JPH0342402A

JPH0342402A - 建屋内搬送システム

Info

Publication number: JPH0342402A
Application number: JP17862589A
Authority: JP
Inventors: Katsuto Katagiri; 片桐　勝人; Toshitsugu Okitsu; 興津　利継; Noriyasu Okamoto; 岡本　徳泰
Original assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Current assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date: 1989-07-11
Filing date: 1989-07-11
Publication date: 1991-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、多層階のビル等の建屋において上下階におけ
る物品の自動搬送を行なうための建屋内搬送システムに
関する。

〔従来の技術〕

近時、物品搬送の合理化が要望されており、多層階のオ
フィスビル等においても、書類等の物品を自動的に搬送
することが要望されている。

第６図は、書類等の物品を自動的に搬送する従来の建屋
内搬送システムを示すもので、この建屋内搬送システム
では、各階には、図示しないコンベアを有する搬送ステ
ーション１．１が設置されており、所定階において搬送
容器１３内に収容された書類等の物品は、この搬送ステ
ーション１１から、コンベアによりエレベータ形式の垂
直搬送装置１５内に収容された後、垂直搬送装置１５に
より他の所定階に搬送され、この階の搬送ステーション
１１に移動され、書類等の物品の授受が行なわれる。

〔発明が解決しようとする課題］しかしながら、このような従来の建屋内搬送システムで
は、搬送ステーション１１のコンベアが水平方向に延在
されているため、所定量の搬送容器１３をストックする
ためには、搬送ステーション１１の専有面積が増大し、
スペースの有効利用を図ることが困難になるという問題
があった。

また、一般に搬送ステーション１１は、各階に１ステー
シヨンしか設置されていないため、同一のフロアに複数
のテナントが入居する場合には、盗難等に対する安全管
理上あるいは秘密保持上から問題があった。

さらに、各階に搬送ステーション１１を設置する必要が
あるため、建屋内搬送システムの構築に多大な費用が必
要になるという問題があった。

本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、設置面積を従来より大幅に低減することができ
るとともに、安価かつ充分な秘密保持を図ることのでき
る建屋内殿送システムを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の建屋内搬送システムは、複数階からなる建屋内
に各階を貫通して配置される垂直往復搬送装置と、この
垂直往復搬送装置内に配置され複数の搬送容器を収容可
能とされる移動側収容棚と、前記垂直往復搬送装置の各
階への開口部に配置され前記複数の搬送容器を収容可能
とされる固定側収容棚と、前記垂直往復回送装置内に配
置され前記移動側収容棚と固定側収容棚との間において
前記搬送容器の授受を行う容器移動装置とを備えたもの
である。

〔作　用］本発明の建屋内搬送システムでは、例えば、所定階に配
置される固定側収容棚に、書類等の物品を収納した搬送
容器が投入されると、この所定階に垂直往復搬送装置が
到着し、この垂直往復回送装置内に配置される容器移動
装置により、固定側収容棚内の搬送容器が垂直往復搬送
装置内に配置される移動側収容棚に移し替えられる。

そして、移動側収容棚に移し替えられた搬送容器は、垂
直往復搬送装置により他の所定階に搬送され、この階に
おいて容器移動装置により、この階の固定側収容棚に投
入される。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細を図面を用いて説明する。

第１図および第２図は、本発明の建屋内搬送システムの
一実施例を示すもので、図において符号２１は、複数階
からなるオフィスビル等の建屋を示している。

この建屋２１内には、各階を貫通して上下動可能に、例
えば、エレベータからなる垂直往復搬送装置２３が配置
されている。

この垂直往復搬送装置２３内には、複数の搬送容器２５
を収容可能とされる移動側収容棚２７が配置されている
。

一方、垂直往復搬送装置２３の各階への開口部には、複
数の搬送容器２５を収容可能とされる固定側収容棚２９
が配置されている。

なお、この実施例では、固定側収容棚２９には、それぞ
れの棚３１に、搬送容器２５の有無を検出する、例えば
、フォトセンサからなる在席センサが配置されている。

そして、垂直往復１般送装置２３内には、移動側収容棚
２７と固定側収容棚２９との間において搬送容器２５の
授受を行う容器移動装置３３が配置されている。

この容器移動装置３３は、第２図に示すように、垂直往
復搬送装置２３のエレベータ本体３５の床面に固定され
るベツド３７を有しており、このベツド３７上には、ベ
ツド３７に沿って移動可能とされるコラム３９が、垂直
に配置されている。

