JPH0345118Y2 - - Google Patents

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JPH0345118Y2
JPH0345118Y2 JP5483887U JP5483887U JPH0345118Y2 JP H0345118 Y2 JPH0345118 Y2 JP H0345118Y2 JP 5483887 U JP5483887 U JP 5483887U JP 5483887 U JP5483887 U JP 5483887U JP H0345118 Y2 JPH0345118 Y2 JP H0345118Y2
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JP
Japan
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wheel
wheels
distance
pallet
sensor
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、焼結機の走行車輪診断装置に関する
ものである。
(従来の技術) 焼結設備には焼結機パレツトやクーラ等に台車
設備が多数用いられているが、これら台車に取付
けられている車輪が回転不良になると、車輪がレ
ール上から脱輪、脱落して焼結設備全体が停止す
るという事態に到る。特に折返し点などで車輪が
脱輪、脱落すると、その復旧作業に多大な労力と
時間を要し、設備休止による損失は膨大となる。
車輪の脱輪、脱落による故障原因の殆んどは、
ベアリングの摩耗、破損、焼付などによる車輪の
回転不良によるものである。具体的に述べると、
台車設備が稼動中にベアリングのローラーおよび
内輪、外輪とのすべり面が摩耗し、内輪と外輪と
の間のすき間が大きくなる。このような状態のま
ま台車を継続使用すると、車輪が軸方向に移動す
るか、または車輪の進行方向に対して左右に傾く
ようになり、ついには脱線したり軸から車輪が脱
落したりする。
このような問題点を解決するための装置の一つ
として、実開昭58−6197号公報に開示された「焼
結機パレツトの走行車輪ベアリング診断装置」が
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の実開昭58−6197号公報は、焼結機のリタ
ーン側パレツト車輪を受けるレールの一部を切欠
き、この切り欠いたレールの近傍でパレツトの中
ローラー走行位置に中ローラー受けレールを敷設
し、前記レールを切り欠いた部分にパレツトの車
輪を回転せしめる回転装置を設け、この回転装置
近傍にマイクロホンを設置し、このマイクロホン
を音響装置に接続したことを特徴としており、パ
レツトの車輪を空荷状態で回転させて、その回転
音により車輪の異常を診断するという技術であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところでこのような診断装置においては、ベア
リングが正常であつても、周囲の雑音による過検
出が多発する点である。この誤動作のため、焼結
機を停止して点検する頻度が増加するので、設備
の稼動率低下が問題となる。
本考案は上記問題点を解消した走行車輪の診断
装置を提供する。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案の技術的手
段は、走行する台車の車輪の通過を検知する車輪
センサーと通過する左右一対の車輪と台車との間
に設けられ車輪との距離を測定する距離検出器
と、前記車輪センサーおよび距離検出器からの信
号値と予め入力された設定値とを比較演算する演
算装置と、該演算装置の演算結果に基づいて警報
をおこなう異常警報装置とからなるものである。
(作用) 車輪センサーは通過する車輪を検知することに
よつてその車輪を特定する。
距離検出器は車輪と台車との間の所定位置に固
定して設けられており、通過する車輪と該検出器
との間の距離を測定する。
この車輪センサーと距離検出器にて検出測定さ
れた値は演算装置に入力され、車輪センサーによ
り特定された車輪の所定位置からの距離が求めら
れる。この値と、予め演算装置に入力されている
設定値とを比較して通過した車輪の位置を求め、
この値が基準値より大きくなつた場合には異常警
報装置により警報をおこなう。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図に示すブロツク
接続図により説明する。
2は焼結機に使用されるパレツト台車であり、
台車下部に取付けられた車輪5,6によりレール
3,4上を走行する。1は車輪センサーであり、
レール3上から突出して車輪5の通過を検知する
位置に固定されている。通過する車輪5,6の、
車輪5,6とパレツト台車2との間には、左右そ
れぞれ1対の車輪5,6の更に上下2個所に、基
台16又はレール3,4から突出して所定位置に
車輪5,6との距離を測定する距離検出器7,
8,9,10が設定されている。
11は演算装置であり、車輪センサー1からの
車輪検知信号および距離検出器7,8,9,10
からの測定した距離信号値が入力される。また演
算装置11には異常警報装置12および記録計1
3が接続されている。
焼結機のパレツト台車2は連鎖状に多数設けら
れており、レール3,4上を順次移動し循環す
る。設備が稼動中において複数のパレツト台車2
は逆もどりしたり順番が入替る事がないので、車
輪センサー1を通過するパレツト台車2の車輪
5,6もレール進行方向に順序通り移動し循環す
る。このために車輪センサー1は最初に通過する
基準となるパレツト台車2の車輪5を検知認識で
きれば、その後順序通り通過する車輪5を検知す
