JPH0344595B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0344595B2 JPH0344595B2 JP61174992A JP17499286A JPH0344595B2 JP H0344595 B2 JPH0344595 B2 JP H0344595B2 JP 61174992 A JP61174992 A JP 61174992A JP 17499286 A JP17499286 A JP 17499286A JP H0344595 B2 JPH0344595 B2 JP H0344595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cracked
- fuel
- fuel oil
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、重質油を接触分解あるいは熱分解す
る際に生成する灯油又は軽油留分に該当する分解
油又は分解油を含有して成る燃料油の色相安定性
を改良することに関する。 従来技術とその問題点 重質油を分解してLPGやガソリンに変換する
際に、芳香族炭化水素と不飽和炭化水素分に富む
沸点約150〜約400℃の留分(通称サイクル油)が
生成する。該留分は灯油、軽油或いはA重油の沸
点範囲に該当するが、留出直後は透明であるもの
の貯蔵中に黄色乃至褐色に着色するという好まし
くない欠点がある。また、上記留分は原油の直留
系灯油や軽油に約5Vol%混合した場合でも同様
に着色する現象がみられる。 このような着色の防止対策としては、上記留分
を水素化精製することが考えられるが、苛酷条件
下で精製処理しても着色を大巾に低減するには至
らない。また、該留分に酸化防止剤としては2,
6−ジ−tert−ブチルp−クレゾール(DBPC)
のようなフエノール系のもの又はp−フエニレン
ジアミン系のものを添加することも考慮される
が、実用的な着色防止の効果は期待できない。 なお、最近ベンゾトリアゾール、メチルベンゾ
トリアゾール、メチルベンゾトリアゾールアミン
塩等の添加による着色防止が提案されているが
(特開昭61−2794号)、未だ十分とはいえない。 発明が解決しようとする課題 本発明は、上述した状況に鑑みなされたもので
あつて、上記分解油又は分解油を含有する燃料油
の色相安定性を向上させた燃料油組成物を提供す
ることを課題とする。 発明の構成 本発明の特徴は、重質油を分解して得られる分
解油から成る燃料油又は該分解油を5容量
(Vol)%以上含有する燃料油に下記一般式()
或いは()で表わされる化合物群から選択され
る1種又は2種以上を配合することにより、上記
燃料油の色相安定性を改良することにある。 一般式 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、nは2又は3である。
また、核置換基のOH基はo−,m−又はp−位
のいずれでもよい)、 一般式 (式中、R3及びR4は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、mは1又は2、nは2
又は3である。また、核置換基のOH基はo−,
m−又はp−位のいずれでもよく、R5は水素原
子又は炭素数1〜18個のアルキル基を示す)。 なお、ここでいう“分解油を含む燃料油”とは
分解油を混合した灯油、軽油又は重油を意味す
る。 課題を解決するための手段 本発明における燃料油は、重質油の接触分解或
いは熱分解により生成する分解油のうち、沸点が
約150〜約400℃の範囲の留分(通常ライトサイク
ル油が包含される)単独、もしくは該留分を直留
系灯油、軽油留分(直留油と称せられる)と混合
したものである。上記留分を上記直留油に約5vol
%以上混合すると、この混合油の色相は直留油単
独に比べ大巾に低減することから、本発明で対象
とする分解油を含有する燃料油は、分解油、すな
わち、上記留分を5vol%以上含有するものであ
る。なお、ここで用いる直留油は通常水素化脱硫
精製したものである。 本発明において、上記留分から成る燃料油又は
該留分を上記直留油に混合して成る燃料油に添
加、配合する上記一般式()で表わされる化合
物としては、N,N′−ジサリチリデン−1,2
−プロピレンジアミン、N,N′−ビス(4−ヒ
ドロキシベンジリデン)−1,2−プロピレンジ
アミン、N,N′−ビス(4−ヒドロキシベンジ
リデン)−1,2−エチレンジアミン等を例示し
得る。 また、同じく添加、配合される上記一般式
()で表わされる化合物としては、N,N′−ビ
ス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシベンジル)
プロピレンジアミン、N,N′−ビス(2−ヒド
ロキシ−5−オクチルベンジル)エチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシ−5−ノニ
ルベンジル)エチレンジアミン、N,N′−ビス
(2−ヒドロキシ−5−オクチルベンジル)プロ
