JPH0337648Y2 - - Google Patents

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JPH0337648Y2
JPH0337648Y2 JP19293485U JP19293485U JPH0337648Y2 JP H0337648 Y2 JPH0337648 Y2 JP H0337648Y2 JP 19293485 U JP19293485 U JP 19293485U JP 19293485 U JP19293485 U JP 19293485U JP H0337648 Y2 JPH0337648 Y2 JP H0337648Y2
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throat
throat guard
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frame
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、野球用スロートガード(以下単にス
ロートガードという)に関するものである。
スロートガードは、第6図示のように補手や審
判員1が顔面に装着したマスク2と、胸部に装着
したプロテクター3との間にできる隙間を塞い
で、ボール4などの衝撃から喉を守るために使用
されるものである。
スロートガードは、マスクフレーム2の下端部
あたりから吊り下がり、ボールが当つたときにプ
ロテクター3の上部あたりとの間で橋掛けをした
状態になるとともに、マスクフレーム2と同程度
の強度が保証され、ボール4などの衝撃をはねの
けて致命的な喉への打撃を避けることのできるも
のが理想である。
ロ 従来の技術 従来のスロートガードには、次のようなものが
ある。
第7図示のようにワイヤーで組み立てられた
マスクフレーム5の下端部からワイヤーで下向
きのループ状6に張り出すように成形されたも
の、 鋳造などで成形されたマスクフレームの下端
部から上記と同様の形状に張り出すように成
形されたもの、 第8図示のように合成樹脂などで成形された
板片7であつて、マスクフレーム5の下端部に
バンドや紐8などで比較的ゆるやかに結束する
ことにより吊り下げられるもの、 第11図示のように袋体9に中芯を詰め込
み、マスクフレームに取付けられるあごパツド
10にバンド11などで吊り下げられるもの、 ハ 考案が解決しようとする問題点 上記,のスロートガードは、古くよりつく
られているが、マスクを装着し、あごを引いて下
を見るように首を動かすと、スロートガードの下
端部が胸に突き当つてしまうので、マスクフレー
ム5の下端部から張り出す長さが必然的に制限さ
れる。また第6図示のようにある程度前方に曲げ
て張り出すように構成されていないと、首の動き
が大幅に制限されてしまうという問題点がある。
上記の吊り下げ式スロートガードは、マスク
フレーム5にバンドや紐8などで比較的ゆるやか
に連結されているので、第9図示のようにうつ向
いたときスロートガードの下端部が胸を押圧する
ことがなく、喉を守る本来の目的に良く添つて改
良されている。
しかしながら、このスロートガードにも、次の
ような問題点がある。
その1は、硬式のボールによる衝撃に対して破
損しやすいことである。
硬式のボールでは、その最大速度における瞬間
の衝撃力は非常に大きく、打者の頭部保護用ヘル
メツトでは、その帽体を丈夫な合成樹脂でかなり
の厚みをもたせ、球形の構造強度を充分に生かし
て成形し、さらに帽体の内面全体に衝撃吸収ライ
ナーとよばれる緩衝体を取付けているが、この帽
体をしばしば破損させてしまうほどの力を発揮す
る。上記スロートガードは、合成樹脂で比較的扁
平に成形されているため、上記ヘルメツトのよう
な構造強度を備えにくく、硬式のボールによる上
記大きな衝撃に対しては破損しやすいのである。
また上記スロートガードには、それをマスクから
吊り下げるためのバンドなどを通すために、何ら
かの孔あけ加工が施されているので、その加工個
所からのひび割れなどが多発し、最悪では、スロ
ートガードが細く破損し、鋭い破片が喉を直撃す
るような事故などが起り、喉を保護するという本
来の目的を達しえないどころか、かえつて危検な
ことすらある。そのため、このタイプのスロート
ガードでは、材料を吟味して、なんとかひび割れ
程度でおさまるようにし、比較的安価なので、ひ
び割れが生じるたびに新品と取り替えることでよ
