JPH0339862A

JPH0339862A - 太陽熱温水装置

Info

Publication number: JPH0339862A
Application number: JP1176767A
Authority: JP
Inventors: Toru Nakajima; 亨中島
Original assignee: ARUSU JAPAN KK
Current assignee: ARUSU JAPAN KK
Priority date: 1989-07-07
Filing date: 1989-07-07
Publication date: 1991-02-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、太陽熱を利用した温水装置に関するもので
ある。

（従来の技術）従来の太陽熱を利用した温水装置は、受熱装置を内蔵し
た平面状の枠体に構成され、これを南側に面した屋根或
いは屋上に太陽に向けて傾斜設置し、太陽熱を効率的に
捕集するようにしたものであった。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、近年地価の高層化もあって住居は集合住
宅が多くなり、特に都市部では高層化が急速に増加しつ
つあることは周知の事実である。

このことは傾斜した屋根或いは屋上に従来型の太陽熱を
利用した温水装置を設置することが困難となるばかりで
なく、たとえ屋根或いは屋上に温水装置を設置したとし
ても、居住者に対する利用面積率が益々減少することと
なって、効果的に太陽熱を利用できない欠点がある。

そこで、この発明は、上記従来の欠点に鑑み。

これを解決したものであって、装置全体を縦型とし、高
層住宅は勿論、１戸建住宅においてもベランダ、テラス
或いは屋上等の場所に設置でき、効率よく太陽熱を捕集
し温水を生成貯溜する太陽熱温水装置を得るにある。

（課題を解決するための手段）これを解決する手段として、この発明は、貯溜した冷水
を温水として取出す縦長の温水貯溜タンク本体の半側面
を受熱部とし、他方の半側面を保温断熱部に構威し、上
記受熱部には熱吸収体の外面に沿って隔壁体を設け、熱
吸収体と隔壁体との間に温水環流路を形成すると共に、
隔壁体の上下両端部に保温断熱部側に向って張出すガイ
ド板を設けて温水環流路とタンク本体の貯溜室に流路を
形成し、下方流路に強制流水手段を設けたものである。

（実施例）この発明の具体的構成を図面に示す実施例について以下
詳細に説明する。

温水貯溜タンク本体１は外筒２と内筒３よりなる縦長の
円筒状で、上端に取外し可能に蓋体４を被蓋、外筒２と
内筒３の縦割すした半円筒面側を受熱部５に、他方の半
円筒面側を保温断熱部６に構成する。この受熱部５側の
外筒２は透明板２ａとし、他方の保温断熱部６側の外筒
２には内面側に熱反射板２ｂを取付けた熱絶縁板２Ｃに
構成し、内筒５の受熱部５側は太陽光線を効率よく吸収
しうるように吸熱板７とし、その表面には熱吸収率をよ
り効果的に高めるため化学的に黒化しておく、吸熱板７
の内側には該吸熱板７の長さより短い半円筒形の隔壁板
８を、その両側部で吸熱板７と結合して、吸熱板７と隔
壁板８との間に上下端部のみが開口する温水環流路９を
形成する。

また、隔壁板８の上端部には半円形状の上部ガイド板１
０を、一方の下端部には切欠円形状の下部ガイド板１１
を保温断熱部６側に向って張出すように一体に取付け、
これにより、タンク本体１内の貯溜室と温水環流路９の
上端開口部９ａとの間に上部ガイド板ｌＯに沿って上方
流路１２を、また下端開口部９ｂとの間に下部ガイド板
１１に沿って下方流路１３それぞれを形成する。下方流
路１３には後記する冷水供給パイプ１５の供給口１５ａ
と温水環流路９との間に強制流水手段である軸流ポンプ
等のポンプ１４が取付けられ、タンク本体１内の貯溜水
を強制的に温水環流路９に送り込む。

蓋体４には冷水供給パイプ１５と温水取出パイプ１６が
取付けられ、冷水供給パイプ１５はタンク本体ｌの下部
ガイド板１１下面に供給口１５ａを開口し、該パイプ１
５の上部にはタンク本体ｌ内の水位を常時一定に保持す
るための浮き子弁装５１１７が取付けられ、一方の温水
取出パイプ１６はタンク本体ｌの中央部まで挿入される
。

