JPH0335120B2 - - Google Patents

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JPH0335120B2
JPH0335120B2 JP50412985A JP50412985A JPH0335120B2 JP H0335120 B2 JPH0335120 B2 JP H0335120B2 JP 50412985 A JP50412985 A JP 50412985A JP 50412985 A JP50412985 A JP 50412985A JP H0335120 B2 JPH0335120 B2 JP H0335120B2
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DENISUN Manufacturing CO
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Publication of JPH0335120B2 publication Critical patent/JPH0335120B2/ja
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    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
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    • B44C1/16Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17Dry transfer
    • B44C1/1712Decalcomanias applied under heat and pressure, e.g. provided with a heat activable adhesive
    • B44C1/172Decalcomanias provided with a layer being specially adapted to facilitate their release from a temporary carrier
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Description

請求の範囲 1 物品と基体とを接触させながら支持体に熱を
付与した時に支持体から物品へ転写するための支
持体に付着している基体を含有する熱転写積層体
において、該基体が支持体と接触している離型層
と、該離型層上のインキ絵柄層とを順々に含み、
ここにおいて 改善された離型層が、 約43℃と約66℃との間の融点を有するC18ない
しC32の線状飽和炭化水素を含むパラフインワツ
クスと、 酸化され、エステル化され、部分けん化された
モンタンろうと、 透明で非ワツクス性の水素化炭化水素を含む熱
可塑性粘着付与重合体とを含み、該粘着付与重合
体が約60℃と約135℃との間の軟化点を有しかつ
雰囲気条件下で耐酸化性を有しそして約1と約4
との間のガードナー色数を有している熱転写積層
体。 2 粘着付与重合体が、環式炭化水素単量体が重
合され、ついで該重合後完全に水素化された生成
物である請求の範囲第1項記載の熱転写積層体。 3 粘着付与重合体が、C4ないしC8の環式炭化
水素単量体が重合され、ついで該重合後完全に水
素化された生成物である請求の範囲第1項記載の
熱転写積層体。 4 前記環式単量体がシクロペンタジエンを含む
請求の範囲第3項記載の熱転写積層体。 5 前記環式単量体がスチレンを含む請求の範囲
第3項記載の熱転写積層体。 6 前記離型層がエチレン−酢酸ビニル共重合体
とエチレン−酢酸ビニル−アクリル酸ターポリマ
ーとからなる群から選ばれた樹脂バイダーをさら
に含む請求の範囲第1項記載の熱転写積層体。 7 前記離型層に対しパラフインワツクスを約15
重量%から約30重量%、モンタンろう約15重量%
から約35重量%、および粘着付与重合体を約15重
量%から約50重量%含む請求の範囲第1項記載の
熱転写積層体。 8 モンタンろうと粘着付与重合体との重量比が
約0.3/1から約2.3/1の間の範囲にある請求の
範囲第1項記載の熱転写積層体。 9 粘着付与重合体が環式炭化水素単量体が重合
され、ついで重合後完全に水素化された生成物で
ある請求の範囲第7項記載の熱転写積層体。 10 粘着付与重合体がC4ないしC8の環式炭化
水素単量体が重合され、ついで重合後完全に水素
化された生成物である請求の範囲第7項記載の熱
転写積層体。 発明の背景 本出願は、1983年6月6日付で出願した米国特
許出願番号501454の部分継続出願である。 1 発明の分野 本発明は熱転写ラベルおよび熱転写ラベルのた
めの改善された離型組成物に関する。 2 従来の技術 従来、物品上に絵柄をインプリントするための
熱転写ラベルは、ワツクス離型層または重合体離
型層でコートされていてその上にインクで絵柄を
印刷した紙質のシートもしくはウエブからなる装
飾用積層体を通常含んでいる。 米国特許第3616015号は、従来技術について説
明している。米国特許第3616015号においては、
紙シートのようなラベル担持体ウエブは、紙質シ
ート表面に付着したワツクス離型層と、該ワツク
ス離型層上に重ね合わされたインキ絵柄層とから
構成された熱転写ラベルを含んでいる。物品上に
絵柄をインプリントするための熱転写ラベリング
方法においては、ラベル担持体ウエブを加熱し、
積層体を物品上に加圧して、インキ絵柄層と物品
