JPH034222Y2 - - Google Patents

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JPH034222Y2
JPH034222Y2 JP17861385U JP17861385U JPH034222Y2 JP H034222 Y2 JPH034222 Y2 JP H034222Y2 JP 17861385 U JP17861385 U JP 17861385U JP 17861385 U JP17861385 U JP 17861385U JP H034222 Y2 JPH034222 Y2 JP H034222Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗濯機の洗濯槽内の水位を調整する
水位調整装置に関するものである。
〔従来の技術〕
かかる水位調整装置は、多数の小孔を設けた合
成樹脂製の溢水カバーで仕切られた洗濯槽の溢水
室内に設けた上下方向伸縮自由な溢水管に操作部
材を取付け、該操作部材の操作部となる摘み片を
溢水カバーに形成したスリツトを介して洗濯室側
に突出させたもので、この摘み片を上下動させる
ことにより水位を調整するようにしている。
ところで、前記スリツトの上端には、該スリツ
トと連続して幅広の開口部を形成して、この開口
部から操作部材をスリツトに嵌め込み、溢水カバ
ーの裏側から洗濯室側へ摘み片を突き出すように
することが考えられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のような構成とした場合、スリツトの上端
にある開口部が規定水位付近に設けると被洗濯物
の中に混入している異物(衣類のポケツト内に入
れて出し忘れたマツチ、タバコ等)が前記開口部
から溢水管に流入し排水路をつまらせる欠点があ
る。
この欠点を排除するためにはスリツトの上端に
ある開口部を規定水位より相当上位置に設ければ
よいが、摘み片を誤つて最上位置まで引き上げら
れた場合、溢水管が所定以上に伸長されてしま
う。誤りに気がついて規定水位にセツトしなおせ
ばよいがそのまま使用されると溢水管の耐久性を
著しく短縮するばかりでなく、溢水位置が高すぎ
るわけであるから、撹拌翼の回転によつて生じる
水流の波が洗濯槽上端を越えて機外へ洩水する欠
点がある。
本考案は上記の欠点を排除し、通常の使用時に
は摘み片が規定水位位置以上には引き上げられな
くし、溢水管の伸長を所定内に確保することによ
り耐久性を向上すると共に、水流の波が洗濯槽上
端を越え機外に洩水するのを防止し、かつ、溢水
カバーの開口部より異物が溢水管内に流入し排水
路をつまらせるのを防止した洗濯機の水位調整装
置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の洗濯機の水位調整装置は、洗濯槽側壁
に溢水カバーによつて洗濯室と仕切られた溢水室
を形成し、該溢水室内に溢水水位を連続的に調整
する上下方向伸縮自由な溢水管を備えた洗濯機の
水位調整装置において、前記溢水カバーの上部に
幅広の開口部を有する上下方向に開設されたスリ
ツトを設け、該スリツトに摺動自在に嵌着し、前
記洗濯室内に突出する摘み片と、その反対側で溢
水室内に突出するアーム部と、該アーム部の先端
で前記溢水室内に配設した溢水管の保持部とを形
成し、前記アーム部の側壁には突出する係止突部
を設け、前記溢水カバーの溢水室側に突出するス
トツパー片を設けたことを要旨とする。
〔作用〕
本考案によれば、操作部材の保持部を上下動す
ることで、溢水管の上部開口端を上下動させて水
位を調整するに際し、操作部材の摘み片を無意識
に引き上げた場合でも係止突部がストツパー片に
係止され、規定水位に溢水管の開口端をセツトす
るものである。
〔考案の実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の洗濯機の水位調整装置の実施
例を示す縦断面図、第2図は同上正面図で、図中
1は洗濯槽、2はこの洗濯槽1を洗濯室と溢水室
3とに仕切る合成樹脂製の溢水カバーで、該溢水
カバー2には多数の透水小孔の他に上下方向にス
リツト4が形成され、該スリツト4の上端にはこ
れと連続して幅広の開口部5が形成されている。
また、該溢水カバー2の溢水室3側壁のスリツト
4の片側に該スリツト4に沿つて所定間隔をおい
て可撓性部材からなるピン形状の係止突起6を複
数列設してある。
また、該係止突起6と対向しスリツト4を狭ん
で規定水位付近の所定位置に舌片状のストツパー
片7が立設されているが第3図の溢水カバー2の
裏面斜視図に示してある。
該ストツパー片7は上端が前記スリツト4側に
角部に丸味を付けたR形状の案内部7aが施され
下端部には前記スリツト4と直角方向の平面部7
bとなつている。前記係止突起6とストツパー片
7はスリツト4を狭んで後述する操作部材8に
ほゞ合致して設けられている。
第1図にもとづいて、図中8は合成樹脂製の操
作部材を示し、該操作部材8は第4図、第5図、
第6図に示すようにアーム部8aの片側に係止爪
8fを突設し、その反対側に楔状の係止突部8g
を突設し、一方の溢水管9の保持部となる環状の
クランプ部8cを連設し、反対側の一方に前記ス
リツト4に嵌入するレール部8bと、前記スリツ
ト4を構成している溢水カバー2端部が嵌入する
係合溝8hを形成し、前記レール部8bと連設さ
れ操作部となる摘み片8dをクランプ部8cの反
対側に水平に突出させ、この摘み片8dの根元部
から縦方向に一体形成され変形可能な鍔部8eを
突設したものである。
この鍔部8eの長さは、前記幅広の開口部5の
縦の長さよりもわずかに短く設定されている。
かかる構成の操作部材8のクランプ部8cが溢
水室3側に摘み片8dが洗濯室側に位置するよ
う、アーム部8aのレール部8b、係合溝8hを
スリツト4とスリツト4端に開口部5より差し込
んで操作部材8を溢水カバー2に、上下に摺動可
能に装着し、規定水位付近ではストツパー片7の
