JPH0347103B2 - - Google Patents

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JPH0347103B2
JPH0347103B2 JP58132041A JP13204183A JPH0347103B2 JP H0347103 B2 JPH0347103 B2 JP H0347103B2 JP 58132041 A JP58132041 A JP 58132041A JP 13204183 A JP13204183 A JP 13204183A JP H0347103 B2 JPH0347103 B2 JP H0347103B2
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JP
Japan
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formula
suture
elastomer
units
copolymer
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JP58132041A
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JPS5934264A (ja
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Uooba Sharabii Sharabii
Suchiibunson Maachin
Shaapu Ruiizu
Eichi Haatorei Gurahamu
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Ethicon Inc
Original Assignee
Ethicon Inc
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Publication date
Application filed by Ethicon Inc filed Critical Ethicon Inc
Publication of JPS5934264A publication Critical patent/JPS5934264A/ja
Publication of JPH0347103B2 publication Critical patent/JPH0347103B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L17/00Materials for surgical sutures or for ligaturing blood vessels ; Materials for prostheses or catheters
    • A61L17/14Post-treatment to improve physical properties
    • A61L17/145Coating

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、絹と少なくとも25%のソフトセグメ
ントを含有する疎水性熱可塑性エラストマーから
成る非刺激性複合縫合糸に関するものであり、こ
の複合縫合糸は絹の取り扱い特性を保持すると共
に、生体内で8週間後にも、その初期機械的強度
の少なくとも32パーセントを維持することができ
る。この複合縫合糸は、モノフイラメントの表面
障壁性と通常の合成縫合糸に匹敵する組織反応を
有している。本発明は更に複合縫合糸を製造する
ための方法に関するものである。 現在、多くの天然及び合成材料が手術用縫合糸
として用いられている。これらの材料は、単一フ
イラメントの撚り糸、すなわちモノフイラメント
縫合糸として、あるいは編組、撚り又はその他の
多フイラメント構造を有するマルチフイラメント
糸として使用することができる。絹はそれ自体で
はモノフイラメント縫合糸の製造に役立たず、そ
れ故一般に、マルチフイラメント構造の一つとし
て、好ましくは編組形態で、用いられる。これは
望ましい取扱い特性を有し、充分に柔軟であり且
つ良好な結節を結ぶ能力と結節の堅固さを有する
絹縫合糸を与える。しかしながら、今日入手する
ことができる未処理の絹縫合糸は(a)生物学的環境
において顕著な組織反応を引き起す、(b)生体組織
内で著るしい強度の低下を示す(たとえば2−0
絹縫合糸は使用の8週間後にその初期強度の約20
パーセントを維持するに過ぎない)、及び (c)生体組織内で縫合糸内部中への細胞質の浸透を
阻止するために必要な表面障壁性に欠けているこ
とが公知である。 本発明の複合縫合糸は、未処理の編んだ絹縫合
糸と同等の取り扱い性を表わし、移植の7日以上
経たのちにも低い組織反応を誘発するのみであ
り、且つ筋肉内に移植するときにも、モノフイラ
メント状の幾何学の故に、細胞質の浸透の防止に
いつそう有効であり且つ移植の56日後の向上した
強度保持によつて特徴的である。 従来から一般に、縫合糸をコーテイングするた
めの多くの方法が開示されている。縫合糸のため
のコーテイングは一般に、取得した被覆縫合糸の
結節能力を高めるために、低い表面摩擦特性が必
要とされている。このような予測とは異なつて、
本発明は、本発明の複合縫合糸の製造において、
エラストマー(これは高い表面摩擦特性を有して
いる)を用いている。 組織絹縫合糸は、繊維の組み合つた構造のため
に柔軟であることが望ましい。本発明に従つて、
マルチフイラメント絹縫合糸を、それを覆うばか
りでなく、絹フイラメント間のすき間を実質的に
完全に満すように、疎水性の柔軟な熱可塑性エラ
ストマーによつて処理する。驚くべきことに、本
発明に従つて使用する特定のエラストマーは、絹
繊維の間の空間を満すときは、全体として縫合糸
の柔軟性に悪影響を与えることがない。 米国特許第3527650号は、マルチフイラメント
非吸収性縫合糸の外表面上にポリテトラフルオロ
エチレンと結合剤の固体粒子を付着させることに
よつて、結節性能に関して改良することができる
ということを教えている。縫合糸内部へのこのコ
ーテイングの浸透は、この特許中には記されてい
ない。その上、コーテイングは使用中に、特に結
節を結ぶときに、剥離する。 米国特許第3942532号によれば、非吸収性の縫
合糸は、約1000乃至約15000の分子量を有し且つ
エステル結合間に少なくとも2炭素原子を有する
線状ポリエステルで被覆することによつて、結び
挙動に関して改良することができるといわれる。
この特許は、高度に結晶性の低融点材料である簡
単な線状熱可塑性ポリエステルに関するものであ
る。これらは潤滑性を付与するものと考えられ、
且つ(a)セグメント構造ではなく、(b)エラストマー
ではなく、あるいは(c)編んだ縫合糸(絹を含む)
の機械的性質に対して認めうるほど顕著な寄与を
もたらすこともできない。 米国特許第3297033号は、合成吸収性縫合糸に、
たとえばシリコーン又は蜜臘のような、従来から
の縫合糸に対して用いられるコーテイング材料を
塗被することによつて、取扱いを改善することが
できるということを開示している。しかしなが
ら、この特許は、編組絹縫合糸と組み合わせて本
発明の独特の複合縫合糸を形成せしめることがで
きる何らの材料又は方法をも記してはいない。 米国特許第4043344号は、非吸収性縫合糸の取
扱い特性及び特に結び目の解け及び組織取り込み
性は、コポリオキシエチレンブロツク及びポリオ
キシプロピレンブロツクを有する生吸収性共重合
体の潤滑フイルムによるコーテイングによつて、
改良されることを示している。この共重合体は、
25℃においてペースト状乃至固体であるような分
子量を有している。この潤滑剤コーテイングは2
日未満で吸収可能(生体内)であり、それが向上
した長期にわたる結び目の確実性をもたらすと記
している。 上記の潤潰剤コーテイングは(a)約8350ダルトン
の低い分子量及び低いTmを有し、かくして通常
の応力水準でほとんど統合性を有していないもの
と考えられ;(b)生物学的環境において溶解性であ
つて取巻いている組織に2日の中に移行して特別
な異物反応を生じさせるものと思われ;(c)水溶性
であるために湿潤下に結ぶ際に最低の潤滑性を提
供するに過ぎないものと予想され且つ(d)このコー
テイングは編組成分の周りで疎水性の不活性障壁
として働らくことはなく且つ編組縫合糸の望まし
くない形態学的特徴を効果的に隠蔽し得ないため
に、市販の絹縫合糸の組織に対する刺激を低下さ
せると共に切断強度の低下に対する抵抗性を高め
るものとは考えられない。 米国特許第4185637号は、改良した結び特性を
有するマルチフイラメント縫合糸を開示している
が、該縫合糸は揮発性有機溶剤中のC6以上の脂
肪酸の多価金属イオン塩のゲルから成る組成物の
重量で約1〜5パーセントの乾燥残留物で被覆し
てある。 この特許が記すコーテイングは、縫合糸の編組
構造の機械的統合性に対して何ら認めうるほどの
物理的な変化を付与することができない低分子量
系のものであるから、単に潤滑剤として作用する
に過ぎない。絹縫合糸に対して使用する場合に、
この吸収性のコーテイングは、組織反応を低下さ
せ又は強度保持を増大させるものとは予想されな
い。 米国特許第4105034号によると、マルチフイラ
メント手術用縫合糸の結び特性は、低分子量ポリ
アルキレンオキサレートから成る吸収性組成物に
よる縫合糸のコーテイングによつて改良されると
いう。 絹縫合糸を、このようなコーテイングによつて
処理する場合には、コーテイングは望ましい表面
潤滑性を付与するのみで、移植した縫合糸の組織
反応又は切断強度保持に何らプラスの意味で効果
を及ぼすことがないものと予想される。その理由
は、このコーテイングが単に繊維の周りの滞留時
間と編組縫合糸の性質への影響を限定するに過ぎ
ない吸収性の低分子量材料であることによる。 カナダ特許第902439号は、不溶性合成重合体材
料の多数の細かい固体粒子が、縫合糸にモノフイ
ラメントの性質を実質的に付与するために充分な
量で、フイラメント間のすき間中に配合してある
多フイラメント絹縫合糸を記している。しかしな
がら、これらの粒子は編組成分の周りの疎水性不
活性障壁として働らくものと予想することはでき
ず、それ故、この特許の方法は縫合糸の組織反応
