JPH0336447Y2 - - Google Patents

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JPH0336447Y2
JPH0336447Y2 JP7854185U JP7854185U JPH0336447Y2 JP H0336447 Y2 JPH0336447 Y2 JP H0336447Y2 JP 7854185 U JP7854185 U JP 7854185U JP 7854185 U JP7854185 U JP 7854185U JP H0336447 Y2 JPH0336447 Y2 JP H0336447Y2
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drum
drive
rotating body
clutch bar
drive source
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は自動車等の車輌に設けられ、ドアの開
閉に応動して乗員を自動的に解放又は拘束するパ
ツシブベルト駆動装置に関するものである。
[考案の技術的背景] 従来、自動車等の車輌に搭乗する乗員の安全を
確保するために、ベルト案内部材を車輌の中央部
又は側方部に設けたガイドレールに沿わせて往復
動させることによつて乗員拘束用ベルトを前方の
解放位置と後方の拘束位置との間で移動させる形
式のものが多く試みられている。
このような装置としては、例えば第7図に示す
ものを挙げるとができる。同図において1は車
体、2はドア、3はシート、4はシート3上を斜
め上方に横切つて配置された乗員拘束用ベルトで
あり、この乗員拘束用ベルト4は図示のものにお
いては下方端がシート3の内側面下部に固定され
た緊急ロツク式リトラクタ5に引き出され、巻き
戻し自在に取り付けられるとともに上方端が後述
するガイドレール8のベルト案内部材9にバツク
ル6およびトング7を介して緊急離脱可能に取着
されている。このバツクル6は車体1の上方部に
設けたガイドレール8内のベルト案内部材9に取
り付けられていて、このベルト案内部材9は駆動
源13によつて往復動する可撓性を有する駆動部
材例えば外周部に螺旋状をなした歯部を有するギ
ヤードワイヤ11の一端部に取り付けられてお
り、前記乗員拘束用自動ベルト4を拘束位置に解
放位置との間を往復動させるように構成されてい
る。このギヤードワイヤ11は駆動源13の歯車
(図示せず)にその一部が噛合しているとともに
その他の部分がガイドレール8の後端に接続され
るアウターチユーブ12内に挿通されていて、ド
ア2の開閉に応動して正逆回転する駆動源13に
よつてアウターチユーブ12内を往復動するよう
になつている。この駆動源13は乗降するために
乗員がドア2を開閉することにより感知されるド
ア感知スイツチ(図示せず)により切換えられて
正逆回転するようになつている。10はシート3
の前方において乗員の脚部を衝突時に保護するニ
ーパツトである。
しかしながら、このような従来の装置にあつて
は、ギヤードワイヤ11が常時駆動源13の歯車
に噛合しているため、例えば駆動源13に故障等
が発生するとギヤードワイヤ11は回転不能とな
りこの結果バツクル6はロツク状態となつて乗員
の緊急脱出に支障が生じたり、あるいは、乗員拘
束用ベルト4を拘束位置に装着できなくなるとい
う問題があつた。
このような問題を解決するため従来においても
駆動源からギヤードワイヤへの駆動力の伝達を行
なう伝達機構に駆動力を解除機構を組み込んだ装
置が提案されている(実開昭57−154548号)。
しかし、この装置においては駆動源に連結され
た駆動ギヤとギヤードワイヤに連結されたウオー
ムホイールとの連結を、これらに嵌挿したシヤフ
トをばねによる付勢力に抗して移動させることに
より解除すようにしたものであるから、シヤフト
の移動操作と併行して乗員拘束用ベルトの転位操
作が必要となり操作性の点で問題がある。
また、車輌の電源に接続したプランジヤを利用
して駆動源とギヤードワイヤとの連結を解除する
ようにした装置も知られている(実公昭59−5639
号)。
しかし、この場合には駆動力の伝達機構のほか
にプランジヤを含む電気回路が必要となり全体の
構成が複雑となるという問題がある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、簡略な構成でありながら手動操作により迅速
に乗員拘束用ベルトを転位し得るようにしたパツ
シブベルト駆動装置を提供することを目的とする
ものである。
[考案の概要] 上記目的を達成するための本発明の概要は、ド
アの開閉に応動して正逆回転する駆動源と、この
駆動源からの駆動力を基に可撓性の駆動部材を車
輌の所定の位置に設けたガイド部材に沿わせて往
復動させる駆動機構とを備え、前記ガイド部材に
取り付けた乗員拘束用ベルトを解放位置と拘束位
置との間で転位可能にしたパツシブベルト駆動装
置において、前記駆動機構は、駆動源に連結され
た駆動力伝達用の回転体と、この回転体と同軸配
置でかつ前記駆動部材の一方の端部を巻回したド
ラムと、前記回転体及びドラムに対しこれらの軸
線方向に出入可能に挿通されこれらを連結するク
ラツチバーと、前記クラツチバーによる回転体と
ドラムとの連結を解除可能でかつ手動操作部材を
