JPH0337382A - 高応答制御ポンプ - Google Patents

高応答制御ポンプ

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JPH0337382A
JPH0337382A JP1171641A JP17164189A JPH0337382A JP H0337382 A JPH0337382 A JP H0337382A JP 1171641 A JP1171641 A JP 1171641A JP 17164189 A JP17164189 A JP 17164189A JP H0337382 A JPH0337382 A JP H0337382A
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JP
Japan
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pressure
pump
discharge line
pump discharge
valve
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Application number
JP1171641A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Nakao
裕利 中尾
Yoshisuke Akita
秋田 芳助
Yasuo Yoshikawa
康夫 吉川
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、可変要素の変位をバネ力に対向する油圧力
の制御によって行なうことにより吐出流量を可変する可
変容量形ポンプにおいて、特に油圧回路の急激な圧力上
昇(サージ圧)に対して高い応答性を持つ高応答制御ポ
ンプに関する。
〔従来の技術〕
従来の可変容量形ポンプとしては、例えば第15図に示
すようなものがある。
この可変容量形ポンプは、ポンプ部1の吐出流量をバネ
2aに対抗する加圧室2bの油圧力を制御することによ
って斜板等の可変要素2を変位させて可変するものであ
り、その変位量(吐出流量に対応する)をポテンショメ
ータ等の変位検出器3で検出し、それを−旦電気信号に
変換して電流制御回路4にフィードバックして外部から
与えられる流量設定値と比較し、その間の偏差を無くす
ように比例電磁制御弁5を制御して、可変要素2の加圧
室2bを切換弁9を介してタンク6又はポンプ吐出ライ
ン7へ連通させる開度を調整することにより、可変要素
2を所定の設定吐出流量位置になるようにしている。
そして、このように流量調整による制御が行なわれるの
は吐出口7aに接続されている外部のアクチュエータが
通常運転されている場合であり。
例えばそのアクチュエータがストロークエンド等で停止
したときのように、ポンプ吐出ライン7の圧力が次第に
上昇した場合には、その圧力を圧力センサ8が検出して
フィードバック制御し、比例電磁制御弁5を制御して可
変要素2がポンプ部1の吐出流量を略零(カットオフ状
態)にする位置に近づけるようにして、ポンプ吐出ライ
ン7の圧力上昇を抑える。
また、吐出ラインブロック等によって負荷圧が異常に高
くなった場合には、切換弁9が第15図に示す位置から
左方に切り換わり、ポンプ吐出ライン7の吐出圧をバイ
パス流路7bを通して直接加圧室2bへ導いて、その圧
力の上昇を抑える。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の可変容量形ポンプは、
加圧室2bをバイパス流路7bを介してポンプ吐出ライ
ン7に連通させる位置に切換可能な切換弁9を回路内に
設けているので1回路圧を予め設定した最高圧力以下に
保つことができるが、この切換弁9は通常時にはその内
部の弁をオフセットスプリング9aによって第15図で
右方に付勢しているため、この切換弁9がポンプ吐出ラ
イン7に生じた急激な圧力上昇(サージ圧)によってそ
の位置が切り換わるためには、そのサージ圧はスプリン