の低下又は強度の保持の増大をもたらすことはな
いものと思われる。 上記の記述にかんがみて、たとえば編組した絹
縫合糸のような非吸収性縫合糸に関して、従来の
技術は移植後の期間における組織反応を低下さ
せ、細胞質の浸透を阻止し、あるいは移植の8日
後の改良した強度保持をもたらすための効果的な
方法を何ら開示していない。かくして本発明の目
的は、非刺激性であり且つ絹の取扱い特性を保持
し、且つ生体内で8週後に、未処理の絹縫合糸自
体の場合よりも高い割合の初期機械的強度の維持
が可能である複合縫合糸を製造することにある。
本発明の他の目的は、モノフイラメントに匹敵す
る表面障壁性と通常の合成縫合糸と同等の組織反
応を有する複合縫合糸を提供することにある。本
発明の別の目的は、エラストマーが絹フイラメン
ト間の隙間のすべてを実質的に満しており且つそ
れにもかかわらずエラストマーは絹縫合糸の全体
としての柔軟性を害なうことがないような具合に
絹の個々の成分の屈曲を許すような性質を有して
いる、複合絹−エラストマー縫合糸を提供するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、主な強度が
絹によつて提供されている(エラストマーマトリ
ツクスは遥かに強度が低いから)複合絹−エラス
トマー縫合糸を提供することにある。 本発明に従つて、5−0のサイズの場合に、生
体内で8週後に初期機械的強度の少なくとも32%
を維持することができる、絹の取扱い特性を保持
する非刺激性複合縫合糸を提供するが、該縫合糸
は、モノフイラメントに匹敵する細胞浸透に対す
る表面障壁性と普通の合成縫合糸と同等の組織反
応を有し;疎水性の柔軟な熱可塑性エラストマー
中に包埋させたマルチフイラメント絹から成り;
該エラストマーはハード及びソフト成分を有する
共重合体から成り、該ソフト成分は、ハード成分
の融点は結晶性に依存して、該エラストマーの重
量で約25〜80%を占め、該エラストマーは縫合糸
構造の内部中への最高の拡散と矛盾しない溶液粘
度を与えるために充分な適当な分子量を有してお
り、縫合糸に機械的応力を加えるときも剥離する
ことがない高い統合性をもたらす。 なお、5−0のサイズとは縫合糸の直径につい
ての米国薬局方(United States Pharmacopeia
(USP))の標準範囲を示す。サイズ5−0の縫
合糸は3.9〜5.9ミル(0.099〜0.150mm)の範囲の
直径を有する縫合糸に相当する。 本発明の好適実施形態においては、絹は編組し
た構造のもので、エラストマーは: P) 下記の繰返し単位
【式】
【式】 式中で各Gはそれぞれ2〜6炭素原子のアル
キレン基を表わし、且つpは9〜15であり;e
及びfはそれぞれB単位が共重合体の50〜80重
量パーセントを占め且つA単位が残部を占める
ような1よりも大きい値を有する数を表わし;
Zは1,4−フエニレン、1,3−フエニレン
又はトランス−1,4−シクロヘキシレンを表
わす、 を有する共重合体; Q) 実質的に、下記一般式:
【式】
【式】 上式中でx及びyは、B単位が共重合体の50
〜80重量パーセントを占め、且つA単位が残部
を占めるような、整数であり;
【式】は24〜32炭素原子を含有す る枝分れした炭化水素鎖を表わし且つZ及びG
は前記のとおりである、 を有する多数の繰返しのA〔ポリ(アルキレン
テレフタレート)〕及びB〔ポリ(アルキレンダ
イマー酸エステル)〕単位から成る共重合体; R) 本質的に、下記一般式:
【式】
【式】 上式中でAlk1は約4〜30炭素原子の鎖長を
有する線状又は枝分れアルキル又はアルケニル
基であり且つg及びhはB単位が共重合体の50
〜80重量パーセントを占め且つA単位が残部を
占めるような整数であり;且つZ及びGは前記
のとおりである、 を有する多数の繰返しのポリ(アルキレン)テ
レフタレート、イソフタレート又はシクロヘキ
サン−1,4−ジカルボキシレート、及びポリ
(アルキレン)アルキル又はアルケニルスクシ
ネート単位のから成る共重合体; S) 下記一般式:
【式】−Jf− B 上式中でJは: 又は ここでAlk2は8〜30炭素原子の鎖長を有す
るアルキル又はアルケニル基であり;
【式】はC32H60の推定式を有する 枝分れした炭化水素鎖を表わす、又は ここでpは9〜15であり且つGは前記のとお
りであり且つR′は脂肪族又は芳香族の2置換
した部分である、 の何れかであり; 且つ式中でe及びfはB単位がコポリエステ
ルの重量で約25〜50%を占め且つA単位が残部
を占めるような数である、 を有するランダム共重合体から成るグループか
ら選択する。 本発明のエラストマーは、約0.2〜1.4の範囲の
インヘレント粘度を有し、且つ約80〜180℃の熱
顕微鏡測定による融点を有している。エラストマ
ーは全複合系の重量で5〜50%を占め且つ少なく
とも2000ダルトンの分子量を有することが好まし
く、少なくとも10000ダルトン分子量を有するこ
とがもつとも好ましい。式P),Q)及びR)の
エラストマーのソフトセグメントは重量でその55
〜75%を占め且つエラストマーが上式P),Q)
又はR)を有している場合には、ソフトセグメン
トはその60〜70%を占めることが好ましい。更
に、エラストマーが式S)を有する場合には、ソ
フトセグメントはその30〜50%を占めることが好
ましい。 エラストマーが式P)を有している場合には、
ヘキサフルオロー2−プロパノール中のイソヘレ
ント粘度は0.8〜1.3であることが好ましい。エラ
ストマーが式Q)又はR)を有している場合に
は、ヘキサフルオロー2−プロパノール中のイン
ヘレント粘度は0.2〜0.7であることが好ましく、
且つエラストマーが式S)を有している場合には
ヘキサフルオロー2−プロパノール中のインヘレ
ント粘度は0.3〜0.6であることが好ましい。 本発明の範囲内には、少なくとも1端に取り付
けた、好ましくは無菌状態にある、手術針を有す
る複合縫合糸がある。 これに関連して、縫合糸は無菌状態で手術室に
提供することが重要である。無菌状態を達成する
たの多くの方法が公知である。それらの中でもつ
とも一般的に絹縫合糸に対して用いられる方法
は、コバルト60線源からの2.5Mradのγ線への暴
露から成つている。それ故、本発明において使用
する熱可塑性エラストマーは、物理的性質の顕著
な変化なしに、この水準の照射への暴露に耐える
ことができることが重要である。 本発明に従つて、a)マルチフイラメント絹縫
合糸を、溶剤中に溶解した疎水性の柔軟な熱可塑
性エラストマーによつて、20〜80℃好ましくは30
〜50℃の温度で処理することによつて該縫合糸を
被覆し、該エラストマーはハード及びソフト成分
を有する共重合体から成り、該ソフト成分は該共
重合体の重量で約25〜80%を占め;該エラストマ
ーは縫合糸構造の内部への最適の拡散と矛盾しな
い溶液粘度を与えるために充分な適当な分子量を
有し、それによつて縫合糸が機械的な応力を受け
るときに剥離しない高度の統合性を有するマトリ
ツクスを与え;且つ場合によつては、b)処理し
た縫合糸を約340〜500℃の温度で迅速に加熱する
ことによつてマルチフイラメント絹縫合糸の連続
的且つ首尾一貫した合浸を達成し且つ絹フイラメ
ント間の実質的にすべての隙間を満たすという段
階から成る、非刺激性で且つ強度を保持する複合
絹−燃可塑性エラストマー縫合糸の製造方法をも
提供する。 好適実施形態の説明 本発明の複合縫合糸の製造のために用いる好適
な合成マトリツクスP)は、典型的なポリエステ
ル化触媒〔たとえばTi(OBu)4,Ti(OBu)4+Mg
(OAc)2〕、場合によつては、ヒンダードフエノー
ルタイプ(たとえば0.1〜1%のイルガノツクス
1098〔N,N′−ヘキサメチレン−ビス−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
ミド〕)又は芳香族アミンタイプ(たとえば0.2〜
1%のノーガード445〔4,4′−ビス(α,α−ジ
メチルベンジル)−ジフエニルアミン〕)の存在に
おける、ジメチルテレフタレート、ポリオキシテ
トラメチレンジオール(分子量650〜10000ダルト
ン、好ましくは1000ダルトン)及びブタンジオー
ルの縮合によつて製造した、セグメンテツドポリ
エーテル−エステルである。重縮合は通常の温
度、圧力及び撹拌の条件下に達成することができ
る。生成する重合体は、低融点または液状(室温
において)のポリ(ポリオキシテトラメチレン)
テレフタレート(POTMT)に結合した結晶性
のポリブチレンテレフタレート(4GT)単位の
長いシーケンスによつて特徴的であり;これらの
単位は一般に、それぞれ、ソフト及びハードセグ
メントと呼ばれる。マトリツクス材料の構造は下
記のように表わすことができる。 これらのセグメンテツドコポリエステルの中の
一部は商業的に入手することができ且つ広く米国
特許第3023192号中に開示されている(米国にお
いてはハイトレルの商品名で市販されている)け
れども、市販製品は比較的高い割合のハードセグ
メントと高い分子量を有しているために、本発明
において使用するためにはあまり適当ではなく、
それ故、本発明の複合縫合糸のための最適マトリ
ツクスを提供するために特別な組成物を製造する
ことが好ましい。2種の典型的なマトリツクス材
料の組成と物理的性質を第1表中に示す。適当な
物理的形態(たとえば圧縮成形したフイルム、C
型)で試験するとき、これらの重合体は300%の
最大伸び、5000psiの引張り強さ及び<10000psi
の曲げモジユラスを有しているものと予想される
(リルコニトカル(A.Lilconitkul)及びクーパー
(S.L.Cooper)、Rubber Chem.Tech.50(1),1
(1977)及びその中の文献参照〕。
【表】 第1表中に記したもの以外の組成物に対する既
知のデータ(上記リルコニトカルらの文献)に基
づくと、重合体#135と#137のガラス転移温度
は、Tg測定に対して用いる分析方法にかかわり
なく、−40℃よりも十分に低いものと予想される。 試料#137において認められる結晶化度は、ハ
ードな4GTセグメントによるものである。ハイ
トレルタイプの重合体に対する既知のデータ(上
記コリコニトカルらの文献)を考慮すると、重合
体#135及び137の分子量は10000ダルトンと等し
いか又はそれよりも大きいものと思われる。 合成マトリツクスQ)は、ジメチルテレフタレ