るだけで車輪5の特定を行う事が可能となる。従
つてセンサー1で車輪5を検知し、その都度その
検知信号を演算装置11に送信する。演算装置1
1においては最初に送られる検知信号がどの車輪
5に対応しているかをあらかじめ設定しておけ
ば、その後に送られる検知信号によつて、パレツ
ト台車2の車輪5が認知特定できる。
距離検出器7,8によつて車軸方向に設けられ
た1対の車輪5,6と検出器7,8との距離δ1
δ2を検出する。車輪5,6が正常な場合、該検出
器7,8間の距離をとすれば、車輪5,6間の
距離はδ1++δ2となり一定である。車輪5,6
に異常が生じた場合は、車輪軸に対して車輪5,
6が移動したり傾いたりするので、車輪5,6間
の距離(δ1++δ2)は正常な場合と異なり変動
する。そこで車輪5,6間の距離(δ1++δ2
が、予め定められた基準値の範囲外の値になつた
時に、異常と判断する。
演算装置11では、距離検出器7,8より入力
された距離δ1,δ2から距離(δ1++δ2)が、予
め設定された許容最小値M1,未満であるかまた
は許容最大値M2を越えた場合、左右いづれかの
車輪は異常であるとみなし、異常警報装置12に
異常信号を送り警報ブザーを鳴らし、同時に異常
とみなした車輪5,6を表示する信号を送る。な
お、M1,M2の値の決め方は車輪5,6の大き
さ,構造および該検出器7,8の設定位置を考慮
して、過去の車輪の脱輪脱落状況から判断して安
全サイドに決めればよい。
この車輪センサー1は、たとえば公知のリミツ
タースイツチであつてよく、車輪5の経路に臨ま
せて設けておき、移動してきた車輪5が接触する
ことを検知して、車輪5を検知特定する。なお該
センサー1は非接触式のものとすることも可能で
ある。
また距離検出器7,8は、車輪5,6の側面と
パレツト台車2との中間に位置して車輪内側面と
の距離δ1,δ2を測定できるように、少なくとも左
右一対以上設けるものとする。また距離検出器
9,10は第1図に示すように各々距離検出器
7,8に対して上下の関係に設置したものであ
り、車輪5,6の傾きも同時に検知することがで
きる。このことは、走行車輪の診断装置としてさ
らに有効なものとなる。距離検出器7,8,9,
10は非接触式、接触式のいずれでもよいが、耐
久性および測定精度を考慮すると、例えば過電流
を利用した非接触式の距離検出器とすることが望
ましい。
さらに、距離検出器7,8及び9,10を第2
図に示すレールの継目部に設け、レールの接続部
14の片方のレールの傾斜部15をσ=1〜2mm
程度、点線から実線のように切り欠いた構造と
し、この上を摩耗車輪が通過するようにすると、
車輪が進行方向に対して左右に傾斜しやすくな
り、確実に不良軸受の車輪を検出することができ
る。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案は、簡単な構造で走
行車輪の異常を容易かつ高精度で検出することが
可能となり、従来たびたび発生していた過検出に
よる設備休止の問題もなくなり、焼結機の安定操
業を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロツク接続
図、第2図はレールの接続部を示す斜視図であ
る。 1……車輪センサー、2……パレツト台車、
3,4……レール、5,6……4,7,8,9,
10……距離検出器、11……演算装置、12…
…異常警報装置、13……記録計、14……レー
ルの接続部、15……レールの接続部の傾斜部、
16……基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行する台車の車輪の通過を検知する車輪セン
    サーと、通過する左右一対の車輪と台車との間に
    設けられ車輪との距離を測定する距離検出器と、
    前記車輪センサーおよび距離検出器からの信号値
    と予め入力された設定値とを比較演算する演算装
    置と、該演算装置の演算結果に基づいて警報をお
    こなう異常警報装置とからなる焼結機の走行車輪
    診断装置。
JP5483887U 1987-04-11 1987-04-11 Expired JPH0345118Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5483887U JPH0345118Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5483887U JPH0345118Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63162298U JPS63162298U (ja) 1988-10-24
JPH0345118Y2 true JPH0345118Y2 (ja) 1991-09-24

Family

ID=30882199

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JP5483887U Expired JPH0345118Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11

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JP5765300B2 (ja) * 2012-06-28 2015-08-19 新日鐵住金株式会社 プッシャーローラの損傷診断装置

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JPS63162298U (ja) 1988-10-24

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