JPH0335120Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335120Y2 JPH0335120Y2 JP12287382U JP12287382U JPH0335120Y2 JP H0335120 Y2 JPH0335120 Y2 JP H0335120Y2 JP 12287382 U JP12287382 U JP 12287382U JP 12287382 U JP12287382 U JP 12287382U JP H0335120 Y2 JPH0335120 Y2 JP H0335120Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microscopic examination
- cell
- hollow
- gap
- incubator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 241000224526 Trichomonas Species 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
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- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 2
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Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は嫌気性微生物を培養中空気遮断の状
態で顕微鏡検査可能にすることを目的とした鏡検
用セル付培養器に関するものである。
態で顕微鏡検査可能にすることを目的とした鏡検
用セル付培養器に関するものである。
従来嫌気性微生物(例えばトリコモナス原虫)
の顕微鏡検査においては、専用の培地に接種して
空気を遮断した状態で培養した後、微生物を取り
出して(即ち空気に接触する状態で)検査する方
法が行われている。そのために、嫌気性微生物、
特に嫌気性である上に発育至適温度やPHの範囲が
狭く、更に栄養要求が厳しいトリコモナス原虫を
生きたまゝの状態で顕微鏡検査するにはかなりの
熟練を必要とするという問題点があつた。
の顕微鏡検査においては、専用の培地に接種して
空気を遮断した状態で培養した後、微生物を取り
出して(即ち空気に接触する状態で)検査する方
法が行われている。そのために、嫌気性微生物、
特に嫌気性である上に発育至適温度やPHの範囲が
狭く、更に栄養要求が厳しいトリコモナス原虫を
生きたまゝの状態で顕微鏡検査するにはかなりの
熟練を必要とするという問題点があつた。
ちなみにトリコモナス原虫の検出は、トリコモ
ナス原虫が有する4本の鞭毛の活発な運動によつ
て他の細胞や混入物と区別して行なうものである
ので、弱つたり死滅すると鞭毛が虫体に巻きつい
て見えなくなるおそれがあるのみならず、自己消
化を起こして遂には虫体を発見できなくなる。従
つてトリコモナス原虫の検出においては、生きた
まゝの状態での顕微鏡検査が強く要求されるとこ
ろである。
ナス原虫が有する4本の鞭毛の活発な運動によつ
て他の細胞や混入物と区別して行なうものである
ので、弱つたり死滅すると鞭毛が虫体に巻きつい
て見えなくなるおそれがあるのみならず、自己消
化を起こして遂には虫体を発見できなくなる。従
つてトリコモナス原虫の検出においては、生きた
まゝの状態での顕微鏡検査が強く要求されるとこ
ろである。
上記問題点を解決するものとして本願出願人
は、先に密封可能な容器の一側壁に容器の内側と
連通する中空透明突出部を設けた鏡検用セル付培
養器を提案した(実願昭57−19119号、実開昭58
−121599号)、然し乍ら上記考案においては、中
空透明突出部全体を扁平としたものであつたか
ら、間隙が狭いと中空部への液の流入、排除およ
び気泡抜きをスムーズに行うことが困難となるの
で、間隙は実用上1〜2mm程度が限度であつた。
は、先に密封可能な容器の一側壁に容器の内側と
連通する中空透明突出部を設けた鏡検用セル付培
養器を提案した(実願昭57−19119号、実開昭58
−121599号)、然し乍ら上記考案においては、中
空透明突出部全体を扁平としたものであつたか
ら、間隙が狭いと中空部への液の流入、排除およ
び気泡抜きをスムーズに行うことが困難となるの
で、間隙は実用上1〜2mm程度が限度であつた。
然るにこの考案は微間隙を有する幅広平板部の
両側へ中空筒状部を連設したので、前記間隙を
0.1mm程度まで狭くした場合であつても液の流入、
