JPH0341302A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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JPH0341302A
JPH0341302A JP17556589A JP17556589A JPH0341302A JP H0341302 A JPH0341302 A JP H0341302A JP 17556589 A JP17556589 A JP 17556589A JP 17556589 A JP17556589 A JP 17556589A JP H0341302 A JPH0341302 A JP H0341302A
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JP
Japan
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probe
piezoelectric actuator
sample
tube
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP17556589A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Shoda
庄田 尚弘
Kazuyoshi Sugihara
和佳 杉原
Akira Sakai
明 酒井
Yoshiaki Akama
赤間 善昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、走査型トンネル顕微鏡、特に探針を微動操作
させる圧電アクチュエータ部を改良した走査型トンネル
顕微鏡に関するものである。
(従来の技術) 近年、個々の原子までを直接観察しうる走査型トンネル
顕微鏡(以下STMと称する)が注目されている。
第4図は従来技術による圧電アクチュエータを備えた代
表的なSTMの構成を示す。
すなわち、STM木休1体の先にはチューブ型の圧電ア
クチュエータ2が固定され、該アクチュエタ2の先端に
探針5が取イ・jけられ−Cいる。そI〜で、チューブ
型の圧電アクチュエータ2は、xy力方向操作するため
の四分割されたxy電極3・3とZ方向−・操作するた
めのZ電極4がその外面を一周するように取イ1けられ
た構造になっている。
動作においては、導電性のある探針5と試料6間に数十
mVから数Vの電圧をかけ、探針5と試料6をlnm程
度の距離に近付けると、数百I) Aから数nA程度の
トンネル電流が流れる。sTMはそのトンネル電流の変
化が探針5と試料6の距離の変化に敏感に応答すること
を利用して、試料表面の凹lJ+1を観察するようにな
っている。
STMの測定方法を、定電流モードを一例にとり具体的
に説明する。スキャナー7により、圧電アクチュエータ
2のxy電極3にそれぞれ電圧をかけ、探針5をxy方
向に操作する。この時に、探針5と試料6間に流れるト
ンネル電流をトンネル電流検出器8で検出し、それが一
定になるようにサーボ回路9を使って2電極4にかける
電圧を変えて探針5を上下する。圧電アクチュエータ2
は形状、材質等によっても異なるが、探針5を十から数
百A/Vで走査させ、上下させることができる。この2
電極4にかける電圧の変化を記録することによって、原
子レベルで試料表面を観察することができる。また、微
細な表面形状を非破壊で測定できる特徴を生かして、表
面粗さ計として使用する要望が高まっていて、より大き
な走査範囲(≧1μm)が必要となっている。
探針5を上下させながら走査するのは、チュブ型の圧電
アクチュエータ2を用いて行うことができる。チューブ
型の圧電アクチュエータ2は極めて高い剛性を持つので
、外部からの振動に対しては強いという特徴がある。
しかし、更に走査に万全を契す上で、第4図に示すよう
にチューブ型のアクチュエータ2がZ方向粗動用の積層
型の圧電アクチュエータ1oの先端に固定して取り付け
る構成となっているものも多い。
そして、探針の走査範囲は、チューブ型の圧電アクチュ
エータ2の電圧感度と、探針5とxy電極3間の距離に
より決定される。第4図の構成を保ったままで探針の走
査範囲を変更するためには、スキャナーによってチュー
ブ型の圧電アクチュエータに加える電圧を変更しなけれ
ばならない。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の走査型トンネル顕微鏡においては
、大きな領域でのSTM像を観察するときには、チュー
ブ型の圧電アクチュエータ2に高電圧を加える必要があ
るが、圧電アクチュエタのヒステリシス特性や耐電圧の
問題で、加えられる電圧にも限界があり、限界以上の走
査範囲を得るためには、圧電アクチュエータを目的とす
る走査範囲に対応するものと交換するか、更には異なっ
た走査範囲に対応する複数のSTM装置が必要となって
くる場合もある。また、走査範囲や分解能に於て、スキ
ャナーの限界を越えるSTM像を観察する必要があると
きは、スキャナーを変更するしかなかった。
このように、従来の構造のチューブ型の圧電アクチュエ
ータ2を用いたSTM装置では、そのままの構成で走査
可能な範囲を越えるSTM観察が必要な時に、圧電アク
チュエータやSTM装置、スキャナーの変更のために、
手数がかかる上に種々のパーツが必要となってしまう欠
点がある。従って、高分解能の原子レベルの観察から比
較的低分解能の表面粗さ計としての使用までを一台のS