しとするのが現状である。
その2は、審判員では問題にならないが、捕手
にとつては、軽量であるため、プレー中に強風に
あおられたり、捕手の激しい動きに追従しきれず
に、第10図示のように、まくれあがつてしま
い、一瞬ではあるがプレーの妨げになることもあ
ることである。
上記のスロートガードでは、柔軟なものであ
るから、どんな大きな衝撃を受けても、上記の
スロートガードのように割れたりするような破損
は生じないが、このスロートガードは、あくまで
もマスク用パツドの延長したものというような構
造であつて、比較的幅広く、かつ短小な形状に成
形されているので、それ自体では、あごと胸との
間に橋掛けをするという本来の機能を発揮するこ
とはできず、ほんとうに大きな力でボールが当つ
たときは、内側に倒れ込んでしまう危険性がない
とはいえない。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案は、スロートガードにワイヤーの組立構
造を採用することにより、上記従来の問題点を解
決することを目的とするものである。
以下図面第1図ないし第5図にもとづいて本考
案を詳細に説明する。
第1図において12はワイヤーで組み立てられ
たマスクフレーム、13はワイヤーで組み立てら
れたスロートガードで、これは、捕手や審判員が
顔面にマスクフレーム12を装着し、胸部にプロ
テクターを装着した状態において、マスクフレー
ム12の下端部からプロテクターの上端部に達す
る長さを有し、スロートガードとしての輪郭をワ
イヤで形取つた枠体14と、枠体14で囲まれた
空間を細区分するように配設したワイヤー群15
とで一体に組み立てられている。16,16はス
ロートガード13をそれがマスクフレーム12の
下端部から吊り下がるように連結するバンドであ
る。
ホ 作用 マスクフレーム12の下端部にバンド16,1
6でスロートガード13の上端部を連結した状態
において、捕手や審判員がマスクフレーム12を
顔面に装着すると、スロートガード13が自重で
吊り下がり、スロートガード13にボールが当つ
たり、捕手や審判員がうつ向いたりしたときに、
捕手や審判員が胸部に装着しているプロテクター
の上端部との間に橋掛けをした状態になつて、マ
スクフレーム12とプロテクターとの間の隙間を
塞ぎ、ボールの衝撃をはねのけて、候を守る。
ヘ 実施例 スロートガード13を組み立てるワイヤーとし
て、例えば、クロームモリブデンのような超硬鋼
材の肉薄鋼管からなるワイヤーを使用する。その
場合は、充分な強度を保ちつつ軽量化をはかるこ
とが可能である。
スロートガード13をワイヤーで組み立てられ
たマスクフレーム12に取付ける場合、マスクフ
レーム12の表面処理と全く同質、同色のコーテ
イングを施したスロートガードを使用すれば、マ
スクフレーム12とスロートガード13が外見上
一体感を有し、すつきりと見える。
スロートガード13は、ワイヤ製のマスクフレ
ームだけでなく、鋳造などで成形されたマスクフ
レームなど各種のマスクフレームにも取付けるこ
とができるので、バンド16,16はマスクフレ
ームに適応した各種形状、構造のジヨイント部品
と置換されるが、スロートガード13をワイヤ製
のマスクフレーム12に取付ける場合には、第2
図示のようにマスクフレーム12の下端部に喰い
込む形状の連結部17とスロートガード13の上
端部に喰い込む形状の連結部18とが一体成形さ
れているジヨイント部品19を使用すれば、スロ
ートガード13のマスクフレーム12に対する取
付け、取外しが一層容易になる。
スロートガード13の形状は、ワイヤーで自由
に整えることができるので、例えば、第3図示の
ように枠体14の上端部分20をマスクフレーム
12の下端部品21とすり合わせのよいようにカ
ーブさせて成形し、枠体14の下端部分22をプ
ロテクターに接しつつ衝撃を分散するように微妙
にカーブさせて成形し、ワイヤー群15のうち枠
体14の長手方向の中央部分を通るワイヤー15
Aを枠体14の左右両側部分23,24よりも高
くすることにより、ワイヤー15Aから左右に分
岐したワイヤー群15を傾斜させてボールを左右
へはじくように設計するなど三次元カーブの細か
な組立構造も自由につくれる。
第4図において25は枠体14の下端部分に取
付けたパツドで、緩衝効果の優れた発泡体を使用
して第5図示のように枠体14の下端部分20を
挿入するための挿入孔26と、下端部分20を出
し入れするための切り割り部27とを有するよう
に成形されており、このパツド25は、スロート
