JPH0339306A - (メタ)アクリロイル基を側鎖に含有する新規重合体の製造法 - Google Patents

(メタ)アクリロイル基を側鎖に含有する新規重合体の製造法

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JPH0339306A
JPH0339306A JP17354689A JP17354689A JPH0339306A JP H0339306 A JPH0339306 A JP H0339306A JP 17354689 A JP17354689 A JP 17354689A JP 17354689 A JP17354689 A JP 17354689A JP H0339306 A JPH0339306 A JP H0339306A
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acrylate
polymer
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Akira Matsumoto
昭 松本
Junichi Ikeda
順一 池田
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KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
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KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種高分子材料の高e能化、高性能化の為の
有用な材料となる(メタ)アクリロイル基を側鎖に含有
する新規重合体の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年の高分子工業の著しい発展に伴い、多種多様な高分
子材料が広範な分野にて用いられている。特にここ数年
来、工業製品の高品位化、高性能化、高機能化などに伴
って、より優れた材料の開発が進められている。
そのような中で従来より、塗料、粘・接着剤、インキ、
繊維処理剤、合成樹脂板等の広範な分野にわいて、その
反応性の高さから(メタ)アクリル系単量体が多用され
ており、加えて最近では、その工業的重要性の増大のた
め、新規(メタ)アクリル系単量体の開発研究が活発に
展開されている。従って、市場における(メタ)アクリ
ル系単量体の種類は年々増加しており、それも用途の多
様化に対応して高分子量化する傾向にある。例えば、分
子鎖の片末端に(メタ)アクリロイル基を有し、分子量
が杓子から敵方の比較的低分子ポリマー(マクロマーあ
るいはマクロモノマーなどと呼ばれている)があり、こ
れらはビニル単量体と共重合させると種々のグラフトポ
リマーが容易に得られるところから、ミクロ相分離構造
、両親媒性、界面活性などの物性と機能の複合化が必要
な分野で、つまり、接着剤、粘着剤、相溶化剤、医用材
料などとして広く応用検討が行われている。
一方、分子鎖中をこ複数個の(メタ)アクリロイル基を
含有する反応性オリゴマーあるいはポリマーは、それ自
身光硬化型あるいは熱硬化型樹脂として広範な工業的用
途を有するのみならず、他の樹脂と混合することによっ
て新たな機能性付与や加工性付与などが容易に行えると
ころから、様々な角度から検討され、開発されて来てい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかLながら、これら従来の製造法としては、官能基を
もつビニル単量体との共重合あるいは重合体に化学反応
を施すことによって分子鎮中に所望の官能基を導入し1
それに(メタ)アクリロイルクロリド、グリシジル(メ
タ)アジリレートなどを反応させるといった多段階から
なる煩雑な高分子反応操作を必要とするのが現状であり
、供給能力も限定されている。従って製品は必然的に高
価なものとなり、限定された用途に一部用いられている
にすぎない。換言すれば、上述のように高分子の反応を
経て合成されたものとは別に、新しいタイプの(メタ)
アクリロイル基を含有する反応性オリゴマーあるいはポ
リマーの開発は緊急を要する工業的重要課題であり、こ
れを市場に安価に、かつ多量に供給可能となれば、ひい
ては広〈産業界に計り知れない利益を及ぼすことは明白
である。
従って本発明の目的は上記の従来技術におけろような多
段階からなる煩雑な反応操作を経ることなく、簡便な反
応燥作による新しいタイプの(メタ)アクリロイル基を
側鎖に含有する反応性オリゴマーあるいはポリマーの製
造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等はラジカル重合時、分子fi160以上の単
官能(メタ)アクリレートと、多官能(メタ)アクリレ
ートとを一定範囲内の組成化とし、系中の総モノマー濃
度をIl当たり2モル以下として、単官能(メタ)アク
リレートに対する良溶媒を用いるという条件下において
、はじめて(メタ)アクリロイル基を側鎖に含有する反
応性オリゴマーまたはポリマーを製造することに成功し
た。
本発明は、これまでの常識であった単官能(メタ)アク
リレートと多官能(メタ)アクリレートとのラジカル共
重合では反応の進行中に容易にゲル化してしまうとの考
えをブレークスルーした点にあり、詳細にはゲル化をも
たらす生長ポリマーラジカルとプレポリマー中の側鎖(
メタ)アクリロイル基との橋かけ反応を主として単官能
(メタ)アクリレートの側鎖置換基の立体効果を利用す
ることにより制御し得たのである。
即ち、本発明は分子量が700以下であり、(1)−数