グ9aの付勢力に抗してそれを左方に移動させるだけの
大きな圧力が作用する必要がある。
したがって、仮りにそのオフセットスプリング9aによ
る弁を右方へ押す押圧力が10kg/cm”であり、ポ
ンプ吐出ライン7の回路圧が30kg/am”であった
とすると、その回路圧が10+30=40kg/cm”
を越える圧力になるサージ圧がポンプ吐出ライン7に作
用しなければ、その切換弁9は切り換ってサージ圧をカ
ットすることができない、そのため、この可変容量形ポ
ンプにおいては低圧域におけるサージ圧カット効果が低
い。
すなわち、高圧域では回路圧に対して数パーセントのサ
ージ圧が発生しても、回路圧が高いのでその数パーセン
トに相当する圧力は高いので、その圧力がオフセットス
プリング9aの押圧力(10kg/am”)に抗して切
換弁9の位置を切り換えることができるが、低圧域では
回路圧が低いので、その数パーセントのサージ圧が発生
してもオフセットスプリング9aに抗して切換弁9を切
り換えることができない。
そこで、サージ圧のカット効果を改善するため、第15
図の比例電磁制御弁5に高い応答性を持たせて、ポンプ
部1の吐出流量を速やかに減少させるように可変要素2
の加圧室2bへ大流量の油を流入させ、可変要m2のシ
リンダを吐出流量が減少する方向(第15図で右方)に
制御することも考えられる。
ところが、このように比例電磁制御弁5を通して一度に
大流量の油を流すようにすると、そのバルブ部分がフロ
ーフォースの影響を受けるために、それが十分に開きき
るまでの時間に遅れが生じやすくなる。また、特に比例
電磁制御弁に大型のバルブを使用している場合には、バ
ルブ作動部の重量が重くなるためにそのバルブを高い応
答性で作動させようとするとより大きな駆動電流が必要
となり、コスト面でも高価になる。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり
、油圧回路に過渡的に発生するサージ圧を高圧から低圧
の全域においてカットすることができるサージ圧カット
効果の高い高応答制御ボンブを安価で提供することを目
的とする。
(ill!fiを解決するための手段〕この発明は上記
の目的を達成するため、可変要素の変位をバネ力に対向
する油圧力の制御によって行なうことによりポンプ吐出
流量を可変する可変容量形ポンプにおいて、 上記可変要素の油圧力が作用する加圧室をタンク又はポ
ンプ吐出ラインに連通させるように開度を調整して、ポ
ンプ吐出流量又は吐出圧力を所定の値になるように制御
する制御弁と。
その制御弁と上記ポンプ吐出ラインとの間の第1の流路
に設けた絞りと、 通常時には上記加圧室とポンプ吐出ラインとを連通ずる
第2の流路を遮断し、切換時にはそれを連通させる切換
弁とを設け、 その切換弁に、上記ポンプ吐出ラインの圧力を第1パイ
ロット圧力として作用させると共に、上記絞りの下流側
の圧力をその第1パイロット圧力に対抗する第2パイロ
ット圧力として作用させるように接続し、その切換弁を
ポンプ吐出ラインの急激な圧力上昇時に上記絞りの前後
差圧によって切り換わるようにし、 その切換弁の上記第1.第2パイロット圧力がそれぞれ
作用する第1.第2パイロット受圧面の受圧面積を、第
1パイロット受圧面よりも第2パイロット受圧面を大き
くしたものである。
〔作 用〕
このように構成した高応答制御ポンプは、ポンプ吐出ラ
インに急激な圧力上昇(サージ圧)がない通常時には、
絞りの前後差圧は殆ど発生しないため切換弁の第1と第
2パイロット受圧面には略同−の圧力が作用する。
したがって、その切換弁は左右の受圧面積の差に応じて
、大きな受圧面積側の第2パイロット受圧面が第1パイ
ロット受圧面側に移動しており。
加圧室とポンプ吐出ラインとを連通ずる第2の流路は遮
断され、可変要素の加圧室は制御41へ連通して、ポン
プ吐出流量又は吐出圧力が所定の値になる開度でタンク
又はポンプ吐出ラインに連通している。
そして、ポンプ吐出ラインにサージ圧が発生すると、絞
りの前後に差圧が生じて切換弁の小さな第1パイロット
受圧面に大きな圧力が作用し、第2パイロット受圧面に