とを直接接触させるようにする。ウエブもしくは
紙質シートが加熱されるため、ワツクス層は溶融
を始め、紙質シートがワツクス層からはくりでき
るようになる。物品に絵柄を転写した後、紙質シ
ートを直ちに取り去り、絵柄は物品表面にしつか
り付着し、ワツクス層が大気に露出する。ワツク
ス離型層は、ウエブを加熱した時に転写ラベルを
ウエブから離型させるだけでなく、転写されたイ
ンキ絵柄上に透明な保護層を形成する。 この譲渡された特許は、酸化され、エステル化
され、部分的にけん化された変性モンタンろうを
含むワツクス離型コーテイングを開示している。
転写されたインキ絵柄の透明性を改善するため、
ラベルが物品上に転写された後、インキ絵柄上の
転写されたワツクスコーテイングにさらに加熱操
作が加えられている。このあとで加える操作に
は、後火炎処理が含まれていて、転写されたワツ
クスコーテイングに、約149℃(約300〓)ないし
約204℃(約400〓)の温度のガスの直接の火炎も
しくは熱風噴流のいずれかの高温のガスの噴流
を、瓶を実質的に加熱せずに、ワツクスコーテイ
ングを再溶融させるに十分な時間噴射させる。大
気冷却または強制空冷によつて、再溶融したワツ
クスコーテイングを冷却させると、冷却したワツ
クス層は凝固し、転写したインキ絵柄上に透明で
平滑な保護コーテイングを形成する。米国特許第
3616015号に開示されている熱転写ラベルと熱転
写方法とは、従来の熱転写ラベルよりも改善され
ているが、これらが最も適しているものは、不透
明なプラスチツク物品の装飾である。この文献に
開示されている熱転写ラベルは広範囲な種類のプ
ラスチツクを装飾するのに利用できるが、透明な
プラスチツク素材上に転写した場合には、後火炎
処理を行つても、転写されたラベル上に明瞭なか
すみまたはハロ(halo)が認められる。米国特許
第3616015号は参考のため本明細書に組み入れる。 米国特許第2990311号は、クリスタリンワツク
スと熱可塑性フイルム形成合成樹脂、主として実
質的に水に不溶の有機線状熱可塑性フイルム形成
樹脂とから構成されている離型転写層を有する熱
転写性図柄を開示している。樹脂とワツクスとの
相容性は、成分の選択と比率とによつて熱転写方
式がホツトピール(hot−peel)か、コールドピ
ール(cold−peel)かのいずれかの方式になるよ
うに調節される。ホツトピール転写においては、
図柄が接着され、図柄がまだ熱いうちに付与後直
ちに裏材から離型される。コールドピールの場合
には、転写された図柄は熱いうちに受理表面に接
着するが、転写体が冷却して後、初めて裏材がは
く離されて、離型と転写とが行なわれる。いずれ
のタイプの転写体であつても、樹脂とワツクス
(ワツクスは離型層に用いられる)とは、ワツク
スの融点以下の温度では相互に非相容または不溶
でなければならず、これによつて溶融ワツクスが
冷却すると事実上樹脂から分離し明らかに結晶化
することを本文献は教示している。樹脂は線状熱
可塑性樹脂であつて、本質的に溶剤可溶性であり
熱によつて軟化し、架橋は僅かしか含んでいない
か全く含有していないものとして規定されてい
る。 適当な樹脂として特に開示されているものは、
ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エチル、ポリア
クリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ
メタクリル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチ
ル、スチレンブタジエン、アクリロニトリル−ブ
タジエン、ポリクロプレンゴム、ポリビニルブチ
ラール、エチルセルロースおよびポリ酢酸ビニル
−ステアリン酸ビニル共重合体である(第5列、
第38−44行目)。本文献では、ワツクス成分はそ
の結晶化度が主として長鎖の炭化水素の存在によ
つてもたらされた材料でなければならず、約50℃
ないし約110℃の比較的狭い範囲の温度で溶融し
なければならにと教示している。28℃において5
秒間の100gで測定した時の針入度硬度〔エー・
エス・テイー・エム(ASTM)D5−52〕は約15
以下でなければならない。適当なワツクスとして
特に開示されているものは、蜜ろう、キヤンデリ
ラろう、カルナバろう、水素化ひまし油、モンタ
ンろう、パラフインろう、低分子量ポリエチレ
ン、酸化マイクロクリスタリンろう、およびフイ
ツシヤ・トロプシユ(Fischer Tropsch)合成か
ら得られたハードワツクスまたはその誘導体であ
る。(第5列第45〜46行目)。本文献は、本特許出
願人の離型層処方を開示しておらず、また本特許
出願人がかゝる処方から得られた利点も期待して
いない。米国特許第2990311号は参考のため本明
細書に組み入れる。 米国特許第2862832号は、酸化ワツクスで構成
された離型層を有する図柄を開示している。この
開示は、熱付与時における担持体ウエブからの図
柄の離型に適している。ワツクスの種類を規定す
ることに主として関している。本文献に開示され
たワツクスは、硬い高融点の脂肪族炭化水素ワツ
クスの酸化反応生成物として得られる酸化ワツク
スである。酸化ワツクスは、石油ワツクス、低分
子量ポリエリレン、およびフツシヤー・トロプシ
ユ合成から得られたワツクスのような天然および
合成炭化水素ワツクスのいずれもの酸化生成物と
して規定されている。適当なワツクスとしては、
酸化マイクロクリスタリンろうまたは酸化炭化水
素ワツクスのエステル化生成物を含むことができ
る。酸化ワツクスは、融点が約50℃から110℃の
