JPH0344532A

JPH0344532A - 車両用タイヤと滑り止め手段のテスト装置

Info

Publication number: JPH0344532A
Application number: JP1172843A
Authority: JP
Inventors: Linden Wundt; ウント・リンデン; Svante Erkki; エルキ・スバント
Original assignee: Neste Oyj
Current assignee: Neste Oyj
Priority date: 1989-07-04
Filing date: 1989-07-04
Publication date: 1991-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〉この発明は、自動車のタイヤその他の車両用タイヤと滑
り止め手段の試験装置に関するものである。

（従来の技術）車両用タイヤ、特に、タイヤに設けられた滑り止め手段
をテストする手段としては、種々のものが知られている
。例えば、第３図に示すように固定された環状体２の内
周面にそってテストすべきタイヤ１を回転させるか、ま
たは、第４図に示すように、固定された環状体２の外周
面にそってテストすべきタイヤ１を回転させて、タイヤ
の摩耗状態をテストする装置が知られている。また、第
５図に示す装置においては、テストすべぎタイヤ１を水
平に設置された円板３（この円板は、固定または回転す
る〉の上を回転させて、テストするものであり、第６図
のものは、ｍ４図の変形であって、アスファルトコンク
リートのような比較的硬い素材で作られた車４の外周面
と、テストすべきタイヤ１のトレッド面とを対面させ、
両者を反対方向に回転させてテストするものであり、第
７図のものは、相対向する回転ロール５．６に無端ベル
ト７をかけ、該ベルトの両面それぞれにテストすべき２
本のタイヤ１ａ、１ｂそれぞれを接触させて、通路走行
と同じように回転させてテストするものである。

（発明が解決しようとする課題〉前記した従来の技術においては、まず第３．４図及び第
６図に示したような手段では、テストすべきタイヤが正
しい位置で環状体の内周面に当接せず、正確なテスト結
果が得られない欠点があり、第５図の装置においては、
テストされるべきタイヤは、常にカーズした走行状態で
テストされ、直線方向の走行状態をシュミレーションす
ることができない。また、第７図のものにおいては、装
置の構造が複雑で、使用されるベルトも特別な構造のた
め、極めて高価であるなどの問題点がある。

これらの問題点を一掃することが、この発明の解決課題
である。

（課題を解決するための手段）前記課題を解決することを目的とする、この発明は、テ
ストすべきタイヤに対し、空気圧によるタイヤを使用し
、これら両タイヤを当接して、互いに６圧接し、両タイ
ヤが接する接触面をストレートなものとして、正確なテ
ストが行なえるようにしたものである。

（発明の作用）この発明によれば、テストすべきタイヤと、該タイヤと
同じ空気圧作用により膨脹してタイヤ機能をなすタイヤ
とを互いに接触させ、圧接して、両者の接触面をストレ
ートなものとして、両者を互いに反対方向へ回転させ、
テストすべきタイヤを道路走行と同じ状態下において、
摩耗具合などを測定、テストする。

（実施例）図示の実施例において、テストされるタイヤは、符号１
０で示されている。符号１０ａは、テストされるべきタ
イヤ１０のリムであって、符号１１は、テストされるべ
きタイヤの踏み面（トレッド面）を示す。このタイヤ１
０に相対するタイヤ２０は、前記タイヤ１０と同じく空
気圧タイヤであって、リム２０ａに装着されている。こ
のタイヤ２０の踏み面２１には、全周にわたり適当なｒ
ＩＪｉ１１面２２が被着されている。このｒｓｍ面は、
例えば、ピッチその他の瀝青物質のような物質層で構成
されていたり、また、スチールベルトなどの耐摩耗性構
造体を前記踏み面２１に巻付けて構成されたものであっ
て、テスト対象のタイヤ１０と、前記タイヤ２０とは、
互いに踏み面を介して接面され、圧接されて、テストさ
れるタイヤは、道路走行時のように荷重を受けてタイヤ
２０と接する。