コラム３９には、支持部材４１が、コラム３９に沿って
上下動可能に配置されており、この支持部材４１には、
第１のアーム４３が支持部材４１に沿って移動自在に配
置されている。

この第１のアーム４３の先端には、第２のアーム４５が
回動自在に配置されている。

そして、この第２のアーム４５の先端には、開閉自在と
されるロボットハンド４７が配置されている。

第３図は、以上のように構成された建屋内搬送システム
の制御系を示すもので、図において符号４９は、各階に
配置される各階制御盤を示している。

この各階制御盤４９には、固定側収容棚２９の棚３１内
に搬送容器２５が収容されると、在席センサからの在席
信号Ｓ１が入力され、この在席信号Ｓ１は、各階制御盤
４９から搬送制御盤５１に出力される。

また、各階制御盤４９には、□送容器２５を搬送すべき
到着階を指示する図示しない入力部が形成されており、
入力された到着階信号Ｓ２が搬送制御盤５１に出力され
る。

搬送制御盤５１は、各階制御盤４９からの在席信号Ｓ１
を入力し、この信号の出力階を判別し、これに基づいて
、エレベータ本体３５が停止すべき階を指示する停止階
信号Ｓ３をエレベータ制御盤５３に出力する。

また、この殿送制ｆｆ１ｌ盤５１は、各階制ｔ’ｔｌ盤
４９からの在席信号Ｓｔを入力し、この信号の出力され
た棚３１の位置を判別し、これに基づいて、容器移動装
置３３を制御するロボット制御盤５５に所定の作動信号
Ｓ４を出力する。

以上のように構成された建屋内搬送システムでは、例え
ば、所定階に配置される固定側収容棚２９に、書類等の
物品を収納した搬送容器２５が投入されると、在席セン
サがオンとなり、各階制御盤４９から、在席信号Ｓ１お
よび到着階信号Ｓ２が搬送制御盤５１に出力される。

この搬送制御盤５１では、在席信号Ｓｔから出力階が判
別され、これに基づいて、エレベータ本体３５が停止す
べき階を指示する停止階信号Ｓ３がエレベータ制御盤５
３に出力される。

このエレベータ制御盤５３により、垂直往復搬送装置２
３のエレベータ本体３５が、停止階信号Ｓ３に対応する
階に停止される。

そして、エレベータ本体３５の扉が開くと、搬送制御盤
５１から、ロボット制御盤５５に、所定の動作信号が出
力され、コラム３９．支持部材４１、第１および第２の
アーム４３．４５およびロボットハンド４７が所定量移
動され、固定側収容棚２９の所定の棚３１から搬送容器
２５がロボットハンド４７により挟持され、エレベータ
本体３５内に配置される移動側収容１Ｉｌ１２７の所定
の棚５７に移し替えられる。

この後、搬送制御盤５１から、到着階信号Ｓ２に基づく
停止階信号Ｓ４がエレベータ制御盤５３に出力され、垂
直往復搬送装Ｗ２３のエレベータ本体３５が停止階信号
Ｓ４に対応する階に停止される。

そして、エレベータ本体３５の扉が開くと、搬送制御盤
５１から、ロボット制御盤５５に、所定の動作信号Ｓ４
が出力され、コラム３９．支持部材４１．第１および第
２のアーム４３．４５およびロボットハンド４７が所定
量移動され、エレベータ本体３５の移動側収容ｌｌＩ２
１の所定の棚５７から搬送容器２５がロボットハント４
７により挟持され、所定階に配置される固定側収容棚２
９の所定の棚３１に移し替えられる。

しかして、以上のように構成された建屋内殿送システム
では、建屋内搬送システムを、複数階からなる建屋２１
内に各階を貫通して配置される垂直往復搬送装置２３と
、この垂直往復海道装置２３内に配置され複数の搬送容
器２５を収容可能とされる移動側収容棚２７と、垂直往
復搬送装置２３の各階への開口部に配置され複数の搬送
容器２５を収容可能とされる固定側収容棚２９と、垂直
往復搬送装置２３内に配置され移動側収容棚２７と固定
側収容棚２９との間において搬送容器２５の授受を行う
容器移動装置３３とから構成したので、設置面積を従来
より大幅に低減することができるとともに、安価かつ充
分な秘密保持を図ることが可能となる。

