JPH0341999Y2 - - Google Patents
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- JPH0341999Y2 JPH0341999Y2 JP1985116599U JP11659985U JPH0341999Y2 JP H0341999 Y2 JPH0341999 Y2 JP H0341999Y2 JP 1985116599 U JP1985116599 U JP 1985116599U JP 11659985 U JP11659985 U JP 11659985U JP H0341999 Y2 JPH0341999 Y2 JP H0341999Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- platform
- vertical
- ship
- shooter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62B—DEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
- A62B1/00—Devices for lowering persons from buildings or the like
- A62B1/20—Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of sliding-ropes, sliding-poles or chutes, e.g. hoses, pipes, sliding-grooves, sliding-sheets
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の分野〕
本考案は垂直シユウターに関し、特に船舷に搭
載し、退船を余儀なくされるような船舶事故時に
船上より水面まで垂直に降下可能な垂直シユウタ
ーに関するものである。
載し、退船を余儀なくされるような船舶事故時に
船上より水面まで垂直に降下可能な垂直シユウタ
ーに関するものである。
このような垂直シユウターは第1図に示すよう
に、任意形状の垂直に伸長するシユウター本体1
とこのシユウター本体1の下部に設けられ、海面
Wに浮かぶプラツトフオーム2よりなり、このシ
ユウター本体1とプラツトフオーム2の間には傾
斜路3が形成され、垂直に下降した避難者が安全
にプラツトフオーム2上に下り立つことが可能な
ようになつている。
に、任意形状の垂直に伸長するシユウター本体1
とこのシユウター本体1の下部に設けられ、海面
Wに浮かぶプラツトフオーム2よりなり、このシ
ユウター本体1とプラツトフオーム2の間には傾
斜路3が形成され、垂直に下降した避難者が安全
にプラツトフオーム2上に下り立つことが可能な
ようになつている。
一方シユウター本体1の上部にはこのシユウタ
ーを収納するための収納ケース4が設けられてお
り、この収納ケース4を開放することにより、収
納ケース4の設置された船舶Sの甲板より折り畳
まれた垂直シユウターが水面に投下可能になつて
いる。このときシユウター本体1は船舶Sの舷側
に垂直に伸長するとともに、前記プラツトフオー
ム2の気嚢5に気体が自動的に注入されて膨脹
し、ボート形状となり、第1図に示すような構成
を取るものである。また、シユウター本体1の下
端とプラツトフオーム2の舷側端部およびこれに
対向する端部にかけて天幕6が設けられており、
避難者に恐怖心を生じしめないようにしている。
ーを収納するための収納ケース4が設けられてお
り、この収納ケース4を開放することにより、収
納ケース4の設置された船舶Sの甲板より折り畳
まれた垂直シユウターが水面に投下可能になつて
いる。このときシユウター本体1は船舶Sの舷側
に垂直に伸長するとともに、前記プラツトフオー
ム2の気嚢5に気体が自動的に注入されて膨脹
し、ボート形状となり、第1図に示すような構成
を取るものである。また、シユウター本体1の下
端とプラツトフオーム2の舷側端部およびこれに
対向する端部にかけて天幕6が設けられており、
避難者に恐怖心を生じしめないようにしている。
このような垂直シユウターのシユウター本体1