したがって、両タイヤ１０．２０は、ともに空気圧タイ
ヤであるから、第１図に示すように、当接面３０が偏平
の状態になり、踏み面同志が前記摩擦面２２を中間に介
在させて当接し、このような当接状態で両タイヤ１０，
２０は、互いに反対方向へ回転されて、タイヤ１０のテ
スト、検査、測定などが道路を実際に走る状況と同じ状
況におかれて行なわれる。前記当接面３０の形状と長さ
く偏平になる面の寸法〉は、例えば、前記両タイヤの空
気圧を加減することによって種々のものに変えることが
できる。また、テストすべきタイヤ１０に対するタイヤ
２０の直径を大径なものにづ−れば、当接面３０の面積
を広くすることができる。

第２図は、第１図に示したテスト方法を実際に行なう装
置の一例であって、この図示の例においては、テスト装
置の要部のみが示されている。

第２図の装置においては、テストされるタイヤ１０のリ
ム１０ａが回転軸１３に軸支され、該回転軸は、軸受１
４を介して装置本体く図示せず〉に支承されている。電
動モータなどの適当な駆動源１５の駆動力が駆動ベルト
または駆動ヂエーンなどの伝達機構１６を介して回転軸
１３に伝達され、回転軸１３の回転によりタイヤ１０が
回転される。

なお、駆動源１５からの回転軸１３への駆動力は、駆動
源から他の手段、例えば、流体圧力手段を介して伝達す
ることもできる。、前記したタイヤ１０に対するタイヤ
２０は、リム２０ａに装着され、このリムは、軸２３に
軸支されている。軸２３も軸受２４を介して回転自在に
装置本体に支承され、軸２３には、制動手段２５が取付
けられている。

この制動手段は、機械的制動手段、流体圧力制動手段な
どのコンベンショナルな制動手段であって、軸２３に制
動力を作用させ、軸２３の回転を制動することによって
、前記のように一部が当接するタイヤ同士に制動力を作
用させ、タイヤ同ｔの間に滑り作用を生じさせるように
なっている。

第２図のテスト装置は、テストされるタイヤが回転して
、他方のタイヤ２０を回転させるようになっているが、
タイヤ２０が回転駆動側で、テストのタイヤが被回転側
のタイヤになってもよい。

そして、前記のような制動手段２５が設けられている場
合には、制動力作用は、駆動されて回転するタイヤによ
）て回転されるタイヤに対し作用するものである。また
、テスト装置によってテストされるタイヤが他のタイヤ
２０に圧接されるから、少なくとも一方のタイヤが他方
のタイヤに対し放射方向に近接、離去するように移動可
能になっているとデス１−作業に極めて便利である。

また、前記のテスト装置において、タイヤ１０．２０の
一方または両者が両者の中心軸を通る中心線から左右い
ずれかに偏位可能に取付けられていると、カーブした道
路を走行するような状態と同じ状態でのテストが実現で
きる。タイヤ２０の摩擦面２２を構成する層がスチール
ベルトまたは均等物であれば、タイヤ２０にがつちり固
定される必要があり、これによって、Ｊ９Ｆ！Ａ面を構
成する層は、タイヤ２０から外れない。この発明のテス
ト装置においては、テストすべきタイヤを回転する回転
速度は、可変のもので、テスト中に種々の回転速度に変
更することが容易であり、また、偏位角（偏角）も簡単
に変えることができる。さらに、加速力、制動力も自由
に変えることができ、特に、制動手段２５により制動力
作用は、自由に選択、調節できる。

