JPH033518Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033518Y2 JPH033518Y2 JP16741785U JP16741785U JPH033518Y2 JP H033518 Y2 JPH033518 Y2 JP H033518Y2 JP 16741785 U JP16741785 U JP 16741785U JP 16741785 U JP16741785 U JP 16741785U JP H033518 Y2 JPH033518 Y2 JP H033518Y2
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- JP
- Japan
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- water
- inner bag
- bag
- fixed
- liquid
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- Expired
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 33
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 23
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 16
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 1
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- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、水中において、主として液体を貯蔵
する簡易な構造の貯蔵装置に関する。
する簡易な構造の貯蔵装置に関する。
水中において液体を貯蔵する装置として各種の
ものが提案されている。これらのうち、耐圧構造
を有する剛体から成る貯蔵装置は、大きな水圧に
対して充分な強度を要し、構造的に重構造となり
高価である。貯蔵液体を水と置換することができ
る形式の貯蔵装置は置換によつて液体の貯蔵量の
増減、出し入れを行うことができる、耐圧的な考
慮が少なくてすむが、水を混合する液体を取り扱
ことができない。
ものが提案されている。これらのうち、耐圧構造
を有する剛体から成る貯蔵装置は、大きな水圧に
対して充分な強度を要し、構造的に重構造となり
高価である。貯蔵液体を水と置換することができ
る形式の貯蔵装置は置換によつて液体の貯蔵量の
増減、出し入れを行うことができる、耐圧的な考
慮が少なくてすむが、水を混合する液体を取り扱
ことができない。
本考案は水と直接置換することができない液体
を貯蔵する水中貯蔵装置であつて、かつ、貯蔵液
体と水との置換方式により容器の耐水圧構造を軽
微にすることのできる、簡易安価な構造の水中貯
蔵装置を提供することを目的とする。
を貯蔵する水中貯蔵装置であつて、かつ、貯蔵液
体と水との置換方式により容器の耐水圧構造を軽
微にすることのできる、簡易安価な構造の水中貯
蔵装置を提供することを目的とする。
本考案は原理的には可動隔壁を有し、その隔壁
を介して水を貯蔵物とを置換する方式の貯蔵装置
であり、固定外袋と可動内袋との二重袋から成る
ことを技術手段とするもので、その具体的技術手
段は、 (1) 円筒形の上下を閉じ、注排水管を有し、水底
にアンカー繋留され水中に埋没した外袋と、 (2) 複数本の固定柱と移動柱とをそれぞれ交互に
等間隔に円周部に配設しこれに取りつけられた
両端の閉じた円筒形の内袋と、 (3) 該円筒形の軸心部に設けられ内袋内と水上と
を連絡する注排液管を兼用する固定柱と、 から成る、二重筒式膨縮型内筒内蔵貯蔵装置であ
る。
を介して水を貯蔵物とを置換する方式の貯蔵装置
であり、固定外袋と可動内袋との二重袋から成る
ことを技術手段とするもので、その具体的技術手
段は、 (1) 円筒形の上下を閉じ、注排水管を有し、水底
にアンカー繋留され水中に埋没した外袋と、 (2) 複数本の固定柱と移動柱とをそれぞれ交互に
等間隔に円周部に配設しこれに取りつけられた
両端の閉じた円筒形の内袋と、 (3) 該円筒形の軸心部に設けられ内袋内と水上と
を連絡する注排液管を兼用する固定柱と、 から成る、二重筒式膨縮型内筒内蔵貯蔵装置であ
る。
本考案の貯蔵装置は内袋内に貯蔵液体を収納
し、内袋と外袋との間に水を注排水する。内袋は
第2図に示すように膨縮収縮するので、内袋内の
空間と、外袋と内袋との間の空間のそれぞれの液
体を交互に増減置換することによつて、貯蔵液体
の収納、払出しを行うことができる。この場合、
内袋内外および外袋内外の液体圧をほぼバランス
させた状態で置換を行うことができるから、内
袋、外袋共、大きな耐圧力を必要としない構造で
よい。従つて、貯蔵液体や海水に浸食されない膨
縮性の高分子材料のシート等によつて安価に袋体