ート、ダイマー酸、又は好ましくはそのジイソプ
ロピルエステル及びポリメチレンジオール(n=
4〜8、好ましくは4)の重縮合によつて製造す
る。 重縮合において使用するジイソプロピルエステ
ルの好適な親ダイマー酸は、高純度オレイン酸か
ら由来し且つ水の存在におけるオレイン酸の粘土
触媒を用いる高圧2量化によつて生成する。ダイ
マー酸の生成機構は恐らくフリーラジカル的なも
のであつて、生成物は非環状不飽和C36酸の混合
物から成るものと思われる。不飽和物質を次いで
水素化するので、本発明における重縮合において
使用するダイマー酸エステルは、5という沃素価
によつて認められるように、僅かな不飽和度を有
するのみである。ダイマー酸を構成するC36酸の
ほかに、多少の単官能性の酸(イソ−ステアリン
酸)及び一定量の“トリマー酸”と呼ばれる3官
能の酸が存在する。前者は連鎖停止剤として、後
者は架橋剤として作用する。ダイマー酸のC36
分の詳細な構造は未だ解明されていないが、これ
は時によると次のように図示される(4本のほと
んど等しい枝を有している)。 反応はヒンダーフエノール又は芳香族第二アミ
ンのタイプからの安定剤の不在又は好ましくは存
在において、行なうことができる。前者の例はチ
バーガイギーによつて市販されているイルガノツ
クス1098〔N,N′−ヘキサメチレン−ビス(3,
5−ジt−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
ミド)〕であり、後者の例はユニローヤルによつ
て市販されているノーガード445(4,4′−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)ジフエニルアミ
ン)〕である。触媒としては多くの多価金属の酸
化物及びアルコキシドを使用することができる。
重縮合のための好適触媒は約0.1%のオルトチタ
ン酸テトラブチルと約0.005%の酢酸マグネシウ
ム(百分率は全仕込み重量に対するもの)の混合
物である。 重縮合は2段階で行なう。第一段階は窒素下に
160〜250℃の範囲の温度で行ない。エステル交換
とエステル化による重縮合が生じてオリゴマー連
鎖を与える。これらを、240〜255℃で水銀柱1mm
未満の圧力において行なう第二段階で、高い重合
度を有する材料に転化せしめる。 このようにして得た重合体は0.5〜0.9のインヘ
レント粘度(ヘキサフルオロイソプロピルアルコ
ール中で測定)を示す。重合体のTmは、組成に
従つて、100℃から180℃まで変化する。 マトリツクスQを製造するための重合方法。 所望量ジメチルテレフタレートとダイマー酸ジ
イソプロピル(エメリーインダストリーズからエ
メレスト2349として入手)の各1モル当りに1.3
〜2.2モル過剰のポリメチレンジオール及び与え
られた安定剤を、窒素下に、効果的な機械的撹拌
機、気体導入管及び蒸留に対する取り出しヘツド
を備えた乾燥反応器中に入れる。系を窒素下に
160℃に加熱し且つ撹拌を開始する。均一な撹拌
溶液に対して必要な量の触媒を加える。この混合
物を窒素下に190℃(2〜4時間)と220℃(1〜
3時間)で所定時間加熱及び撹拌する。次いで温
度を250〜255℃に上げ且つ0.4〜0.7時間にわたつ
て系中の圧力を1mm/Hg以下(好ましくは0.05
mm〜0.1mm)に下がる。上記の条件下の撹拌と加
熱を重縮合の完了まで継続する。終点はa)最高
の溶融物粘度の達成の目視による推定、b)中間
の時点において反応器から取出した試料のインヘ
レント粘度又はメルトインデツクスの測定、及び
c)混合物中に浸漬した較正したトルク計の使
用、の何れかによつて決定する。実際には、テレ
フタレート/ダイマー酸エステルの比に依存し
て、真空下の反応時間は2〜13時間の範囲で異な
る。 重合サイクルの終りに熱混合物を窒素と平衡さ
せたのち、徐々に放冷する。反応生成物を単離
し、液体窒素中で冷却したのち、粉砕する。粉砕
したチツプを1mm以下の減圧下に80〜110℃で8
〜16時間乾燥する。 芳香族二塩基酸(たとえばテレフタル酸)と
C18不飽和脂肪族“ダイマー酸”のコポリエステ
ルQ)は、いくつかのものは、技術及び特許文献
中で、公知である。 ヘシエーレ(Hoeschele,Angew.Makromol.
Chem.58/59,229(1977)〕熱可塑性PBT(ポリ
ブチレンテレフタレート/ダイマー酸エステル
系)の製造を開示している。 多くの特許〔米国特許第3390108号(1968)、米
国特許第3091600号(1963)及び英国特許第
994441号(1965)〕によつて、少量のダイマー酸
エステル部分を含有するPET(ポリエチレンテレ
フタレート)共重合体が開示されている。 いくつかの場合に、PET共重合体中に導入さ
れている比較的高濃度のダイマー酸エステルが開
示されている〔ベルギー特許第649158号
(1964);米国特許第3383343号(1963)及びフラ
ンス特許第1398551号(1965)〕。共重合体Q)は、
共願中の米国特許願第328351号中にも開示されて
いる。 本発明の複合縫合糸の形成において有用なポリ
〔ポリメチレンテレフタレート−コー(2−アル
ケニル又はアルキル)スクシネート〕R)は、次
のように表わすことができる:
【式】
【式】 式中でZ及びGは前記のとおりである。 この構造は共重合体タイプに属し且つg及びh
は出発材料の量から予測することができる; “G”は1,4−ブチレンであることが好まし
く、且つ “Alk1”は約4〜30炭素原子、好適範囲とし
て約12〜22炭素原子、を有する直鎖又は枝分れア
ルキル、あるいはアルケニル(好ましくは2−ア
ルケニル)基である。 本発明において有用な好適重合体R)は、ジメ
チルテレフタレート、アルキル(又は2−アルケ
ニル)無水コハク酸及びポリメチレンジオールの
重縮合によつて製造する: 必要なジオールは商業的に入手することができ
る。置換した無水コハク酸は無水マレイン酸とオ
レフイン(好ましくは末端オレフイン)の“エ
ン”反応によつて製造することができる: 反応は、たとえばヒンダードフエノール(たと
えば、イルガノツクス1098)又は芳香族第二アミ
ン(たとえば、ノーガード445)のような安定剤
の不在で、又は好ましくは存在において、行なう
ことができる。多くの多価金属の酢酸塩、酸化物
及びアルコキシド、たとえば酢酸亜鉛又は酢酸マ
グネシウムと酸化アンチモンの組合わせあるいは
酢酸亜鉛と酢酸アンチモンの組合わせ、を触媒と
して使用することができる。しかしながら、重縮
合のための好適触媒は約0.1%(全仕込み重量に
対して)のオルトチタン酸テトラブチルと約
0.005%の酢酸マグネシウムの混合物である。 重縮合は2段階で行なう。第一段階では、160
〜250℃の範囲の温度で窒素下にエステル交換と
エステル化による重縮合が生じて、低分子量の重
合体とオリゴマーが生成する。これらを240〜255
℃において水銀柱1mm未満の圧力下に行なう後続
段階において、高分子量物質に転化させる。生成
する重合体は0.3〜0.9のインヘレント粘度(ヘキ
サフルオロイソプロピルアルコール中で測定)を
示す。代表的な一重合体の光散乱による分子量測
定は78×103ダルトンの値を与える。重合体の
Tmは組成に依存して約100〜180℃の範囲で変化
する。 重合体Rの製造のための重合方法。 所望量のジメチルテレフタレート、2−アルケ
ニル無水コハク酸(又はアルキル無水コハク酸)、
モル的に1.3〜2.0モル過剰のポリメチレンジオー
ル及び与えられた安定剤を、窒素下に、効率的な
機械的撹拌機、気体導入管及び蒸留用取出しヘツ
ドを備えた乾燥反応器中に入れる。系を窒素下に
160℃に加熱すると共に撹拌を開始する。均一な
撹拌反応混合物に対して必要量の触媒を加える。
次いで混合物を窒素下に190℃(2〜4時間)と
220℃(1〜3時間)において所定時間にわたつ
て撹拌し且つ加熱する。次いで温度を0.4〜0.7時
間の間に250〜255℃に上げ且つ系中の圧力を約1
mm/Hg(好ましくは0.05mm〜0.1mm)に低下させ
る。上記の条件下の撹拌と加熱を重縮合が完了す
るまで継続する。終点はa)最高溶融粘度の達成
の目視による推測、b)中間の時間で反応器から
取出す試料のインヘレント粘度又はメルトインデ
ツクスの測定、又はc)較正したトルク計(反応
器の撹拌機に取付ける)の使用、の何れかによつ
て決定する。 重合サイクルの終りに溶融重合体を押出してペ
レツト状とする(又はガラス反応器中で徐冷し、
単離し且つ粉砕機中で粉砕する)。重合体を80〜
110℃で減圧下に8〜16時間乾燥する。別のもう
一つの重合方法は米国特許第3890279号中に記さ
れている。 該米国特許第3890279号及び米国特許第3891604
号並びに共願中の米国特許願第218998号は、共重
合体R)を開示している。 本発明において有用な柔軟なポリエステルS)
は、アルキレンオキシベンゾエートの硬質AB型
エステル単位及び(1)アルキレン、2−アルケニル
(又はアルキル)スクシネート、(2)アルキレンダ
イマー酸エステル(長鎖不飽和脂肪酸の2量体か
ら)、(3)ポリ(オキシテトラメチレン)グリコー
ルのジカルボン酸エステルの軟質AA−BB型エ
ステルシーケンスの中の一つを有している。好適
な共重合体S)は下記一般式を有している: 上式中でGは前記のとおりであり且つe及びf
は出発材料の量によつて決定することができ且つ
Jは以下の中の何れかである: 又は ここでAlk2は8〜30炭素原子の鎖長を有する
アルキル又はアルケニルであり;
【式】はC32H60の推定式を有する枝 分れした炭化水素鎖を表わす、あるいは ここでR′は脂肪族、脂環族又は芳香族2置換
部分であり且つpは約10である。J単位はコポリ
エステルの重量で約25〜50%を占める。 本発明において有用な好適コポリマエステル
S)一般的構造は、以下のように表わすことがで
きる: I型の共重合体S)は一般にp−(4−ヒドロ
キシ−n−ブトキシ)安息香酸(HB−OB)(又
はそのメチルエステル)(MB−OB)、アルケニ
ル(又はアルキル)無水コハク酸(又は相当する
コハク酸ジアルキル)及びポリメチレンジオール
の適当な触媒及び好ましくは酸化防止剤の存在に
おける重縮合によつて製造する。この反応の典型
的な例は下記のように示すことができる: MB−OBは下記の典型的な反応式に従つて製
