオール(47B、 0.40+mmol)を混和した。フラスコを排気し、アルゴンを数回充填し、 160℃の油浴に浸漬し、撹拌を開始した。10分後に重合触媒、すなわちトル エン中の0.20Mオクタン酸スズ(n)溶液25μLを注射器により添加した 。混合物を160℃で4時間撹拌し、次いでポリマーをフラスコから取出し、テ トラヒドロフラン(450餉L)に溶解し、ブレンダー内でメタノール(120 0mL)中に沈殿させた。沈殿したポリマーをブレンダー内で追加量のメタノー ル(40ONL)と共に撹拌し、r過し、真空オーブン内で50℃において乾燥 させた。収量:43.8g(74$)、重量平均分子量= 120,000(分 散度1.5) 、プロトンN M R(400MHz>は80%トリメチレンカ ーボネート単位および20%乳酸単位(理論値はそれぞれ82%および18%) の最終組成を示す、このポリマーは被覆用ポリマーとして特に有用である。
匠シ先 例28で得た試料2はABAブロックコポリマーであり、A:B比30ニア0、 ラクチド(Aブロック)、およびTMCとd、1−ラクチドの9=1コポリマー (Bブロック)であった、神経溝、卵管置換品として有用な弾性チューブが例1 2の場合と同様な方法で200℃において押出された。チューブを慎重にピンチ 閉めした場合常にそれらは直ちに再開放した。チューブ内径0.5〜3−が得ら れた。
a5」− ト1メ レン −ボネートTMCdl−dj!−LA  B−プロ・・  お  び1−   N−LA  A−プロ・・りのABAプロ・・コボIマー45$T MC オーブン乾燥したシラン処理ガラス製の10ONL重合フラスコに、ガラス製パ ドル付き機械的撹拌機、アルゴン導入口、一方の入口にシーラムキャップ、残り の入口にガラス栓を取付ける。このフラスコに乾燥および精製したばかりのTM C(22,5y、220m+++ol)、d、ff1−ラクチド(2,25g、 17.3mmol)および1,6−ヘキサンジオール(25IIl?、0.21 mmol)3添加する。フラスコを排気し、アルゴンを数回充填し、次いで15 0℃の油浴に浸漬する。
撹拌を開始し、5分後にトルエン中の0.2Mオクタン酸スズ(I[)溶液30 μLを添加する。
2.5時間後に、粘稠なポリマーの試料を取出し、一方の入口からe−ラクチド (25,0g、173−mol)を添加する。3時間に撹拌を停止し、次いでさ らに1時間後に加熱を停止する。ポリマーをフラスコから取出し、テトラヒドロ フラン(250s L )に溶解し、メタノール(75ONL)中に沈殿させ、 真空下に50℃で乾燥させた。
匠ΣL ト1メ レン −ボネー TMCB−ブロワ  お  1−Z−LAA−プロ・ ・  のABAプロ・・ ツボ1マーi旦5]コ■ン[1 オーブン乾燥したシラン処理ガラス製の100鶴り重合フラスコに、ガラス製パ ドル付き機械的撹拌機、アルゴン導入口、一方の入口にシーラムキャップ、残り の入口にガラス栓を取付ける。このフラスコに乾燥および精製したばかりのTM C(25,0g、245mmol)および1,6−ヘキサンジオール(25my 、0.21曽mol)を添加する。フラスコを排気し、アルゴンを数回充填し、 次いで150℃の油浴に浸漬する。撹拌を開始し、5分後にトルエン中の0.2 0Mオクタン酸スズ(II)溶液30μLを添加する。
2.5時間後に粘稠なポリマーの試料を取出し、一方の入口から!−ラクチド( 25,0y、173mmol)を添加する。3時間後に撹拌を停止し、次いでさ らに1時間後に加熱を停止する。ポリマーをフラスコから取出し、テトラヒドロ フラン(250m L )に溶解し、メタノール(75(1++ L )中に沈 殿させ、真空下に50℃で乾燥させる。
匠ΣL バルーン血 ン      る     と ての  お囚隻並Zへ4違 ABAブロックコポリマー、たとえば例55または56で得たものを約200℃ で、丸形または角形ダイを備えた改良インストロン押出機により押出す。
製造された棒材またはリボンを冷却するまでクラス100層流フード内に48時 間以上貯蔵する。製品をマンドレルとしての直径2−鋤のガラス棒にらせん状に 巻きつけ、両端を固定する。
マンドレルを水平位でモーターにより5RPMで回転させなからジメチルスルホ キシドを”らせん”に滴加する。数日後に製品をマンドレルからはずす、製品の らせん形状は保持される。この型の完全生物吸収性“スプリングをバルーン血管 形成術と併用し、再開放した血管の開存性を維持する補助として、ステンレス鋼 その他の材料で作成されたクリップまたはスプリングの代わりに用いることがで きる。