小さな圧力が作用するため、その切換弁が加圧室とポン
プ吐出ラインとを連通させる位置に切り換わる。
そのため、加圧室にはそのポンプ吐出ラインから第2の
流路を通って直接流入する油と第1の流路の絞りを通っ
て制御弁を介して流入する油とが合流して一度に大流量
の油が流れ込むので、可変要素が高い応答性によってポ
ンプの吐出流量を減少させる方向に変位すると共に大量
の吐出油を加圧室に消費する。したがって、ポンプ吐出
ラインの急激な圧力上昇が直ぐに抑えられる。
しかも、切換弁は絞りの前後差圧のみによって切り換わ
り、オフセットスプリングを使用していないので、ポン
プ吐出ラインが低圧時であってもサージ圧によってその
前後差圧が発生すれば、すぐにそのサージ圧をカットす
ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1失廠爽 第1図はこの発明の第1実施例を示す高応答制御ポンプ
の構成を示す油圧回路図、第2図は第1図の切換弁23
を具体的な形状で示すと共にその関連部分を合わせて示
す油圧回路図である。
この高応答制御ポンプ10は1例えば斜板等からなる可
変要素11の変位をバネ12のバネ力に対抗する油圧力
の制御によって行なうことによりポンプ部15のポンプ
吐出流量(以下単に吐出流量とも云う)を可変する可変
容量形ポンプであり、外部から与えられる流量や圧力の
設定値に応じた入力電流工に比例した開度で可変要素1
1の油圧力が作用する加圧室11aを流路31を通して
タンク18又はポンプ吐出ライン16に連通させるよう
に制御して、吐出流量又は吐出圧力を所定の値になるよ
うに制御する比例電磁制御弁19を備えている。
また、この高応答制御ポンプ10は、比例11!磁制御
弁19とポンプ吐出ライン16との間の第1の流路34
に設けた絞り2日と、通常時には第1図に示すように加
圧室11aとポンプ吐出ライン16とを連通ずる第2の
流路32を遮断し、切換時には左方に移動してそれを連
通させる切換弁23とを設け、その切換弁23に、ポン
プ吐出ライン1Bの圧力を第1パイロット圧力PLとし
て作用させると共に、絞り2日の下流側の圧力をその第
1パイロット圧力P1に対抗する第2パイロット圧力P
2として作用させるように接続し、その切換弁23をポ
ンプ吐出ライン16の急激な圧力上昇(サージ圧)時に
絞り29の前後差圧によって切り換わるようにしている
そして、詳細な説明は後述するが、その切換弁23の第
1.第2パイロット圧力P lt P 2がそれぞれ作
用する第1.第2パイロット受圧面の受圧面積を、第1
パイロット受圧面(圧力Piが作用する受圧面)よりも
第2パイロット受圧面を大きくしている。
また、この高応答制御ポンプ10は、外部から与えられ
る流量や圧力の設定値と変位検出器13や圧力センサ1
7からの検出値とを入力して、その偏差に応じて比例電
磁制御弁1日へ出力する電流■を制御する電流制御回路
20を備えている。
その変位検出器13は、可変要1/411のポンプ吐出
流量Qに対応する変位量(例えば斜板の場合にはそれを
支持する軸の回転各等)を検出する例えばポテンショメ
ータであり、圧力センサ17は例えば半導体ゲージ式の
圧力センサを使用し、ポンプ吐出ライン16に連通ずる
内部通路を介して吐出圧力を検出する。
そして、この高応答制御ポンプ10は、吸入口27から
導入した油を吐出口28からポンプ外部へ吐出し、その
ポンプ部15は、ポンプ要素22と可変要素11とから
なり、そのポンプ要素22が図示しない原動機によって
回転駆動される駆動軸14に接続されており、可変要素
11は加圧室11aのバネ12に対向する油圧力を制御
することによってピストンttbを移動させて、例えば
斜板の傾斜角を調整して吐出流量Qを可変するようにな
っている。
比例電磁制御弁19は、そのソレノイド19aへの入力
電流工が最大であるときに第1図に示す位置から最も右
方に移動して、可変要素11の加圧室11aをタンクラ
イン24を通してタンク18に全開し、入力電流Iの減
少に伴ってその入力電流Iに比例した開度でこれを除々
に絞って(左方へ移動)加圧室11aを第1の流路34
