JPH0348893Y2 - - Google Patents

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JPH0348893Y2
JPH0348893Y2 JP1986048142U JP4814286U JPH0348893Y2 JP H0348893 Y2 JPH0348893 Y2 JP H0348893Y2 JP 1986048142 U JP1986048142 U JP 1986048142U JP 4814286 U JP4814286 U JP 4814286U JP H0348893 Y2 JPH0348893 Y2 JP H0348893Y2
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JP
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pedestal
vehicle
floor
astronomical
observation
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JP1986048142U
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JPS62161040U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、天体観測用車両の防振台座構造に
関する。
〈従来の技術〉 天体観測、特に星座観測のブームに伴い、天文
台等の天体観測設備の乏しい地方の人々にも星座
観測をしてもらうため、或いは明かりの少ない地
方へ移動して星座観測を行うため等の目的で従来
マイクロバスその他を改造した天体観測用車両が
提案されている〔第3図参照〕。この「天体観測
用車両」としてのマイクロバス1について説明す
ると、マイクロバス1は床2に天体望遠鏡3を載
置したもので、現地(観測現場)にて天井に形成
された天蓋4を開き、天体望遠鏡3を観測する星
座の所定位置に向けて角度調整し観測を行うもの
である。そして観測の際、「車両」に設けてある
四本の伸縮自在なランデイングギヤ5を伸延して
地面12に接地させてマイクロバス1を固定する
ものであり、マイクロバス1の全体が前記ランデ
イングギヤ5にて固定されることになるものであ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来のマイクロバス
1にあつては、大きな車体の揺れの防止は図れる
ものの、天体望遠鏡3に対する微振動防止の配慮
がなされておらず、マイクロバス1の微振動によ
り天体望遠鏡3の観測角度の位置がずれる慮れが
あつた。即ち、マイクロバス1の全体がランデイ
ングギヤ5にて固定された状態にあるだけなので
マイクロバス1内の人の移動や人の乗降によるマ
イクロバス1自体の微振動は避け難く、この微振
動が床2に設置された状態の天体望遠鏡3に伝わ
ると、単なる望遠鏡やカメラ装置と異なり、天体
望遠鏡3の場合はその拡大率(焦点距離)が大き
いために、所定観測位置に角度調整した天体望遠
鏡3がほんの僅か振動しただけで観測しているポ
イントがずれてしまい、その都度天体望遠鏡3の
角度の調整が必要となるものであつた。
この考案は上記の点に鑑みて開発されたもの
で、車両の微振動によつても影響を受けない天体
観測用車両の防振台座構造を提供せんことを目的
としている。
〈問題点を解決するための手段〉 前記の目的を達成するためのこの考案の構成
を、実施例に対応する第1図及び第2図を用いて
以下に説明する。車両1の床2には貫通孔2aが
設けられており、床2とは別個に天体望遠鏡3の
設置用の台座10が設けられており、この台座1
0には前記貫通孔2aから床2下へ向けて伸縮自
在で且つ前記貫通孔2aよりも小径とされたラン
デイングギア11が一体的に設けられている。
〈作用〉 次に作用を説明する。
天体望遠鏡3の使用時、即ち天体観測時、にラ
ンデイングギヤ11を貫通孔2aから伸延して地
面12に接地させる。そのままランデイングギヤ
11の伸延を続けると車両1の床2より台座10
が浮いて切り離された状態となり、車両1内での
人の移動或いは人の乗降があつて車両1が振動し
たとしても振動が床2を伝つて台座10に及ぶこ
とがなく、延いては天体望遠鏡3の観測角度が振
動によつてずれることがないものである。
〈実施例〉 以下この考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照して説明する。尚、従来と同様の部分は同一
の符号を以て示し、重複する説明は省略する。1
5が防振台座部であり、この防振台座部15には
マイクロバス1の床2には4つの貫通孔2aが設
けられており、またこの床2とは別個に天体望遠
鏡3の設置用の台座10が設けられており、この
台座10には伸縮自在で前記貫通孔2aよりも小
径なランデイングギヤ11が前記貫通孔2aから
床2の下方へ向けて貫通自在な状態で一体的に設
けられている。床2及び台座10の間はマイクロ
バス1の「車体」自体が振動(揺れを含む)した
としても振動が伝わらない程度の間隔lがあいて
いる。
次に天体観測用車両の防振台座構造の使用状態
を説明する。
天体望遠鏡3の不使用時; ランデイングギヤ11を収縮した状態とする。
この時台座10は床2の一部に収まつた状態を呈
するものである。
天体望遠鏡3の使用時; 天体観測時ランデイングギヤ11を伸延して地
面12に接地させる。そのままランデイングギヤ
11の伸延を続けると車両1の床2より台座10
が浮き上がつて切り離された状態となり、尚かつ
ランデイングギヤ11が貫通孔2aよりも小径な
ため、マイクロバス1への人の乗降があつてマイ
クロバス1自体が振動したとしても振動が床2を
伝つて台座10に及ぶことがなく、延いては観測
位置決めされた天体望遠鏡3がマイクロバス1の
振動により観測角度のずれを起こさないことにな
るため、角度ずれによる天体望遠鏡3の観測角度
調整の必要がなくなることになる。
尚、実施例では説明の都合上ランデイングギヤ
11の収縮時、台座10が床2の一部を形成する
ように設けられる状態を説明したがこれに限定さ
れないことは勿論であり、台座10を床2上に設
けても可能である。
更に、床2と台座10との間隔lに物や埃等が
侵入しないようにゴムや合成樹脂その他でカバー
することも可能である。
〈効果〉 この考案に係る天体観測用車両の防振台座構造
は以上説明してきた如き内容のものなので、ラン
デイングギヤの伸延・接地によつて車両の床より
台座が切り離された状態となり、車両の揺れや振
動が床を伝つて台座に及ぶことがなく、延いては
この台座に載置された天体望遠鏡に振動が及ばな
いため観測角度ずれの調整が必要なくなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この天体観測用車両としてのマイク
ロバスの一部破断の側面図、第2図は、第1図中
の防振台座構造部分の部分拡大断面図、そして、
第3図は、従来の天体観測用車両としてのマイク
ロバスを示す第1図相当の側面図である。 1……車両(マイクロバス)、2……床、3…
…天体望遠鏡、10……台座、11……ランデイ
ングギヤ、15……防振台座部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の床に貫通孔を設け、且つ天体望遠鏡の設
    置用の台座を前記床と別個に設けると共に、前記
    貫通孔から床下へ向けて伸縮自在で且つ前記貫通
    孔よりも小径とされたランデイングギヤを前記台
    座に一体的に設け、 前記天体望遠鏡の使用時には、ランデイングギ
    ヤを伸延・接地せしめ、前記車両の床より台座の
    切り離しを図ることを特徴とする天体観測用車両
    の防振台座構造。
JP1986048142U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPH0348893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986048142U JPH0348893Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JP1986048142U JPH0348893Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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Publication Number Publication Date
JPS62161040U JPS62161040U (ja) 1987-10-13
JPH0348893Y2 true JPH0348893Y2 (ja) 1991-10-18

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JPS5235007B2 (ja) * 1972-07-27 1977-09-07

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JPS5235007U (ja) * 1975-09-02 1977-03-12

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JPS5235007B2 (ja) * 1972-07-27 1977-09-07

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JPS62161040U (ja) 1987-10-13

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