このように構成されているので、これを使用するには、
まず、冷水供給／ぐイブ１５より冷水をタンク本体１内
に供給する。冷水がタンク本体１上端近くに達すると、
浮き子弁装置１７が作動して冷水の供給が自動的に停止
し、一定量の冷水を貯溜することができる。

ついで、ポンプ１４をゆっくりと回転する。この状態で
太陽光線が受熱部５の吸熱板７の表面を照射すると、吸
熱板７と隔壁板８との間の温水環流路９内の冷水は暖め
られて温水となって、温水環流路９内を上昇し、上端開
口部９ａより上部ガイド板１０に沿い上方流路１２に誘
導されてタンク本体ｌの上方部に流出すると共に、タン
ク本体ｌ内の貯溜水は下部ガイド板１１の保温断熱部６
側の切欠１１ａより下方流路１３に誘導されて温水環流
路９内に流入し、ここにタンク本体１と温水環流路９と
の間で冷水の対流作用が働いて環流し、タンク本体ｌ内
の貯溜水は上方から温水状態となる。

その際、下方流路１３に設置されているポンプ１４がゆ
っくりと回転して貯溜水を温水環流路９内に強制的に送
り込むので、対流作用が円滑に行われて迅速に温水化す
ることができる。

また、タンク本体１内の温水を使用すると、貯溜水の水
位が低下し浮き子弁装置１７が作動して冷水が下部ガイ
ド板１１下面に供給口１５ａより供給されるので、対流
、乱流等によって直接温水部分は乱れることがない。

このようにして、タンク本体１内の冷水を迅速に温水状
態とすることができるものである。

（発明の効果）以上、実施例によって詳述したように、この発明は、貯
溜タンク本体の半側面を受熱部とし、他方の半側面を保
温断熱部に構威し、Ｌ配交熱部には熱吸収体の外面に沿
って隔壁体を設け、熱吸収体と隔壁体との間に温水環流
路を形成し、下方流路に強Ｈｉｌｔ水手段を設けたもの
であるから、タンク本体の半側面全体を受熱部とし、そ
の熱吸収体で一部を通して、朝から晩まで太陽光線を効
率良く吸収し、温水化した貯溜水は強制流水手段によっ
て強制的に温水環流路内に送り込まれて、タンク本体と
温水環流路との間で冷水の対流作用がスムーズに働いて
環流し、タンク本体内の冷水を迅速に温水状態とするこ
とができるものである。

また、隔壁体の上下両端部に保温断熱部側に向って張出
すガイド板が設けられ、温水環流路とタンク本体の貯溜
室との間に流路を形成したものであるから、両ガイド板
に誘導されて温水および冷水はタンク本体内で乱流等を
起さず、受熱部と保温断熱部とに温度差を生ずることな
く均一に貯溜水をタンク本体上方部から温水状態とする
ことができる。

さらに、温水貯溜タンク本体全体が縦型となっているの
で、高層住宅は勿論、１戸建住宅においテモベランダ、
テラス或いは屋上等の場所にコンパクトに設置でき、効
率良い太陽熱温水装置を提供することができる優れた効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の縦断側面図、第２図は同じく第１図
Ａ−Ａ線に沿った断面図、第３図は同じく一部切断せる
斜視図を示す。１・・・温水貯溜タンク本体、２・・・外筒、２ａ・・
・透明板、２ｂ・・・熱反射板。２Ｃ・・・絶縁板、３・・・内筒、４・・・蓋体。５・・・受熱部、６・・・保温断熱部、７・・・吸熱板
、８・・・隔壁板、９・・・温水環流路。ｌＯ・・・上部ガイド板、１１・・・下部ガイド板、１
１ａ・・・切欠、１２・・・上方流路。１３・・・下方流路、１４・・・ポンプ。１５・・・冷水供給パイプ。１６・・・温水取出パイプ。

Claims

【特許請求の範囲】

貯溜した冷水を温水として取出す縦長の温水貯溜タンク
本体の半側面を受熱部とし、他方の半側面を保温断熱部
に構成し、上記受熱部には熱吸収体の外面に沿って隔壁
体を設け、熱吸収体と隔壁体との間に温水環流路を形成
すると共に、隔壁体の上下両端部に保温断熱部側に向っ
て張出すガイド板を設けて温水環流路とタンク本体の貯
溜室に流路を形成し、下方流路に強制流水手段を設けた
ことを特徴とする太陽熱温水装置。