式 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わし、Xは2〜
10の整数、nは1〜4の整数である)で表わされるジ
(メタ)アクリレート及び (2)主鎖の炭素数が1〜12であるポリオールのポリ
 (メタ)アクリレート から選ばれた少ムくとも1種である多官能(メタ)アク
リレート及び160以上の分子量を有する単官龜(メタ
)アクリレートを0.5〜20モ〜対99.5〜80モ
ルの比とし、系中の総七ノマー濃度がIl当たり2モル
以下であり、単官能(メタ)アクリレートに対する良溶
媒中昏こてラジカル共重合させることを特徴とする重1
を平均分子量が2×10°〜10°である(メタ)アク
リロイル基を側鎖に含有する(メタ)アクリA/重合体
の製造方法である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明で使用する多官能(メタ)アクリレートとは分子
量が700以下であり、 (1)−数式 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わし、Xは2〜
10の整数、nは1〜4の整数である)で表わされるジ
(メタ)アクリレート、(2)主鎖の炭素数が1〜12
であるポリオ−pのポリ (メタ)アクリレート から選ばれた少なくともltJ、であるが、具体的には
、エチレングリコ−pジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールレジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールレジ(メタ)アクリレート、テトラエチレ
ングリコールレジ(メタ)アクリレート、プロピレング
リコールジ(メタ)アジリレート、ジプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1.5−ペンタンジオールレ
ジ(メタ)アクリレ−)、1.6−ヘキサンシオールジ
(メタ)アクリレート、1.9−ノナンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ
)アクリレート、トリメチロールプロパアジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ (メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパアジ(メタ)アク
リレート、ジトリメチロ−〜プロパントリ (メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート、グリセリアジ(メタ)アクリレート、グ
リセリントリ (メタ)アクリレート、ジグリセリンジ
(メタ)アジリレート、ジグリセリントリ (メタ)ア
クリレート、ジグリセリンテトラ (メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトーtvトリ (メタ)アクリレ−1−、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ベンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールトリ (メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシ
クロデカンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロ
ールプロピオン酸ジ(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌ/L/酸のジ又はトリ
 (メタ)アクリレートなどが挙げられるが。
特に好ましくはトリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールのトリ又はテトラ(
メタ)アクリレートである。
これらの単量体は、単独であるいは2種類以上混合して
用いることができる。
本発明で使用する単官能(メタ)アクリレートとは、分
子量が160以上であり、・具体的にはヘキシル(メタ
)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オク
チル(メタ)アジリレート、ノニル(メタ)アクリレー
ト、デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)
アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデ
シル(メタ)アクリレート、テトラデシ/I/(メタ)
アクリレート、へ午すデシル(メタ)アクリレート、ヘ
プタデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ
)アクリレート、ノナデシル(メタ)アクリレート、エ
イコサ(メタ)アクリレート、ジエイコサデシル(メタ
)アクリレートなどのア/l/+/l/(メタ)アクリ
レ−トとそれらの異性体、ノルマルおよびイソボロニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニルオ午ジエチル(メタ)
アクリレート、トリシクロ〔5・2・1・0 * ′−
)デカニル(メタ)アクリレートなどの脂環式7〜コー
ルの(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(
メタ)アクリレート、テトラもしくはへ午すエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ヘプタもしくはオ
クタもしくはノナエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ペンタもしくはヘキサプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリコ−p
モノ(メタ)アクリレート、ドデカプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸のエ
チレンオキサイド7モル及びプロピレンオキサイド3モ
ルのランダムもしくはブロック重合L  (メタ)アク
リN酸のエチレンオキサイド10モル及びテトラヒドロ
フラン5モルのランダムもしくはブロック重合体、メト
キシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メト
キシノナポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
などの(メタ)アクリル酸の7〜キレンオキサイド付加
物もしくはアルコキシアルキレンオキサイド付加物、ヘ
キサフルオロイソプロピ/I/(メタ)アクリレート、
オクタフ〃オロペンチル(メタ)アクリレート、ヘプタ
デカフルオロデシル(メタ)アクリレートなどのフッ素
含有(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノエチ/L/(メタ)アクリレ
ートなどの窒素含有(メタ)アクリレート、2−(メタ
)アクリロイルオ午シエチNコハク酸、2− (メタ)
アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アク
リロイルオ午シエチpヘキサヒドロフタル酸、2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートな
どの有機酸もしくは無機酸含有(メタ)アクリレート、
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ダニNフェニ
ルオキシデカエチレングリコール(メタ)アクリレート
などアリール基含有(メタ)アクリレート、2,2,6
.6−テトラメチルビペリジニル(メタ)アクリレート
などのヒンダードアミン含有(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートの6−カプロ
ラクトン又はβ−メチル−δ−バレロラクトン付加物な
どが挙げられる。これらの単量体は単独であるいは2種
類以上混合して用いることができる。
これら多官能(メタ)アクリレートと単官能(メタ)ア
クリレートは0.5〜20モル対995〜80モルの比
とする。
多官能(メタ)アクリレートが20モルを越えた場合、
換言すれば単官能(メタ)アクリレートが80モル未満
の場合、重合反応において、単官能(メタ)アクリレー
トの側頭置換基による立体効果が十分をこ発現されず、
重合体は不溶化、つまりグル化してしまう。また多官6
2(メタ)アクリレートが0.5モル未ぶ・iの場合、
換言すれば単官能(メタ)アクリレートが99.5モル
を越えた場合、重合体の合成は容易であるが、得られた
重合体は有効な架橋を形成するの(こ必要なtaの(メ
タ)アクリロイル基を含まず、工業的7:C(jli値
が大きく低下すること(こムる。
なお、本発明の重合体は基本的(こは上記堆足体より成
るが他の単量体、例えば(メタ)アクリN酸やアクリロ
イルプロピオン酸、メチル(メタ)アクリレート等の分
子量160未た4の単官能(メタ)アクリレート、酢酸
ビニル、スチレンなどのビニル単量体をゲル化しない軸
囲内例えば30モル%以内で添加してもよい。
本発明において、系中の総モノマー直度はIl当たり2
モル(以下2モル/lと示す)以下とする。2モル/l
を越えると系内の粘度が上がり、単官能(メタ)アクリ
レートの側!’?([換基をこよる立体効果が十分に発
現されず、重合体は不溶化、つまりゲル化してしまう。
重合時の溶媒は、単官能(メタ)アクリレートに対する
良溶媒であればよく、具体的には、単官能(メタ)アク
リレートの側鎖が長鎖アル中〜−基の場合、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロへ午サン、ヘプ
タンなど極性の低い溶媒を用い、また、単官fIl(メ
タ)アクリレートの側鎖が極性の高いものである場合、
上記溶媒昏こ加え、メタノール、エタノールなどのアル
コール類、アセトン、エチルメチルケトンなどのケトン
類、酢酸ブチルなどのエステル類、ジオキサンなどのエ
ーテル類、ブチルセロソルブなどのセロソNブ系溶剤な
ど磁性の高い溶媒も用いることができる。
重合開始剤としては、通常のラジカル重合開始剤を用い
ることができ、例えば、2.2’−アゾビスイソブチロ
ニトリル(以下AIBNと節す)などのアゾ系化合物や
ベンゾイルパーオキサイド(以下BPOと略す)ラウリ
ロイルパーオ午サイ ド(以下、LPOと略す)3.3
’、4.4’−テトラ−(t−プチルパーオ中ジカルボ
ニル)ベンゾフェノン(以下BTTBと略す)などの過
酸化物を単独あるいは2種類以上混合して用いる。
反応温度は、通常のラジカル重合が行なえる温度、例え
ば約40〜130℃であればよい。
必要に応じて、連鎖移動剤、例えばラウリルメルカプタ
ンやメシカブトブロビオン酸などを用いることにより、
重合度を調節することができる。
反応終了後、貯蔵安定性を付与する為に、熱重合禁止剤
、例えば、p−メト午ジフェノーp1ハイドロキノン、
B)ITなどを数十〜数千ppm添加する。
重合体は、反応液を減圧下溶媒を留去して得るか、沈殿
剤中に投入することにより再沈精製して得る。
本発明の重合体の重量平均分子量は2×10″〜10’
であり、好ましくは3×10”〜10°である。