造することができる。 型の共重合体S)は一般にp−(4−ヒドロ
キシ−n−ブトキシ)安息香酸(又はそのメチル
エステル)、ダイマー酸のジアルキルエステル
(又は遊離酸)及びポリメチレンジオールの適当
な触媒及び好ましくは酸化防止剤の存在における
重縮合によつて製造する。反応の典型的な例は下
記のように示すことができる: この重縮合において使用するジイソプロピルエ
ステルの親ダイマー酸は、高純度オレイン酸の触
媒使用による高圧2量化によつて誘導する。 型の共重合体S)は一般にp−(4−ヒドロ
キシ−n−ブトキシ)安息香酸(又はそのアルキ
ルエステル)、ジメチルテレフタレート、及びポ
リオキシブチレンジオール(分子量=約1000ドル
トン)の適当な触媒と安定剤の存在における重縮
合によつて製造する。反応の典型的な例は次のよ
うに示すことができる: 重合はヒンダードフエノール又は芳香族第二ア
ミンの種類の安定剤の不在においてて、あるいは
好ましくはその存在において、行なうことができ
る。ヒンダードヤフエノール安定剤の例はイルガ
ノツクス1098であり後者の例はノーガード445で
ある。触媒としては、種々の多価金属の酸化物及
びアルコキシドを用いることができる。しかしな
がら、好適な重合触媒はa)オルトチタン酸テト
ラブチル及び/又は酢酸マグネシウム、b)Mg
(OAc)2及び/又はSb2O3の組合わせ、並びにc)
たとえばBuSnO(OH)とSb2O3のような、スズ
とアンチモン触媒の組合わせである。 重合は2段階で行なう。窒素下に160〜250℃の
範囲の温度において行なう第一段階において、エ
ステル交換とエステル化による重縮合が生じて、
比較的低分子量の重合体とオリゴマーを与える。
これらを、24〜260℃で、水銀柱1mm未満の圧力
で行なう引続く段階において、高分子量材料に転
化させる。 重合体S)の製造のための重合方法 所望量のモノマー(及び系におけるようなプ
レポリマー)及び与えられた安定剤(任意)を、
窒素下に、機械的撹拌機、気体導入管及び蒸留の
ための取出しヘツドを備えた乾燥反応器中に入れ
る。系を窒素下に100〜160℃に加熱し且つ撹拌を
開始する。均一な撹拌溶液に対して、必要な量の
触媒を加える。次いで混合物を窒素下に190℃
(2〜4時間)及び220℃(1〜3時間)において
所定時間にわたつて撹拌し且つ加熱する。次いで
温度を250〜260に上げ且つ0.4〜0.7時間にわたつ
て系中の圧力を約1mmHg以下(好ましくは0.05
mm〜0.1mmの範囲)に低下させる。上記の条件下
の撹拌と加熱を重合が完了まで継続する。終点は
(a)最高の溶融物粘度の到達の目視による判定、
b)中間の時点で反応器から取出す試料のインヘ
レント粘度又はメルトインデツクスの測定、又は
c)反応混合物中に浸漬した較正ずみのトルク計
の使用、の何れかによつて決定する。実際には、
共重合体の組成に依存して、真空下の反応時間は
2〜8時間の間で異なる。 重合サイクルの終りに、熱混合物を窒素と平衡
させたのち徐々に放冷する。反応生成物を単離
し、液体窒素で冷却したのち、粉砕する(金属反
応器の場合には、熱溶融物を反応器の底からテフ
ロン被覆した金属トレー中に押出す)。粉砕した
チツプを60〜110℃で1mm以下の減圧下に8〜32
時間乾燥する。 共重合体S)は共願中の米国特許願第253418号
中に開示されている。 本発明においては、編組構造の純絹フイラメン
トを使用することが好ましい(広い範囲のサイズ
のものを入手することができる)。絹へのエラス
トマーの添加は、その直径を著るしくは変化させ
ない。本発明に従つて使用するエラストマーは軟
らく、延性で弾性的であるが、複合縫合糸が最終
使用の間に受ける通常の機械的応力下にその機械
的統合性を維持することができるように設計す
る。物理的形状及び機械的統合性の保持は、この
系中の結晶相のクリスタライトに基づく擬似架橋
を有することによつて達成される。この相は重合
体の重量で約5〜35%を占める。重合体の低モジ
ユラス及び“軟らかい手ざわり”は、重合体の重
量で約25〜80%を占めるソフト成分に付随する
〔重合体P),Q)及びR)に対しては、ソフト成
分はその重量で50〜80%、好ましくは55〜75%を
占め、重合体S)に対しては、ソフト成分は重量
で25〜50%、好ましくは30〜50%を占める〕。そ
の組成によつて、これらの擬似架橋系は、ハード
ブロツクの融点(Tm)以上の温度で流動させる
ことができる。マトリツクス材料のこのような熱
的性質は、熱によつて誘発される絹の劣化を生じ
させることなく、200℃を超える温度で絹編組物
の繊維の回りにマトリツクスを迅速に焼結させる
ことを可能とするから、複合縫合糸の最適の発展
と関連して重要なことである。 絹に対してエラストマーマトリツクス材料を付
与するために適当な溶剤は、ハロゲン化炭化水素
又はハロゲン化炭化水素と芳香族化合物の混合物
であり、塩化メチレンが好適である。塩化メチレ
ンは、a)編組成分とエラストマーマトリツクス
の間の最強の結合を確実にするために絹編組物の
ある程度の膨潤を生じさせるべき能力;b)低い
ブルツクフイールド粘度を有する20〜5%の濃度
を有する、好適な場合の重合溶液を与えることが
できる能力、それがこれらの溶液による編組物の
含浸を容易にする;及びc)複合縫合糸の乾燥の
ための、穏和な蒸発条件下の高い逸散能、のため
に選ぶ。 エラストマーは、前記のように、適当な溶剤、
特にジクロロメタン中の温溶液から絹縫合糸に付
与する。溶液の温度と溶液中の重合体の濃度は限
定的ではないが溶剤の沸点に近い温度(ジクロロ
メタンの場合には約40℃)及び溶液の粘度を実質
的に上昇させることがない濃度を有することが好
ましい。 本発明の方法を遂行するためには、編組した絹
縫合糸を、連続する工程として、エラストマーの
温溶液中に、次いで溶液の表面の直ぐ上でフエル
トのぬぐい中に、次いで処理した縫合糸を風乾す
るために短かい間隔(たとえば2〜3フイート)
にわつて垂直に上方に通す。次いで処理した縫合
糸に迅速な加熱工程を施し、その工程中で縫合糸
は編組した絹縫合糸の内側でエラストマー層を瞬
間的に溶融させるために熱空気区域中を移動する
ことによつて絹のフイラメント間の隙間が実質的
に満たされる。加熱区域の温度は最適の重合体の
浸透が行なわれるように調節するが、それは使用
する重合体、糸線の速度及び縫合糸の直径に依存
する。 急速加熱処理中の焼結のために使用する熱空気
媒体の典型的な温度は、340〜500℃の範囲であ
る。この温度範囲は縫合糸自体の温度と同一であ
る必要はない。重合体が構造P)を有し且つ絹縫
合糸が14フイート/分で移動するサイズ2/0のも
のである場合には、温度は415℃であり、加熱区
域の長さは22cmであることが好ましい。 本発明の複合縫合糸は、きわめて不活性であり
且つ最低限乃至きわめて僅かな組織反応を有する
のみであり且つ細胞の内部成長に耐える。これら
はまた、蜜臘被覆した絹よりも大きな、8週後の
強度保持を示す。これらの性質は以下の研究によ
つて実証される: 複合縫合糸の生体内挙動 針の取付けと殺菌 針は縁曲げ器具を用いて手で曲げることによつ
て取付け且つ全試料をコバルト殺菌する。 生体内移植 ラツト中に移植した重合体P)被覆絹の組織反
応材料 1 以下に記す材料を移植する。重合体P)は実
施例2の製品である:試料番号 サイズ コーテイング処理 1 2−0 重合体P)コーテイング 2 2−0 ワツクス被覆(比較) 3 5−0 重合体P)コーテイング 4 5−0 ワツクス被覆(比較) 2 組織反応に対して必要な材料の量 各試料に対して少なくとも8インチの長さの
22本の針付き糸;糸は穴をあけた真直ぐな先の
尖つた針を有している。 3 全試料をコバルト60によつた殺菌する。 方 法 1 組織反応研究 A 動物−ラツト、雌、スプラ−グドーリー、体
重150〜200g、54匹を使用 B 移植期間−7,28及び56日 C 実験設定: 組織反応のための試料の移植は、下記設定に
従つて行なう: 試料番号 期間(日)/ラツトの数 7 28 56 1 3 3 3 2 3 3 3 3 3 3 3 4 3 3 3 D 無感覚及び無菌手順の標準状態が、縫合糸準
備及び外科的な移植の間に、認められる。 左右の腹筋中に、1方の側に1本の糸を使用
し、各縫合糸の2cmの断片を、1方の側当り2
ケ所に移植する。同一縫合糸試料からの糸を各
ラツトの両側に移植する。 実験設定に従つてラツトを7,28及び56日後
に犠性にする。移植物を含有する腹筋を切除し
て、ホルマリン固定剤中で保存する。各腹筋か
ら横方向に1個のブロツクを切り、2移植部位
の1断面を顕微鏡評価のためにヘマトキシリン
とエオシンで染色する。この手順は、評価のた
めの期間毎に、1試料当り12部位を与える。 E 評価 1 組織反応評価 シーウエル(Sewell)、ウイランド(Wiland)
及びクレーバー(Craver)(Surg.,Gynecol.and
Obstet.100:483〜494,1955)に記されたものを
修飾した方法を用いて、移植した縫合糸に対する
応答を評価する。この方式では、縫合糸の断面の
中心から半径に沿つて測つた反応区域の幅を、下
記のように格付けする: 割り当てた格付け 0−25ミクロン 0.5 25−50ミクロン 1.0 50−200ミクロン 2.0 200−400ミクロン 3.0 400−600ミクロン 4.0 反応区域中の細胞の濃度の増大に基づいて、細
胞の応答を0〜4に格付けする。0.5の格付けは
反応区域中に僅かな細胞のみが広く散乱している
場合に割り当てるのに対して、4の格付けその部
位に高い細胞濃度が存在する場合に割り当てる。 反応の評点の計算において、反応の区域及び炎
症細胞に対する重みの係数を、下記のように割当
てる: 特 性 重みの係数 区域の幅 5 全細胞密度 3 好中球 6 巨細胞 2 リンパ球/血漿細胞 1 大食細胞 1 好酸球 1 繊維芽細胞/繊維細胞 1 試料の評点を下記ように計算する: パラメータ 格付け×重み係数=評点 区域 2 5 10 細胞密度 2 3 6 大食細胞 2 1 2 巨細胞 1 2 2 繊維芽細胞 2 1 2 全評点22 反応評点に対して割当てた形容詞的な格付け
を、下記の範囲内で任意的に割当てる:0−な
し;1〜8極微;9〜24軽微;25〜40中位;41〜
56顕著;57以上広範。 2 糸の細胞侵入 縫合糸フイブリルの細胞侵入の程度を主観的に