はシユウター本体1の外壁をなす保護体7とこの
保護体7中に同軸的に収納された円柱状の滑降路
体8を有している。
はシユウター本体1の外壁をなす保護体7とこの
保護体7中に同軸的に収納された円柱状の滑降路
体8を有している。
前記滑降路体8は、たとえば第2図に展開図を
示すように長尺の帆布のような強度の大きい布体
よりなる滑降路体本体80とこの滑降路体本体8
0にじぐざぐに設けられた蛇行滑降路布81より
なり、前記蛇行滑降路布81は、第3図に示すよ
うに前記滑降路体本体80に滑降路83を構成す
るように縫製などにより接着されている。さらに
この滑降路体本体80の横方向端部82を相互に
接着することにより円柱状の滑降路体8を構成し
ている(第4図参照)。
示すように長尺の帆布のような強度の大きい布体
よりなる滑降路体本体80とこの滑降路体本体8
0にじぐざぐに設けられた蛇行滑降路布81より
なり、前記蛇行滑降路布81は、第3図に示すよ
うに前記滑降路体本体80に滑降路83を構成す
るように縫製などにより接着されている。さらに
この滑降路体本体80の横方向端部82を相互に
接着することにより円柱状の滑降路体8を構成し
ている(第4図参照)。
この蛇行滑降路布81と滑降路体本体80とで
構成される蛇行滑降路83を避難者が滑降するこ
とにより、滑降路83の蛇行により滑降速度は減
速され、安全に傾斜路3に導かれ、プラツトフオ
ーム2に到達可能なようになつている。
構成される蛇行滑降路83を避難者が滑降するこ
とにより、滑降路83の蛇行により滑降速度は減
速され、安全に傾斜路3に導かれ、プラツトフオ
ーム2に到達可能なようになつている。
ところで、前記垂直シユウターは第1図および
第5図で示したように、船舶Sの船舷がなだらか
な傾斜を有している場合、あるいは収納ケース4
が設置された甲板から海面までの距離が充分大き
い場合においてはプラツトフオーム2は所定の位
置に留まり、前記傾斜路3も良好な角度を有する
ために避難者9に対し充分な緩衝作用を発揮す
る。しかしながら、第5図の実線で示すように、
船舶S′の船舷が船底にかけて大きく切り込まれて
いる場合や船舷に消波装置などの突出部があると
きには、プラツトフオーム2は前記船舶S′側に移
動し、船舶S′の船底部あるいは前記突出部の下部
に入り込んでしまうことがあつた。このような場
合、傾斜路3は充分に緩やかな傾斜を形成するこ
とが不可能になり、前記傾斜路の機能が大幅に低
減するという欠点があつた。
第5図で示したように、船舶Sの船舷がなだらか
な傾斜を有している場合、あるいは収納ケース4
が設置された甲板から海面までの距離が充分大き
い場合においてはプラツトフオーム2は所定の位
置に留まり、前記傾斜路3も良好な角度を有する
ために避難者9に対し充分な緩衝作用を発揮す
る。しかしながら、第5図の実線で示すように、
船舶S′の船舷が船底にかけて大きく切り込まれて
いる場合や船舷に消波装置などの突出部があると
きには、プラツトフオーム2は前記船舶S′側に移
動し、船舶S′の船底部あるいは前記突出部の下部
に入り込んでしまうことがあつた。このような場
合、傾斜路3は充分に緩やかな傾斜を形成するこ
とが不可能になり、前記傾斜路の機能が大幅に低
減するという欠点があつた。
本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、
垂直に伸長したシユウター本体に傾斜路を介して
接続されるプラツトフオームが船底下部に入りこ
んで、所定の位置からずれることがない垂直シユ
ウターを提供することを目的とする。
垂直に伸長したシユウター本体に傾斜路を介して
接続されるプラツトフオームが船底下部に入りこ
んで、所定の位置からずれることがない垂直シユ
ウターを提供することを目的とする。
したがつて本考案による垂直シユウターは、船
舷側に垂直に垂下するシユウター本体と、このシ
ユウター本体の下側先端に接続される傾斜路と、
浮力を確保するため、上下に積層された二つの気
嚢を有し、シユウター本体より傾斜路をへて滑降
してきた避難者が降り立ち可能なように前記傾斜
路の他端が接続されたプラツトフオームとを有す
る垂直シユウターにおいて、前記プラツトフオー
ムの船舷側気嚢より、この気嚢に連通した複数の
垂直気嚢を上方に伸長して立設するとともに、前