を構成することができる。
し、内袋と外袋との間に水を注排水する。内袋は
第2図に示すように膨縮収縮するので、内袋内の
空間と、外袋と内袋との間の空間のそれぞれの液
体を交互に増減置換することによつて、貯蔵液体
の収納、払出しを行うことができる。この場合、
内袋内外および外袋内外の液体圧をほぼバランス
させた状態で置換を行うことができるから、内
袋、外袋共、大きな耐圧力を必要としない構造で
よい。従つて、貯蔵液体や海水に浸食されない膨
縮性の高分子材料のシート等によつて安価に袋体
を構成することができる。
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
その平面図、第3図は柱部材の構造を示す詳細図
である。
その平面図、第3図は柱部材の構造を示す詳細図
である。
本考案の水中貯蔵装置1の外袋2は、膨縮性の
高分子材料からなる密閉容器で上下端は円錐形、
中央部は円筒形で、必要に応じ、円周方向、その
直角方向、円錐部分に補強を施す他、浮力調整装
置7を付してある。外袋3との上下の間隔は内袋
の膨縮に支障のないようにするとともに、固定注
排液用パイプ8を貫通させ、また、外袋、内袋間
に注水するための注排水パイプを備える。
高分子材料からなる密閉容器で上下端は円錐形、
中央部は円筒形で、必要に応じ、円周方向、その
直角方向、円錐部分に補強を施す他、浮力調整装
置7を付してある。外袋3との上下の間隔は内袋
の膨縮に支障のないようにするとともに、固定注
排液用パイプ8を貫通させ、また、外袋、内袋間
に注水するための注排水パイプを備える。
貯蔵用内袋3は可撓性の容器であつて、膨縮性
の高分子材料からなる密閉容器である。その上下
部は円錐形、中央部は円筒形をなす。この内袋3
は第2図、第3図に示すように、偶数多角形(例
示のものは6角形)の頂点に相当する円周部の外
側に固定柱11と可動柱12とを交互に備えてい
る。固定柱の上下端は固定注配水用パイプより固
定支保13によつて固定されている。可動柱12
は誘導支保14に上下端を誘導させて可動になつ
ている。なお、要すれば、固定柱11に対して、
内袋内部において、固定注配水用パイプより複数
本の支保を付すこととができる。
の高分子材料からなる密閉容器である。その上下
部は円錐形、中央部は円筒形をなす。この内袋3
は第2図、第3図に示すように、偶数多角形(例
示のものは6角形)の頂点に相当する円周部の外
側に固定柱11と可動柱12とを交互に備えてい
る。固定柱の上下端は固定注配水用パイプより固
定支保13によつて固定されている。可動柱12
は誘導支保14に上下端を誘導させて可動になつ
ている。なお、要すれば、固定柱11に対して、
内袋内部において、固定注配水用パイプより複数
本の支保を付すこととができる。
第3図は内袋支保誘導装置を示し、固定柱11
は上下端において注排水用パイプと固定、可動柱
12は上下端において誘導溝14内を誘導せしめ
る。
は上下端において注排水用パイプと固定、可動柱
12は上下端において誘導溝14内を誘導せしめ
る。
また内袋膨縮に当り、内袋の変形を防止するた
め、第4図に示すように内袋外部において固定
柱・可動柱の上下端に弦方向のスライドタイ15
を付す。スライドタイ15は固定柱11にスリツ
トが嵌合しており、内袋の膨縮過程で固定柱より
外側に伸張する。この場合、外袋に当らぬよう外
袋を十分大きくしておくことが好ましい。
め、第4図に示すように内袋外部において固定
柱・可動柱の上下端に弦方向のスライドタイ15
を付す。スライドタイ15は固定柱11にスリツ
トが嵌合しており、内袋の膨縮過程で固定柱より
外側に伸張する。この場合、外袋に当らぬよう外
袋を十分大きくしておくことが好ましい。
なおスライドタイに代えて伸縮性をもつ両端固
定タイを用いてもよい。
定タイを用いてもよい。
本考案の水中貯蔵装置を一定位置に保留してお
くために底部に錯着具を付しておく。また、頂部
に注排液パイプ8、注排水パイプ9を付し、その
上端は常に水面に保持する。
くために底部に錯着具を付しておく。また、頂部
に注排液パイプ8、注排水パイプ9を付し、その
上端は常に水面に保持する。
次に本実施例の作動を説明する。
貯蔵液体の貯蔵に当つては注排液パイプ8より
貯蔵する液を圧入すると共に注排水パイプ9より
排水すると、内袋3は内側より円周方向に膨張
し、それに伴ない可動柱部分はスライドタイ15
および誘導支保に誘導されて外方に広がり、内外
袋2,3間の水は注排水パイプ9を通じ外袋2の
外部に排除される。最終点は上記スライドタイ1
5および誘導支保により規制し得ると共に内外袋
の可撓性により安全を保持し得る。
貯蔵する液を圧入すると共に注排水パイプ9より
排水すると、内袋3は内側より円周方向に膨張
し、それに伴ない可動柱部分はスライドタイ15
および誘導支保に誘導されて外方に広がり、内外
袋2,3間の水は注排水パイプ9を通じ外袋2の
外部に排除される。最終点は上記スライドタイ1
5および誘導支保により規制し得ると共に内外袋
の可撓性により安全を保持し得る。