次のように見積もる:なし、極微、軽微、中位又
は顕著;これらの格付けは、侵入を受けた縫合糸
の0,25,50,75及び100%にほぼ相当する。 組織反応の測定 指定の期間後に移植物を回収して、緩衝したホ
ルマリン中で固定する。標準的な組織学的な方法
を使用して、筋の断面のヘマトキシリンとエオシ
ン染色したスライドを、1期間当り1試料につい
て12部位の割合で調製して、顕微鏡により調べ
る。組織反応を前記のような修飾したシーウエル
−ウイランドの方法に従つて評する(第2及び第
3表参照)。 加うるに、重合体P)で処理した絹を含有する
筋の断面を、絹編組物の内部の重合体の存在を目
に見えるようにするために、オイルレツドOで染
色する。 組織反応面積に計算は、目視マイクロメーター
を用いて反応直径を測ることによつて、達成され
る。組織反応の形状は長円形となる傾向があるか
ら、長円の面積に対する式、A=(D1×D2)/4
×πを用いて、これらの面積を計算する。これら
の直径の測定には縫合糸を含める(第2及び第3
表参照)。 絹編組物内への細胞の侵入の測定を、侵入を受
けた縫合糸面積の百分率として、主観的に見積も
る。 生体内引張強さ低下の測定 被覆した絹縫合物のラツト中への移植後の切断
強度の評価 この研究の目的は、重合体P)コーテイングで
被覆した絹縫合糸の切断強度をラツトの皮下中で
ベースライン(0日)、7,28及び56日に測定す
ることにある。 材 料 72匹の若い(約200g)雌のロングーエバンス
(ブルースプルース農場)ラツト。 試験材料 下記のように被覆したそれぞれ1ロツトのサイ
ズ2−0及び5−0無菌絹: A 標準ワツクスコーテイング B 重合体P)コーテイング それぞれ18インチの8本の糸を各コーテイング
グループに対して用いる。 方 法 各コーテイングタイプの8本の18インチの糸
を、それぞれ8区分の4グループに分ける。各糸
からの1区分を3移植グループ(7,28,56日)
及び1非移植(0日)グループのそれぞれ中に入
れる。移植すべき各セグメントを両端で止血鉗子
中に狭む。 皮膚の背肩区域から柔毛を刈り込むことによつ
てラツトを主術に対して準備する。ラツトにメト
フアン(ビツトマン−ムーアの商品名)を用いて
麻酔をかけ且つ手術区域を防腐剤溶液でぬぐう。 毛を刈つた区域の中心を横方向に約2cmの長さ
に切開する。試験材料の2切片を、この切開を通
して、1本は右に他の1本は左に、後背部皮下中
に移植する。この傷をステンレス鋼傷クリツプに
よつて閉じる。 前記の各時間に対して4匹のラツト中に、縫合
糸をこのようにして移植し、かくして8反復実験
セグメント/期間を得る。 ラツトを規定の期間に犠牲にして、縫合糸断片
をそれらのそれぞれの部位から静かに注意して取
出す。回収して断片を、引続く切断強度の試験の
ために、予めラベルを付した湿つた紙タオル中に
保存する。 この研究のための全縫合糸断片を下記の試験機
パラメータを用いて、インストロン万能試験機に
よつて試験する: つかみ面 :同一平面のゴム張り鋼 ゲージ長さ :インチ クロスヘツド引き離し速度 :2インチ/分 チヤート速度 :2インチ/分 つかみ圧力 :70psi ベースライン日試料状態 :乾燥 データの取扱い 切断強度試験の結果を、各試料ロツトに対し
て、次のように要約する: 平均値 標準偏差 95%上下信頼限界 全数値のキログラムへの変換 ベースラインに対する残留百分率の計算 これらのデータをベースラインを含む各期間に
対して表示する。 結 果 生物学的応答、引張強さ低下及びその他の物理
試験データを第2,3及び4表に要約する。 考 察 全試験縫合糸試料に対する細胞応答は本質的に
異物である。しかしながら、重合体P)処理した
絹は著るしく不活性であつて、極微乃至きわめて
軽微な組織反応を起すに過ぎず且つ絹の編組内の
細胞の侵入を防止する。 オイルレツドO染色した断面は重合体が編組全
体に浸透していることを示す。サイズ2−0の材
料の場合には、重合体の分布は中心のコアにおけ
るよりも周囲のキヤリアにおいて高くなる傾向が
ある。重合体の浸透の程度は7,28及び56日の移
植期間後に同等であつて、非移植縫合糸断面に匹
敵する。 重合体P)処理した試料の絹フイラメントは、
蜜臘処理(比較)絹フイラメントよりも濃度の低
い黒い着色を有していたが、これは断面において
認められるのみで、全体的には明白ではない。 ワツクス処理した絹は中位の組織反応を誘発す
る。これらの反応区域中に認められる主な細胞種
は、大食細胞、多核形成異物巨細胞及び繊維芽細
胞である。ワツクス処理した絹縫合糸の個々のフ
イラメント又はフイラメントの束は、分離してお
り且つ炎症性の細胞によつて囲まれている。 ワツクス処理した比較試料の断面区域は、かな
りの細胞浸透とそれに伴なう絹の編組の“破裂”
を示す。 4及び8週の移植期間後に、重合体P)で処理
した絹は蜜臘処理対照試料と比較して、増大した
強度保持率を示す。 編組した絹の重合体P)による浸透は、卓越し
た“絹の手ざわり”と向上した強度保持率を有す
る、組織に対して不活性な絹縫合糸を与える。組
織へ拾の不活性度及び生体内強度保持率は標準的
な絹対照物よりも著るしく良い評価を受ける。 スプラーグドーリーラツトの代りに54匹のロン
グエバンスラツトを用いて、上記のものと同様な
別の試験を行ない、その結果を第5,6,7及び
8表に要約する。第5表は、ラツトに皮下移植し
たのちの重合体P)で処理した縫合糸に対する平
均切断強度を示すのに対して、第6,7及び8表
は組織応答の評価に関するものである。 結 果 縫合糸が誘発する反応は本来異物反応である。
重合体P)縫合糸の移植部位において、反応は主
として縫合糸の周辺に限定される。反応は大部分
は縫合糸表面上の繊維芽/繊維細胞から成つてい
る。その他の炎症性反応は存在しないか又は最低
限の数で存在しているのみである。ポリブチレー
ト被覆した縫合糸における細胞性反応は、特に7
日の間隔においては、繊維芽細胞/繊維細胞、大
食細胞、巨細胞、及び散乱した好中球から成る傾
向がある。ワツクス被覆した縫合糸の移植部位に
おいては、特に移植後7日では、好中性白血球が
顕著である。ワツクス処理した縫合糸移植部位は
28及び56日において巨細胞及び繊維芽細胞/繊維
細胞の細胞反応が支配的である。 重合体P)縫合糸の繊維質被包は、56日おいて
明確であるのに対して、ワツクス被覆した縫合糸
の被包は、この期間では明確ではない。 サイズ2−0の縫合糸によつて誘発される全反
応に関しては、重合体P)被覆した縫合糸は、移
植の7日後にワツク被覆絹よりも僅かな組織反応
を生ずる傾向があるのみである(第6表参照)。 サイズ2−0及び5−0の重合体被覆縫合糸に
対する反応区域の面積は7,28及び56日において
対照試料に対して認められるものよりも著るしく
小さい。(第7表参照)。重合体P)被覆した縫合
糸に対して認められる小さい組織反応面積は、主
としてフイブリル間の細胞の浸透の量が少ないこ
とによる。 重合体P)のコーテイングは、第8表に示すよ
うに、3期間(7,28及び56日)の全部において
両方のサイズの絹縫合糸の細胞浸透の紡止に、き
わめて効果的である。 パラフイン/蜜臘処理した絹の移植部位のヘマ
トキシリン及びエオシン染色した断面では、組織
処理溶液中における溶解性のために、コーテイン
グを目で見ることができない。重合体P)のコー
テイングは通常の透過光中でかすかに認めること
ができ且つ偏光させた透過光中で容易に見ること
ができる。オイルレツドOで染色した重合体P)
被覆縫合糸の断面は縫合糸の周囲でコーテイング
が均一に分散しており且つ縫合糸の中心に近いフ
イラメントの周りで不定に分散していることが認
められる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 残存率%

100 60
48 45
【表】
【表】
【表】 実施例 1 重合体P)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コーポリ(オキシテトラメチレンテレフタ
レート)〕−(25/75PBT/POTM−T) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記材料を入れる: 27.9gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.1439モル) 24.6gの1,4−ブタンジオール
(0.2730モル) 53.1gのポリ(テトラメチレンオキシド)ジオ
ール、分子量1000ドルトン (0.0531モル) 0.16gのイルガノツクス 1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込み
物を含有する装置を窒素雰囲気から取出して、高
真空(1mm未満)に数時間さらす。次いで反応器
に窒素を通じ、165℃に加熱することによつて反
応物を溶融する。内容物が液化したとき、反応フ
ラスコを効率的な機械的撹拌機に連結して、165
℃における充分な混合を15分間行なう。次いで、
メタノールとブタノールの混合物中に溶解したル
トチタン酸テトラブチル(0.244g)と酢酸マグ
ネシウム(0.01g)の混合物から成る触媒を注射
器によつて側管を経て反応器中に急速に注入す
る。なお連続的な窒素流下に、溶融した反応混合
物を、次いで下記の順序で加熱する:190℃で2.5
時間、220℃で2.5時間。 220℃で2.5時間ののちに、揮発性の副生物の留
出が緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を
空の受器と取り換える。次いで0.75時間かけて
徐々に反応フスコ中の圧力を0.05mmまで低下させ
る。この減圧下で反応混合物を230℃において4.5
時間加熱する。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させ、次いで室温まで放冷す
る。液体窒素中の冷却後に重合体を単離し、粉砕
したのち、真空下に乾燥する。 実施例 2: 重合体P)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コーポリ(オキシテトラメチレンテレフタ
レート)〕−(29/71PBT/POTM−T) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭、及び気体導入口
