JPH034350Y2 - - Google Patents

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JPH034350Y2
JPH034350Y2 JP1985013110U JP1311085U JPH034350Y2 JP H034350 Y2 JPH034350 Y2 JP H034350Y2 JP 1985013110 U JP1985013110 U JP 1985013110U JP 1311085 U JP1311085 U JP 1311085U JP H034350 Y2 JPH034350 Y2 JP H034350Y2
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gas
helium gas
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helium
mixed gas
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゴム風船、バルーン等の密閉体にガ
スを充填するときに使用して好適なヘリウム・ガ
ス混合装置に関する。
〔考案の概要〕
本考案はヘリウム・空気混合装置において、コ
ンプレツサー、ソレノイドバルブ等を使用しない
で構成することにより、小型で故障がほとんどな
く、しかも安価に構成できるようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
ヘリウムガスは不燃性で安全であるためゴム風
船、バルーン等の密閉体に充填するガスとして大
変有用である。このヘリウムガスは天然ガスで輸
入に依存しているため、その価格が高く、例えば
宣伝用として浮かぶゴム風船に使用された場合、
ゴム風船より充填するヘリウムガスの方が高くな
るという事態を生じ、経済的に好ましくなかつ
た。そこで、従来充填ガスのコストを引き下げる
ため、ヘリウムガスに空気を混入し、この混合ガ
スを用いることが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、市販されているガスの混合装置は、ほ
とんどAC(交流)電源で駆動するコンプレツサー
を使用するため電源の問題、大型化及びコスト高
等の問題があつた。また、本出願人も、先に特開
昭54−5268号公報で、ソレノイドバルブによる気
体の切換えによつて、シリンダーをパラレルに連
動させて空気を混入する装置を提案したが、DC
バツテリーを必要とすると共に機構の複雑さのた
めコストが高く、またシリンダーからガスが漏れ
るなどの問題があつた。
本考案は斯る点に鑑み、小型で故障がほとんど
なく、しかも安価に構成できるようにするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述問題点を解決するため、コンプレ
ツサー、ソレノイドバルブ等を使用しないで構成
するものである。即ち、加圧ヘリウムガスの導入
口13と、上記ヘリウムガスの噴射口17と、こ
の噴射口周辺で負圧部を生じさせて空気を巻込み
混合させる空気混合部と、この混合部に接続され
逆止弁19及び手動バルブ20を有する空気導入
口18と、上記混合部で混合されたガスを直線的
に導出し、密閉体へ混合ガスを充填する手段を持
つ導出部12とを有し、一体に形成されてなるも
のである。
〔作用〕
ヘリウムガス導入口13に加圧されたヘリウム
ガスHeが供給されると、噴射口17よりヘリウ
ムガスHeが噴射され、導出部12に導出される。
このとき、噴射口17の周辺で負圧部が生じ、こ
れにより空気導入口18を介して空気A1が巻込
まれ、ヘリウムガスHeと混合される。従つて、
導出部12からは手動バルブ20の調整量に応じ
た混合比の混合ガスCMが得られる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図を参照しながら本考案
の一実施例について説明しよう。
第2図において、1はヘリウムガスHeのガス
ボンベ、2はガスボンベ1からのヘリウムガス
Heの圧力を減圧する減圧器であり、3は圧力計
である。また、4は本考案による混合装置であ
る。さらに、5はガス充填用のノズルであり、6
はノズル5からのガスの射出を制御するための手
動バルブである。このノズル5を用いて、例えば
第3図に示すような密閉体例えば風船7にガスが
充填される。尚、第3図において、8はバルブ、
9は風船7の糸である。
混合装置4は第1図に示すように構成されてい
る。同図において、10は筒状の部材であり、そ
の内部には第1の空洞部11と第2の空洞部12
とが連続して形成されている。この部材10の一
端、つまり空洞部11側には、加圧されたヘリウ
ムガスHeが供給されるヘリウムガス導入口13
が形成され、その他端、つまり空洞部12側に
は、混合ガスGMが得られる混合ガス導出口14
が形成される。
導入口13の内周面には、例えばねじが切られ
ており、この導入口13が、第2図に示すよう
に、ねじの切られた減圧器2のガス導出口2aに
螺合されることにより、加圧されたヘリウムガス
Heが供給される。
また、導出口14の内周面にも、例えばねじが
切られており、ここに、第2図に示すようにガス
導入側にねじが切られたノズル5が螺合される。
上述したように、このノズル5を用いて、例えば
風船7に混合ガスGMが充填される。
また、部材10に形成される空洞部11は、空
洞部12との境界が狭小となる形状とされる。ま
た、部材10に形成される空洞部12は、図示の
ように導出口14側に拡開された形状とされ、こ
こが混合ガスGMの導出部とされる。
また、15は筒状の部材であり、空洞部11に
対応する部材10との間に空隙部16が形成され
るように、空洞部11内に固定される。この場
合、部材15の一端は導入口13に接続され、そ
の他端は空洞部11の狭小部分、つまり空洞部1
2との境界部分近傍に位置するようになされる。
そして、この他端は狭小とされて噴射口17が形
成される。即ち、導入口13に供給されるヘリウ
ムガスHeは、部材15の内部を通つて、噴射口
17より噴射される。
また、18は筒状の空気導入口を示し、その一
端は開放され、他端は空隙部16に対応して部材
10に形成された開口部に螺合される。この導入
口18には、逆止弁19及び手動バルブ20が設
けられ、逆止弁19により外部から空隙部16の
方向に空気A1が流れるようにされると共に、手
動バルブ20により空気A1の流量が調整される。
本例は以上のように構成され、混合装置4の導
入口13に加圧されたヘリウムガスHeを供給す
ると、噴射口17よりヘリウムガスHeが噴射流
出し、空洞部12を通して直線的に導出される。
このとき、空洞部12における空洞部11側の部
分は狭小とされているので、この部分における流
速は速く、空隙部16内が負圧状態となる。その
ため、外部より導入口18を介して空気A1が吸
い込まれ、部材15の先端付近でヘリウムガス
Heと混合される。これにより空洞部12を通し