範囲、けん化価が約25から100の範囲、酸価が約
5から40の範囲、そして25℃、5秒間、100gで
測定して約5以下の針入度硬度(ASTM D5−
52)を有するものとして開示されている。 本文献には、充填材や樹脂のような添加剤を酸
化ワツクスに少量添加しても良いと記載されてい
るが、この発明は明らかに必須成分としてのワツ
クスの使用と有利な結果を与える特定のワツクス
のタイプの明示とを明らかに取扱つている。本文
献には、本特許出願人の主要な添加剤について
も、配合処方も開示しておらず、またかゝる処方
から得られる利点について認識も予期もしていな
い。米国特許第2862832号を参考として本明細書
に組入れる。 米国特許第3616176号は、米国特許第3616015号
に開示されたものに関連するタイプの熱転写積層
体を開示している。米国特許第3616176号の積層
体は、ベースシートと、該ベースシートを被覆す
るポリアミド層と、ポリアミド層上を被覆する装
飾インキ層とから構成されている。ポリアミド層
がその軟化点またはそれ以上に加熱されるよう
に、積層体に十分な熱が加えられ、ついで装飾イ
ンキ層が直接接触するように物品の表面上に積層
体を加圧する。熱源を取り去ると、ポリアミド層
はその軟化点以下の温度まで冷却し、ベースシー
トがはく離される。装飾層は物品上に融着するか
ヒートシールするようになる。この開示中のポリ
アミド層は、物品上に装飾層を転写させる離型層
として作用し、且つ冷却時に転写された装飾層上
の保護コーテイング層として役立つ。ポリアミド
離型コーテイングを使用すると、ポリアミドが転
写された装飾層の周りに顕著なハローを形成する
という目立つた傾向を有し、これが主な欠点とな
つている。またポリアミド層は、後火炎処理のよ
うな後処理を行つても十分に透明な被覆を形成せ
ず、透明な物品や瓶上に美しい熱転写ラベリング
ができない。 本特許出願とともに譲渡がなされた米国特許出
願番号第130303号は、米国特許第3616015号に説
明されたタイプの熱転写ラベルが開示している。
特許出願番号第130303号に開示されている熱転写
ラベルは、絵柄領域に離型層とインキ絵柄層とが
上塗りしてある担持体(ベースシート)から構成
されている。必要に応じ、離型層とインキ層との
間にバリヤー層が含まれる。離型層は典型的には
ジアミンと脂肪族の二単体との重合生成物から構
成されている。インキ絵柄層上の転写された離型
層のハロー現象を減ずるために、離型層は特殊な
様式で輪郭どりがされている。さらにハロー現象
を減ずるため、本文献は、離型層とインキ層との
間に必要に応じ含まれるバリヤー層を、芳香族酸
系ポリエステル被覆で形成させ、離型層の縁周辺
を重なり合うようにされることを教示している。 本特許出願とともに譲渡された米国特許出願番
号第146999号も、米国特許第3616015号に説明さ
れたタイプの熱転写ラベルも開示している。出願
番号146999号に開示されている熱転写ラベルは、
絵柄領域に、離型ワツクス層、保護バリヤー層、
インキ絵柄層および接着層が上塗りされている担
持体(ベースシート)から構成されている。保護
(バリヤー)層は好ましくは、離型ワツクス層と
インキ絵柄層との間に置かれる。保護層は、熱転
写ラベルに高い帯薬品性を与え、且つ熱転写操作
中にラベルの透明を失うことなく熱転写ラベルに
ゆがみ抵抗を与える。 従つて、本発明の目的は、支持体からプラスチ
ツクまたはガラスの容器にインキ絵柄画像を転写
させる熱転写基体に改善された離型を提供するこ
とである。 本発明の重要な目的は、改善された光学的透明
性と、必要な離型性と接着性とを有する離型を提
供することである。 本発明の目的はさらに、支持体から透明なプラ
スチツクまたはガラスの容器に光学的に透明な絵
柄画像を転写するのに用いる改善された離型と改
善された熱転写基体とを提供することである。 発明の概要 前述の目的ならびに関連した目的を達成するた
めに、本発明は、改善された離型組成物を有する
熱転写積層体を提供するものである。本発明の熱
転写積層体は、典型的には紙またはプラスチツク
シートのような担持体ウエブ上に付着している。
転写積層体は担持体ウエブ上に被覆された離型層
と、インキ絵柄層ならびに好ましくはインキ絵柄
層を被覆している接着層から構成されている。ガ
ラスまたはプラスチツクの容器のような物品と接
触している積層体に熱と圧力とが付与されると、
離型層が軟化し、装飾インキ絵柄層を含む積層体
が装飾されるべき物品上に転写される。離型コー
テイングは積層体とともに残つて離型コーテイン
グの再凝固後に転写されたインキ絵柄層上に光学
的に透明で光沢ある保護コーテイングを形成す
る。保護コーテイングを形成する転写された離型
コーテイングの平滑性と光沢性とを向上させるた
めに、転写された積層体に後火炎処理をほどこす
ことができる。 本発明の重要な点は、離型層のための改善され
た処方にある。改善された離型処方は、転写され
たインキ絵柄層上に光学的に透明な保護層を形成
するという利点を有している。その結果、プラス
チツクまたはガラスの容器、とくに透明なプラス
チツクまたはガラス容器に熱転写積層体を適用す
る場合に、改善された離型コーテイングは明らか
な利点を有している。 転写されたインキ絵柄層上に保護コーテイング
を形成する転写された離型コーテイングの透明度
は、今迄には得られなかつたものである。透明な
プラスチツクまたはガラスの容器について見た場
合、転写された離型層は肉眼により光学的に透明
である。熱転写積層体は不透明または透明のいず
れの物品に適用したかに関係なく、転写されたイ
ンキ絵柄層上に曇り、しみもしくはハロー現象は