記複数の垂直気嚢のそれぞれの上端部と連通接続
する上部横方向気嚢を設けたことを特徴とするも
のである。
舷側に垂直に垂下するシユウター本体と、このシ
ユウター本体の下側先端に接続される傾斜路と、
浮力を確保するため、上下に積層された二つの気
嚢を有し、シユウター本体より傾斜路をへて滑降
してきた避難者が降り立ち可能なように前記傾斜
路の他端が接続されたプラツトフオームとを有す
る垂直シユウターにおいて、前記プラツトフオー
ムの船舷側気嚢より、この気嚢に連通した複数の
垂直気嚢を上方に伸長して立設するとともに、前
記複数の垂直気嚢のそれぞれの上端部と連通接続
する上部横方向気嚢を設けたことを特徴とするも
のである。
〔考案の具体的説明〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
本考案による垂直シユウターは、第1図あるい
は第5図に示されるように船舶の船舷に平行に垂
下するシユウター本体1とこのシユウター本体1
の下部に設けられたプラツトフオーム2を有し、
さらにはシユウター本体1より出た避難者9が緩
やかな傾斜により安全に前記プラツトフオーム2
に降り立つことを可能にする傾斜路3を前記シユ
ウター本体1とプラツトフオーム2間に形成して
基本的になるものである。そして、前記プラツト
フオーム2は、第6図に示すように積層された二
つの気嚢5と、この気嚢5間に挟持される床板1
0とよりなり、前記気嚢2によつて水面に浮くよ
うになつているとともに、前記床板10によつて
プラツトフオーム2上に避難者9が下り立ち可能
になつている。
は第5図に示されるように船舶の船舷に平行に垂
下するシユウター本体1とこのシユウター本体1
の下部に設けられたプラツトフオーム2を有し、
さらにはシユウター本体1より出た避難者9が緩
やかな傾斜により安全に前記プラツトフオーム2
に降り立つことを可能にする傾斜路3を前記シユ
ウター本体1とプラツトフオーム2間に形成して
基本的になるものである。そして、前記プラツト
フオーム2は、第6図に示すように積層された二
つの気嚢5と、この気嚢5間に挟持される床板1
0とよりなり、前記気嚢2によつて水面に浮くよ
うになつているとともに、前記床板10によつて
プラツトフオーム2上に避難者9が下り立ち可能
になつている。
このような垂直シユウターにおいて、本考案に
よる一実施例においては、第6図、第7図に示す
ように船舷側の気嚢5より気嚢支柱11が上方に
立設されている。この気嚢支柱11は前記気嚢5
と連通する下部横方向気嚢110とこの下部横方
向気嚢110と連通し、かつ前記下部横方向気嚢
110より垂直に立設する複数の垂直気嚢111
を有し、さらに前記垂直気嚢111の上端部に
は、前記それぞれの垂直気嚢111と連通接続す
る上部横方向気嚢112が設けられている。この
上部横方向気嚢112および下部横方向気嚢11
0は前記垂直気嚢111が横方向に移動するのを
防止するとともに、それぞれの垂直気嚢111を
接続することにより、前記垂直気嚢111が船舷
方向あるいは船舷と反対方向に傾斜させようとす
る力に対し、一体的に抵抗するようにするためで
ある。
よる一実施例においては、第6図、第7図に示す
ように船舷側の気嚢5より気嚢支柱11が上方に
立設されている。この気嚢支柱11は前記気嚢5
と連通する下部横方向気嚢110とこの下部横方
向気嚢110と連通し、かつ前記下部横方向気嚢
110より垂直に立設する複数の垂直気嚢111
を有し、さらに前記垂直気嚢111の上端部に
は、前記それぞれの垂直気嚢111と連通接続す
る上部横方向気嚢112が設けられている。この
上部横方向気嚢112および下部横方向気嚢11
0は前記垂直気嚢111が横方向に移動するのを
防止するとともに、それぞれの垂直気嚢111を
接続することにより、前記垂直気嚢111が船舷
方向あるいは船舷と反対方向に傾斜させようとす
る力に対し、一体的に抵抗するようにするためで
ある。
さらに、前記上部横方向気嚢112には索体1
2が取りつけられており、この索体12の他方の
先端は、たとえば第1図に示す収納ケース4、あ
るいは垂直シユウター本体1などに接続してお
り、前記気嚢支柱11が常に上方に立設する手助
けをおこなつている。