国際調査報告 PCT/IJS88104483

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記の一般構造IおよびIIの反復モノマー単位少なくとも1種を含むホモ ポリマーまたはコポリマーよりなる群から選ばれるバイオポリマー1種または2 種以上により全体または一部が形成された医療用具: 構造I▲数式、化学式、表等があります▼構造II▲数式、化学式、表等があり ます▼(式中、 Zは−[C(R5R6)]−,−[NR5]−,−O−またはそれらの組合わせ であり、その際Zは隣接異種原子が無いように選ばれ:nは1〜約8であり; mは1〜約8であり; R1,R2,R3およびR4はそれぞれの出現箇所において同一かまたは異なり 、水素原子、アリールオキシアルキル、アルコキシアリール、アリールオキシア リール、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、アリールアルキルアリ ール、アルキルアリール、アリールカルボニルアルキル、アルキル、アリール、 アルキルカルボニルアルキル、シクロアルキル、アリールカルボニルアリール、 アルキルカルボニルアリール、アルコキシアルキル、または生物学的に適合性の 置換基1個もしくは2個以上により置換されたアリールもしくはアルキルであり ;R5およびR6は同一か、または異なり、R1,R2,R3,R4、ジアルキ ルアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシ、アリール オキシ、アルカノイルまたはアリールカルボニルであるか、あるいはR1〜R6 のうちいずれか2個が一緒になって、3、4,5,6,7,8または9員の脂環 式、縮合、スピロ、二環式および/または三環式の環系を完成するアルキレン鎖 を形成してもよく、これらの系は所望により1個または2個以上の非隣接カルボ ニル、オキサ、アルキルアザまたはアリールアザ基を含んでもよく; ただし、上記バイオポリマーがトリメチレンカーボネートから誘導される構造I の反復単位を含むコポリマーである場合、コポリマーの他の反復モノマー単位は グリコリドまたはグリコール酸から誘導されず、さらにまた上記バイオポリマー がエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートから誘導される構造II の反復単位を含むホモポリマーである場合、mは1以外のものである)。
  2. 2.バイオポリマーが下記一般構造IIおよびIIIの反復モノマー単位少なく とも1種からなる、請求の範囲第1項に記載の用具: 構造II▲数式、化学式、表等があります▼構造III▲数式、化学式、表等が あります▼式中、 nは1〜1約3であり; mは1〜約4であり;そして R1,R2,R3,R4,R5およびR6は同一かまたは異なり、水素原子、ア ルキル、フェニルアルキルまたはアルキルフェニルである)。
  3. 3.R1,R2,R3,R4,R5およびR6が同一かまたは異なり、水素原子 、または1〜約7個の炭素原子を含むアルキルである、請求の範囲第2項に記載 の用具。
  4. 4.バイオポリマーが下記のものよりなる群から選ばれる反復モノマー単位少な くとも1種からなる、請求の範囲第2項に記載の用具: ▲数式、化学式、表等があります▼; (式中、 R5およびR6は同一かまたは異なり、水素原子、アルキル、フェニルアルキル またはアルキルフェニルであり;nは1,2または3である)。
  5. 5.R5とR6が同一である、請求の範囲第4項に記載の用具。
  6. 6.R5およびR6が水素原子、または炭素原子約1〜7個のアルキルである、 請求の範囲第5項に記載の用具。
  7. 7.一般構造Iの反復モノマー単位少なくとも1種:構造I▲数式、化学式、表 等があります▼および構造IIの反復モノマー単位少なくとも1種:構造II▲ 数式、化学式、表等があります▼(式中 nは1〜約8であり;そして R1およびR2は同一かまたは異なり、水素原子、アルキルまたはフェニルであ り、ただしコポリマーがブロックコポリマーである場合、R1およびR2のうち 少なくとも1個は水素原子以外のものである) を含むコポリマー1種または2種により全体または一部が形成された、請求の範 囲第1項に記載の医療用具。
  8. 8.R1およびR2が同一かまたは異なり、水素原子またはアルキルである、請 求の範囲第7項に記載の医療用具。
