JPH0349681Y2 - - Google Patents

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JPH0349681Y2
JPH0349681Y2 JP1986072385U JP7238586U JPH0349681Y2 JP H0349681 Y2 JPH0349681 Y2 JP H0349681Y2 JP 1986072385 U JP1986072385 U JP 1986072385U JP 7238586 U JP7238586 U JP 7238586U JP H0349681 Y2 JPH0349681 Y2 JP H0349681Y2
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thermotherapy
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、温熱療法ができるようにした温熱
療法用内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
最近では各種の病気に対する新しい治療法が多
数研究されてきているが、中でも研究の大きなテ
ーマとしては癌に対する研究がなされている。こ
の癌の治療の手段のひとつとしては最近温熱療法
が用いられ、かなりの成果のあることが報告され
ている。
この温熱療法は、癌細胞が人間の正常の体温よ
り若干高い温度に対し、特異的に弱いという事実
に着目してなされる治療法であつて、この温熱療
法に用いる温度としては一般に42〜43℃の範囲が
用いられている。
〔解決しようとする問題点〕
ところで、上記温熱療法の手段として、従来は
比較的高価な専用機を用いていたためにもつと安
価な癌の温熱療法用の治療器を提供することが望
まれていた。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は上記問題点を解決するために、少なく
とも照明用光源から発せられる光を伝送し、先端
から被観察体に光を照射するライトガイドの出射
端側の照明窓及びその照明による像を観察するた
めの観察系の観察窓とを挿入部の同一側面に配設
した内視鏡において、前記挿入部の照明窓側に対
して背面側の部分に、空気を入れることによつて
膨張するバルーンを設け、このバルーンを膨張さ
せて前記照明窓を被観察体の所定の部位に押圧・
固定し、前記照明用光源の発する赤外光を前記所
定の部位に照射するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の温熱療法用内視鏡を体腔内
に挿入し、癌の腫瘍の治療に用いている場合を示
す概念図である。
即ち、食道1の一部には癌の腫瘍2ができてい
て、この腫瘍2は食道1の内側に向かつて突起部
となつている。このような状態の所に対し、内視
鏡の挿入部3を挿入し、腫瘍1の所まで上記挿入
部3が挿入されたなら、その位置でもつてバルー
ン4を膨らませ、このバルーン4を食道1の内壁
に当てる。そうすると、内視鏡の挿入部3のライ
トガイドフアイバー5の照明窓は腫瘍2の突起部
に当接し、内視鏡の挿入部3がバルーン4と腫瘍
2との間に挾まれてある程度安定された状態とな
る。
この状態で、図示しない内視鏡の光源装置から光
を照らしてやり、この光に含まれている赤外線で
上記腫瘍2に対し所定の温度を加えるようにし、
上記腫瘍2の治療を行うようにしたものである。
次に、上記内視鏡の挿入部3の詳細を第2図、
第3図、第4図に基づいて説明する。第2図に示
すように、内視鏡の挿入部3の一側面にはライト
ガイドフアイバー5の照明窓が配設されていて、
このライトガイドフアイバー5の照明窓から所定
の光が患部に照射されてこの患部を観察すること
ができるようになつており、このライトガイドフ
アイバー5の照明窓のすぐ近傍にはイメージガイ
ド6等からなる観察光学系の観察窓が配設されて
いる。これらライトガイドフアイバー5とイメー
ジガイドフアイバー6とはそれぞれ内視鏡の操作
部(図示せず)に向かつて伸び出していて、この
操作部側から所定の光が送られ、かつ施術者が患
部を観察することができるようになつている。
また、上記内視鏡の挿入部3内には上記操作部
側に挿入口を有し、ライトガイドフアイバー5の
照明窓側に関して背面側となる部位に設けられた
挿出口8aを有するバルーン挿通チヤンネル8が
形成されている。そして、このバルーン挿通チヤ
ンネル8には第5図に示すようなバルーン体10
が挿入される。このバルーン体10は、第5図に
示すように例えば合成樹脂からなる長いチユーブ
9の先端部に小さな送気用孔11が形成されてい
て、この送気用孔11を覆うようにバルーン4が
取り付けられている。そして、上記チユーブ9の
先端は封止されていて、このチユーブ9の他端か
