JPH0342090A - 水性廃流から残存するポリエーテルを環境的に安全に除去する方法 - Google Patents

水性廃流から残存するポリエーテルを環境的に安全に除去する方法

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JPH0342090A
JPH0342090A JP2175476A JP17547690A JPH0342090A JP H0342090 A JPH0342090 A JP H0342090A JP 2175476 A JP2175476 A JP 2175476A JP 17547690 A JP17547690 A JP 17547690A JP H0342090 A JPH0342090 A JP H0342090A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 九凱立且ヱ 本発明は、一般に水性廃液を環境的に安全に処理できる
ように水性廃液から残存するポリエーテルを除去する方
法に関する。別の9mにおいて、本発明は、不活性基体
(5ubstrate)にポリエーテルを吸着させ、そ
して燃焼によってこれらの残存ポリエーテルを分解する
ことによって水性廃液からポリエーテルを除去する方法
に関する。さらに、別の態様において、本発明は、さら
に使用するために不活性基体を再生し、再循環すること
ができる方法に関する。
え敷挟五曵且」 アルキレンエーテルポリマーは特に危険であるとは考え
られていないので、水溶液からのそれらの除去はこれま
でそんなに注目されなかった。しかしながら、そのよう
なポリマーを使用する商業的および工業的操作から並び
に環境保護片の絶えず変化する規制のために、水溶液か
らそのような物質を除去することがますます重要な問題
となりているように思える。比較的高濃度で水溶液中に
存在するポリエーテルの除去は周知の方法によって経済
的に達成することができるが、環境規制に応じるために
廃液から微量のポリエーテルを除去するには、別の問題
が生じる。はんの僅かのポリエーテルを除去するために
大量の廃液流を処理することは、実に費用がかかりかつ
時間がかかるものである。
本発明以前に、曇り点沈殿法、化学的沈殿法、限外r過
、固体吸着、生分解等を含む種々の技術が水溶液からア
ルキレンエーテルポリマー類を分離するために利用でき
た。溶液中のポリエーテルの濃度によって、異なる技術
または技術の組合わせがポリマーを除去するために必要
であろう0例えば、高濃度(5〜10%)において、曇
り点沈殿法が1%の何分の1までポリマーを低減するの
に有効であろう、一方、吸着は低濃度範囲においてpp
11レベルにポリマーを低減するのに有効であろう。化
学的沈殿法は他の試薬を導入することから成るので、廃
液中の残存量の添加物の影響を考慮すべきである。
限外r過は巨大分子および超微粒状固体の分離に広く受
は入れられた技術となっている。膜汚染、低いr過速度
等が限外r過における問題点の中に挙げられる。生分解
において、微生物および分解生成物の最後を考慮すべき
である。要するに、これらの技術は全て明確な利点を有
しているが、関連した限界がある。特定の技術を選択し
ながら考慮すべきさらに別の要素は連続的な処理/分離
/再生の問題である。
したがって、以下の目的の1つまたはそれ以上が本発明
を実施することによって達成される0本発明の目的は、
水性廃液から残存するポリエーテルを環境的に安全に除
去する方法を提供することにある0本発明の他の目的は
、実質的に全てのポリエーテルを1操作で廃液から吸着
させる廃液からポリエーテルを除去する方法を提供する
ことにある0本発明のさらに他の目的は、残存ポリエー
テルを不活性基体に吸着させる方法を提供することにあ
る。他の目的は、吸着させたポリエーテルを二酸化炭素
および水として基体から除去する方法を提供することに
ある。なおさらに他の目的は、さらにポリエーテルの吸
着に使用するために基体を再生および再循環する方法を
提供することにある。fl!1の目的は、吸着剤を環境
的に安全に再生および再循環する水性廃流から残存ポリ
エーテルを除去する連続方法を提供することにある。こ
れらおよび他の目的は本明細書に記載した教示を考慮す
れば当業者に容易に明らかになる。
え丑△且I その広範な態様において、本発明は、廃液から約200
より高い分子量を有し、好ましくは約1%未満の濃度で
前記廃流中に存在している残存水溶性ポリマー類、特に
ポリエーテルを環境的に安全に除去および処理する方法