ピレンジアミン、N,N′−ビス(2−ヒドロキ
シ−5−ノニルベンジル)プロピレンジアミン等
を例示できる。 これらの化合物は単独でもしくは2種以上混合
して上記分解油から成る燃料油に直接添加する
か、もしくは他の基油との混合油に添加するとよ
いが、その添加量は、燃料油に対して10〜
500ppmの範囲とする。 上記添加量が10ppmより少ないと、目的とする
燃料油の色相安定性を向上することができなく、
一方、色相改良の効果は、500ppmの添加量でほ
ぼ飽和状態となるため、それを越える量の添加は
経済性の点で不利となる。 すなわち、上記一般式()もしくは()で
表わされる化合物の1種又は2種以上を、上記燃
料油に対して10〜500ppmの範囲で添加、配合す
ることにより、長期間の貯蔵においても着色がみ
られない、色相安定性の向上した燃料油組成物が
得られる。 なお、本発明では、上記化合物に加えて低温流
動性向上剤、酸化防止剤、セタン価向上剤、着火
性向上剤等の燃料油用添加剤を併用しても良い。 以下実施例により本発明及びその効果を具体的
に説明する。 発明の実施例及び効果 実施例 燃料油として下記の基油A並びに基油Aと基油
Bの混合油を用いた。 燃料基油A:脱硫した重油を接触分解して得られ
た沸点範囲、初留点150℃〜終点340℃の軽質
サイクル油。 燃料基油B:中東原油を常圧蒸留して分離した軽
油留分を水素化脱硫精製して得られた脱硫直
留軽油(DS−GO) 上記各基油の性状は第1表に示すとおりであ
る。
る際に生成する灯油又は軽油留分に該当する分解
油又は分解油を含有して成る燃料油の色相安定性
を改良することに関する。 従来技術とその問題点 重質油を分解してLPGやガソリンに変換する
際に、芳香族炭化水素と不飽和炭化水素分に富む
沸点約150〜約400℃の留分(通称サイクル油)が
生成する。該留分は灯油、軽油或いはA重油の沸
点範囲に該当するが、留出直後は透明であるもの
の貯蔵中に黄色乃至褐色に着色するという好まし
くない欠点がある。また、上記留分は原油の直留
系灯油や軽油に約5Vol%混合した場合でも同様
に着色する現象がみられる。 このような着色の防止対策としては、上記留分
を水素化精製することが考えられるが、苛酷条件
下で精製処理しても着色を大巾に低減するには至
らない。また、該留分に酸化防止剤としては2,
6−ジ−tert−ブチルp−クレゾール(DBPC)
のようなフエノール系のもの又はp−フエニレン
ジアミン系のものを添加することも考慮される
が、実用的な着色防止の効果は期待できない。 なお、最近ベンゾトリアゾール、メチルベンゾ
トリアゾール、メチルベンゾトリアゾールアミン
塩等の添加による着色防止が提案されているが
(特開昭61−2794号)、未だ十分とはいえない。 発明が解決しようとする課題 本発明は、上述した状況に鑑みなされたもので
あつて、上記分解油又は分解油を含有する燃料油
の色相安定性を向上させた燃料油組成物を提供す
ることを課題とする。 発明の構成 本発明の特徴は、重質油を分解して得られる分
解油から成る燃料油又は該分解油を5容量
(Vol)%以上含有する燃料油に下記一般式()
或いは()で表わされる化合物群から選択され
る1種又は2種以上を配合することにより、上記
燃料油の色相安定性を改良することにある。 一般式 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、nは2又は3である。
また、核置換基のOH基はo−,m−又はp−位
のいずれでもよい)、 一般式 (式中、R3及びR4は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、mは1又は2、nは2
又は3である。また、核置換基のOH基はo−,
m−又はp−位のいずれでもよく、R5は水素原
子又は炭素数1〜18個のアルキル基を示す)。 なお、ここでいう“分解油を含む燃料油”とは
分解油を混合した灯油、軽油又は重油を意味す
る。 課題を解決するための手段 本発明における燃料油は、重質油の接触分解或
いは熱分解により生成する分解油のうち、沸点が
約150〜約400℃の範囲の留分(通常ライトサイク
ル油が包含される)単独、もしくは該留分を直留
系灯油、軽油留分(直留油と称せられる)と混合
したものである。上記留分を上記直留油に約5vol
%以上混合すると、この混合油の色相は直留油単
独に比べ大巾に低減することから、本発明で対象
とする分解油を含有する燃料油は、分解油、すな
わち、上記留分を5vol%以上含有するものであ
る。なお、ここで用いる直留油は通常水素化脱硫
精製したものである。 本発明において、上記留分から成る燃料油又は
該留分を上記直留油に混合して成る燃料油に添
加、配合する上記一般式()で表わされる化合
物としては、N,N′−ジサリチリデン−1,2
−プロピレンジアミン、N,N′−ビス(4−ヒ
ドロキシベンジリデン)−1,2−プロピレンジ
アミン、N,N′−ビス(4−ヒドロキシベンジ
リデン)−1,2−エチレンジアミン等を例示し
得る。 また、同じく添加、配合される上記一般式