を通してポンプ吐出ライン16側に除々に開き始める。
電流制御回路20は1種々のアンプ等からなり、外部か
ら与えられる流量や圧力の設定値を入力すると共に、変
位検出器13及び圧力センサ17から流量及び圧力の各
検出値をそれぞれ入力し、その偏差に応じた電流Iをソ
レノイド19aに出力して、比例電磁制御弁19をその
電流Iに比例した開度に制御する。
切換弁23は、第2図にその具体的な形状を示すように
、弁ボデイ25とその内部を左右方向に摺動可能なスプ
ール26とからなり、そのスプール2日には大径部28
aと小径部であるランド部28b、280をそれぞれ形
成し、その小径のランド部28Qの右端面を第1パイロ
ット圧P1が作用する第1パイロット受圧面28dとし
、大径部26aの左端面を第2パイロット圧P2が作用
する第2パイロット受圧面26eとすると共に、その第
2パイロット受圧面28eと第1パイロット受圧面28
dの面積比を1例えば約1:0.6〜0.9(絞り29
によってその比は変わる)としている。
そして、絞り2日の前後にスプール26を移動させるま
での差圧が生じていない通常時には、第2図に図示のよ
うに第2の流路32の一部となる弁ボデイ内部の油路2
5a及び加圧室11aに連通する油路25bがランド部
28bによってそれぞれ塞がれて、加圧室11aとポン
プ吐出ライン16とを連通ずる第2の流路32が遮断さ
れるようになっている。
次に、上記のように構成したこの実施例の作用を説明す
る。
この高応答制御ポンプ10の始動時には、切換弁23は
第1図に示す位置にあり、可変要素11はポンプ要素2
2によって吐出圧が生じるまでは、バネ12の矢示A方
向へのバネ力によってピストン11bが最も左方に移動
した最大吐出流量位置にある。
ここで、ポンプ要素22が始動されると、流量設定値の
偏差に応じた電流■が電流制御量120からソレノイド
19aに与えられ、それにより比例電磁制御弁19が作
動し、流w131がタンク18又は第1の流路34へ制
御される開度で連通ずる。
そして、可変要l/411のピストン11b(図示しな
い斜板等を駆動する)は、第1図の矢示A方向に付勢す
るバネ12のバネ力に対向する加圧室11aの油圧力の
低下に伴って、設定流量位置へ移動制御されるが、この
ピストン11bの変位は変位検出器13によって刻々と
検出され、それが吐出流量Qに対応する検出流量値とし
て電流制御回路20にフィードバックされる。
したがって、可変要素11のピストン11bが設定流量
位置に達すると、その間の偏差が零になり、比例電磁制
御弁1日がバランスする位置に制御され、可変要素11
のピストン11bが所定の位置に制御されてポンプ部1
5が流M設定値で吐出を行なう。
このように、この高応答制御ポンプ10は、ポンプ吐出
ライン16に急激な圧力上昇(サージ圧)がない通常時
には動作し、その際絞り29の前後差圧はほとんど生じ
ていないので、切換弁23の第1と第2パイロット受圧
面2Bdと260(第2図)には略同−のパイロット圧
力■)l とP2が作用する。
したがって、切換弁23の第2図に示すスプール26は
、左方の第2パイロット受圧面28eを第1パイロット
受圧而26dよりも大きくしであるので、その受圧面積
の差に応じて右方に移動して第1図に示す状態にあり、
第2の流路32は遮断されて可変要素11の加圧室11
aが比例電磁制御弁19へ連通し、ポンプ吐出流量又は
吐出圧力が所定の値になる開度でタンク18又はポンプ
吐出ライン16に連通している。
そして、ポンプ吐出ライン16にサージ圧が発生すると
、絞り29の前後に大きな差圧が生じて切換弁23の第
1パイロット受圧面26dに大きなパイロット圧力P1
が作用し、第2パイロット受圧面には小さなパイロット
圧力P2が作用するため、第2図の切換弁23のスプー
ル26が左方に移動して弁の位置を切り換えるため、加
圧室11aとポンプ吐出ライン16とが抽路25bと2
5a及び第2の流路52を介して連通ずる。
そのため、加圧室11aには、そのポンプ吐出ライン1
日から第2の流路32を通って直接流入する油と、第1
の流路34の絞り29を通って比例電磁制御弁1日を介
