JPH0334903Y2 - - Google Patents

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JPH0334903Y2
JPH0334903Y2 JP923786U JP923786U JPH0334903Y2 JP H0334903 Y2 JPH0334903 Y2 JP H0334903Y2 JP 923786 U JP923786 U JP 923786U JP 923786 U JP923786 U JP 923786U JP H0334903 Y2 JPH0334903 Y2 JP H0334903Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は貫通形変流器に関し、詳しくは配電線
路での地絡故障時に発生する漏洩電流を検出する
変流器に関するものである。
従来の技術 一般に、配電線路での地絡故障保護は、各配電
線路に取付けられた零相変流器で、地絡故障が発
生した配電線路に流れる漏洩電流を検出し、これ
により上記零相変流器で得られた零相電流を地絡
継電器方向に入力して該継電器を動作させる。こ
の地絡方向継電器の動作によつて、地絡故障が発
生した配電線路を他の正常な配電線路から遮断し
て地絡故障を除去する。
上記零相変流器には、その用途に応じて貫通形
や分割形等、種々のタイプのものであり、以下、
例えば貫通形の零相変流器の構造例を第7図を参
照しながら説明する。同図に示すように零相変流
器1は、パーマロイ等の強磁性体からなる環状の
鉄心2に導電性の線材3を巻装して検出用の二次
巻線3′を形成し、この二次巻線3′が装着された
鉄心2をエポキシ樹脂等でモールドした、貫通穴
4を有する環状本体5で構成されている。尚、図
示しないが上記鉄心2及び二次巻線3′は、適宜
のシールド構造によつて絶縁性が保持されてい
る。
上記環状本体5の外周面側部に二次端子部6を
設け、各二次端子7a〜7dには、前記二次巻線
3′の巻始め端及び巻終わり端が電気的に接続さ
れる。尚、図では4個の二次端子7a〜7dが設
けられており、このうち、2個の二次端子7a,
7bは検出用の上記二次巻線3′に接続され、他
の2個の二次端子7c,7dは、定期点検時に使
用する試験用の二次巻線(図示せず)に接続され
る。
また、上記二次端子部6には、該二次端子部6
を保護するための透明カバー8が3本の螺子a,
a,aより固着され、この透明カバー8の側壁に
開設された窓部9(図では上方開口)から、二次
端子部6の各二次端子7a,7bに接続する外部
引出し用のリード線10a,10bが導出され
る。
更に前記環状本体5の外周面底部に設けられた
取付面11に、帯板状の脚片12を螺子b,bに
より固着する。この脚片12の彎曲成形された両
端部には、後述するように零相変流器1を所定の
箇所に取付けるための螺子止め用切欠き13,1
3が形成されている。
次に上記零相変流器1の組付け状態例を第8図
及び第9図を参照しながら説明すると、同図に示
すように建造物等の壁面上や配電盤内などに配置
された複数の配電線路F1,F2(図では2本のみを
示す)に零相変流器1,1を夫々組付ける。上記
配電線路F1,F2が単相2線式の場合は2本の電
線f1,f1、f2,f2が配設され、またた3相或いは
単相3線式の場合は3本の電線が配設される。例
えば配電線路F1,F2が単相2線式の場合、同図
に示すように2本の電線f1,f1,f2,f2を各零相
変流器1,1の環状本体5,5の貫通穴4,4に
挿通させ、この状態で各零相変流器1,1の脚片
12,12を、その両端部の切欠き13,13
(第7図参照)に螺子c,c…を嵌め込んだ状態
で、壁面等の被取付面14に固定する。上述のよ
うにして組付けられた零相変流器1,1の二次端
子部6,6の各二次端子7a,7b…に、透明カ
バー8,8をはずした状態で、外部引出し用のリ
ード線10a,10b…の一端を接続してその後
上記透明カバー8,8を装着し、図示しないが上
記リード線10a,10b…の他端を地絡方向継
電器に接続する。これにより前述したように地絡
故障が発生した電線線路F1,F2に流れる漏洩電
流を零相変流1,1で検出し、その配電線路F1
F2に対応する地絡方向継電器を動作させて地絡
故障保護が行われる。
考案が解決しようとする問題点 ところで、従来の零相変流器1では、建造物の
壁面上や配電盤内等に配設された各配電線路F1
F2に組付けた状態での二次端子部6,6の配置
方向が一方向に規制されている。即ち、第8図及
び第9図に示すように各零相変流器1,1の上記