全く認められなかつた。 本発明の改善された離型層は、パラフインワツ
クスまたはマイクロクリスタリンワツクスのよう
なクリスタリンろうと粘着付与剤とを含む。改善
された離型は好ましくは、パラフインワツクスの
ようなクリスタリンワツクス、モンタンろうおよ
び粘着付与剤を含んでいる。粘着付与樹脂とし
て、光学的に透明で、軟化点(環球法)が約60℃
ないし約135℃、好ましくは約85℃ないし約125
℃、ザードナー色数が約4以下、好ましくは約1
ないし約3である非ワツクス性炭化水素ポリマー
から構成されているものを選択するのが極めて望
ましいことが判明している。好ましい粘着付与樹
脂は、ワツクスの離型性能を損うことなく、離型
層の接着性を改善するものである。粘着付与樹脂
はまた離型層の光学的透明性を向上させる。この
ような有利な性質を有する粘着付与樹脂として確
定したものは、水素化炭化水素樹脂である。さら
に特定すれば、前述の有利な性質を有するものと
して確定した水素化炭化水素樹脂は、環状単量体
を重合し次にこれを完全に水素化した生成物であ
る。環状単量体の好ましいものはC4ないしC8
炭化水素単量体である。好ましい粘着付与樹脂
は、シクロヘンタジエン単量体を重合し次にこれ
を完全に水素化した生成物である。他の好ましく
粘着付与樹脂としては、スチレン単量体を重合し
次にこれを完全水素化した生成物を挙げることが
できる。 本特許出願人は、前記の水素化炭化水素樹脂類
からの粘着付与樹脂の介在が、ワツクスの離型性
能を損うことなく離型層の接着性を向上させ、且
つ同時に全く予期しないことには、ワツクスを他
の樹脂または他の希釈物で同一比率で希釈した際
に期待されるよりも大巾に凝固ワツクスの結晶構
造の量を減少することを見出した。ワツクスの総
結晶化度の著るしい減少が、再凝固に際してワツ
クスの光学透明度を顕著に向上するものと信じら
れる。 改善された離型コーテイングの好ましい処方と
して、マイクロクリスタリンワツクスを含むこと
もできる。マイクロクリスタリンワツクスは、典
型的にはパラフインワツクスよりも融点が高い飽
和炭化水素で構成されている。マイクロクリスタ
リンワツクスは、特徴的には大よそC34H70から
C60H120の範囲の炭化水素から構成されている。 改善された離型コーテイングの好ましい処方と
して、有利には、マイクロクリスタリンワツクス
のほかに、離型成分を均一な混合物にして、ホツ
トメルトを形成し、溶剤を不要とするような樹脂
バイダーを含むことができる。好ましいバイダー
は、エチレンと酢酸・ビニルとの共重合体または
エチレン、酢酸ビニルおよびアクリル酸ターポリ
マーである。 好ましい離型処方は、パラフインワツクスを約
15重量%ないし約30重量%、モンタンろうが約15
重量%ないし約35重量%、そして粘着付与樹脂を
約15重量%ないし約50重量%含むものである。モ
ンタンろうと粘着付与樹脂との添加重量比は、約
0.3/1ないし約2.3/1の範囲に入るのが有利で
ある。本発明の改善された離型処方は、積層体を
加熱、加圧したインキ絵柄画像を担持体ウエブか
ら物品へ転写する目的のタイプの任意の熱転写性
積層体に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱転写複合積層体の好ましい実施態様
を示したものである。 第2図は、熱転写複合積層体のもう一つの好ま
しい実施態様を示したものである。 詳細な説明 第1図に示したように、本発明の熱転写積層体
5の好ましい実施態様は、担持体ウエブ10、代
表的には紙、その上に塗布された離型層20およ
びインキ絵柄層30から構成されている。必要に
より、第2図に示したように、接着層40を絵柄
層30の上に含めることもできる。離型層20、
絵柄層30および必要により接着層40が転写基
体15を形成し、離型層20が溶融するようウエ
ブ10に十分に熱を加えるとこの転写基体15が
担持体ウエブ10から離型できるようになる。基
体15の露出面上に物品もしくは表面を加圧する
ため、基体15は担持体ウエブ10からはく離し
て物品の表面上に転写し、インキ絵柄層30によ
り物品上に明瞭に印刷されるようになる。 本発明の熱転写積層体は多数の要求を同時に満
足させることができる。離型層が溶融状態であれ
ば、離型層20とインキ絵柄層30とを、先ず第
1に担持体ウエブ10の上に容易に塗布すること
ができる。担持体10のコーテイングは、グラビ
ア印刷法によつて好ましく容易に行えるが、凸版
印刷、フレキソ印刷、またはスクリーン印刷のよ
うな他の印刷法、さらにリバースローラ塗装法の
ようなキヤスト塗装法も担持体ウエブ10上に離
型層20を塗布するのに使用することができる。
インキ絵柄層30は、キヤスト塗装法やスクリー
ン印刷法によつて離型層20上にコートできる
が、グラビア印刷法によるのが好ましく容易に塗
布できる。本発明の離型層20ならびにインキ絵
柄層30は、好ましいグラビア印刷法によつて塗
布する際に「ピツクオフ(pick off)」問題、す
なわちインキ絵柄層30を離型層20の上に塗布
する時に離型層20の一部がはく離するという問
題を起さずに塗布が行えるに必要な物理的性質を
有している。さらに離型層20は、インキ絵柄層
30を印刷している間にワツクスが浮き出すこと
や、印刷中にワツクス中にインキがしみ込むこと
を防止し、また印刷後インキがワツクス中に移行
することを防止するという必要な性質をも有して
いる。離型層20の処方はまた、熱転写工程中に
離型層が不均一にはく離することを防ぎ、これに
より、転写工程中における担持体ウエブからの離
型層の転写が不十分であつたりむらが生じたりす