して流入する油とが合流して一度に大流量の油が流れ込
むので、可変要素11が高い応答性によってポンプ吐出
流量Qを減少させる方向に変位すると共に大量の吐出油
を加圧室11aに消費する。したがって、ポンプ吐出ラ
イン1日の急激な圧力上昇が直ぐに抑えられる。
ところで、前述のように、第15図に示した切換弁9の
場合にはオフセットスプリング9aを使用しているので
、弁(スプール弁)を右方へ押す押圧力が10kg/a
m”であって、ポンプ吐出ライン7の回路圧が30kg
/am”(低圧)である場合には、ポンプ吐出ライン7
の圧力が40kg/cm” (10+30)を越える回
路圧になるサージ圧、つまりこの場合には@陽圧に対す
るサージ圧の割合が33%(IOX100/30)以上
にならなければ切換弁9は切り換わらなかった。
この場合に1回路圧が例えば100kg/am”の高圧
である場合には、100+10=110kg/cm” 
を越える回路圧になるサージ圧、つまり回路圧に対する
サージ圧の割合が10%(IOX100/100)以上
になれば切換弁9は切り換わる。つまり、このようにオ
フセットスプリングを使用している切換弁の場合には、
低圧域におけるサージ圧カット効果が低いという欠点が
あった。
ところが、この実施例による切換弁23は、従来の切換
弁に見られるようなスプールを常に一方向に押圧付勢す
るオフセットスプリングを使用せずに、絞り2日の前後
差圧のみによってその位置を切り換えるようにしたので
、ポンプ吐出ライン16が高圧に限らず低圧時であって
もそこにサージ圧が発生すれば、その前後差圧によって
そのサージ圧をすぐにカットすることができる。
すなわち、この実施例による高応答制御ポンプは、第2
図の第1と第2パイロット受圧面26dと26eの受圧
面積差が例えば10%であったとすると、絞り2日の前
後差圧がポンプ吐出ライン16の回路圧に対して10%
を越える値になるサージ圧が発生すると、切換弁23が
第1図に示す位置から左方に切り換わって加圧室11a
が第゛2の流路32を介してポンプ吐出ライン16に連
通ずる。
したがって、そのポンプ吐出ライン1日における回路圧
が30kg/am”  (低圧時)であるときは、回路
圧が33kg/am” を越えるようになるサージ圧が
発生すると切換弁23の位置が切り換わり、同様に回路
圧が100kg/am”(高圧時)であるときは1回路
圧が110kg/cm”  を越えるようになるサージ
圧が発生すると、その位置が切り換わって加圧室11a
がポンプ吐出ライン16に連通ずる。
したがって、この場合には低圧から高圧の全ての圧力域
において、ポンプ吐出ライン16の回路圧を10%より
も上昇させるサージ圧が発生すると、切換弁23の位置
が切り換わるので、高圧から低圧の全域においてサージ
圧カッ1〜効果が高い。
星主失凰班 第3図及び第4図はこの発明の第2実施例を示し、第1
図及び第2図に対応する部分には同一の符号を付してあ
り、それらの説明は省略する。
この高応答制御ポンプ40において、第1図及び第2図
の第1実施例と異なるのは、切換弁を異なるタイプの切
換弁33に代えて、流路31を全てその切換弁33を通
して可変要素11の加圧室11aに連通させるようにし
た点である。
その切換弁33は、第4図に示すように、弁ボデイ25
内を左右方向に摺動可能なスプール26の第2パイロッ
ト受圧面288の受圧面積を第1パイロット受圧面28
dの受圧面積よりも大きく形威し、絞り2日の前後に差
圧が生じていない通常時には、第4図に図示のように第
2の流路32の一部となる弁ボデイ内部の油路25aが
ランド部26bによって塞がれて第2の流路32が遮断
され、加圧室11aに連通する油路25bが流路31八
通じる油路25dに連通する位置になっている。
そして、ポンプ吐出ライン16にサージ圧が発生して絞
り29の前後に大きな差圧が生じ、その差圧が第1と第
2パイロット受圧面28dと26eの受圧面積の比より
も大きくなると、切換弁33のスプール26が第4図で
左方に移動してその位置が切り換わり、加圧室11aに
は、そのポンプ吐出ライン16から第2の流路32から