TM装置で行うには極めて効率が悪く、また、種々のパ
ーツが必要となることからコストもかかるという問題が
あった。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、極めて簡便に探針の走査範
囲を広く可変可能として、またそれによりコストの増加
を招くこともない走査型トンネル顕微鏡を提供すること
にある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本体と探針との間に配置さ
れた移動機構によって前記探針を試料の位置に対して3
次元的に変化させ、前記試料と前記探針間に流れるトン
ネル電流に基づいて前記試料表面を観察する走査型トン
ネル顕微鏡において、この発明は、前記移動機構が、前
記試料に対して垂直又は水平方向に変位を生じる複数の
圧電アクチュエータを着脱自在な接続部材を介して接続
配置して構成される。
(作用) 上記構成において、この発明は、探針を移動させる複数
の圧電アクチュエータの接続位置を変更可能として、探
針を試料に対して水平方向に移動する圧電アクチュエー
タと探針との距離を容易に可変可能にしている。
(実施例) 第1図は本発明によるSTM]の実施例の構成を示す図
である。同図において、1]はSTM本体側の接続部、
12は積層型の圧電アクチュエータであって、その両端
にナツト13およびボルト13′を有しているもの、1
4はチューブ型の圧電アクチュエータであって、その両
端にナツト17.18を有しかつxy電極15とZ電極
16を有しているもの、19は枠側ホルダで探針5が装
着される反対側にはボルトが設けられている。
なお、20は送り機構としてのマイクロメータヘッドで
ある。
STM本体側の接続部〕1.積層型の圧電アクチュエー
タ12.チューブ型の圧電アクチュエータ1−4および
探針ホルダ19のそれぞれの個体の構造を第2図(d)
、(c)、(b)   (a)の順で示しである。
なお、参照番号5〜9までの構成要素は第4図のものと
同一なので同し参照番号が付しである。
第1図の実施例において、各圧電アクチュエータ12,
1.4および探針ホルダ19が、どのように相互に係合
しなからSTM本体側の接続部]]と着脱自在に結合さ
れているか、第2図(a)〜(d)を参照して説明する
まず、第2図(d)に示す前記接続部1]のネジB3が
第2図(C)の積層型圧電アクチュエータ]2のナツト
13に螺合され、ネジB2か第2図(b)のチューブ型
の圧電アクチュエータ14のナツト18に螺合され、同
14の反対側のナツト17が第2図(a)の探針ホルダ
19のボルトB1に螺合された構成になっている。
動作においては、スキャナー(走査装置)7によりチュ
ーブ型圧電アクチュエータ14のxy電極15に電圧を
かけ、探針5をxy方向に走査し、その際に探針5と試
料6間に流れるトンネル電流をトンネル電流検出器8で
検出し、前記電流か一定になるようにサーボ回路9を介
してZ電極16に印加される電圧を変化させ、探針5を
上下°しながら該電圧の変化を記録し、原子レベルて試
料表面の状態を観察することかできる。
なお、寸法関係の一つの実施例は下記の通りである。
第2図(a)の探針ホルダ18は、例えば真鍮でてきて
おり、円錐台の二面を切りとったような形をしている。
この円錐台の高さは5 m m−、上面の半径3mm、
底面の半径6mmで、その二面は1113 m mで切
りとられている。中心に0.3mmの貫通孔が開いてお
り、両側に下面より高さ2゜5mmの位置にネジMlの
孔が開けられている。
探針はこの0.3mmの貫通孔に差し込まれ、両側より
Mlのネジで固定される。底面には長さ2mmのネジB
1が出ており、ここを圧電アクチュエータ14の端に付
いているナツト17に固定する。
第2図(b)のチューブ型の圧電アクチュエタ14は、
外形15mm、内径14 m m %長さ3Qmmで、
例えばチタン酸ジルコン酸鉛(P Z T)で作られて
おり、内面をグランド、外面に正電圧を印加したときに
縮むように予め分極されている。
外面と内面には、Agを多く含む電極が焼き4−Jけコ
ートされている。特に外面の電極は分割されていて、大
きく分けて二つの部分より戊っている。
xy方向への走査のためのxy電極15と、2方向走査
のためのZ電極16である。それぞれの電極の+j+は
、xy電極15が22mm、zfii極16が5 m 
mである。Z電極]6は外面を一周しているが、xy電
極1−5は円周方向に沿って1. m mの間隔を持っ
て四分割されている。そしてその反対には、ナツト17
が(=1けられている。
第2図(C)の積層型の圧電アクチュエータ12は、縦
I Q m m、横10mm、高さ1−8 m mで、
例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)で作られており
、電極と圧電体を交互に積み重ねる構成をとっている。
該積層型の圧電アクチュエータ12は、この構成をとる
ことにより、印加電圧に対し高さ方向へ大きな変位を得
ることができる。そしてその両端にはそれぞれボルト1
3′とナツト13が取り(=1けられている。
第2図(d)のSTM本体の接続部11は、前記積層型
の圧電アクチユエータ12のナツト13側に、長さ2m
mのネジB3が出ている。
第3図(a)〜(C)には本発明による両圧電アクチュ
エータ12.14の組合せ方の種々の変更例を示し、そ
の組合せ方を第2図(a)〜(d)を参照して図の順番
に沿って説明する。
