JPH0335136A - 樹脂組成物の内部応力歪測定方法 - Google Patents

樹脂組成物の内部応力歪測定方法

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JPH0335136A
JPH0335136A JP16985489A JP16985489A JPH0335136A JP H0335136 A JPH0335136 A JP H0335136A JP 16985489 A JP16985489 A JP 16985489A JP 16985489 A JP16985489 A JP 16985489A JP H0335136 A JPH0335136 A JP H0335136A
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JP
Japan
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resin
strain
internal stress
molding
measuring
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Pending
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JP16985489A
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English (en)
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Kota Nishii
耕太 西井
Makoto Usui
臼居 誠
Takashi Muratani
村谷 孝
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 樹脂組成物、特に熱硬化性樹脂組成物、熱可塑性樹脂組
成物、注型用樹脂及び接着剤の内部応力歪を測定する方
法に関し、 樹脂の透明、不透明によらず、再現性良く、微少な範囲
でも測定可能な内部応力歪の測定方法を提供することを
目的とし、 熱硬化性樹脂組成物、熱可塑性樹脂組成物、注型樹脂及
び接着剤からなる群から選択される樹脂組成物の内部応
力歪を測定する際に、 前記樹脂組成物中に硬質磁性粉末を5〜80重量%添加
し、得られた樹脂を成形することによって成形品を形成
し、該成形品を着磁した後、該成形品の磁束密度を測定
することを構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、樹脂組成物、特に熱硬化性樹脂a酸物、熱可
塑性樹脂組成物、注型用樹脂及び接着剤の内部応力歪を
測定する方法に関する。
近年、熱硬化性樹脂あるいは注型樹脂、接着剤がIC,
LSIの封止材又は電子、電気、OA機器用部品等多く
の分野で使用されている。ところが、樹脂の成形又は硬
化時に生じる収縮歪、および外的環境変化による内部歪
が発生するため場合によっては樹脂にクラックが発生す
ることがある。このため、樹脂に可とう剤を添加したり
、フィラー含有率を高くするなどして低応力樹脂の開発
が行なわれており、樹脂の内部応力歪を簡単かつ効果的
に測定する方法が必要とされている。
更に又、熱可塑性樹脂も自動車の外装部品やOA機器の
ハウジング、電子部品など様々な分野で射出成形用とし
てその採用が拡大している。ところが金型温度の不均一
、成形条件の不適正などにより成形品に内部応力歪の分
布が生じるため、成形品の強度が低下したり、光学部品
では複屈折が生じ、使用不可能となる場合がある。この
ため成形品の内部応力歪の分布を正確に把握し、金型や
成形条件を適正化する必要があり、有効な内部応力歪の
分布の測定法が必要とされている。
〔従来の技術〕
従来、上記樹脂組成物中の内部応力歪を測定する方法と
して歪ゲージ法、ピエゾ素子法、光弾性法などが挙げら
れる。歪ゲージ法はステンレスのパイプの内側に歪ゲー
ジを貼りつけた後、パイプの囲りを成形、硬化し、歪ゲ
ージの抵抗変化で応力を計測する方法である。この方法
は簡便な方法であるがゲージのサイズが大きいため応力
分布の測定はできない。また、ピエゾ素子法は、LSI
用封止材の内部応力測定に主に用いられる手法であり、
Si チップ内に拡散抵抗を作り込み、樹脂封止後の応
力をピエゾ抵抗効果を利用し、その抵抗変化率から計測
する。この方法の特徴は抵抗素子の作製がIC製造プロ
セスを用い微細化が可能であるため、チップ上の各点、
各方向の応力を同一チップ上で測定できる利点がある。
しかしこの方法は再現性が悪いという欠点を有している
。−方、光弾性法は、等質、等方性の弾性体である透明
なガラスや高分子材料に応力が加わっているとき材料は
