JPH0337039Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0337039Y2
JPH0337039Y2 JP7005188U JP7005188U JPH0337039Y2 JP H0337039 Y2 JPH0337039 Y2 JP H0337039Y2 JP 7005188 U JP7005188 U JP 7005188U JP 7005188 U JP7005188 U JP 7005188U JP H0337039 Y2 JPH0337039 Y2 JP H0337039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind
string
view
aeolian
sectional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7005188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01173791U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7005188U priority Critical patent/JPH0337039Y2/ja
Publication of JPH01173791U publication Critical patent/JPH01173791U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0337039Y2 publication Critical patent/JPH0337039Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、イオリアン・ハープに関する。
(従来の技術) 第3図にイオリアン・ハープの原理図を示す。
イオリアン・ハープの原理は、基本的には強風
の日に、電線が「ヒユーン」と鳴るのと同じであ
る。
すなわち、第3図に示すように、強い空気の流
れAの中に、線状の障害物、例えば弦1がある
と、弦1の後ろに渦aができ、空気の疎密が生じ
て音が出るというものである。
従来のイオリアン・ハープは、共鳴箱の外面
に、風を受けて振動する弦を張り、風の流れで弦
を振動させ共鳴箱を鳴らすようになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来のイオリアン・ハープは、単に、
共鳴箱の外面に、風を受けて振動する弦を張つた
ものにすぎなかつたので、弦に当る風のスピード
が低いという問題点を有していた。
弦に当る風のスピードが低いと、大きな音を得
ることはできない。
本考案の目的は、以上のような従来のイオリア
ン・ハープにおける問題点を解決し、弦に当る風
のスピードを上げることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、風の取り入
れ口と、風の出口と、前記取り入れ口から入つて
出口へと流れる風を受けて振動する弦とを備えた
イオリアン・ハープであつて、前記取り入れ口を
弦に向かつて徐々に狭くなる形状に構成してあ
る。
(作用効果) 本考案は上記の構成としたので、次のような作
用効果を奏する。
すなわち、風の取り入れ口から出口へと流れる
風が、弦に当つて音が出る。
ここで、風の取り入れ口が弦に向かつて狭くな
つているので、取り入れ口から取り入れられた風
のスピードは、弦に向かつて徐々に速くなる。
結果として、弦にはスピードの速くなつた風が
当ることとなる。
したがつて、本考案のイオリアン・ハープによ
れば、大きな音を得ることができる。
(実施例) 以下、図示の実施例について説明する。
〈第1実施例〉 第1図は、本考案に係るイオリアン・ハープの
第1実施例を示すもので、正面図、側面図、背面
図、AA断面図、上面図、及びBB断面図を同時
に示した図である。
図において、10は、イオリアン・ハープの本
体である。
この本体10は、上板11と、下板12と、こ
れら上板11と下板12との間に形成された2つ
の共鳴室13,13とからなつている。
共鳴室13は、上板11と下板12との間に設
けた4つの側壁14,15,16,17によつ
て、BB断面形状がそれぞれ台形に形成されてい
る。
このような本体10では、BB断面図に示すよ
うに、上下板11,12と2つの側壁16,16
とによつて風の取り入れ口Iが形成されており、
上下板11,12と2つの側壁17,17とによ
つて風の出口Oが形成されている。
そして、風の取り入れ口Iと出口Oとの間にお
いて、風の流れを横から受けるように弦1が5本
張られている。弦1は、前記共鳴室を形成する側
板15の一方に取り付けてある。2は、弦1の止
め具であり、3は弦1張り部材である。
前記風の取り入れ口Iは、側壁16,16によ
り、弦1に向かつて徐々に狭くなる形状となつて
おり、風の出口Oは、側壁17,17により、弦
1から遠ざかるにしたがつて徐々に広くなる形状
となつている。
なお、前記共鳴室13を形成する側板15,1
5にはそれぞれ、開口15aが形成されている。
以上のようなイオリアン・ハープは、BB断面
図に示すように、取り入れ口Iから出口Oへと流
れる風が、弦1に当つて音が出る。この音は、共
鳴室13にて増幅される。
そして本実施例では、風の取り入れ口Iが、弦
1に向かつて狭くなつているので、したがつて、
弦1にはスピードの速くなつた風が当ることとな
るので、大きな音を得ることができる。
しかも、本実施例では、出口Oが、弦1から遠
ざかるにしたがつて徐々に広くなる形状となつて
いるので、より一層良好な音響効果を得ることが
できる。
なお、図示のように立てて用いた場合だけでな
く、横にして用いた場合でも同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
〈第2実施例〉 第2図は、本考案に係るイオリアン・ハープの
第2実施例を示すもので、正面図、右側面図、
AA断面図、BB断面図、上面図、及びCC断面図
を同時に示した図である。
この実施例は、主として野外に設置するための
ものである。
図において、20はイオリアン・ハープの本
体、30は本体20を回転可能に支持するポール
である。
本実施例の本体20は、上板21と、下板22
と、側板23,23とで箱状に構成し、この箱の
中に1つの共鳴室24を形成してある。
共鳴室24は、上板21と下板22との間に設
けた6つの側壁25,25,26,27、及び2
8,28によつて、BB断面形状が六角形に形成
されている。
このような本体20では、BB断面図に示すよ
うに、上下板21,22、側板23,23、及び
2つの側壁25,25によつて風の取り入れ口I
1,I2が形成されており、上下板21,22、
側板23,23、及び2つの側壁28,28によ
つて風の出口O1,O2が形成されている。
そして、風の取り入れ口I1,I2と出口O
1,O2との間において、それぞれ風の流れを横
から受けるように弦1が5本づつ張られている。