2が取りつけられており、この索体12の他方の
先端は、たとえば第1図に示す収納ケース4、あ
るいは垂直シユウター本体1などに接続してお
り、前記気嚢支柱11が常に上方に立設する手助
けをおこなつている。
第8図は本考案による垂直シユウターの他の実
施例の斜視図、第9図は前記実施例の側面図であ
るが、この図より明らかなように、この実施例に
おいては、船舷側気嚢5より直接立設する気嚢支
柱11を有している。この気嚢支柱11は、第8
図より明らかなように、三本の垂直気嚢111と
この三本の垂直気嚢111の上部先端部に連通し
て設けられた上部横方向気嚢112よりなつてい
る。
施例の斜視図、第9図は前記実施例の側面図であ
るが、この図より明らかなように、この実施例に
おいては、船舷側気嚢5より直接立設する気嚢支
柱11を有している。この気嚢支柱11は、第8
図より明らかなように、三本の垂直気嚢111と
この三本の垂直気嚢111の上部先端部に連通し
て設けられた上部横方向気嚢112よりなつてい
る。
この実施例にあつては、前記プラツトフオーム
2に浮力を付与するための気嚢5は上部気嚢50
および下部気嚢51よりなり、前記上部気嚢50
の一部が斜め方向に斜立して斜立部52を構成す
るとともに、前記斜立部52は前記下部気嚢51
より立設された垂直気嚢111の両外側の垂直気
嚢111に連通接続している(第9図参照)。
2に浮力を付与するための気嚢5は上部気嚢50
および下部気嚢51よりなり、前記上部気嚢50
の一部が斜め方向に斜立して斜立部52を構成す
るとともに、前記斜立部52は前記下部気嚢51
より立設された垂直気嚢111の両外側の垂直気
嚢111に連通接続している(第9図参照)。
次ぎに本考案による垂直シユウターの作用につ
いて説明する。
いて説明する。
前記実施例において、第2の実施例も、第1の
実施例と作用は基本的に同様であるので、第1の
実施例を主として作用を説明し、第2の実施例特
有の作用については、そのつど合わせて説明する
こととする。
実施例と作用は基本的に同様であるので、第1の
実施例を主として作用を説明し、第2の実施例特
有の作用については、そのつど合わせて説明する
こととする。
まず、本考案による垂直シユウターは、船舶S
の甲板に設置された収納ケース4より、折り畳ま
れた垂直シユウターを水面に投下する。このとき
シユウター本体1は船舶Sの舷側に垂直に伸長す
るとともに、前記プラツトフオーム2の気嚢5に
気体が自動的に注入されて膨脹し、ボート形状と
なる。さらに、前記気嚢5は、第1の実施例にお
いては下部横方向気嚢110を介して複数の垂直
気嚢111、さらには上部横方向気嚢112に連
通しているので、前記諸気嚢110,111,1
12にも気体が注入されることになる。このた
め、前記気嚢5が膨張するにつれ、前記気嚢支柱
11が船舷側に立設される(第10図参照)。
の甲板に設置された収納ケース4より、折り畳ま
れた垂直シユウターを水面に投下する。このとき
シユウター本体1は船舶Sの舷側に垂直に伸長す
るとともに、前記プラツトフオーム2の気嚢5に
気体が自動的に注入されて膨脹し、ボート形状と
なる。さらに、前記気嚢5は、第1の実施例にお
いては下部横方向気嚢110を介して複数の垂直
気嚢111、さらには上部横方向気嚢112に連
通しているので、前記諸気嚢110,111,1
12にも気体が注入されることになる。このた
め、前記気嚢5が膨張するにつれ、前記気嚢支柱
11が船舷側に立設される(第10図参照)。
第2の実施例においては、前記垂直気嚢111
は二つに積層された気嚢5の下部気嚢51と連通
しているとともに、前記プラツトフオーム2より
船舷方向に斜立する斜立部52を有する上部気嚢
50が垂直気嚢111と連通接続しているので、
前記気嚢5が膨張するとともに、前記気嚢支柱1
1が立設されるようになつている。
は二つに積層された気嚢5の下部気嚢51と連通
しているとともに、前記プラツトフオーム2より
船舷方向に斜立する斜立部52を有する上部気嚢
50が垂直気嚢111と連通接続しているので、
前記気嚢5が膨張するとともに、前記気嚢支柱1
1が立設されるようになつている。
本考案による垂直シユウターは、第1図、第9
図および第10図に示すようにプラツトフオーム