るのを防止する処方である。離型層20はまた、
加熱時に必須である離型性を有している以外に、
冷却時には十分な接着性をも有しており、絵柄層
30を被転写物品へ接着的に付着させて、転写さ
れた絵柄層30上に透明で光沢ある保護コーテイ
ング層を形成する。基体15が物品に転写された
あとで、転写された転写基体15を後火炎処理す
ることにより、離型層20の透明性、平滑性およ
び光沢性が改善される。後火炎処理は、例えば参
考のため本明細書に組込まれた米国特許第
3616015号に記載されている方法のように、直接
のガスの炎または熱風噴流のいずれかの熱ガス噴
射に、ワツクスが再溶融するに十分な時間の間転
写された基体をさらすことによつて行なうことが
できる。後火炎処理の後、層20は環境条件にさ
らされて直ちに再凝固し、透明性が向上した平滑
で光沢あるフイルムを形成する。再凝固した層は
高度に鮮明性と透明性とを有し、転写された絵柄
画像30の周りや表面上のいずれもハローもしく
は曇りが実質上見られない。このため転写された
絵柄画像は著しく鮮明である。従つて、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレートまたは透明
ポリエチレンやポリプロピレンのような光学的に
透明なプラスチツク素材で構成される物品や容器
に対するだけでなく、いろいろな色調を有するプ
ラスチツクやガラス物品に対して積層対5が都合
よく適用される。従来技術による熱転写積層体
は、後火炎処理時に高度の光学的透明性を示す
が、光学的に透明な材料上への転写時にいくらか
の曇りまたはハローが認められるため、光学的に
透明なプラスチツクへの適用には或程度の制限が
あつた。 前述のとおり、熱転写基体に対する有効な離型
コーテイングとして要求される他の全ての物性を
満足すると同時に、曇りまたはハローを実質的に
なくすことが達成された。さらにこの改善は、好
ましい処方中のモンタンろうの量を減少しながら
行われた。モンタンろうは高価な成分であるた
め、本出願人は、離型コーテイング20の好まし
い処方によりコストの十分な節減を実現すること
ができた。 離型層20の好ましい処方は、パラフインろう
およびモンタンを含み、また少量のマイクロクリ
スタリンワツクスをも含むことができるホツトメ
ルトである。これらのワツクスに加えて、この処
方は粘着付与樹脂および適当なバインダーを含ん
でいる。粘着付与樹脂の適切な選択により、パラ
フインワツクスの全体の結晶化度が、他の樹脂や
希釈剤を等量添加することによつて起こる程度よ
りも著しく減少することを、本出願人は全く思い
がけなく見出した。転写された層20の高い鮮明
性及び透明性の原因となる全ての要因については
確実なことは不明であるが、パラフインワツクス
と或程度はマイクロクリスタリンワツクスとの固
有の結晶構造の減少が主な要因であると信じられ
る。熱転写積層体用の離型コーテイングに使用さ
れるある種のワツクス、とくにパラフインワツク
スの、固有の結晶化度が曇り現象の主な原因であ
ることは知られているが、離型層の他の重要な物
性を損うことなく凝固したワツクスの結晶化度を
減少させることは、今迄は不可能であつた。後火
炎処理は転写された画像上に現われる曇りを或程
度減少するのに役立つが、その効果は部分的に減
少させるにすぎず、ワツクス成分の結晶化度を減
少させるものではない。後火炎処理は、転写され
た離型層の表面上の顕微鏡的凹凸を平滑にする効
果があるので、主として、透明性を向上させるた
めに確定されていた。従つて後火炎処理は、光沢
性を有するより平滑で、より均一な表面を作り出
し、転写された離型層の全体の透明性を向上さ
せ、その結果転写された絵柄画像の鮮明性を向上
させる。不透明性または曇りの残りの分は、凝固
したパラフインワツクスの結晶構造と、影響する
度合と遥かに小さいが結晶の大きさが遥かに小さ
い凝固したマイクロクリスタリンワツクスによつ
てひき起されているものと信じられる。 軟化点〔環球法:エー・エス・テイー・エム
(ASTM)E−18〕が約60℃ないし約135℃、好
ましくは約85℃ないし約125℃、もつとも好まし
くは約100℃ないし約125℃である光学的に透明な
非ワツクス性炭化水素重合体で構成されている熱
可塑性粘着付与樹脂を選択することが望ましい。
離型処方に加えられた時に離型層の接着層を向上
させ、かつ全く予期しないことには、凝固したワ
ツクス中の結晶構造の量を減少させるある特殊な
種類の熱可塑性樹脂を本出願人は見出した。この
減少は、他の樹脂または他の希釈剤を同一比率で
添加したワツクスの希釈から予期されるよりも大
巾であつた。ワツクスの全体の結晶度が著しく減
少するため、再凝固時にワツクスの光学的透明性
が向上すると理論づけられる、凝固した離型層は
ガードナー色数が約1ないし約4である。粘着付
与樹脂のガードナー色数は約1ないし約4で、典
型的には約1ないし約3である。 前述の性質を有し、凝固ワツクスにおける結晶
構造量を予期しない程に減少することが確定して
いる粘着付与樹脂の重合体の種類は、透明な非ワ
ツクス水素化炭化水素樹脂である。さらに特定す
ると、環式炭化水素単量体を重合し、ついでポリ
マーを完全に飽和させるため完全に水素化された
生成物である。重合しついで完全に水素化されて
粘着付与成分となる環式炭化水素単量体で適当な
ものは、好ましくはC4ないしC8環式炭化水素単
量体から選ばれる。 好ましい粘着付与樹脂は、シクロペンタジエン
単量体を重合しついで完全に水素化してつくられ
る。シクロペンタジエン単量体を使用してこれを
重合し、ついで完全に水素化したこのタイプの粘
着付与樹脂は、エキソン・ケミカル社(Exxon