嵌着可能な掛外し機構部とを有し、掛外し機構部
による回転体とドラムとの連結を解除して駆動部
材を手動駆動し得るようにしたことを特徴とする
ものである。
[考案の実施例] 以下に本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図乃至第5図に示す実施例装置は、車輌の
電源に接続されかつ車輌のドアの開閉に応動して
正転、逆転する駆動源としてのモータ20と、こ
のモータ20の原動軸に取り付けたウオーム21
と、このウオーム21の回転により伝達される駆
動力を基に駆動部材であるテープ状の条体31を
駆動する駆動機構23とを有している。
駆動機構23は、車輌のトリム24に取り付け
られたギヤハウジング25a、ドラムハウジング
25b及びカバー25cからなるハウジング25
と、ギヤハウジング25aの底部から外方に突出
させた一方の端部に前記ウオーム21と噛合する
回転体であるウオームホイール27を取り付ける
とともに他方の端部側をギヤハウジング25aを
経てドラムハウジング25b内に臨ませたガイド
シヤフト26aと、このガイドシヤフト26aか
ら一定の間隔を隔ててかつ平行配置となるように
ギヤハウジング25a及びカバー25cに両端を
それぞれ支持させた回転シヤフト26bと、ギヤ
ハウジング25a内のガイドシヤフト26aに遊
嵌した第1のギヤ29a及び同じくギヤハウジン
グ25a内の回転シヤフト26bに嵌着され第1
のギヤ29aと噛合する第2のギヤ29bと、ド
ラムハウジング25b内のガイドシヤフト26a
に遊嵌され、かつ外周にテープ状の条体31及び
テープ状のガイドスプリング32のそれぞれの一
方の端部側を巻回した第1のドラム30aと、ド
ラムハウジング25b内の回転シヤフト26bに
嵌着され、かつ、外周に前記ガイドスプリング3
2の他方の端部側を巻回した第2のドラム30b
とを有し、ドラムハウジング25bに形成した導
出溝25dから条体31の他方の端部側を外方に
導出している。
尚、条体31及びガイドスプリング32のそれ
ぞれの一方の端部はビス34aにより第1のドラ
ム30aの外周に固着され、また、ガイドスプリ
ング32の他方の端部はビス34bにり第2のド
ラム30bの外周に固着されている。
前記ドラムハウジング25b内には、第1のド
ラム30a及びギヤハウジング25a内の第1の
ギヤ29aをウオームホイール27に連結するた
めのクラツチバー35と、このクラツチバー35
の移動を規制する掛外し機構36とが設けられて
いる。
クラツチバー35は、前記ガイドシヤフト26
aに遊嵌可能な円形孔37aを中心部に設けた中
心円筒部37とこの中心円筒部37の外周から平
行配置に立設した一対の操入片38a,38bと
により側面形状が略コ字状に形成されており、円
形孔37aをガイドシヤフト26aに嵌合すると
ともに、両操入片38a,38bを第1のドラム
30a、第1のギヤ29a及びウオームホイール
27にそれぞれ180゜配置に設けた抜孔30b,2
9c,27aに出入させることにより、これら第
1のドラム30a、第1のギヤ29a及びウオー
ムホイール27の連結状態を解放又は規制するよ
うになつている。
掛外し機構36は、中心円筒部37の上端に一
方向にのみ回転可能に取り付けられかつカバー2
5cのシヤフト孔39に六角形状の操作孔40a
を形成した上端部に臨ませたノブ40と、このノ
ブ40から側方に突設した規制突部41と、カバ
ー25cのシヤフト孔39の一部に連通した規制
突部41が出入可能なノブガイド孔42と、前記
ノブ40及び中心円筒部37の外周に嵌装され、
かつ、一方の端部が中心円筒部37に他方の端部
がカバー25cの内面に取り付けられてこのクラ
ツチバー35をカバー25c側に付勢するコンプ
レツシヨンスプリング43とを有し、常時は規制
突部41をカバー25cの内面に当接させること
によりクラツチバー35がコンプレツシヨンスプ
リング43の付勢力に抗して第1のドラム30a
及び第1のギヤ29aとウオームホイール27と
の連結状態を維持するようになつている。
ハウジング25から外方に導出された条体31
の他方の端部側は、第5図に示すように従来装置
と同様車輌のトリム内に取り付けられたアウター
チユーブ12内に挿通され、かつルーフサイドに
取り付けたガイドレール8内のガイド部材9aを
介してベルト案内部材9に連結れている。
次に上記構成の装置の作用を説明する。尚、モ
ータ20が正常に動作する状態では第1のドラム
30aと第1のギヤ29a及びウオームホイール
27はクラツチバー35により連結状態に維持さ
れ、モータ20の正転又は逆転により条体31は
アウタチユーブ12内を往復動して乗員拘束用ベ
ルト4を所定の状態にセツトする。
いま、乗員拘束用ベルト4を乗員が装着した状
態でモータ20が故障したものとする。
このとき、乗員は車輌の適宜位置に備えた操作
部材としてのハンドル44の一部をトリムから露
出しているノブ40の操作孔40aに嵌め付けこ
のノブ40を定められた一方向に回し、ノブ40
の規制突部41をノブガイド孔42の位置まで回
転する。このとき、コンプレツシヨンスプリング
43の引張力により、ノブ41及びクラツチバー
53は第3図に示すようにガイドシヤフト26a
の軸線方向に移動しクラツチバー35の先端部が
ウオームホイール27から離脱するとともにノブ
40の外周に予め設けた六角形状部40bがトリ