油路25&及び25bを通って直接流入する油と、第1
の流路34の絞り29を通って比例電磁制御弁19を介
して流路31から油路25dを通って流入する油とが合
流して一度に大流量の油が流れ込む。
したがって、このようにしても前述の第1実施例と同様
に、ポンプ吐出ライン16のサージ圧を高圧から低圧の
全域においてすぐに抑えることができる。
第」」u4扛 第5図はこの発明の第3実施例を示し、第1図に対応す
る部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省
略する。
この高応答制御ポンプ50において、第1図の第1実施
例と異なるのは、絞り29の下流側の圧力を切換弁23
に第2パイロット圧力P2として作用させているパイロ
ットラインに、安全弁として機能するリリーフ弁37を
設けた点である。
このようにすれば、ポンプ吐出ライン16の圧力が除々
に上昇した場合には、絞り2日の前後差圧はほとんど生
じないため、切換弁23は第5図の位置から左方へは切
り換わらないが、リリーフ弁37が開く圧力を油圧回路
の安全を保つことができる最高圧力に予め設定しておけ
ば、絞り29の下流側の圧力がその最高圧力に達すると
、リリーフ弁37が開いて切換弁23の第2パイロット
圧力P2が低下するため、切換弁23の位置が切り換わ
る。
したがって、ポンプ吐出ライン16の圧力上昇をすぐに
抑えることができるので回路の安全を保つことができる
第ffi虻態 第6図はこの発明の第4実施例を示し、第3図及び第5
図に対応する部分には同一の符号を付してあり、それら
の説明は省略する。
この高応答制御ポンプ60において、第3図の第2実施
例と異なるのは、絞り2日の下流側の圧力を切換弁33
に第2パイロット圧力P2として作用させているパイロ
ットラインに第5図と同様なリリーフ弁37を設けた点
である。
このようにしても、第5図の実施例と同様に油圧回路の
安全を保つことができると共にサージ圧のカット効果を
高くすることができる。
星互失笈旌 第7図はこの発明の第5実施例を示し、第5同長に対応
する部分には同一の符号を付してあり。
それらの説明は省略する。
この高応答制御ポンプ70は、例えばシリンダ押付セン
サ、シリンダ位置センサ、モータ回転角センサ及びモー
タ回転トルクセンサ等の各種の検出器71を、検出しよ
うとする検出内容に応じて設け、その各種の検出器71
が検出する実際の検出値を電流制御回路20に入力して
フィードバック制御をするフィードバックライン72を
設けている。
このようにしても、高応答制御ポンプ70を設定値で作
動させることができる。
星旦失直量 第8図はこの発明の第6実施例を示し、第3同長に対応
する部分には同一の符号を付してあり。
それらの説明は省略する。
この高応答制御ポンプ80は、第7図と同様な各種の検
出器71を検出しようとする検出内容に応じて設け、そ
の各種の検出器71が検出する実際の検出値を電流制御
回路20に入力してフィードバック制御をするフィード
バックライン72を設けている。
このようにしても、高応答制御ポンプ80を設定値で作
動させることができる。
簗ユ大4社 第9図はこの発明の第7実施例を示し、第5図に対応す
る部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省
略する。
この高応答制御ポンプ90において、第5図の第3実施
例と異なるのは、ポンプ部に加圧室41aの油圧力に対
抗するシリンダ42を備えた可変要素41を有する大型
のポンプ部45を使用した点である。
このようにしても、第5図の実施例と同様の作用効果を
奏することができる。
星主叉凰夏 第10図はこの発明の第8実施例を示し、第6図及び第
9図に対応する部分には同一の符号を付してあり、それ
らの説明は省略する。
この高応答制御ポンプ100において、第8図の第4実
施例と異なるのは、ポンプ部に第9図と同様な大型のポ
ンプ部45を使用した点である。
このようにしても、第6図の実施例と同様の作用効果を
奏することができる。
笈1失直鼻 第11図及び第12図はこの発明の第9実施例を示し、