ガード13を空気や発泡体が封入されている大型
板状のアウトサイド型審判用プロテクターとか、
スロートガード使用向けに胸の上部に特別のパツ
ドが内蔵されている捕手用あるいはインサイド型
審判用のプロテクターのように特別なプロテクタ
ーとともに使用する場合には、不要であるが、ス
ロートガード13を一般の捕手用プロテクターや
捕手のように着込んで装着するインサイド型審判
用プロテクターとともに使用する場合には、枠体
14の下端部分に取付けることにより、緩衝機能
を発揮させることができるものである。
第4図において28はスロートガード13の裏
面に取付部品29によつて取付けた裏当て体で、
柔軟で丈夫なフイルム状の素材、例えば透明プラ
スチツクシート、細かい網目を有するプラスチツ
クシートなどで成形されており、この裏当て体2
8は、木製のパツドが複雑に折れてくさび状の破
片が飛び、それがワイヤー群15の隙間を通り抜
けて喉に突き当つたというような事故の防止機能
を発揮させることができるものである。
ト 考案の効果 本考案は、叙上のように構成したから、スロー
トガードを捕手や審判員が装着したマスクの下端
部あたりから胸部に装着したプロテクターの上端
部あたりに吊り下げることができ、そのスロート
ガードにボールが当ると、マスクとプロテクター
との間に橋掛けをした状態になり、しかもマスク
のフレームと同程度の耐衝撃性能を保証すること
ができるので、ボールの衝撃から候を完全に守る
ことができる。また捕手や審判員がうつ向いて
も、スロートガードの下端部がプロテクターの上
部に突き当るようなことはなく、首を自由に動か
すことができる。また風抜けの良い構造で適度の
重量を有するので、風などの影響で必要以上にふ
らふらと動くようなことはなく、常に正常位置に
吊り下がつて、プレーの妨げをするようなことは
ないし、ボールの飛び込みを許すようなこともな
いなどの諸効果を有し、理想的なスロートガード
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示すも
ので、第1図はスロートガードをマスクに吊り下
げた状態を示す図、第1図はスロートガードをマ
スクに取付けるためのジヨイントの一例を示す
図、第3図はスロートガードの形状の一例を示す
斜視図、第4図はパツド及び裏当て体を取付けた
スロートガードの一例を示す図、第5図はパツド
の一部斜視図、第6図はスロートガードの使用を
説明する図、第7図は従来のスロートガードの一
例を示す図、第8図は従来のスロートガードの別
の例を示す図、第9図は第8図示のスロートガー
ド付きマスクがうつ向いた状態を示す図、第10
図は第8図示のスロートガードがまくれあがつた
状態を示す図、第11図は従来のスロートガード
のさらに別の例を示す図である。 12……マスクフレーム、13……スロートガ
ード、14……枠体、15……ワイヤー群。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 野球用マスクフレームの下端から吊り下げる
    スロートガードの輪郭をワイヤーで形取つた枠
    体と、該枠体で囲まれた空間を細区分するよう
    に配設したワイヤー群とで一体に組み立ててな
    る野球用スロートガード。 (2) ワイヤーが、肉薄の鋼管からなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の野球用スロートガー
    ド。
JP19293485U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0337648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19293485U JPH0337648Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP19293485U JPH0337648Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JPS62101577U JPS62101577U (ja) 1987-06-27
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JPS62101577U (ja) 1987-06-27

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