排除および気泡抜きがスムースに行われることに
なり、より好ましい状態で検鏡できるように改善
したのである。また中空透明突出部の一面を平面
とすれば、対物鏡筒端を可及的に近接できること
になり、倍率の向上を可能にしたのである。
両側へ中空筒状部を連設したので、前記間隙を
0.1mm程度まで狭くした場合であつても液の流入、
排除および気泡抜きがスムースに行われることに
なり、より好ましい状態で検鏡できるように改善
したのである。また中空透明突出部の一面を平面
とすれば、対物鏡筒端を可及的に近接できること
になり、倍率の向上を可能にしたのである。
次にこの考案の実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
有底筒状のガラス製容器本体1の開口部に有頂
筒状のプラスチツク製キヤツプ2を被冠する。前
記キヤツプ2の頂板3には長溝4が直径的に設け
てあり、前記長溝4に検鏡用セル5が突設してあ
る。前記検鏡セル5は中空透明であつて、中空部
6は前記長溝4を介して前記容器本体1の内側と
連通している。前記鏡検用セル5は微間隙を有す
る幅広平板部5a(鏡検部)と、内側の連通した
両側筒状部5b,5cよりなり、微間隙の内法
w2は例えば0.1mmとし、筒状部内法w1は2mmとし
てある。図中7は一方の筒状部5bに設けた空気
抜孔の栓である。前記において鏡検用セル5の突
出長lは、短かいと顕微鏡の対物鏡筒端がキヤツ
プに当るおそれがあり、長いと破損するおそれが
あるので、10〜30mmが適当である。
筒状のプラスチツク製キヤツプ2を被冠する。前
記キヤツプ2の頂板3には長溝4が直径的に設け
てあり、前記長溝4に検鏡用セル5が突設してあ
る。前記検鏡セル5は中空透明であつて、中空部
6は前記長溝4を介して前記容器本体1の内側と
連通している。前記鏡検用セル5は微間隙を有す
る幅広平板部5a(鏡検部)と、内側の連通した
両側筒状部5b,5cよりなり、微間隙の内法
w2は例えば0.1mmとし、筒状部内法w1は2mmとし
てある。図中7は一方の筒状部5bに設けた空気
抜孔の栓である。前記において鏡検用セル5の突
出長lは、短かいと顕微鏡の対物鏡筒端がキヤツ
プに当るおそれがあり、長いと破損するおそれが
あるので、10〜30mmが適当である。
次に第4図の実施例は、鏡検用セル8の平板部
の一側8aを平面とし、筒状部8b,8cは他側
平板部8d側のみへ突出するように連設したもの
である。前記のように一側8aを平面にすれば、
顕微鏡の対物鏡筒端を鏡検用セル8へ可及的に接
近できるので、高倍率で鏡検することができる利
点がある。尚、筒状部8b,8cは第5図のよう
に四角筒状としてもよく、その他三角筒状等適宜
の形状を採用できる。前記各実施例は容器本体を
ガラス製とし、キヤツプをプラスチツク製とした
が、材質に限定を受けるものではない。また鏡検
用セル5,8はキヤツプ2の頂板3への直径的に
突設したが、頂板の一側又は容器本体の他部に突
設してもよく、連設位置に限定はない。またその
筒状部の形状は円筒状、角筒状を問わない。
の一側8aを平面とし、筒状部8b,8cは他側
平板部8d側のみへ突出するように連設したもの
である。前記のように一側8aを平面にすれば、
顕微鏡の対物鏡筒端を鏡検用セル8へ可及的に接
近できるので、高倍率で鏡検することができる利
点がある。尚、筒状部8b,8cは第5図のよう
に四角筒状としてもよく、その他三角筒状等適宜
の形状を採用できる。前記各実施例は容器本体を
ガラス製とし、キヤツプをプラスチツク製とした
が、材質に限定を受けるものではない。また鏡検
用セル5,8はキヤツプ2の頂板3への直径的に
突設したが、頂板の一側又は容器本体の他部に突
設してもよく、連設位置に限定はない。またその
筒状部の形状は円筒状、角筒状を問わない。
次にこの考案の培養器を用いてトリコモナス原
虫を顕微鏡検査する方法を説明する。トリコモナ
ス症患者の腟内容物を採取して予め容器本体1内
へ入れた培地に接種した後、培地の上面に流動パ
ラフインを滴下し培地上面を被覆して空気との接
触を遮断した後キヤツプ2を被冠する。この状態
で恒温器内に入れて培養した後容器を倒し、鏡険
用セル5内へ培地を移動させて顕微鏡で検査す
る。上記において鏡検用セル5内へ培地を移動さ
せる際、培地(液体)が筒状部5b,5c内に貯
留されるので、中空板状部5aへの液の流入、排
除および空気抜がスムーズに行えると共に、鏡検
時には中空板状部の微間隙に流入した培地は膜状
となつて入り込むので、間隙幅が0.1mm程度であ
つても気泡が混入するおそれはない。
虫を顕微鏡検査する方法を説明する。トリコモナ
ス症患者の腟内容物を採取して予め容器本体1内