に関する0本発明の方法は、 (a)約500〜約1000m2/gの表面積を有す(
b)前記廃液を約1〜約10分間前記ベントナイト吸着
剤と接触させる工程: (c)前記ポリマーを実質的に含まない廃液を前記ベン
トナイト吸着剤から分離する工程;(d)前記ベントナ
イト吸着剤を前記ポリマー類を二酸化炭素および水に転
化するのに十分な時間約650℃から約750℃までの
温度に加熱する工程; (e)前記加熱後のベントナイト吸着剤を少なくとも1
時間少なくとも1種の酸、アルカリまたは中性洗浄剤で
処理し、前記ベントナイトの層間間隔をX線回折分析に
よって測定して少なくとも約9〜約10オングストロー
ムに復活させる工程:および (f)ポリエーテルを含有するさらに別の水性廃流と接
触させるために前記ベントナイト吸着剤を再循環させる
工程 から成ることを特徴とする。
九旦立豆A 上記一連の工程に従って、本発明の方法は水性廃流から
ポリエーテルを除去および処理するための環境的に安全
な手段を提供する。したがって、廃液の処理を環境的に
危険な状態を生じることなく行うことができる。
上述のように、本発明の方法は水性廃流からポリエーテ
ルを除去するためにベントナイト吸着剤を利用している
。ポリエーテルを除去するために他の吸着剤を調べたが
、1つ又はそれ以上の点で不十分であることがわかった
0例えば、アルミナ、シリカ、燐灰石(燐酸Ca)、ベ
ントナイトクレーカオリンクレー、r紙、セルロース粉
および「アンバーライト(AHBERLITE)JRC
−504’ (メタクリル酸ビーズ)のような吸着剤を
含む種々の固体を評価した。
本発明の方法は、ポリエーテルの濃度が好ましくは約1
21E量%、より好ましくは約0.5重量%未満である
水性廃流からポリエーテルを除去するのに特に有用であ
る。1%より高い濃度でも除去することができるが、よ
り多量の吸着剤および/または水性廃流の度々の再循環
を必要とする。
代表的な吸着試験を次の通り行った。ユニオンカーバイ
ド社から「「ウコン液(UCON Fluid) 75
N 380,000 Jの商標名で販売されている公知
の濃度およびI)Hのポリエーテル溶液20ccをガラ
ス瓶中でo、s g (固形分=25g/j )の固体
と接触させた。
懸濁液の最初のptlを記録した。瓶をリストアクショ
ン式振盪機を用いて1時間振盪した。スラリーの最終p
Hを記録した0次に、固体を10,000 rplで遠
心分離することによって上澄液から分離した。
上澄液中のポリエーテル液の最終濃度を全炭素量分析器
(total carbon analyzer)を用
いて決定した。溶液から除かれたポリエーテル液の量を
用いて、吸着密度(固体1グラム当りのポリマーの同〉
を計算した。
全炭素量の分析はベックマン・トカマスター(Beck
man TOCAHASTER)を用いて行った。この
技術はポリエーテルを約1  ppiまで検出するのに
極めて効果的であるのがわかっている。新しい検量線を
それぞれの一連の実験に関して作成した。溶液の条件は
吸着系と同じであるが、固#%/ウコン液を含んでいな
い対照実験も同様に行い、種々の系成分がCO□/有機
炭素を放出/捕捉していないことを確かめた。
アルミナ、シリカ、燐灰石、ベントナイト、カオリン、
r紙、セルロース粉およびアンバーライトIRC−50
等の固体に対する200 ppmのポリマーを含有する
水溶液からのポリエーテルの吸着挙動を調べた。得られ
た結果は、ベントナイトが予期しえぬ驚くべき優れた吸
着特性を有していることを明らかに示していた。アンバ
ーライトおよびカオリンクレーもポリエーテルを吸着す
ることがわかったが、遥かに少なかった。上澄液のGP
C分析でも上述の結果が確かめられた。
ベントナイトを興なる濃度のポリエーテル溶液と接触さ
せた後に溶液中に残存しているポリエーテルの濃度を測
定した。約1%の濃度まではポリマーのほとんど全てが
吸着剤によって抽出されることを確かめた。しかしなが
ら、高濃度においては溶液中に残る割合が明らかに増大
することがわかった。下記の表1に示す対応する吸着密
度値は溶液中の初期ウコン量が約1%より高い場合には
ほとんど一定の、tまであることがわかる。「ウコン」
はユニオンカーバイド社の登録商標である。
固体:ベントナイ pH:  4 ト (25a/j ) LL!    LL!    !41Δ      改
5、Goo      60    198     
 98.810、Goo      305    3
86      96.430、Goo    22.