2がシユウター本体1に対し所定の位置にあると
きには、なんら作用を行わないが、第11図に示
すように船舶の船底に消波用の凸部13を有して
いる場合、あるいは第5図に示すように船底が内
側に切れ込んでいるような場合、プラツトフオー
ム2が船舷方向に移動するような自体を生じる。
そして前記プラツトフオーム2が消波用凸部13
あるいは船底の下部に入り込んでしまう状態を生
じる。このような状態を生じると、プラツトフオ
ーム2の船舷側に立設された前記気嚢支柱11が
船舷との当接部Aで折れ曲がる。このように気嚢
支柱11が折れ曲がると、前記気嚢支柱11は気
嚢5に立設され、かつ索体12により収納ケース
4などに接続しているので、第11図の矢印方向
に力を負荷することになる。このためプラツトフ
オーム2を船舷と反対方向に押しやり、前記プラ
ツトフオーム2が船底あるいは消波用凸部13の
下部に入り込まないようになる。このため、プラ
ツトフオーム2はシユウター本体1の下部の所定
位置に保持されることになり、前記シユウター本
体1とプラツトフオーム2を接続する傾斜路3は
緩やかな傾斜を保ち、避難者9が常に安全に避難
可能なようになるのである。
図および第10図に示すようにプラツトフオーム
2がシユウター本体1に対し所定の位置にあると
きには、なんら作用を行わないが、第11図に示
すように船舶の船底に消波用の凸部13を有して
いる場合、あるいは第5図に示すように船底が内
側に切れ込んでいるような場合、プラツトフオー
ム2が船舷方向に移動するような自体を生じる。
そして前記プラツトフオーム2が消波用凸部13
あるいは船底の下部に入り込んでしまう状態を生
じる。このような状態を生じると、プラツトフオ
ーム2の船舷側に立設された前記気嚢支柱11が
船舷との当接部Aで折れ曲がる。このように気嚢
支柱11が折れ曲がると、前記気嚢支柱11は気
嚢5に立設され、かつ索体12により収納ケース
4などに接続しているので、第11図の矢印方向
に力を負荷することになる。このためプラツトフ
オーム2を船舷と反対方向に押しやり、前記プラ
ツトフオーム2が船底あるいは消波用凸部13の
下部に入り込まないようになる。このため、プラ
ツトフオーム2はシユウター本体1の下部の所定
位置に保持されることになり、前記シユウター本
体1とプラツトフオーム2を接続する傾斜路3は
緩やかな傾斜を保ち、避難者9が常に安全に避難
可能なようになるのである。
また、前記第1の実施例においては、前記気嚢
支柱11が船舷に当接したとき、船舷と反対方向
に気嚢支柱11が傾斜しにくくなるように、索体
12を設けて気嚢支柱11を支持しているが、第
2の実施例にあつては、前記気嚢5の上部気嚢5
0が斜立し、前記気嚢支柱11に連通接続してい
るので、この上部気嚢50の斜立部52が前記気
嚢支柱11を傾斜しないように支持するため、第
1の実施例のように索体12を設ける必要がなく
なる。
支柱11が船舷に当接したとき、船舷と反対方向
に気嚢支柱11が傾斜しにくくなるように、索体
12を設けて気嚢支柱11を支持しているが、第
2の実施例にあつては、前記気嚢5の上部気嚢5
0が斜立し、前記気嚢支柱11に連通接続してい
るので、この上部気嚢50の斜立部52が前記気
嚢支柱11を傾斜しないように支持するため、第
1の実施例のように索体12を設ける必要がなく
なる。
前述のように気嚢支柱11は、船舷に当接した
ときに船舷と反対方向にプラツトフオーム2を押
しやる機能を有するものであるため、前記船舷側
の気嚢5より上方に立設していれば足りることは
明らかである。このため、たとえば第1の実施例
における索体12を設けることは、必ずしも必須
ではなく、また第2の実施例のように前記気嚢5
と一体的な斜立部52を設けて気嚢支柱11を支
持するようにしなくともよい。しかしながら、上
述のように索体12あるいは斜立部52を設け
て、前記気嚢支柱11を船舷と反対方向に傾斜す
るのを阻止するように支持することにより、前記
気嚢支柱11の機能は著しく向上するのは明らか
である。
ときに船舷と反対方向にプラツトフオーム2を押
しやる機能を有するものであるため、前記船舷側
の気嚢5より上方に立設していれば足りることは
明らかである。このため、たとえば第1の実施例
における索体12を設けることは、必ずしも必須