二次端子部6,6が環状本体5,5の側方に常に
配置されることになる。ここで上記各配電線路
F1,F2は、配線スペースや配電盤のコンパクト
化のため、その間隔を小さくして近接配置される
のが通常である。その結果、零相変流器1の組付
け時、二次端子6の検出用二次端子7a,7b
に、外部引出し用のリード線10a,10bを接
続するに際して、隣接する零相変流器1や配電線
路F2が邪魔となり、上記接続作業に困難性及び
危険性を伴うという問題点があつた。これは配電
線路の数が増加し、零相変流器の組付け個数が増
加すればより顕著となる。また、上記問題点は上
記零相変流器1の組付け時に限らず、その組付け
後の零相変流器1の保守点検時において、二次端
子部6の試験用二次端子7c,7dに、外部引出
し用のリード線を接続する際にも発生する。
そこで本考案の目的は、零相変流器の二次端子
部への外部引出し用のリード線の接続作業性を改
善することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は前記問題点に鑑みて提案されたもの
で、上記目的を達成するための技術的手段は、環
状の鉄心に導電性の線材を巻装し樹脂モールドし
てなる環状本体の外周部に、その周方向に沿つて
複数の取付面を形成し、該取付面の内の1つに脚
片を選択的に着脱自在に固着したものである。
作 用 本考案に係る貫通形変流器によれば、配電線路
の配置状態に応じて、環状本体の取付面を選択し
てその取付面に脚片を装着し、上記環状本体の二
次端子部を所望の方向に配置した状態で、貫通形
変流器を組付けることが可能となる。これにより
隣接する貫通形変流器や配電線路に邪魔されるこ
となく、二次端子部に外部引出し用リード線を接
続することが容易となる。
実施例 本考案に係る貫通形変流器の一実施例を第1図
乃至第6図を参照しながら説明する。本考案の特
徴は、第1図に示すように貫通形変流器、例えば
零相変流器15の環状本体16にある。但し、こ
の環状本体16の内部構造については、第7図に
示すように従来と同様でパーマロイ等の強磁性体
からなる環状の鉄心2に検出用の二次巻線3′及
び試験用の二次巻線(図示せず)を形成し、適宜
のシールド構造を介してこれをエポキシ樹脂等で
モールドした、貫通穴4を有するものである。
本考案における環状本体16では、その外周面
底部と、この外周面底部から周方向に沿つて略
90゜離隔した外周面側部とに第1、第2の取付面
17,18を形成し、従来と同一形状の脚片12
を上記第1、第2の取付面17,18のいずれか
に選択的に螺子b,bで着脱自在に固着する。
また、環状本体16の外周面側部に設けられた
二次端子部6も、従来と同様に4個の二次端子7
a〜7dからなり、各二次端子7a〜7dは検出
用及び試験用の二次巻線の巻始め端及び巻終わり
端に接続されている。一方、従来と異なり、この
二次端子部6を保護するための透明カバー19
は、2本の螺子a′,a′により上記二次端子部6に
着脱自在に固着され、その透明カバー19を180゜
反転させて二次端子部6に螺子止めすれば、透明
カバー19の窓部20を2方向(図では上下方
向)に開口するように設定できる。
次に上記零相変流器15の組付け状態例を第2
図乃至第6図を参照しながら説明すると、まず、
第2図及び第3図に示すように建造物の壁面上や
配電盤内等の零相変流器の被取付面21に対し
て、、複数の配電線路F1,F2(図では2本のみを
示す)が平行配置されている場合には、第1図に
示す環状本体16の第2の取付面18に脚片12
を螺子止めした上で零相変流器15,15を被取
付面21に組付ける。即ち、電線f1,f1,f2,f2
を各零相変流器15,15の環状本体16,16
の貫通穴4,4に挿通させ、この状態で従来と同
様に各零相変流器15,15の脚片12,12
を、螺子c,c…で上記被取付面21に固定す
る。この時、各零相変流器15,15の二次端子
部6,6が配電線路F1,F2の配列方向と直交す
る方向(第3図上方)に配置されるため、上記二
次端子部6,6の各二次端子7a,7b…に外部
引出し用リード線10a,10bを、隣接する零
相変流器15,15や配電線路F1,F2に邪魔さ
れることなく接続することができる。また前述し
たように透明カバー19,19の取付け状態を変
更することが可能であるため、第3図に示すよう
に二次端子部6,6からのリード線10a,10
bの取出し方向(図示右側方向)が、第4図に示
すように透明カバー19の取付け状態を180゜反転
により変更すれば窓部20を反対方向(図示右側
方向)に配置することができて、2方向いずれか
らでもリード線10a,10bが取出せるように