第3図(a)の構成にするには、第2図のチューブ型の
圧電アクチュエータ14を上下逆に取り付ければ良い。
第3図(b)の構成にするには、まずSTM本体の接合
部11のネジB3をチューブ型の圧電アクチュエータ1
4の2電極側のナツト18にねじ込む。次に、積層型の
圧電アクチュエータ12のボルト13′と、チューブ型
の圧電アクチュエータ14のxy電極側のナツト17を
繋ぐ、最後に、探針ホルダー19のネジB1を積層型の
圧電アクチュエータ12のナツト13にねじ込んで完成
する。
第3図(c)の構成にするには、第3図(b)のチュー
ブ型の圧電アクチュエータ14を上下逆に取り付ければ
良い。
第1図および第3図(a)から(c)の探針5とチュー
ブ型の圧電アクチュエータ14のxy電極との距離を、
それぞれLlからL4とする。探針の走査範囲は、チュ
ーブ型の圧電アクチュエタのxy電極15の傾き角θと
xyffI極15と探針5の距離りの積に比例する。傾
き角θを一定とすると、Ll<L2<L3<L4より、
探針の走査範囲も第1図〈第3図(a)く第3図(b)
〈第3図(c)となる。
このように、本発明のSTMにおいては、積層型および
チューブ型の両圧電アクチュエータの構成を変えて、広
い走査範囲に一組のパーツで簡便に対応することができ
る。尚、本発明は上記の使用方法に限られたものではな
い。例えば、観察したい試料に応じて、電圧感度の事な
るチューブ型の圧電アクチュエータや積層型の圧電アク
チュエータと簡単に交換可能なことは明かである。即ち
、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施することができ
る。
このように、この実施例にあっては、積層型及びチュー
ブ型の両圧電アクチュエータを機械的に1 着脱自在なボルト及びナツトにより接続するようにして
いるので、共にSTM本体側の接続部および探針ホルダ
の接続部の間で前記各圧電アクチュエータを交換可能な
構成にすることによって、自由に組合わせることを可能
にしている。したがって、所与の一組のパーツの組合せ
範囲内で探針の先端とxy電極を有するチューブ型の圧
電アクチュエータとの間の距離を、簡単なパーツ交換操
作で変えることができるので、探針の走査範囲を経済的
かつ広い範囲にわたって変化することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、探針を移動さ
せる複数の圧電アクチュエータを着脱自在に接続するよ
うにしたので、探針を水平方向へ移動させる圧電アクチ
ュエータと探針との距離を容易かつ広範囲に可変可能に
することが可能となる。これにより、探針の走査範囲が
極めて簡便に広く可変可能となり、またコストの増加を
招くこともない走査型トンネル顕微鏡を提供することが
 2 できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る走査型トンネル顕微鏡
(STM)の構成を示す図、第2図は第1図に示すST
Mの要部構成を示す図、第3図は第1図に示すSTMに
おける要部の接続組合せを示す図、第4図は従来のST
Mの構成を示す図である。 5・・・探針、6・・・試料、 7・・・スキャナー 8・・・トンネル電流検出器、9
・・・サーボ回路、11・・・STM本体側の接続部、
12・・・積層型の圧電アクチュエータ、13.13−
・・・積層型圧電アクチュエータのボルト、 14・・・チューブ型圧電アクチュエータ、15・・・
チューブ型圧電アクチュエータのxy電極、16・・・
チューブ型圧電アクチュエータのz電極、17.17−
・・・チューブ型圧電アクチュエータのナツト、 19・・・探針ホルダ、20・・・マイクロメータヘッ
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 本体と探針との間に配置された移動機構によって前記探
    針を試料の位置に対して3次元的に変化させ、前記試料
    と前記探針間に流れるトンネル電流に基づいて前記試料
    表面を観察する走査型トンネル顕微鏡において、 前記移動機構は、前記試料に対して垂直又は水平方向に
    変位を生じる複数の圧電アクチュエータを着脱自在な接
    続部材を介して接続配置してなることを特徴とする走査
    型トンネル顕微鏡。
JP17556589A 1989-07-10 1989-07-10 走査型トンネル顕微鏡 Pending JPH0341302A (ja)

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JP17556589A JPH0341302A (ja) 1989-07-10 1989-07-10 走査型トンネル顕微鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120037395A (ko) * 2009-05-28 2012-04-19 더 리서치 파운데이션 오브 스테이트 유니버시티 오브 뉴욕 계측 프로브 및 계측 프로브를 구성하는 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120037395A (ko) * 2009-05-28 2012-04-19 더 리서치 파운데이션 오브 스테이트 유니버시티 오브 뉴욕 계측 프로브 및 계측 프로브를 구성하는 방법
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