へ入れた培地に接種した後、培地の上面に流動パ
ラフインを滴下し培地上面を被覆して空気との接
触を遮断した後キヤツプ2を被冠する。この状態
で恒温器内に入れて培養した後容器を倒し、鏡険
用セル5内へ培地を移動させて顕微鏡で検査す
る。上記において鏡検用セル5内へ培地を移動さ
せる際、培地(液体)が筒状部5b,5c内に貯
留されるので、中空板状部5aへの液の流入、排
除および空気抜がスムーズに行えると共に、鏡検
時には中空板状部の微間隙に流入した培地は膜状
となつて入り込むので、間隙幅が0.1mm程度であ
つても気泡が混入するおそれはない。
即ちこの考案によれば、中空透明突出部を微間
隙を有する板状部とその両側に連設した中空筒状
部とによつて構成したので、微間隙をきわめて狭
くしても培地を容易に流入させることができる効
果がある。また中空透明突出部の一面を平面にし
た場合には顕微鏡の対物鏡筒端を可及的に近接さ
せ倍率を向上させることができる。
隙を有する板状部とその両側に連設した中空筒状
部とによつて構成したので、微間隙をきわめて狭
くしても培地を容易に流入させることができる効
果がある。また中空透明突出部の一面を平面にし
た場合には顕微鏡の対物鏡筒端を可及的に近接さ
せ倍率を向上させることができる。
第1図はこの考案の実施例の正面図、第2図は
同じく第1図のA−A断面図、第3図は同じく第
1図のB−B拡大断面図、第4図は同じく鏡検用
セルの他の実施例の拡大断面図、第5図は同じく
筒状部を四角筒状とした実施例の拡大断面図であ
る。 1……容器本体、2……キヤツプ、5,8……
鏡検用セル、6……中空部。
同じく第1図のA−A断面図、第3図は同じく第
1図のB−B拡大断面図、第4図は同じく鏡検用
セルの他の実施例の拡大断面図、第5図は同じく
筒状部を四角筒状とした実施例の拡大断面図であ
る。 1……容器本体、2……キヤツプ、5,8……
鏡検用セル、6……中空部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 密封可能な容器の一側壁に容器の内側と連通
する中空透明突出部を設けた培養器において、
前記中空透明突出部は微間隙を有する幅広平板
部の両側へ容器内および前記微間隙と連通する
中空筒状部を連設してなる鏡検用セル付培養
器。 2 中空透明突出部の一面は平面とした実用新案
登録請求の範囲第1項記載の鏡検用セル付培養
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287382U JPS5927000U (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 鏡検用セル付培養器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287382U JPS5927000U (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 鏡検用セル付培養器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927000U JPS5927000U (ja) | 1984-02-20 |
JPH0335120Y2 true JPH0335120Y2 (ja) | 1991-07-25 |
Family
ID=30280695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12287382U Granted JPS5927000U (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 鏡検用セル付培養器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927000U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5253752B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-07-31 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光合成サンプル計測容器及び容器ホルダ |
-
1982
- 1982-08-13 JP JP12287382U patent/JPS5927000U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927000U (ja) | 1984-02-20 |
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