JPH0335092Y2 - - Google Patents

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JPH0335092Y2
JPH0335092Y2 JP1985120492U JP12049285U JPH0335092Y2 JP H0335092 Y2 JPH0335092 Y2 JP H0335092Y2 JP 1985120492 U JP1985120492 U JP 1985120492U JP 12049285 U JP12049285 U JP 12049285U JP H0335092 Y2 JPH0335092 Y2 JP H0335092Y2
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chisel
breaker
tree
roots
notch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、先端面中央の凹み部分をカツター
状に形成したチゼルに関し、大きな樹木を根こそ
ぎ除去できるブレーカチゼルに関する。
(従来の技術) 森林の樹木を伐採するには、一般にチエーンソ
ーを用いている。チエーンソーは、2サイクル単
気筒空冷ガソリンエンジンによつて、遠心クラツ
チを介して鋼製案内板の周りのソーチエーンを高
速回転させて樹木の高速切削を行い、装備重量数
Kgの1人用機である。チエーンソーでは、地表に
出た樹木の下端部を切断するために、切断後にお
いて根株はそのまま残存している。
(考案が解決しようとする問題点) チエーンソーによる切断で根株が残存すると、
森林の樹木の伐採後に改めて植林する際に、根株
だけを抜き取りしなければならず、この抜取り作
業は一般に手作業であるので、多数の作業人員お
よび多大の出費と時間を要することになる。また
平地に根株が残存すれば、道路においては歩行者
にとつて危険であるとともに自動車のスムースな
走行を妨害し、家屋やビルなどの建設の際にも障
害となるために、整地作業によつて根株の抜取り
を必要とする場合が多い。
(問題点を解決するための手段) 本考案者は、チエーンソーによる伐採に関する
根株の残存の問題を検討した結果、ブレーカを用
いると樹木を根そこぎ除去できる可能性があるこ
とを見出し、この際にチゼルの形状も重要である
ことが判明した。
この考案に係るチゼル2は、第2図に示すよう
にブレーカ4に着脱可能に取付け、該ブレーカは
第3図に示すように通常ブラケツト6を介してシ
ヨベルカー8に搭載する。第1図に例示するよう
に、チゼル2の前方部10は幅が広くて平たく、
かつ先端面12の中央部が凹んでいる。この凹み
部分14の縁は、カツター状に形成すればよく、
該凹み部分の平面形状はV字形であつても、円弧
状(第5図)や台形状(第6図)などであつても
よく、これによつてカツター部分がチゼル先端面
のほぼ全域に亘る場合もある。
チゼル2の後方部には、ブレーカ4の取付ピン
16が嵌合する切欠き18を設けるけれども、該
切欠きの代りに環状溝などを設けてもよい。チゼ
ル2の長さは、地中へ進入しやすいように通常よ
りも相当に長く定めることも可能である(第6図
参照)。
(作用) チゼル2を取付けたブレーカ4を用い、樹木2
0(第3図)の根元付近を斜め下方へ向かつて打
撃すると、チゼル2はほぼ第3図の二点鎖線に沿
つて進入し、この時にカツター状の凹み部分14
で根を切断していく。樹木20のほぼ全周の根を
切断した後に、該樹木を倒すと、樹木20を根こ
そぎ除去することができる。この除去方法は、根
株すなわち切株だけの場合であつても適用でき
る。樹木20を根こそぎ除去すれば、根株が残存
しないのでその抜取り作業が必要なくなる。
(実施例) この考案を図面に基いて説明すると、第1図に
この考案に係るチゼル2を示す。チゼル2は、た
とえば直径75mm、全長1000mmの円柱体であり、そ
の前方部10はほぼ扇形の平面形状であるから幅
が広く、かつ厚みが先細り状に平らである(第2
図参照)。チゼル2の先端面12は直線状であり、
その中央部にV字形平面の凹み部分14を設け
る。凹み部分14の縁は、薄く鋭くしてカツター
状に形成する。一方、チゼル2の後方部には、所
定の長さの切欠き18を設け、該切欠きの平坦な
底面が前方部14の平面と直交するように位置さ
せて、チゼル2をブレーカ4に取付けた際に、該
チゼルの先端面をシヨベルカー8に対して横一文
字に配置させる(第3図参照)。チゼル2の後端
は、直径が小さくなつた被打撃部21である。
チゼル2は、第2図に示すようにブレーカ4の
ハウジング22の下端開口から挿入し、ついで取
付ピン16をチゼル2の軸線と直交するように装
着する。取付ピン16は、第1図のようにチゼル
2の切欠き18と嵌合するので、チゼル2は着脱
可能に取付けられかつ限定的に上下動可能であ
る。ハウジング22内において、チゼル2の上方
にはピストン24を摺動自在に収納している。ブ
レーカ4へは、ニツプル26を経て作動油を流入
し、切換弁28の移動によつてピストン24を上
下動させて、チゼル2の被打撃部後端面を打撃す
る。ブレーカ4は、第3図に示すようにブラケツ
ト6に垂直に固着し、該ブラケツトをシヨベルカ
ー8のアーム先端部およびバケツトリンクに軸着
することにより、ブレーカ4をシヨベルカー8に
搭載する。
チゼル2で樹木20を除去する場合、第3図に