を備えた、炎と真空で乾燥した500mlの二ツ口丸
底フラスコ中に、下記の材料を入れる: 38.8gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.1998モル) 37.7gの1,4−ブタンジオール
(0.4183モル) 65.4gのポリ(テトラメチレンオキシド)ジオ
ール、分子量1000ドルトン (0.0654モル) 0.0331gのジブチルスズオキシド
(0.000133モル) フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
を含有する装置を、窒素雰囲気から取出して、高
真空(1mm未満)に数時間さらす。次いで反応器
に窒素を通じ、165℃に加熱することによつて反
応物を溶融する。内容物が液化したとき、反応フ
ラスコを効率的な撹拌機に結合して、165℃にお
ける充分な混合を15分間行なう。なお連続的な窒
素流下に、溶融した反応混合物を下記の順序で加
熱する:190℃で3時間、230℃で4.0時間。 230℃で4.0時間ののちに、揮発性副生物の留出
が緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を空
の受器と取換える。次いで0.75時間かけて徐々に
反応フラスコ中の圧力を0.05mmまで低下させる。
この減圧下で反応混合物を230℃で6.0時間加熱す
る。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させたのち、室温まで放冷す
る。液体窒素中の冷却後に重合体を単離し、粉砕
したのち、真空下に乾燥する。 分析値:Tm(顕微鏡観察)140〜150℃インヘ
レント粘度(ヘキサフルオロイソプロパノー
ル中)1.2 実施例 3: 重合体P)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コーポリ(オキシテトラメチレンテレフタ
レート)〕−(45/55PBT/POMT−T) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記の材料を入れる: 39.3gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.2024モル) 44.1gの1,4−ブタンジオール
(0.4893モル) 38.9gのポリ(テトラメチレンオキシド)ジオ
ール、分子量1000ドルトン (0.0389モル) 0.16gのイルガノツクス1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
を含有する装置を窒素雰囲気から取出して、高真
空(1mm未満)に数時間さらす。次いで仕込み反
応器に窒素を通じ、反応物を165℃に加熱するこ
とによつて溶融する。仕込物が液化したとき、反
応フラスコを効率的な機械的撹拌機に結合して、
165℃における充分な混合を15分間行なう。次い
で、メタノールとブタノールの混合物中に溶解し
たオルトチタン酸テトラブチル(0.244g)と酢
酸マグネシウム(0.01g)の混合物から成る触媒
を、側管を通じて反応器中に注射器で急速に注入
する。なお連続的な窒素流下に、溶融した反応混
合物を次いで下記の順序で加熱する:190℃で2.0
時間、220℃で2.5時間。 220℃で2.5時間ののちに、揮発性副生物の留出
が緩徐となつたとき、留出物を含有する受器を空
の受器と取換える。次いで、0.75時間かけて反応
フラスコ中の圧力を徐々に0.05mmに低下させる。
この減圧下で反応混合物を230℃で3.5時間加熱す
る。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させたのち、室温まで放冷す
る。液体窒素中の冷却後に重合体を単離し粉砕し
たのち、真空下に乾燥する。 実施例 4: 重合体R)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コー(2−オクタデシル)スクシネート〕
(40/60PBT/C18−スクシネート) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記の材料を入れる: 28.2gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.1453モル) 39.8gの2−オクタデシル無水コハク酸
(0.1136モル) 69.9gの1,4−ブタンジオール
(0.7756モル) 0.16gのイルガノツクス1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
を含有する装置を窒素雰囲気から取出して、高真
空(1mm未満)に数時間さらす。次いで仕込み反
応器に窒素を通じ、反応物を165℃に加熱するこ
とによつて溶融する。仕込物が液化したとき、反
応フラスコを効率的な撹拌機に結合して、165℃
における充分な混合を15分間行なう。次いで、メ
タノールとブタノールの混合物中に溶解したオル
トチタン酸テトラブチル(0.244g)と酢酸マグ
ネシウム(0.01g)の混合物から成る触媒を、反
応器中に側管を通じて注射器によつて急速に注入
する。なお連続的な窒素流下に、溶融した反応混
合物を、次いで下記の順序で加熱する:190℃で
3.0時間、220℃で3.0時間。 220℃で3.0時間後に、揮発性の副生物の留出が
緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を空の
受器と取換える。次いで0.75時間かけて徐々に反
応フラスコ中の圧力を0.05mmに低下させる。この
減圧下に反応混合物を下記の順序で加熱する:
240℃で2.0時間、250℃で2.0時間。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させ、次いで室温まで放冷す
る。重合体を液体窒素中の冷却後に単離し、粉砕
し且つ真空下に乾燥する。 分析値:Tm(顕微鏡測定)113〜118℃インヘ
レント粘度(ヘキサフルオロイソプロパノー
ル中)0.46 実施例 5: 重合体S)ポリ〔ポリ(テトラメチレンオキシ
ベンゾエート)−コーポリ(ヘキサメチレン−
2−オクタデセニルスクシネート)〕(40/
60PBB/C18スクシネート) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコに、下記の材料を入れる: 37.3gのパラ(4−ヒドロキシブトキシ)安息
香酸メチル (0.1666モル) 37.3gの2−オクタデセニル無水コハク酸
(0.1666モル) 13.9gの1,6−ヘキサンジオール
(0.1065モル) 0.16gのイルガノツクス1098 (0.1176モル) フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
含有装置を窒素雰囲気から取出し、高真空(1mm
未満)に数時間さらす。次いで仕込み反応器に窒
素を通じ、反応物を100℃に加熱することによつ
て溶融する。仕込物が液化したとき、反応フラス
コを効率的な機械的撹拌機に結合して、充分な混
合を100℃で15分間行なう。次いで、メタノール
とブタノールの混合物中に溶解したオルトチタン
酸テトラブチル(0.305g)と酢酸マグネシウム
(0.0125g)の混合物から成る触媒を、反応器中
に注射器を用いて側管を通じて迅速に注入する。
なお連続的な窒素流下に、溶融反応混合物を次の
順序で加熱する:190℃で2.5時間、220℃で3.0時
間、240℃で2.25時間。 240℃で2.25時間ののちに揮発性副生物の留出
が緩徐となつたとき、留出物を含有する受器を空
の受器と取換える。次いで0.75時間かけて反応フ
ラスコ中の圧力を徐々に0.05mmまで下げる。この
減圧下に反応混合物をを次の順序で加熱する:
240℃で2.5時間、250℃で2.75時間。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させたのち、室温まで放冷す
る。重合体を液体窒素中で冷却したのち単離し、
粉砕し且つ真空下に乾燥する。 分析値:Tm(顕微鏡観測定)50〜70℃ 実施例 6: 重合体S)ポリ〔ポリ(テトラメチレンオキシ
ベンゾエート)−コ−ポリ(ヘキサメチレン−
2−オクタデセニルスクシネート)〕(50/
50PBB/C18スクシネート) 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記の材料を入れる。 46.7gのパラ(4−ヒドロキシブトキシ)安息
香酸メチル (0.2082モル) 31.1gの2−オクタデセニル無水コハク酸
(0.0888モル) 11.6gの1,6−ヘキサンジオール
(0.0981モル) 0.16gのイルガノツクス1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
含有装置を窒素雰囲気から取出して、高真空(1
mm未満)に数時間さらす。次いで仕込み反応器に
窒素を通じ、反応物を100℃に加熱することによ
つて溶融する。仕込物が液化したとき、反応フラ
スコを効率的な機械的撹拌機に結合して、100℃
における充分な混合を15分間行なう。次いで、メ
タノールとブタノールの混合物中に溶解したオル
トチタン酸テトラブチル(0.305g)と酢酸マグ
ネシウム(0.0125g)の混合物から成る触媒を、
注射器を用いて側管を通じて反応器中に迅速に注
入する。なお連続的な窒素流下に、次いで溶融し
た反応混合物を下記の順序で加熱する:190℃で
3.0時間、220℃で2.3時間、及び240℃で1.25時間。 240℃で1.25時間ののちに、揮発性副生物の留
出が緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を
空の受器と取換えて、反応フラスコ中の圧力を
0.75時間かけて徐々に0.05mmまで下げる。この減
圧下に反応混合物を240℃で4.5時間加熱する。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させたのち、室温まで放冷す
る。重合体を液体窒素中の冷却したのち単離し、
