JPH0338579Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、床置型空気調和機の据付装置に関す
るものである。

従来の技術 近年床置型空気調和機の開発も著しく、それに
伴つて据付場所との適切なインテリア性向上が重
視されてきている。

以下図面を参照しながら上述した従来の床置型
空気調和機の据付装置を説明する。

第３図は従来の床置型空気調和機の据付装置の
側面図である。同図において、床置型空気調和機
本体１は外装前面グリル４と外装後面グリル７か
ら構成されており、巾木２に当り、据付設置され
ている。したがつて床置型空気調和機本体１は、
壁面３とＡ寸法のスキマがあいている。

考案が解決しようとする問題点 上記のような据付装置では、美感的に非常に悪
く据付場所とのインテリア性も向上しない。又、
据付面積も広く取らなければならないという、問
題点があつた。

本考案は、上記問題点を解決しようとするもの
で、床置型空気調和機本体１を壁面３に密着設置
するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案の床置型
空気調和機の据付装置は、床置型空気調和機の外
装後面グリルの下部に切欠き穴を両側面に設けた
ものである。

作 用 この構成によつて、床置型空気調和機と壁面を
密着設置することが可能になる。

実施例 以下、本考案の一実施例による床置型空気調和
機の据付装置を第１図・第２図を参考に説明す
る。

第１図において、１は床置型空気調和機本体で
前面に外装前面グリル４があり、吹出口５、及び
吸込口６が形成されている。又、床置型空気調和
機本体後面には、外装後面グリル７が取付けられ
ている。８は外装後面グリル７に形成されている
切欠き穴である。

第２図は、床置型空気調和機本体１を実際の据
付状態を示し、切欠き穴８を巾木２の寸法に合わ
せ切断し壁面３と床置型空気調和機本体１とを密
着させて据付けた状態を示すものである。

尚切欠き穴８は、長穴・及び丸穴・角穴と床置
空気調和機本体１の意匠に合わせ決定すればよ
い。

又切欠き穴を外装後面グリル７に設けなくて別
ピースの取外し可能な樹脂・鉄板部品でもよい。

ここで、床置型空気調和機本体１の前面グリル
４と外装後面グリル７が一体となつているもので
も可能である。

考案の効果 以上のように本考案は床置型空気調和機本体の
外装グリル下部に切欠き穴を設けることにより、
壁面と床置型空気調和機本体を密着設置すること
ができ、据付状態の美感性向上、及び据付スペー
スの減少を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による床置型空気調
和機の据付装置を示す斜視図、第２図は同装置の
据付状態を示す側面図、第３図は従来の床置型空
気調和機の据付装置を示す側面図である。 １……空気調和機本体、２……巾木、３……
壁、４……外装前面グリル、５……吹出口、６…
…吸込口、７……外装後面グリル、８……切欠き
穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 床置型空気調和機本体に外装後面グリル及び外
   装前面グリルを設け、前記外装後面グリルの下部
   に巾木の奥行と高さを適材適所に逃げる切欠き穴
   を両側面に設けた床置型空気調和機の据付装置。