Goo     320      36.4100、
Goo    92,500    300     
  7.5ベントナイトに対するポリエーテルの飽和吸
着密度は固体1グラム当り約325〜400 mgであ
る。
明らかにベントナイトは溶液からその重量の173のポ
リマーを吸着する。
上記表1に示した結果は全てpH4で行った試験に関す
るものである。金属加工液および圧媒油等のポリエーテ
ル系の大部分の作業pHがアルカリ範囲にあるので、高
pH範囲のポリエーテル液の吸着挙動も調べた。下記の
表2に示すように、pH13,9〜9.0におけるベン
トナイトに対するウコン758380.000系ポリエ
ーテルの飽和吸着密度は約225〜2751113/g
である。したがって、この系は弱いpH依存性しか示さ
ない、何等の酸処理を行うことなくこれらの実際の系の
処理を可能とするので、このことは望ましいことである
固体:ベントナイ Lニヱ盪眞 拡皿3 0.1 0.5 1.0 3.0 10.0 ト(25g/J ) 吸1j−コ咀ム 吐4  ゛ p4棟□L 39    36 198    194 386    276 32G     220 300    240 上述のように、初期濃度が約1%より高い溶液中に残っ
ているポリエーテル液の濃度が明らかに増大する理由は
ベントナイトが飽和したことにあると思われる。そのよ
うな場合、固体の濃度を高くすれば、ポリエーテル液が
高濃度の場合でさえポリエーテル液を完全に抽出するこ
とになる。このことを、3%のポリエーテル溶液を興な
る量のベントナイトと接触させることによって確認した
結果を下記表3に示す。
系:ウコン3% ベントナイト PH:8.9 220       18.3 260      43’、3 240       60 275       80.4 25g/Jから100971にベントナイトの濃度を増
大させると、ウコン液の除去率が約18%から80%に
上昇した。したがって、適切に多い量の固体を用いるこ
とによって高濃度のウコン液の抽出を増大させることが
できるのは明らかである。
ウコン系ポリマーおよび同様なポリエーテル以外に、典
型的な廃液は表面活性剤、無機イオンさらに有!ll錯
生成剤までも含んでいると思われる。
そのような避けることができない種が存在することによ
って、ポリマーの吸着が明らかに影響されると思われる
。 NaCl、CaCl2およびトリエタノールアミン
(TEA)の影響を調べる試験を行った。
NaClは吸着をかなり増大させたが、CaC12は約
100 raQ/(Jに減少させた。この試験の結果を
下記表4に示す。
固体: ウコン濃度 駕 0.1 0.5 1.0 3.0 10.0 ベントナイト(25g/J ) 謬/   H:8.9 0.5駕   O,5X 2iSNaCI    CaC1 □□2 36    39    39.8 194   199   200 276   272   258 220   348   140 240   320   10G アル力リ性pH条件下のTEAはベントナイトにそれ程
吸着されず、ポリエーテル液の吸着に著しい影響を及ぼ
さないことがわかった。しかしながら、pH4ではTE
Aはベントナイトに強烈に吸着され、吸着部位をポリマ
ーと競い合うことがわかった。他のエタノールアミン類
も同様にベントナイトに吸着されると思われる。!!要
な多くのポリエーテル液組成物がかなりの量のTEAを
含んでおり、また系の自然のpHはアルカリ性範囲にあ
るので、TEAのこの作用は特に重要である。
本発明の方法はポリエーテルを含む種々様々な水溶性ポ
リマーに適用することができる。ポリエーテルには、ポ
リアルキレンオキシドも入る。これらの物質は分子量が
約200以上に及ぶエチレンオキシドのポリマーまたは
エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー
である。それらは潤滑剤、圧媒液、金属加工液等として
多くの用途があるので、水性廃流中に典型的に見られる
水溶性ポリエーテルの代表といってよい。
本発明の有効性を調べるために選択した代表的なポリエ
ーテルはユニオンカーバイド社から販売されているウコ
ン75 H380,Goo(平均分子量=18、Goo
)およびウコン50 Ha 660 (平均分子量:1
70G)であった。
ウコン75 H380,000の分子量は約18.Go
oである。低分子量ポリエーテルの吸着挙動を調べるた
めに試験を行った。約1000の分子量を有するウコン
50 Ha 660は、下記表5に示すように約240
〜300 ra(J/Qの飽和容量で吸着されることが
わかった。
系:ベントナイト(25g/j ) 35゜2 73.6 194.4 38 80 6 4 193゜ 36 40 40 これとは違って、300未満の分子量を有するポリエー
テルはそのように高い吸着力を示さなかった0例えば、