ではなく、また第2の実施例のように前記気嚢5
と一体的な斜立部52を設けて気嚢支柱11を支
持するようにしなくともよい。しかしながら、上
述のように索体12あるいは斜立部52を設け
て、前記気嚢支柱11を船舷と反対方向に傾斜す
るのを阻止するように支持することにより、前記
気嚢支柱11の機能は著しく向上するのは明らか
である。
本願考案においては、前述のように二つに重ね
合わされたプラツトフオームの気嚢のうち、下側
の下部気嚢51,110から前記垂直気嚢111
は立設されている。このように下側の気嚢51,
110より立設することによつて、天幕6を張る
ために邪魔になることはない。さらに垂直気嚢1
11はプラツトフオーム2の舷側の気嚢より立設
されているため、プラツトフオーム2を広く使
え、避難者にとつて邪魔になることはないという
利点もある。
合わされたプラツトフオームの気嚢のうち、下側
の下部気嚢51,110から前記垂直気嚢111
は立設されている。このように下側の気嚢51,
110より立設することによつて、天幕6を張る
ために邪魔になることはない。さらに垂直気嚢1
11はプラツトフオーム2の舷側の気嚢より立設
されているため、プラツトフオーム2を広く使
え、避難者にとつて邪魔になることはないという
利点もある。
また、前記垂直気嚢111を上端部で上部横方
向気嚢112により連通接続しているため、垂直
気嚢111の横方向の移動を抑制できるととも
に、横方向気嚢112で一体化されたどの部分に
力が付加されても、垂直気嚢111が一体的に機
能し、均一に力が伝達されるという利点がある。
向気嚢112により連通接続しているため、垂直
気嚢111の横方向の移動を抑制できるととも
に、横方向気嚢112で一体化されたどの部分に
力が付加されても、垂直気嚢111が一体的に機
能し、均一に力が伝達されるという利点がある。
以上説明したように、本考案による垂直シユウ
ターは、プラツトフオームの船舷側に気嚢支柱を
立設したため、前記プラツトフオームが船舶側に
接近しすぎたときには、この気嚢支柱が船舷と干
渉することによりプラツトフオームを船舶と反対
の方向に押し出す。このため、前記プラツトフオ
ームは常に所定位置に保持されることになる。し
たがつて、前記傾斜路は所定傾斜を保持すること
が可能になり、避難の安全性が従来に比較して著
しく向上するという利点がある。
ターは、プラツトフオームの船舷側に気嚢支柱を
立設したため、前記プラツトフオームが船舶側に
接近しすぎたときには、この気嚢支柱が船舷と干
渉することによりプラツトフオームを船舶と反対
の方向に押し出す。このため、前記プラツトフオ
ームは常に所定位置に保持されることになる。し
たがつて、前記傾斜路は所定傾斜を保持すること
が可能になり、避難の安全性が従来に比較して著
しく向上するという利点がある。
また二つに重ね合わされたプラツトフオームの
気嚢のうち、下側の下部気嚢から前記垂直気嚢は
立設されているため、天幕を張るために邪魔にな
ることはない、さらに垂直気嚢はプラツトフオー
ムの舷側の気嚢より立設されているため、プラツ
トフオームを広く使え、避難者にとつて邪魔にな
ることはないという利点もある。
気嚢のうち、下側の下部気嚢から前記垂直気嚢は
立設されているため、天幕を張るために邪魔にな
ることはない、さらに垂直気嚢はプラツトフオー
ムの舷側の気嚢より立設されているため、プラツ
トフオームを広く使え、避難者にとつて邪魔にな
ることはないという利点もある。
また、前記垂直気嚢を上端部で上部横方向気嚢
により連通接続しているため、垂直気嚢の横方向
の移動を抑制できるとともに、横方向気嚢で一体
化されたどの部分に力が付加されても、垂直気嚢
が一体的に機能し、均一に力が伝達されるという
利点がある。
により連通接続しているため、垂直気嚢の横方向
の移動を抑制できるとともに、横方向気嚢で一体
化されたどの部分に力が付加されても、垂直気嚢
が一体的に機能し、均一に力が伝達されるという
利点がある。
第1図は垂直シユウターの全体を示す側面図、
第2図は蛇行滑降路体の展開図、第3図は前記展
開図の横方向断面図、第4図は前記蛇行滑降路体
の断面図、第5図はプラツトフオームの状態をし
めす説明図、第6図は本考案による垂直シユウタ