ムから室内側に突出する。
したがつて、ノブ40の六角形状部40bにハ
ンドル44を装着し突出動作のときとは逆方向に
回転することにより、条体31を手動操作で迅速
に駆動することができ、この結果乗員拘束用ベル
ト4は解放位置まで転位して緊急脱出が可能とな
る。
第6図a,bは、クラツチバー及び掛外し機構
の変形例を示すもので、クラツチバー50の中心
円筒部51が段階的に外径が小さくなる第1〜第
3の外周部51a,51b,51cを有するよう
に形成し、第2、第3の外周部51b,51cを
シヤフト孔39からカバー25cの外方に突出さ
せるとともに、この第2、第3の外周部51b,
51cに対しノブ52を一方向にのみ回転可能に
取り付け、かつ、ノブ52の上端に設けた凹部5
2a内に突出した第3の外周部51cにCリング
54を嵌着してノブ52の離脱を防止するように
している。そして、ノブ52には前記ノブ40と
同様規制突部53を、カバー25cにはノブガイ
ド孔55を設けている。
このような構成の掛外し機構によつても、上述
した実施例装置の場合と同様ノブ52を手動操作
で回転しクラツチバー50の両挿入片50a,5
0bの先端をウオームホイール27から離脱させ
ることができる。
本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
ることはいうまでもない。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、駆動機構のクラ
ツチバーを掛外し機構の手動操作により移動させ
て駆動源から駆動部材に対する駆動力の伝達を解
除するようにしたものであるから、簡略な構成で
ありながら手動により容易に乗員拘束用ベルトを
転位し得るパツシブベルト駆動装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例装置を示す分解斜視
図、第2図は同装置におけるクラツチバーの挿入
状態を示す要部断面図、第3図は同装置における
クラツチバーの解除状態を示す要部断面図、第4
図は同装置のカバーを示す要部平面図、第5図は
同装置と車輌のルーフサイドに取り付けたベルト
案内部材との結合の状態を示す概略説明図、第6
図aは同装置のクラツチバー及び掛外し機構の変
形例を示す要部断面図、第6図bは第6図aの変
形例におけるカバーの要部平面図、第7図は従来
装置の概略説明図である。 2……ドア、3……シート、4……乗員拘束用
ベルト、5……リトラクタ、6……バツクル、7
……トング、8……ガイドレール、9……ベルト
案内部材、20……モータ、23……駆動機構、
25……ハウジング、26a……ガイドシヤフ
ト、26b……回転シヤフト、27……ウオーム
ホイール、29a……第1のギヤ、29b……第
2のギヤ、30a……第1のドラム、30b……
第2のドラム、31……条体、32……ガイドス
プリング、35……クラツチバー、36……掛外
し機構、40……ノブ、44……ハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの開閉に応動して正逆回転する駆動源と、
    この駆動源から駆動力を基に可撓性の駆動部材を
    車輌の所定の位置に設けたガイド部材に沿わせて
    往復動させる駆動機構とを備え、前記ガイド部材
    に取り付けた乗員拘束用ベルトを解放位置と拘束
    位置との間で転位可能にしたパツシブベルト駆動
    装置において、前記駆動機構は、駆動源に連結さ
    れた駆動力伝達用の回転体と、この回転体と同軸
    配置でかつ前記駆動部材の一方の端部を巻回した
    ドラムと、前記回転体及びドラムに対しこれらの
    軸線方向に出入可能に挿通されこれらを連結する
    クラツチバーと、前記クラツチバーによる回転体
    とドラムとの連結を解除可能でかつ手動操作部材
    を嵌着可能な掛外し機構部とを有し、掛外し機構
    部により回転体とドラムとの連結を解除して駆動
    部材を手動駆動し得るようにしたことを特徴とす
    るパツシブベルト駆動装置。
JP7854185U 1985-05-28 1985-05-28 Expired JPH0336447Y2 (ja)

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JP7854185U JPH0336447Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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JP7854185U JPH0336447Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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Publication Number Publication Date
JPS61193850U JPS61193850U (ja) 1986-12-02
JPH0336447Y2 true JPH0336447Y2 (ja) 1991-08-01

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