この発明のテスト装置は、スパイクタイヤのような滑り
止め手段を設けたタイヤのテスト、摩耗具合などの測定
、試験に適している。タイヤ２０の摩擦面２２を摩擦抵
抗の多きものから小さいものへ種々変えることにより、
スパイクタイヤの踏み面の反応、耐久性、スパイクの利
き方、スパイクの制動効果、スパイクの摩耗などのスパ
イクタイヤの測定、試験を実地に即した形で行なうこと
ができる。そして、テスト装置にＸ線装置を取付けるこ
とによって、例えば、路面に接触するときのスパイクの
挙動などの実態をＸ線撮影することができ、スパイクの
路面に当る際の適切な角度やタイヤにおける装着の適正
位置を決定したり、また、タイヤのトレッドパターンと
スパイクとの相関関係、最高のロードグリップを得るた
めのスパイクの構造、タイヤとスパイクの関係などを実
際の走行状態に合った状態でテスト、チエツク、測定、
実験することができ、その結果も詳細にわたり得ること
ができる。

（発明の効果）前記のように、この発明によれば、テストすべきタイヤ
と空気圧タイヤとを両者の踏み面を介して圧接したから
、テストされるべきタイヤは、接触面が偏平になって、
実際の道路を走行するような状態で相手となるタイヤと
接触し、相手となるタイヤの踏み面に形成された摩擦面
による摩擦抵抗が道路面の摩擦抵抗作用と同じ作用をな
し、テストさえるタイヤのトレッドパターン、トレッド
面に位置するスパイクの構造、配置、装着角度などのテ
ストが実際の状態と同じ感覚で行なうことができ、正確
なテスト、測定、試験、チエツクなどの作業が確実に行
なえ、実用に最適のタイヤの提供に極めて有用なテスト
方法ならびに装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のテスト方法の要領を説明した説明
図、第２図は、この発明のテスト方法の実施に適したテスト
装置の要部のみの説明図、第３図から第７図は、それぞれ従来の技術によるテスト
方法の例を示す説明図である。１０・・・・・・テス］・されるタイヤ１０ａ・・・リ
ム１１・・・・・・テストされるタイＶの踏み面２０・・
・・・・空気圧タイヤ２０ａ・・・リム２１・・・・・・空気圧タイヤの踏み面２２・・・・・
・ＦＪ擦面２５・・・・・・制動手段３０・・・・・・当接面ほか１名ＦＩＧ、　１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）テストされるべきタイヤ（１０）と、空気圧タイ
ヤ（２０）とをそれぞれの踏み面を介して接触し、前記
タイヤの一方を回転させて、他方を追随回転させ、前記
両タイヤの接触する当接面（３０）が偏平な面になるよ
うに、前記両タイヤを圧接して保持する構成からなる車
両用タイヤと滑り止め手段のテスト装置。
（２）テストされるべきタイヤ（１０）に接触する空気
圧タイヤ（２０）の踏み面（２１）には、耐摩耗性の良
好な特性、摩擦抵抗特性など、タイヤが走行する路面に
近似した特性、滑り易い路面に近似した特性などの特性
を有する摩擦面（２２）が形成されている特許請求の範
囲第１項のテスト装置。
（３）前記摩擦面（２２）がスチールベルトまたはその
他の均等物から構成されたタイヤ（２０）の踏み面（２
１）の表面に層構成されている構造である特許請求の範
囲第２項のテスト装置。
（４）前記摩擦面（２２）がピッチなどの瀝青物質から
構成された特許請求の範囲第２項のテスト装置。
（５）タイヤ（１０）またはタイヤ（２０）のいずれか
一方が駆動回転側で、他方が被駆動、被回転のものであ
る前記特許請求の範囲いずれかに記載のテスト装置。
（６）タイヤ（１０）またはタイヤ（２０）のいずれか
一方に制動手段（２５）が設けられている前記特許請求
の範囲いずれかに記載のテスト装置。
（７）タイヤ（１０）またはタイヤ（２０）のいずれか
一方が偏位可能であって、偏位角度が任意に調節できる
前記特許請求の範囲いずれかに記載のテスト装置。
（８）回転駆動中、偏位角度、回転速度が任意に調節可
能な構成である前記特許請求の範囲いずれかに記載のテ
スト装置。