ーの一実施例の斜視図、第7図は前記実施例の正
面図、第8図は本考案による第2の実施例の斜視
図、第9図は前記実施例の側面図、第10図およ
び第11図は本考案による垂直シユウターの作用
を説明するための説明図である。 1……シユウター本体、2……プラツトフオー
ム、3……傾斜路、4……収納ケース、5……気
嚢、50……上部気嚢、51……下部気嚢、52
……斜立部、6……天幕、10……床板、11…
…気嚢支柱、110……下部横方向気嚢、111
……垂直気嚢、112……上部横方向気嚢。
第2図は蛇行滑降路体の展開図、第3図は前記展
開図の横方向断面図、第4図は前記蛇行滑降路体
の断面図、第5図はプラツトフオームの状態をし
めす説明図、第6図は本考案による垂直シユウタ
ーの一実施例の斜視図、第7図は前記実施例の正
面図、第8図は本考案による第2の実施例の斜視
図、第9図は前記実施例の側面図、第10図およ
び第11図は本考案による垂直シユウターの作用
を説明するための説明図である。 1……シユウター本体、2……プラツトフオー
ム、3……傾斜路、4……収納ケース、5……気
嚢、50……上部気嚢、51……下部気嚢、52
……斜立部、6……天幕、10……床板、11…
…気嚢支柱、110……下部横方向気嚢、111
……垂直気嚢、112……上部横方向気嚢。
Claims (1)
- 舷側に垂直に垂下するシユウター本体と、この
シユウター本体の下側先端に接続される傾斜路
と、浮力を確保するため、上下に積層された二つ
の気嚢を有し、シユウター本体より傾斜路をへて
滑降してきた避難者が降り立ち可能なように前記
傾斜路の他端が接続されたプラツトフオームとを
有する垂直シユウターにおいて、前記プラツトフ
オームの船舷側でかつ下の気嚢より、この気嚢に
連通した複数の垂直気嚢を上方に伸長して立設す
るとともに、前記複数の垂直気嚢のそれぞれの上
端部と連通接続する上部横方向気嚢を設けたこと
を特徴とする垂直シユウター。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116599U JPH0341999Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | |
| CA000494238A CA1266241A (en) | 1984-11-21 | 1985-10-30 | Vertical elongated chute |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116599U JPH0341999Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6225297U JPS6225297U (ja) | 1987-02-16 |
| JPH0341999Y2 true JPH0341999Y2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=31001345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985116599U Expired JPH0341999Y2 (ja) | 1984-11-21 | 1985-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0341999Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5419669Y2 (ja) * | 1973-11-12 | 1979-07-19 | ||
| JPS50115393U (ja) * | 1974-03-05 | 1975-09-19 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP1985116599U patent/JPH0341999Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6225297U (ja) | 1987-02-16 |
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