弦1は、前記共鳴室を形成する側板26,27に
それぞれ取り付けてある。2は、弦1の止め具で
あり、3は弦1の張り部材である。
前記風の取り入れ口I1,I2は、側壁25,
25により、弦1に向かつて徐々に狭くなる形状
となつており、風の出口O1,O2は、側壁2
8,28により、弦1から遠ざかるにしたがつて
徐々に広くなる形状となつている。
なお、前記共鳴室24を形成する側板26,2
7にはそれぞれ、開口26a,27aが形成され
ている。開口26aは、弦の長さのほぼ中央の位
置に、開口27aは、弦の長さのほぼ1/4の位置
に設けてある。
このような本体20は、その上板21と下板2
2とがポール30に対してベアリング21a,2
2aで回転可能に取り付けてある。そして、ポー
ル30は、本体20の中心部よりも、風の取り入
れ口I1,I2の方に偏つた位置に設定してあ
る。
したがつて、以上のようなイオリアン・ハープ
は、本体20が風の流れる方向に従つて回転し、
風の取り入れ口I1,I2が常に風上に向うこと
となる。
そして、BB断面図に示すように、取り入れ口
I1,I2から出口O1,O2へと流れる風が、
それぞれ弦1に当つて音を出す。この音は、共鳴
室24にて増幅される。
本実施例においても、風の取り入れ口I1,I
2が、弦1に向かつて狭くなつているので、風の
スピードは、弦1に向つて徐々に速くなり、弦1
にはスピードの速くなつた風が当ることとなつ
て、大きな音を得ることができる。また、出口O
1,O2も、弦1から遠ざかるにしたがつて徐々
に広くなる形状となつているので、良好な音響効
果を得ることができる。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、本考
案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であ
ることは言うまでもない。
例えば、 本体10,20の形状は、上記実施例の形状
に限るものではなく、風の取り入れ口が弦に向
かつて徐々に狭くなる形状であれば任意であ
る。
本体10,20を形成する素材は、木材、プ
ラスチツク、ステンレス、その他適宜の素材を
採用し得る。ただし、第2実施例の本体20
は、野外に設置されるので、風雨に強いプラス
チツク、ステンレス、その他の素材で構成する
のが望ましい。
共鳴室に形成する開口の形状や設ける位置
は、図示の例に限らず、適宜の形状、位置とす
ることができる。また、この開口は、必ずしも
設けなくても良い。
第2実施例における本体20とポール30と
の結合は固定状態とし、ポール自体を地面等に
対して回転可能に設置してもよい。
第1、第2実施例において、弦の本数は、5
本に限らず、1本以上であれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るイオリアン・ハープの
第1実施例を示すもので、正面図、側面図、背面
図、AA断面図、上面図、及びBB断面図を同時
に示した図、第2図は、本考案に係るイオリア
ン・ハープの第2実施例を示すもので、正面図、
右側面図、AA断面図、BB断面図、上面図、及
びCC断面図を同時に示した図、第3図はイオリ
アン・ハープの原理図である。 1……弦、10,20……本体、I1,I2…
…風の取り入れ口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 風の取り入れ口と、風の出口と、前記取り入れ
    口から入つて出口へと流れる風を受けて振動する
    弦とを備えたイオリアン・ハープであつて、前記
    取り入れ口を弦に向かつて徐々に狭くなる形状と
    したことを特徴とするイオリアン・ハープ。
JP7005188U 1988-05-27 1988-05-27 Expired JPH0337039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005188U JPH0337039Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005188U JPH0337039Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01173791U JPH01173791U (ja) 1989-12-11
JPH0337039Y2 true JPH0337039Y2 (ja) 1991-08-06

Family

ID=31295308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7005188U Expired JPH0337039Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0337039Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01173791U (ja) 1989-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0337039Y2 (ja)
US2780302A (en) Acoustic vibrato device for electronic organ
US4722418A (en) Loudspeaker enclosure
CN212785814U (zh) 360度全方位全频扬声器及其带音隧振动膜片
CN209017269U (zh) 吸顶音箱
JPS6228157Y2 (ja)
CN109040872B (zh) 一种吸顶音箱
CN2319983Y (zh) 360°全方位单元独立式反射音箱
US3346070A (en) Electronic organ speaker system
CN206272844U (zh) 一种多用途全频扬声器音箱
JP2556164Y2 (ja) スピーカ用エンクロージヤ
CN206196026U (zh) 可改善低频效果的音响结构
US20240236576A9 (en) A full-frequency band high quality speaker with a bar and sound tunnels
CN212544042U (zh) 一种360度全方位全频扬声器及其振动膜片
CN219872870U (zh) 一种室内混响调节装置
US20240137705A1 (en) A full-frequency band high quality speaker with a bar and sound tunnels
CN210627888U (zh) 一种新型的军用口哨
CN207854128U (zh) 一种耳机扬声器用无源低音辐射盆
JPH0113514Y2 (ja)
CN207603848U (zh) 防水麦克风
KR820002175B1 (ko) 음향 재생 시스템 장치
JP2615457B2 (ja) スピーカシステム
CN1060754A (zh) 球形振膜扬声器
JPS6333288U (ja)
JPH0223000A (ja) 拡散器