第1図及び第2図に対応する部分には同一の符号を付し
てあり、それらの説明は省略する。
この高応答制御ポンプ110において、第1図の第1実
施例と異なるのは、流路31を流路31aと31bとに
分岐させ、その一方の流路31aを切換弁123を介し
て可変要素11の加圧室11aに連通可能にすると共に
、他方の流路31bにその流路31bから加圧室11a
へ向けて油が流れるように矢示B方向を順方向とするチ
エツク弁115を設け、さらに第7図及び第8図と同様
な各種の検出171を、検出しようとする検出内容に応
じて設け、その検出値を電流制御回路20に入力してフ
ィードバック制御をするフィードバックライン72を設
けた点である。
その切換弁123は、第12図に示すように、弁ボデイ
25内を左右方向に摺動可能なスプール2日の第2パイ
ロット受圧面28eの受圧面積を第1パイロット受圧面
28dの受圧面積よりも大きく形成し、絞り2日の前後
に差圧が生じていない通常時には、第12図に図示のよ
うに第2の流132の一部となる弁ボデイ内部の油路2
5cがランド部26bによって塞がれて第2の流路32
が遮断され、流路31aと加圧室11aに連通ずる弁ボ
デイ内の油′tf!I25bとが連通ずる位置になって
いる。
そして、ポンプ吐出ライン16にサージ圧が発生して絞
り2日の前後に大きな差圧が生じ、その差圧が第1と第
2パイロット受圧面26dと26eの受圧面積の比より
も大きくなると、切換弁123のスプール26が第12
図で左方に移動してその位置が切り換わり、加圧室11
aにポンプ吐出ライン16から第2の流路32から油路
25c。
25bを通った抽と、第1の流路34の絞り29を通っ
て比例電磁制御弁19を介して流路ESlbからチエツ
ク弁115を通って流入する油とが合流して一度に大流
量の油が流れ込む。
このようにしても、前述の各実施例と同様にポンプ吐出
ライン16のサージ圧を高圧から低圧の全域においてす
ぐに抑えることができる。
星よ立失巖班 第13図はこの発明の第10実施例を示し、第1図に対
応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明
は省略する。
この高応答制御ポンプ120において、第1図の第1実
施例と異なるのは、比例電磁制御弁1日に代えて制御弁
5日を配設し、そのスプリング59a側のパイロットラ
イン58にfIl磁比例圧力制御井55を設けると共に
、その弁の開度を電流制御回路20から出力される電流
の大きさによって制御するようにして、絞り29の下流
側とパイロットライン58とを連通ずる流路54に絞り
53を設け、そのパイロットライン58のパイロット圧
を電磁比例圧力制御弁55を制御することによって調整
し、制御弁5日を制御するようにした点である。
このように、比例電磁制御弁以外の制御弁を用いても、
サージ圧を高圧から低圧の全域においてカットすること
ができる。
第1」j14餞 第14図はこの発明の第11実施例を示し、第13図に
対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説
明は省略する。
この高応答制御ポンプ130において、第1′5図の第
1O実施例と異なるのは、電磁比例圧力制御弁55に代
えて切換弁61と手動の各圧力制御弁62と63を設け
、制御弁59を2段制御するようにした点である。
このようにしても、サージ圧を高圧から低圧の全域にお
いてカットすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明による高応答制御ポ
ンプは、切換弁を絞りの前後差圧のみによって切り換わ
るようにして、オフセットスプリングを使用しないよう
にしたので、ポンプ吐出ラインが低圧時であってもサー
ジ圧によってその前後差圧が発生すれば、それによって
切換弁の位置が切換ねるので、すぐにそのサージ圧をカ
ットすることができる。
したがって、油圧回路に過渡的に発生するサージ圧を高
圧から低圧の全域において同様なカット効果によりカッ
トすることができる。