設定することが可能である。
更に第5図及び第6図に示すように零相変流器
15の被取付面22に対して、配電線路F1,F2
が直交配置されている場合には、第1図に示す環
状本体16の第1の取付面17に脚片12を螺子
止めした上で零相変流器15,15を被取付面2
2,22に組付ける。この零相変流器15,15
の組付けは、第2図及び第3図で説明した場合と
同様にして被取付面22に零相変流器15,15
の脚片12,12を螺子c,c…で固定する。こ
の時も、零相変流器15,15の二次端子部6,
6が配電線路F1,F2の配列方向と直交する方向
(第6図上方)に配置されるため、二次端子部6,
6の各二次端子7a,7bに外部引出し用のリー
ド線10a,10bを、隣接する零相変流器1
5,15や配電線路F1,F2に邪魔されることな
く接続することができる。また前述の場合と同様
に、二次端子部6,6からのリード線10a,1
0bの取出し方向は、透明カバー19,19の取
付け状態を変更して窓部20,20を180゜反対方
向に配置することにより2方向(第6図左右方
向)いずれにも設定することが可能である。
尚、上記実施例では環状本体16の外周部に、
その周方向に沿つて略90゜間隔で2つの取付面1
7,18を形成しているが、本考案はこれに限定
されることなく、例えば略60゜間隔で3つの取付
面を形成してもよく、要するに上記環状本体16
の外周部に複数の取付面を有する。また本考案
は、上記零相変流器以外の貫通形変流器に適用可
能であるのは勿論である。
考案の効果 本考案に係る貫通形変流器によれば、環状本体
の外周部に、その周方向に沿つて複数の取付面を
形成し、該取付面に脚片を選択的に着脱自在に固
着するようにしたから、貫通形変流器の組付けに
際して、上記環状本体の二次端子部を所望の方向
に配置することが可能となる。これにより二次端
子部での配線接続作業が容易且つ安全に行えてそ
の作業性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る貫通形変流器の一実施例
を示す組立分解斜視図、第2図は第1図の貫通形
変流器の組付け状態例を示す平面図、第3図は第
2図のA矢視図、第4図は透明カバーの取付状態
の変更例を示す側面図、第5図は第1図の貫通形
変流器の他の組付け状態例を示す平面図、第6図
は第5図のB矢視図である。第7図は貫通形変流
器の従来例を示す一部断面を含む組立分解斜視
図、第8図は第7図の貫通形変流器の組付け状態
例を示す平面図、第9図は第8図のC矢視図であ
る。 2……鉄心、3……線材、12……脚片、15
……貫通形(零相)変流器、16……環状本体、
17,18……取付面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の鉄心に導電性の線材を巻装し樹脂モール
    ドしてなる環状本体の外周部に、その周方向に沿
    つて複数の取付面を形成し、該取付面の内の1つ
    に脚片を選択的に着脱自在に固着したことを特徴
    とする貫通形変流器。
JP923786U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0334903Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP923786U JPH0334903Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JP923786U JPH0334903Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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Publication Number Publication Date
JPS62122325U JPS62122325U (ja) 1987-08-03
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JPH08746Y2 (ja) * 1990-03-14 1996-01-10 三菱電機株式会社 変流器
JP2010199108A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Diamond Electric Mfg Co Ltd 点火コイル、及び、点火コイルの製造方法

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