  9. 9.コポリマーに含まれる構造Iまたは構造IIの反復モノマー単位の重量%が コポリマーのモノマー単位の全重量に対し少なくとも約50重量%である、請求 の範囲第1項に記載の用具。
  10. 10.バイオポリマーが一般構造IおよびIIの反復単位少なくとも1種、なら びに置換カーボネート、非置換カーボネート、ラクトン類、ジオキセパノン類、 ジオキサノン類、ラクチド類、グリコリド類、エポキシド類、エポキシド/CO 2、酸無水物、オルトエステル類およびオルトカーボネート類よりなる群から誘 導される他の反復モノマー単位少なくとも1種からなるコポリマーよりなる群か ら選ばれる、請求の範囲第1項に記載の用具。
  11. 11.コポリマーが2,2−ジメチルトリメチレンカーボネートまたはトリメチ レンカーボネートから誘導される反復モノマー単位、ならびにオルトカーボネー ト類、ラクチド類、オルトエステル類、ラクトン類、グリコリド類、トリメチレ ンカーボネート類、エチレンカーボネート類およびテトラメチレンカーボネート 類から誘導される他の種類の反復モノマー単位からなる、請求の範囲第10項に 記載の用具。
  12. 12.縫合糸である、請求の範囲第1項に記載の用具。
  13. 13.神経溝である、請求の範囲第1項に記載の用具。
  14. 14.血管の再生または増殖用の血管用具である、請求の範囲第1項に記載の用 具。
  15. 15.骨の再生または骨折固定用の整形用具である、請求の範囲第1項に記載の 用具。
  16. 16.創傷カバーまたは創傷閉鎖用具である、請求の範囲第1項に記載の用具。
  17. 17.腱または靭帯の再生または修復に用いられる、請求の範囲第1項に記載の 用具。
  18. 18.一般構造Iの反復モノマー単位少なくとも1種:構造I▲数式、化学式、 表等があります▼おとび構造IIの反復モノマー単位少なくとも1種:構造II ▲数式、化学式、表等があります▼(式中 nは1〜約8であり;そして R1およびR2は同一かまたは異なり、水素原子、アルキルまたはフェニルであ り、ただしコポリマーがブロックコポリマーである場合、R1およびR2のうち 少なくとも1個は水素原子以外のものである) を含むコポリマー。
  19. 19.下記の一般構造IおよびIIの反復モノマー単位少なくとも1種を含むホ モポリマーまたはコポリマー:構造I▲数式、化学式、表等があります▼構造I I▲数式、化学式、表等があります▼(式中、 Zは−[C(R5R6)]−,−[NR5]−,−O−またはそれらの組合わせ であり、その際Zは隣接異種原子が無いように選ばれ;nは1〜約8であり; mは1〜約8であり; R1,R2,R3およびR4はそれぞれの出現箇所において同一かまたは異なり 、水素原子、アリールオキシアルキル、アルコキシアリール、アリールオキシア リール、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、アリールアルキルアリ ール、アルキルアリール、アリールカルボニルアルキル、アルキル、アリール、 アルキルカルボニルアルキル、シクロアルキル、アリールカルボニルアリール、 アルキルカルボニルアリール、アルコキシアルキル、または生物学的に適合性の 置換基1個もしくは2個以上により置換されたアリールもしくはアルキルであり ;R5およびR6は同一か、または異なり、R1,R2,R3,R4,ジアルキ ルアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシ、アリール オキシ、アルカノイルまたはアリールカルボニルであるか、あるいはR1〜R6 のうちいずれか2個が一緒になって、3,4,5,6,7,8または9員の脂環 式、縮合、スピロ、二環式および/または三環式の環系を完成するアルキレン鎖 を形成してもよく、これらの系は所望により1個または2個以上の非隣接カルボ ニル、オキサ、アルキルアザまたはアリールアザ基を含んでもよく; ただし、上記バイオポリマーがトリメチレンカーボネートから誘導される構造I の反復単位を含むコポリマーである場合、コポリマーの他の反復モノマー単位は グリコリドまたはグリコール酸から誘導されず、さらにまた上記バイオポリマー がエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートから誘導される構造II の反復単位を合むホモポリマーである場合、nは1以外のものである)。
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