重量平均分子量が2×10°未満の場合、重合体の鎖長
が短いため、重合体中に側鎖(メタ)7クリロイp基が
平均1個以下になってしまう。
換言すれば、分子中に(メタ)アクリロイル基を含まな
い重合体も生成することになる為、好ましくない。一方
101を越えると、重合体の溶融粘度が非常に高くなり
、加工性が著しく悪くなる、あるいは他の樹脂との相溶
性も低下するなどの不都合を生じるので好ましくない。
なお、重量平均分子量の測定は、大概電子■製ダイナミ
ック光故乱光度計DLS −700を用い、THFを8
:l定溶媒とし、30℃をこて測定した。
〔作 用〕
本発明方法は、使用する単官能(メタ)アクリレートと
して分子量が160より大なるものを用いることにより
、重合体主鎖の側鎖置換基の立体効呆により、ゲル化を
生ゼしぬることなくアクリロイル基を側鎖に有する新規
重合体を製造できる。
〔実施例〕
以下、実施例および参考例により、本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例および参考例にの
み限定されるものではない。
なお、実施例における”H−NMRの測定は、日本電子
■製、GSX −400を用い、使用溶媒はCDCAl
a、測定温度は27℃とした。重合体中の側鎖(メタ)
アクリロイル基の含有量は、既知散の標準物質を添加し
た試料溶液のLH−NMRスペクトルより求めた。
実施例 1 ラウリルメタクリレート(共栄社油脂化学工業■製うイ
トエステルL)  120.8.9 (0,475モル
)、テトラエチレングリコールジメタクリレート(同社
製ライトエステル4EG)8.3.!1t(0,025
モ〜) 、AIBN 3.3 gを1昆合し、ベンゼン
で全容をIlとして反応溶液を調製した。これを攪拌装
置、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた21四ツ
目フラスコ中に仕込み、窒素気流中、50℃にて10時
間ラジカル共重合を行なった。反応終了後、反応液を冷
却し、p−メト午フジフェノール200 ppmを加え
て重合を停止させたのち、沈殿剤であるメタノール中を
二投入して重合体を析出させた。極微量の未反応モノマ
ーを除去する為、生成重合体をベンゼン◆こ再度溶解後
、メタノール中に投入し、再沈精製した。得られた重合
体は、減圧下に溶媒を完全に除去したのち秤量したとこ
ろIl9gで収率は92%であった。このものの400
 MHz−’H−NMRスペクトルには、主成分である
ラウリルメタクリレート単位に相当するピークに加え、
側鎖メタクリロイル基のビニルメチレンプロトンに相当
するピークがδ=5.7ppmおよびδ=6、2 pp
m +こ検出された。これを別途定量したところ、重合
体1 tcg中番二〇、14モルのメタクリロイル基が
存在することが判明した。以下、014七ル/ky樹脂
と表記する。また、この重合体の重量平均分子IlMw
は6.5X10°であった。
実施例 2 実施例1において、ラウリルメタクリレートの代わりに
2−エチルへキシルアクリレート(共栄社油脂化学工業
■製うイトアクリレートEl−A) 90.3.9 (
0,49モル)、テトラエチレングリコ−Nジメタクリ
レートの代わり(こトリメチロールプロパントリノタク
リレート(同社製ライトエステルTMP)  3.4 
g(0,01モル)、及びアクリル酸4.79(0,0
65モル)とした以外は実施例1と同一条件にて反応お
よび精製を行なった。収fi88g、収率89%であっ
た。
得られた重合体のH−NMRより側鎖メタクリロイル基
のビニルメチレンピークがδ=5.7および6.2pp
mfこ検出され0.14モ)v / kg樹脂の側鎖メ
タクリロイル基が存在することが判明した。
また、本重合体の重量平均分子量は2.5X10“であ
った。
実施例 3 実施例1において、ラウリルメタクリレートの代わりに
イソオクチルアクリレート(共栄社油脂化学工業■製ラ
イトアクリレ−)IO−A)46.4 g(0,252
モル)とステアリルアクリレート(同社製ライトアクリ
レート5−A)136.2 g(0,42モ/I/)を
、テトラエチレングリコ−Nジメタクリレートの代わり
に1.6−ヘキサンジオ−〃ジアクリレート(同社製ラ
イトアクリレート1.6)IX−A)  6.3 & 
 (0,028モル)とした以外は同一条件にて反応お
よび精製を行なった。収ffIl66、iiJ、収率8
8%であった。得られた重合体のH−NMRより、側鎖
アクリロイル基のビニルメチレンビータがδ=5.9お
よび6.5 ppm +こビニルメチンビークがδ=6
.2ppmに検出され、0.10モル/〜樹脂の側鎖ア
クリロイル基が存在することが判明した。本重合体の重
量平均分子量は7. I X 10’であった。
実施例 4 実施例1において、ラウリルメタクリレートの代わりに
パーフルオロオクチ!レエチルアクリレート(共栄社油
脂化学工業■製ライトアクリレ−)FA−108) 2
77.8.9 (0,48モル)、テトラエチレングリ
コールジメタクリレートの代わりにエチレングリコ−N
ジメタクリレート(同社製ライトエステ/L/EG) 
4.09(0,02モル)とし、さらにn−ブチルアク
リレ−) 16.IlI(0,125モル)を加え、溶
媒を酢酸エチルとした以外は同一条件にて反応および精
製を行なった。収fi271.9.収率91%であった
得られた重合体のH−NMRより側鎖メタクリロイN基
のビニルメチレンビークがδ=5.7ppmおよびδ=
 6.2 ppmに検出され、0.05モル胸樹脂の側
鎖メタクリロイル基が存在することが判明した。本重合
体の重量平均分子量は4.5×10’であった。
参考例 l 実施例1で得られた重合体80重量部、1゜6−へ中サ