複屈折現象を示すことを利用し、等色線図から光路差が
わかり、その点の主応力を求める方法である。この方法
は簡便であるが透明体にしか応用できないという欠点が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、樹脂組成物の内部応力歪を測定する際には、樹
脂の透明性、測定範囲、再現性が制限を受けるので正確
で簡便な測定ができないといった問題を生じていた。
本発明は、樹脂の透明、不透明によらず、再現性良く、
微少な範囲でも測定可能な内部応力歪の測定方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は本発明によれば熱可塑性上記組成物、熱可塑
性樹脂組成物、注型樹脂及び接着剤からなる群から選択
される樹脂組成物の内部応力歪を測定する際に、前記樹
脂組成物中に硬質磁性粉末を5〜80重量%添加し、得
られた樹脂を成形することによって成形品を形威し、該
成形品を着磁した後、該成形品の磁束密度を測定するこ
とを特徴とする樹脂組成物の内部応力歪測定方法によっ
て解決される。
〔作 用〕
本発明では被測定成形品は着磁後、永久磁石となってお
り、磁界が発生する。樹脂組成物中に添加された硬質磁
性粉は成形、冷却・固化時に収縮応力を受けることによ
りその大きさに応じて磁束密度が変化する。つまり成形
品の種類の違い、もしくは同一成形品であっても場所に
よって磁性粉の磁束密度は変化する。
従って成形品について磁束密度を測定することにより、
成形品の内部応力歪及びその分布を測定することが可能
となる。
本発明では内部応力歪を測定しよう・とする樹脂組成物
に硬質磁性材料を5〜80重量%添加する必要がある。
これは5重量%より少ないと、応力による磁束密度の変
化が少なく測定が難しいためであり、また80重量%よ
り多いと樹脂中に磁性材料の占める割合が高くなり、樹
脂の正確な内部応力が測定できなくなるためである。
また、硬質磁性材料の粒径は1004以下でかつ均一の
ものが望ましい。これは100Jaaより大きい粒径で
は樹脂の流動の影響を与え内部応力も異なる可能性があ
り、また粒径が均一でない場合は各粒子が樹脂から受け
る応力が異なるため微少な部分の応力が正確に測定でき
ないという欠点が生じるからである。
本発明で用いられる熱硬化性樹脂組成物として、エポキ
シ樹脂シリコーン樹脂、フェノール樹脂等があり、熱可
塑性樹脂組成物としてポリスチレン樹脂、ABC樹脂等
が用いられ、注型樹脂としてエポキシ樹脂、シリコーン
樹脂接着剤としてエポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が好
ましく用いられる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る樹脂組成物の磁束密度測定方法を
示す図であり、特に第1図(a)は着磁前第1図(b)
は着磁後の状態を示す。
図中1は、マグネタイト、バリウムフェライトコバルト
フェライト等、硬質磁性粉末を含む熱硬化性樹脂成形品
、2はホール素子3はガウスメータである。
第1図(a)の状態すなわち着磁前の成形品は磁界を発
生しないが(b)の状態、すなわち着磁後の成形品は永
久磁石となっており、磁界が発生する。この際、硬質磁
性粉は前述の通り成形、硬化時に収縮応力を受けること
によりその大きさに応じて磁束密度が変化する。つまり
成形品の種類の違い、もしくは同一成形品であっても場
所によって磁性粉の磁化率は変化する。
実施例1 第1表に示す組成の3種類の熱硬化性樹脂組成物に平均
粒径15J−のバリウムフェライト硬質磁性粉末を添加
し、二軸エクストルーダにより溶融混練した。得られた
組成物を粉砕し、タブレットとした後、トランスファ成
形により直径100mm、厚さ4 mmの円板を成形し
た。得られた成形品を着磁した後、第1図に示す方法に
より磁束密度を測定した。なお、成形品とホール素子の
距離は5 mmとした。また、特開昭62−11015
1号公報に示す歪ゲージ法によるパイプ応力の測定も併
せて行った。
その結果を第2図に示す。これより磁束密度は内部応力
の増加とともに減少することがわかる。
第1表 原材料と組成 (重量比) 実施例1で得られた成形品の(kl)の円板に1cm四
方の印をつけて各場所の磁束密度を測定した。第3図に
測定結果を示す。これより成形品の内部応力発生分布を
把握することができた。
実施例2 熱可塑性樹脂であるポリカーボネート(パンライト、帝
人化戊)に平均粒径15pmのマグネタイト硬質磁性粉
末をlQwt%添加した樹脂を試作し、射出成形により
直径130a+m、厚さ1.2 +nmの円板を成形し
た。得られた成形品を着磁した後、第1図に示す方法に
より磁束密度を測定した。なお成形品とホール素子との