()で表わされる化合物としては、N,N′−ビ
ス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシベンジル)
プロピレンジアミン、N,N′−ビス(2−ヒド
ロキシ−5−オクチルベンジル)エチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシ−5−ノニ
ルベンジル)エチレンジアミン、N,N′−ビス
(2−ヒドロキシ−5−オクチルベンジル)プロ
ピレンジアミン、N,N′−ビス(2−ヒドロキ
シ−5−ノニルベンジル)プロピレンジアミン等
を例示できる。 これらの化合物は単独でもしくは2種以上混合
して上記分解油から成る燃料油に直接添加する
か、もしくは他の基油との混合油に添加するとよ
いが、その添加量は、燃料油に対して10〜
500ppmの範囲とする。 上記添加量が10ppmより少ないと、目的とする
燃料油の色相安定性を向上することができなく、
一方、色相改良の効果は、500ppmの添加量でほ
ぼ飽和状態となるため、それを越える量の添加は
経済性の点で不利となる。 すなわち、上記一般式()もしくは()で
表わされる化合物の1種又は2種以上を、上記燃
料油に対して10〜500ppmの範囲で添加、配合す
ることにより、長期間の貯蔵においても着色がみ
られない、色相安定性の向上した燃料油組成物が
得られる。 なお、本発明では、上記化合物に加えて低温流
動性向上剤、酸化防止剤、セタン価向上剤、着火
性向上剤等の燃料油用添加剤を併用しても良い。 以下実施例により本発明及びその効果を具体的
に説明する。 発明の実施例及び効果 実施例 燃料油として下記の基油A並びに基油Aと基油
Bの混合油を用いた。 燃料基油A:脱硫した重油を接触分解して得られ
た沸点範囲、初留点150℃〜終点340℃の軽質
サイクル油。 燃料基油B:中東原油を常圧蒸留して分離した軽
油留分を水素化脱硫精製して得られた脱硫直
留軽油(DS−GO) 上記各基油の性状は第1表に示すとおりであ
る。
【表】
上記燃料基油A並びに、基油A10容量部と燃料
基油B90容量部とから成る混合油に、第2表に示
す各化合物をそれぞれ配合し、貯蔵による色相安
定性試験を下記方法により行つた。 試験方法: 各試料500mlを鉄製の1容缶に収容し、室温
に暗所で3ケ月間保存し、その前後の色相を、
JIS K−2580によるASTM色及びセイボルト色
で評価した。結果は第2表に示すとおりである。
基油B90容量部とから成る混合油に、第2表に示
す各化合物をそれぞれ配合し、貯蔵による色相安
定性試験を下記方法により行つた。 試験方法: 各試料500mlを鉄製の1容缶に収容し、室温
に暗所で3ケ月間保存し、その前後の色相を、
JIS K−2580によるASTM色及びセイボルト色
で評価した。結果は第2表に示すとおりである。
【表】
【表】
第2表にみられるとおり、分解油から成る燃料
油及び該分解油を含有する燃料油に、前記一般式
()並びに()で表わされる化合物a,b,
c及びdをそれぞれ100ppm添加した場合、3ケ
月間の貯蔵でも色相に殆んど変化がみられないこ
とがわかる。
油及び該分解油を含有する燃料油に、前記一般式
()並びに()で表わされる化合物a,b,
c及びdをそれぞれ100ppm添加した場合、3ケ
月間の貯蔵でも色相に殆んど変化がみられないこ
とがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重質油を分解して得られる分解油から成る燃
料油又は該分解油を5容量%以上含有する燃料油
に、下記一般式()又は()で表わされる化
合物群から選択される1種又は2種以上を10乃至
500ppm配合して成る色相安定性を改良した燃料
油組成物。 一般式 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、nは2又は3である。
また、核置換基のOH基はo−,m−又はp−位
のいずれでもよい)、 一般式 (式中、R3及びR4は水素原子又は炭素数1〜
4個のアルキル基を示し、mは1又は2、nは2
又は3である。また、核置換基のOH基はo−,
m−又はp−位のいずれでもよく、R5は水素原
子又は炭素数1〜18個のアルキル基を示す)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17499286A JPS6330594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 色相安定性を改良した燃料油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17499286A JPS6330594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 色相安定性を改良した燃料油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6330594A JPS6330594A (ja) | 1988-02-09 |