ンジオールジアクリレート2051i %H。
部および光重合開始劫として2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルクジャパン
■製Daroeur #Il73 ) 3.0重量部を
十分に混合したのち、コロナ放電処理を施したPETフ
ィルム上に10μmlの膜淳になるようにバーコーター
にて均一に塗付した。これを高圧水銀灯(80W/cI
IL)のランプ下10crILの位置にて紫外線硬化さ
せた(コンベア速度6m/分2回パス)得られたυV粘
着剤の接着強度は1.f3に9/251にであった。こ
れより実施例1の重合体はUV硬化型粘着剤用ベースレ
ジンをこ適していることが判明した。
参考例 2 実施例2で得られた重合体90重置部、l。
6−ヘキサンジオールジアクリレート10重量部、Da
rocur#Il73 3.0重量部を十分に混合した
のち、コロナ放電処理を施したPETフィルム上に10
μmの膜厚になるよう(こバーコーターにて均一に塗付
した。これの接着強度は2、0 kg / 25 ys
xであった。これを参考例1と同一条件をこてUV硬化
したのち、接着強度は0.03に9 / 25 myx
であった。これより、実施例2の重合体はUVはくり型
粘着剤用ベースレジンとして適していることが判明した
なお、参考例中、接着力試験は粘着剤を塗付したPET
フィルムを2.5crIL×10crILに切り、ステ
ンレス板に室温で2 kgロール2往復で貼り付け1週
間放置後、初期接着力を25℃、180’剥離、引張速
度300n/分の条件下にて測定した。
比較例 実施例1において、ラウリルメタクリレートの代わり(
こメチルメタクリレート(共栄社油脂化学工業■製うイ
トエステルM)47.89(0,475モA/)とした
以外は同一条件をこて合成を試みたが反応中に増払し、
ゲル化してしまった。
〔発明の効果〕
木兄明番こよれば各種高分子材料の高機能化、高性能化
の為に有用な材料となる(メタ)アクリロイル基を側鎖
に含有する新規重合体が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多官能(メタ)アクリレート及び単官能(メタ)ア
    クリレートを0.5〜20モル対99.5〜80モルの
    比とし、系中の総モノマー濃度がIl当たり2モル以下
    であり、単官能(メタ)アクリレートに対する良溶媒中
    にてラジカル共重合させることを特徴とする重量平均分
    子量が2×10^3〜10^7である(メタ)アクリロ
    イル基を側鎖に含有する(メタ)アクリル重合体の製造
    方法。 2、多官能(メタ)アクリレートが、分子量700以下
    であり、 (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わし、xは2〜
    10の整数、nは1〜4の整数である)で表わされるジ
    (メタ)アクリレート、及び (2)主鎖の炭素数が1〜12であるポリオールのポリ
    (メタ)アクリレート から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の(メ
    タ)アクリル重合体の製造法。 3、単官能(メタ)アクリレートが、分子量160以上
    の分子量を有する請求項1記載の(メタ)アクリル重合
    体の製造法。
JP17354689A 1989-07-05 1989-07-05 (メタ)アクリロイル基を側鎖に含有する新規重合体の製造法 Pending JPH0339306A (ja)

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JP17354689A JPH0339306A (ja) 1989-07-05 1989-07-05 (メタ)アクリロイル基を側鎖に含有する新規重合体の製造法

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5512400A (en) * 1993-12-15 1996-04-30 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Hydrazone compound and electrophotographic photoreceptor and organic electroluminescent element both containing the same
US5654481A (en) * 1994-10-31 1997-08-05 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Amine compound
US5721082A (en) * 1994-10-31 1998-02-24 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Electrophotographic photoreceptor containing amine compound
US6858161B2 (en) 2000-06-30 2005-02-22 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Method for purifying electronic item material
JP2009102867A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 雨水取水装置

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