距i!fi 5 mmとした。また2枚の偏光板の間に
成形品をはさみ複屈折現象(光弾性法)を観察すること
により応力歪の分布の発生を調べた。第4図および第5
図にそれぞれの結果を示す。
これより成形品の磁束密度の分布と光弾性法による応力
歪の分布がよく一致することがわかる。
実施例3 注型樹脂であるアラルダイ)CY−230(長潮チバ)
接着剤セメダイン550(セメダイン) 、KE103
(信越シリコーン〉それぞれに硬化触媒を加え、さらに
平均粒径15j−のバリウムフェライト硬質磁性粉末を
3Qwt%添加し混合した。混合物を型に注型し80t
lhで硬化し100X100 X 3 (mm)の試験
片を得た。得られた硬化物について第1図に示す方法に
より磁束密度を測定した。なお硬化物とホール素子の距
離は5ml11とした。また歪ゲージ法によるパイプ応
力の測定も併せて行った。結果を第2図に示す。これよ
り磁束密度は内部応力の増加とともに減少することがわ
かる。
実施例3で得られた硬化物の円板にl cm四方の印を
つけて各場所の磁化率を測定した。第8図に一定結果を
示す。これより硬化物の内部応力発生分布を把握するこ
とができた。
〔発明の効果〕
以上、説明した様に、本発明によれば無硬化性樹脂組底
物、熱可塑性樹脂組成物、注型樹脂及び接着剤について
着磁後の磁化率を測定することにより、樹脂の透明、不
透明に依らず成形品の内部応力歪およびその分布を測定
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る樹脂組成物の磁束密度測定方法を
示す図であり、特に第1図(a)は着磁前、第1図(b
)は着磁後の状態を示し、第2図は実施例1の材料に関
する従来の歪ゲージ法によるパイプ応力と磁束密度の関
係を示す図であり、 第3図は実施例1の試料Nα1 (エポキシ樹脂)の成
形品内の内部応力分布を示す図であり、第4図は実施例
2のポリカーボネート成形品の内部応力分布を示す図で
あり、 第5図は実施例2のポリカーボネート成形品の光弾性測
定結果を示す図であり、 第6図は実施例3の材料に関する従来の歪ゲージ法によ
るパイプ応力と磁束密度の関係を示す図であり、 第7図は実施例3の成形品の内部応力分布を示す図であ
る。 1・・・樹脂成形品、  2・・・ホール素子、3・・
・ガウスメータ。 第 回 第 目 塙 単位+Gauss 第 4 図 単位1GOuss パイプ応力(K9で/mm2) 第 回 第 回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱硬化性樹脂組成物、熱可塑性樹脂組成物、注型樹
    脂及び接着剤からなる群から選択される樹脂組成物の内
    部応力歪を測定する際に、 前記樹脂組成物中に硬質磁性粉末を5〜80重量%添加
    し、得られた樹脂を成形することによって成形品を形成
    し、該成形品を着磁した後、該成形品の磁束密度を測定
    することを特徴とする樹脂組成物の内部応力歪測定方法
JP16985489A 1989-07-03 1989-07-03 樹脂組成物の内部応力歪測定方法 Pending JPH0335136A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06155583A (ja) * 1992-11-24 1994-06-03 Honda Motor Co Ltd 繊維強化プラスチック部材の接着方法及び接着不良検知方法
EP0666470A2 (en) * 1994-01-26 1995-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Stress measurement of magnetic materials, and FRP and adhesive members with such material for defect detection

Cited By (3)

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EP0666470A2 (en) * 1994-01-26 1995-08-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Stress measurement of magnetic materials, and FRP and adhesive members with such material for defect detection
EP0666470A3 (ja) * 1994-01-26 1995-09-20 Honda Motor Co Ltd

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