Chemical Company)からエスコレツツ
(ESCOREZ)シリーズ樹脂として入手できる。
このエスコレツツ・シリーズの好ましい粘着付与
樹脂はエコレツツ5300樹脂である。この樹脂は無
色透明(ガードナー色数3以下)で、環球法によ
る軟化点は約105℃、比重(60/約16℃(60〓))
1.10、ブルツクフイールド粘度(トルエン70%溶
液、約16℃(60〓))が約130cP、引火点(COC)
が約210℃である。 代替しうる好ましいエスコレツツ樹脂には、い
くらか軟化点が高いエスコレツツ5320樹脂があ
る。この樹脂は無色透明(カードナー色数3以
下)で、環球法による軟化点約125℃、比重
(60/約16℃(60〓))1.10、ブルツクフイールド
粘度(トルエン70%溶液、約16℃(60〓))が約
350cP、引火点約243℃である。さらに代替しう
る好ましい粘着付与樹脂は、スチレン単量体を重
合し、ついで完全に水素化して得られた透明な非
ワツクス性水素化炭化水素樹脂である。この種類
の樹脂は、ハーキユレス化学社(Hercules
Chemical Company)からレガルレツツ
(REGALREZ)なる商標名で入手可能できる。
本発明において粘着付与樹脂として使用するのに
特に適していることが判明した特定のレガルレツ
ツ樹脂はレガルレツツ1126であつて、非常に無色
透明で、環球法による軟化点は約122℃ないし約
130℃、21℃での比重が0.97、酸価が1.0以下、溶
融粘度は209℃で1P、182℃で10P、引火点
(COC)が243℃である樹脂である。 本出願人のワツクス離型層20のためのホツト
メルト処方に前述の種類から選んだ粘着付与樹脂
を用いると、従来技術のワツクス離型処方に使用
されている水素化ロジンのペンタエリトリトール
エステルのような通常の樹脂よりもより多くの利
点を有している。従来の樹脂は時間の経過ととも
に酸化されて、転写された絵柄画像の外観を曇ら
せるようになる。これに反し、離型層20のため
の本発明の処方に採用される粘着付与樹脂は、基
体15が物品上に転写された後、時間が経過して
も酸化されない。 離型層20のための処方に使用するパラフイン
ワツクス成分は、溶融して離型層20に主として
離型性を与える。石油からの誘導品であるパラフ
インワツクスは、典型的には分子量が約254ない
し約450で、C18H38ないしC32H66の範囲の線状飽
和炭化水素から本質的に構成されている。パラフ
インは典型的には約43℃(約110〓)ないし約66
℃(150〓)の融点を有している。(こゝで使用す
る「融点」は滴下融点を指す。)本発明の処方に
使用される好ましいパラフインワツクスは、融点
が約63℃(約145〓)ないし約68℃(約155〓)
の、C26H54からC32H66の範囲の線状飽和炭化水
素である。線状飽和炭化水素であるパラフインワ
ツクスは、板状及び針状の両方、とくに板状に結
晶することで特徴づけられる。他の形の結晶構造
は不規則結晶と称せられるもので板状と針状のい
ずれでもなく、パラフインの結晶構造中に見るこ
とができ、その量は試験されるパラフイン留分の
沸点に依存する。低沸点留点のパラフインワツク
ス、例えば10mm圧で約82℃(約180〓)のもので
は、結晶構造の全てが板状から構成されている。
これよりいくらか高い沸点を有するパラフイン留
分では、板状結晶構造の中に散在している少量の
不規則結晶と針状結晶とが観察できる。一般に、
いかなる沸点範囲のパラフインワツクスにあつて
も板状結晶が優位を占めている。しかしその構造
に関連して分岐の量がいくらか増えると思われる
高融点のパラフインワツクスにおいては、板状結
晶中に散在する不規則結晶と針状結晶との量が増
加するようである。パラフインワツクス中に見い
出される結晶の形状と量とは、結晶性固体を沈澱
させるのに用いられる溶剤または溶媒に関係な
く、試験されるパラフインの固有の沸点範囲によ
つて主に左右される。 離型層20に使用するのに適しているパラフイ
ンワツクスは、主として融点の異なる種々の品位
のものが販売されている。離型層20に使用でき
るパラフインワツクスの市販されている品位のも
のは、通常、精製、半精製、粗製品と名付けられ
ている。これら品位のうち、離型層20の本発明
の処方に使用される好ましいものは精製パラフイ
ンワツクスである。精製パラフインワツクスは多
数の会社から入手できるが、その一つは、オクラ
ホマ州タルサ(Oklahoma.Tulsa)にあるザ・ペ
トロライト社(the Petrolite Corp.)のバレコ
部(Barlco Division)から入手できる。 処方20のマイクロクリスタリン成分は、パラ
フインワツクスより高い融点の飽和炭化水素から
構成されている。マイクロクリスタリンワツクス
は、約478ないし約840の範囲の分子量を有する大
体C34H70からC60H120の間のものを特徴的に含
む。マイクロクリスタリンワツクス(マイクロワ
ツクス)は、分岐鎖の量の増加により特徴づけら
れる。すなわち直鎖分子を含んではいるが、パラ
フインワツクスのように線状の飽和炭化水素では
ない。またパラフインワツクスと比較すると、環
状リング分子をより多く含んでいる。マイクロク
リスタリンワツクスの結晶構造は、パラフインワ
ツクスの板状結晶構造と同一倍率で比較すると、
非常に小さい不確定な形を有して針状結晶と不規
則結晶とを支配的に含んでいる。従つて、マイク
ロクリスタリンワツクスの結晶構造は、溶融ワツ
クスから凝固した場合に小さく且つ不規則であ
る。溶剤中では、マイクロクリスタリンワツクス
は、どのような大きさにしても形の良い結晶形を