次に貯蔵液体の排出操作は、注排水パイプ9よ
り水を圧入すると共に注排液パイプ8より排液す
ると、内袋3は外側より円周方向に圧縮され、逐
次可動柱12部分はスライドタイ15および誘導
支保に規制されつつ中心に向つて内袋3を圧縮し
つつ進み、固定注排用パイプ9に圧着される。と
共に内袋は内外袋間水圧により圧密され排出を終
る。
り水を圧入すると共に注排液パイプ8より排液す
ると、内袋3は外側より円周方向に圧縮され、逐
次可動柱12部分はスライドタイ15および誘導
支保に規制されつつ中心に向つて内袋3を圧縮し
つつ進み、固定注排用パイプ9に圧着される。と
共に内袋は内外袋間水圧により圧密され排出を終
る。
最終点は注排水パイプ9の注水圧により監視し
得ると共に内袋の可撓性により安全を保持するこ
とができる。
得ると共に内袋の可撓性により安全を保持するこ
とができる。
内袋の漏液ある場合は、内外袋間に洩出し、注
排水パイプを通じ点険し得る。
排水パイプを通じ点険し得る。
全体装置の移動回収は、水底の錨着を解放し、
外袋内・内袋内に空気を圧入することにより容易
に行うことができる。
外袋内・内袋内に空気を圧入することにより容易
に行うことができる。
本考案は以上のように構成されているので次の
優れた効果を奏する。
優れた効果を奏する。
(1) 簡易な構造によつて、水と直接置換できず、
水を混合することのできない液体を任意に貯蔵
することができる。
水を混合することのできない液体を任意に貯蔵
することができる。
(2) 水中を利用できるので格別の用地を要しな
い。
い。
(3) タンカー等からの貯蔵液の授受が容易であ
る。
る。
(4) 安全性が高く、耐震性に優れている。
(5) 安価である。
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
その平面図、第3図、第4図は内袋の膨張構造を
説明する平面図である。 1……水中貯蔵装置、2……外袋、3……内
袋、4……アンカー、5……水面、6……水底、
7……浮力調整装置、8……注排液パイプ、9…
…注排水パイプ、11……固定柱、12……可動
柱、13……固定支保、14……誘導溝、15…
…スライドタイ。
その平面図、第3図、第4図は内袋の膨張構造を
説明する平面図である。 1……水中貯蔵装置、2……外袋、3……内
袋、4……アンカー、5……水面、6……水底、
7……浮力調整装置、8……注排液パイプ、9…
…注排水パイプ、11……固定柱、12……可動
柱、13……固定支保、14……誘導溝、15…
…スライドタイ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 注排水管を備え、水底にアンカー繋留されて水
中に埋没した、上下を閉じた立設円筒形の密閉袋
体からなる外袋と、 該外袋内に同軸心に収納され、円周部に交互に
等間隔に配設した複数本の固定柱と移動柱とに取
りつけられた両端の閉じた立設円筒形の密閉袋体
とからなる内袋と、 前記円筒形の軸心部に設けられ内袋内と水上と
を連絡する注排液管を兼用する固定柱とからなる
ことを特徴とする水中貯蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16741785U JPH033518Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16741785U JPH033518Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278695U JPS6278695U (ja) | 1987-05-20 |
JPH033518Y2 true JPH033518Y2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=31099324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16741785U Expired JPH033518Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH033518Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2597830Y2 (ja) * | 1992-11-26 | 1999-07-19 | 日揮株式会社 | 水中貯槽 |
WO2010013742A1 (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-04 | 山▲崎▼ 明彦 | 処理装置及び処理袋 |
-
1985
- 1985-11-01 JP JP16741785U patent/JPH033518Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6278695U (ja) | 1987-05-20 |
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