すなわち、以上のように構成された建屋内搬送システム
では、搬送容器２５を、立体構造からなる固定側収容棚
２９および移動側収容棚２７にストックするようにした
ので、設置面積を従来より大幅に低減することが可能と
なる。

また、以上のように構成された建屋内搬送システムでは
、従来のように各階にコンベアを備えた搬送ステーショ
ンを設置する必要がなくなるため、建屋内搬送システム
の構築コストを従来より大幅に低減することが可能とな
る。

さらに、以上のように構成された建屋内搬送システムで
は、各階に固定側収容棚２９を配置したので、同一階に
複数のテナントが同居する場合には、予め、テナントに
対応して所定の棚３１を決めておくことにより、搬送容
器２５の紛失等を確実に防止することが可能となる。

そして、固定側収容棚２９の各欄３１を施錠付きとする
ことにより、盗難等に対する安全管理あるいは秘密保持
をさらに確実にすることが可能となる。

なお１．各欄３１に配置される施錠の構造は、ロボット
ハンド４７等により容易に開閉可能な構造、あるいは、
搬送制御盤５１等からの信号により開閉される構造等が
望ましい。

第４図および第５図は、本発明の建屋内搬送システムの
容器移動装置の他の例を示すもので、この例では、コラ
ム３９には、上下動自在に、支持部材６１が配置されて
おり、この支持部材６１上には、回転軸６３を介してテ
ーブル６５が支持されている。

なお、回転軸６３は、モータ６７によりギア６９．７１
を介して回転される。

テーブル６５上には、搬送容器２５を摺動させるための
ローラ７３が多数配置されており、また、テーブル６５
の長手方向に移動自在に、移動部材７５が配置されてい
る。

この移動部材７５には、搬送容器２５の把手７７に係合
するフック７９が固定されている。

このような容器移動装置では、搬送容器２５の把手７７
にフック７９を係止し、移動部材７５を搬送容器２５と
反対側に移動し、搬送容器２５をテーブル６５上に載置
した後、モータ６７の駆動により、テーブル６５を１８
０度回転し、搬送容器２５を所定の棚３１の前方に位置
させ、移動部材７５により、この搬送容２Ｓ２５を棚３
１内に収容することにより、搬送容器２５の授受が行な
われる。

なお、このような容器移動装置では、容器移動装置によ
るデッドスペースを小さくするのに有効である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明では、建屋内搬送システムを
、複数階からなる建屋内に各階を貫通して配置される垂
直往復搬送装置と、この垂直往復搬送装置内に配置され
複数の搬送容器を収容可能とされる移動側収容棚と、垂
直往復搬送装置の各階への開口部に配置され前記複数の
搬送容器を収容可能とされる固定側収容棚と、垂直往復
搬送装置内に配置され移動側収容棚と固定側収容棚との
間において搬送容器の授受を行う容器移動装置とから構
成したので、設置面積を従来より大幅に低減することが
できるとともに、安価かつ充分な秘密保持を図ることが
できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の建屋内搬送システムの一実施例を示す
上面図である。第２図は第１図の建屋内搬送システムを示す斜視図であ
る。第３図は第１図の建屋内搬送システムの制御系を示す系
統図である。第４図は本発明の建屋内搬送システムの容器移動装置の
他の例を示す上面図である。第５図は第４図の容器移動装置を示す側面図である。第６図は従来の建屋内搬送システムを示す説明図である
。〔主要な部分の符号の説明〕２１・・・建屋２３・・・垂直往復搬送装置２５・・・搬送容器２７・・・移動側収容棚２９・・・固定側収容棚３３・・・容器移動装置。第１図第図第図第第

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数階からなる建屋内に各階を貫通して配置され
る垂直往復搬送装置と、この垂直往復搬送装置内に配置
され複数の搬送容器を収容可能とされる移動側収容棚と
、前記垂直往復搬送装置の各階への開口部に配置され前
記複数の搬送容器を収容可能とされる固定側収容棚と、
前記垂直往復搬送装置内に配置され前記移動側収容棚と
固定側収容棚との間において前記搬送容器の授受を行う
容器移動装置とを備えたことを特徴とする建屋内搬送シ
ステム。