JPH0335739Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335739Y2
JPH0335739Y2 JP1983181321U JP18132183U JPH0335739Y2 JP H0335739 Y2 JPH0335739 Y2 JP H0335739Y2 JP 1983181321 U JP1983181321 U JP 1983181321U JP 18132183 U JP18132183 U JP 18132183U JP H0335739 Y2 JPH0335739 Y2 JP H0335739Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
paper
leaves
present
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983181321U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6089171U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18132183U priority Critical patent/JPS6089171U/ja
Publication of JPS6089171U publication Critical patent/JPS6089171U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335739Y2 publication Critical patent/JPH0335739Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は飲用可能な植物葉類の振出し用液体飲
料用二重構造紙製容器に関する。
日本茶、紅茶およびその他の飲用可能な植物葉
類の振出しには土瓶あるいは急須などが使用され
てきた。一方、生活の簡便化を図るために、この
ような特別な用具を使用せずに、これら植物葉類
の振出しを行なう試みがなされてきた。例えば、
植物葉を粉砕して粉状にし、これを和紙または不
織布などで作られた袋に入れて封止し、付属の糸
ひもにより袋を湯中で上下動させて振出す。この
方法だと、袋を何度も上下動させなければならな
いばかりか、植物葉を粉状にしなければならな
い。
しかし葉類を粉状にすると風味が逃げやすくな
り、薬用植物葉類の場合には有効成分の揮散、減
耗などもあり得る。
従つて、植物葉類を粉状にする必要がなく、し
かも、土瓶あるいは急須のような特別な用具を使
用せずに、該葉類を振出すことのできる簡便な方
法の開発が強く望まれてきた。
本考案の目的は伝瓶あるいは急須を使用して振
出す場合と同じ大きさの植物葉類をこれらの用具
を使用することなく振出して飲用することのでき
る、植物葉類振出し用液体飲料用二重構造紙製容
器を提供することである。
一般的に説明すれば、本考案の飲用可能な植物
葉類の振出し用液体飲料用二重構造紙製容器は、
胴部および底板部からなる紙製容器の内部に所定
量の飲用可能植物葉類を収納し、更に、該紙製容
器の開口部を覆うように有孔プラスチツク製内部
カツプを該紙製容器内に挿入し、そして、該有孔
プラスチツク製内部カツプは該紙製容器の内壁面
と該プラスチツク製内部カツプとにより仕切られ
る空間中の空気を該仕切外に逃散させるための手
段を有し、また、前記紙製容器の少なくとも内壁
面は耐水化処理がなされていることを特徴とす
る。
以下、図面を参照しながら本考案の容器の構成
を更に詳細に説明する。
第1図は本考案に係る二重構造紙製容器の一実
施態様を示す断面図である。
第2図は本考案に係る二重構造紙製容器の別の
実施態様を示す断面図である。
本考案に係る飲用可能植物葉の振出し用液体飲
料用二重構造紙製容器1はその外部側容器3が紙
で構成されている。この紙製外部側容器3は胴部
4と底板部5から構成されている。このような構
成を有する容器は当業者に周知である。従つて、
紙製外部容器は常用の紙製カツプの製造機械で容
易に製造できる。
この紙製外部側容器の少なくとも内壁面は耐水
化処理がなされていなければならない。耐水化処
理は例えば、内壁面を耐水性の合樹樹脂フイルム
でライニングするか、または、紙に耐水性をもた
らすような合成木材パルプ(例えば、SWPの登
録商標名で三井石油化学から市販されている)を
混抄した原紙から容器を製造することによつて実
施できる。内壁面を耐水性の合成樹脂フイルムで
ライニングする場合、あらかじめ該フイルムが積
層された原紙から胴部材用ブランクおよび底板部
材用ブランクを打ち抜き、この両ブランクから容
器を組立てるか、または、該フイルムの未だ積層
されていない原紙から両ブランクを得て容器に組
立てた後、合成樹脂プレポリマーを内壁面に均一
に噴霧し、それから紫外線などを照射して該プレ
ポリマーを重合させてその場で耐水性フイルムを
形成させるか、あるいは、熱可塑性耐水性フイル
ムを容器開口部にかぶせ、真空吸引または圧空な
どの手段により容器内壁面にフイルムをライニン
グさせることができる。
本考案に係る飲用可能植物葉の振出し用液体飲
料用二重構造紙製容器の内部側容器11はプラス
チツク製である。このプラスチツク製内部側容器
の底部には貫通孔13が配設されている。孔の形
状、数および径は本考案の絶対条件ではない。し
かし、径について言えば、B室内の植物葉がA室
にとびだしてこないような大きさでなければなら
ない。この孔径上の要件をみたす限りにおいて、
孔の数はできるだけ多い方が好ましい。また、孔
径は不均一であつてもかまわない。
孔は打ち抜きまたは穿孔などの常用の手段で配
設できる。
内部側容器の深さは、注湯して植物葉類が膨潤
しその全体容積が増大した際に、貫通孔13が膨
潤葉類によつて閉鎖されないような深さでなけれ
ばならない。
内部側容器は熱可塑性プラスチツクを真空成形
またはブロー成形することによつて容易に製造で
きる。
本考案の二重構造紙製容器はB室内の空気をA
室の外に逃散させるための手段を有する。この手
段は空気排出誘導路15と空気排出口17とから
なる。空気排出誘導路は例えば、第1図に示され
るように外側紙製容器の側壁テーパと内側プラス
チツク容器の側壁テーパを異ならせることによつ
て形成できる。外側紙製容器の側壁テーパが内側
プラスチツク容器の側壁テーパと同一である場合
は、第2図に示されるように内側プラスチツク容
器の側壁部に少なくとも1本の空気排出誘導路1
5を設ける。
空気排出誘導路15の上部未端付近には空気排
出口17が存在する。この空気排出口は内側プラ
スチツク容器の側壁に開孔させることができる。
内側容器と外側容器とは、内側容器の上縁部を
外側容器の口縁リムにそつてまきしめることによ
つて一体化される。本考案においては、内部側容
器に空気排出誘導路及び空気排出口が設けられて
いるので、注湯の際に湯面が上昇することによつ
て内部側容器と外部側容器との間の空間に閉じ込
められた空気が湯の注入量にしたがつて順次空気
排出口を通じて外部に放出されることになる。
従つて、本考案においては、湯面の上昇によつ
て生ずる加圧された空気が内外容器間に閉じ込め
られることなく、湯の注入がスムースに行われる
ことになる。
本考案の容器内に収納される植物葉19は飲用