| JPH0344595B2 true JPH0344595B2 (ja) | 1991-07-08 |
Family
ID=15988324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17499286A Granted JPS6330594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 色相安定性を改良した燃料油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6330594A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2922522B2 (ja) * | 1988-12-01 | 1999-07-26 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
| RU2297443C2 (ru) | 2005-07-18 | 2007-04-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Ойлтрейд" | Топливо нефтяное легкое |
| RU2297442C2 (ru) | 2005-07-18 | 2007-04-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Ойлтрейд" | Топливо нефтяное тяжелое |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5721554A (en) * | 1980-07-07 | 1982-02-04 | Atorieeru Aa Esu | Pre-impregnating machine of fabric |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP17499286A patent/JPS6330594A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6330594A (ja) | 1988-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2257194A (en) | Motor fuel | |
| US2945749A (en) | Stabilized fuel oil containing tertiary alkyl primary amines | |
| GB9922553D0 (en) | Fuel compositions | |
| US4294587A (en) | Motor fuel | |
| US2348638A (en) | Fuel composition | |
| US5256167A (en) | Gasoline | |
| JPH0344595B2 (ja) | ||
| IL28235A (en) | A process for stabilizing hydrocarbons | |
| JP3478825B2 (ja) | 無鉛mmt燃料組成物 | |
| US5011503A (en) | Fuel compositions | |
| US2324779A (en) | Motor fuel | |
| US4295861A (en) | Motor fuel | |
| US2230844A (en) | High octane number motor fuel | |
| US4313738A (en) | Substituted dihydro oxazines as hydrocarbon antioxidants | |
| US2643942A (en) | Fuel composition containing nu, nu'-dimethyl phenylene diamine to prevent knocking | |
| US3222146A (en) | Glycerol esters in leaded gasoline | |
| US4321063A (en) | Motor fuel | |
| US3010980A (en) | Trialkyl lead selenides | |
| US2318710A (en) | Gum inhibitor | |
| US4387257A (en) | Motor fuel | |
| US3083086A (en) | N-propyl n-butyrate in leaded gasoline | |
| US2263239A (en) | Motor fuel | |
| US4295862A (en) | Motor fuel | |
| JP6228943B2 (ja) | 軽油組成物 | |
| US1924870A (en) | Treatment of motor fuel |