しかも、制御弁に大型の比例t1a制御弁を用いて、高
い応答性を得ようとして大型のバルブを大きな駆動電流
で作動させるようなこともしていないので、コスト的に
も安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す高応答制御ポンプ
の構成を示す油圧回路図、 第2図は第1図の切換弁23を具体的な形状で示すと共
にその関連部分を合わせて示す油圧回路図。 第3図及び第4図はこの発明の第2実施例を示す高応答
制御ポンプの第1図及び第2図と同様なそれぞれ油圧回
路図、 第5図はこの発明の第3実施例を示す第1図と同様な油
圧回路図、 第6図はこの発明の第4実施例を示す第1図と同様な油
圧回路図。 第7図はこの発明の第5実施例を示す第1図と同様な油
圧回路図、 第8図はこの発明の第6実施例を示す第1図と同様な油
圧回路図、 第9図はこの発明の第7実施例を示す第1図と同様な油
圧回路図、 第10図はこの発明の第8実施例を示す第1図と同様な
油圧回路図、 第11図及び第12図はこの発明の第9実施例を示す第
1図及び第2図と同様なそれぞれ油圧回路図、 第13図はこの発明の第10実施例を示す第1図と同様
な油圧回路図。 第14図はこの発明の第11実施例を示す第1図と同様
な油圧回路図、 第15図は従来の可変容量形ポンプの例を示す油圧回路
図である。 10.40.50,60,70,80,90゜100.
110,120.130 ・・・高応答制御ポンプ 11.41・・・可変要素 11a、41a・・・加圧
室12・・・バネ       13・・・変位検出器
1′6・・・ポンプ吐出ライン 18・・・タンク1日
・・・比例電磁制御弁 23、33i、81.123・・・切換弁28d・・・
第1パイロット受圧面 26e・・・第2パイロット受圧面 29、53・・・絞り    32・・・第2の流路3
4・・・第1の流路    37・・・リリーフ弁55
・・・電磁比例圧力制御弁 5日・・・制御弁82.8
25・・・圧力制御弁 第1 図 第2図 26d・−第1パイロット受圧面 26@・−第2ノ90ット受圧面 第3 図 第4 図 第5図 第6図 118図 119図 第10図 第11図 第12図 ji13図 第14W!IJ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変要素の変位をバネ力に対向する油圧力の制御に
    よつて行なうことによりポンプ吐出流量を可変する可変
    容量形ポンプにおいて、 前記可変要素の油圧力が作用する加圧室をタンク又はポ
    ンプ吐出ラインに連通させるように開度を調整して、ポ
    ンプ吐出流量又は吐出圧力を所定の値になるように制御
    する制御弁と、 該制御弁と前記ポンプ吐出ラインとの間の第1の流路に
    設けた絞りと、 通常時には前記加圧室とポンプ吐出ラインとを連通する
    第2の流路を遮断し、切換時にはそれを連通させる切換
    弁とを設け、 該切換弁に、前記ポンプ吐出ラインの圧力を第1パイロ
    ット圧力として作用させると共に、前記絞りの下流側の
    圧力をその第1パイロット圧力に対抗する第2パイロッ
    ト圧力として作用させるように接続し、その切換弁を前
    記ポンプ吐出ラインの急激な圧力上昇時に前記絞りの前
    後差圧によつて切り換わるようにし、 該切換弁の前記第1、第2パイロット圧力がそれぞれ作
    用する第1、第2パイロット受圧面の受圧面積を、第1
    パイロット受圧面よりも第2パイロット受圧面を大きく
    したことを特徴とする高応答制御ポンプ。
JP1171641A 1989-07-03 1989-07-03 高応答制御ポンプ Pending JPH0337382A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080030758A (ko) * 2006-10-02 2008-04-07 삼성전자주식회사 냉장고

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