示さない。マイクロワツクスはパラフインワツク
ス成分に一定の可塑性を付与し、そしてパラフイ
ンワツクスはむしろ脆く、それ自身ワツクス離型
層にクラツクまたは裂け目を起させる傾向がある
ので、離型層20用の処方にマイクロワツクスを
少量加えるのが有利である。マイクロワツクスは
結晶構造が小さいために、曇りやハロー現象の原
因になる可能性が殆んどない。 マイクロワツクスの種類は、主に融点範囲によ
つて分類されている。例えば、いわゆる硬いマイ
クロワツクスは融点が約88℃(約190〓)ないし
約99℃(約210〓)であり、可塑性のマイクロワ
ツクスは融点が約63℃(約145〓)ないし約79℃
(約175〓)であり、乳化性のクリスタルワツクス
は融点は約88℃(190〓)ないし約107℃(約225
〓)であり、変性マイクロワツクスの融点は約74
℃(約165〓)ないし約104℃(約220〓)である。
これら各種のマイクロワツクスは全て本発明の処
方に採用することができるが、可塑性タイプ〔バ
レコ(BARECO)の名称〕が最も好ましい。本
発明の処方に特に適している市販のマイクロクリ
スタリンワツクスの例としては、ペトロライト社
(Petrolite Corp.)からビクトリア・ホワイト
(Victoria White)なる商標名で市販されてい
る。 離型層20用のモンタンろう成分は、モンタン
酸(C28H56O2)を高濃度に含有していることで
特徴づけられる石炭(褐炭)から得られるワツク
スである。モンタンろうは、離型コーテイング2
0の潤滑性を向上させるだけでなく硬度をも向上
させるのに非常に適した添加剤であることが決定
されている。さらにモンタンろうは転写後の離型
コーテイングの平滑性及び光沢性を増進させる。
またモンタンろうは、紙担持体10への離型コー
テイングの浸透を防止し、転写された絵柄層上に
硬い保護バリヤーコーテイングを形成する。 特に適した種類のモンタンろうは、参考のため
本明細書に組入れた米国特許第3616015号に開示
されているような、酸化され、エステル化され部
分けん化されたモンタンろうである。この種のモ
ンタンろうは、融点(滴下点)は典型的には約50
℃ないし約110℃、けん化価が約25ないし約150、
酸価が約5ないし約40、25℃で5秒間100gで測
定した針入度硬度〔エー・エス・テイー・エム
(ASTM)−D5−52〕が約15以下である。これら
のモンタンろうは比較的高い溶融粘性を有してい
る。酸化され、エステル化され、部分けん化され
たモンタンろうの例としてはヘキスト化学社
(Hoechst Chemical Company)からヘキスト
(Hoechst)OPまたはヘキスト(Hoechst)X55
変性モンタンろうなる商標名で入手できる。ヘキ
ストOP変性モンタンろうは、滴下点〔エー・エ
ス・テイー・エム(ASTM)D127〕が約100℃
(212〓)ないし約105℃(221〓)、凝固点〔エ
ー・エス・テイー・エム(ASTM)D938−49〕
が約74℃(165〓)ないし約79℃(175〓)、酸価
が10ないし15、けん化価が100ないし115である。
ヘキストX55は、滴下点が約98℃(208〓)ない
し約103℃(218〓)、凝固点が約75℃(167〓)な
いし約80℃(176〓)、酸価が10ないし15、けん化
価が90ないし110である。これらワツクスの溶融
粘度は、これらの凝固点より約−4℃(約25〓)
以上高い温度において少なくとも約150cPであ
る。 好ましい離型処方において特に好適なバイダー
はデイーイー・ウイルミントン(DE.
Wilmington)のイー・アイ・デユポン社(E.I.
duPont Company)からエルバツクス(Elvax)
410なる商標名で入手できるようなエチレン−酢
酸ビニル共重合体である。このバイダーは主とし
て離型処方(離型層20)の成分を均一な混合物
に結びつけるのに主に使用され、これによりホツ
トメルトを形成し、溶剤を不要とする。離型処方
の各種の成分は、離型層20の塗布工程の間もし
くは溶融とそれにつづく再凝固の間では全く共重
合しない。エルバツクス40のようなエチレンと
酢酸ビニルとの共重合体バイダーは、ワツクスと
のブレンドにおいて最適の光沢を与えるので、最
も好ましいものである。しかし、エチレンと酢酸
ビニルとの他の共重合体バイダー、例えばエルバ
ツクス210や310も使用することができる。エチレ
ン−酢酸ビニル−アクリル酸のターポリマーであ
るエルバツクス4310のようなエルバツクスシリー
ズの他のバイダーもまた使用に適していることが
測定された。また前述のターポリマーの代りにエ
チレン−アクリル酸共重合体バイダーも使用でき
る。このタイプのバイダーで適当なものは、アラ
イド・ケミカル社(Allied Chemical
Company)からエー・シー(AC)−540なる商標
名で入手できる。 離型層20用の好ましい組成を第1表に示す。
離型層20の特定の処方を第1表に示したが、離
型層20中に存在しうるパラフインワツクスの量
は約15重量%ないし約30重量%、好ましくは約20
重量%ないし約25重量%であることが確定され
た。離型層20中に存在しうるモンタンろうの量
は約15重量%ないし約35重量%であり、粘着付与
樹脂の量は約15重量%ないし約50重量%、好まし
くは約35重量%ないし約45重量%である。モンタ
ンろうと粘着付与樹脂との重量比率は、約0.3/
1ないし約2.3/1の範囲である。 表1のいずれの処方も、表に示された成分を示
された比率で適当な加熱容器に入れ、約121℃
(約250〓)ないし約138℃(約280〓)の温度にお