粉砕し且つ真空下で乾燥する。 分析結果:Tm(顕微鏡測定)98〜101℃インヘ
レント粘度(ヘキサフルオロイソプロパノー
ル中)0.38 実施例 7: 重合体Q)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コーダイマー酸エステル〕−(30/
70PBT/ダイマー酸エステル 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記の材料を入れる: 21.2gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.1090モル) 58.7gのダイマー酸ジイソプロピル
(0.0903モル) 53.7gの1,4−ブタンジオール
(0.5959モル) 0.16gのイルガノツクス1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
含有装置を窒素雰囲気から取出して、高真空(1
mm未満)に数時間さらす。次いで仕込み反応器に
窒素を通じ、反応物を165℃に加熱することによ
つて溶融する。仕込物が液化したとき、反応フラ
スコを効率的な機械的撹拌機に結合して、165℃
における充分な混合を15分間行なう。次いで、メ
タノールとブタノールの混合物中に溶解したオル
トチタン酸テトラブチル(0.244g)と酢酸マグ
ネーシウム(0.01g)の混合物から成る触媒を、
注射器を用いて側管を通じて反応器中に迅速に注
入する。なお連続的な窒素流下に、次いで溶融反
応混合物を下記の順序で加熱する:190℃で2.0時
間、220℃で2.5時間。 220℃で2.5時間ののちに、揮発性副生物の留出
が緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を空
の受器と取換える。次いで0.75時間かけて反応フ
ラスコ中の圧力を徐々に0.05mmに下げる。この減
圧下で反応混合物を240℃で3.5時間加熱する。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、窒素と平衡させ、次いで室温まで放冷す
る。重合体を液体窒素中の冷却後に単離し、粉砕
したのち、真空下に乾燥する。 分析結果:Tm(顕微鏡測定)151〜156℃、イ
ンヘレント粘度(ヘキサフルオロイソプロパ
ノール中)0.36 実施例 8: 重合体Q)ポリ〔テトラメチレンテレフタレー
ト−コーダイマー酸エステル〕(40/60PBT/
ダイマー酸エステル 乾燥窒素雰囲気下に、ステンレス鋼かい形撹拌
機、受器を付した短かい蒸留頭及び気体導入口を
備えた、炎と真空で乾燥した300mlの二ツ口丸底
フラスコ中に、下記の材料を入れる: 28.2gの1,4−ジメチルテレフタレート
(0.1453モル) 50.3gのダイマー酸ジイソプロピル
(0.0774モル) 60.3gの1,4−ブタンジオール
(0.6691モル) 0.169のイルガノツクス1098 フラスコの開いた口に栓をしたのち、全仕込物
含有装置を窒素雰囲気から取出して、高真空(1
mm未満)に数時間さらす。次いで仕込み反応器に
窒素を通じ、反応物を165℃に加熱することによ
つて溶融する。仕込物かい液化したとき、反応フ
ラスコを効率的な機械的撹拌機に結合して、165
℃における充分な混合を15分間行なう。次いでメ
タノールとブタノールの混合物中に溶解したオル
トチタン酸テトラブチル(0.244g)と酢酸マグ
ネシウム(0.01g)の混合物から成る触媒を、注
射器を用いて反応器中に側管を通じて迅速に注入
する。なお連続的な窒素流下に、次いで溶融反応
混合物を下記の順序で加熱する:190℃で2.5時
間、220℃で3.0時間。 220℃で3.0時間ののちに、揮発性の副生物の留
出が緩徐になつたとき、留出物を含有する受器を
空の受器と取換える。次いで0.75時間かけて反応
フラスコ中の圧力を徐々に0.05mmに下げる。この
減圧下に反応混合物を240℃で2.0時間加熱する。 この加熱サイクルの終りに、反応器を油浴から
取出し、室温まで放冷する。液体窒素による冷却
後に重合体を単離し、粉砕したのち、真空下に乾
燥する。 分析結果:Tm(顕微鏡測定)148〜151℃、イ
ンヘレント粘度(ヘキサフルオロイソプロパ
ノール中)0.23 実施例9:絹縫合糸の重合体による含浸 試験用コーテイングラインは、連続的に配置し
た通常のスプール繰出し、溶液処理、乾燥及び縫
合糸引取り作業から成つている。サイズ2−0及
び5−0の2本の黒く染めた絹縫合糸を処理す
る。縫合糸材料を、40±5℃に保つた、ジクロロ
メタン中の実施例2に従つて調製した重合体P)
の15〜20%重量/容量溶液中に通じる。 重合体溶液から出たときに、フエルトでぬぐう
ことによつて過剰の溶液を除く。縫合糸を熱風ブ
ロワー(150℃)を過ぎて走らせることによつて
溶剤を蒸発させる。 1回の通過で望ましい重合
体の付加を達成するためには、溶液の濃度と温度
が共に重要である。望ましい重合体の付着は7〜
15%の範囲にあり、サイズ2−0に対しては9
%、サイズ5−0に対しては12%である。 工程のこの段階で重合体は縫合糸を覆つている
のみで、目に見えるほど編組の内部に浸透してい
ない。この材料の手ざわりはきわめてこわい。手
ざわりと結節について望ましい縫合糸の性質は、
重合体で覆つた縫合糸に短時間の高温加熱処理を
施すことにより編組の内部への重合体の浸透を生
じさせることによつて、達成される。 重合体で覆われた縫合糸を、22cmの電熱アルミ
ニウムブロツク中にあけた0.5cmの穴の中心に垂
直的に通す。最適の浸透を達成するためのブロツ
ク温度と縫合糸速度の条件を下記に示す: 縫合糸サイズ ブロツク温度 縫合糸速度 2−0 415±5℃ 7.1cm/秒 5−0 345±5℃ 9.6cm/秒 上記の条件は、被包した縫合糸のこわい、針金
状の手ざわりと異なつて、軟らかく、しなやかな
手ざわりを与えることが認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 疎水性の柔軟な熱可塑性エラストマー中に包
    埋したマルチフイラメント絹を含有して成る複合
    縫合糸であつて、絹フイラメント間の隙間の実質
    的に全部が該エラストマーによつて満してあり;
    該エラストマーはハード及びソフト成分を有する
    共重合体を含有して成り、該ソフト成分はハード
    成分の融点と結晶性に依存して該エラストマーの
    約25〜80重量%を占め、そして該エラストマーは
    縫合糸構造の内部中への最適の拡散と一致した溶
    液粘度を与えるに充分な分子量を有し且つ縫合糸
    に機械的な応力を加えるときに剥離しない高度に
    一体化したマトリツクスを与えることを特徴とす
    る、サイズ5−0の場合に、生体内で8週間後に
    初期機械的強度の少なくとも32%を保持すること
    ができ、細胞浸透に対してモノフイラメントの表
    面障害性に匹敵する表面障壁性および普通の合成
    縫合糸に匹敵する組織反応を有することを特徴と
    する実質的に絹の取扱い性を保有する複合縫合
    糸。 2 エラストマーは、 P) 下記繰返し単位: 【式】 【式】 上式中で各Gはそれぞれ2〜6炭素原子のア
    ルキレン基を表わし;且つpは9〜15であり;
    e及びfはそれぞれB単位が共重合体の50〜80
    重量パーセントを占め且つA単位が残りを占め
    るような1よりも大きい値の数を表わし;Zは
    1,4−フエニレン、1,3−フエニレン又は
    トランス−1,4−シクロヘキシレンを表わ
    す、 を有する共重合体; Q) 実質的に、下記一般式 【式】 【式】 上式中でx及びyは、B単位が共重合体の50
    〜80重量パーセントを占め且つA単位が残りを
    占めるような整数であり; 【式】は24〜32炭素原子を含有す る枝分れ炭化水素鎖を表わし且つZ及びGは前
    記のとおりである、 を有する繰返し単位A、〔ポリ(アルキレンテ
    レフタレート;イソフタレート又はシクロヘキ
    サン−1,4−ジカルボキシレート)〕及び繰
    返し単位B、〔ポリ(アルキレンダイマー酸エ
    ステル)〕の多数から成る共重合体; R) 実質的に、下記一般式; 【式】 【式】 上式中でAlk1は約4〜30炭素原子の鎖長を
    有する直鎖又は分枝れアルキル又はアルケニル
    基であり且つg及びhはA単位が共重合体の20
    〜50重量パーセントを占め且つB単位が残りを
    占めるような整数であり且つZ及びGは前記の
    とおりである、 を有するポリ(アルキレン)テレフタレート、
    イソフタレート又はシクロヘキサン−1,4−
    ジカルボキシレート、及びポリ(アルキレン)
    アルキル又はアルケニルスクシネート繰返し単
    位の多数から成る共重合体; S) 下記一般式: 【式】−Jf− B 上式中でJは 又は ここでAlk2は8〜30炭素原子の鎖長を有す
    るアルキル又はアルケニル部分であり;
    【式】はC32H60の推定式を有する 枝分れ炭化水素鎖を表わす、 又は ここでpは9〜15であり、Gは前記のとおり
    であり且つR′は脂肪族又は芳香族2置換部分
    である、e及びfはB単位がコポリエステルの
    約25〜50重量%を占め且つA単位が残りを占め
    るような整数である、 を有するランダム共重合体、 から成る群から選択される、特許請求の範囲第1
    項記載の縫合糸。 3 疎水性の柔軟な熱可塑性エラストマー中に包
    埋したマルチフイラメント絹を含有して成る複合
    縫合糸であり、該エラストマーは、 P) 下記繰返し単位: 【式】 【式】 上式中で各Gはそれぞれ2〜6炭素原子のア
    ルキレン基を表わし;且つpは9〜15であり;
    e及びfはそれぞれB単位が共重合体の50〜80
    重量パーセントを占め且つA単位が残りを占め
    るような1よりも大きい値の数を表わし;Zは
    1,4−フエニレン、1,3−フエニレン又は
    トランス−1,4−シクロヘキシレンを表わ
    す、 を有する共重合体; Q) 実質的に、下記一般式 【式】 【式】 上式中でx及びyはB単位が共重合体の50〜
    80重量パーセントを占め且つA単位が残りを占