らは空気が送られてくるようになつている。
なお、上記内視鏡の挿入部3の側面は第3図に
示すようにライトガイドフアイバー5の照明窓と
イメージガイド6等からなる観察窓とを縦方向に
並べて配設し、挿入部3の先端側にセンサー7を
配設してもよいし、或いは第4図に示すように2
個のライトガイドフアイバー5a,5bの各照明
窓を縦方向に配設し、これらフアイバー5aと5
bの各照明窓との中間に温度センサー7を配置
し、この温度センサー7の横側方にイメージガイ
ド6等からなる観察光学系の観察窓を配設しても
よい。
次に、このような温熱療法用内視鏡の装置全体
を第6図及び第7図に基づいて説明する。
第6図に示す様に温熱療法用内視鏡20は、一
般の内視鏡の鉗子チヤンネルにチユーブ9とバル
ーン4とを有するバルーン体10を挿入したもの
である。即ち、光源装置12からはグラスフアイ
バーからなるライトガイドフアイバー5が伸び出
していて、内視鏡内に配設されている。更に、こ
の内視鏡内にはグラスフアイバーからなるイメー
ジガイドフアイバー6が配設されており、施術者
が操作部側から患部を観察できるようになつてい
る。そして更に、鉗子チヤンネルにはバルーン体
10が挿通されていて、このバルーン体10の操
作部側には注射筒17が配設されており、更に弁
18が配設されている。そして上記注射筒17を
操作することによつて空気をチユーブ9を介して
バルーン4に送り込んで、これを膨張させるよう
になつており、このバルーン4が所定の大きさま
で膨らんだことが上記イメージガイド6から観察
できた時には上記弁18を操作し、注入された上
記バルーン4中の空気が抜け出さないようにして
いる。
このような温熱療法用内視鏡20を体腔内に挿
入し癌の患部に対し治療を行う場合には、当然の
ことながらその患部の位置をしつかりと確認し、
かつ患部に対し安定した温度の温熱療法を行わな
ければならない。そのために第7図に示すような
電気的手段を用いて温度調整及び観察を行つてい
る。
第7図に示すように、内視鏡の挿入部に配設さ
れている温度センサー7からの情報がアンプ21
に送られ、このアンプ21で所定の値まで信号が
増幅される。この増幅された信号は分割されて、
その一方は温度表示回路24を介して例えばデジ
タル表示のなされるメーター25に送られ、その
時における温度を表示するようになつており、他
方は、その癌に対して最も有効な基準温度を設定
できる基準温度設定回路23からの情報に基づい
て、上記患者の体温との比較を行う基準温度との
比較演算回路22に送られる。そして、この比較
演算回路22において最適な温度と現在の患者の
体温とが比較され、どの位の温度が最適であるか
が算出され、この算出された結果は光量制御回路
26に送られ、この光量制御回路26の出力はラ
ンプ電流制御回路27に送られる。
上記ランプ電流制御回路27からの出力電流は
ランプ13に送られ、このランプ13を光らせ
る。このランプ13は、例えばキセノンランプや
ハロゲンランプを用いており、これらランプから
は赤外線を含んだ光線が投射されるようになつて
いる。なお、上記赤外線は通常の使用の場合には
赤外線カツトフイルターを光源につけることによ
つて、ライトガイドフアイバー5からは赤外線を
照射されないようになされている。
上記ランプ13の前方にはライトガイドフアイ
バー5の一方の端面が配設されていて、この端面
に全反射ミラー14によつて集光された光が焦点
を結び、さらに、この端面と上記ランプ13との
間には絞り15とシヤツター16とが配設されて
いる。そして上記ランプ電流制御回路27からの
供給される電流値に応じて上記ランプ13が点灯
し、適正な熱量となるように光量制御される。も
ちろん、絞り15、あるいはシヤツター16を制
御し光量制御するようにしても良いものである。
このように構成されている温熱療法用内視鏡2
0の操作を説明する。
先ず、施術者が患者の体腔内に挿入部3を挿入
し、光源装置12から光をライトガイドフアイバ
ー5を介して照射し、患部を照射する。この状態
で施術者がイメージガイドフアイバー6を含む観
察光学系を介することによつて患部を確認し、操
作部(図示せず)を操作することによつて挿入部
3の先端部のうちライトガイドフアイバー5の照
明窓が腫瘍の位置に当接するように配置する。こ
のようにした状態で、注射筒17を操作すること
によつて空気を送り込みバルーン4を膨らませる
と、第1図に示すようにバルーン4は食道1の内
壁に当接し、かつライトガイドフアイバー5の照
明窓が腫瘍に当接することになる。この時はバル
ーン4がある程度の強さをもつて膨張されている
ので、挿入部3は腫瘍2に対して安定した状態と
なつている。つまり、挿入部3の照明窓側に対し
て背面側の挿出口8aから外方に向けてバルーン
4が膨らんで食道1内壁面に当接するとともに、
反対側の照明窓が腫瘍2の部位に対面する状態で
押付けられて固定されるのである。そして、この