可能なものであれば何でもよい。例えば、日本
茶、紅茶、および漢方薬などを収納できる。従つ
て、植物の葉部に限らず、茎、根、種子、実など
であつてもかまわない。
本考案の飲用可能植物葉の振出し液体飲料用二
重構造紙製容器はお湯をそそぐだけでよい。従来
の袋式のように別に容器を用意する必要はない。
飲むときは葉類は漉板でさえぎられてA室には出
てこない。また、全形葉類を使用しているので従
来の粉状葉類を入れた袋式のものに比べて味およ
び風味は格段に高い。また、出しがらは本体と共
に廃棄できるので極めて便利である。従つて、本
考案の容器は家庭ばかりでなく、行楽や、ハイキ
ングなどで使用するのに大変好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る二重構造紙製容器の一実
施態様を示す断面図である。第2図は本考案に係
る二重構造紙製容器の別の実施態様を示す断面図
である。 1……本考案に係る二重構造紙製容器、3……
外部側紙製容器、4……外部側容器胴部、5……
外部側容器底板部、7……紙、9……耐水性合成
樹脂フイルム、11……内部側プラスチツク容
器、13……貫通孔、15……空気排出誘導路、
17……空気排出口、19……植物葉類。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 胴部および底板部からなり、少なくとも内壁面
    が耐水化処理されている紙製外部側容器3およ
    び、前記外部側容器3の口縁リムと係合されて一
    体化しているプラスチツク製底部有孔内部側容器
    11からなり、前記プラスチツク製底部有孔内部
    側容器は該プラスチツク製底部有孔内部容器と該
    紙製外部側容器とによつて仕切られる空間B内の
    空気を該空間外に逃散させるための溝形状空気排
    出誘導路15および空気排出口17からなる手段
    を有し、 前記空間B内には飲用可能植物葉類19が収納
    されていることを特徴とする飲用可能植物葉類の
    振出し用液体飲料用二重構造紙製容器。
JP18132183U 1983-11-24 1983-11-24 飲用可能植物葉類の振出し用二重構造紙製容器 Granted JPS6089171U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18132183U JPS6089171U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 飲用可能植物葉類の振出し用二重構造紙製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18132183U JPS6089171U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 飲用可能植物葉類の振出し用二重構造紙製容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6089171U JPS6089171U (ja) 1985-06-19
JPH0335739Y2 true JPH0335739Y2 (ja) 1991-07-29

Family

ID=30392938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18132183U Granted JPS6089171U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 飲用可能植物葉類の振出し用二重構造紙製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6089171U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585977B2 (ja) * 1975-09-08 1983-02-02 株式会社東芝 コンタクトチツプ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865582U (ja) * 1971-11-24 1973-08-20
JPS51132307U (ja) * 1975-04-16 1976-10-25
JPS585977U (ja) * 1981-07-06 1983-01-14 木下 幸男 飲料カツプ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585977B2 (ja) * 1975-09-08 1983-02-02 株式会社東芝 コンタクトチツプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6089171U (ja) 1985-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4417504A (en) Regular coffee set
KR101095224B1 (ko) 음료캔
US5806408A (en) Beverage brewing device
US5840189A (en) Beverage filter cartridge
US5906845A (en) Flavoring devices
US5064980A (en) Coffee maker
RU2311109C2 (ru) Пластиковая капсула, содержащая одну порцию растворимого кофе и аналогичных напитков
JPH05199938A (ja) たわみカートリッジの形式のパッケージ
US3579351A (en) Coffee powder package
US5775206A (en) Coffeemaker with a permanent filter
WO1995015886A1 (en) Beverage infusion device
US6692780B1 (en) Beverage infusion device
EP0424157B1 (en) Container and method for preparing and using alcoholic extracts
US3095801A (en) Beverage percolating apparatus with unit dry beverage container
US6595110B1 (en) Blending and bubble filtering container structure
JPS5951065A (ja) 飲料用パツケ−ジ
JPH0335739Y2 (ja)
US3767420A (en) Article for producing a beverage
JPH0144459Y2 (ja)
WO1991020170A1 (en) Microwaveable coffee makers
JP2001008809A (ja) ドリッパー付カップ
EP0716031A2 (en) Flavouring devices and methods
JPS647430Y2 (ja)
CA2206800A1 (en) Beverage infusion device
JPH0354664Y2 (ja)