いて均一なホツトメルト混合物になる迄撹拌する
ことによつつて調製することができる。 任意の所望の寸法と図柄とで担持体10の上に
ローラーまたはグラビヤによつてホツトメルトを
コートするのが好ましい。好ましいグラビア印刷
法でコーテイングする場合、コーテイングの厚さ
は適当なグラビアシリンダーを用いることによつ
て都合よく調節できる。コートされた離型層20
の厚さは好ましくは約0.001インチ以下であるの
が好ましい。他の塗布方式、例えばキヤストコー
テイング法、とくにリバース ローラ塗布法や、
凸版印刷法、およびフレキソ印刷法も採用するこ
とができる。 担持体10上に離型層20をコートした後、水
冷ローラーにさらすとコーテイングは直ちに凝固
する。離型層20が凝固すれば、この層の上に、
通常は先に採用したと同じ塗布方法によつてイン
キ絵柄層30を塗布できる。 離型層20が絵柄層30より広い範囲に塗布さ
れるようにインキ絵柄層30を塗布するのが好ま
しい。インキ絵柄層30は任意の色の通常のイン
キから構成することができる。インキは使用され
ているインキ顔料と相容する樹脂系バイダーベー
スを典型的に含むことができる。インキバイダー
はポリアミド、ポリ塩化ビニル、アクリル、およ
びポリアミドニトロセルローズのような通常の広
範囲な樹脂系ベースの中から選択することができ
る。 装飾される物品に基体15を転写するのを容易
にする接着コーテイング40をインキ層30の上
に上塗りするのが有利である。従つてこの場合
は、第2図に示したように、基体15は離型層2
0、インキ絵柄層30および接着層40から構成
されている。接着層40は熱可塑性ポリアミド接
着剤により適当に構成することができる。好まし
い熱可塑性ポリアミド接着剤は、ミネソタ、ミネ
アポリス(Minnesota、Minneapolis)のヘンケ
ル社(Henkel Corp.)からベルサミド
(VERSAMID)900シリーズなる商標名で入手可
能であるようなジアミンと二量体化脂肪酸との反
応生成物で
【表】 ある。接着層40においては、ポリアミド成分と
ニトロセルローズベースとを組合せるのが有利で
あることが見出されている。 使用に当つては、担持体ウエブ10を典型的に
は約191℃(約375〓)ないし約204℃(約400〓)、
すなわち離型コーテイング20が溶融するのに十
分な温度に加熱する。このためには、離型コーテ
イング20が溶融するのに十分な時間熱板上に積
層体5を乗せることによつて有利に行なうことが
できる。もしくは、積層体5が付与されるべき物
品を、積層体5がその物品に対して押えつけられ
た時に、離型層20が溶融するのに十分に高い温
度に予熱しておくこともできる。 基体15の最上層、例えばインキ絵柄層、また
は場合によつては層40が物品と接触するように
して、加熱された積層体をその物品上に押えつけ
ることによつて積層体5を装飾されるべき物品に
付与する。担持体10の露出面に回転圧を施用し
て基体15の物品上への転写を行なう。それによ
つて離型層20が溶融状態にある間に担持体10
が基体15からはく離され、転写された離型層2
0を通して鮮明に見える絵柄画像を有する基体1
5が物品に永久に付着して残る。短時間環境状態
にさらされた時、離型コーテイング20は凝固
し、転写されたインキ絵柄画像30の上に透明で
平滑な保護層を形成する。 この工程のこの時点における絵柄30の上の塗
膜20の透明度は、米国特許第3616015号に記載
されている工程の同じ時点における転写された離
型層の透明度よりも明らかに高い。転写された基
体15は、必要に応じて後火炎処理にかけられ転
写された塗膜20を再溶融する。これにより転写
された塗膜20の透明度と光沢度とは一層向上
し、その結果転写された絵柄画像30の透明度も
向上する。後火炎処理は、例えば米国特許第
3616015号に記載された方法で、転写されたコー
テイング20を含む転写された基体15を、ワツ
クスを溶融するのに十分な時間、代表的には約
149℃(約300〓)ないし約204℃(約400〓)もし
くはそれ以上の温度において、直接のガス炎また
は熱風噴流のいずれかの熱ガス噴射にあてること
によつて行うことができる。環境の雰囲気にさら
した時に、コーテイング20は再凝固し、曇りも
しくはハロー現象を肉眼では実質上見つけること
はできない程度に高度に鮮明で透明なフイルムを
形成する。転写されたコーテイング20と絵柄画
像30とのが透明であつて、ここに記載の熱転写
性基体はプラスチツクまたはガラスのいかなる物
品の装飾にも実質上使用することができる。例え
ば、基体15は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンおよびポリプロピ
レンのような材料の装飾に良く適している。 本発明を転写性基体に関する特殊な実施態様に
関する範囲内で述べて来たが、本発明を転写性基
体用のある特殊な組成もしくは特殊な層構造に限
定するものではない。転写性基体は、他の塗膜
層、例えばインキ絵柄層と離型層との間にバリヤ
ー層や、複数のインキ絵柄層、もしくはインキ絵
柄層上の別個の接着層などを含むことができる。
本発明はかゝる変形熱転写構造にも等しく適用で
きる。本発明の離型処方は、担持体ウエブのよう
な支持体と接触している任意の熱転写基体用の離
型層として広く適用できることを認識されるべき
である。従つて本発明は、本明細書の記載に限定
されるべきものでよく、むしろ請求の範囲および
それに相当する事項によつて規定にされるもので
ある。
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