    めるような整数であり; 【式】は24〜32炭素原子を含有す る枝分れ炭化水素鎖を表わし且つZ及びGは前
    記のとおりである、 を有する繰返し単位A、〔ポリ(アルキレンテ
    レフタレート;イソフタレート又はシクロヘキ
    サン−1,4−ジカルボキシレート)〕及び繰
    返し単位B、〔ポリ(アルキレンダイマー酸エ
    ステル)〕の多数から成る共重合体; R) 実質的に、下記一般式 【式】 【式】 上式中でAlk1は約4〜30炭素原子の鎖長を
    有する直鎖又は枝分れアルキル又はアルケニル
    基であり且つg及びhはA単位が共重合体の20
    〜50重量パーセントを占め且つB単位が残りを
    占めるような整数であり且つZ及びGは前記の
    とおりである、 を有するポリ(アルキレン)テレフタレート、
    イソフタレート又はシクロヘキサン−1,4−
    ジカルボキシレート、及びポリ(アルキレン)
    アルキル又はアルケニルスクシネート繰返し単
    位の多数から成る共重合体; S) 下記一般式: 【式】−Jf− B 上式中でJは 又は ここでAlk2は8〜30炭素原子の鎖長を有す
    るアルキル又はアルケニル部分であり;
    【式】はC32H60の推定式を有する 枝分れ炭化水素鎖を表わす、 又は ここでpは9〜15であり、Gは前記のとおり
    であり且つR′は脂肪族又は芳香族の2置換部
    分であり、e及びfはB単位がコポリエステル
    の約25〜50重量%を占め且つA単位が残りを占
    めるような整数である、 を有するランダム共重合体、 から成る群から選択されることを特徴とする複合
    縫合糸。 4 Zは1,4−フエニレンであり、Gは1,4
    −ブチレンであり、且つエラストマーは0.2〜1.4
    の極限粘度を有し且つ約80〜180℃の熱顕微鏡測
    定による融点を有する、特許請求の範囲2又は3
    項記載の縫合糸。 5 エラストマーは全複合糸の5〜50重量%を占
    め且つ少なくとも2000ダルトンの分子量を有す
    る、特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 6 エラストマーは式P),Q)又はR)を有し
    且つソフトセグメントはその55〜75%を占める、
    特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 7 エラストマーのソフトセグメントはその60〜
    70重量%を占める、特許請求の範囲第6項記載の
    縫合糸。 8 エラストマーは式S)を有し且つソフトセグ
    メントはその30〜50%を占める、特許請求の範囲
    第4項記載の縫合糸。 9 エラストマーは式P)を有し且つヘキサフル
    オロ−2−プロパノール中の極限粘度は0.8〜1.3
    である、特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 10 重合体は式Q)を有し且つヘキサフルオロ
    −2−プロパノール中の極限粘度は0.3〜0.9であ
    る、特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 11 重合体は式R)を有し且つヘキサフルオロ
    −2−プロパノール中の極限粘度は0.2〜0.7であ
    る、特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 12 重合体は式S)を有し且つヘキサフルオロ
    −2−プロパノール中の極限粘度は0.3〜0.6であ
    る、特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 13 絹は編組構造のものである、特許請求の範
    囲第2項記載の縫合糸。 14 少なくとも一端に取付けた手術用針を有す
    る、特許請求の範囲第2項記載の縫合糸。 15 無菌の状態にある、特許請求の範囲第2又
    は14項記載の縫合糸。 16 a) マルチフイラメント絹縫合糸を、溶
    剤中に溶解した疎水性の柔軟な熱可塑性エラス
    トマーによつて、該縫合糸を被覆するため20〜
    80℃の温度で処理し;該エラストマーはハード
    及びソフト成分を有する共重合体から成り、該
    ソフト成分は該共重合体の約25〜80重量%を占
    め;且つ該エラストマーは縫合糸構造の内部へ
    の最適の拡散と一致した溶液粘度を与えるに充
    分な分子量を有し、縫合糸に機械的な応力を加
    えるときに剥離しない高度に完全なマトリツク
    スとなり、且つ b) 処理した縫合糸を340〜500℃の温度に加熱
    してマルチフイラメント絹縫合糸の連続的で且
    つ一貫した浸透を達成し、それによつて絹フイ
    ラメント間の実質的に全部の隙間を満す、 段階を含むことを特徴とする非刺激性で且つ
    強度保持性の複合絹−熱可塑性エラストマー縫
    合糸の製造方法。 17 a) 連続的工程において、マルチフイラ
    メント絹縫合糸を、疎水性の、柔軟な熱可塑性
    エラストマーの温溶液により20〜80℃の温度で
    処理し;該エラストマーはハード及びソフトセ
    グメントを有するセグメンテツド共重合体から
    成り、該ソフトセグメントは該共重合体の約25
    〜80重量%を占め;該エラストマーは縫合糸構
    造の内部への最適の拡散と一致した溶液粘度を
    与えるに充分な分子量を有し、縫合糸に機械的
    応力を加えるときに剥離しない高度に完全なマ
    トリツクスとなり; b) 該処理した縫合糸をフエルトのぬぐい中に
    通し、次いで上方に送つてそれを風乾し;且つ c) 縫合糸を被覆し且つ絹フイラメント間の隙
    間の実質的に全部を満すために、該縫合糸を
    340〜500℃の温度の熱風区域中に急速に通じて
    エラストマーをシンターさせる、 段階を含むことを特徴とする、非刺激性で且
    つ強度保持性の複合絹−熱可塑性エラストマー
    縫合糸の製造方法。 18 縫合糸は編組構造のものであり且つエラス
    トマーは、 P) 下記繰返し単位: 【式】 【式】 上式中で各Gはそれぞれ2〜6炭素原子のア
    ルキレン基を表わし;且つpは9〜15であり;
    e及びfはそれぞれB単位が共重合体の50〜80
    重量パーセントを占め且つA単位が残りを占め
    るような1よりも大きい値の数を表わし;且つ
    Zは1,4−フエニレン、1,3−フエニレン
    又はトランス−1,4−シクロヘキシレンを表
    わす、 を有する共重合体; Q) 実質的に、下記一般式 【式】 【式】 上式中でx及びyはB単位が共重合体の50〜
    80重量パーセントを占め且つA単位が残りを占
    めるような整数であり; 【式】は24〜32炭素原子を含有す る枝分れ炭化水素鎖を表わし、且つZ及びGは
    前記のとおりである、 を有する繰返し単位A、〔ポリ(アルキレンテ
    レフタレート;イソフタレート又はシクロヘキ
    サン−1,4−ジカルボキシレート)〕及び繰
    返し単位B、〔ポリ(アルキレンダイマー酸エ
    ステル)〕の多数から実質的に成る共重合体; R) 下記一般式; 【式】 【式】 上式中でAlk1は約4〜30炭素原子の鎖長を
    有する直鎖又は枝分れアルキル又はアルケニル
    基であり且つg及びhはA単位が共重合体の20
    〜50重量パーセントを占め且つB単位が残りを
    占めるような整数であり且つZ及びGは前記の
    とおりである、 を有するポリ(アルキレン)テレフタレート、
    イソフタレート又はシクロヘキサン−1,4−
    ジカルボキシレート、及びポリ(アルキレン)
    アルキル又はアルケニルスクシネート繰返し単
    位の多数から成る共重合体; S) 下記一般式: 【式】−Jf− B 上式中でJは 又は ここでAlk2は8〜30炭素原子の鎖長を有す
    るアルキル又はアルケニル部分であり;
    【式】はC32H60の推定式を有する 枝分れ炭化水素鎖を表わす、 又は ここでpは9〜15であり、Gは前記のとおり
    であり且つR′は脂肪族又は芳香族2置換部分
    であり、e及びfはB単位がコポリエステルの
    約25〜50重量%を占め且つA単位が残りを占め
    るような整数である、 を有するランダム共重合体、 から成るグループから選択する、特許請求の範囲
    第17項記載の方法。 19 Zは1,4−フエニレンであり、Gは1,
    4−ブチレンであり、且つエラストマーは0.2〜
    1.4の極限粘度を有し且つ約80〜180℃の熱顕微鏡
    測定による融点を有する、特許請求の範囲第18
    項記載の方法。 20 生成する全複合糸の5〜50重量%を占める
    に充分なエラストマーを使用する、特許請求の範
    囲第19項記載の方法。 21 エラストマーを塩化メチレン中に溶解し、
    エラストマーの溶液を約40℃に保ち且つ10〜30重
    量%の濃度に保つ、特許請求の範囲第19項記載
    の方法。 22 編組した絹縫合糸を、連続工程において、
    塩化メチレン中のエラストマーの該溶液中に通
    し、次いで、該溶液表面上でフエルトぬぐい中に
    通し、次いで処理した縫合糸を風乾するために上
    方に通過させ、次いでそれを加熱工程に送りそこ
    で縫合糸を熱風区域中で移動させることによつて
    エラストマー層を絹縫合糸の内側でシンターす
    る、特許請求の範囲第21項記載の方法。 23 加熱区域の温度は340〜500℃の範囲であ
    る、特許請求の範囲第21項記載の方法。 24 重合体は式P)を有する、特許請求の範囲
    第23項記載の方法。 25 重合体は式Q)を有する、特許請求の範囲
    第23項記載の方法。 26 重合体は式R)を有する、特許請求の範囲
    第23項記載の方法。 27 重合体は式S)を有する、特許請求の範囲
    第23項記載の方法。
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