て混合ガスGMが直線的に導出される。この場合、
手動バルブ20によつて空気A1の流量を調整す
ることにより、混合ガスGMにおける空気A1の混
合量を調整することができる。
このように本例における混合装置4によれば、
コンプレツサー、ソレノイドバルブ等を使用しな
いで構成するものであり簡単な機構で安価に構成
でき、しかも、ガス漏れ等の問題も生じない。
尚、この例によれば、導出口14の内周面にね
じが切られており、ここにノズル5が螺合される
構成とされたものであるが、ノズル5との間をゴ
ム管等で接続するように構成してもよい。このこ
とは、導入口13側についても同様である。
次に、第4図〜第9図は本考案の他の実施例を
示すものであり、夫々使用上の便宜のため、形状
が工夫されている。これら第4図〜第9図におい
て、第1図及び第2図と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
第4図に示す例は、混合ガスの開閉バルブ21
がノズル5のガス導出口側に設けられたものであ
る。この開閉バルブ21はノズル5を矢印X方向
に押圧してバネ21aを圧縮したときのみ開放状
態となり、ノズル5より混合ガスが射出される。
尚、第4図において、22は圧力計である。
また、第5図及び第6図に示す例は、ヘリウム
ガスと空気との混合効率を最大にするために、混
合装置4の前段に、ヘリウムガスHeの開閉バル
ブ23が設けられたものである。この開閉バルブ
23は筒状の部材24を矢印X方向に押圧してバ
ネ23aを圧縮したときのみ開放状態となり、加
圧されたヘリウムガスHeはホース25を介して
混合装置4の導入口13に供給される。また、そ
の導出口14に得られる混合ガスGMはホース2
6を介してノズル5に供給される。部材24が移
動するので、ホース25,26としては移動可能
な材料で形成されたものが使用される。尚、27
はヘリウムガスHeの減圧兼流量調節のための手
動バルブである。
また第7図及び第8図に示す例は、第5図及び
第6図に示す例と略同様の構成とされたものであ
るが、この場合、開閉バルブ23が開放状態とさ
れた後、所定時間後に自動的に閉鎖状態とされる
ものである。即ち、図示のように、部材24と固
定部28との間にオイルダンパー29が設けら
れ、部材24を矢印X方向に押圧して開閉バルブ
23を開放状態とすると、その後ダンパー29に
より部材24は徐々に元の位置に復帰し、開閉バ
ルブ23は所定時間後に閉鎖状態となる。この場
合、開閉バルブ23が開放状態となつている所定
時間に対応して手動バルブ27によりヘリウムガ
スHeの流量を調整すれば、上記所定時間にノズ
ル5より射出する混合ガスGMの量を規制するこ
とができ、例えば風船に常に一定量の混合ガス
GMが充填されるようにすることができる。尚、
この例において、オイルダンパー29の代りにバ
ネ式のタイマー等を使用してもよい。
また、第9図例は形状をピストル形状としたも
のである。この例の場合、スイツチ30を押した
とき、混合装置4の導入口13に加圧されたヘリ
ウムガスHeが供給される。そして、ノズル5よ
り混合ガスGMが射出される。
尚、上述実施例とは別に混合装置4、ノズル5
の部分が複数存在するように構成すれば、同時に
複数の風船に混合ガスGMを充填できるようにな
り便利である。また、上述実施例の他にも種々の
形状が考えられる。例えば全体を人形の形とし
て、ノズルが口部分となるように構成することも
できる。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、コンプレツサー、
ソレノイドバルブ等を使用せずに、ヘリウムと空
気との混合を行なうものであり、簡単な機構で安
価に構成でき、しかも、ガス漏れ等の問題も生じ
ない。従つて、ゴム風船、バルーン等の密閉体に
ガスを充填するときに使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案の一実施例を示
す構成図、第3図はその説明のための図、第4図
〜第9図は夫々本考案の他の実施例を示す構成図
である。 4は混合装置、13はヘリウムガス導入口、1
4は混合ガス導出口、16は空隙部、17は噴射
口、18は空気導入口、19は逆止弁、20は手
動バルブである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 加圧ヘリウムガスが供給されるヘリウムガス
    導入口と、 (b) 上記ヘリウムガスの噴射口と、 (c) この噴射口周辺で負圧部を生じさせて空気を
    巻込み混合させる空気混合部と、 (d) この空気混合部に接続され逆止弁及び手動バ
    ルブを有する空気導入口と、 (e) 上記空気混合部で混合されたガスを直線的に
    導出し、密閉体へ混合ガスを充填する手段を持
    つ混合ガス導出部とを有し、 (f) 一体に形成されてなるヘリウム・空気混合装
    置。
JP1985013110U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH034350Y2 (ja)

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JP1985013110U JPH034350Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JP1985013110U JPH034350Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JPS61130327U JPS61130327U (ja) 1986-08-15
JPH034350Y2 true JPH034350Y2 (ja) 1991-02-05

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837645U (ja) * 1971-09-07 1973-05-08
JPS55116429A (en) * 1979-03-02 1980-09-08 Chosei Sasa Method and apparatus for mixing and spraying two atomized liquids

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837645U (ja) * 1971-09-07 1973-05-08
JPS55116429A (en) * 1979-03-02 1980-09-08 Chosei Sasa Method and apparatus for mixing and spraying two atomized liquids

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JPS61130327U (ja) 1986-08-15

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