エチレングリコールおよびジエチレングリコールは下記
表6に示すようにベントナイトに吸着されなかった。0
.3%の濃度において、約25%(301Q/Q )の
ポリエチレングリコールPEG200 (分子量20G
)および70%(84躍り7g)のウコン508B 5
5がベントナイトによって抽出された。同濃度において
、大#98〜99%(117へ118的/g)のウコン
75 H380,000がベントナイトによって抽出さ
れることに注意されたい、吸着が分子量に無関係な臨界
分子量は300〜1000の範囲である。
六−一生 pH:8.9(自然〉 ポリマー   拡祉盈皮−34隻坐工3EG     
         0.1           00
.3          0 DEG             0.1      
     00、3           6.4 PEG 200     0.1       ?、6
0.325.2 50  HB  55        0.1    
     63.2(分子量270)    0.3 
     70.1特定の理論に拘束されるつもりはな
いが、PEG200と508a 55の吸着試験結果の
比較から、分子の疎水性が高いほど吸着量が多くなるこ
とが示唆される。この理由はおそらく吸着質と吸着剤と
の特定の疎水性相互作用よりはむしろ疎水性分子に関す
る水の許容度が減少するからである。
これまで説明してきた試験はウコン溶液を1時間分散ク
レー懸濁液と強烈に振り混ぜることによって行った。吸
着速度を調べるために、以下の実験を行った。クレーー
ウコン液溶液を1分間手動で強く振り混ぜた0次に、得
られた懸濁液を1時間静置した。
得られた結果を下記表7に示す、この結果は、この方法
によって得た吸着量値がリストアクション振盪機法によ
って得たものと同じであることを示している。これらの
結果は、吸着速度が極めて速く、おそらく吸着がすぐに
起こることを示唆している。
ベントナイト(50g/j ) pH:8.9 0.1 0.2 G、5 1.0 3.0 18.4 38.4 98.3 198.3 60 18.9 38.9 98.7 198.5 40 上述のように、本発明は、水性廃液から除去されたポリ
エーテルを環境的に安全に処理する方法を提供する。燃
焼した場合に、ポリエーテルは二酸化炭素と水に転化す
るので、高温度でポリエーテルを燃焼させてベントナイ
トを再生する可能性を試験した。約650℃で約4時間
ポリマーを燃焼させた後、適当な酸性/中性/アルカリ
性洗浄を行えば、ポリエーテルが安全に除去されるだけ
でなく、ベントナイトの吸着性も完全に復活されること
を見出した。実際に、ベントナイトを焼成することによ
って、未使用のベントナイトでさえその吸着活性が増大
することを対照実験が示している。未使用のベントナイ
トの低い吸着力はおそらくそこにある種の有機物質が前
もって吸着されているためであると思われる。いずれに
せよ、約650°Cでクレーを燃焼することが、クレー
を再生し、並びに未使用のクレーの吸着力を改良する実
行可能な方法を提供することになる。 1000°Cで
焼成した試料はそれらの吸着性をすっかり消失すること
もわかった。特定の理論に拘束されるつもりはないが、
この作用は約750℃でのベントナイトの構造変換のた
めと思われる。したがって、エネルギー効率の観点から
、クレーの吸着力の発生/再生を伴うできるだけ低い温
度でポリマーを燃焼するのが望ましい。
下記表8〜10はベントナイトの再循環に関するデータ
を示すものである。
系:ウコン7538G、Goo(1000ppIl)p
H:8.9 焼成温度=605℃ 未使用物 38.4 6 m@、&ひ易丞洸び判 表  9 ベント イトの 系:ウコン75380.000(1%)pH:3.9 焼成温度=605℃ 未使用物 76 系: 753gG、Goo(1000 pH:3.9 焼成温度: 1000℃ ppm) 未使用物 再循環物 対照−焼成物 38.4 1.4 2.6 6 3.5 6.5 実施した試験量てにおいて、上澄液からのポリエーテル
を吸着したベントナイトの分離は高速遠心分離によって
行った。ベントナイト懸濁液の微細な粒径並びに遅い沈
降特性が固−液分離の通常の濾過/遠心分離技術を使用
することを困難にしている。高速遠心分離以外に使用す
ることができる他の技術には、限外濾過および凝集−濾
過がある。後者の方法はミョウバンまたは高分子量ポリ
オクロス(POLYOX)  (商標)のような試薬の
使用を必要とする。一方、限外濾過はある明確な利点を
有している。この方法では、吸着および固−液分離の両
工程を単一操作に統合することができる。
アミコン・スインチャネルクロス−フロー型限外濾過装
置(^HICON thin channel cro
ss−flow ultrafiltration u
nit)を用いる試験は、ポリエーテル液を限外濾過室
内のベントナイト懸濁液と接触させることによって、吸