示すようにブレーカ4を樹木20の根元付近にお
いて斜め下向きに位置させる。ピストン24の打
撃により、チゼル2をほぼ第3図の二点鎖線に沿
つて進め、第4図の二点鎖線で示すようにチゼル
先端面を樹木の中心まで到達させる。この進行の
際に、樹木20の根をチゼル前方部10の凹み部
分14で捕捉してカツターで切断していく。また
シヨベルカー8によつてブレーカ4を移動し、第
4図の2aに例示するようにチゼル2を樹木20
のほぼ全周に亘つて位置させて、一部分30を除
いて樹木20のほぼ全周の根を切断する。最後に
樹木20を第4図の矢印方向に倒し、樹木20を
根こそぎ除去することができる。所望に応じて、
地中に残つた根の残部をチゼル2でさらに切断
し、生じた穴を土砂で埋めて地表を平らにする。
樹木20が比較的細い場合には、第3図の二点鎖
線で示すように樹木20の左右両方向からチゼル
2を進入させて、一部分を除いて樹木20のすべ
ての根を除去してもよい。またシヨベルカー8を
自由に走行できない平地林の場合には、チゼル2
を一方向だけから進行させて樹木の根を除去する
こともある。
第5図はこの考案の変形例を示し、チゼル32
の前方部34は幅が広くて平たく、円弧状平面の
凹み部分36は先端面の全域に亘つている。凹み
部分36の縁は、両端部を除いてほぼ全域でカツ
ター状に形成する。チゼル32を用いると、凹み
部分36の全体で樹木の根をいつそう効果的に捕
捉し、カツターで速やかに切断することができ
る。
第6図は別の変形例を示し、チゼル38の前方
部40は幅が広くて平たく、台形状平面の凹み部
分の縁はカツター状に形成する。チゼル38は、
通常のものよりも長く、地中へ進行させる際によ
り深く進入することが可能であり、樹木の根の切
断にはそれほど過大な応力が発生しないので、チ
ゼル38を中空にしたりまたはより細くして軽量
化を図つてもよい。チゼル前方部40の凹み部分
42は、先端面の両端部を除いてほぼ全域に亘つ
ているので、樹木の根を効果的に捕捉して速やか
に切断する。
(考案の効果) この考案に係るチゼルを用いると、大きな樹木
でも根こそぎ除去することができ、該チゼルを取
付けたブレーカの移動は、シヨベルカーによつて
樹木の全周に亘つて容易に行うことができる。従
つて従来のチエーンソー切断方法と比べると、植
林や整地などの後作業の際に根株の抜取り作業が
不必要になり、この抜取り作業に要する人員と出
費を節約することができる。この考案のチゼル
は、根株すなわち切株だけでも切除できるので、
掘削作業や整地作業などで使用するブレーカに取
付けて、根株を迅速に除くことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るチゼルの正面図、第2
図は第1図のチゼルを取付けたブレーカを例示す
る縦断面図、第3図はシヨベルカーに搭載したブ
レーカによつて樹木の根を切断する態様を示す側
面図、第4図は樹木の根の切断方法を概略的に示
す説明図、第5図はチゼルの変形例を示す部分正
面図、第6図はチゼルの別の変形例を示す正面図
である。 2……チゼル、4………ブレーカ、6……ブラ
ケツト、8……シヨベルカー、10……チゼル前
方部、12……チゼル先端面、14……凹み部
分、16……取付ピン、18……切欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ブレーカに着脱自在に取付ける大型のチゼル
    であつて、幅が広くて平たくかつ先端面の中央
    部が凹み、その凹み部分の縁をカツター状に形
    成する前方部と、チゼルの取付ピンの直径より
    も幅の大きい切欠きを軸方向に設け且つブレー
    カのハウジングの下端開口径と対応する直径で
    ある円柱形の後方部とからなり、その後方部を
    ブレーカのハウジングの下端開口から挿入し、
    軸線と直交する取付ピンを前記切欠きと嵌合さ
    せて限定的に上下動可能に設置するとともに、
    該ブレーカのブラケツトを介してシヨベルカー
    に搭載する樹木の根切り用チゼル。 2 先端面中央の凹み部分がV字形平面である実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のチゼル。
JP1985120492U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH0335092Y2 (ja)

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JP1985120492U JPH0335092Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JP1985120492U JPH0335092Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JPS6227454U JPS6227454U (ja) 1987-02-19
JPH0335092Y2 true JPH0335092Y2 (ja) 1991-07-25

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JPS5130080U (ja) * 1974-08-27 1976-03-04

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