ような状態にあることを施術者が確認する。
すると温度センサー7が患者の体温を検知し、
その体温が電気信号としてアンプ21に送られ、
さらに比較演算回路22へ送られて治療用の温度
との差異が演算される。そして、この比較演算回
路22で、どの位の大きさの光量(即ち、赤外線
量)がこの場合の患者に対して最適であるかが演
算がなされ、その結果が光量制御回路26に送ら
れ、ランプ電流制御回路27からはランプ13に
対する電流が供給される。
そして、所定の赤外線量を照射する時間が決定
されるとライトガイドフアイバー5の一方の端面
から光が送られ、この光は上記ライトガイドフア
イバー5の他方の端面から腫瘍2に照射されるこ
ととなる。この照射の間はたえず上記センサー7
によつて患者の体温が常にメーター25によつて
表示されるので、施術者はこのメーター25の表
示をみながら最適の照射時間を設定することがで
きるようにすることができる。
なお、いままで説明したのは内視鏡にバルーン
挿通チヤンネルを設けた例を示したが、第8図に
示すように内視鏡のアングル部のゴム被覆を一部
二重構造としてバルーン31としてもよい。この
ようにしても前述と同様に食道1内の腫瘍2に対
し所定の強さ及び時間の赤外線を照射することが
できる。
〔効果〕
本考案によれば、格別の熱源を用意せずに照明
用のライトガイドを利用して、温熱療法を施こせ
るものであり、極めて安価かつ安全な治療を施す
ことができる。
また、この考案によれば、挿入部の照明窓とは
反対側の背面側にバルーンを有しているので、赤
外照射の際にそのバルーンが邪魔にならずに照射
することができ、またその赤外光の熱によるバル
ーンの損傷も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温熱療法用内視鏡を治療に用
いる場合の概念図、第2図、第3図、第4図は上
記第1図に示す温熱療法用内視鏡の要部を示す拡
大図、第5図は上記第1図に示す温熱療法用内視
鏡に用いるバルーン鉗子の要部拡大図、第6図は
温熱療法用内視鏡の全体構成図、第7図は上記第
1図に示す温熱療法用内視鏡の電気的なブロツク
図、第8図は温熱療法用内視鏡の挿入部の別の実
施例を示す図である。 2……腫瘍、3……挿入部、4……バルーン、
5……ライトガイドフアイバー、6……イメージ
ガイドフアイバー、7……温度センサー、8……
鉗子チヤンネル、9……チユーブ、10……バル
ーン体、13……ランプ、15……絞り、16…
…シヤツター、17……注射筒、18……弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも照明用光源から発せられる光を伝送
    し、先端から被観察体に光を照射するライトガイ
    ドの出射端側の照明窓及びその照明による像を観
    察するための観察系の観察窓とを挿入部の同一側
    面に配設した内視鏡において、 前記挿入部の照明窓側に対して背面側の部分
    に、空気を入れることによつて膨張するバルーン
    を設け、 このバルーンを膨張させて前記照明窓を被観察
    体の所定の部位に押圧・固定し、前記照明用光源
    の発する赤外光を前記所定の部位に照射するよう
    にしたことを特徴とする温熱療法用内視鏡。
JP1986072385U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0349681Y2 (ja)

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JP1986072385U JPH0349681Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP1986072385U JPH0349681Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62183801U JPS62183801U (ja) 1987-11-21
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ID=30915789

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55130640A (en) * 1979-03-30 1980-10-09 Olympus Optical Co Endoscope

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JPS55130640A (en) * 1979-03-30 1980-10-09 Olympus Optical Co Endoscope

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