着および固−液分離の両工程が単一工程で達成できるこ
とを示している。
この統合法に基づいてポリエーテル液を除去することが
できるフローシートを示す。
上述の方法の有用な変法として、ポリエーテル溶液中に
懸濁させた場合に溶液からそのポリマーを抽出するベン
トナイトを含む濾過膜製袋を使用することがある。この
方法が成功するかどうかはポリマーの濾過膜を通過する
拡散速度にかかっている。
ポリエーテル液がベントナイトに捕捉されるのに必要な
分子m構を理解するために、ポリマーを吸着した試料を
XwA回折分析に掛けた。未処理の乾燥クレーの回折パ
ターンは9.7オングストロームの層間間隔に相当する
ピークを示した。ポリエーテルを吸着した場合、約18
.2〜18.3オングストロームの間隔に相当する一層
小さな角度の非常に鋭いピークがこれらの試料に現れる
ことがわかった。8.5〜8.6オングストロームの層
間間隔の増加はポリエーテル鎖の直径の約2倍であり、
これはポリマーの2Mがクレー粒子間に平らに伏してい
ることを示唆している。650℃でクレーを焼成してポ
リマーを燃焼させると、層間間隔が最初のクレーに相当
する値に減少した。しかしながら、1000℃で焼成し
た試料は9.7オングストロームの層間間隔を示さない
で、4オングストロームの間隔だけを示すこともわかっ
た。最初のクレー構造のこの崩壊は、ポリエーテルを除
去するために使用した燃焼温度が高過ぎる場合にベント
ナイトの吸着特性が低くなる原因になっているのは明ら
かである。X線回折結果を下記表11に示す。
650℃で焼成         9,71Pr:7ン
75 H38GK     18.21%ウコン50H
B 660      18.3未使用       
     12.3本発明を上記実施例によって説明し
てきたけれど、本発明は、そこに開示した物質に限定す
るものと解するものではなく、むしろ上記した総括技術
に関するものである0本発明の精神及び範囲から逸脱す
ることなくその種々の改変および実施態様を行うことが
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、廃流から約200より高い分子量を有し、約1%未
    満の濃度で前記廃流中に存在している残存水溶性ポリマ
    ーを環境的に安全に除去および処理する方法であつて、 (a)約500〜約1000m^2/gの表面積を有す
    るベントナイト吸着剤を約650℃から約750℃まで
    の温度で加熱することによつて前処理する工程; (b)前記廃流を約1〜約10分間前記ベントナイト吸
    着剤と接触させる工程; (c)前記ポリマーを実質的に含まない廃流を前記ベン
    トナイト吸着剤から分離する工程; (d)前記ベントナイト吸着剤を前記ポリマーを二酸化
    炭素および水に転化するのに十分な時間約650℃から
    約750℃までの温度に加熱する工程; (e)前記加熱後のベントナイト吸着剤を少なくとも1
    時間少なくとも1種の酸、アルカリまたは中性洗浄剤で
    処理し、前記ベントナイトの層間間隔をX線回折分析に
    よつて測定して少なくとも約10オングストロームに復
    活させる工程;および (f)ポリマーを含有するさらに別の水性廃流と接触さ
    せるために前記ベントナイト吸着剤を再循環させる工程 から成ることを特徴とする方法。 2、前記接触を撹拌下に行う請求項1記載の方法。 3、前記撹拌時間が約1〜2分である請求項2記載の方
    法。 4、前記吸着剤を多孔性ろ過膜中に収容する請求項1記
    載の方法。 5、前記ポリマーがポリエーテルである請求項1記載の
    方法。 6、前記ポリエーテルの濃度が溶液の約5重量%未満で
    ある請求項5記載の方法。 7、前記ポリエーテルの分子量が約1,000より高い
    請求項5記載の方法。 8、前記ポリエーテルがポリ(オキシアルキレン)エー
    テルである請求項5記載の方法。9、前記ポリエーテル
    がエチレンオキシドのポリマーである請求項5記載の方
    法。 10、前記ポリエーテルがエチレンオキシドとプロピレ
    ンオキシドとのコポリマーである請求項5記載の方法。 11、前記吸着剤を限外ろ過によって水性媒体から分離
    する請求項1記載の方法。 12、前記吸着剤を約650℃から約750℃の温度で
    約1〜約4時間加熱する請求項1記載の方法。 13、吸着剤を少なくとも1種の酸と接触させることか
    ら成る請求項1記載の吸着剤を前処理する方法。 14、前記酸が塩酸である請求項13記載の方法。 15、吸着剤を少なくとも1種の塩基と接触させること
    から成る請求項1記載の吸着剤を前処理する方法。 16、前記塩基が水酸化ナトリウムである請求項15記
    載の方法。
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