案内部7aに係止突部8gの楔状部が案内誘導さ
れて、前記ストツパー片7が弾性変形し前記係止
突部8gがストツパー片7を通過し、係止爪8f
は係止突起6と係合させ、クランプ部8cで上下
方向に伸縮自由な溢水管9の上端部を保持する。
なお、このようにスリツト4に操作部材8をはめ
込むには、クランプ部8cは大きいので溢水カバ
ー2の裏側から摘み片8dや鍔部8eをスリツト
4の前方へ突き出すようにする。
次に使用法及び動作について説明すると、水位
を調整するには、摘み片8dを手でもつてこれを
上方又は下方に移動すれば、係止爪8fが係止突
起6との係脱を繰り返しながらレール部8aがス
リツト4内を摺動して操作部材8が上下動し、こ
れに伴い該操作部材8のクランプ部8cで保持し
ている溢水管9も伸張又は縮少しながら上端開口
部が上下動する。
所望の水位位置に摘み片8dを位置させてこの
位置で操作部材8の移動を停止すれば、係止爪8
fと係止突起6とが係合して操作部材8は該位置
で溢水カバー2に係止され、溢水管9の上端開口
部が所望水位に位置することとなる。
ところで、溢水管9の上端開口部を下方から上
方へと引上げるときは、摘み片8dを上方へ移動
するが、無意識に摘み片8dを引き上げても係止
突部8gの上端がストツパー片7の下端のストツ
パー部7bに当接して操作部材8のそれ以上の上
昇が阻止されると共に、操作部材8の開口部5か
らの抜け出しも阻止される。
また、ストツパー片7を規定水位付近の適所位
置に立設したので、摘み片8dを上昇させて阻止
された所が規定水位となり、溢水管9の開口部が
それに合致し操作性のよいものとなる。
また、開口部5と規定水位とは充分な差異をも
たせているため撹拌翼(図示せず)の回転による
水流の波は開口部5に到達することはない。した
がつて、水中に浮遊する異物が開口部5を経て配
管内に流入するおそれがないものとなる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の洗濯機の水位調整装
置は、洗濯槽側壁に溢水カバーによつて洗濯室と
仕切られた溢水室を形成し、該溢水室内に溢水水
位を連続的に調整する上下方向伸縮自由な溢水管
を備えた洗濯機の水位調整装置において、ストツ
パー片を一体に設けるという簡単な構造で操作部
が無意識に引き上げられた場合でも該操作部材が
溢水カバーに設けられたスリツトから抜け出るこ
とがなく、溢水管の開口部が規定水位に阻止しセ
ツトされ、スリツト上端の開口部と充分な距離を
有しているため撹拌翼の回転によつて生じる水流
の波が該開口部まで到達しないので、被洗濯物中
に混在していた異物が該開口部より流入し機器の
排水管路をつまらせることもなく、しかみ、溢水
管は所定の伸長以上にはセツトすることができな
いので該溢水管の耐久性も確保できるばかりでな
く、前記水流の波が洗濯槽上端を越えて機外へ洩
水することがないものである。
さらに、操作部材の摘み片はスリツト上端の開
口部より小さくしているので、操作部材の組み立
てが容易となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の洗濯機の水位調整装置の実施
例を示す縦断面図、第2図は同正面図、第3図は
溢水カバーの裏面斜視図、第4図、第5図は操作
部材の斜視図、第6図は同上平面図、第7図は係
止突部がストツパー片を通過する際の横断面図、
第8図は係止状態を示す側断面図である。 1……洗濯槽、2……溢水カバー、3……溢水
室、4……スリツト、5……開口部、6……係止
突起、7……ストツパー片、7a……案内部、7
b……ストツパー部、8……操作部材、8a……
アーム部、8b……レール部、8c……クランプ
部、8d……摘み片、8e……鍔部、8f……係
止突起、8g……係止突部、8h……係合溝、9
……溢水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽側壁に溢水カバーによつて洗濯室と仕切
    られた溢水室を形成し、該溢水室内に溢水水位を
    連続的に調整する上下方向伸縮自由な溢水管を備
    えた洗濯機の水位調整装置において、前記溢水カ
    バーの上部に幅広の開口部を有する上下方向に開
    設されたスリツトを設け、該スリツトに摺動自在
    に嵌着し、前記洗濯室内に突出し前記開口部より
    小さな摘み片と、その反対側で溢水室内に突出す
    る一体のアーム部と、該アーム部の先端で前記溢
    水室内に配設した溢水管の保持部とを形成し前記
    アーム部の側壁には楔状の係止突部を突設すると
    ともに、前記溢水カバーに溢水室側へ突出し上端
    に丸味を持たせた案内部を有するストツパー片を
    設け、前記係止突部と前記ストツパ片が当接する
    ことにより前記溢水管の開口部を規定水位で係止
    するようにしたことを特徴とする洗濯機の水位調
    整装置。
JP17861385U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH034222Y2 (ja)

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JPS6286191U JPS6286191U (ja) 1987-06-02
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JPH0639666Y2 (ja) * 1989-10-06 1994-10-19 日本建鐵株式会社 洗濯機の水位調節装置
JPH0639667Y2 (ja) * 1989-10-06 1994-10-19 日本建鐵株式会社 洗濯機の水位調節装置

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JPS6286191U (ja) 1987-06-02

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